JP2008108653A - 配線ダクトの支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線ダクトが大きく揺動した場合にも、ハンガーの対向保持部が拡開するのを阻止して配線ダクトの落下を抑制できる配線ダクトの支持構造を得る。
【解決手段】配線ダクト1を吊り下げるハンガー2の下端部に設けられ、配線ダクト1の両側壁12,12aの外側を覆う一対の対向保持部23,23aに、それら対向保持部23,23aが配線ダクト1の両側壁12,12aから離れる方向に変位するのを規制する抑えプレート4を設けることにより、大きな地震などにより配線ダクト1が大きく揺動した場合にも、一対の対向保持部23,23aの拡開を阻止して配線ダクト1をしっかりと保持し、その配線ダクト1の脱落を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内側に配線ラインを設けた配線ダクトを、ハンガーを介して上方構造物に吊り下げるようにした配線ダクトの支持構造に関する。
従来、内側に配線ラインを設けた断面逆U字状の配線ダクトをハンガーによって天井から吊り下げ、その配線ダクトに照明器具等の電気機器を着脱可能に装着するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この場合、ハンガーが配線ダクトに固定されて、天井に対する配線ダクトの吊下げ位置が一義的に決定されるようになっているが、配線ダクトの取付位置調整を可能とし、かつ、配線ダクトの取付作業性を向上するためには、配線ダクトの任意の位置でハンガーに係脱可能に取り付けられるのが好ましい。
したがって、配線ダクトをハンガーに係脱可能に取り付けるべく、ハンガーの下端部に配線ダクトの外側に沿った形状のブラケットを設け、そのブラケットで配線ダクトの両側壁の外側を覆って、その両側壁の下端部に着脱自在に係合させる構成となっている。
特開平9−63344号公報(第3頁、図2)
しかしながら、配線ダクトにハンガーのブラケットを係合させて取り付けた場合には、大きな地震等によって配線ダクトが大きく揺動すると、配線ダクトの両側壁を覆ったブラケットの対向保持部が配線ダクトの揺動によって拡開され、配線ダクトが落下してしまう虞がある。
そこで、本発明は、配線ダクトが大きく揺動したような場合においても、ハンガーの対向保持部が拡開して配線ダクトが落下するのを抑制できる配線ダクトの支持構造を得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、内側に配線ラインを設けて電気機器を着脱可能に装着するとともに、天井等の上方構造物からハンガーによって吊下げられる断面逆U字状の配線ダクトを備え、上記ハンガーの下端部には配線ダクトの両側壁の外側を覆って、その両側壁の下端部に着脱自在に係合される一対の対向保持部が設けられた配線ダクトの支持構造であって、上記一対の対向保持部に、それら対向保持部が配線ダクトの両側壁から離れる方向に変位するのを規制する拡開規制手段を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記拡開規制手段は、上記一対の対向保持部の外側にそれぞれ接触する一対の当接部と、これら一対の当接部を連結する連結部と、を備えることを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、上記拡開規制手段に、上記一対の対向保持部にそれぞれ形成した係合凹部に弾発力をもって係止される一対の係止部が設けられたことを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、上記拡開規制手段に、上記一対の対向保持部を配線ダクトの長さ方向に略密接して嵌合する開口部が形成されたことを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、上記係止部に、該係止部を上記係合凹部に係脱する方向に変位させる押圧部が設けられたことを特徴とする。
請求項6の発明にあっては、上記係止部の上記係合凹部への係脱変位方向が上下方向に設定されたことを特徴とする。
請求項7の発明にあっては、上記係止部の上記係合凹部への係脱変位方向が一対の対向保持部の対向方向に設定されたことを特徴とする。
請求項8の発明にあっては、上記連結部に、上記一対の係止部が配置される方向に対して直角となる両側部に折返し部が形成されたことを特徴とする。
請求項9の発明にあっては、上記係止部に、工具を差し込んで該係止部を上記係合凹部から離脱させる方向に変位させる工具引掛け部が設けられたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、配線ダクトの両側壁の外側を覆う一対の対向保持部に拡開規制手段を設けて、それら対向保持部が配線ダクトの両側壁から離れる方向に変位するのを規制するようにしたので、大きな地震などにより配線ダクトが大きく揺動した場合にも一対の対向保持部によって配線ダクトをしっかりと保持して、配線ダクトが脱落するのを抑制することができる。
請求項2の発明によれば、上記拡開規制手段が、上記一対の対向保持部の外側にそれぞれ接触する一対の当接部と、これら一対の当接部を連結する連結部と、を備えるため、連結部を介して連結した一対の当接部を一対の対向保持部の外側にそれぞれ接触させるという比較的簡単な構成をもって、一対の対向保持部が拡開するのを抑制することができる。
請求項3の発明によれば、上記拡開規制手段に設けた一対の係止部が、一対の対向保持部にそれぞれ形成した係合凹部に弾発力をもって係止されることにより、拡開規制手段が対向保持部から脱落するのを抑制することができ、ひいては、一対の対向保持部が拡開するのをより確実に阻止することができる。
請求項4の発明によれば、上記拡開規制手段に形成した開口部に、一対の対向保持部を配線ダクトの長さ方向に略密接して嵌合させることができるので、拡開規制手段を一対の対向保持部に取り付ける際に、それら両者の位置決めをより簡単に、かつ、より確実に行うことができるため、拡開規制手段の取付性、ひいては、配線ダクトの取付作業性を向上することができる。
請求項5の発明によれば、上記係止部に押圧部を設けて、該係止部を上記係合凹部に係脱する方向に変位させるようにしたので、拡開規制手段を対向保持部に取り付ける際に、上記押圧部を押圧することで簡単に上記係止部を上記係合凹部に装着することができるため、拡開規制手段の取付性をより向上することができる。
請求項6の発明によれば、上記係止部の上記係合凹部への係脱変位方向を上下方向に設定したので、特に拡開規制手段を下方から対向保持部に取り付ける場合に、その拡開規制手段の取付方向と係止部と係合凹部との係合方向が一致するため、拡開規制手段の取付性をより向上することができる。
請求項7の発明によれば、上記係止部の上記係合凹部への係脱変位方向を一対の対向保持部の対向方向に設定したので、拡開規制手段を対向保持部に押し当てた状態で、押圧部を一対の対向保持部の対向方向に押圧することにより、簡単に拡開規制手段を取り付けることができる。
請求項8の発明によれば、上記連結部に、上記一対の係止部が配置される方向に対して直角となる両側部に折返し部を形成したので、連結部の剛性を高めて容易に撓まないようにすることができるため、係止部を係合凹部に弾発力をもって係止させる際に、その時の撓み変形を係止部に集中させてより大きく撓ませることができるため、係止部をより簡単に係合凹部に係止させることができ、ひいては、係止部を係合凹部に対応して配置させて拡開規制手段を一対の対向保持部に押し付けることで、係止部の弾発力を利用して工具を用いることなくワンタッチで拡開規制手段を取り付けることができる。
請求項9の発明によれば、上記係止部に工具引掛け部を設けたことにより、拡開規制手段を取り外す時には上記工具引掛け部に工具を差し込むことにより、上記係止部を上記係合凹部から容易に離脱させることができ、ひいては、拡開規制手段の取り外し作業がより簡単になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる配線ダクトの支持構造を用いて配線ダクトを支持した状態を斜め下方から見た斜視図、図2は、配線ダクトの支持構造を用いて設置された配線ダクトにターミナルプラグを保持させた状態の一部分を示す斜視図、図3は、図2中A−A線に沿った拡大断面図、図4は、配線ダクトに電気機器を取り付けようとする状態を示す側面図、図5は、拡開規制手段を取り付けようとする状態を斜め下方から見た斜視図、図6は、拡開規制手段を斜め下方から見た拡大斜視図、図7は、図6中B−B線に沿った断面図、図8は、図6中C−C線に沿った断面図である。
本実施形態の支持構造が適用される配線ダクト1は、図2に示すように長尺状を成して所定長さに形成され、当該配線ダクト1の長手方向の複数部位でハンガー2を介して天井等の構造物に吊下げられている。そして、配線ダクト1の適宜部位に、電気機器としてのランプ等のターミナルプラグ3が着脱できるようになっている。
配線ダクト1は、図3に示すように天井壁11と両側壁12,12aとによって断面逆U字状の押出し成形品で形成され、本実施形態では、両側壁12,12aの内面には電源ライン13a〜13dの取付台14a〜14dが対向して上下2対突設されることにより、3相なら1回線、単相ならば2回路が同時に取れる4線式ダクトとして構成されている。
つまり、一方の側壁12の内面には、その中央部上方に第1の電源ライン13aを設けた取付台14aと、中央部下方に第2の電源ライン13bを設けた取付台14bと、が突設されるとともに、他方の側壁12aには、それの中央部上方に第3の電源ライン13cを設けた取付台14cと、中央部下方に第4の電源ライン13dを設けた取付台14dと、が設けられている。
そして、ターミナルプラグ3を配線ダクト1に保持させるには、図4に示すように、そのターミナルプラグ3の上端部から突出する端子設置部31を、その端子設置部31から突出する4個の端子32(図中手前側に上下2つと図示省略した向こう側に上下2つ)が電源ライン13a〜13dに沿った方向に配置された状態で配線ダクト1の下方から挿入し、その端子設置部31が配線ダクト1内に完全に挿入された状態でターミナルプラグ3を90度回転する。これにより、4個の端子32は、それぞれ対応する電源ライン13a〜13dに短絡しつつ、取付台14cの先端部に保持されるようになり、この状態でターミナルプラグ3の取り付けが完了する。
この場合、図1に示すように、ハンガー2の下端部には配線ダクト1を保持するためのハンガーブラケット21が設けられており、このハンガーブラケット21によって配線ダクト1の両側壁12,12aを抱え込むようにして保持するようになっている。
すなわち、ハンガーブラケット21は、図5にも示すように、配線ダクト1の外側形状に略沿った形状となっており、天井壁11の幅方向に配置される水平部22と、その水平部22の両端部から折曲されて下方に垂設される一対の対向保持部23,23aと、を備えている。一対の対向保持部23,23aは、配線ダクト1の両側壁12,12aの外側を覆うように配置されるとともに、各対向保持部23,23aの下端部には内側にU字状に折曲した鉤部25がそれぞれ形成され、それら鉤部25が両側壁12,12aの下端部に着脱可能に係合されるようになっている。
ここで、本実施形態では、一対の対向保持部23,23aに、それら対向保持部23,23aが配線ダクト1の両側壁12,12aから離れる方向に変位するのを規制する拡開規制手段として、抑えプレート4を取り付けるようになっている。
抑えプレート4は、図6に示すように、一対の対向保持部23,23aの外側にそれぞれ接触する一対の当接部41,41aと、これら一対の当接部41,41aを連結する連結部42と、を備えて概略構成されている。
すなわち、この抑えプレート4は、全体的に金属製の板材、例えばSUSばね鋼を素材とする所定厚みを備えたプレートで略矩形状に形成されている。そして、略矩形板状の連結部42と、一対の対向保持部23,23aの対向方向に沿った当該連結部42の両端部分が上方に折曲されてなる当接部41,41aと、を有し、それら当接部41,41aと連結部42とによって全体として断面略コ字状に形成されている。
そして、当接部41,41aのそれぞれの先端部には、当接部41,41aの対向方向、つまり、対向保持部23,23aにより強く圧接する方向に傾斜される傾斜部43,43aが形成されている。
また、この抑えプレート4には、一対の対向保持部23,23aにそれぞれ形成した係合凹部26に、弾発力をもって係止される一対の係止部44,44aが設けられている。
ここで、係合凹部26は、図5に示すように、一対の対向保持部23,23aの下端部に形成した鉤部25の先端部中央を切欠いて形成されており、一方、係止部44,44aは、図6および図7に示すように連結部42の両端部中央を切り起こした切り起こし片45,45aの先端部を鉤状に折曲して形成されている。
さらに、この抑えプレート4には、一対の対向保持部23,23aを配線ダクト1の長さ方向、つまり、抑えプレート4の幅方向に略密接して嵌合する開口部46,46aが形成されている。
これら開口部46,46aは、当接部41,41aと連結部42とに跨って形成されており、係止部44,44aが開口部46,46a内に配置されるようにしてある。
さらに、これら係止部44,44aには、該係止部44,44aを係合凹部26に係脱する方向に変位させる押圧部47,47aが設けられている。
すなわち、押圧部47,47aは、図7に示すように、切り起こし片45,45aの各基端側の屈曲部45′,45a′と係止部44,44aとの間を一旦下方に向かって台形状に折曲させ、その台形状に突出した底部として形成されている。そして、切り起こし片45,45aの先端部を押圧部47,47aから一旦上方に折曲した後、さらにその先端部を逆U字状部44′,44a′を経て略下方に折曲することで係止部44,44aが形成されており、以て、当該係止部44,44aの係合凹部26への係脱変位方向は上下方向としてある。
したがって、この切り起こし片45,45aでは、押圧部47,47aを手指等で略上方に押圧すると、基端側の屈曲部45′,45a′(図7)を基点として係止部44,44aが上方に回動する。このように係止部44,44aが上方に回動すると、それらの先端は係合凹部26に対応する位置となるが、その状態で押圧部47,47aの押圧を解除すると、切り起こし片45,45aは弾発力によって元の状態に復帰しようとし、その時に係止部44,44aが係合凹部26に係合されることになる。
また、連結部42では、一対の係止部44,44aが配置される方向(図6中X方向)に対して直角となる(幅方向の)両側部42a,42bに、折返し部48,48aが形成されている。本実施形態では、この折返し部48,48aは、図8に示すように、連結部42との間に所定の鋭角θを形成すように折曲される。
また、係止部44,44aには、図6および図7に示すように、工具を差し込んで該係止部44,44aを係合凹部26から離脱させる方向に変位させる工具引掛け部49,49aが設けられる。
すなわち、工具引掛け部49,49aは、係止部44,44aの基部となる逆U字状部44′,44a′の内側に設定され、下方からマイナスドライバー等の工具を工具引掛け部49,49aに差し込んで上方に押圧することにより、係止部44,44aは押圧部47,47aの外方側折曲部47′,47a′を基点として上方に回動され、これによって係止部44,44aが係合凹部26から離脱される。
以上の構成により、本実施形態の配線ダクト1の支持構造によれば、一対の対向保持部23,23aに、それら対向保持部23,23aが配線ダクト1の両側壁12,12aから離れる方向に変位するのを規制する抑えプレート4を設けたので、大きな地震などにより配線ダクト1が大きく揺動した場合にも一対の対向保持部23,23aの拡開を阻止して配線ダクト1をしっかりと保持し、配線ダクト1が脱落するのを抑制することができる。
また、抑えプレート4は、一対の対向保持部23,23aの外側にそれぞれ接触する一対の当接部41,41aと、これら一対の当接部41,41aを連結する連結部42と、を備えて概略構成したので、連結部42を介して連結した一対の当接部41,41aを一対の対向保持部23,23aの外側にそれぞれ接触させるという比較的簡単な構成をもって、一対の対向保持部23,23aが拡開するのを抑制することができる。
特に、本実施形態では当接部41,41aのそれぞれの先端部に傾斜部43,43aを形成したので、それら傾斜部43,43aによって対向保持部23,23aをより強く圧接することができ、一対の対向保持部23,23aの拡開をより確実に阻止することができる。
さらに、抑えプレート4には、一対の対向保持部23,23aにそれぞれ形成した係合凹部26に、弾発力をもって係止される一対の係止部44,44aを設けたので、係止部44,44aが係合凹部26に係止されることにより、抑えプレート4が対向保持部23,23aから脱落するのを防止でき、ひいては、一対の対向保持部23,23aが拡開されるのをより一層確実に阻止することができる。
さらにまた、抑えプレート4には、一対の対向保持部23,23aを配線ダクト1の長さ方向に略密接して嵌合する開口部46,46aを形成したので、抑えプレート4を一対の対向保持部23,23aに取り付ける際に、それら両者の位置決めをより簡単に、かつ、より確実に行うことができるため、抑えプレート4の取付性、ひいては、配線ダクト1の取付作業性を向上することができる。
また、係止部44,44aに、該係止部44,44aを係合凹部26に係脱する方向に変位させる押圧部47,47aを設けたので、抑えプレート4を対向保持部23,23aに取り付ける際に、押圧部47,47aを押圧することで簡単に係止部44,44aを係合凹部26に装着することができるため、抑えプレート4の取付性をより向上することができる。
さらに、係止部44,44aは、係合凹部26への係脱変位方向を上下方向に設定したので、特に本実施形態のように抑えプレート4を下方から対向保持部23,23aに取り付ける場合に、その抑えプレート4の取付方向と係止部44,44aと係合凹部26との係合方向が一致するため、抑えプレート4の取付性を向上することができる。
さらにまた、連結部42は、一対の係止部44,44aが配置される方向に対して直角となる両側部42a,42bに折返し部48,48aを形成したので、連結部42の剛性を高めて容易に撓まないようにすることができるため、係止部44,44aを係合凹部26に弾発力をもって係止させる際に、その時の撓み変形を係止部44,44aに集中させてその係止部44,44aをより大きく撓ませることができるため、係止部44,44aをより簡単に係合凹部26に係止させることができ、ひいては、係止部44,44aを係合凹部26に対応して配置させて抑えプレート4を一対の対向保持部23,23aに押し付けることで、係止部44,44aの弾発力を利用して工具を用いることなくワンタッチで抑えプレート4を取り付けることができる。
また、係止部44,44aは、工具を差し込んで該係止部44,44aを係合凹部26から離脱させる方向に変位させる工具引掛け部49,49aを設けたので、その工具引掛け部49,49aにマイナスドライバーを差し込んで押圧することにより、係止部44,44aを係合凹部26から容易に離脱させることができ、ひいては、抑えプレート4の取り外し作業をより簡単になるという利点がある。
(第2実施形態)図9は、本実施形態にかかる配線ダクトの支持構造における拡開規制手段を斜め下方から見た拡大斜視図、図10は、図9中D−D線に沿った断面図、図11は、図9中E−E線に沿った断面図である。なお、本実施形態では、上記第1実施形態にかかる配線ダクトの支持構造と同様の構成要素をそなえている。よって、重複する説明は省略するものとする。
本実施形態の支持構造が適用される配線ダクト1は、基本的に第1実施形態(図2〜図5参照)と同様の構成であって、ハンガー2の下端部に設けたハンガーブラケット21によって、断面逆U字状の配線ダクト1の両側壁12,12aが抱え込むようにして保持されるとともに、そのハンガーブラケット21の一対の対向保持部23,23aに、それら対向保持部23,23aが配線ダクト1の両側壁12,12aから離れる方向に変位するのを規制する抑えプレート100が取り付けられている。
ここで、本実施形態の抑えプレート100には、図9〜図11に示すように、第1実施形態と略同様に当接部141,141aと、係止部144,144aと、開口部146,146aと、押圧部147,147aと、折返し部148,148aと、工具引掛け部149,149aと、が設けられる。
当接部41,41aは、第1実施形態と同様に連結部142の両端部を上方に折曲して、全体として断面略コ字状に形成されるとともに、係止部144,144aは、第1実施形態と同様に切り起こし片145,145aを切り起こし成形して、その切り起こし片145,145aの先端部を外方、つまり、それぞれの切り起こし片145,145aが対向する方向とは反対方向に配置されるとともに、やや下方に傾斜させて形成してある。これら係止部144,144aの係合凹部26(図5参照)への係脱変位方向は、一対の対向保持部23,23aの対向方向に設定されている。
また、開口部146,146aは、一対の対向保持部23,23aを配線ダクト1の長さ方向に略密接して嵌合するようになっており、第1実施形態と同様に、それら開口部146,146aは、当接部141,141aと連結部142とに跨って形成され、係止部144,144aが開口部146,146a内に配置されるようにしてある。
そして、図9および図10に示すように、切り起こし片145,145aの基端部145′,145a′は、下方に突出する略U字状に屈曲されており、このU字状屈曲部分の外側領域として押圧部147,147aが設定されている。さらに、押圧部147,147aの先端側は、上方に突出する略V字状(逆V字状)に折曲されており、このV字状折曲部の内側部分が、工具引掛け部149,149aとなる。
また、折返し部148,148aは、図11に示すように、連結部142の上面に密接するように折り畳まれるように折曲されている。
以上の構成により本実施形態によれば、一対の対向保持部23,23aの拡開を抑えプレート100によって抑制することができるので、第1実施形態と同様に配線ダクト1が脱落するのを抑制することができる。
また、本実施形態では抑えプレート100に、第1実施形態と同様に、当接部141,141aと、係止部144,144aと、開口部146,146aと、押圧部147,147aと、折返し部148,148aと、工具引掛け部149,149aと、を設けたので、一対の対向保持部123,123aの拡開をより確実に阻止し、抑えプレート100が対向保持部23,23aから脱落するのをより確実に阻止できて、抑えプレート4の取付性を向上し、かつ、撓み変形を係止部44,44aに集中させるとともに、抑えプレート4の取り外し作業をより簡単にすることができる。
ところで、本実施形態の係止部144,144aでは、図10に示すように、切り起こし片145,145aの先端部を外方に配置し、かつ、やや下方に傾斜させて形成して、係止部144,144aの係合凹部26への係脱変位方向が一対の対向保持部23,23aの対向方向に設定したので、U字状突出部147′,147a′の外側面に設定した押圧部147,147aを押圧することにより、U字状突出部147′,147a′(頂部;最下部)を基点として係止部144,144aが抑えプレート4の中央側に変位して係合凹部26と対向し、この状態で押圧を解除することにより係止部144,144aが係合凹部26に係止される。
また、抑えプレート100を取り外す際にも、工具引掛け部149,149aが押圧部147,147aと同部位に設定されているので、その工具引掛け部149,149aにマイナスドライバー等の工具を押し当てることにより、係止部144,144aを係合凹部26から容易に離脱させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
本発明の第1実施形態にかかる配線ダクトの支持構造を用いて配線ダクトを支持した状態を斜め下方から見た斜視図。 本発明の実施形態にかかる配線ダクトの支持構造を用いて設置された配線ダクトにターミナルプラグを保持させた状態の一部分を示す斜視図。 図2中A−A線に沿った拡大断面図。 本発明の実施形態にかかる配線ダクトの支持構造を用いて設置された配線ダクトに電気機器を取り付けようとする状態を示す側面図。 本発明の第1実施形態にかかる配線ダクトの支持構造において拡開規制手段を取り付けようとする状態を斜め下方から見た斜視図。 本発明の第1実施形態にかかる配線ダクトの支持構造の拡開規制手段を斜め下方から見た拡大斜視図。 図6中B−B線に沿った断面図。 図6中C−C線に沿った断面図。 本発明の第2実施形態にかかる配線ダクトの支持構造の拡開規制手段を斜め下方から見た拡大斜視図。 図9中D−D線に沿った断面図。 図9中E−E線に沿った断面図。
符号の説明
1 配線ダクト
2 ハンガー
4,100 抑えプレート(拡開規制手段)
12,12a 配線ダクトの側壁
23,23a 対向保持部
26 係合凹部
41,41a,141,141a 当接部
42,142 連結部
44,44a,144,144a 係止部
46,46a,146,146a 開口部
47,47a,147,147a 押圧部
48,48a,148,148a 折返し部
49,49a,149,149a 工具引掛け部

Claims (9)

  1. 内側に配線ラインを設けて電気機器を着脱可能に装着するとともに、天井等の上方構造物からハンガーによって吊下げられる断面逆U字状の配線ダクトを備え、前記ハンガーの下端部には配線ダクトの両側壁の外側を覆って、その両側壁の下端部に着脱自在に係合される一対の対向保持部が設けられた配線ダクトの支持構造であって、
    前記一対の対向保持部に、それら対向保持部が配線ダクトの両側壁から離れる方向に変位するのを規制する拡開規制手段を設けたことを特徴とする配線ダクトの支持構造。
  2. 前記拡開規制手段は、前記一対の対向保持部の外側にそれぞれ接触する一対の当接部と、これら一対の当接部を連結する連結部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の配線ダクトの支持構造。
  3. 前記拡開規制手段に、前記一対の対向保持部にそれぞれ形成した係合凹部に弾発力をもって係止される一対の係止部が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の配線ダクトの支持構造。
  4. 前記拡開規制手段に、前記一対の対向保持部を配線ダクトの長さ方向に略密接して嵌合する開口部が形成されたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の配線ダクトの支持構造。
  5. 前記係止部に、該係止部を前記係合凹部に係脱する方向に変位させる押圧部が設けられたことを特徴とする請求項3または4に記載の配線ダクトの支持構造。
  6. 前記係止部の前記係合凹部への係脱変位方向が上下方向に設定されたことを特徴とする請求項5に記載の配線ダクトの支持構造。
  7. 前記係止部の前記係合凹部への係脱変位方向が一対の対向保持部の対向方向に設定されたことを特徴とする請求項5に記載の配線ダクトの支持構造。
  8. 前記連結部に、前記一対の係止部が配置される方向に対して直角となる両側部に折返し部が形成されたことを特徴とする請求項3〜7のうちいずれか一つに記載の配線ダクトの支持構造。
  9. 前記係止部に、工具を差し込んで該係止部を前記係合凹部から離脱させる方向に変位させる工具引掛け部が設けられたことを特徴とする請求項3〜8のうちいずれか一つに記載の配線ダクトの支持構造。
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