JP2008114390A - 塗布具 - Google Patents
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Abstract
【目的】 長期間の保管後の使用および、塗布液として、高揮発性溶剤を主溶剤とし速乾性がある修正液を用いた場合における、塗布液の吐出不良の問題を解消する塗布具を提供する。
【構成】 押圧力を受けることにより変形し、スリット状のインキ吐出口を開口するゴム状弾性体製の塗布先の内側に、被塗布面に押し付けられることにより塗布先が変形した際にインキ吐出口に没入する部材を配置した。
【選択図】 図1
【構成】 押圧力を受けることにより変形し、スリット状のインキ吐出口を開口するゴム状弾性体製の塗布先の内側に、被塗布面に押し付けられることにより塗布先が変形した際にインキ吐出口に没入する部材を配置した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、塗料、絵の具、インキ、修正液、糊、接着剤、化粧液、薬剤、補修剤、コーティング剤などを収容し、塗布する塗布具に関する。
塗布液収容室の塗布液を直接または接続部材を介して塗布先に接続する塗布具として、例えば、特許文献1には、塗布先が変形可能なエラストマーよりなり、この塗布先の変形により、開放、閉塞する切り込みによる塗布液通孔を配置した塗布具が開示されている。
実開昭61−85485号公報
特許文献1に記載されているものでは、塗布液通孔は切り込みにより形成されているので、閉塞時に接触している同材質は次第に接着するというエラストマーの性質上、長期間の保管後塗布液通孔が容易に開放せず、塗布液の吐出不良が発生してしまうという問題点があった。
また、塗布液として、高揮発性溶剤を主溶剤とし速乾性がある修正液を用いた場合には、塗布液通孔が修正液の乾燥物によって接着し、通常の使用においても、塗布液の吐出力や押圧変形の繰り返し程度の力では、容易に開放せず、塗布液の吐出不良が発生してしまうという問題点があった。
また、塗布液として、高揮発性溶剤を主溶剤とし速乾性がある修正液を用いた場合には、塗布液通孔が修正液の乾燥物によって接着し、通常の使用においても、塗布液の吐出力や押圧変形の繰り返し程度の力では、容易に開放せず、塗布液の吐出不良が発生してしまうという問題点があった。
本発明は、押圧力を受けることにより変形し、スリット状のインキ吐出口を開口するゴム状弾性体製の塗布先の内側に、被塗布面に押し付けられることにより塗布先が変形した際にインキ吐出口に没入する部材を配置した塗布具を要旨とする。
被塗布面に押し付けられることにより塗布先が変形した際にインキ吐出口に没入する部材を配置したので、インキ吐出口を強制的に開かせることができると共に、該部に乾燥した塗布液などがあっても、強制的に排除することができる。
本発明の塗布具は塗布液収容室を内部に設けた容器の前方に塗布先を固定して、容器の押圧によって塗布液を塗布先から吐出させるものに好適に用いられる。容器はナイロン等の合成樹脂で、ブロー成型で成形された比較的肉薄の中空容器で、内部に使用される液体は、筆記・描画用インキ、修正液、のり、液状化粧料など使用可能であるが、インキとしては、特にメチルシクロヘキサン、シクロペンタン、イソヘキサン、エチルシクロヘキサン、イソプロピルアルコールなどといった高揮発性溶剤を主溶剤とし、酸化チタン等の顔料を含有した修正液に好適に用いられ、場合によっては塗布液収容室内に、固形化した顔料を強制的に分散する撹拌体を用いることもある。容器を外側から押圧することによって、容器内の内圧を高めて容器内の塗布液を、容器内と連通した塗布先内部に移行し、塗布先から吐出させるものである。
このような塗布具は例えば図1に示すような形態を備える。即ち合成ゴムや、熱可塑性エラストマーなどのエラストマーでできた弾性変形可能な塗布先1がPBT等の合成樹脂でできた先軸4を介して容器5にネジ螺合で連結されている。塗布先1の先端面1aには切り込み状に貫通させたインキ吐出口1bを形成し、塗布液の吐出口となるとともに不使用時には密閉し、インキの乾燥を防止する。インキ吐出口の後部には合成樹脂や、金属等で形成された部材である棒状物2が配置され、棒状物の後部側が先軸に固定されている。棒状物2には、塗布先が塗布時に紙面等に触れた圧力によって変形して後退した時の規制部2bが形成されており、塗布先の後退を阻止している。また塗布先が変形した位置で、インキ吐出口に、棒状物2の先端が没入して開口する。棒状物2の先端はインキ吐出口が変形しやすいようにインキ吐出口方向に縮径した形状が好適である。尚、不使用時には、インキ吐出口の乾燥防止を目的として、キャップ6が先軸の外側に密閉嵌合している。
以下、図面に基づき一例を説明する。
図2は本発明における塗布具のキャップを外した部分断面図である。
塗布先1は、先軸4を介して容器5に固定されている。さらに塗布先1には図3に示すように先端が縮径した面に一文字状のインキ吐出口1bが設けられている。インキ吐出口1bの後端面1aに棒状物2が配置され、棒状物2は固定管3を介して先軸4に固定されている。さらに棒状物2は、図4に示す様に、段部2bが設けられ、塗布先1の後退を規制している。また棒状物2の先端は塗布先1に向かって縮径した突起2aが設けられる。
次に塗布先1と棒状物2の動作について説明する。
図5は、図2のI部拡大図で、インキ吐出口1bに突起部2aが没入した状態を示しており、図6は図5のII−II’断面図である。塗布先1が塗布面の押圧変形によって後退するにともない、棒状体の突起部がインキ吐出口の後端面1aに形成された切り込み状のインキ吐出口1bに没入し、インキ吐出口1bが開口する。
図2は本発明における塗布具のキャップを外した部分断面図である。
塗布先1は、先軸4を介して容器5に固定されている。さらに塗布先1には図3に示すように先端が縮径した面に一文字状のインキ吐出口1bが設けられている。インキ吐出口1bの後端面1aに棒状物2が配置され、棒状物2は固定管3を介して先軸4に固定されている。さらに棒状物2は、図4に示す様に、段部2bが設けられ、塗布先1の後退を規制している。また棒状物2の先端は塗布先1に向かって縮径した突起2aが設けられる。
次に塗布先1と棒状物2の動作について説明する。
図5は、図2のI部拡大図で、インキ吐出口1bに突起部2aが没入した状態を示しており、図6は図5のII−II’断面図である。塗布先1が塗布面の押圧変形によって後退するにともない、棒状体の突起部がインキ吐出口の後端面1aに形成された切り込み状のインキ吐出口1bに没入し、インキ吐出口1bが開口する。
図7に他の一例を示す。
切り込み状のインキ吐出口6aを形成した塗布先6の後部に、塗布先6の後部への抜けを防止する塗布先固定部材8を先軸9に固定し、インキ吐出口6aの後部に棒状物7を配置するとともに、棒状物7の肩部7aが塗布先固定部材8に当接するようにバネ12で前方に不勢されている。部材7の後部は径方向の遊びが大きくない程度に規制したガイド部材11が設けられており、バネ12の後端はガイド部材11の前端面に当接している。したがって棒状物7と塗布先固定部材8が当接することによって密閉し、容器10内の内圧上昇による不用意なインキの吐出が防止できる。
切り込み状のインキ吐出口6aを形成した塗布先6の後部に、塗布先6の後部への抜けを防止する塗布先固定部材8を先軸9に固定し、インキ吐出口6aの後部に棒状物7を配置するとともに、棒状物7の肩部7aが塗布先固定部材8に当接するようにバネ12で前方に不勢されている。部材7の後部は径方向の遊びが大きくない程度に規制したガイド部材11が設けられており、バネ12の後端はガイド部材11の前端面に当接している。したがって棒状物7と塗布先固定部材8が当接することによって密閉し、容器10内の内圧上昇による不用意なインキの吐出が防止できる。
1、6 塗布先
1b、6a インキ吐出口
1c 塗布先先端面
1a 塗布先後端面
2、7 棒状物
2a 突起部
3 固定管
4、9 先軸
5、10 容器
7a 肩部
8 塗布先固定部材
11 ガイド部材
12 バネ
1b、6a インキ吐出口
1c 塗布先先端面
1a 塗布先後端面
2、7 棒状物
2a 突起部
3 固定管
4、9 先軸
5、10 容器
7a 肩部
8 塗布先固定部材
11 ガイド部材
12 バネ
Claims (1)
- 押圧力を受けることにより変形し、スリット状のインキ吐出口を開口するゴム状弾性体製の塗布先の内側に、被塗布面に押し付けられることにより塗布先が変形した際にインキ吐出口に没入する部材を配置した塗布具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006297196A JP2008114390A (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006297196A JP2008114390A (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 塗布具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008114390A true JP2008114390A (ja) | 2008-05-22 |
Family
ID=39500772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006297196A Pending JP2008114390A (ja) | 2006-10-31 | 2006-10-31 | 塗布具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008114390A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110712458A (zh) * | 2019-10-10 | 2020-01-21 | 梁琳莉 | 一种可快速干燥的文字涂改装置及涂改方法 |
JP2020168782A (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-15 | 山中 和江 | ペン先 |
-
2006
- 2006-10-31 JP JP2006297196A patent/JP2008114390A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020168782A (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-15 | 山中 和江 | ペン先 |
JP7034115B2 (ja) | 2019-04-02 | 2022-03-11 | 山中 和江 | ペン先 |
CN110712458A (zh) * | 2019-10-10 | 2020-01-21 | 梁琳莉 | 一种可快速干燥的文字涂改装置及涂改方法 |
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