JP2008105627A - 電動パワーステアリング制御装置、電動パワーステアリング制御装置用の外部接続装置、および、電動パワーステアリング制御装置のメモリ書換方法 - Google Patents

電動パワーステアリング制御装置、電動パワーステアリング制御装置用の外部接続装置、および、電動パワーステアリング制御装置のメモリ書換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電動パワーステアリング制御装置の揮発性メモリに書換プログラムを転送することにより、書換プログラムの誤作動を回避する。
【解決手段】外部接続装置の転送制御手段は、不揮発性メモリのプログラムを書き換えるための書換プログラムを揮発性メモリに転送する。起動手段は、転送された書換プログラムを起動させる指示を、電動パワーステアリング制御装置に与え、
転送制御手段は、前記書換プログラムが起動した後、第2のプログラムを電動パワーステアリング制御装置に転送し、不揮発性メモリの第1のプログラムを第2のプログラムに書き換える。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信機能を有することにより外部プログラムを受信可能な電動パワーステアリング制御装置、電動パワーステアリング制御装置用の外部接続装置、および、電動パワーステアリング制御装置のメモリ書換方法に関する。
自動車用の補助操舵装置として、電動モータのトルクを用いた電動パワーステアリング装置が利用されている。このパワーステアリング装置は、ドライバによるハンドルの操作を検出するトルクセンサと、トルクセンサからの検出信号に基づき補助操舵力を演算するパワーステアリング制御装置(以下、「ECU」という)と、当該制御装置からの出力信号に基づき回転トルクを発生する電動モータと、回転トルクをステアリング機構に伝える減速ギア等を備えて構成されている。
上述のECUは、制御演算処理を実行するためのCPU、制御プログラムを記憶するフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)、演算処理のためのワークエリアとして使用されるRAM(揮発性メモリ)を備えている。フラッシュメモリは書き換え可能であって、新たな制御プログラム、若しくは診断処理プログラムを書き込むことによって、所望のプログラムをECUに実行させることができる。例えば、ECUの工場出荷前に、フラッシュメモリに故障診断用のプログラムを一時的に書き込み、実行させることも可能である
フラッシュメモリの書換装置として、例えば、特開2004−5152号公報の図1に記載されているように、ECUのフラッシュメモリに書換用プログラムを予め記憶させておき、この書換用プログラムを書換装置から起動させることにより、所望のプログラムをフラッシュメモリに書き込む技術が案出されている。また、この装置は、書換判定プログラムをフラッシュメモリに記憶しており、この書換判定プログラムを起動させることにより、フラッシュメモリにおける記憶内容の正誤を判定している。すなわち、フラッシュメモリの書換、判定に関するプログラムは予めフラッシュメモリに書き込まれている。
しかしながら、フラッシュメモリはECUの電源遮断後においても、プログラムを保持し続けるため、書換プログラムが工場出荷後に誤作動してしまうおそれがある。万一、書換プログラムが誤って起動してしまうと、パワーステアリング制御に支障が生じてしまうことになりかねない。
特開2004−5152号公報
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の解決しようとする課題は、ECUの揮発性メモリにフラッシュメモリの書換用プログラムを転送し、起動させることが可能な、電動パワーステアリング制御装置、電動パワーステアリング制御装置用の外部接続装置、および、メモリ書換方法を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明は、操舵補助制御のための第1のプログラムを格納する不揮発性メモリと、第1のプログラムのワークエリアとして用いられる揮発性メモリとを有する電動パワーステリング制御装置に接続可能な、電動パワーステアリング制御装置用の外部接続装置であって、前記電動パワーステアリング制御装置との通信を行う通信手段と、前記不揮発性メモリのプログラムを書き換えるための書換プログラムを前記通信手段を介して前記揮発性メモリに転送するための転送制御手段と、転送された前記書換プログラムを起動させる指示を、電動パワーステアリング制御装置に与える起動手段とを備え、前記転送制御手段は、前記書換プログラムが起動した後、第2のプログラムを電動パワーステアリング制御装置に転送し、不揮発性メモリの第1のプログラムを第2のプログラムに書き換えることを特徴とする。
また、前記転送制御手段は、第1、第2のプログラムの同一性を判断するためのベリファイプログラムを前記電動パワーステアリング制御装置の前記揮発性メモリに転送し、前記起動手段は前記ベリファイプログラムを起動させる。
前記転送制御装置は、第1、第2のプログラムが一致した場合には、前記書換プログラムを起動させないことを特徴とする。
さらに、本発明は、所定のプログラムを転送するための外部接続装置に接続可能な電動パワーステアリング制御装置であって、操舵補助制御のための第1のプログラムを格納するための不揮発性メモリと、第1のプログラムのワークエリアとして用いられる揮発性メモリと、前記外部接続装置との通信を行う通信手段と、前記通信手段を介して前記外部接続装置から受信した書換プログラムを前記揮発性メモリに転送するとともに、前記外部接続装置からの起動指示に基づき前記書換プログラムを起動し、当該書換プログラムに従い、前記不揮発性メモリの第1のプログラムを前記外部接続装置からの第2のプログラムに書き換える書換制御手段とを有する。
前記書換制御手段は、外部接続装置から受信したベリファイプログラムを前記揮発性メモリに転送するとともに、前記外部接続装置からの起動指示に基づきベリファイプログラムを起動し、当該ベリファイプログラムに従い第1のプログラムを外部接続装置に転送し、第1、第2のプログラムが一致すると外部接続装置によって判断された場合には、前記書換プログラムを起動させないことを特徴とする。
また、本発明は、操舵補助制御のための第1のプログラムを格納する不揮発性メモリと、第1のプログラムのワークエリアとして用いられる揮発性メモリとを有する電動パワーステリング制御装置のメモリ書換方法であって、外部接続装置から通信手段を介して電動パワーステアリング制御装置の揮発性メモリに書換プログラムを転送するステップと、外部接続装置から電動パワーステアリング制御装置に対して、書換プログラムの起動要求信号を送信するステップと、前記起動要求信号に応答して、パワーステアリング制御装置の揮発性メモリに保持された前記書換プログラムを起動させるステップと、操舵補助制御のための第2のプログラムを、外部接続装置から電動パワーステアリング制御装置に転送するステップと、前記不揮発性メモリの第1のプログラムを第2のプログラムに書き換えるステップとを有する。
前記メモリ書換方法は、ベリファイプログラムを外部接続装置から電動パワーステアリング制御装置の前記揮発性メモリに転送するステップとをさらに備え、前記ベリファイプログラムを起動させ、第1、第2のプログラムとが一致した場合には、前記書換プログラムを起動させないことを特徴とする。
本発明に係る外部接続装置によれば、転送制御手段は、不揮発性メモリのプログラムを書き換えるための書換プログラムを通信手段を介して電動パワーステアリング制御装置内の揮発性メモリに転送する。起動手段は、転送された書換プログラムを起動させる指示を電動パワーステアリング制御装置に与える。転送制御手段は、書換プログラムにが起動した後、第2のプログラムを電動パワーステアリング制御装置に転送し、不揮発性メモリの第1のプログラムを第2のプログラムに書き換える。
不揮発性メモリへのプログラムの書換が終了し、電動パワーステアリング制御装置への通電を遮断することにより、揮発性メモリ上の書換プログラムは消失する。このため、電動パワーステアリング制御装置の工場出荷後において、書換プログラムが誤作動するおそれも無くなる。また、書換プログラムの動作終了後は、書換プログラムは揮発性メモリ等の記憶領域から消去される。書換プログラムを不揮発性メモリに書き込む必要もないため、不揮発性メモリ等の記憶容量が圧迫されることもなくメモリを効率良く使用することが可能となる。
また、転送制御手段は、第1、第2のプログラムの同一性を判断するためのベリファイプログラムを前記電動パワーステアリング制御装置の前記揮発性メモリに転送することにより、起動手段はベリファイプログラムを起動させる。これにより、プログラムが不揮発性メモリに正しく書き換えられたかを判断することが可能となる。
第1、第2のプログラムが一致した場合には、転送制御手段は書換プログラムを起動させなくても良い。例えば、最新のプログラムが既に不揮発性メモリに書き込まれているような場合には、無用な書換処理を実行ぜずに済むため、処理時間を短縮することが可能となる。また、不揮発性メモリの書換回数に制限がある場合には、無用な書換処理を回避することにより不揮発性メモリの寿命を延ばすことができる。
さらに、本発明に係る電動パワーステアリング制御装置によれば、書換制御手段は通信手段を介して外部接続装置から受信した書換プログラムを揮発性メモリに転送する。また、書換制御手段は、外部接続装置からの起動指示に基づき前記書換プログラムを起動し、当該書換プログラムに従い、前記不揮発性メモリの第1のプログラムを前記外部接続装置からの第2のプログラムに書き換える。
本発明においても、不揮発性メモリへのプログラムの書換が終了し、電動パワーステアリング制御装置への通電を遮断することにより、揮発性メモリ上の書換プログラムは消失する。このため、工場出荷後において、書換プログラムが誤作動するおそれも無くなり、また、不揮発性メモリの記憶容量が圧迫されることなく不揮発性メモリを効率良く使用することが可能となる。
書換制御手段は、外部接続装置から受信したベリファイプログラムを揮発性メモリに転送するとともに、外部接続装置からの起動指示に基づきベリファイプログラムを起動させる。そして、書換制御手段は、当該ベリファイプログラムに従い第1のプログラムを外部接続装置に転送し、第1、第2のプログラムが一致すると外部接続装置によって判断された場合には、前記書換プログラムを起動させない。すなあち、不揮発性メモリに既に所望のプログラムが書き込まれている場合には、無用な書換処理を実行せずに済む。
以下に、図面を参照しながら本発明の最良の実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略図である。この電動パワーステアリング装置は、いわゆるピニオンアシストタイプのものであり、ステアリング61はステアリングシャフト62、ユニバーサルジョイント63、64、シャフト65を介してラック&ピニオン66に連結されている。さらに、ラック&ピニオン66には車輪のタイロッド67が設けられており、ハンドル61の回転運動はタイロッド67の軸方向の運動に変換される構造となっている。
シャフト65にはトルクセンサ4が設けられており、トルクセンサ4はステアリング61に印加された操舵トルクを検出し、トルク信号を出力可能である。さらに、シャフト65には減速ギア31、モータ3が取り付けられており、モータ3の回転トルクが減速ギア31を介してシャフト65に伝達される構成となっている。
ECU1は上述のようにトルクセンサ4からの検出信号、車速センサ2からの車速信号に基づき補助操舵トルクを算出し、この算出結果に基づく駆動信号をモータ3に送出するものである。ECU1には電源5から直接に電力が供給されると共に、並列にイグニッションキー5aを介して電源5が接続されており、イグニッションキー5aをオンにすることによりECU1内部のリレーがオンとなり電源が供給される構成となっている。
図2はECU1および外部接続装置7のハードウェア構成を表すブロック図である。ECU1は、A/Dコンバータ110,インタフェース111,CPU113,ROM114,RAM115、フラッシュROM116、PWMコントローラ117,モータ駆動回路119、モータ電流検出回路120、バス121、CAN I/F122を備えている。
バス121はA/Dコンバータ110、インタフェース111、CPU113、ROM114、RAM115、フラッシュメモリ116、PWMコントローラ117、CAN I/F122等の間でデータの受け渡しを行うためのものである。A/Dコンバータ110は、トルクセンサ4から出力されたメイントルク信号およびサブトルク信号、モータ電流検出回路120からの検出電流、モータ3の端子間電圧を入力し、ディジタル信号に変換するためのものである。
上述のトルクセンサ4は、メイントルク信号、サブトルク信号の2つの出力信号を備え、これらの信号の合計電圧は基準電圧(例えば5V)であるクロス特性となるように設定されている。すなわち、ステアリングにトルクが印加されない場合には、メイントルク信号およびサブトルク信号はそれぞれトルク中立電圧2.5Vとなり、ステアリングに何らかのトルクが印加された場合には、メイントルク信号およびサブトルク信号は中立電圧2.5Vを基準として互いに逆方向に変動する。
インタフェース111は車速センサ2からの車速パルスをカウントしディジタル信号に変換するものである。ROM114はモータ3の制御プログラム、PWMの演算プログラム、フェールセーフプログラム等を記憶するためのメモリとして使用され、RAM115は当該プログラムを動作させるためのワークメモリとして使用される他、外部接続装置7から転送されたプログラムを記憶するためにも使用される。承知のように、RAM115は揮発性メモリであるため、イグニッションキー5aをオフにすることにより、記憶内容はすべて消去されてしまう。
フラッシュメモリ116は、イグニッションキー5aがオフになった後においてもメモリ内容を保持可能なものである。このフラッシュメモリ109には、例えば制御プログラム、制御学習結果等を記憶することが可能である。
PWMコントローラ117はモータ3のトルクを表す信号をパルス幅変調された三相のデューティ指令値に変換するためのものである。モータ駆動回路119は、三相電流を発生させるためのインバータ回路を備え、PWMコントローラ117から与えられたデューティ指令値に基づくデューティ比の三相電流をモータ3に供給可能である。
モータ電流検出回路120は抵抗等の電流−電圧変換素子から構成され、モータ3への駆動電流を検出し、電流に応じた電圧を有する電流検出値を出力するためのものである。電流検出値は図示されていない増幅回路によって増幅された後、A/Dコンバータ110に入力され、ディジタル信号に変換される。なお、図示されていないが、モータ3には回転角を検出するためのレゾルバが設けられており、レゾルバからの回転角信号はA/Dコンバータ110に入力される構成となっている。また、モータ3にはモータ温度を検出するための温度センサ(未図示)が設けられており、温度センサからの温度信号も同様にA/Dコンバータ110に入力されている。このように、温度センサからの信号を監視することにより、モータ3の加熱を防止することが可能である。
CAN I/F122は、シリアル通信であるCAN(Controller Area Network)のためのインタフェースである。なお、本発明は、CANに限定されることなく、他の通信方式を用いることが可能である。
外部接続装置7は、書換プログラム、ベリファイプログラム、新アプリケーションプログラム等の外部プログラムをECU1の揮発性メモリに転送するとともに、外部プログラムを起動させるための装置である。この外部接続装置7は、CAN I/F701、CPU702、メモリ703、外部記憶装置704、ディスプレイ705を備えている。CAN I/F701はCANのためのインターフェースであって、ケーブルを介してECU1に接続可能である。CPU702は、CAN I/F122に接続可能であり、プログラムおよび各種コマンド等を通信によってECU1と受け渡す機能を有している。
CPU702は、外部プログラムの転送処理、起動処理を実行するとともに、外部接続装置7の動作を制御する機能を有している。メモリ703は、CPU702のワークエリアとして用いられる。また、外部記憶装置704はハードディスクユニット、光学ディスク、メモリ等の記憶デバイスからなり、転送対象である外部プログラム、転送制御用の転送プログラム、外部接続装置7を制御するための制御プログラムを記憶するために用いられる。ディスプレイ705は、転送すべき外部プログラムを表示するとともに、外部接続装置7の動作状態を表示するために用いられる。なお、このディスプレイ705は、図示しないキーボード等の入力機器からコマンドを表示可能であり、いわゆる対話形式による外部接続装置7の操作を容易ならしめるものである。
本実施形態において用いられる通信プロトコルとしては、パケット毎の通信に限定されることなく様々なプロトコルを使用可能である。例えば、1バイト毎しか転送できない通信回線を使用する場合であっても、ヘッダ、転送データ、トレーラをカプセル化し、これらを1つのパケットとして送信しても良い。この場合、ヘッダにはパケットのデータ長の情報を含ませ、トレーラにはパケットのエラーチェックデータを含ませることができる。なお、非常に大きな外部プログラムを転送する場合には、複数パケットを1つのフレームとして転送しても良い。ディスプレイ705には、パケット毎の転送、フレーム毎の転送等の各種通信方法が表示され、オペレータはこれらの中から所望の通信方法を選択することが可能である。例えば、転送すべきデータが小さい場合にはフレーム毎の転送を行わずにパケット毎の転送を行うことにより、フレームヘッダ・トレーラの転送に要するオーバーヘッド時間を削減することができる。
また、本実施形態では、転送エラー発生時におけるデータの再送方法も任意に設定可能である。例えば、外部プログラムの転送の途中で転送エラーが発生した場合において、エラーフレーム、パケットのみを再送すべきか、若しくは全データを再送すべきかを、オペレータは任意に選択することができる。
さらに、外部プログラムの転送が終了した後、ECU1は受信した外部プログラム全体のチェックサムを算出し、外部接続装置7に返送しても良い。そして、外部接続装置7は自ら算出したチェックサムと、ECU1から返送されたチェックサムとを比較することにより、転送された外部プログラムのデータ化けが発生したか否かを判断することができる。なお、オペレータは、チェックサムが一致しなかった場合に外部プログラムを再送するか否かを、外部接続装置7において設定することが可能である。
図3は、ECU1、外部接続装置7の各々におけるメモリマップの概要を表す図である。外部接続装置7の外部記憶装置704には、転送処理プログラム、および複数の外部プログラム1〜nが保存されている。転送処理プログラムは、外部接続装置7の動作を制御するとともに、ECU1のRAM115に展開された外部プログラムを起動させる処理を行うためのものである。外部プログラムとしては、フラッシュメモリの書換プログラム、フラッシュメモリの内容の正誤を判断するためのベイリファイプログラム、フラッシュメモリに書き込もうとする新アプリケーションプログラムが含まれている。これらの外部プログラムはECU1のRAM115上に転送されるものであることから、検査プログラムのように一時的にのみ使用されるプログラムを外部プログラムとして用意することが望ましい。
ECU1のフラッシュメモリ116には、通信処理プログラム、アプリケーションプログラムが記憶されている。通信処理プログラムは、外部接続装置7との通信のためのプログラムであり、アプリケーションプログラムはパワーステアリング制御のためのプログラムである。RAM115はCPU113のワークエリアとして使用されるとともに、外部接続装置7から転送された外部プログラムを展開する領域として使用される。承知のように、RAM115への電流を遮断してしまえば外部プログラムはすべて消去されてしまう。このため、市場において書換用プログラム等が誤って起動する不都合を回避することが可能となる。
続いて本実施形態に係るECU1および外部接続装置7の動作を図4乃至図7を用いて説明する。
図4は、ECU1の概略動作を表すフローチャートである。まず、ECU1に電源が投入され、動作が開始すると、ECU1は接続監視タイマをリセットする(ステップS401)。続いて、ECU1は、接続監視タイマをカウントアップし、タイムアウトになったか否か、すなわち、電源投入時から所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS402)。ログインがなされることなく所定時間が経過した場合(ステップS402でYES)には、ECU1は通常のパワーステアリング制御処理を実行する。一方、所定時間が経過する前に、外部接続装置7からのログインがなされた場合(ステップS402でNO)には、ECU1は外部接続装置7から外部プログラムを受信し、RAM115に展開する(ステップS404)。
外部接続装置7はECU1に対して外部プログラムの起動の指示を与え、ECU1はRAM115上の外部プログラムを実行する(ステップS405)。
例えば、ECU1はフラッシュメモリ116へ新プログラムを書き込む処理を実行し、処理結果を外部接続装置7に送信し、外部接続装置7は処理結果の表示等の処理を実行する。また、外部プログラムがベリファイプログラムである場合には、ECU1はフラッシュメモリ116のアプリケーションプログラムを順に外部接続装置7に転送することにより、外部接続装置7は当該アプリケーションプログラムに誤ったデータが含まれていないかを判断することができる。このようにして、外部プログラムの実行処理が終了すると、ECU1はその旨を外部接続装置7に通知し(ステップS406)、処理を終了する。
図5は外部接続装置7の概略動作を表すフローチャートである。まず、オペレータが通信ケーブルを介して外部接続装置7をECU1に接続し、ログインコマンドを外部接続装置7に入力すると、外部接続装置7はECU1に対するログインを試みる(ステップS501)。ログインが失敗した場合(ステップS502でNO)には、外部接続装置7は再度のログインを試みる。
ログインが成功すると(ステップS502でYES)、外部接続装置7はECU1への外部プログラムの転送を開始する(ステップS503)。上述のように、外部プログラムの転送は、所定のデータ単位(バイト、パケット、データフレーム等)毎に行われ、ECU1は受信したデータをRAM115に順次、展開する。なお、転送エラーが発生した場合には、上述したように、外部接続装置7の設定に従い、エラーフレーム、パケットの再送、若しくは外部プログラム全体の再送のいずれかの処理が実行される。
外部プログラムの転送が正常に終了すると(ステップS504でYES)、外部接続装置7はECU1に対して外部プログラムを起動するように指示を与える(ステップS505)。ECU1はRAM115に展開された外部プログラムを起動し(ステップS505)、外部プログラムの処理を実行する(ステップS506でYES)。例えば、ECU1が外部プログラムを実行することにより得られたデータ(例えば、書換結果、ベリファイ結果)は外部接続装置7に送信され、外部接続装置7の外部記憶装置704に記憶される。外部プログラム終了後には、ECU1への通電を遮断することにより、RAM115上の外部メモリは消去される。このため、ECU1の工場出荷後において、外部プログラムが誤って起動することもない。
図6,図7はECU1および外部接続装置7の通信処理を表すシーケンスチャートである。まず、オペレータが外部接続装置7を操作することにより、外部接続装置7からECU1にセキュリティロック解除要求を送信し続ける(T101)。セキュリティロック解除要求は、外部接続装置7がECU1にログインするための信号であって、ECU1が外部プログラムを受信可能な転送モードに移行するように要求する信号である。すなわち、ECU1は外部接続装置7からセキュリティロック解除要求を受信しない限り、転送モードに移行することはないため、市場においてECU1が誤ってログイン状態になり、転送モードに移行することを防止することができる。
ECU1に電源が投入されると、ECU1はリセットされ(T102)、ブート処理を開始する(T103)。この後、ECU1がセキュリティロック解除要求を受信すると、セキュリティロックを解除し(T104)、外部接続装置7はECU1にログインする。これにより、ECU1は外部プログラムを受信可能な転送モードに移行する。
そして、ECU1はセキュリティロック解除の応答信号を外部接続装置7に返送する(T106)。外部接続装置7がセキュリティロック解除応答信号を受信すると、ECU1にログインしたメッセージとともに、ECU1が転送モードに移行したことをディスプレイ705に表示する。さらに、外部接続装置7は、転送すべき外部プログラムを指定するようにオペレータに促す。オペレータがキーボード等を操作することにより、転送すべき外部プログラムを入力すると、外部接続装置7が指定された外部プログラムを外部記憶装置704から読み出し、外部プログラムの転送を開始する通知をECU1に送信する(T108)。ECU1は外部プログラム転送開始の通知を受信すると(T109)、当該通知を受信した旨を返信するとともに、外部プログラムを受信可能な状態に移行したことを外部接続装置7に返信する(T109)。
外部接続装置7は、当該信号を受信すると、外部プログラムの転送を開始する(T110)。上述のように、本実施形態では様々な通信プロトコルを利用可能であるが、例えば1バイト毎の通信プロトコルを使用する場合には、ECU1は1バイトのデータを受信する毎に応答信号を返信する。また、外部接続装置7がパケット若しくはフレーム毎に外部プログラムを転送する場合には、ECU1は1パケット若しくは1フレームのデータを受信する毎に、応答信号を外部接続装置7に返信する。このように、1バイト、1パケット、若しくは1フレーム毎の転送を繰り返すことにより、外部プログラムが外部接続装置7からECU1に転送される。外部接続装置7がECU1からの応答を受信できなかった場合には、外部接続装置7は転送エラーが発生したと判断し、転送エラーの生じたデータバイト、パケット、若しくはフレームを再送する。
ECU1は、受信したデータをRAM115に送り、RAM115上に外部プログラムを展開する(T111)。外部プログラムの転送が終了すると、外部接続装置7は転送完了の通知をECU1に送信する(T120)。ECU1は当該通知を受信すると、RAM115上に展開された外部プログラム全体のチェックサムを算出し、外部接続装置7に送信する(T121)。外部接続装置7は受信したチェックサムと、予め算出したチェックサムとを比較し、両者の値が一致するか否かを判断する(T122)。両者が一致していなければ、転送途中で外部プログラムのデータ化けが発生したと考えられるため、外部接続装置7は外部プログラムの転送を再度、実行する。なお、上述したように、オペレータが、チェックサム不一致の場合でも外部プログラムの再送を行わないように外部接続装置7を設定した場合には、外部接続装置7は再送処理を実行しない。
両者のチェックサムが一致した場合には、外部接続装置7はECU1に対してRAM115上の外部プログラムを起動するように指示を与える(T123)。ECU1は受信確認の応答を外部接続装置7に送信するとともに、RAM115上の外部プログラムを起動させる(T124)。ECU1が外部接続装置7と接続している間、外部接続装置7とECU1とが正常に接続していることをお互いに確認するために、両者の間で相互にキープアライブ(Keep alive)信号を一定周期で送受信する。一定時間を超えてキープアライブ信号が途絶えた場合には、外部接続装置7およびECU1は通信開始処理を最初から実行する。
ECU1が外部プログラムの実行処理を終了すると、実行結果とともにプログラム完了通知を外部接続装置7に送信する(T134)。例えば、外部プログラムが検査プログラムである場合には、検査結果を表すデータが外部接続装置7に送信される。また、外部プログラムがハードウェアの補正プログラムである場合には、補正結果を表すデータが外部接続装置7に送信される。外部接続装置7がプログラム完了通知を受信すると(T135)、詳細なプログラム実行結果を送信するようにECU1に要求する(T136)。ECU1は詳細なプログラム実行結果として、例えば書換結果、ベリファイ結果の詳細を表すデータを外部接続装置7に送信する。
続いて、本実施形態に係るプログラム書換方法の詳細を図8,図9を用いて説明する。図8は、外部接続装置7におけるプログラム書換処理を表すフローチャートであり、図9はECU1におけるプログラム書換処理を表すフローチャートである。
まず、オペレータが外部接続装置7を操作することにより、外部接続装置7は書換プログラムを外部プログラムとしてECU1のRAM115に転送し(ステップS801)、ECU1は転送された外部プログラムを受信する(ステップS901)。なお、転送処理は上述の図4乃至図7に示された通信プロトコルに従って実行される。
書換プログラムの転送が終了すると、外部接続装置7はECU1に対して転送の終了を通知する。ECU1はこの通知に対して応答の信号を返信し、外部接続装置7からの起動要求の信号を待機する(ステップS902)。外部接続装置7からECU1に対して書換プログラムの起動の指示を与えると(ステップS802)、ECU1はRAM115上において書換プログラムを起動させる(ステップS902でYES)。ECU1は書換プログラムに従い、以下に示すようにステップS903以降の処理を順に実行する。
ステップS903において、ECU1は新アプリケーションプログラムの書換領域のためにフラッシュメモリ116上のメモリブロックを初期化し(ステップS903)、外部接続装置7に新アプリケーションプログラムの転送要求を送信する(ステップS904)。
外部接続装置7がECU1からの転送要求を受信すると(ステップS803でYES)、新アプリケーションプログラムをデータブロック毎にECU1に転送する(ステップS804)。ECU1は受信した新アプリケーションプログラムのデータブロックをフラッシュメモリ116上の初期化されたブロックに順次、書き込む(ステップS905)。
外部接続装置7は新アプリケーションプログラムの全てのデータブロックをECU1に転送し終わると、転送完了通知をECU1に送信する(ステップS805)。ECU1は新アプリケーションプログラムの全てのデータブロックをフラッシュメモリ116に書き込むことにより(ステップS906でYES)、書換プログラムの動作が終了する。
このようにして、フラッシュメモリ116の書換が終了し、ECU1への通電が遮断すると、RAM116上の書換プログラムは消失する。従って、ECU1の工場出荷後において、書換プログラムが誤作動してしまうおそれもない。また、書換プログラムの動作終了後は、書換プログラムはRAM等の記憶領域から消去される。書換プログラムを不揮発性メモリに書き込む必要もないため、不揮発性メモリのメモリ容量が圧迫されることもなく、メモリを効率良く使用することが可能である。
続いて、図10,図11を参照しながら本実施形態に係るメモリベリファイ方法について説明する。図10はECU1におけるベリファイ処理を表すフローチャートであり、図11は外部接続装置7におけるベリファイ処理を表すフローチャートである。
先ず、ECU1は外部接続装置7からの指示に従い、フラッシュメモリ116に書き込まれているアプリケーションプログラムのうちの先頭アドレスのデータブロックを読み出し(ステップS1001)、このデータブロックを外部接続装置7に転送する(ステップS1002)。さらに、ECU1はフラッシュメモリ116上のアドレスを更新し(ステップS1003)、上述のステップS1001〜S1004の処理を繰り返し実行する。全てのデータブロックの転送が終了すると(ステップS1004でYES)、ECU1は転送終了の通知を外部接続装置7に送信し、処理を終了する。
外部接続装置7は、ECU1からのデータブロックを順に受信し(ステップS1101)、全てのデータブロックの受信が終了すると(ステップS1102でYES),ベリファイ処理を実行する(ステップS1103)。すなわち、外部接続装置7は、外部記憶装置704に記憶された最新バージョンのアプリケーションプログラムとECU1から転送されたアプリケーションプログラムとを比較し、両者が一致するか否かを判断する。両者が一致する場合には、外部接続装置7は、ベリファイ結果がOKである旨のレポートファイルを作成し(ステップS1105)、両者が一致しない場合には、ベリファイ結果がNGである旨のレポートファイルを作成する(ステップS1106)。このようにして作成されたベリファイレポートは外部接続装置7のディスプレイ705に表示される。
上述のベリファイ処理は、メモリ書換処理が終了した後、あるいは、メモリ書換を行う前に実行することが可能である。メモリ書換処理後にベリファイ処理を行うことにより、フラッシュメモリ116にプログラム等が正常に書き換えられたか否かを判断することができる。また、メモリ書換前にフラッシュメモリ116に書き込まれているアプリケーションプログラムが最新バージョンであるか否かを判断し、最新バージョンでない場合に限って、新アプリケーションプログラムの書き込み処理を実行しても良い。
すなわち、フラッシュメモリ116に書き込まれているアプリケーションプログラムと
ベリファイ処理を行うことにより、フラッシュメモリ116に記憶されているアプリケーションプログラムが最新のバージョンであるか否かを判断することができる。また、フラッシュメモリ116の予め定められた領域にバージョン情報を記録しておき、当該バージョン情報と書き込み対象のアプリケーションプログラムのバージョン情報との照合を行っても良い。そして、フラッシュメモリ116に書き込まれているアプリケーションプログラムが最新のものであると判断された場合には、外部接続装置7はフラッシュメモリ116の書換処理を実行することなく、処理を終了する。これにより、無用な書換処理を実行せずに済み、処理時間の短縮を図ることができる。また、フラッシュメモリ116の書換回数には制限がある場合が多く、無用な書換処理を回避することによりフラッシュメモリ116の寿命を延ばすことも可能となる。
以上、述べたように本発明によれば、書換プログラムは外部接続装置から電動パワーステアリング制御装置の揮発性メモリに転送されるため、書換プログラムの実行後において
不揮発性メモリへのアプリケーションプログラムの書換が終了し、電動パワーステアリング制御装置への通電を遮断することにより、揮発性メモリ上の書換プログラムは消失する。このため、電動パワーステアリング制御装置の工場出荷後において、書換プログラムが誤作動するおそれも無くなる。また、書換プログラムの動作終了後は、書換プログラムは揮発性メモリ等の記憶領域から消去される。書換プログラムを不揮発性メモリに書き込む必要もないため、不揮発性メモリ等の記憶容量が圧迫されることもなくメモリを効率良く使用することが可能となる。
また、アプリケーションプログラムの同一性を判断するためのベリファイプログラムを電動パワーステアリング制御装置の揮発性メモリに転送することにより、アプリケーションプログラムが不揮発性メモリに正しく書き換えられたかを判断することが可能となる。
さらに、最新のアプリケーションプログラムが既に不揮発性メモリに書き込まれているような場合には、書換処理を回避することにより、処理時間を短縮することが可能となる。また、不揮発性メモリの書換回数に制限がある場合には、無用な書換処理を回避することにより不揮発性メモリの寿命を延ばすことができる。
上述の説明ではアプリケーションプログラムの書換について説明したが、本発明はアプリケーションプログラムに限定されることなくドライバ、ブートローダ等の書換にも適用可能であることはいうまでもない。また、ベリファイプログラムおよび最新プログラムを電動パワーステアリング制御装置に転送せずに、電動パワーステアリング制御装置の不揮発性メモリから外部接続装置にプログラムを転送し、外部接続装置においてベリファイ処理を実行しても良い。
本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略図である。 本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング制御装置および外部接続装置のブロック図である。 本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング制御装置および外部接続装置のプログラムの配置を表す図である。 本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング制御装置の動作概要を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る外部接続装置の動作概要を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング制御装置および外部接続装置の動作を表すシーケンスチャートである。 本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング制御装置および外部接続装置の動作を表すシーケンスチャートである。 本発明の実施形態に係る外部接続装置のメモリ書換処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るECUのメモリ書換処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る外部接続装置のベリファイ処理を表すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るECUのベリファイ処理を表すフローチャートである。
符号の説明
1 ECU
7 外部接続装置
113 CPU(制御手段)
115 RAM(揮発性メモリ)
116 フラッシュメモリ
122 CAN I/F(通信手段)
701 CAN I/F(通信手段)
702 CPU(転送制御手段、起動手段)
704 外部記憶装置

Claims (7)

  1. 操舵補助制御のための第1のプログラムを格納する不揮発性メモリと、第1のプログラムのワークエリアとして用いられる揮発性メモリとを有する電動パワーステリング制御装置に接続可能な、電動パワーステアリング制御装置用の外部接続装置であって、
    前記電動パワーステアリング制御装置との通信を行う通信手段と、
    前記不揮発性メモリのプログラムを書き換えるための書換プログラムを前記通信手段を介して前記揮発性メモリに転送するための転送制御手段と、
    転送された前記書換プログラムを起動させる指示を、電動パワーステアリング制御装置に与える起動手段とを備え、
    前記転送制御手段は、前記書換プログラムが起動した後、第2のプログラムを電動パワーステアリング制御装置に転送し、不揮発性メモリの第1のプログラムを第2のプログラムに書き換えることを特徴とする電動パワーステアリング制御装置用の外部接続装置。
  2. 前記転送制御手段は、第1、第2のプログラムの同一性を判断するためのベリファイプログラムを前記電動パワーステアリング制御装置の前記揮発性メモリに転送し、前記起動手段は前記ベリファイプログラムを起動させることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング制御装置用の外部接続装置。
  3. 前記転送制御装置は、第1、第2のプログラムが一致した場合には、前記書換プログラムを起動させないことを特徴とする請求項2に記載に電動パワーステアリング制御装置用の外部接続装置。
  4. 所定のプログラムを転送するための外部接続装置に接続可能な電動パワーステアリング制御装置であって、
    操舵補助制御のための第1のプログラムを格納するための不揮発性メモリと、
    第1のプログラムのワークエリアとして用いられる揮発性メモリと、
    前記外部接続装置との通信を行う通信手段と、
    前記通信手段を介して前記外部接続装置から受信した書換プログラムを前記揮発性メモリに転送するとともに、前記外部接続装置からの起動指示に基づき前記書換プログラムを起動し、当該書換プログラムに従い、前記不揮発性メモリの第1のプログラムを前記外部接続装置からの第2のプログラムに書き換える書換制御手段とを有する電動パワーステアリング制御装置。
  5. 前記書換制御手段は、外部接続装置から受信したベリファイプログラムを前記揮発性メモリに転送するとともに、前記外部接続装置からの起動指示に基づきベリファイプログラムを起動し、当該ベリファイプログラムに従い第1のプログラムを外部接続装置に転送し、第1、第2のプログラムが一致すると外部接続装置によって判断された場合には、前記書換プログラムを起動させないことを特徴とする請求項4に記載の電動パワーステアリング制御装置。
  6. 操舵補助制御のための第1のプログラムを格納する不揮発性メモリと、第1のプログラムのワークエリアとして用いられる揮発性メモリとを有する、電動パワーステリング制御装置のメモリ書換方法であって、
    外部接続装置から通信手段を介して電動パワーステアリング制御装置の揮発性メモリに書換プログラムを転送するステップと、
    外部接続装置から電動パワーステアリング制御装置に対して、書換プログラムの起動要求信号を送信するステップと、
    前記起動要求信号に応答して、パワーステアリング制御装置の揮発性メモリに保持された前記書換プログラムを起動させるステップと、
    操舵補助制御のための第2のプログラムを、外部接続装置から電動パワーステアリング制御装置に転送するステップと、
    前記不揮発性メモリの第1のプログラムを第2のプログラムに書き換えるステップとを有する、電動パワーステアリング制御装置のメモリ書換方法。
  7. ベリファイプログラムを外部接続装置から電動パワーステアリング制御装置の前記揮発性メモリに転送するステップとをさらに備え、
    前記ベリファイプログラムを起動させ、第1、第2のプログラムとが一致した場合には、前記書換プログラムを起動させないことを特徴とする請求項6に記載の、電動パワーステアリング制御装置のメモリ書換方法。
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