以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は電子機器の一具体例すなわち携帯電話端末装置11を概略的に示す。この携帯電話端末装置11は送話器12と受話器13とを備える。送話器12の一端と受話器13の一端とは任意の水平軸14回りで連結される。受話器13は送話器12に対して水平軸14回りで揺動することができる。
送話器12は本体筐体15を備える。本体筐体15内には後述の基板モジュールが組み込まれる。基板モジュールには例えばCPU(中央演算処理装置)やメモリといった処理回路が組み込まれる。
本体筐体15には水平軸14に平行に広がる平坦面が規定される。この平坦面にはオンフックボタンやオフフックボタン、ダイヤルキーといった操作ボタン16が埋め込まれる。操作ボタン16の操作に応じてCPUは様々な処理を実行する。本体筐体15は例えば強化樹脂材料から成形されればよい。
受話器13はディスプレイ用筐体17を備える。ディスプレイ用筐体17には水平軸14に平行に広がる平坦面が規定される。この平坦面には液晶ディスプレイ(LCD)パネルユニット18といった平面ディスプレイパネルユニットが組み込まれる。平坦面にはディスプレイ用開口19が区画される。LCDパネルユニット18の画面はディスプレイ用開口19に臨む。LCDパネルユニット18の画面にはCPUの処理動作に応じて様々なテキストやグラフィックが表示される。ディスプレイ用筐体17は例えば強化樹脂材料から成形されればよい。
受話器13の平坦面および水平軸14の位置関係は送話器12の平坦面および水平軸14の位置関係を反映する。その結果、受話器13が送話器12に対して水平軸14回りで揺動すると、受話器13および送話器12は平坦面同士で重ね合わせられることができる。こうして携帯電話端末装置11は閉じられる。操作ボタン16やLCDパネルユニット18は保護される。
図2に示されるように、基板モジュール21は2枚のプリント基板ユニット22、22を備える。個々のプリント基板ユニット22ではリジッドプリント配線基板23に電子部品24が実装される。電子部品24には前述のCPUやメモリが含まれる。リジッドプリント配線基板23は相互に平行に配置される。リジッドプリント配線基板23同士はフレキシブルプリント配線基板25で相互に電気的に接続される。フレキシブルプリント配線基板25は個々のリジッドプリント配線基板23、23に個別に重ね合わせられる。
図3に示されるように、リジッドプリント配線基板23は基板本体26を備える。基板本体26は不透明なリジッド基板で構成されればよい。こういった基板本体26は例えばガラス繊維で強化されたエポキシ樹脂から成形されればよい。基板本体26の表面には複数列の第1電極27が形成される。第1電極27は例えば0.1mm〜0.5mmピッチで配列される。第1電極27の配線幅と間隔とは同寸に設定される。第1電極27は基板本体26の表面で露出する。第1電極27は例えば銅といった導電材料から形成される。
基板本体26の表面には配線パターン(図示されず)が形成される。配線パターンは個々の第1電極27に接続される。第1電極27は配線パターンに連続すればよい。基板本体26の表面には例えば絶縁性の保護膜28が形成される。保護膜28は配線パターンに覆い被さる。配線パターンは例えば銅といった導電材料から形成される。保護膜28は例えばエポキシ樹脂あるいはポリイミドといった絶縁性の樹脂材料から形成される。
基板本体26の表面には第1認識マーク29、29が描かれる。第1認識マーク29、29はフレキシブルプリント配線基板25の縁25a、25aで分断される。ここでは、縁25a、25a同士は第1電極27に平行に並列に延びる。第1認識マーク29、29の一部は基板本体26の表面で露出する。同時に、第1認識マーク29、29の残部はフレキシブルプリント配線基板25に覆われる。
フレキシブルプリント配線基板25は基板本体31を備える。基板本体31は半透明のフレキシブル基板から構成されればよい。こういった基板本体31は例えばポリイミドやPC、PET、PENといった樹脂材から成形されればよい。基板本体31の表面には複数列の第2電極32が形成される。第2電極32は第1電極27の配置に応じて配置される。すなわち、フレキシブルプリント配線基板25上の第2電極32はリジッドプリント配線基板23上の第1電極27に個別に接続される。
基板本体31の表面には第2認識マーク33、33が描かれる。第2認識マーク33はフレキシブルプリント配線基板25すなわち基板本体31の縁25a、25aで途切れる。こうして第2認識マーク33、33は第1認識マーク29、29に繋ぎ合わせられる。第1認識マーク29および第2認識マーク33は連続する規定の幾何学模様を構成する。ここでは、第1および第2認識マーク29、33は協働で矩形の輪郭線を描き出す。
フレキシブルプリント配線基板25は裏返しでリジッドプリント配線基板23の表面に重ね合わせられる。すなわち、フレキシブルプリント配線基板25の表面はリジッドプリント配線基板23の表面に向き合わせられる。こうしてフレキシブルプリント配線基板25上の第2電極32はリジッドプリント配線基板23上の第1電極27に向き合わせられる。このとき、フレキシブルプリント配線基板25の基板本体31は半透明に形成されることから、フレキシブルプリント配線基板25の裏面から第2電極32や第2認識マーク33は透ける。フレキシブルプリント配線基板25の裏面から第2電極32や第2認識マーク33は可視化される。その一方で、フレキシブルプリント配線基板25の裏面からリジッドプリント配線基板23上の第1電極27や第1認識マーク29は不可視化される。第1電極27や第1認識マーク29の一部はフレキシブルプリント配線基板25の陰に隠れる。
フレキシブルプリント配線基板25およびリジッドプリント配線基板23の間には異方性の導電接着剤34が挟み込まれる。図4からも明らかなように、導電接着剤34は対応する電極27、32同士を相互に接着する。導電接着剤34は例えばエポキシといった熱硬化性樹脂から構成される。熱硬化性樹脂中に導電粒子が分散する。導電粒子は電極27、32同士の間に挟み込まれる。電極27、32同士の間で導通する。隣接する電極27、27、32、32同士は樹脂の働きで絶縁される。
次に基板モジュール21の製造方法を簡単に説明する。製造にあたってリジッドプリント配線基板23およびフレキシブルプリント配線基板25は用意される。図5に示されるように、リジッドプリント配線基板23では基板本体26の表面に複数列の第1電極27および第1認識マーク29が形成される。第1電極27および第1認識マーク29は同一の配線パターン層として形成される。すなわち、第1電極27および第1認識マーク29は1つのマスクパターンに基づき同時に形成される。したがって、第1認識マーク29は第1電極27の配列に対して高い精度で位置決めされることができる。
第1電極27は第1方向FDに平行に直線上を延びる。第1認識マーク29は完全な幾何学模様として描かれる。この幾何学模様は、第1方向FDに直交する第2方向SDに延びる1対の第1平行線29a、29aと、第1方向FDに延びる1対の第2平行線29b、29cとを備える。第1および第2平行線29a、29a、29b、29cで矩形の輪郭線が描かれる。2つの第1認識マーク29、29同士は第2方向SDに所定の間隔で配置される。
図6に示されるように、フレキシブルプリント配線基板25では基板本体31の表面に複数列の第2電極32および第2認識マーク33が形成される。第2電極32および第2認識マーク33は同一の配線パターン層として形成される。すなわち、第2電極32および第2認識マーク33は1つのマスクパターンに基づき同時に形成される。こうして第2認識マーク33は第2電極32の配列に対して高い精度で位置決めされることができる。
第2電極32は第1方向FDに平行に直線上を延びる。第2電極32同士の間隔は第1電極27同士の間隔に一致する。第2認識マーク33は幾何学模様の一部で構成される。第2認識マーク33は、第1方向FDに直交する第2方向SDに延びる1対の平行線33a、33aと、第1方向FDに平行に延びる線分33bとを備える。平行線29a、29aおよび線分33bで矩形の輪郭の一部が描かれる。平行線29a、29aはフレキシブルプリント配線基板25すなわち基板本体31の縁25aで途切れる。線分33b同士の間隔はリジッドプリント配線基板23上の第2平行線29c、29c同士の間隔に一致する。しかも、第2電極32の配列および第2認識マーク33の位置関係と、第1電極27の配列および第1認識マーク29の位置関係との間には鏡像関係が成立する。すなわち、フレキシブルプリント配線基板25の裏側から観察される第2電極32の配列および第2認識マーク33の位置関係は第1電極27の配列および第1認識マーク29の位置関係を反映する。
リジッドプリント配線基板23およびフレキシブルプリント配線基板25は例えば圧着装置に装着される。圧着装置では例えばリジッドプリント配線基板23は水平な支持台に固定される。図7に示されるように、リジッドプリント配線基板23の表面には例えばシート状の導電接着剤34が配置される。導電接着剤34は第1電極27に覆い被さる。第1認識マーク29、29は導電接着剤34の周囲で露出を維持する。
フレキシブルプリント配線基板25は支持機構に取り付けられる。図8に示されるように、支持機構はリジッドプリント配線基板23の表面にフレキシブルプリント配線基板25の表面を向き合わせる。第2電極32は導電接着剤34に向き合わせられる。支持機構はリジッドプリント配線基板23の表面に沿って水平方向に微小変位でフレキシブルプリント配線基板25を移動させることができる。
いま、例えば図8に示されるように、フレキシブルプリント配線基板25がリジッドプリント配線基板23に対して第2方向SDにずれると、第2認識マーク33の線分33bと第1認識マーク29の第2平行線29bとの間隔が規定の大きさから逸脱する。したがって、支持機構の働きでフレキシブルプリント配線基板25が第2方向SDに沿って移動すれば、こういった第2方向SDの位置ずれは解消されることができる。2つの幾何学模様は同一の形状に形成されることから、2つの幾何学模様の大きさが相対的に比較されると、比較的に簡単に第2方向SDの位置ずれは解消されることができる。
同様に、例えば図9に示されるように、フレキシブルプリント配線基板25がリジッドプリント配線基板23に対して第1方向FDにずれると、第2認識マーク33の平行線33aと第1認識マーク29の第1平行線29aとの間で連続性が阻害される。したがって、支持機構の働きでフレキシブルプリント配線基板25が第1方向FDに沿って移動すれば、こういった第1方向FDの位置ずれは解消されることができる。しかも、第2認識マーク33の平行線33aと第1認識マーク29の第1平行線29aとの間で平行が確立されれば、リジッドプリント配線基板23に対してフレキシブルプリント配線基板25の相対回転は解消されることができる。
一般に、フレキシブルプリント配線基板25の縁25aには製造段階で形状誤差が生じる。縁25aは第2電極32に対して高い精度で位置合わせされるわけではない。前述の第2認識マーク33では第2電極32に対して高い精度で線分33bは形成される。したがって、縁25aの形状誤差に関係なく、第2認識マーク33の線分33bが第1認識マーク29の第2平行線29bに対して位置決めされれば、確実に第2電極32は第2方向SDに沿って対応の第1電極27に正確に位置合わせされることができる。しかも、こうして高い位置精度で確立される線分33bや第2平行線29bに基づき平行線33aや第1平行線29aは描かれる。したがって、縁25aの形状誤差に関係なく、第2認識マーク33の平行線33aが第1認識マーク29の第1平行線29aに対して位置決めされれば、確実に第2電極32は第1方向FDに沿って対応の第1電極27に正確に位置合わせされることができる。
こうして第2認識マーク33は第1認識マーク29に繋ぎ合わせられる。第1認識マーク29の第1平行線29aと第2認識マーク33の平行線33aとは連続する規定の直線をそれぞれ構成する。こうして第2認識マーク33と第1認識マーク29とで連続する幾何学模様が完成すれば、第2電極32は高い精度で対応の第1電極27に向き合わせられることができる。位置合わせが完了すると、導電接着剤34上でフレキシブルプリント配線基板25に圧着ヘッドが押し付けられる。圧力が加えられると、第1電極27および対応の第2電極32の間に導電接着剤34中の導電粒子が挟み込まれる。熱が加えられると、導電接着剤34中の熱硬化性樹脂が硬化する。フレキシブルプリント配線基板25はリジッドプリント配線基板23に接合される。なお、圧着装置ではフレキシブルプリント配線基板25の移動は作業者のマニュアル操作で実現されてもよく自動制御で実現されてもよい。作業者のマニュアル操作の場合には第1および第2認識マーク29、33は作業者の視認に基づき繋ぎ合わせられればよい。自動制御の場合には画像認識装置に基づき第1および第2認識マーク29、33は繋ぎ合わせられればよい。
例えば図10に示されるように、基板モジュール22は第3認識マーク35および第4認識マーク36をさらに備えてもよい。第3認識マーク35および第4認識マーク36は同一形状に描かれればよい。その他、位置合わせに役立つ限り第3認識マーク35および第4認識マーク36は異なる形状に描かれてもよい。ここでは、第3および第4認識マーク35、36は十字型に描かれる。第4認識マーク36は第3認識マークに対して位置合わせされる。位置合わせにあたって例えば画像処理装置が用いられる。画像処理装置はフレキシブルプリント配線基板25およびリジッドプリント配線基板23の間の空間に例えばハーフミラー付きのカメラを挿入する。こうして同一の座標軸上に第3および第4認識マーク35、36は投影される。こうして自動制御で位置合わせは実現される。画像処理装置が画像認識に失敗した場合には、作業者のマニュアル操作に基づき第2認識マーク33が第1認識マーク29に合わせ込まれればよい。自動制御単独に比べて歩留まりは向上する。
例えば図11に示されるように、第1認識マーク29では第2平行線29b、29cが分断されてもよい。こういった分断によれば、第1認識マーク29には、フレキシブルプリント配線基板25が正しい位置でリジッドプリント配線基板23の表面に重ね合わせられるとフレキシブルプリント配線基板25の縁25aを横切る第1片41と、第1片41から所定の間隔をおいて配置され、同様にフレキシブルプリント配線基板25の縁25aを横切る第2片42とが区画される。第1片41および第2片42にはそれぞれ個別に引き出し配線パターン43、43が接続される。
第1認識マーク29では少なくとも第2平行線29c上に導電接着剤32が被さる。図12に示されるように、こういった第1認識マーク29に第2認識マーク33が重ね合わせられると、第2認識マーク33の働きで第1片41と第2片42との間に導通が確保される。したがって、引き出し配線パターン43、43から電流は取り出されることができる。第1認識マーク29から第2認識マーク33が大きくずれると、第1認識マーク29の第2平行線29cから第2認識マーク33は離脱する。通電は阻害される。こうしてリジッドプリント配線基板23およびフレキシブルプリント配線基板25の位置合わせは電気的に確認されることができる。
例えば図13に示されるように、基板モジュール22では前述の第1および第2認識マーク29、33に代えて第1認識マーク45および第2認識マーク46が用いられてもよい。第1および第2認識マーク45、46は連続する規定の曲線を構成する。ここでは、第1認識マーク45および第2認識マーク46は協働で円形の輪郭線を構成する。第1認識マーク45は完全な円形の輪郭線で構成される。前述と同様に、第1認識マーク45および第1電極27は1つのマスクパターンに基づき同時に形成されればよい。第2認識マーク46は、第2電極32の配列に対して位置決めされる円形の輪郭線の一部で構成される。同様に、第2認識マーク46および第2電極32は1つのマスクパターンに基づき同時に形成されればよい。第2認識マーク46では円形の輪郭線はフレキシブルプリント配線基板25すなわち基板本体31の縁25aで途切れる。フレキシブルプリント配線基板25の裏側から観察される第2電極32の配列および第2認識マーク46の位置関係は第1電極27の配列および第1認識マーク45の位置関係を反映する。その他、前述の実施形態と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。第1および第2認識マーク45、46は前述の第1および第2認識マーク29、33と同様な効果を発揮する。
その他、例えば図14に示されるように、基板モジュール22では第1および第2認識マーク29、33に代えて第1および第2認識マーク47、48が用いられてもよい。第1認識マーク47は、円形の輪郭線47aと、この輪郭線47aから円形の半径線上で第1および第2方向FD、SDに四方に延びる線分47bとを備える。前述と同様に、第1電極27および第1認識マーク47は1つのマスクパターンに基づき同時に形成される。輪郭線47aの中心同士は第2方向SDに所定の間隔で配置される。
その一方で、フレキシブルプリント配線基板25には円形の開口49が穿たれる。開口49はフレキシブルプリント配線基板25の縁25cで区画される。開口49の中心同士の間隔は輪郭線47aの中心同士の間隔に一致する。しかも、フレキシブルプリント配線基板25の裏側から観察される第2電極32の配列および開口49の中心の位置関係は第1電極27の配列および輪郭線47aの中心の位置関係を反映する。
第2認識マーク48は、縁25cから第1および第2方向FD、SDに四方の延びる線分48aを備える。線分48aは縁25cで途切れる。図15から明らかなように、フレキシブルプリント配線基板25が正しい位置でリジッドプリント配線基板23に重ね合わせられると、開口49の中心は輪郭線47aの中心に一致する。同時に、第2認識マーク48の線分48aは第1認識マーク47の線分47bに繋ぎ合わせられる。第1および第2認識マーク47、48は連続する4本の直線を構成する。その他、前述の実施形態と均等な構成や構造には同一の参照符号が付される。第1および第2認識マーク47、48は前述の第1および第2認識マーク29、33と同様な効果を発揮する。
なお、前述の基板モジュール22では、リジッドプリント配線基板23やフレキシブルプリント配線基板25は透明性を備えてもよい。第1および第2認識マーク29、33、45、46、47、48は、前述のようにリジッドプリント配線基板23およびフレキシブルプリント配線基板25の位置合わせに用いられることができるだけでなく、相互に重ね合わせられる第1および第2部材の位置合わせに用いられることができる。
(付記1) 第1部材に第2部材を重ね合わせる工程と、この重ね合わせにあたって、第1部材の表面に描かれて、第2部材の縁で分断される第1認識マークに、第2部材に描かれて第2部材の縁で途切れる第2認識マークを繋ぎ合わせ、第1認識マークおよび第2認識マークで連続する規定の幾何学模様を構成する工程とを備えることを特徴とする組立体モジュールの製造方法。
(付記2) 第1部材と、第1部材に重ね合わせられる第2部材と、第1部材の表面に描かれて、第2部材の縁で分断される第1認識マークと、第2部材に描かれて第2部材の縁で途切れ、第2部材が正しい位置で第1部材の表面に重ね合わせられると第1認識マークに連続する規定の幾何学模様を構成する第2認識マークとを備えることを特徴とする組立体モジュール。
(付記3) 付記2に記載の組立体モジュールにおいて、前記第1部材はリジッドプリント配線基板であることを特徴とする組立体モジュール。
(付記4) 付記3に記載の組立体モジュールにおいて、前記リジッドプリント配線基板は不透明であることを特徴とする組立体モジュール。
(付記5) 付記4に記載の組立体モジュールにおいて、前記第2部材はフレキシブルプリント配線基板であることを特徴とする組立体モジュール。
(付記6) 付記5に記載の組立体モジュールにおいて、前記フレキシブルプリント配線基板は、前記第1認識マーク上でリジッドプリント配線基板に重ね合わせられる際に第1認識マークに対して不可視の透明度を備えることを特徴とする組立体モジュール。
(付記7) 付記6に記載の組立体モジュールにおいて、前記リジッドプリント配線基板は、前記第1認識マークおよび複数個の電極を区画する配線パターン層を備えることを特徴とする組立体モジュール。
(付記8) 付記7に記載の組立体モジュールにおいて、前記第1認識マークの形成にあたって前記第1認識マークは前記電極に対して位置合わせされることを特徴とする組立体モジュール。
(付記9) 付記8に記載の組立体モジュールにおいて、前記フレキシブルプリント配線基板は、前記第2認識マーク、および、前記リジッドプリント配線基板の電極に個別に接続される複数個の電極を区画する配線パターン層を備えることを特徴とする組立体モジュール。
(付記10) 付記9に記載の組立体モジュールにおいて、前記第2認識マークの形成にあたって前記第2認識マークは前記フレキシブルプリント配線基板の電極に対して位置合わせされることを特徴とする組立体モジュール。
(付記11) 付記2に記載の組立体モジュールにおいて、前記幾何学模様は、第2部材が正しい位置で第1部材の表面に重ね合わせられると第1認識マークに連続する規定の直線で構成されることを特徴とする組立体モジュール。
(付記12) 付記2に記載の組立体モジュールにおいて、前記幾何学模様は、第2部材が正しい位置で第1部材の表面に重ね合わせられると第1認識マークに連続する規定の曲線で構成されることを特徴とする組立体モジュール。
(付記13) 付記2に記載の組立体モジュールにおいて、前記縁は前記第2部材に穿たれる開口に基づき区画されることを特徴とする組立体モジュール。
(付記14) 第1プリント配線基板に第2プリント配線基板を重ね合わせる工程と、この重ね合わせにあたって、第1プリント配線基板の表面に描かれて、第2プリント配線基板の縁で分断される第1認識マークに、第2プリント配線基板に描かれて第2プリント配線基板の縁で途切れる第2認識マークを繋ぎ合わせ、第1認識マークおよび第2認識マークで連続する規定の幾何学模様を構成する工程とを備えることを特徴とする基板モジュールの製造方法。
(付記15) 付記14に記載の基板モジュールの製造方法において、前記重ね合わせにあたって、第1プリント配線基板に形成されて前記第1認識マークおよび複数個の第1電極を区画する配線パターンと、第2プリント配線基板に形成されて前記第2認識マークおよび複数個の第2電極を区画する配線パターンとの間に異方性の導電接着剤を挟み込む工程と、導電接着剤に基づき第1プリント配線基板に第2プリント配線基板を圧着する工程とを備えることを特徴とする基板モジュールの製造方法。
(付記16) 第1プリント配線基板と、第1プリント配線基板に重ね合わせられる第2プリント配線基板と、第1プリント配線基板の表面に描かれて、第2プリント配線基板の縁で分断される第1認識マークと、第2プリント配線基板に描かれて第2プリント配線基板の縁で途切れ、第2プリント配線基板が正しい位置で第1プリント配線基板の表面に重ね合わせられると第1認識マークに連続する規定の幾何学模様を構成する第2認識マークとを備えることを特徴とする電子機器。
(付記17) 付記16に記載の電子機器において、前記第1プリント配線基板はリジッドプリント配線基板であることを特徴とする電子機器。
(付記18) 付記17に記載の電子機器において、前記リジッドプリント配線基板は不透明であることを特徴とする電子機器。
(付記19) 付記18に記載の電子機器において、前記第2プリント配線基板はフレキシブルプリント配線基板であることを特徴とする電子機器。
(付記20) 付記19に記載の電子機器において、前記フレキシブルプリント配線基板は、前記第1認識マーク上でリジッドプリント配線基板に重ね合わせられる際に第1認識マークに対して不可視の透明度を備えることを特徴とする電子機器。
(付記21) 付記20に記載の電子機器において、前記リジッドプリント配線基板は、前記第1認識マークおよび複数個の電極を区画する配線パターン層を備えることを特徴とする電子機器。
(付記22) 付記21に記載の電子機器において、前記第1認識マークの形成にあたって前記第1認識マークは前記電極に対して位置合わせされることを特徴とする電子機器。
(付記23) 付記22に記載の電子機器において、前記フレキシブルプリント配線基板は、前記第2認識マーク、および、前記リジッドプリント配線基板の電極に個別に接続される複数個の電極を区画する配線パターン層を備えることを特徴とする電子機器。
(付記24) 付記23に記載の電子機器において、前記第2認識マークの形成にあたって前記第2認識マークは前記フレキシブルプリント配線基板の電極に対して位置合わせされることを特徴とする電子機器。
(付記25) 付記16に記載の電子機器において、前記幾何学模様は、第2プリント配線基板が正しい位置で第1プリント配線基板の表面に重ね合わせられると第1認識マークに連続する規定の直線で構成されることを特徴とする電子機器。
(付記26) 付記16に記載の電子機器において、前記幾何学模様は、第2プリント配線基板が正しい位置で第1プリント配線基板の表面に重ね合わせられると第1認識マークに連続する規定の曲線で構成されることを特徴とする電子機器。
(付記27) 付記16に記載の電子機器において、前記縁は前記第2プリント配線基板に穿たれる開口に基づき区画されることを特徴とする電子機器。
(付記28) 筐体に基板モジュールを組み込む工程を備え、基板モジュールは、第1プリント配線基板と、第1プリント配線基板に重ね合わせられる第2プリント配線基板と、第1プリント配線基板の表面に描かれて、第2プリント配線基板の縁で分断される第1認識マークと、第2プリント配線基板に描かれて第2プリント配線基板の縁で途切れ、第2プリント配線基板が正しい位置で第1プリント配線基板の表面に重ね合わせられると第1認識マークに連続する規定の幾何学模様を構成する第2認識マークとを備えることを特徴とする電子機器の製造方法。
(付記29) 基板本体と、基本本体の表面で露出し、基板本体に重ね合わせられるプリント配線基板の電極を個別に受け止める複数個の電極と、基板本体の表面で電極に対して位置合わせされ、プリント配線基板の縁で分断される認識マークとを備えることを特徴とするプリント配線基板。
(付記30) 付記29に記載のプリント配線基板において、前記基板本体はリジッド基板であることを特徴とするプリント配線基板。
(付記31) 付記30に記載のプリント配線基板において、前記リジッド基板は不透明であることを特徴とするプリント配線基板。
(付記32) 受け側のプリント配線基板に重ね合わせられる基板本体と、基板本体の表面で露出し、受け側のプリント配線基板で露出する電極に個別に重ね合わせられる複数個の電極と、基板本体の表面で電極に対して位置合わせされ、基板本体の縁で途切れる認識マークとを備えることを特徴とするプリント配線基板。
(付記33) 付記32に記載のプリント配線基板において、前記基板本体はフレキシブル基板であることを特徴とするプリント配線基板。
(付記34) 付記33に記載のプリント配線基板において、前記フレキシブル基板は、前記受け側のプリント配線基板に重ね合わせられる際に受け側のプリント配線基板の表面に対して不可視の透明度を備えることを特徴とするプリント配線基板。
11 電子機器としての携帯電話端末装置、22 組立体モジュールとしての基板モジュール、23 第1部材および第1プリント配線基板としてのリジッドプリント配線基板、25 第2部材および第2プリント配線基板としてのフレキシブルプリント配線基板、25a 縁、25c 縁、26 基板本体、27 電極、29 第1認識マーク、31 基板本体、32 電極、33 第2認識マーク、34 導電接着剤、45 第1認識マーク、46 第2認識マーク、47 第1認識マーク、48 第2認識マーク、49 開口。