JP2008102528A - 回転伝達装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体レーザ202、203、204からの光ビームはそれぞれ反射ミラー215、216、217によって、相異なる点で反射され、平面図的に見て、半導体レーザ201の光ビームとほぼ同じ光路をたどってポリゴンミラー213に入射する。光源から反射点までの距離が互いに異なるため、光源の配置のみならず、シリンドリカルレンズ209、210、211、212の配置も互いに干渉しにくくなる。
【選択図】図3
Description
同様に、感光体ドラムに潜像を形成する光走査装置においても、感光体ドラム上の潜像形成位置が正確に合っていないと、重ね合わせた際に色ずれや色変わりの要因となる。
近年、走査レンズのプラスチック化によってこの傾向が顕著に表れるようになってきている。
この場合、各色に対応した複数の光ビームをポリゴンミラーの同一面で一括走査するために必要となる、複数の光源手段からの光ビームを集約してポリゴンミラーに入射させる光学手段が提案されている(例えば、特許文献3 参照。)。
また、シリンドリカルレンズを複数枚で組み合わせる提案もある。
しかしながら、光走査装置においては、ジョブ前にレジストずれの要因となる各ステーション間の走査位置のずれ調整を実施したとしても、1ジョブ内における印字枚数が増えると、温度変化に伴って上記したハウジングの変形により走査レンズへの入射位置が変動するため、次の補正までの期間中の変動は避けられない。
そこで、環境変化があっても、走査位置をいかに安定的に保つかが課題となる。
このため、ポリゴンミラーを薄くすることが望ましいが、そのためには、各色ビームの間隔を狭める必要がある。また、単一のポリゴンミラーの偏向位置に対して複数の光源手段や偏向手段に至るまでの光学系を集約して配置する必要があるが、それらの干渉を避けるにはポリゴンミラーから遠ざかった位置でないと設置スペースが確保できず、光走査装置が大型化してしまうという欠点があり、光源手段をいかに省スペースで配置するかが課題となる。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の光走査装置において、主走査方向面内において互いに隣接する少なくとも1組の前記光源手段からの前記光ビームは、副走査方向に関して隣接しないことを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の光走査装置において、折り返し位置から前記偏向手段の基準入射位置に至る距離が遠いほど前記偏向手段への入射角が鋭角となるよう入射せしめることを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の光走査装置において、折り返し位置から前記偏向手段の基準入射位置に至る距離が近いほど前記ビーム合流手段からの反射角が鋭角となるよう折り返すことを特徴とする。
請求項9に記載の発明では、請求項8に記載の光走査装置において、前記部材は、透明基材に前記透過領域を設け、それ以外の部分に反射部分を形成して前記反射領域とした部材であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明では、請求項8に記載の光走査装置において、前記部材は、反射機能を有する部材に前記反射領域を設けそれ以外の部分に窓穴を開けて前記透過領域とした部材であることを特徴とする。
請求項12に記載の発明では、請求項11に記載の光走査装置において、前記支持部材は、前記各レンズ部材の少なくとも副走査方向端部に関して位置決めするガイド部を備えることを特徴とする。
請求項14に記載の発明では、請求項11ないし13のいずれか1つに記載の光走査装置において、前記支持部材を透明樹脂により形成するとともに、前記各レンズ部材に対応し、負の屈折力を有するレンズ部を前記支持部材通過窓に形成してなることを特徴とする。
請求項15に記載の発明では、請求項1ないし14のいずれか1つに記載の光走査装置と、各光ビームを走査して静電潜像を各々形成する像担持体と、前記静電潜像を各色トナーで顕像化する現像手段と、トナー像を重ね合わせて転写する転写手段とを有することを特徴とする。
図2は図1に示した書き込み装置の側断面図である。
両図において符号101、102、103、104は感光体ドラム、105は転写ベルト、106はポリゴンモータ、107はポリゴンモータのベース部、108は固定軸、109は円筒スリーブ、110はハウジング、111はマグネット、112は磁気コイル、201、202、203、204は半導体レーザ、205、206、207、208はカップリングレンズ、209、210、211、212はシリンドリカルレンズ、213はポリゴンミラー、215、216、217はビーム合流手段としての反射ミラー、218はfθレンズ、219、220、221、222はトロイダルレンズ、223、224、225、226は第1の折り返しミラー、227、228、229は第2の折り返しミラー、230は同期検知センサ、231はLED素子、232はフォトセンサ、233は一対の集光レンズ、234、235、236、237は防塵ガラス、βは折り返し角度をそれぞれ示す。
半導体レーザ201、202、203、204は、各々の射出位置が副走査方向に関して互いに異なる部位、図では半導体レーザ201の射出位置が最も高くハウジング底面から離れた位置となるよう配置される。続いて半導体レーザ202、203、204の順に配置され、また、主走査方向には射出方向が放射状となるよう配置される。
ポリゴンミラー213は回転するので、光ビームの入射点はそれに伴って移動が生ずる。ここでは、基準となる光源、例えば半導体レーザ201による光ビームが、主走査方向の中心に向けて反射されるときのポリゴンミラー213の反射点を、基準反射位置と呼ぶことにする。
半導体レーザ201からのビームは反射ミラーを介さず直接ポリゴンミラーへと向かうようにしているが、他のビームと同様、反射ミラーを配備して折り返してもよい。
したがって、半導体レーザ、カップリングレンズを保持する光源手段は物理的に上下(副走査方向)に重ねるのは難しく、主走査方向にずらして配置される。
fθレンズ218は各ビームに共通で、ポリゴンミラーと同様に厚肉に形成され、副走査方向には収束力を持たない。fθレンズ218の主走査方向は、ポリゴンミラーの回転に伴って各感光体面上でビームが等速に移動するような、いわゆるfθ特性のパワーを持たせた非円弧面形状となす。各ビーム毎に配備され、ポリゴンミラーの面倒れ補正機能を有するトロイダルレンズ219、220、221、222との協働により、fθレンズ218は各ビームを感光体面上にスポット状に結像し、4つの潜像を同時に記録する光走査手段を構成する。
半導体レーザ202からのビームは、ポリゴンミラーの2段目の層で偏向され、fθレンズ218を通過した後、第1の折り返しミラー224で反射されトロイダルレンズ220を介して、第2の折り返しミラー227で反射され感光体ドラム102に導かれ、第2の光走査手段としてマゼンタ画像を形成する。
半導体レーザ204からのビームは、ポリゴンミラーの最下層で偏向され、fθレンズ218を通過した後、折り返しミラー226で反射されトロイダルレンズ222を介して、折り返しミラー228により感光体ドラム104に導かれ、第4の光走査手段としてブラック画像を形成する。
実施例では、各々の反射角度は次の関係とし、ハウジング底面に近いビームから折り返すことで、光路をポリゴンモータ106の下側まで回り込むようにしてハウジング110全体を小型化している。
β1<β2<β3<β4、 β4−β1<90°
上記した4つの光走査手段は、図2に示すように単一のハウジング110に収納される。
fθレンズ、トロイダルレンズは、接着、あるいは板バネで押圧する等によってハウジング110の所定位置に固定される。
上記したようにレジスト位置は定期的に調整がなされ、転写ベルト105上には形成する各画像の基準位置を読み取る検出器がベルト両端部に配備される。検出器は、照明用のLED素子231と反射光を受光するフォトセンサ232、および一対の集光レンズ233とからなり、基準色(ブラック)、およびその他の色(シアン、マゼンタ、イエロー)のトナー像を並列して形成した検出パターン、実施例では主走査方向から45°傾けたパターンを読み取り、その検出タイミングから副走査方向のレジストずれ量を算出し、この検出結果をもとに各光走査手段において、ポリゴンミラーの1面おき、つまり1走査ラインピッチPを単位として副走査方向の書出しタイミングを合わせる。
防塵ガラス235、236、237はハウジング下側を覆うカバーに装着される。
図4は、光源ユニットを示す斜視図である。
両図において、符号300は光源ユニット、302は、303はプリント基板、304は円柱台座、305はハウジングの壁面、306は円筒状の突起、307はハウジング側当接面、311、312、313、314は、支持部材をそれぞれ示す。
実施例では、反射ミラー215、216、217での反射角がビーム合流手段での折り返し位置a、b、cがポリゴンミラー213に近いほど鋭角となるように、つまり
α2>α3>α4
なる関係となるよう配置する。
S2(ae)<S3(bf)<S4(cg)
とすることができ、各光源ユニットの射出軸が放射状に、かつ光源ユニットを突き当てるハウジングの当接面307が階段状に配置されるので、隣接する光源ユニットのフランジ部が光軸方向に段違いとなり主走査方向に干渉せずに配備できるうえ、背部に取付けるプリント基板の一辺が隣接する光源ユニットに重なるように逃がすことで、スペースを効率的に活用することができる。
同図(a)の構成は作りやすい反面、隣接する光源やシリンドリカルレンズが近接しやすいので、それぞれの部品が小さくできない場合は、全体の構成が大きくなりやすい。
同図(b)の構成は隣接する光源やシリンドリカルレンズの副走査方向(図では高さ方向)が、離れる。少なくとも、光源203と204に関しては、平面図で見れば隣接しているが、高さ方向は間に光源202が入るため、光源の配置において互いにぶつかり合う相互干渉が起こりにくくなる。したがって、図3に示す主走査方向に見たときの配置が楽になり、装置をコンパクトに纏めやすくなる。この効果はシリンドリカルレンズ211と212の間にも言える。
前記実施例では、ポリゴンミラーに入射する光路を同一の副走査断面に揃うようにしているが、図6に示す本実施例のように、偏向点でのみ同一の副走査断面に揃うようにし、主走査方向に異なる角度でポリゴンミラーに入射させてもよい。この実施例の場合も図5で示した一体型の反射ミラーを使うことができる。
θ2<θ3<θ4=θ1
なる関係とすることで、反射ミラー215、216、217での反射角の差を低減し、ビームスポット径の太りを改善できる。
ただしこの場合、主走査開始のタイミングが各ビームによって異なるので、入射角の差をあまり大きくしない方がよい。。
同図において符号301、302は感光体面上のビームスポットを示す。
光源ユニット300をハウジング当接面307に当てて装着する際に、xy平面内での傾斜角γを変えることで、所定の副走査ピッチPに合わせることができる。
いま、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズを含めた光学系全系の副走査横倍率をζ、発光源ピッチをdとすると、副走査方向におけるビームスポット301、302の間隔Pは、
P=ζ・d・sinγ
で表され、傾斜角γを変えることで記録密度に応じた画素ピッチPに合わせ、隣接する複数ラインを同時に走査するようにしている。
図9は、図8に示す光源ユニットの斜視図である。
両図において符号600は光源ユニット、604、605、606は各面が異なる反射角を有する反射ミラー、607、608、611、612、615、616、619、620は半導体レーザ、609、610、613、614、617、618、621、622はカップリングレンズ、623は支持部材、627はベース部材、634は円柱台座、635は円筒部、636は当接面、637は突起をそれぞれ示す。
ビーム合流手段の構成は前記実施例と同様、各面が異なる反射角を有する反射ミラー604、605、606からなる。半導体レーザ607、608、611、612、615、616、619、620、およびカップリングレンズ609、610、613、614、617、618、621、622は、各色走査手段毎に2組ずつ射出軸に対して主走査方向に対称に配備される。各々支持部材623に半導体レーザはパッケージの外周をかん合して圧入される。カップリングレンズは、半円状の一対の溝を背合わせに形成した突起637に、射出ビームが平行光束となるように光軸方向の位置を合わせ、レンズ外周との隙間にUV硬化接着剤を充填して、光硬化により固定される。
光源駆動回路が形成されたプリント基板632は、ベース部材627に立設した円柱台座634に、ネジ固定により装着し、光源ユニット600が一体的に構成される。
光源ユニット600は前記実施例と同様、ハウジングの壁面に高さを異ならしめて形成した係合穴に各支持部材の円筒部635を挿入し、当接面636を突き当てて、ネジ止めにより各色走査手段毎のビーム数を増加することで、より高速・高密度な画像記録にも適合できる。
同図において符号500は合流手段としての反射ミラー、501は取り付け部、502は板バネ、503は先端曲げ部をそれぞれ示す。
各反射ミラー500はハウジング底面に形成されたL字状の取付部501に設置され、板バネ502により取付部501の垂直面に反射ミラーが押し付けられる。また、上方へのずれを板バネの先端曲げ部503によって規制し、上部を通過するビームにかからないようにしている。
各反射ミラーは、L字状の取付部501の設置高さhを段階状に設けることで、副走査方向のビーム間隔に応じて配置でき、ハウジングの同じ側に押し付け方向を揃えて同様な方法で支持される。
同図において符号504はビーム合流手段としての平板ガラス、505、506は反射ミラー部、700は光源ユニット、703、704、705、706は半導体レーザ、710、711、712、713はカップリングレンズ、721、722、723、724はシリンドリカルレンズをそれぞれ示す。
本実施例は平板ガラス504表面に、部分蒸着により副走査方向に層状に反射ミラー部505、506を形成し、反射ミラー部の上下ではビームが透過できるようにした例である。ビーム合流手段は、アルミ反射膜をつけた金属板で構成し、ビーム透過部は窓穴を開けておいても良い。
3色カラーのように、ビームが3本しかない場合は真ん中だけ反射ミラーにして、他の2本のビームは透過領域を通せばよい。もちろんその逆の関係にすることもできる。
本実施例は1つおきとした例で、図に示すように副走査方向にビームの間隔を2Lとして一体的にし、4つの光源ユニットを2つに集約して構成し、一方の光源ユニットからの各ビームは透過させ、もう一方の光源ユニットからの各ビームは反射するようにしている。
同図において符号708は支持部材、716はプリント基板、717は円柱台座、718は円筒状の突起、719は当接面をそれぞれ示す。
本実施例では、各半導体レーザが副走査方向に配列され、光軸同士が平行となるよう支持部材の半導体レーザのかん合穴、カップリングレンズを接合する半円状の溝が同軸に設計されている。
各色に対応する半導体レーザ703、704、705、706は、2色毎に2分され、対となるカップリングレンズ710、711、712、713とともに共通の支持部材708、および図示しない支持部材709に保持される。
光源ユニット700は、ハウジング壁面に円筒状の突起718を基準として位置決めされ、射出軸に直交する当接面719を突き当ててネジ固定される。
同図において符号725は支持部材、726は一対のスナップ爪、727はガイド部、728は当接面、729は鍔部、730は支柱、731は係合部、732はビーム通過窓をそれぞれ示す。
図11に示す実施例においては、ビーム偏向前の光学系を構成するシリンドリカルレンズ群の上流側で各ビームを合流させ、各ビームに対応したシリンドリカルレンズ721、722、723、724は副走査方向に幅狭く上下をカットして、等間隔Lで配列して、一体的に保持している。
シリンドリカルレンズ721、722、723、724は射出軸に直交する射出面側を平面に、入射面側を副走査方向にのみ曲率を有する円筒面となし、各々の曲率は同一で上記したように各ビームがポリゴンミラー面上で収束するようパワーが設定され、各々ガラスで製作されている。
尚、鍔部729は射出面側を平面、入射面には半球状の突起が形成され、圧入された際に射出面側を突き当てて位置決めがなされ、支持される。図中732はビーム通過窓で、平板状透明部材で形成して透過させても、貫通穴としてもよい。
同図(a)はスナップ爪でシリンドリカルレンズを抱え込んで支持した例を示す図、同図(b)はシリンドリカルレンズをレンズ間に設けたガイド部に沿って調整できるように構成した例を示す図で、各レンズ間の収束位置を合わせて、UV接着剤で接合する。
fθレンズが樹脂成形による場合、環境温度変化に伴って屈折率が変動し焦点位置が変化するが、このように負の屈折力を有する透明な樹脂成形レンズを組み合わせることにより変動方向がキャンセルされ、感光体面上からのビーム結像位置の変動を抑制できる。
本実施例では、ビーム通過窓を副走査方向に負の曲率を有する円筒面としたが、主走査方向に負の曲率を有する円筒面、または、球面としてもよい。
同図において符号400は光学ハウジング底面、401はトロイダルレンズ、402は箱状のリブ、403は凹部、404はフランジ部、405は突起、406は凹部、407は板ばね、408は突起、409、410は貫通穴、411、412はステッピングモータ、413、414は軸の先端、415はミラー取付部、416は折り返しミラー、417はミラー取付部、418は折り返しミラー、419は板バネ、420は先端曲げ部をそれぞれ示す。
図15は光学ハウジング底面400へのトロイダルレンズ401支持部を示す。
各トロイダルレンズ401は各感光体ドラムに対向して、光学ハウジング底面に光軸方向、副走査方向を揃えて配置され、箱状のリブ402の中央部に設けられた突起405を、光学ハウジングに形成された凹部403に係合して主走査方向(長手方向)を規制し、両端に設けられたフランジ部404の下端を同様に凹部406に係合して、光軸方向(短手方向)を規制する。
本実施例では、第2の支持点を基準突き当てとしてハウジング底面から突出した突起408で位置決めし、第1、第3の支持点には、裏面から貫通穴409、410を通してステッピングモータ411、412から延びる軸の先端413、414をそれぞれ直接突き当てる。なお、軸413、414は内臓された送りネジで突き出し量が伸縮する。
同図において符号421はトロイダルレンズの母線、422は調整後の焦線をそれぞれ示す。
ここで、第1の支持点のみを移動すると、第2、第3の支持点を結ぶ回転軸を中心に、トロイダルレンズ401が光軸に直交する面内で任意角度γの回動調節ができ、図16に示すように主走査方向の母線421の傾きに応じて焦線422が傾けられ、走査ラインが傾けられる。
図15では、第1、第2、第3の支持点の一般的な配置の仕方を示しているが、第2の支持点と第3の支持点を結ぶ線を光軸と平行になるように設定しておけば、第1の支持点を動かして左右の傾きを変えたとき、トロイダルレンズは前後の傾きの変化が生じない。
第3の支持点のみを移動すると、第1、第2の支持点を結ぶ回転軸を中心に、トロイダルレンズ401が光軸を含み副走査断面で任意角度βの回動調節ができる。図17に示すように、曲面の傾きに応じ、母線421からの偏心量が主走査方向に異なる位置にビームを入射させることによって、焦線422を反らすことができる。光学系を構成する光学素子の加工誤差や、配置誤差に起因する、走査ラインの曲がりをキャンセルするように、上記反りを故意に発生させて補正し、走査ラインの直線性を改善する。
第1の支持点と第2の支持点を結ぶ線を、主走査方向に直交する方向になるように配置すれば、左右対称に焦線の変化が起こる。
基準となるブラックを除く他の光走査手段のトロイダルレンズに、この調整機構を具備させるとよい。
図中、415、417は各々折り返しミラー416、418の取付部で、主走査方向に対にハウジング底面に設けられ、折り返しミラーの反射面を板バネ419により斜面に押し付けられ支持される。
また、上方へのずれを板バネの先端曲げ部420によって規制し、上部を通過するビームにかからないようにしている。
ビーム分岐手段を構成する各折り返しミラーは、上記取付部の設置高さhを段階的に設けることで配置でき、ハウジングの同じ側に押し付け方向を揃えて同様な方法で支持される。
同図において符号900は光走査装置、901は感光体ドラム、902は帯電チャージャ、903は現像ローラ、904はトナーカートリッジ、905はクリーニングケース、906は転写ベルト、907は給紙トレイ、908は給紙コロ、909はレジストローラ対、910は定着ローラ、911は排紙トレイ、912は排紙ローラをそれぞれ示す。
各画像形成ステーションはトナー色が異なるだけで、基本的には同一構成である。
一方、記録紙は給紙トレイ907から給紙コロ908により供給され、レジストローラ対909により転写ベルト上の画像位置にタイミングに合わせて送りだされ、カラー画像が転写される。
転写されたトナーは定着ローラ910で定着され、記録紙は排紙ローラ912により排紙トレイ911に排出される。
209、210、211、212 シリンドリカルレンズ
213 ポリゴンミラー
215、216、217 反射ミラー
400 光学ハウジング底面
401 トロイダルレンズ
402 箱状リブ
404 フランジ部
406 凹部
408 突起
409、410 貫通穴
411、412 ステッピングモータ
413、414 軸の先端
504 ビーム合流部材
505、506 反射ミラー部
721、722、723、724 シリンドリカルレンズ
725 支持部材
726 一対のスナップ爪
727 ガイド部
728 当接面
732 通過窓
Claims (15)
- 副走査方向に離隔して配備した複数の光源手段と、該複数の光源手段からの各光ビームを一括して偏向し主走査を行う偏向手段と、前記各光ビームを各々に対応した被走査面に結像する複数の結像手段と、前記各光ビームのうち少なくとも2つの光ビームを折り返し、前記偏向手段に入射する光路を主走査方向に関して互いに近接させ、前記偏向手段への基準入射位置近傍において副走査方向にほぼ1列に揃えるビーム合流手段を有する光走査装置において、前記各光ビームを折り返す位置から前記基準入射位置までの距離を互いに異ならしめることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1に記載の光走査装置において、前記各光ビームを副走査方向の配列順の一方から他方に向かって、前記折り返し位置から前記偏光手段の基準入射位置までの距離を順次長くすることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1に記載の光走査装置において、主走査方向面内において互いに隣接する少なくとも1組の前記光源手段からの前記光ビームは、副走査方向に関して隣接しないことを特徴とする光走査装置。
- 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の光走査装置において、前記ビーム合流手段として、複数の独立した反射面を有する一体型のミラーを用いることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の光走査装置において、折り返し位置から前記偏向手段の基準入射位置に至る距離が遠いほど前記偏向手段への入射角が鋭角となるよう入射せしめることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の光走査装置において、折り返し位置から前記偏向手段の基準入射位置に至る距離が近いほど前記ビーム合流手段からの反射角が鋭角となるよう折り返すことを特徴とする光走査装置。
- 副走査方向に離隔して配備した複数の光源手段と、該複数の光源手段からの各光ビームを一括して偏向し主走査を行う偏向手段と、前記各光ビームを各々に対応した被走査面に結像する複数の結像手段と、前記各光ビームのうち少なくとも1つの光ビームを折り返し、前記偏向手段に入射する光路を主走査方向に関して互いに近接させ、前記偏向手段への基準入射位置近傍において副走査方向にほぼ1列に揃えるビーム合流手段を有する光走査装置において、前記ビーム合流手段は、所定の光源手段からの光ビームのみを反射する反射領域と、それと隣接し、前記所定の光源手段以外の光源手段からの光ビームを通過させる透過領域とを有する部材からなることを特徴とする光走査装置。
- 請求項7に記載の光走査装置において、前記ビーム合流手段は、反射領域と透過領域とを副走査方向に関し交互に備えた部材で構成され、前記副走査方向の配列順で隣接しない光ビームをともに透過、もしくはともに反射させることを特徴とする光走査装置。
- 請求項8に記載の光走査装置において、前記部材は、透明基材に前記透過領域を設け、それ以外の部分に反射部分を形成して前記反射領域とした部材であることを特徴とする光走査装置。
- 請求項8に記載の光走査装置において、前記部材は、反射機能を有する部材に前記反射領域を設けそれ以外の部分に窓穴を開けて前記透過領域とした部材であることを特徴とする光走査装置。
- 副走査方向に離隔して配備した複数の光源手段と、該複数の光源手段からの各光ビームを一括して偏向し主走査を行う偏向手段と、前記各光ビームを各々に対応した被走査面に結像する複数の結像手段と、前記光源手段からの各光ビームに個別に対応して、前記偏向手段の反射面近傍において少なくとも副走査方向に収束させるレンズ部材と、を有する光走査装置において、前記レンズ部材を個別に位置決めを行ない、該レンズ部材を副走査方向に配列して一体的に支持する共通の支持部材を有することを特徴とする光走査装置。
- 請求項11に記載の光走査装置において、前記支持部材は、前記各レンズ部材の少なくとも副走査方向端部に関して位置決めするガイド部を備えることを特徴とする光走査装置。
- 請求項11または12に記載の光走査装置において、前記支持部材は、前記各レンズ部材の少なくとも光軸方向に関して位置決めする当接部を備えることを特徴とする光走査装置。
- 請求項11ないし13のいずれか1つに記載の光走査装置において、前記支持部材を透明樹脂により形成するとともに、前記各レンズ部材に対応し、負の屈折力を有するレンズ部を前記支持部材通過窓に形成してなることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1ないし14のいずれか1つに記載の光走査装置と、各光ビームを走査して静電潜像を各々形成する像担持体と、前記静電潜像を各色トナーで顕像化する現像手段と、トナー像を重ね合わせて転写する転写手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
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