JPH09250216A - 金属製這いとい - Google Patents

金属製這いとい

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JPH09250216A
JPH09250216A JP8571096A JP8571096A JPH09250216A JP H09250216 A JPH09250216 A JP H09250216A JP 8571096 A JP8571096 A JP 8571096A JP 8571096 A JP8571096 A JP 8571096A JP H09250216 A JPH09250216 A JP H09250216A
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JP
Japan
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gutter
crawl
upstream side
face
vertical
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Pending
Application number
JP8571096A
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English (en)
Inventor
Daisuke Kozuka
塚 大 輔 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANITA HAUJINGU WEAR KK
Original Assignee
TANITA HAUJINGU WEAR KK
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Publication of JPH09250216A publication Critical patent/JPH09250216A/ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】金属製這いといには上部に接続するたてといか
ら雨水を流下させて排水するが、この時雨水が底面に衝
突して騒音を発生することがあった。特に雨上がりの後
に連続して流れる雨滴は、たてとい上部から這いとい底
面に直接落下し、一定間隔をもって落下するためその騒
音も気になるものであった。 【解決手段】上部から落下する雨滴に対し、這いといの
底面に複数個の消音突起を形成し、その突起の傾斜部に
雨滴が落下することにより、雨滴が傾斜部を流れるよう
に流下させて騒音の発生を防ぐものである。したがって
上部のたてといの面積を覆う位置に上記消音突起を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は住宅建物の一階の屋根上などに施
工し、二階の屋根など上部の軒といからたてといを通し
て流下してくる雨水を、屋根上に裁置された流しといに
導くための這いといに関するものである。
【0002】
【従来の技術】雨水は建物軒先に施工される軒といを経
由して排水されるが、住宅の二階の屋根に降った雨水は
軒といやたてといを経由して一度一階の屋根に落とし、
その後に一階の軒といに排水されることがある。
【0003】すなわち二階の軒といからたてといを通っ
て流下する雨水は、一階の屋根上に設置された這いとい
に導かれ、つぎに流しといを通って軒先の軒とい等に排
水されたり、あるいは流しといよりエルボやたてといを
通して直接地上に排水されるものである。
【0004】このように一階の屋根上に設置される這い
といは、二階からの雨水がたてといを流下して這いとい
の内部に導かれるが、このとき這いといの底面に衝突す
る衝突音は避けられないものである。しかしこの衝突音
は降雨中であればあまり気にならないものであるが、雨
が上がった後にも雫状の雨滴は長時間つづくものであ
り、この様に静かになった時の雨滴の滴下音は大きく感
じるものである。この雨滴は、たてといの内周面を伝わ
ったものは騒音とはならないが、たてといの上部に接続
された受けますや集水ますなどの下端から垂下するもの
は、落下距離も2m程度になり騒音の発生原因となる。
【0005】このような雨滴によって衝突音が発生する
のは、銅板やステンレスなどの金属製の雨といの場合に
特に顕著なものであり、原因としては這いとい底面が雨
水の落下方向に対してほぼ直角に位置し、雨水の衝突エ
ネルギーが底面を振動させることに起因するものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような雨滴が落下
する騒音は、連続して一定間隔で続くもので、静かな場
所では気になる人もあり、この衝突する落下音は金属製
の這といの内部で共鳴してさらに大きくなることもあっ
た。
【0007】これは這いといの底面と雨滴が落下する角
度がほぼ直角に近いことに起因するもので、これは底面
の形状や材質などによってもその音は異なって来るもの
であり、銅板などよりも更に硬いステンレス鋼板製の場
合は騒音の発生もより顕著なものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題に対し本願発明
に係る這いといは、雨水の落下する底面部分に消音装置
を設けたものであるが、その解決手段として雨滴が落下
する底面に複数個の波形や凸状形状を消音突起として設
けたものである。この突起はプレスなどにて成形加工し
たものだが、這いといの内面側に突出させたものであ
り、その突起の頂上方向は雨水の落下方向である上向き
に形成したものである。
【0009】
【作用】このように雨滴が衝突する這いといの底面を、
たとえば波形に成形することにより、たてといから落下
する雨水は、波形の傾斜部分に当たることになる。この
ため上方から落下する雨滴は、傾斜部に沿って流れるよ
うに衝突するため、その時の落下音も小さく、上記した
ような騒音の発生を少なくできるものである。
【0010】このような消音効果は、ステンレス鋼板な
どの硬い材料を底面に使用して形成した時には特に大き
な効果を発揮するものとなる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に示した一実施例により本発
明を詳説する。図1は本発明に係る消音突起付きの這い
といの斜視図を示し、図2はその施工したときの側面断
面図を示す。
【0012】這いといAの材料は0.4mmないし0.
6mm程度の塗装されたステンレス鋼板を用い、それを
プレスにて成形した部品を組合わせて形成される。すな
わち上面1、側面11、11、底面12により略角筒状
に形成され、水上部分には上方に開口するたてといの挿
入口13を有し、水下部分には流しといCと接続するた
めに材料厚分程度に縮径した接続筒14が延設されてい
る。
【0013】この上面1の水上側に設けられた挿入口1
3は、断面長方形のたてといBの方向が変わっても差し
込めるようにやや大きめに窄設されている。また底面1
2の水上側の端部は上方に大きな曲率をもった傾斜面1
5が曲成されており、雨水の衝撃を少しでも緩和する構
造となっている。
【0014】また上面1には開閉の為に指孔17を設け
た蓋16が装備され、這いといAの内部に落葉やゴミな
どが溜った時に開閉して、内部のゴミなどを取り出すこ
とが出来るようになっており、開閉しない時にはネジな
どにて固定して置けばよい。
【0015】一方、底面12の水上側の傾斜面15付近
には、断面波形状の消音突起2が雨水の流れ方向に沿っ
て形成されている。この消音突起2は、底面12をプレ
ス成形などによって内面側に突出するように形成し、図
4において、幅はW16mm程度であり高さW2は3m
m程度に成形され、傾斜部21を幅広くとれるように波
形の先端は小さな曲率をもって成形されている。上記し
た幅や高さの数値は、本実施例に限定されるものではな
く適宜に変更されるのは設計する際には当然なものであ
る。
【0016】這いといAは、通常は二階の屋根に施工さ
れた軒といなどから、たてといBを通って流下してくる
雨水を屋根上を這わせて導くため、一階の屋根上の壁際
に取付けられるものである。そして這いといAの水下側
の接続筒14には角筒状の流しといCを接続させて、水
下側の軒とい(図示せず)などに排水するものである。
【0017】たてといBの内部を落下する雨滴Dはその
落下する底面12には波形の消音突起2が設けられてい
る この挿入口13にたてといBの下端を挿入し雨水を這い
といA内部に排水するものであるが、雨水はたてといB
の内壁面を伝って流下するものと、上部から壁面を伝わ
らないで落下してくる雨水もある。たてといBの壁面を
伝って来る雨水は、下端から落下するため距離も短くて
騒音の発生はないが、たてといBの上方から内部を落下
する雨滴は落下距離も長く騒音の発生原因になる。
【0018】この上方から落下する雨滴は、たてといB
の上端に取り付けられた集水ますや受けますなどの接続
端部から落下したり、あるいはたてといBの内周面から
離れて落下したりしたものである。
【0019】そしてこのように上方から落下して来る雨
滴Dは、這いといAの消音突起2に衝突し、傾斜部21
に沿うようにして衝突し流下するため上述したような衝
突音を極めて小さく押さえられるものである。
【0020】
【発明の効果】上記したように本発明に係る金属製の這
いといは、底面の雨水が滴下する位置に内面側に波形に
突出した消音突起が波形に成形され、落下する雨水は波
形の傾斜部に落下してぶつかることとなる。そしてこの
雨水は消音突起の傾斜部に沿って流れるため、従来のよ
うに騒音が発生することも極めて少ないものとなり、雨
上がりの静かな環境でも騒音を発生させることもない。
本願発明者が実際に測定した数値では、10ないし15
デシベル程度の消音効果が得られた。
【0021】またこの様に底面に消音突起を形成するこ
とにより、消音効果以外にも底面の補強としての効果も
あり、長期間の使用に際し物理的な歪や変形に対しても
強固なものとなる。製造するコスト面から見ても本発明
に係る底面の波形は、プレス絞り等によって成形できる
ため安価に生産でき、その効果は実用性の高いものであ
る。
【0022】また本実施例では底面の中央部分について
波形形状に成形したが、他にも多数の突起を形成しても
よく、また底面の全面にわたって波形の成形をしても同
様の効果が得られるのは当然であり、突起を設ける範囲
は適宜に設計者の判断に委ねられるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明に係る実施例である這いといの斜視
図、
【図2】は同上の這いといを施工したときの側面断面
図、
【図3】は同上の這いといの要部である底面の拡大横断
面図、
【図4】は図3に於ける消音突起の拡大断面図である。 A・・・這いとい B・・・たてとい C・・・流しとい D・・・雨滴 E・・・屋根 F・・・壁面 1・・・上面 11・・側面 12・・底面 13・・挿入口 14・・接続筒 15・・傾斜面 2・・・消音突起 21・・傾斜部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根上に裁置施工される略角筒状をなす這
    いといの水上側上面にたてといの挿入口を設け、水下側
    に流しといを接続してなる這いといにおいて、上記たて
    とい挿入口の直下の底面に複数個の消音突起を突出形成
    してなる金属製這いとい。
  2. 【請求項2】底面に形成した複数個の消音突起が断面波
    形をなし、雨水の流れ方向に沿って突出形成してなる請
    求項1記載の金属製這いとい。
JP8571096A 1996-03-14 1996-03-14 金属製這いとい Pending JPH09250216A (ja)

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JP8571096A JPH09250216A (ja) 1996-03-14 1996-03-14 金属製這いとい

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JP8571096A JPH09250216A (ja) 1996-03-14 1996-03-14 金属製這いとい

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JPH09250216A true JPH09250216A (ja) 1997-09-22

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ID=13866394

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JP8571096A Pending JPH09250216A (ja) 1996-03-14 1996-03-14 金属製這いとい

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109138283A (zh) * 2018-10-26 2019-01-04 中铁八局集团第四工程有限公司 一种新型耐腐蚀压型金属风雨棚屋面施工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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