JP2008106483A - 免震集水ます - Google Patents
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Abstract
【課題】竪樋からの排水を排水音の発生を防いで排出することができ、地震の際には竪樋や集水ますの破損を防ぐことが可能な免震集水ますを提供する。
【解決手段】竪樋3に介装され、免震構造を有する集水ます1であって、該竪樋3は集水ます1に臨んで建物の外壁に取り付けられるとともに、上記竪樋3の下端部31と集水ます1の上部を構成する入水口11とは隔てて設けられ、上記集水ます1の入水口11から排水口12に至る集水ます1本体の内周壁面は先細状のテーパ面で形成されてなる免震集水ますA。
【選択図】図1
【解決手段】竪樋3に介装され、免震構造を有する集水ます1であって、該竪樋3は集水ます1に臨んで建物の外壁に取り付けられるとともに、上記竪樋3の下端部31と集水ます1の上部を構成する入水口11とは隔てて設けられ、上記集水ます1の入水口11から排水口12に至る集水ます1本体の内周壁面は先細状のテーパ面で形成されてなる免震集水ますA。
【選択図】図1
Description
本発明は、竪樋に取り付けられる集水ますに関する。さらに詳しくは、軒樋の集水器から雨水を排水する竪樋に介装される免震集水ますの構造に関する。
通常、竪樋の上端は軒樋に設けられる集水器に接続され、控え金具を用いて家屋外壁に取り付けられるとともに、この竪樋の下端は排水溝、下水道等に接続され、排水される。しかしながら、近年地震対策の見地から免震構造の住宅が普及しつつあり、軒先回りにおいても竪樋等の破損を防止する免震対策が求められている。
そこで、例えば、本願図5に示すように、軒樋に設けた集水器5に竪樋3を接続し、控え金具6を用いて家屋外壁に取り付け、この竪樋3に集水ます8を介装することが行われている。本願図5に示されているように、上方からの竪樋3の下端部31は、隙間を設けて集水ます8の入水口に臨み、竪樋3からの雨水は、集水ます8の底面に接続された縦排水管4を経て地中に埋設された地中排水管7に排水される。
本願図6は、本願図5に示す公知の集水ます8を拡大して示す縦断面図である。本願図6に示すように、竪樋3の下端部31は隙間Sを設けて集水ます8の入水口81に臨み、竪樋3からの雨水は底面板9に穿たれた排水口82から縦排水管4に流下する。このようにして竪樋3に介装された集水ます8は、竪樋3と集水ます8との間に物理的に接触した接続部分がないため、地震の揺れによって該両者間に剪断応力や歪み応力が発生するというようなことがなく、竪樋3や集水ます8の破損を招くことが避けられる。
一方、下記特許文献1には、主として玄関先などの上部に設けられた平坦な庇(玄関ポーチ)などの下面側の天井に設けられ、雨水を排水するための集水ますに関する技術が開示されており、天井の面と集水ますの上端との間に一定の隙間を設けることにより確実に取り付けられるとともに、施工後の外観の向上をはかることが可能な雨とい用集水ますが開示されている。
特開平8−135114号公報(第1〜3頁、第1図)
しかしながら、上記本願図5、図6に示した公知の集水ます8は、底面が平らとなっているため、上方からの排水が矢印で示すように底面板9に衝突し、この衝突音が周囲の側板で反響して大きくなり、耳障りな排水音が発生するという問題がある。
本発明はこのような問題を解決して、竪樋からの排水をスムースに排出することができるとともに、排水音の発生を防ぎ、また、地震の際は竪樋の破損を防ぐことができる免震集水ますを提供することを、その課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、竪樋に介装され、免震構造を有する集水ますであって、該竪樋は集水ますに臨んで建物の外壁に取り付けられるとともに、上記竪樋の下端部と集水ますの上部を構成する入水口とは隔てて設けられ、上記集水ますの入水口から排水口に至る集水ます本体の内周壁面は先細状のテーパ面で形成されてなる免震集水ますが提供される。
請求項2に記載の免震集水ますは、請求項1に記載の発明に加えて、上記集水ます本体は先細の傾斜面を有する角錐台状に形成される。
請求項3に記載の免震集水ますは、請求項1に記載の発明に加えて、上記集水ます本体は先細の円錐台状に形成される。
請求項4に記載の免震集水ますは、請求項1に記載の発明に加えて、上記集水ますの入水口に複数の竪樋を臨ませて設けることができる。
請求項1に記載の発明にかかる免震集水ますは上記のとおりであり、建物の外壁に取り付けられた竪樋は、その下端部が集水ますの上部を構成する入水口に隙間を隔てて臨んでいるため、地震の揺れによって該両者が相対移動しても、該両者間に剪断応力や歪み応力が発生することを防いで、竪樋や集水ますの破損を防ぐことができる。
また、上記集水ますの入水口から排水口に至る集水ます本体の内周壁面は先細状のテーパ面で形成されているため、排水はテーパを構成する勾配に沿って流れ落ち、直接、排水が底面板に衝突することがないため、排水音が騒音となって、耳障りとなることなく、スムースに排水することができる。
請求項2に記載の免震集水ますは上記のとおりであり、請求項1の免震集水ますの有する効果に加え、上記集水ます本体が角錐台状に形成されているため、デザイン性よく竪樋に介装され、排水音を発することなく、スムースに排水することができる。
請求項3に記載の免震集水ますは上記のとおりであり、請求項1の免震集水ますの有する効果に加え、上記集水ます本体が円錐台状に形成されているため、デザイン性よく竪樋に介装され、排水音を発することなく、スムースに排水することができる。
請求項4に記載の免震集水ますは上記のとおりであり、請求項1の免震集水ますの有する効果に加え、上記集水ますの入水口に複数の竪樋を臨ませて設けることができるため、例えば、軒樋に設けられた2カ所の集水器からの雨水をまとめて受けて、排水音を発することなく、スムースに排水することができる。
以下、本発明にかかる免震集水ますの実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態にかかる免震集水ますAを示す斜視図である。図外軒樋の集水器に接続された竪樋3は、その下端部31が上記集水ます1の上部を構成する入水口11に臨ませて建物の外壁に取り付けられる。図1に示すように、第1実施形態においては、集水ます1本体は、その内周壁面が上記入水口11から排水口12に至る先細状のテーパ面で形成される角錐台状とされている。
図2は、図1におけるX−X線に沿う断面図である。図2に示されているように、上記竪樋3の下端部31は、隙間Sを隔てて上記入水口11に臨み、上記集水ます1の底部は排水口12とされ、縦排水管4に接続されている。図2に示すように、集水ます1本体の内周壁面はテーパ状に形成されているため、竪樋3から流下した雨水は、図6に示す従来形状のものにおけるように、雨水が底面板9に衝突することなく、テーパが構成する勾配に沿って流れ落ちる。その結果、排水音が騒音となって耳障りとなる、ことを低減でき、スムースに排水を縦排水管4に流すことができる。
地震の際は、竪樋3と集水ます1との間に隙間Sがあるため、地震の揺れによって該両者が相対移動しても、該両者間に剪断応力や歪み応力が発生することを防ぎ、竪樋3や集水ます1の破損を防ぐことができる。また、入水口11は、地震の揺れに対応し、竪樋3の下端部31に比較して面積を大きく、余裕を持って設けているため、通常時は、集水ます1に溜まったゴミ等を容易に取り除くことができる。
図3は、本発明の第2実施形態にかかる免震集水ますBを示す斜視図である。第1実施形態と同様に、図外軒樋の集水器に接続された竪樋3は、その下端部31を集水ます2の上部を構成する入水口21に臨ませて建物の外壁に取り付けられる。図3に示すように、第2実施形態においては、集水ます2本体は、その内周壁面が上記入水口21から排水口22に至る先細状のテーパ面で形成される円錐台状とされるとともに、底部には排水口22が設けられ、縦排水管4に接続されている。
そして、第1実施形態における場合と同様に、竪樋3から流下した雨水は、円錐を構成する勾配に沿って流れ落ち、排水音が騒音となって耳障りとなる、というようなことを低減でき排水を縦排水管4にスムースに流すことができる。
また、地震の際は、竪樋3と集水ます2との間に隙間Sがあるため、地震の揺れによって該両者が相対移動しても、該両者間に剪断応力や歪み応力が発生することを防ぎ、竪樋3や集水ます2の破損を防ぐことができる。また、入水口21は、地震の揺れに対応して竪樋3の下端部31に比較して面積を大きく、余裕を持って設けているため、通常時は、集水ます2に溜まったゴミ等を容易に取り除くことができる。
図4は本発明の第1実施形態にかかる免震集水ますAの応用例を示す一部断面側面図である。図4に示すように、図2における竪樋3に加えて、軒樋の別の集水器に接続された他の竪樋3aを含む複数の竪樋が集水ます1の入水口11に臨んで設けられる。このように、一個の集水ます1に複数の竪樋からの雨水をまとめて受け、耳障りとなる排水音を発生させることなく、スムースに排水させることができる。以上述べたように、本発明は種々設計変更可能であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り、本発明の技術的範囲に属する。
A 本発明の第1実施形態にかかる免震集水ます
S 隙間
1 集水ます
11 入水口
12 排水口
B 本発明の第2実施形態にかかる免震集水ます
2 集水ます
21 入水口
22 排水口
3 竪樋
31 下端部
3a 他の竪樋
4 縦排水管
5 集水器
6 控え金具
7 地中排水管
8 公知技術における集水ます
81 公知技術における集水ますの入水口
82 公知技術における集水ますの排水口
9 公知技術における底面板
S 隙間
1 集水ます
11 入水口
12 排水口
B 本発明の第2実施形態にかかる免震集水ます
2 集水ます
21 入水口
22 排水口
3 竪樋
31 下端部
3a 他の竪樋
4 縦排水管
5 集水器
6 控え金具
7 地中排水管
8 公知技術における集水ます
81 公知技術における集水ますの入水口
82 公知技術における集水ますの排水口
9 公知技術における底面板
Claims (4)
- 竪樋に介装され、免震構造を有する集水ますであって、該竪樋は集水ますに臨んで建物の外壁に取り付けられるとともに、上記竪樋の下端部と集水ますの上部を構成する入水口とは隔てて設けられ、上記集水ますの入水口から排水口に至る集水ます本体の内周壁面は先細状のテーパ面で形成されてなる免震集水ます。
- 上記集水ます本体が角錐台状に形成された請求項1に記載の免震集水ます。
- 上記集水ます本体が円錐台状に形成された請求項1に記載の免震集水ます。
- 上記集水ますの入水口に複数の竪樋を臨ませて設けた請求項1に記載の免震集水ます。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006289352A JP2008106483A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 免震集水ます |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006289352A JP2008106483A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 免震集水ます |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008106483A true JP2008106483A (ja) | 2008-05-08 |
Family
ID=39440080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006289352A Pending JP2008106483A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 免震集水ます |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008106483A (ja) |
-
2006
- 2006-10-25 JP JP2006289352A patent/JP2008106483A/ja active Pending
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