JP4656337B2 - プログラマブル・コントローラ - Google Patents

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Description

この発明は、実行すべきユーザプログラムが、ソースコードへの逆変換が困難なオブジェクトコードとされたプログラマブル・コントローラ(以下、PLCと言う)に関する。
PLCは、自身のメモリ上に格納されたユーザプログラムを実行することで、ユーザの所望の制御仕様を実現する。このユーザプログラムの作成は、一般に、(1)パソコンに代表されるユーザプログラム開発支援装置上で所望のプログラム言語を使用してソースコード(ソースプログラム)を作成する段階、(2)作成したソースコードをユーザプログラムの実行を司るPLCのマイコンが実行可能なコード(オブジェクトコード)に変換する段階、(3)変換により得られたオブジェクトコードをPLCへ転送して格納する段階、を経て行われる。
こうして作成されるオブジェクトコードから元のソースコードへの逆変換(復元)が可能な場合には、通常、PLCの側にはオブジェクトコードのみを格納すれば足りる。その一例としては、ラダープログラムが挙げられる。
これに対して、オブジェクトコードからソースコードへの逆変換(復元)が困難な場合には、通常、PLCの側には、オブジェクトコードのみならず、それと対応するソースコードも格納される。その一例としては、ストラクチャードテキスト(ST)プログラムが挙げられる。
このようにオブジェクトコードとソースコードとの双方をPLCに格納する場合、PLC上のユーザプログラムの編集を行う際には、PLCからソースコードを開発支援装置へと読み出したのち、前述の3つの段階の処理を行う(特許文献1参照)。
特開2002−333904号公報
ここで問題となるのは、編集が完了したソースコードをいつPLCへ格納するかである。オブジェクトコードをPLCに転送する際に自動的にソースコードも転送するようなプログラム開発支援装置の場合には、僅かの変更を頻繁に繰り返すようなデバッグの際には、ソースコードの転送時間が負担となる。
一方、ソースコードの転送をユーザに委ねるようなプログラム開発支援装置の場合には、ソースコードの転送し忘れが発生すると、PLC上において、オブジェクトコードとソースコードとの不一致が生じてしまい問題となる。
この発明は上述の問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、この種の実行すべきユーザプログラムが、ソースコードへの逆変換が困難なオブジェクトコードとされたPLCにおいて、編集が完了したソースコードをプログラム開発支援装置からPLCへ転送するに際して、転送効率を向上させつつも、PLC側におけるオブジェクトコードとソースコードとの不一致の発生を未然に防止することにある。
上述の課題を解決するためには、次のような構成を有する、PLC、プログラム開発支援装置、及びPLCシステムを採用することができる。
すなわち、このPLCは、実行すべきユーザプログラムが、ソースコードへの逆変換が困難なオブジェクトコードとされたPLCにおいて、ユーザプログラムのソースコードを格納するためのソースコード格納手段と、ユーザプログラムのオブジェクトコードを格納するためのオブジェクトコード格納手段と、オブジェクトコード格納手段に格納されているオブジェクトコードが変更されたときに、当該オブジェクトコードに対応するソースコードがソースコード格納手段に格納されたか否かを判定する判定手段とを備えたものとして把握することができる。このとき、格納した情報を外部から読出可能なメモリ(例えば、フラグに相当する)を有し、前記判定手段は、判定結果を前記メモリ上に格納する、ように構成しても良い。
また、このプログラム開発支援装置は、実行すべきユーザプログラムが、ソースコードへの逆変換が困難なオブジェクトコードとされ、かつユーザプログラムのソースコードを格納するためのソースコード格納手段と、ユーザプログラムのオブジェクトコードを格納するためのオブジェクトコード格納手段と、格納した情報を外部から読出可能なメモリと、オブジェクトコード格納手段に格納されているオブジェクトコードが変更されたときに、当該オブジェクトコードに対応するソースコードがソースコード格納手段に格納されたか否かを判定し、判定結果を前記メモリ上に格納する判定手段とを備えたPLCと、接続可能なプログラム開発支援装置において、前記判定結果を前記メモリから読み出すための判定結果読出手段と、前記判定結果読出手段により読み出された判定結果に基づいてソースコードが未転送であることを表示する表示手段とを備えたものとして把握することができる。
また、このPLCシステムは、PLCとプログラム開発支援装置とを通信を介して結んでなるPLCシステムであって、前記PLCは、実行すべきユーザプログラムが、ソースコードへの逆変換が困難なオブジェクトコードとされ、かつユーザプログラムのソースコードを格納するためのソースコード格納手段と、ユーザプログラムのオブジェクトコードを格納するためのオブジェクトコード格納手段と、格納した情報を外部から読出可能なメモリと、オブジェクトコード格納手段に格納されているオブジェクトコードが変更されたときに、当該オブジェクトコードに対応するソースコードがソースコード格納手段に格納されたか否かを判定し、判定結果を前記メモリ上に格納する判定手段とを備え、前記プログラム開発支援装置は、前記判定結果を前記メモリから読み出すための判定結果読出手段と、前記判定結果読出手段により読み出された判定結果に基づいてソースコードが未転送であることを表示する表示手段とを備えるものとして把握することができる。
上述の構成よりなるPLC、プログラム開発支援装置、PLCシステムによれば、オブジェクトコード格納手段に格納されているオブジェクトコードが変更されたときに、当該オブジェクトコードに対応するソースコードがソースコード格納手段に格納されたか否かを判定する判定手段を有することから、接続開始時の処理、アップロード開始時の処理、オブジェクトコード転送時の処理、接続終了時の処理のそれぞれにおいて、その判定結果を適宜に利用することにより、転送効率を向上させつつも、PLC側におけるオブジェクトコードとソースコードとの不一致の発生を未然に防止することができる。
この発明によれば、この種の実行すべきユーザプログラムが、ソースコードへの逆変換が困難なオブジェクトコードとされたこの種のPLCにおいて、編集が完了したソースコードをプログラム開発支援装置からPLCへ転送するに際して、転送効率を向上させつつも、PLC側におけるオブジェクトコードとソースコードとの不一致の発生を未然に防止することができる。
以下に、この発明に係るPLCシステムの好適な実施の一形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明に係るPLCシステムの一例を示す外観構成図が図1に示されている。同図に示されるように、このPLCシステムは、PLC1とプログラム開発支援装置2とを通信ケーブル4で結んで構成されている。図示のPLC1はビルディングブロックタイプに構成され、電源ユニット10とCPUユニット11と複数台のIOユニット12と特殊機能ユニット13とを含んでいる。これらのユニット10〜13は、バックプレーン3上に敷設された図示しないシステムバス上のコネクタを介して互いに電気的に結ばれている。
CPUユニット11内には、図示しないが、一般的には、IOデータや各種変数データ等を格納するためのIOメモリと、ユーザプログラムを格納するためのプログラムメモリと、各種演算実行のためのワークエリアとして使用されるワークメモリと、PLCとしての各種の機能を実現するためのシステムプログラムメモリとが含まれている。
PLCに内蔵されたマイクロプロセッサは、システムプログラムメモリから読み出したシステムプログラムを実行することによって、PLCとしての各種の機能を実現する。本発明に関連する各種の機能についても、このマイクロプロセッサが該当するシステムプログラムを実行することによって実現されるものである。なお、PLCの基本的な機能については、当業者にはよく知られているように、電源投入直後のイニシャライズ処理を経た後、RUNモードに設定されていることを条件として、IOリフレッシュ処理、ユーザ命令実行処理、周辺サービス処理をサイクリックに実行するものである。
一方、プログラム開発支援装置2は、パソコン等の汎用コンピュータに対して所定のアプリケーションプログラムをインストールすることにより構成されている。このアプリケーションプログラムには、プログラム開発支援装置に必要な各種の機能を実現するための処理が含まれている。後述するプログラム開発支援装置側の本発明と関連する各種の機能も、このアプリケーションプログラムによって実行されるものである。
次に、本発明に係るPLCシステムの模式的要部構成図が図2に示されている。同図に示されるように、PLC1に関して、本発明と関連する主要構成要素としては、ソースメモリM1とプログラムメモリM2とソース未転送フラグF1とを挙げることができる。同様にして、プログラム開発支援装置2に関して、本発明と関連する主要構成要素としては、STプログラム(PG)とコンパイラ(CP)とオブジェクトコード(OC)とソース未転送フラグ監視機能(MTR)とを挙げることができる。
プログラム開発支援装置2において、STプログラム(PG)は本発明のソースコードに相当する。このSTプログラム(PG)は、プログラム開発支援装置に組み込まれたプログラム作成機能やプログラム編集機能を利用して、適宜改変される。コンパイラ(CP)は所定のユーザ操作によって起動され、STプログラム(PG)をコンパイルすることによって、オブジェクトコード(OC)に変換する。オブジェクトコード(OC)は、PLC1の命令実行機能によって、直接実行可能な形態を有する。後に詳細に説明するように、STプログラム(PG)及びオブジェクトコード(OC)は、プログラム開発支援装置2の側からPLC1の側へと転送可能に構成されている。
一方、PLC1の側では、ソースコードに相当するSTプログラム(PG)はソースメモリM1に格納され、オブジェクトコード(OC)はユーザプログラムとしてプログラムメモリM2に格納される。こうしてプログラムメモリM2に格納されたオブジェクトコード(OC)は、PLC1に備えつけられた命令実行機能を介して実行され、これにより所望の制御仕様が実現される。なお、ソースメモリM1とプログラムメモリM2は異なるメモリとして構成しても良いし、同じメモリ上の異なるメモリエリアとして構成しても良い。
PLC1内には、本発明に関連して新たにソース未転送フラグF1が設けられる。ソース未転送フラグF1の置き場所としては、例えばIOメモリやデータメモリの一部とすることが考えられる。これに対応して、プログラム開発支援装置2の側には、ソース未転送フラグ監視機能(MTR)が設けられる。このソース未転送フラグ監視機能(MTR)は、パソコンに組み込まれるアプリケーションプログラムによって実現される。
以上説明したソースコード転送機能、オブジェクトコード転送機能、ソース未転送フラグ監視機能を適宜に組み合わせることによって、以下に述べるように本発明の各種の機能が実現される。
まず、接続開始時におけるプログラム開発支援装置及びPLCの処理を図3のフローチャートを参照しながら説明する。同図に示されるように、プログラム開発支援装置側においてユーザ操作にしたがってPLCとの接続を開始する(ステップ301)。これを受け
て、ソース未転送フラグF1をモニタする処理(ステップ302)が実行される。このモニタ処理(ステップ302)においては、プログラム開発支援装置からPLCへと送信リクエストaを送信する。すると、PLCの側では、ソース未転送フラグの状態を返す処理(ステップ311)が実行される。すると、PLC1側からプログラム開発支援装置側へとレスポンスbが返送され、モニタ処理(ステップ302)が完了する。
続くステップ303では、ソース未転送フラグF1の状態がチェックされる。ここで、ソース未転送フラグF1がONであれば、プログラム開発支援装置2の側ではディスプレイ上にソースコードが未転送である旨を表示し、しかる後、オンライン操作開始処理(ステップ305)へと移行する。
これに対して、ステップ303において、ソース未転送フラグがOFFと判定されると、ソースが未転送である旨の表示処理(ステップ304)はスキップされ、直ちにオンライン操作開始処理(ステップ305)への移行が行われる。
このような構成によれば、プログラム開発支援装置2とPLC1との接続開始時において、ソース未転送フラグのモニタ結果が、ソース未転送の状態であると、直ちにその旨がディスプレイ上に表示されるから、これにより、オペレータは、前回の接続断時にソースコードが未転送であったことを気づくことができ、この状態ではPLCからプログラム開発支援装置へとプログラムの転送(アップロードと呼ぶ)を行う場合、正確にソースコードが再現されないことを察知することができる。
次に、アップロード開始時のプログラム開発支援装置及びPLCの処理を図4を参照しながら説明する。同図に示されるように、アップロード機能が選択されるのを待って(ステップ401)、ソース未転送フラグF1をモニタする処理(ステップ402)が実行される。先に説明したように、このモニタ処理(ステップ402)においては、送信リクエストaとそれに対するレスポンスbとを介して、ソース未転送フラグF1の状態をモニタする。
続くステップ403においては、ソース未転送フラグF1の状態がチェックされ、ソース未転送フラグF1がONであれば、ディスプレイ上には操作ができない旨の表示が行われるのに対し(ステップ404)、ソース未転送フラグがOFFであれば、直ちにアップ
ロード処理への移行が行われ(ステップ405)、正常にアップロードが行われる。
このような構成によれば、ユーザがプログラム開発支援装置2を適宜操作して、アップロード機能を選択すると、直ちにPLC1側におけるソース未転送フラグF1の状態がモニタされ、そのモニタ結果がソース未転送の状態であると、プログラム開発支援装置2のディスプレイ上には操作ができない旨が表示されるから、この警告表示によって、オペレータはPLC1からアップロードされたソースコードであるSTプログラム(PG)が正確に再現されていないにも拘わらず、これを正常なものと誤認する虞れを確実に回避することができる。
次に、オブジェクトコード転送時におけるプログラム開発支援装置及びPLCの処理を図5のフローチャートを参照しながら説明する。同図に示されるように、ユーザにより転送機能が選択されると(ステップ511)、ユーザに対する確認処理(ステップ512)が実行される。
この確認処理(ステップ512)においては、ユーザに対して、オブジェクトコードのみを転送する(「1」)、またはオブジェクトコード及びソースコードをともに転送する(「2」)のいずれを選択するかの確認を行う。この確認処理は、図6(a)に示されるように、ディスプレイ上に小ウィンドウW1を表示することで行われる。
この小ウィンドウW1には、ユーザに対する指示文「オブジェクトコードをPLCに転送します。以下のいずれかの方法を選択してください。」、第1の回答文「オブジェクトコードのみを転送する」、第2の回答文「オブジェクトコードとソースコードの両方を転送する」が表示されている。また第1の回答文の頭にはラジオボタンB13が、第2の回答文の頭にはラジオボタンB14が表示される他、ウィンドウの右上にはOKボタンB11及びキャンセルボタンB12が表示される。従って、オペレータは、ラジオボタンB13又はB14のいずれかをオン状態とした後、OKボタンB11を操作することによって、オペレータの意思をプログラム開発支援装置に伝えることができる。
なお、図6(b)に示されるように、従来例にあっては、同様な小ウィンドウW2をディスプレイ上に表示はさせるものの、この小ウィンドウW2内には質問文「オブジェクトコードとソースコードをPLCに転送します。よろしいですか?」が一通りしか表示されていないから、オブジェクトコードのみを転送するという選択肢は存在しない。
図5のフローチャートに戻って、ステップ512に続いてステップ513が実行されると、選択肢のうちのどちらを選択したかの判定が行われる。ここで選択肢として「1」が選択された場合には、続いてサブルーチン「1」が実行されるのに対して(ステップ514)、選択肢として「2」が選択された場合には、続いてサブルーチン「2」が実行される(ステップ515)。
ここで、サブルーチン「1」の詳細フローチャートが図7に示されている。同図に示されるように、処理が開始されると、プログラム開発支援装置2の側では転送開始の通知処理(ステップ701)が実行される。すると、メッセージcがPLC側へと送られて、PLC側においては、転送可能な状態(送信されてくるオブジェクトコードを受信可能な状態)への移行が行われる(ステップ711)。同時に、PLC側1においては、ソース未転送フラグF1の状態がONに設定される(ステップ712)。
しかる後、プログラム開発支援装置2の側では、PLC1の側へとオブジェクトコード(OC)を転送する処理が実行される(ステップ702)。すると、プログラム開発支援装置2の側からPLC1の側へとオブジェクトコード(OC)に相当するデータが送信され、これを受けてPLC1の側ではオブジェクトコード(OC)をプログラムメモリに格納する処理を実行する(ステップ713)。
しかる後、プログラム開発支援装置2の側では、転送終了を通知する処理を実行する(ステップ703)。すると、プログラム開発支援装置2の側からPLC1の側へとメッセージeが送信され、これを受けて、PLC1の側では転送可能状態を終了する処理(ステップ714)を実行した後、ソースコード(PG)が転送されたか否かの判定を行う(ステップ715)。
この判定の仕組みを例示する。例えば、ステップ713を実行すること
によりプログラムメモリ上のオブジェクトコードが変更されたことを記憶しておき、当該オブジェクトコードが変更されたにもかかわらず、ソースコードを受信せずに転送可能状態を終了する処理(ステップ714)を実行した場合は、ソースコードが転送されていないと判定するように構成することができる。
また、別の例としては、プログラム開発支援装置はオブジェクトコードを転送後、引き続き、ソースコードとして数バイト程度のデータ(ソースコードとしては不正なコード)をPLCへ送信するように構成する。一方、PLC側はソースコードとして受信したデータが不正な場合は、ソースコードを受信しなかったものと記憶しておくことでソースコードが転送されていないと判定するように構成することができる。
さらに、別の例としては、オブジェクトコードやソースコードを正常に受信し、格納した場合にはそのときの日付と時刻の情報を格納するように構成する。そして、図7のステップ715の判定処理においてオブジェクトコード格納時の日付と時刻の情報と、ソースコード格納時の日付と時刻の情報を比較することでソースコードが転送されたかどうか判定するように構成しても良い。具体的には、ソースコード格納時の日付と時刻の情報がオブジェクトコード格納時の日付と時刻の情報より古い場合は、オブジェクトコードが転送されたにもかかわらずソースコードが転送されていないと判断することができる。
ここで、ソースコード(PG)が転送されていた場合には、ステップ716へ進んでソース未転送フラグF1をOFFに戻したのち処理を終了するのに対し、ソースコード(PG)が転送されていないと判定されたときには、ソース未転送フラグF1のOFF処理は行われることなく、処理は終了する。
このような構成によれば、転送開始とともにONにセットされたソース未転送フラグF1は、転送終了時にソースコード(PG)が転送されていた場合に限ってOFFに戻されるから、ソース未転送フラグF1の状態は、ソースコード(PG)が転送されたか否かを確実に表すものとなる。
次に、サブルーチン「2」の詳細フローチャートが図8に示されている。同図において、処理が開始されると、まず、転送開始の通知処理が実行され(ステップ801)、プログラム開発支援装置2の側からPLC1の側へと所定のメッセージcが送られる。これを受けて、PLC1の側では、転送可能状態とする処理を実行する(ステップ811)。同時に、ソース未転送フラグF1をONにする処理を実行する(ステップ812)。
しかる後、プログラム開発支援装置2の側では、オブジェクトコード(OC)を転送する処理を実行する(ステップ802)。すると、オブジェクトコード(OC)に相当するデータdがプログラム開発支援装置2の側からPLC1の側へと転送される。PLC1の側では、受信したオブジェクトコード(OC)をプログラムメモリ(M2)に格納する処理を実行する(ステップ813)。
しかる後、プログラム開発支援装置2の側では、ソースコード(PG)を転送する処理を実行する(ステップ803)。すると、プログラム開発支援装置2の側からPLC1の側へとソースコードに相当するデータfが転送される。すると、PLC1の側では、受信したソースコード(PG)をソースメモリ(M1)に格納する処理を実行する(ステップ814)。
しかる後、プログラム開発支援装置2の側では、転送終了を通知する処理を実行する(ステップ804)。すると、プログラム開発支援装置2の側からPLC1の側へと所定のメッセージeが転送され、これを受けて、PLC1の側では、転送可能状態を終了する処理を実行する(ステップ815)。その後、PLC1の側では、ソースコード(PG)が転送されたか否かの判定処理を実行する(ステップ816)。
ここで、ソースコード(PG)が転送されたと判定された場合には、ステップ817へと進んで、ソース未転送フラグF1はOFFへと戻されるのに対し、ソースコード(PG)が転送されていないと判定された場合には、ステップ817はスキップされる結果、ソース未転送フラグF1はON状態に保持される。
図7のフローチャート及び図8のフローチャートの説明から明らかなように、図5のフローチャートにおいて、サブルーチン「1」が実行された場合には、オブジェクトコード(OC)のみの転送処理が実行される結果、転送終了時においては、ソース未転送フラグF1はON状態に保持されるのに対し、サブルーチン「2」が実行された場合には、オブジェクトコード(OC)及びソースコード(PG)が共に転送される結果、ソース未転送フラグF1はOFFに戻される。
そのため、図5のフローチャートにおいて、ステップ518のソース未転送フラグチェック処理が実行されると、サブルーチン「1」が実行されたときには、ソース未転送フラグはONとなるため、ソースコードが未転送である旨の表示が行われるのに対し(ステップ519)、サブルーチン「2」が実行されたときには、ステップ518におけるソース未転送フラグチェック結果はOFFとなるため、未転送である旨の表示処理(ステップ519)はスキップされて、ユーザに対して警告が行われることはない。
次に、接続終了時におけるプログラム開発支援装置及びPLCの処理を図9のフローチャートを参照しながら説明する。同図に示されるように、PLC1との接続断の開始が検出されると(ステップ901)、ソース未転送フラグF1のモニタ処理が実行され(ステップ902)、送信リクエストa及びレスポンスbを介してソース未転送フラグの状態がモニタされる。
続いて、ソース未転送フラグF1の状態がチェックされ(ステップ903)、ここでソース未転送フラグF1がOFFであれば、ステップ908へと移って、PLC1との接続断処理(ステップ908)が実行され、正常に接続断が行われる。
これに対して、チェック処理(ステップ903)の結果、ソース未転送フラグF1がONであれば、ステップ904へ進んで、ソースが未転送である旨の表示処理が実行される。このとき、図10に示されるように、ディスプレイ上には、小ウィンドウW3が表示される。この小ウィンドウW3内には、質問文「PLCにソースコードが転送されていません。ソースコードを転送します。よろしいですか?」が表示されると共に、OKボタンB31及びキャンセルボタンB32が表示される。
ここで、ユーザがOKボタンB31を操作すれば、ステップ905へ進んで、転送開始の通知処理が実行され、所定のメッセージcがPLC1側へと送られる。PLC1側では、このメッセージを受けて、転送可能状態とする処理を実行する(ステップ912)。同時に、ソース未転送フラグF1をONにする処理を実行する(ステップ913)。
しかる後、プログラム開発支援装置2の側では、ソースコード(PG)を転送する処理を実行する。すると、プログラム開発支援装置2の側からPLC1の側へとソースコード(PG)に相当するデータfが転送され、これを受けて、PLC1の側では、ソースコード(PG)をソースメモリ(M1)に格納する処理を実行する(ステップ914)。
しかる後、プログラム開発支援装置2の側では、転送終了を通知する処理を実行する(ステップ907)。すると、プログラム開発支援装置2の側からPLC1の側へと所定のメッセージeが転送され、これを受けてPLC1の側では、転送可能状態を終了する処理を実行する(ステップ915)。加えて、PLC1の側では、ソースコード(PG)が転送されたか否かの判定処理を実行する(ステップ916)。
ここでソースコード(PG)が転送されたと判定された場合には、ステップ917へ進んで、ソース未転送フラグF1の状態はOFFに戻されるのに対し、ソースコード(PG)が転送されていないと判定された場合には、ステップ917はスキップされる結果、ソース未転送フラグF1の状態はON状態に維持される。
以上説明したように、上述の実施例によれば、接続開始時の処理(図3)、アップロード開始時の処理(図4)、オブジェクトコード転送時の処理(図5)、接続終了時の処理(図9)のそれぞれにおいて、適当なタイミングでソース未転送フラグF1のモニタ処理が実行され、その結果に基づいて、その時々の最適なバックアップ処理が実行される結果、ユーザはソースコード未転送に基づく不測の事態を確実に回避できるという利点がある。
加えて、この実施例によれば、特に図5のフローチャートに示されるように、オブジェクトコードのみを転送するサブルーチン「1」とオブジェクトコード及びソースコードを共に転送するサブルーチン「2」を適宜選択できるから、頻繁に小規模なプログラム改変を繰り返すデバッグ時においては、サブルーチン「1」を選択することによって、転送負荷を軽減して処理時間を短縮できるのに対し、接続終了時などにあっては、サブルーチン「2」を選択することによって、ソースコード未転送のまま処理が終了する事態を確実に回避できるという利点があるのである。
以上の実施例では、オブジェクトコード転送後のソースコード未転送の状態であることの判断は、PLC側が行うように構成するものである。他の実施例としては、PLCがオブジェクトコードやソースコードを正常に受信し、格納した場合にはそのときの日付と時刻の情報を格納するようにし、プログラム開発支援装置から要求された場合にはその日付と時刻の情報を返送するようにPLCを構成する。そして、プログラム開発支援装置はPLCから受信したオブジェクトコード格納時の日付と時刻の情報と、ソースコード格納時の日付と時刻の情報を比較することでソースコードが転送されたかどうか判定するように構成しても良い。具体的には、ソースコード格納時の日付と時刻の情報がオブジェクトコード格納時の日付と時刻の情報より古い場合は、オブジェクトコードが転送されたにもかかわらずソースコードが転送されていないと判断することができる。
本発明によれば、この種の実行すべきユーザプログラムが、ソースコードへの逆変換が困難なオブジェクトコードとされたPLCにおいて、編集が完了したソースコードをプログラム開発支援装置からPLCへ転送するに際して、転送効率を向上させつつも、PLC側におけるオブジェクトコードとソースコードとの不一致の発生を未然に防止することができる。
本発明に係るPLCシステムの一例を示す外観構成図である。 本発明に係るPLCシステムの模式的要部構成図である。 接続開始時の処理を示すフローチャートである。 アップロード開始時の処理を示すフローチャートである。 オブジェクトコード転送時の処理を示すフローチャートである。 オブジェクトコード転送時の案内表示を示す説明図である。 サブルーチン「1」の詳細フローチャートである。 サブルーチン「2」の詳細フローチャートである。 接続終了時の処理を示すフローチャートである。 ソースコード転送時の案内表示を示す説明図である。
符号の説明
1 PLC
2 プログラム開発支援装置
3 バックプレーン
4 通信ケーブル
10 電源ユニット
11 CPUユニット
12 IOユニット
13 特殊機能ユニット
a 送信リクエスト
b レスポンス
B11 OKボタン
B12 キャンセルボタン
B13,B14 ラジオボタン
B21 OKボタン
B22 キャンセルボタン
B31 OKボタン
B32 キャンセルボタン
CP コンパイラ
F1 ソース未転送フラグ
M1 ソースメモリ
M2 プログラムメモリ
MTR ソース未転送フラグ監視機能
OC オブジェクトコード
PG STプログラム
W1,W2,W3 小ウィンドウ

Claims (4)

  1. 実行すべきユーザプログラムが、ソースコードへの逆変換が困難なオブジェクトコードとされたPLCにおいて、
    ユーザプログラムのソースコードを格納するためのソースコード格納手段と、
    ユーザプログラムのオブジェクトコードを格納するためのオブジェクトコード格納手段と、
    オブジェクトコード格納手段に格納されているオブジェクトコードが変更されたときに、当該オブジェクトコードに対応するソースコードがソースコード格納手段に格納されたか否かを判定する判定手段とを備えた、ことを特徴とするPLC。
  2. 格納した情報を外部から読出可能なメモリを有し、
    前記判定手段は、判定結果を前記メモリ上に格納する、ことを特徴とする請求項1に記載のPLC。
  3. 実行すべきユーザプログラムが、ソースコードへの逆変換が困難なオブジェクトコードとされ、かつ
    ユーザプログラムのソースコードを格納するためのソースコード格納手段と、
    ユーザプログラムのオブジェクトコードを格納するためのオブジェクトコード格納手段と、
    格納した情報を外部から読出可能なメモリと、
    オブジェクトコード格納手段に格納されているオブジェクトコードが変更されたときに、当該オブジェクトコードに対応するソースコードがソースコード格納手段に格納されたか否かを判定し、判定結果を前記メモリ上に格納する判定手段とを備えたPLCと、接続可能なプログラム開発支援装置において、
    前記判定結果を前記メモリから読み出すための判定結果読出手段と、
    前記判定結果読出手段により読み出された判定結果に基づいてソースコードが未転送であることを表示する表示手段とを備えた、ことを特徴とするプログラム開発支援装置。
  4. PLCとプログラム開発支援装置とを通信を介して結んでなるPLCシステムであって、
    前記PLCは、
    実行すべきユーザプログラムが、ソースコードへの逆変換が困難なオブジェクトコードとされ、かつ
    ユーザプログラムのソースコードを格納するためのソースコード格納手段と、
    ユーザプログラムのオブジェクトコードを格納するためのオブジェクトコード格納手段と、
    格納した情報を外部から読出可能なメモリと、
    オブジェクトコード格納手段に格納されているオブジェクトコードが変更されたときに、当該オブジェクトコードに対応するソースコードがソースコード格納手段に格納されたか否かを判定し、判定結果を前記メモリ上に格納する判定手段とを備え、
    前記プログラム開発支援装置は、
    前記判定結果を前記メモリから読み出すための判定結果読出手段と、
    前記判定結果読出手段により読み出された判定結果に基づいてソースコードが未転送であることを表示する表示手段とを備える、ことを特徴とするPLCシステム。
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