JP2008106799A - ヒンジ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト化を図ることができるヒンジ構造を提供する。
【解決手段】第1構成部材11に下方延出部22を一体形成し、下方延出部22先端に首部24を一体形成する。首部24上端に円柱状の頭部25を一体形成して軸部26を構成する。第1構成部材11に上方延出部31を一体形成し、上方に開口した断面円弧状の可動領域32を上面21から下方延出部22間に形成する。第2構成部材12に湾曲部42と突出部43とを一体形成し、突出部43と湾曲部42間に頭部25を回転自在に保持する保持部51を形成する。保持部51を、頭部25に外嵌する外嵌部52と首部24が挿通する首部挿通部53で構成し、外嵌部52及び首部挿通部53を第2構成部材12の一側面61及び他側面に開口して前記頭部25の側方からの挿入を可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転中心を中心とした回動を可能とするヒンジ構造に関する。
従来、扉の支持部や折り畳み構造部分には、ヒンジが用いられていた。
このような一般的なヒンジの構造の多くは、第1構成部材の端部に第2構成部材の端部がピンによって回動自在に支持されており、このピンを回転中心として前記両構成部材を回動できるように構成されている。
しかしながら、このようなヒンジ構造にあっては、前記両構成部材と別体からなるピンを必要とするため、コスト高要因となっていた。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、低コスト化を図ることができるヒンジ構造を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1のヒンジ構造にあっては、第1構成部材と第2構成部材とが回動自在に連結されてなるヒンジ構造において、首部の先端に断面円形状の頭部が設けられた軸部を前記第1構成部材に一体形成するとともに、前記頭部を回転自在に保持する保持部を前記第2構成部材に形成した。
すなわち、前記第1構成部材には、首部を介して断面円形状の頭部が一体形成されており、前記第2構成部材には、前記頭部を回転自在に保持する保持部が形成されている。
このため、前記頭部を前記保持部に回転自在に保持することによって、前記第1構成部材と前記第2構成部材とは、回動自在に連結される。
また、請求項2のヒンジ構造においては、前記保持部を、前記頭部に外嵌する外嵌部と、該外嵌部に前記頭部を挿入した状態で前記首部が挿通する首部挿通部とで構成し、前記外嵌部及び前記首部挿通部を前記第2構成部材の少なくとも一側面に開口して当該一側面側から前記外嵌部への前記頭部の挿入を可能に構成する一方、前記首部挿通部の幅寸法を、前記頭部の直径寸法より小さく設定するとともに前記頭部を中心として前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して回動した際に前記首部挿通部内での前記首部の移動を許容する寸法に設定した。
すなわち、前記保持部を構成する前記外嵌部と前記首部挿通部とは、前記第2構成部材の少なくとも一側面に開口しており、前記第1構成部材に設けられた前記頭部を、この一側面側から前記第2構成部材の前記外嵌部へ挿入することによって、前記第1構成部材と前記第2構成部材とを回動自在に連結することができる。
このとき、前記首部挿通部の幅寸法は、前記頭部の直径寸法より小さく設定されるとともに、前記首部挿通部内での前記首部の移動を許容する寸法に設定されている。このため、前記外嵌部からの前記頭部の不用意な抜けが防止されつつ、前記頭部を中心とした前記両構成部材の回動が許容される。
さらに、請求項3のヒンジ構造では、前記頭部を中心として前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して回動した際に、互いに当接して回転方向への回動を規制するとともに回転方向への荷重保持を可能とした回動規制構造を備えている。
すなわち、前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して所定量回動した際には、回動規制構造によって回転方向への回動が規制される。
このため、この回転規制状態において、前記第1構成部材又は前記第2構成部材に荷重が加えられた場合であっても、前記回転方向への回動が阻止される。
加えて、請求項4のヒンジ構造においては、前記頭部を中心として前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して回動し、前記回動規制構造で前記回転方向への回動を規制した状態で、加えられた回転力を前記首部挿通部の幅寸法を狭める力に変換する変換構造を備えている。
すなわち、前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して回動し、回転方向への回動を規制した状態において、前記回転方向への回転力がさらに加えられた場合には、その回転力は、前記首部挿通部の幅寸法を狭める力に変換される。
このため、この回転規制状態において、前記第1構成部材又は前記第2構成部材に大きな荷重が加えられた場合であっても、前記首部挿通部の幅寸法を狭めることによって、前記首部挿通部からの前記頭部の不用意な抜け落ちが防止される。
また、請求項5のヒンジ構造では、前記頭部を中心として前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して回動し、前記回動規制構造で前記回転方向への回動を規制した状態で、互いに密着して前記保持部内への異物の進入を阻止する異物進入阻止構造を備えている。
すなわち、前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して回動し、回転方向への回動を規制した状態において、前記保持部内への異物の進入が阻止される。
以上説明したように本発明の請求項1のヒンジ構造にあっては、前記第1構成部材の前記頭部を前記第2構成部材の前記保持部に回転自在に保持することによって、前記第1構成部材と前記第2構成部材とを別部材を用いることなく回動自在に連結することができる。
このため、前記第1構成部材と前記第2構成部材とを、両構成部材とは別体からなるピンで回動自在に連結しなければならなかった従来と比較して、部材コストを削減することができるとともに、構造を簡素化することができる。
また、前記両構成部材に別部材からなるピンを通すための作業が不要となるため、作業性が向上する。
したがって、部材コストや製造コストを抑えることができ、低コスト化を図ることができる。
また、請求項2のヒンジ構造においては、前記第1構成部材の前記頭部を前記第2構成部材の前記外嵌部へ挿入して連結した状態で、前記外嵌部からの前記頭部の不用意な抜けを防止しつつ、前記頭部を中心とした前記両構成部材の回動を許容することができる。
そして、前記外嵌部と前記首部挿通部とは、前記第2構成部材の少なくとも一側面に開口している。このため、この一側面側からの前記第2構成部材への前記第1構成部材の連結作業を可能とすることができる。
さらに、請求項3のヒンジ構造では、前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して所定量回動し、その回転方向への回動を規制した回転規制状態において、前記第1構成部材又は前記第2構成部材に荷重が加えられた場合であっても、前記回転方向への回動を阻止することができる。
このため、前記両構成部材を所定量回動して回動規制した状態で荷重が加えられる例えば折り畳み式のステップに応用することができる。
加えて、請求項4のヒンジ構造においては、前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して所定量回動し、その回転方向への回動を規制した回転規制状態において、前記第1構成部材又は前記第2構成部材に大きな荷重が加えられた場合には、前記首部挿通部の幅寸法を狭めることによって、前記首部挿通部からの前記頭部の不用意な抜けを防止することができる。
このため、前記両構成部材を所定量回動して回動規制した状態で荷重が加えられる例えば折り畳み式のステップに応用した場合には、過荷重時でのステップの不用意な離脱を確実に防止することができる。
また、請求項5のヒンジ構造では、前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して回動して回転方向への回動を規制した状態において、前記保持部内への異物の進入を阻止することができる。
これにより、前記保持部内への異物の進入に起因した回動不良を未然に防止することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実地の形態を図に従って説明する。図1は、本実施の形態にかかるヒンジ構造を示す図であり、該ヒンジ構造を、車両に設けられた折り畳みステップ1に応用した例が示されている。
すなわち、この折り畳みステップ1は、踏み板を構成する第1構成部材11と、該第1構成部材11を回動自在に支持する例えば車体に固定された第2構成部材12とによって構成されており、前記第1構成部材11を前記第2構成部材12に対して上方へ回動して上方に起立させた折り畳み状態13と、前記第1構成部材11を前記第2構成部材12に延長上に配置して水平を維持した展開状態14とを形成できるように構成されている。
前記第1構成部材11は、アルミニュームの押し出し成形によって板状に形成されており、その上面21は、延長用の踏み面を構成している。この第1構成部材11の図中左方の基端部には、下部側にて図中左方の基端側へ延出する下方延出部22が下面23に沿って一体形成されており、前記下方延出部22の先端には、上方へ向けて延出した首部24が一体形成されている。該首部24の上端には、円柱状の頭部25が一体形成され軸部26が構成されており、前記頭部25及び前記首部24並びに前記下方延出部22は、当該第1構成部材11の長さ方向(図面奥側方向)全長に渡って延設されている。
また、前記第1構成部材11の基端部には、上部側にて図中左方の基端側へ延出する上方延出部31が前記上面21に沿って一体形成されており、前記上方延出部31は、当該第1構成部材11の長さ方向(図面奥側方向)全長に渡って延設されている。前記上方延出部31の基端側への突出量は、前記下方延出部22の突出量より小さく設定されており、当該第1構成部材11の基端部には、上方に開口した断面円弧状の可動領域32が、前記上面21から前記下方延出部22までの間に形成されている。
前記第2構成部材12も、アルミニュームの押し出し成形によって板状に形成されており、その上面41は、基端側の踏み面を構成している。この第2構成部材12の図中右方の先端部には、上部側にて図中右方の先端側へ延出するとともに、先端へ向かうに従って下方へ湾曲した湾曲部42が前記上面41に連続して一体形成されており、前記先端部の下部側には、図中右方の先端側へ突出した突出部43が下面44に連続して一体形成されている。
この突出部43と前記湾曲部42との間には、前記第1構成部材11に設けられた前記頭部25を回転自在に保持する溝状の保持部51が形成されている。この保持部51は、円柱状に形成された前記頭部25に外嵌する断面円形状の外嵌部52と、該外嵌部52に前記頭部25を内嵌した状態で前記首部24が挿通する首部挿通部53とで構成されており、該首部挿通部53は、前記外嵌部52から先端側へ向かうに従って下方へ延出するように延在し、図中斜め下方へ向けて開口している。
前記外嵌部52及び前記首部挿通部53は、前記第2構成部材12の長さ方向(図面奥側方向)全長に渡って形成されており、当該第2構成部材12の一側面61及び他側面に開口している(一側面61側のみ図示)。これにより、この第2構成部材12の両側面61のいずれか側からでも、前記第1構成部材11に設けられた前記頭部25をスライドして前記外嵌部52へ挿入すると同時に、前記首部24を前記首部挿通部53へ挿入できるように構成されている。
この首部挿通部53での幅寸法71は、前記頭部25の直径寸法72より小さく設定されており、当該首部挿通部53を介して前記頭部25の抜けを防止できるように構成されている。また、前記首部挿通部53での幅寸法71は、前記首部24の厚み寸法より十分に大きく設定されており、前記頭部25を中心として前記第1構成部材11を前記第2構成部材12に対して回動した際に、前記首部挿通部53内での前記首部24の上下方向への移動を許容できる寸法に設定されている。
そして、前記先端部の上部に形成された前記湾曲部42は、前記外嵌部52に前記頭部25を内嵌した状態で、前記第1構成部材11に形成された前記可動領域32内に配置されるように構成されており、前記頭部25を中心として前記第1構成部材11を前記第2構成部材12に対して回動した際に、前記第1構成部材11に形成された前記可動領域32内を移動できるように構成されている。
この湾曲部42の先端には、当該第2構成部材12の先端方向へ延出する先端延出部81が形成されており、該先端延出部81上面には、前記上面41と平行な受け面82が形成されている。この受け面82は、前記第1構成部材11に設けられた前記上方延出部31の下面と対を成すように構成されており、前記第1構成部材11を前記第2構成部材12に延長上に配置して図中水平に保った状態で、前記上方延出部31の下面が構成する下側当接面83が前記湾曲部42に形成された前記受け面82に上方から当接し、前記第1構成部材11の自由端部のさらなる下方への回動を規制するように構成されている。
これにより、前記頭部25を中心として前記第1構成部材11を前記第2構成部材12に対して回動した際に、互いに当接して回転方向への回動を規制する回動規制構造が前記上方延出部31の前記下側当接面83と前記湾曲部42の前記受け面82とによって構成されている。
また、前記下側当接面83及び前記受け面82は、共に平坦面で構成されており、前記下側面接面83が前記受け面82に面接した状態で、両者が互いに密着するように構成されている。
これにより、前記第1構成部材11の下方へ向けた回転方向への回動を規制した回転規制状態において、前記可動領域32及び前記保持部51内への異物の進入を阻止する異物進入阻止構造が構成されており、ステップとして利用される前記第1構成部材11及び第2構成部材12上に砂や土などが付着した場合であっても、これらの異物が前記可動領域32及び前記保持部51に充填されたグリースに混入するといった不具合を防止できるように構成されている。
さらに、延長用の踏み面を構成する前記第1構成部材11に過荷重が加えられた際には、その荷重が前記第1構成部材11の前記上方延出部31から前記第2構成部材12の前記湾曲部42の先端に加えられ、当該湾曲部42を下方へ弾性変形させるように構成されており、これにより当該湾曲部42と前記突出部43間に形成された円形の前記外嵌部52を縮径して前記首部挿通部53の幅寸法を狭めるように構成されている。
これにより、前記第1構成部材11の下方へ向けた回転方向への回動を規制した回転規制状態において、前記第1構成部材11に加えられた回転力を前記首部挿通部53の幅寸法を狭める力に変換する変換構造が構成されている。
また、前記第1構成部材11を前記第2構成部材12に延長上に配置して図中水平に保った状態では、前記第1構成部材11の前記首部24の側面91が前記第2構成部材12の前記突出部43の端面92に水平方向から当接し、前記第1構成部材11のさらなる下方への回動を規制するように構成されている。
これにより、前記頭部25を中心として前記第1構成部材11を前記第2構成部材12に対して回動した際に、互いに当接して回転方向への回動を規制する回動規制構造が前記首部24の前記側面91と前記突出部43の前記端面92とによって構成されている。
また、前記側面91及び前記端面92は、共に平坦面で構成されており、前記側面91が前記端面92に面接した状態で、両者が互いに密着するように構成されている。
これにより、前記回転規制状態において、前記保持部51内への異物の進入を阻止する異物進入阻止構造が構成されており、ステップとして利用する際に砂や土などが付着した場合であっても、これらの異物が前記可動領域32及び前記保持部51に充填されたグリースに混入するといった不具合を防止できるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施の形態において、前記第1構成部材11には、前記首部24を介して断面円形状の頭部25が一体形成されており、前記第2構成部材12には、前記頭部25を回転自在に保持する保持部51が形成されている。このため、前記頭部25を前記保持部51に回転自在に保持することによって、前記第1構成部材11と前記第2構成部材12とを、別部材を用いることなく、回動自在に連結することができる。
このため、前記第1構成部材11と前記第2構成部材12とを、両構成部材11,12とは別体からなるピンで回動自在に連結しなければならなかった従来と比較して、部材コストを削減することができるとともに、構造の簡素化を図ることができる。
また、前記両構成部材11,12に別部材からなるピンを通すための作業が不要となるため、作業性が向上する。
したがって、部材コストや製造コストを抑えることができ、低コスト化を図ることができる。
また、前記保持部51を構成する前記外嵌部52と前記首部挿通部53とは、前記第2構成部材12の両側面61に開口しており(一側面61のみ図示)、前記第1構成部材11に設けられた前記頭部25を、例えば前記一側面61側から前記第2構成部材12の前記外嵌部52へ挿入することによって、前記第1構成部材11と前記第2構成部材12とを回動自在に連結することができる。
このとき、前記首部挿通部53の幅寸法71は、前記頭部25の直径寸法72より小さく設定されるとともに、前記首部挿通部53内での前記首部24の移動を許容する寸法に設定されている。
このため、前記第1構成部材11の前記頭部25を前記第2構成部材12の前記外嵌部52へ挿入して連結した状態で、該外嵌部52からの前記頭部25の不用意な抜けを防止しつつ、該頭部25を中心とした前記両構成部材11,12の回動を許容することができる。
そして、前記外嵌部52と前記首部挿通部53とは、前記第2構成部材12の少なくとも前記一側面61に開口している。このため、この一側面61側からの前記第2構成部材12への前記第1構成部材11の連結作業を可能とすることができる。
さらに、前記第1構成部材11の自由端部を前記第2構成部材12に対して所定量下方回動し、その回転方向への回動を規制した前記回転規制状態において、前記第1構成部材11に荷重が加えられた場合であっても、前記第1構成部材11における前記上方延出部31の下側当接面83が前記第2構成部材12における前記湾曲部42の前記受け面82に当接し、かつ前記第1構成部材11における前記首部24の側面91が前記第2構成部材12における前記突出部43の端面92に当接することによって、前記第1構成部材11の自由端部のさらなる下方回転方向への回動を阻止することができる。
このため、延長用の踏み面に加えられた荷重による前記第1構成部材11の自由端部の下方への垂下を未然に防止することができる。
この回転規制状態において、前記第1構成部材11に大きな荷重が加えられた場合には、前記第1構成部材11の前記上方延出部31が前記第2構成部材12の前記湾曲部42を下方へ撓ませ、前記首部挿通部53の幅寸法71を狭めることによって、前記首部挿通部53からの前記頭部25の不用意な抜けを防止することができる。
このため、前記第1構成部材11を水平に維持した状態で、当該第1構成部材11が構成する踏み面に過荷重が加えられた場合であっても、当該第1構成部材11の不用意な離脱を確実に防止することができる。
そして、この回動規制状態において、前記第1構成部材11における前記上方延出部31の下側当接面83が前記第2構成部材12における前記湾曲部42の前記受け面82に密着するとともに、前記第1構成部材11における前記首部24の側面91が前記第2構成部材12における前記突出部43の端面92に密着することによって、前記可動領域32及び前記保持部51内への異物の進入を阻止することができる。
これにより、前記可動領域32及び前記保持部51内のグリースへの砂や土などの異物を混入を防止することができ、グリースの異物が混入した際に生じ得る回動不良を未然に防止することができる。
(第2の実施の形態)
図2は、本発明の第2の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明を割愛するとともに、異なる部分に付いてのみ説明する。
すなわち、前記第1構成部材11は、前記第2構成部材12より肉厚に形成されており、前記第1構成部材11の基端部には、図中左方の基端側へ延出して前記第2構成部材12下部に達する下部延出部201が、当該第1構成部材11の長さ方向(図面奥側方向)全長に渡って延設されている。
この下部延出部201の上面は、上側当接面211を構成しており、前記第1構成部材11を前記第2構成部材12に延長上に配置して図中水平に保った状態において、前記下部延出部201の前記上側当接面211が、前記第2構成部材12下面の先端部が構成する下部受け面212に下方から当接し、前記第1構成部材11の自由端部のさらなる下方への回動を規制するように構成されている。
これにより、前記頭部25を中心として前記第1構成部材11を前記第2構成部材12に対して回動した際に、互いに当接して回転方向への回動を規制する回動規制構造が前記第1構成部材11における前記下部延出部201の前記上側当接面211と前記第2構成部材12に設けられた前記下部受け面212とによって構成されている。
加えて、この時前記第2構成部材12における前記湾曲部42の前記受け面82と前記第1構成部材11における前記上方延出部31の下側当接面83とが当接することで、軸部26の回転中心まわりのモーメントを互いにうち消し合うことで、大きな回転力を保持できる。
また、前記上側当接面211及び前記下部受け面212は、共に平坦面で構成されており、前記上側当接面211が前記下部受け面212に面接した状態で、両者が互いに密着するように構成されている。
これにより、前記回転規制状態において、前記保持部51内への異物の進入を阻止する異物進入阻止構造が構成されており、ステップとして利用する際に砂や土などが付着した場合であっても、これらの異物が前記保持部51に充填されたグリースに混入するといった不具合を防止できるように構成されている。
このような構造であっても、前述した第1の実施の形態と同様の作用・効果を得ることができる。
なお、前述した各実施の形態では、本願発明のヒンジ構造を折り畳みステップ1の応用した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、他のヒンジ部に応用しても良い。
本発明の第1の実施の形態を示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す側面図である。
符号の説明
1 折り畳みステップ
11 第1構成部材
12 第2構成部材
24 首部
25 頭部
26 軸部
51 保持部
52 外嵌部
53 首部挿通部
71 幅寸法
72 直径寸法

Claims (5)

  1. 第1構成部材と第2構成部材とが回動自在に連結されてなるヒンジ構造において、
    首部の先端に断面円形状の頭部が設けられた軸部を前記第1構成部材に一体形成するとともに、前記頭部を回転自在に保持する保持部を前記第2構成部材に形成したことを特徴とするヒンジ構造。
  2. 前記保持部を、前記頭部に外嵌する外嵌部と、該外嵌部に前記頭部を挿入した状態で前記首部が挿通する首部挿通部とで構成し、前記外嵌部及び前記首部挿通部を前記第2構成部材の少なくとも一側面に開口して当該一側面側から前記外嵌部への前記頭部の挿入を可能に構成する一方、
    前記首部挿通部の幅寸法を、前記頭部の直径寸法より小さく設定するとともに前記頭部を中心として前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して回動した際に前記首部挿通部内での前記首部の移動を許容する寸法に設定したことを特徴とする請求項1記載のヒンジ構造。
  3. 前記頭部を中心として前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して回動した際に、互いに当接して回転方向への回動を規制するとともに回転方向への荷重保持を可能とした回動規制構造を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のヒンジ構造。
  4. 前記頭部を中心として前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して回動し、前記回動規制構造で前記回転方向への回動を規制した状態で、加えられた回転力を前記首部挿通部の幅寸法を狭める力に変換する変換構造を備えたことを特徴とする請求項3記載のヒンジ構造。
  5. 前記頭部を中心として前記第1構成部材を前記第2構成部材に対して回動し、前記回動規制構造で前記回転方向への回動を規制した状態で、互いに密着して前記保持部内への異物の進入を阻止する異物進入阻止構造を備えたことを特徴とする請求項3又は4記載のヒンジ構造。
JP2006288177A 2006-10-24 2006-10-24 ヒンジ構造 Active JP4823848B2 (ja)

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