JP2008106873A - リニアガイド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レール軌道面やスライダ軌道面にクラウニングを設けた場合においてもフレーキングの発生を防止してリニアガイド装置の寿命を向上させる手段を提供する。
【解決手段】レール軌道面4を有するレール2と、レール軌道面4と対向するスライダ軌道面6を有し、レール2を直線的に往復移動するスライダ5と、レール軌道面4とスライダ軌道面6とにより形成される負荷路10と、負荷路10を転動する複数のころ7とを備えたリニアガイド装置1において、負荷路10を転動するころ7の両側の側面7bを案内する案内面18を備えた保持器17を設け、レール軌道面4および前記スライダ軌道面6に、フルクラウニングを設ける。
【選択図】 図3
【解決手段】レール軌道面4を有するレール2と、レール軌道面4と対向するスライダ軌道面6を有し、レール2を直線的に往復移動するスライダ5と、レール軌道面4とスライダ軌道面6とにより形成される負荷路10と、負荷路10を転動する複数のころ7とを備えたリニアガイド装置1において、負荷路10を転動するころ7の両側の側面7bを案内する案内面18を備えた保持器17を設け、レール軌道面4および前記スライダ軌道面6に、フルクラウニングを設ける。
【選択図】 図3
Description
本発明は、産業機械や搬送装置等の機械装置の案内部に設けられ、テーブル等の移動台の直線的な移動を案内するリニアガイド装置に関する。
従来のリニアガイド装置は、スライダに設けた戻り路と、エンドキャップに設けた方向転換路と、レールに設けたレール軌道面とスライダに設けたスライダ軌道面とを対向させて形成した負荷路とを連通した循環路に複数のころを装填し、保持板と、スライダ軌道面の保持板と反対側の端部に一体に設けた鍔部との案内面にころの両側の側面を案内させて負荷路を転動させ、レール軌道面の負荷分布荷重が大きくかかる側の片側端部に部分的なクラウニングを施してエッジロードによるフレーキング等を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−280537号公報(第5頁段落0022−0027、第1図、第2図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、レール軌道面の負荷分布荷重が大きくかかる側の片側端部に部分的なころ側に凸のクラウニングを施しているため、レール軌道面のクラウニングが始まる部位、つまりクラウニングが施された面とクラウニングが施されていない平面との境界部に高い接触面圧が発生しやすく、フレーキング発生の起点となる虞があるという問題がある。
また、産業機械等のように組立時のアライメント誤差が発生しやすい機械装置においては、ころの傾きが大きくなり、クラウニングが小さ過ぎると、エッジロードが生じてリニアガイド装置の寿命を低下させる虞があるという問題がある。
更に、産業機械等の機械装置においては、ころの傾きが大きくなるために、ころの側面とこれを案内する鍔部の案内面とが干渉する場合があり、干渉が生じた場合には、その部分での摩擦力の増大や磨耗の発生が危惧され、リニアガイド装置の寿命を低下させる虞があるという問題がある。
更に、産業機械等の機械装置においては、ころの傾きが大きくなるために、ころの側面とこれを案内する鍔部の案内面とが干渉する場合があり、干渉が生じた場合には、その部分での摩擦力の増大や磨耗の発生が危惧され、リニアガイド装置の寿命を低下させる虞があるという問題がある。
このため、産業機械等の機械装置においては、組立時のアライメント誤差を吸収させるために、一般的にころに大きなクラウニングを設けることが行われているが、そのためにはころの外周面に超仕上げ加工やバレル加工により大きなクラウニングを加工する必要があり、加工時間が大幅に延びてころの製造コストを増加させ、このころを一つのスライダに200個近く用いるリニアガイド装置の製造コストを増大させるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、レール軌道面やスライダ軌道面にころ側に凸のクラウニングを設けた場合においてもフレーキングの発生を防止してリニアガイド装置の寿命を向上させる手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、レール軌道面を有するレールと、前記レール軌道面と対向するスライダ軌道面を有し、前記レールを直線的に往復移動するスライダと、前記レール軌道面とスライダ軌道面とにより形成される負荷路と、該負荷路を転動する複数のころとを備えたリニアガイド装置において、前記負荷路を転動するころの両側の側面を案内する案内面を備えた保持器を設け、前記レール軌道面および前記スライダ軌道面に、フルクラウニングを設けたことを特徴とする。
これにより、本発明は、レール軌道面および前記スライダ軌道面にフルクラウニング設けたことにより、ころの外周面を常にクラウニングが形成された面と接触させて接触面圧を安定させることができ、エッジロードによる応力を抑制することができ、フレーキングの発生を防止してリニアガイド装置の寿命を向上させることができると共に、レール軌道面およびスライダ軌道面を研削する砥石の形状を単純化して研削加工における加工効率を向上させることができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明によるリニアガイド装置の実施例について説明する。
図1は実施例のリニアガイド装置を示す斜視図、図2は図1のA−A断面線に沿った右側半断面図、図3は実施例のフルクラウニングを示す説明図、図4は実施例の循環路を示す説明図、図5は実施例の保持ピースを示す説明図である。
なお、図2はエンドキャップを取外した状態を示し、図3は図2のB−B断面線に沿った断面図を示したものである。
なお、図2はエンドキャップを取外した状態を示し、図3は図2のB−B断面線に沿った断面図を示したものである。
図1において、1はリニアガイド装置である。
2はリニアガイド装置1のレールであり、合金鋼等の鋼材で製作された長尺の棒状部材であって、そのレール2の上面には機械装置の基台等にレール2を固定するための段付ボルト穴であるレール取付穴3が所定のピッチで複数設けられている。
4はレール軌道面であり、レール2の両方のレール側面の長手方向に沿って略V字状に形成された一対の傾斜面である。
2はリニアガイド装置1のレールであり、合金鋼等の鋼材で製作された長尺の棒状部材であって、そのレール2の上面には機械装置の基台等にレール2を固定するための段付ボルト穴であるレール取付穴3が所定のピッチで複数設けられている。
4はレール軌道面であり、レール2の両方のレール側面の長手方向に沿って略V字状に形成された一対の傾斜面である。
5はスライダであり、合金鋼等の鋼材で製作された略コの字状の断面形状を有する鞍状部材であって、そのスライダ上面には取付ねじ穴5aが設けられており、この取付ねじ穴5aを用いて機械装置の移動台等がボルト等により締結される。
図2において、6はスライダ軌道面であり、スライダ5の両方の袖壁5bの内側にレール軌道面4に対向する一対の傾斜面として形成される。
図2において、6はスライダ軌道面であり、スライダ5の両方の袖壁5bの内側にレール軌道面4に対向する一対の傾斜面として形成される。
7はころであり、合金鋼等の鋼材で製作された円柱体である。
8は保持ピースであり、樹脂材料等により射出成形等の成形手段で製作され、図5に示すように2点鎖線で示した隣合うころ7の円柱の外周面(円柱面7aという。)の半径Rkより大きい半径を有する円弧凹面を背面合せで配置した一対の保持面8aが形成された転動体保持部8bと、ころ7の軸方向の両側の側面7bに沿って、ころ7の中心Cを結ぶ方向に転動体保持部8bから両側のころ7の中心Cに向かって伸長する一対のガイド腕部8cとが形成されており、ころ7を保持し、隣合うころ7を隔置してころ7同士の接触を防止する機能を有している。
8は保持ピースであり、樹脂材料等により射出成形等の成形手段で製作され、図5に示すように2点鎖線で示した隣合うころ7の円柱の外周面(円柱面7aという。)の半径Rkより大きい半径を有する円弧凹面を背面合せで配置した一対の保持面8aが形成された転動体保持部8bと、ころ7の軸方向の両側の側面7bに沿って、ころ7の中心Cを結ぶ方向に転動体保持部8bから両側のころ7の中心Cに向かって伸長する一対のガイド腕部8cとが形成されており、ころ7を保持し、隣合うころ7を隔置してころ7同士の接触を防止する機能を有している。
9はエンドキャップ(図1参照)であり、金属材料や樹脂材料等で製作され、スライダ5の移動方向(スライダ移動方向という。)の前後端に配置され、ボルト等によりスライダ5に締結される。
上記の対向配置されたスライダ軌道面6とレール軌道面4との間には、保持ピース8を間装したころ7が転動し、レール2上を移動するスライダ5の荷重を支える負荷路10が形成される。
上記の対向配置されたスライダ軌道面6とレール軌道面4との間には、保持ピース8を間装したころ7が転動し、レール2上を移動するスライダ5の荷重を支える負荷路10が形成される。
また、本実施例のスライダ軌道面6には、図3に示すように、スライダ軌道面6の傾斜面の全体にクラウニング半径Rで形成された単一の円弧形状からなる円弧凸面であるフルクラウニングが設けられている。
この場合に、フルクラウニングのクラウニング半径Rは、ころ7の直径Dk(図5参照)の50倍以上、200倍以下に形成される。これにより本実施例のスライダ軌道面6には比較的大きなクラウニングが施される。
この場合に、フルクラウニングのクラウニング半径Rは、ころ7の直径Dk(図5参照)の50倍以上、200倍以下に形成される。これにより本実施例のスライダ軌道面6には比較的大きなクラウニングが施される。
レール軌道面4の場合も、その傾斜面には前記と同様のフルクラウニングが設けられている。
図2において、11は戻り路であり、スライダ5の両方の袖壁5bに設けられた袖壁5bをスライダ移動方向に貫通する貫通穴に嵌合する樹脂製の円柱状のスリーブ12に保持ピース8のガイド腕部8cを案内する案内溝13を有する長方形断面の貫通穴として形成されており、内部を移動するころ7および保持ピース8を案内する。
図2において、11は戻り路であり、スライダ5の両方の袖壁5bに設けられた袖壁5bをスライダ移動方向に貫通する貫通穴に嵌合する樹脂製の円柱状のスリーブ12に保持ピース8のガイド腕部8cを案内する案内溝13を有する長方形断面の貫通穴として形成されており、内部を移動するころ7および保持ピース8を案内する。
図4において、14はエンドキャップ9に設けられた方向転換路であり、対向配置されたレール軌道面4とスライダ軌道面6とにより形成される負荷路10と戻り路11とをそれぞれ接続するための長方形断面を有するU字状に湾曲した通路であって、それぞれの方向転換路14の互いの交差を避けるために襷掛けに立体交差(図2参照)となるように形成され、保持ピース8のガイド腕部8cを案内するための湾曲した案内溝13が形成されており、ころ7および保持ピース8を案内してその循環方向を転向させる機能を有している。
17a、17b、17cは保持器であり、樹脂材料等で製作され、図1に示すように、それぞれのころ7の側面7bとの対向面がころ7の側面7bを案内する案内面18として機能すると共に、それぞれの案内面18の中央部には、案内面18に案内されて負荷路10を転動するころ7の間に間装された保持ピース8のガイド腕部8cを案内するためのスライダ移動方向に沿った案内溝13が設けられている。
従って、本実施例のスライダ軌道面6には、ころ7の側面7bの一方を案内する案内面を形成した鍔部は存在しない。
上記の負荷路10の両端部は、図4に示すように、エンドキャップ9に形成された方向転換路14とスライダ5に形成された戻り路11とによりそれぞれ連通されて循環路20が形成され、この循環路20には保持ピース8を間装した複数のころ7が装填され、循環路20に封入された所定の量の潤滑剤、例えばグリースにより潤滑されながらスライダ5の移動に伴ってころ7が循環路20を循環し、負荷路10を転動するころ7がその両側の側面7bを保持器17の案内面18に案内されながらスライダ5に加えられた荷重を往復動自在に支持し、スライダ5がレール2の長手方向に沿った直線往復移動可能に支持される。
上記の負荷路10の両端部は、図4に示すように、エンドキャップ9に形成された方向転換路14とスライダ5に形成された戻り路11とによりそれぞれ連通されて循環路20が形成され、この循環路20には保持ピース8を間装した複数のころ7が装填され、循環路20に封入された所定の量の潤滑剤、例えばグリースにより潤滑されながらスライダ5の移動に伴ってころ7が循環路20を循環し、負荷路10を転動するころ7がその両側の側面7bを保持器17の案内面18に案内されながらスライダ5に加えられた荷重を往復動自在に支持し、スライダ5がレール2の長手方向に沿った直線往復移動可能に支持される。
本実施例のリニアガイド装置1には、片側に2つ、両側で4つの循環路20が形成されている。
上記のように、本実施例のレール軌道面4およびスライダ軌道面6には、フルクラウニングが設けられおり、図3に示すように、平面とクラウニングの境界部は存在せず、ころ7の円柱面7aが常にクラウニングが形成された面と接触するので、組立時のアライメント誤差によりスライダ5に傾きが生じたとしても、接触面圧を安定させると共にエッジロードによる応力を抑制することができ、フレーキングの発生を防止してリニアガイド装置の寿命を向上させることができる。
上記のように、本実施例のレール軌道面4およびスライダ軌道面6には、フルクラウニングが設けられおり、図3に示すように、平面とクラウニングの境界部は存在せず、ころ7の円柱面7aが常にクラウニングが形成された面と接触するので、組立時のアライメント誤差によりスライダ5に傾きが生じたとしても、接触面圧を安定させると共にエッジロードによる応力を抑制することができ、フレーキングの発生を防止してリニアガイド装置の寿命を向上させることができる。
また、保持器17にころ7の両側の側面7bを案内する案内面18を設けて、スライダ軌道面6に一体に設ける鍔部を省略してあるので、スライダ軌道面6にフルクラウニングを設けたとしても、図3に示すようにその両端部の角部を鈍角にして砥石の形状を単純化することができ、砥石の欠け等を防止してスライダ軌道面6の研削加工における加工効率を向上させることができる。このことは図2に示すレール軌道面4の場合も同様である。
更に、保持器17に案内面18を設けて、スライダ軌道面6に一体に設ける鍔部を省略してあるので、ころ7の側面7bと鍔部とが干渉することはなく、ころ7の側面7bが保持器17の案内面18に接触したとしても、保持器17は樹脂材料で別体に形成されているので、接触に伴う押圧力は保持器17の変形に伴う樹脂材料の弾性力のみとなり、摩擦力の増大や磨耗の発生を防止して、負荷路10におけるころ7の転動を円滑なものとすることができる。
更に、本実施例のレール軌道面4およびスライダ軌道面6に設けるフルクラウニングは、断面形状を単一のクラウニング半径Rを有する円弧形状とし、そのクラウニング半径Rをころ7の直径Dkの50倍以上、200倍以下として比較的大きなクラウニングとしてあるので、スライダ5の傾きが比較的大きい場合においても、エッジロードによりレール軌道面4やスライダ軌道面6に損傷が生じることはなく、リニアガイド装置の寿命を向上させることができる。
このことは、産業機械等のように組立時のアライメント誤差が発生しやすい機械装置の場合に、特に有効である。
また、レール軌道面4およびスライダ軌道面6に比較的大きなクラウニングを設けてあるので、大きなクラウニングを設けたころを用いる必要がなくなり、リニアガイド装置の製造コストを削減することができる。
また、レール軌道面4およびスライダ軌道面6に比較的大きなクラウニングを設けてあるので、大きなクラウニングを設けたころを用いる必要がなくなり、リニアガイド装置の製造コストを削減することができる。
更に、本実施例のころ7の間には樹脂製の保持ピース8を間装してあるので、ころ7同士の接触を防止して、リニアガイド装置の作動性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施例では、リニアガイド装置の負荷路を転動するころの両側の側面を案内する案内面を備えた保持器を設けると共に、レール軌道面およびスライダ軌道面にフルクラウニングを設けたことによって、ころの外周面である円柱面を常にクラウニングが形成された面と接触させて接触面圧を安定させることができ、フレーキングの発生を防止してリニアガイド装置の寿命を向上させることができると共に、レール軌道面およびスライダ軌道面を研削する砥石の形状を単純化して研削加工における加工効率を向上させることができる。
以上説明したように、本実施例では、リニアガイド装置の負荷路を転動するころの両側の側面を案内する案内面を備えた保持器を設けると共に、レール軌道面およびスライダ軌道面にフルクラウニングを設けたことによって、ころの外周面である円柱面を常にクラウニングが形成された面と接触させて接触面圧を安定させることができ、フレーキングの発生を防止してリニアガイド装置の寿命を向上させることができると共に、レール軌道面およびスライダ軌道面を研削する砥石の形状を単純化して研削加工における加工効率を向上させることができる。
また、レール軌道面およびスライダ軌道面のフルクラウニングを、ころの直径Dkの50倍以上、200倍以下のクラウニング半径Rを有する単一の円弧形状としたことによって、レール軌道面およびスライダ軌道面のフルクラウニングを比較的大きなクラウニングとすることができ、組立時のアライメント誤差によりスライダに比較的大きい傾きが生じた場合においても、エッジロードによるレール軌道面やスライダ軌道面の損傷を防止してリニアガイド装置の寿命を向上させることができる他、ころの弾性変形量は、たかだか数μmより小さく、各軌道面の形状を単一の円弧形状以外に設定した場合、砥石の形状誤差により仕上がった軌道面も誤差を生じ、部分接触して適さないという問題を避けることができる。
なお、上記実施例においては、ころは外周面を円柱面とした円柱体であるとして説明したが、ころの軸方向の中央部に円柱面を残し、その円柱面と側面との間の両端部に比較的小さいクラウニング部を施した台形クラウニングを設けたころを用いるようにしてもよい。このようにしても上記と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施例においては、ころの間に保持ピースを間装するとして説明したが、ころをベルト状に連結して保持する保持ベルトとしてもよい。
また、上記実施例においては、ころの間に保持ピースを間装するとして説明したが、ころをベルト状に連結して保持する保持ベルトとしてもよい。
1 リニアガイド装置
2 レール
3 レール取付穴
4 レール軌道面
5 スライダ
5a 取付ねじ穴
5b 袖壁
6 スライダ軌道面
7 ころ
7a 円柱面
7b 側面
8 保持ピース
8a 保持面
8b 転動体保持部
8c ガイド腕部
9 エンドキャップ
10 負荷路
11 戻り路
12 スリーブ
13 案内溝
14 方向転換路
17 保持器
18 案内面
20 循環路
2 レール
3 レール取付穴
4 レール軌道面
5 スライダ
5a 取付ねじ穴
5b 袖壁
6 スライダ軌道面
7 ころ
7a 円柱面
7b 側面
8 保持ピース
8a 保持面
8b 転動体保持部
8c ガイド腕部
9 エンドキャップ
10 負荷路
11 戻り路
12 スリーブ
13 案内溝
14 方向転換路
17 保持器
18 案内面
20 循環路
Claims (3)
- レール軌道面を有するレールと、前記レール軌道面と対向するスライダ軌道面を有し、前記レールを直線的に往復移動するスライダと、前記レール軌道面とスライダ軌道面とにより形成される負荷路と、該負荷路を転動する複数のころとを備えたリニアガイド装置において、
前記負荷路を転動するころの両側の側面を案内する案内面を備えた保持器を設け、
前記レール軌道面および前記スライダ軌道面に、フルクラウニングを設けたことを特徴とするリニアガイド装置。 - 請求項1において、
前記ころの外周面に、台形クラウニングを設けたことを特徴とするリニアガイド装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記レール軌道面および前記スライダ軌道面のフルクラウニングを、前記ころの直径の50倍以上、200倍以下のクラウニング半径を有する単一の円弧形状としたことを特徴とするリニアガイド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006291423A JP2008106873A (ja) | 2006-10-26 | 2006-10-26 | リニアガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006291423A JP2008106873A (ja) | 2006-10-26 | 2006-10-26 | リニアガイド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008106873A true JP2008106873A (ja) | 2008-05-08 |
Family
ID=39440386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006291423A Pending JP2008106873A (ja) | 2006-10-26 | 2006-10-26 | リニアガイド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008106873A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013035212A1 (ja) * | 2011-09-07 | 2013-03-14 | 日本精工株式会社 | 直動案内装置 |
JP2014055670A (ja) * | 2012-05-28 | 2014-03-27 | Nsk Ltd | 直動案内装置 |
-
2006
- 2006-10-26 JP JP2006291423A patent/JP2008106873A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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