JP2001115614A - 竪樋接続構造 - Google Patents

竪樋接続構造

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JP2001115614A
JP2001115614A JP29829299A JP29829299A JP2001115614A JP 2001115614 A JP2001115614 A JP 2001115614A JP 29829299 A JP29829299 A JP 29829299A JP 29829299 A JP29829299 A JP 29829299A JP 2001115614 A JP2001115614 A JP 2001115614A
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downspout
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joint
rain
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JP29829299A
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Ritsu Hirata
立 平田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多量の雨が降ったときでも、竪樋の排水
流路内で竪樋継手の内壁に当ったり、竪樋継手内に溜ま
っている雨水に当って衝突音が発生しない竪樋用消音部
品を提供するものである。 【解決手段】 竪樋3の排水流路内に取り付けられ、雨
水の流下の勢いを和らげる消音部材2が設けられている
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、竪樋の排水流路の
下端部に取り付けられる竪樋接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多量の雨水が竪樋の排水流路を流
れる際に、竪樋継手の内壁に当ったり、竪樋継手内に溜
まっている雨水に当って発生する衝突音を消したり、小
さくしたりする竪樋の消音装置としては、例えば、特開
平10−212803号公報に記載のものが知られてい
る。
【0003】特開平10−212803号公報に記載の
竪樋の消音装置は、竪樋のエルボ内の曲がり部に該曲が
り部の凸曲側内壁にあてがって水の流下方向に対して傾
斜するように網状体を設けたものである。この消音装置
は、排水流路を流れる雨水は直接網状体に当たり、雨水
の流下の勢いを和らげられ消音されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この竪樋の
消音装置では、曲がり部に該曲がり部の凸曲側内壁にあ
てがって水の流下方向に対して傾斜するように網状体で
内壁に当って発生する衝突音は消すことができるが、
網状体の下端が内壁に係止されているため、多量の雨が
降ったときは、雨水は流れ難く、エルボ内に雨水が溜ま
り水位が上がり、この溜まっている雨水に直接当って雨
音が発生するという問題があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、多量の雨が降っ
たときでも、竪樋の排水流路内で竪樋継手の内壁に当っ
たり、竪樋継手内に溜まっている雨水に当って衝突音が
発生しない竪樋接続構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたもので、請求項1記載の発明で
は、竪樋の排水流路内に取り付けられ、雨水の流下の勢
いを和らげる消音部材が設けられているものである。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
竪樋接続構造であって、消音部材が竪樋の排水流路中の
エルボ継手に配置されているものである。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
竪樋接続構造であって、消音部材が竪樋の排水流路中の
ソケット継手に配置されているものである。
【0009】本発明の消音部材の材質は、合成樹脂、金
属等適宜の材質でよく、例えば、合成樹脂で、竪樋が硬
質塩化ビニル樹脂である場合は、同じ材質を使用する
と、接続も簡単にでき、軽量であるので、好ましい。
【0010】請求項1記載の発明において、消音部品の
形状は、竪樋の排水流路内に取り付けることができ、竪
樋内の雨水の流下の勢いを和らげることができ、この消
音部材を取り付けることによって、排水流路内の雨水の
流れを妨げることがないものであれば、適宜な形状でよ
く、例えば、竪樋や竪樋継手の形状に合わせられた枠体
と、この枠体のほぼ中央部から内側に向けて下方に膨ら
んだ円弧状のガイド板を取り付け、このガイド板の中央
部に丸孔を開け、この丸孔を中心にして回り複数個の小
孔を開けた形状にすると、消音部材を竪樋や竪樋継手に
取り付けることによって、竪樋から流下してくる雨水を
円弧状のガイド板で受けて、雨水の流下の勢いを和らげ
ることができ、ガイド板で受けられた雨水は円弧状のガ
イド板で中央部の丸孔方に集められ、雨水は中央部の丸
孔と少量の小孔から落ち、勢いよい雨水が竪樋継手の側
壁や竪樋継手の溜まっている雨水に直接当たらず、雨音
が発生しないので、好ましい。尚、このとき、枠体とガ
イド板とは一体化されたものでも、別個に後加工で取り
付けられていてもよい。
【0011】又、消音部品の形状を竪樋や竪樋継手の形
状に合わせられた枠体と、この枠体の一辺から斜め下方
に向けて網目板を取り付けたものにし、網目板の下端縁
までの長さが枠体の内径より大きくなされ、エルボ継手
内に消音部品を嵌め込まれ、網目板の下端縁がエルボ継
手の内周下面に当接しないようにしておくと、竪樋から
流下してくる雨水を網目板で受けることができ、雨水の
流下の勢いを和らげられ、この網目板の下端縁がエルボ
の内周下面に当接していないため、網目板を通過した雨
水は、多量の雨でも、エルボ内に溜まることなく、雨水
のエルボ内での水位が網目板の下端部よりほとんど上に
上がらず、竪樋から流下してくる雨水が直接エルボ内の
雨水に当たらず、雨音が発生しないので、好ましい。
尚、このときも、枠体と網目板とは一体化されたもので
も、別個に後加工で取り付けられていてもよい。
【0012】又、消音部品の形状を枠体を設けずに、網
目体を丸めてたものにし、網目体の下端部をエルボ継手
の曲がり部の凸曲側内壁に当接させ、上端部を曲がり部
の角部内壁に当接させたものにしておくと、竪樋から流
下してくる雨水を網目体の上端部で受けることができ、
雨水の流下の勢いを和らげられ、網目体を通過した雨水
は、多量の雨でも、この網目体の下端部で、流れが遮ら
れエルボ継手内に溜まることなく、雨水のエルボ継手内
での水位が上に上がらず、竪樋から流下してくる雨水が
直接エルボ継手内の雨水に当たらず、雨音が発生しない
ので、好ましい。
【0013】本発明の消音部品で枠体とガイド板とは、
射出成型法で一体に成形すると、美観の点で好ましい。
【0014】(作用)請求項1記載の竪樋接続構造は、
竪樋の排水流路内に取り付けられ、雨水の流下の勢いを
和らげる消音部材が設けられているから、消音部材を竪
樋の排水流路の下端部に取り付けることによって、竪樋
から流下してくる雨水を消音部材で受けることができ、
雨水の流下の勢いを和らげられ、勢いよい雨水が竪樋の
排水流路の下端部の側壁や下端部に溜まっている雨水に
直接勢いよく当たることがなく、又、消音部材を通った
雨水は、多量の雨が降った場合でも、竪樋の排水流路内
に溜まることなく、雨水の竪樋の排水流路内での水位が
消音部材の下端部よりほとんど上に上がらず、竪樋から
流下してくる雨水が直接勢いよく竪樋の排水流路内の雨
水に当たらず、雨音が発生することがない。
【0015】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
竪樋接続構造であって、消音部材が竪樋の排水流路中の
エルボ継手内に配置されているから、エルボ継手内に消
音部材を取り付けることによって、竪樋から流下してく
る雨水を消音部材で受けることができ、雨水の流下の勢
いを和らげられ、勢いよい雨水がエルボ継手の側壁やエ
ルボ継手内の溜まっている雨水に直接勢いよく当たるこ
とがなく、又、消音部材を通った雨水は、多量の雨が降
った場合でも、エルボ継手内に溜まることなく、雨水の
エルボ継手内での水位が消音部材の下端部よりほとんど
上に上がらず、竪樋から流下してくる雨水が直接勢いよ
くエルボ継手内の雨水に当たらず、雨音が発生すること
がない。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
竪樋接続構造であって、消音部材が竪樋の排水流路中の
ソケット継手内に配置されているから、ソケット継手に
消音部材を取り付けることによって、竪樋から流下して
くる雨水を消音部材で受けることができ、雨水の流下の
勢いを和らげ、雨水は消音部材を通って排水でき、勢い
よい雨水がソケット継手の下部の排水管カバー、又は、
地面に溜まっている雨水に直接勢いよく当たらず、雨音
が発生することがない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下,本発明の第一実施例を図1
〜図4に基づいて詳述する。図1は消音部材の斜視説明
図、図2の(イ)は消音部材の上面図、(ロ)は消音部
材の側面図、図3の(イ)は消音部材がエルボ継手の上
端部に接続されている状態を示す説明図、(ロ)は消音
部材がソケット継手として使われている状態を示す説明
図、図4の(イ)は2階建ての建物の竪樋の排水流路で
消音部材が使われている状態を示す概略説明図、(ロ)
は1階建ての建物の竪樋の排水流路で消音部材が使われ
ている状態を示す概略説明図である。尚、図中の矢印は
雨水の流れを示すものである。
【0018】図1において,Aは竪樋接続構造に使われ
ている消音部材であり、この消音部材Aは合成樹脂(硬
質塩化ビニール樹脂)製であり、竪樋の形状に合わせら
れた枠体1と、この枠体1のほぼ中央部から内側に向け
て下方に膨らんだ円弧状のガイド板2とからなってい
る。
【0019】枠体1は縦、横約64mm角、高さ約59
mmの四角形の筒体で、コーナー部は内側に向けて円弧
状の凹部が設けられている。枠体1の上端部に竪樋3が
差し込まれる竪樋接続部11と、下端部にエルボ継手4
に嵌め込まれるエルボ継手接続部12が設けられてい
る。
【0020】ガイド板2には、中央部に約30mm径の
丸孔21が開けられ、この丸孔21を中心にして回りに
約30mm径の8個の小孔22が開けられている。ガイ
ド板2は内側に向けて下方に円弧状に膨らんでおり、ガ
イド板2に雨水が当たると、小孔22からも落ちるが、
中央部の丸孔21方に雨水がが集まり、丸孔21から排
水されるようになされている。
【0021】次に,この消音部材Aの取付方法を説明し
ながら、作用を説明する。先ず、図4の(イ)の2階の
バルコニー部分に示すように、竪樋3の排水流路の下端
部でエルボ継手4の上部で消音部材Aの取り付ける位置
を決める。次に、図3の(イ)に示すように、竪樋3の
下端部と、消音部材Aの一方の竪樋接続部11の内周面
とに帯状に接着剤(図示省略)を塗布し、竪樋3の下端
部を消音部材Aの竪樋接続部11に差し込む。
【0022】次に、同様にして、消音部材Aの他方のエ
ルボ継手接続部12の外周面と、エルボ継手4の上端部
の内周面とに接着剤を塗布し、エルボ継手接続部12を
エルボ継手4に嵌め込んで、竪樋3とエルボ継手4に消
音部材Aを取り付ける。次に、エルボ継手4に別の竪樋
3を取り付け、排水流路とする。
【0023】このようにすると、消音部材Aは、竪樋3
の排水流路の下端部のエルボ継手4の上端部に取り付け
られ、枠体1と、この枠体1のほぼ中央部から内側に向
けて下方に膨らんだ円弧状のガイド板2とからなってい
るから、竪樋3から流下してくる雨水をガイド板2で受
けることができ、雨水の流下の勢いを和らげ、雨水はガ
イド板2を通って排水でき、勢いよい雨水がエルボ継手
の側壁やエルボ継手4内の溜まっている雨水に直接当た
らず、雨音が発生することがない。
【0024】又、このガイド板2は内側に向けて下方に
膨らんで、中央部に丸孔21と丸孔21の回りに小孔2
2が開けられ、雨水の流れをガイド板2で妨ぐことがな
いから、ガイド板2を通過した雨水は、多量の雨でも、
エルボ継手4内に溜まることなく、エルボ継手4内での
水位がガイド板2の下端部よりほとんど上に上がらず、
竪樋3から流下してくる雨水が直接勢いよくエルボ継手
4内の雨水に当たらず、雨音が発生することがない。
【0025】尚、第一実施例の変形として、図4の
(ロ)の下端部に示すように、隣り合う竪樋3同士間に
ソケット継手として消音部材Aが使用されることもあ
る。消音部材Aの構造と使用方法についてはほとんど同
じであるので、説明は省略する。
【0026】消音部材Aの取付方法は、消音部材Aの両
端部が竪樋接続部11、13となっており、上端部の竪
樋接続部11はエルボ継手4の場合と同じで、下端部は
エルボ継手接続部12が竪樋接続部13に変わっただけ
で、取付方法は竪樋接続部13を竪樋3に嵌め込んで接
続することはエルボ継手4の場合と同じである。
【0027】作用については、竪樋3の排水流路の下端
部で竪樋3同士に取り付けられ、枠体1と、この枠体1
のほぼ中央部から内側に向けて下方に膨らんだ消音部材
である円弧状のガイド板2とからなっているから、竪樋
3から流下してくる雨水をガイド板2で受けることがで
き、雨水の流下の勢いを和らげ、雨水はガイド板2を通
って排水でき、勢いよい雨水が竪樋3の排水流路の下端
部の排水管カバー5、又、地面に溜まっている雨水に直
接勢いよく当たらず、雨音が発生することがない。
【0028】次に、本発明の第二実施例を図5〜図7に
基づいて説明する。図5は消音部材の斜視説明図、図6
の(イ)は消音部材の上面図、(ロ)は消音部材の側面
図、図7の(イ)は消音部材がエルボ継手の上端部に嵌
め込まれている状態を示す説明図である。
【0029】図1に示す消音部材と異なるところは、枠
体と、この枠体に取り付けられた網目板の形状が異なる
だけであり、この異なるところのみを説明し、その他の
説明は省略する。
【0030】図5及び図6において,Bは竪樋接続構造
に使われている消音部材であり、この消音部材Bは合成
樹脂(硬質塩化ビニール樹脂)製であり、竪樋3の形状
に合わせられた枠体1aと、この枠体1aの一辺から斜
め下方に向けて取り付けられた網目板2aとからなって
いる。
【0031】枠体1aは縦、横約60mm角、幅約5m
mの四角形のリングで、コーナー部は内側に向けて円弧
状の凹部が設けられている。網目板2aは、下端縁まで
の長さが、枠体1aの内径より大きくなされ、エルボ継
手の上端部内に消音部品を嵌め込まれ、網目板の下端縁
がエルボ継手の内周下面に当接しないようになされてい
る。
【0032】次に,この消音部材Bの取付方法を説明し
ながら、作用を説明する。消音部材Bは、図7に示すよ
うに、軒天井6の下部に配置されている呼び樋7や竪樋
3とを接続するときにエルボ継手4とともに使用される
ものであり、先ず、竪樋3の下端部の外周面と、雄ねじ
付ソケット継手5の上端部の受口の内周面とに接着剤
(図示省略)を塗布し、竪樋3の下端部を雄ねじ付ソケ
ット継手5の上端部の受口に差し込んで、竪樋3に雄ね
じ付ソケット継手5を取り付ける。
【0033】次に、軒天井6に雄ねじ付ソケット継手5
の差込位置を決めて、軒天井6に孔61を開ける。この
軒天井6の孔61に雄ねじ付ソケット継手5を差し込ん
で、軒天井6を壁側に配置されている角材(図示省略)
に固定する。次に、雌ねじ付ポーチドレン8を雄ねじ付
ソケット継手5に螺入して、締め付けて、雌ねじ付ポー
チドレン8の上端の鍔部を軒天井6の下面に当接する。
【0034】次に、消音部材Bの枠体1aの外周面に接
着剤を塗布し、エルボ継手4の上端部内周面に取り付け
る。次に、エルボ継手4の上端部外周面に相対して設け
られている2個の係止爪41を雌ねじ付ポーチドレン8
の下端部に相対して設けられている2個の係止孔81に
嵌め込んで、雌ねじ付ポーチドレン8にエルボ継手4を
取り付ける。次に、エルボ継手4の他方の端部の呼び樋
接続部42の外周面と、呼び樋7の内周面とに接着剤を
塗布し、エルボ継手4に呼び樋7を嵌め込んで取り付
け、排水流路とする。
【0035】このようにすると、網目板2aが竪樋3の
排水流路の下端部のエルボ継手4に配置されているか
ら、エルボ継手4の上端部に消音部材Bを嵌め込むこと
によって、竪樋3から流下してくる雨水を網目板2aで
受けることができ、雨水の流下の勢いを和らげ、雨水は
網目板2aを通って排水でき、勢いよい雨水がエルボ継
手4の側壁やエルボ継手4内の溜まっている雨水に直接
勢いよく当たらず、雨音が発生することがない。
【0036】又、エルボ継手に取り付けられている消音
部材Bの網目板2aの下端縁がエルボ継手4の内周下面
に当接しておらず、雨水の流れを妨ぐことがないから、
網目板2aを通過した雨水は、多量の雨でも、エルボ継
手4内に溜まることなく、エルボ継手4内での水位が網
目板2aの下端部よりほとんど上に上がらず、竪樋3か
ら流下してくる雨水が直接勢いよくエルボ継手4内の雨
水に当たらず、雨音が発生することがない。
【0037】次に、本発明の第三実施例を図8及び図9
に基づいて説明する。図8は竪樋接続構造Cの斜視説明
図、図9は竪樋接続構造がエルボ継手に使われている状
態を示す説明図である。
【0038】図5に示す竪樋接続構造と異なるところ
は、消音部材の形状が異なるだけであり、この異なると
ころのみを説明し、その他の説明は省略する。
【0039】図8及び図9において,Cは竪樋接続構造
に使われている竪樋接続構造であり、この消音部材Cは
合成樹脂(塩化ビニール樹脂)製であり、網目体2bを
丸めて、作られている。
【0040】消音部材Cの一方の端部はエルボ継手4の
曲がり部の凸曲側内壁面に沿うように曲げられており、
一方の端縁はエルボ継手4内の下端部の呼び樋接続部の
奥の段差部に当たり、他方の端部は上端部を曲がり部の
角部内壁に当接させるようになされて、他方の端縁はエ
ルボ継手4内に溜まっている水位より上方にくるように
なされ、網目体2bを通った雨水は他方の端部で流れが
防がれないようになされている。
【0041】次に,この消音部材Cの取付方法を説明し
ながら、作用を説明する。消音部材Cのエルボ継手4へ
の取付方法は、図9に示すように、消音部材Bの取付方
法とほとんど同じであり、異なるところはエルボ継手4
内に消音部材Cを挿入するところが異なるだけであり、
エルボ継手4内に挿入する方法は、網目体2bをほぼ中
央部で曲げて、エルボ継手4の上方から中に挿入する。
挿入後、エルボ継手4の他方から内部に手を差し込ん
で、網目体2bの一方の端部がエルボ継手4の曲がり部
の凸曲側内壁面に沿うように曲げ、網目体2bの他方の
端部がエルボ継手4曲がり部の角部内壁に当接させるよ
うにする。
【0042】作用については、第二実施例とほとんど同
じであるので、説明は省略する。
【0043】以上、本発明実施例を図面に基づいて説明
してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるもの
ではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等が
あっても本発明に含まれる。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1記載
の竪樋接続構造は、竪樋の排水流路内に取り付けられ、
雨水の流下の勢いを和らげる消音部材が設けられている
から、消音部材を竪樋の排水流路の下端部に取り付ける
ことによって、竪樋から流下してくる雨水を消音部材で
受けることができ、雨水の流下の勢いを和らげられ、勢
いよい雨水が竪樋の排水流路の下端部の側壁や下端部に
溜まっている雨水に直接勢いよく当たることがなく、
又、消音部材を通った雨水は、多量の雨が降った場合で
も、竪樋の排水流路内に溜まることなく、雨水の竪樋の
排水流路内での水位が消音部材の下端部よりほとんど上
に上がらず、竪樋から流下してくる雨水が直接勢いよく
竪樋の排水流路内の雨水に当たらず、雨音が発生するこ
とがない。
【0045】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
竪樋接続構造であって、消音部材が竪樋の排水流路中の
エルボ継手内に配置されているから、エルボ継手内に消
音部材を取り付けることによって、竪樋から流下してく
る雨水を消音部材で受けることができ、雨水の流下の勢
いを和らげられ、勢いよい雨水がエルボ継手の側壁やエ
ルボ継手内の溜まっている雨水に直接勢いよく当たるこ
とがなく、又、消音部材を通った雨水は、多量の雨が降
った場合でも、エルボ継手内に溜まることなく、雨水の
エルボ継手内での水位が消音部材の下端部よりほとんど
上に上がらず、竪樋から流下してくる雨水が直接勢いよ
くエルボ継手内の雨水に当たらず、雨音が発生すること
がない。
【0046】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
竪樋接続構造であって、消音部材が竪樋の排水流路中の
ソケット継手内に配置されているから、ソケット継手に
消音部材を取り付けることによって、竪樋から流下して
くる雨水を消音部材で受けることができ、雨水の流下の
勢いを和らげ、雨水は消音部材を通って排水でき、勢い
よい雨水がソケット継手の下部の排水管カバー、又は、
地面に溜まっている雨水に直接勢いよく当たらず、雨音
が発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示すもので、消音部材の
斜視説明図である。
【図2】(イ)は消音部材の上面図、(ロ)は消音部材
の側面図である。
【図3】(イ)は消音部材がエルボ継手の上端部に接続
されている状態を示す説明図、(ロ)は消音部材がソケ
ット継手として使われている状態を示す説明図である。
【図4】(イ)は2階建ての建物の竪樋の排水流路で消
音部材が使われている状態を示す概略説明図、(ロ)は
1階建ての建物の竪樋の排水流路で消音部材が使われて
いる状態を示す概略説明図である。
【図5】本発明の第二実施例を示すもので、消音部材の
斜視説明図である。
【図6】(イ)は消音部材の上面図、(ロ)は消音部材
の側面図である。
【図7】消音部材がエルボ継手に使われている状態を示
す説明図である。
【図8】本発明の第三実施例を示すもので、消音部材の
斜視説明図である。
【図9】消音部材がエルボ継手に使われている状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
A、B、C 消音部材 1、1a 枠体 11、13 竪樋接続部 12 エルボ継手接
続部 2 ガイド板 2a 網目板 2b 網目体 21 丸孔 22 小孔 3 竪樋 4 エルボ継手 41 係止爪 5 雄ねじ付ソケ
ット継手 6 軒天井 61 孔 7 呼び樋 8 雄ねじ付 81 係止孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪樋の排水流路内に取り付けられ、雨水
    の流下の勢いを和らげる消音部材が設けられていること
    を特徴とする竪樋接続構造。
  2. 【請求項2】 消音部材が竪樋の排水流路中のエルボ継
    手内に配置されていることを特徴とする請求項1記載の
    竪樋接続構造。
  3. 【請求項3】 消音部材が竪樋の排水流路中のソケット
    継手内に配置されていることを特徴とする請求項1記載
    の竪樋接続構造。
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JP (1) JP2001115614A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006194016A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Sekisui Chem Co Ltd 軒天井ドレーン継手
JP2008150785A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Kaneso Co Ltd 縦樋管における雨水流下促進装置
JP2012144870A (ja) * 2011-01-07 2012-08-02 Sekisui Chem Co Ltd 竪樋用継手

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