JPH1025946A - 扉の蝶番構造 - Google Patents

扉の蝶番構造

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JPH1025946A
JPH1025946A JP18310496A JP18310496A JPH1025946A JP H1025946 A JPH1025946 A JP H1025946A JP 18310496 A JP18310496 A JP 18310496A JP 18310496 A JP18310496 A JP 18310496A JP H1025946 A JPH1025946 A JP H1025946A
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JP
Japan
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rotating shaft
door
hinge
side member
hinge structure
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18310496A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Miwa
幸市 三輪
Takahiro Oshima
貴博 大島
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Nitto Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kogyo Co Ltd filed Critical Nitto Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】押し出し成形で製作される蝶番構造において、
嵌め込み作業が容易でありながら、組立精度を高くす
る。 【解決手段】外径を拡張可能な弾性構造とした回動軸体
11とそこから延びる扉前面板材12とを備えた可動側
部材と、その回動軸体11を回動自在に嵌め込み支持す
るとともに、一部を切り欠いた筒状軸受体21を一体に
備えた固定側部材2とからなる蝶番構造であって、その
回動軸体11の中心に拡張部材22を挿入して、その外
径を拡張状態に保持させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉扉の蝶番構
造、特に、押し出し成形により製作される金属製または
硬質合成樹脂製の蝶番構造およびそれを用いた扉構造の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、開閉扉に用いられる蝶番構造とし
ては、伝統的なピンロッド連結構造の蝶番が普通であっ
たが、これらは、取付精度を出すためには取付作業手間
がかかる他、部品点数も多く保管手間を要するうえ、ほ
こりや雨水が侵入しやすいなどの不具合があった。これ
を改良したものとして、押し出し成形による長尺の軸と
軸受を嵌め合わせて組み合わせた蝶番があるが、軸と軸
受とのギャップが少なすぎると嵌め合わせる作業が困難
となる、一方ギャップが大きすぎるとガタガタして適正
に開閉しないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、従来のような
蝶番の取付作業を不要とし、取付工数の大幅な削減を図
るとともに、雨水の侵入を防止できる、押し出し成形で
製作される蝶番構造であって、嵌め合わせ作業が容易で
ありながら、組立精度を高くすることができる扉の蝶番
構造を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、回動軸に
直角な断面において、外径を拡張可能な弾性構造とした
回動軸体とそこから延びる扉前面板材とを備えた可動側
部材と、その回動軸体を回動自在に嵌め込み支持すると
ともに、その回動軸体が回動するとき前記扉前面板材と
干渉しないように一部を切り欠いた筒状軸受体を一体に
備えた固定側部材とからなる蝶番構造であって、その回
動軸体の中心に拡張部材を装入して回動軸体の外径を拡
張状態に保持させたことを特徴とする扉の蝶番構造、に
より解決することができる。
【0005】また、本発明は、前記固定側部材の筒状軸
受体を前記回動軸体との間で摺動可能に挟持する一対の
円弧状補強突片を前記可動側部材に突設した前記扉の蝶
番構造として、あるいは、前記扉前面板材の上端と下端
に配置され前記可動側部材をカバーする天板材および底
板材を取り付けるための取付金具が拡張部材として前記
可動側部材の回動軸体に挿入されて、その回動軸体の外
径を拡張した状態で、前記固定側部材と係合している扉
の蝶番構造として、好ましく具体化することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の扉の蝶番構造の1
実施形態を図1〜3に基づいて説明する。蝶番構造の回
動軸に直角な断面を表す参考図1に例示されるように、
この実施形態では、扉前面板材12に連なる可動側部材
1と、箱本体などの固定部材に連結される固定側部材2
の二つの部材の組合せにより形成されている。
【0007】ここで、この可動側部材1では、リングの
一部を切り欠いた筒状の回動軸体11が一体に設けられ
ていて、それは外径を拡張できるような弾性構造に構成
され、その中心空間に拡張部材22を装入することによ
って、後記のように拡張状態に保持され、次の筒状軸受
体21に嵌め込まれているのである。一方、固定側部材
2は、可動側部材1の前記回動軸体11を回動自在に嵌
め込み支持するための筒状軸受体21を一体に備えてお
り、この筒状軸受体21は、前記回動軸体11が回動す
るときそれに連結している前記扉前面板材12の動きに
障害とならないように筒体の一部を切り欠いたものとさ
れている。
【0008】さらに、この可動側部材1には、回動軸体
11の両側に、その回動軸体11を取り囲むように一対
の円弧状補強突片13a、13bを突設していて、この
補強突片13aまたは13bと回動軸体11との間で前
記筒状軸受体21を摺動可能に挟持している。
【0009】この場合には、可動側部材1が閉じた状態
では、図1に示すように、内側の補強突片13bが回動
軸体11との間で前記筒状軸受体21の一方を主に挟持
するが、可動側部材1が開いた状態では、図2に示すよ
うに、外側の補強突片13aが回動軸体11との間で前
記筒状軸受体21の他方を主に挟持するように、交互に
機能するよう配置されている。
【0010】このような扉の蝶番構造では、固定側部材
2に嵌め合わせる以前の可動側部材1の回動軸体11
を、図3に示すように、筒状軸受体21の内径より若干
小径に形成するとともに、一部を切り欠いたリング状の
弾性構造に形成しておく。そして、それを固定側部材2
筒状軸受体21に嵌め込んだ後に、図1、2に示すよう
に、この回動軸体11の中心のリング孔に適宜な拡張部
材22、例えば若干径の大きいビスまたはピンのような
取付金具を挿入、取り付けることによりその外径を拡張
状態にして筒状軸受体21に適度に圧接するように調整
してある。
【0011】さらに、本発明では、扉に連なる可動側部
材1に連設された回動軸体11が固定側部材2の筒状軸
受体21に嵌着して回動自在に支持されているととも
に、回動軸体11の両側に設けられた補強突片13a、
13bの少なくとも一方が常時前記筒状軸受体21と挟
んだ状態で係合しているので、可動側部材1と固定側部
材2とが回動軸体11を軸心にして回動動作、すなわち
可動側部材1に連なる扉の開閉動作を行うことができ、
かつ両部材1、2の結合強度が向上し簡単には離脱しな
いよう形成されているのである。
【0012】以上に説明したように、拡張された回動軸
体11は、一対の円弧状補強突片13a、13bとの間
で筒状軸受体21を好ましい圧力で摺動可能に挟持する
ことができ、組立精度が向上するとともに、可動側部材
1と固定側部材2との係合強度を高めることもできるの
である。
【0013】このような構成をさらに具体化した実施形
態について図4により説明すると、扉前面板材12を連
設した可動側部材1の回動軸体11を固定側部材(図示
省略)に嵌め合わせしてから、扉前面板材12と可動側
部材1の端面をカバーする天板材(図示省略)および底
板材3を取り付けて、天板材(図示省略)および底板材
3の外側から回動軸体11の中心空間に拡張部材である
ビス31をねじ込み、回動軸体11の外径を拡張させる
とともに、天板材(図示省略)および底板材3を組み立
てているのである。
【0014】この本発明の扉の蝶番構造によれば、特
に、回動軸体が外径を拡張可能な弾性構造で形成されて
いるので、回動軸体をあらかじめ小径に成形しておき、
嵌め合わせ作業を容易なものとする一方、組合せ後に回
動軸体に拡張部材を挿入することによって外径を拡張さ
せて、組立精度を高くすることができる扉の蝶番構造が
提供できる。また、扉の上下に配置される天板材または
底板材を取り付けるとき、同時に取付金物を兼ねた拡張
部材により回動軸体の外径を拡張させて固定側部材に嵌
め合わされて組み立てられるので、扉の組立工数も削減
できるという利点も得られる。
【0015】この実施形態では、回動軸体の断面形状と
して、一部切り欠いたリング状としたが、上記の趣旨に
かなう弾性構造であればどのような形態でもよく、例え
ば切り欠き部分のない単なる中空のリング状でもよい。
【0016】
【発明の効果】本発明の蝶番構造は、以上に説明したよ
うに構成されているので、所定の金型を用いてアルミニ
ウム合金などのような材料を押出し成形することにより
容易に製作することができ、さらにこのような成形され
た可動側部材と固定側部材を嵌め合わせて、一方を他方
に押し込むことによって簡単に蝶番構造に組み立てるこ
とができるから、取付工数の大幅な削減を図ることがで
きる。さらに回動軸体が外径を拡張可能な弾性構造で形
成されているので、回動軸体を小径に成形しておき、上
記の嵌め合わせ押し込む作業を容易に行うとともに、組
合せ後には拡張部材を挿入することによって拡張させて
組立精度を高くすることができるという優れた効果が得
られる。よって本発明は従来の問題点を解消した扉の蝶
番構造として、その工業的価値は極めて大なるものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための参考断面
図。
【図2】同上。
【図3】同上。
【図4】本発明の他の実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1 可動側部材、11 回動軸体、12 扉前面板材、
13a、13b 補強突片、2 固定側部材、21 筒
状軸受体、22 拡張部材、3 底板材、31ビス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動軸に直角な断面において、外径を拡
    張可能な弾性構造とした回動軸体とそこから延びる扉前
    面板材とを備えた可動側部材と、その回動軸体を回動自
    在に嵌め込み支持するとともに、その回動軸体が回動す
    るとき前記扉前面板材と干渉しないように一部を切り欠
    いた筒状軸受体を一体に備えた固定側部材とからなる蝶
    番構造であって、その回動軸体の中心に拡張部材を装入
    して回動軸体の外径を拡張状態に保持させたことを特徴
    とする扉の蝶番構造。
  2. 【請求項2】 前記固定側部材の筒状軸受体を前記回動
    軸体との間で摺動可能に挟持する一対の円弧状補強突片
    を前記可動側部材に突設した請求項1記載の扉の蝶番構
    造。
  3. 【請求項3】 前記扉前面板材の上端と下端に配置され
    前記可動側部材をカバーする天板材および底板材を取り
    付けるための取付金具が拡張部材として前記可動側部材
    の回動軸体に挿入されて、その回動軸体の外径を拡張し
    た状態で、前記固定側部材と係合している請求項1また
    は2記載の扉の蝶番構造。
JP18310496A 1996-07-12 1996-07-12 扉の蝶番構造 Withdrawn JPH1025946A (ja)

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JPH1025946A true JPH1025946A (ja) 1998-01-27

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106799A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Autech Japan Inc ヒンジ構造
JP2008147784A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Sharp Corp 蝶番、基板装着板及び表示装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106799A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Autech Japan Inc ヒンジ構造
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