JPH1062704A - 光学走査装置 - Google Patents

光学走査装置

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JPH1062704A
JPH1062704A JP8221091A JP22109196A JPH1062704A JP H1062704 A JPH1062704 A JP H1062704A JP 8221091 A JP8221091 A JP 8221091A JP 22109196 A JP22109196 A JP 22109196A JP H1062704 A JPH1062704 A JP H1062704A
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JP
Japan
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light
light beam
semiconductor laser
scanning device
optical scanning
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JP8221091A
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English (en)
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Yutaka Hattori
豊 服部
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読取や記録に用いる光束を各々或いはお互い
に合成する場合、高価な構成部品を使用することなくさ
らに構造が複雑化することのない画像読取装置及び画像
記録装置さらにはその両機能を備えた複写機等の光学走
査装置を提供することにある。 【解決手段】 偏向走査方向と直交する方向に反射部1
4aと透過部14bとを備え、異なる半導体レーザ1,
11からの光ビームを合成する合成ミラー14を設け、
合成光をポリゴンミラー5に照射し、半導体レーザ1か
らの光ビームを感光体に照射し、半導体レーザ11から
の光ビームを原稿に照射して反射光に基づいて原稿の読
取を行う。また、光の合成には、3原色の光ビームを合
成してカラー原稿の読取や、カラー画像の印刷出力に使
用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、読取対象物或いは
感光体を光学的に走査することにより、当該読取対象物
に対応する画像を読み取る画像読取装置或いは当該感光
体に画像を記録し印刷出力する画像記録装置、さらには
読取機能と印刷出力機能の両機能を備えた複写機等で採
用可能な光学走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、単色或いは多色刷りの複写物を出
力する複写機(コピー機)等における画像読取装置にお
いては、単一或いは複数の異なった波長の光源からの光
ビームを回転多面鏡(ポリゴンミラー)や振動鏡(ガル
バノメータ)や回折効果を用いたホログラムディスクや
光導波路中の屈折率を音響光学的或いは磁気光学的に変
化させて光を偏向させる固体偏向素子を使用して偏向走
査して印刷原稿等の読取対象物に照射し、当該光ビーム
の読取対象物からの反射光をフォトディテクタ等の受光
装置によって受光し、この受光装置からの受光信号に基
づいて光ビームが照射された読取対象物に対応する画像
情報を得ていた。
【0003】そして、上記複写機等における画像記録装
置においては、画像情報に基づいて上記読取とは異なっ
た波長の記録用光ビームを変調し、それを感光体上に照
射して当該感光体に上記画像情報に対応する静電潜像を
記録し、当該静電潜像が記録された感光体に予め当該感
光体とは逆の極性に帯電させた印刷色に対応するトナー
を接触させ、上記記録用光ビームが照射された部分に残
ったトナーを所定の用紙に転写することにより単色或い
は多色刷り複写を行っていた。この画像記録法方として
は、前記感光体の静電潜像を使用するものの他、感光体
を光硬化性或いは光軟化性樹脂と色材とを含有するマイ
クロカプセルからなる感光紙とし、その感光紙に前記光
ビームを照射してマイクロカプセルの機械的強度を変化
させてその強度変化に基づく潜像を形成し、その感光紙
と受像紙とを重ね合わせて加圧現像する方法も考えられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複写機等においては、例えば特開平7−19909
7号公報に開示されているように、読取と記録で使用さ
れる光ビームの波長が異なっていることを利用してダイ
クロイックミラーを用いて光ビームを合成している。し
かし、このダイクロイックミラーは、20層以上の誘電
体膜を蒸着により成膜しているため高価であった。且
つ、多層薄膜であるため入射角依存性が高く、取り付け
精度や耐環境性に高度に依存するため取り扱いが困難で
あった。同様に、カラーの原稿を読み取ったり多色刷り
の印刷を行う際、複数の異なった波長の光源を読取や記
録の光源に用い光束を合成する時にも、上記同様にダイ
クロイックミラーを用いているため同様の問題が発生し
ていた。
【0005】また、読取対象物の全ての色を読み取るた
めに、光源としてハロゲンランプ等の白色光源を用いる
と、光源としての指向性及び集束性が低下するために解
像度の悪い画像情報しか得られないとともに、当該白色
光源は、可視光以外の範囲の光も照射するため、これら
の可視光以外の範囲の光による反射光をカットするため
の赤外線カットフィルタ等のフィルタを受光装置の受光
面に設置することが必要となり、複写機としての構造が
複雑になるとともに高価になるという問題点がった。
【0006】そこで、本発明は上記の問題点に鑑みて成
されたもので、その目的は、読取や記録に用いる複数の
光ビームを合成する場合、高価な構成部品を使用するこ
となくさらに構造が複雑化することのない画像読取装置
及び画像記録装置さらにはその両機能を備えた複写機等
で使用可能な光学走査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、異なる発光素子から成
り複数の光ビームを出射する出射手段と、前記出射され
た複数の光ビームを夫々偏向走査する偏向走査手段と、
前記偏向走査された複数の光ビームを、走査対象物上の
当該複数の光ビームの夫々の照射光束が当該走査対象物
上で微小なスポットとなるように夫々誘導する誘導手段
と、前記出射手段と偏向走査手段との間に設けられ、前
記偏向走査方向と直交する方向に反射部と透過部とを備
え、一の発光素子から出射された光ビームが前記反射部
で反射し、他の発光素子から出射された光ビームが前記
透過部を透過して反射光ビームと透過光ビームとを合成
する合成手段とを備えている。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、出射手段
は、異なる発光素子から成り複数の光ビームを出射す
る。そして、偏向走査手段は、出射された複数の光ビー
ムを夫々偏向走査する。その後、誘導手段は、偏向走査
された複数の光ビームを、走査対象物上の当該複数の光
ビームの夫々の照射光束が当該走査対象物上で微小なス
ポットとなるように夫々誘導する。
【0009】ここで、合成手段は、出射手段と偏向走査
手段との間にて、反射部にて一の発光素子から出射され
た光ビームを反射し、透過部にて他の発光素子から出射
された光ビームを透過してこれらの反射光ビームと透過
光ビームとを合成する。
【0010】よって、異なる発光素子からの複数の光ビ
ームは、合成手段により同一の光路内を伝搬し偏向走査
手段に入射するため、ダイクロイックミラー等の高価な
構成部品を使用しなくても、更に異なる発光素子は波長
が異なっていなくても光束を合成することができる。
【0011】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の光学走査装置におい
て、前記複数の光ビームが互いに前記偏向走査方向と直
交する方向に分離して出射するよう前記発光素子を配設
している。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、出射手段の発光素子の配
設により、前記複数の光ビームが互いに前記偏向走査方
向と直交する方向に分離して出射する。
【0013】よって、異なる発光素子からの複数の光ビ
ームは、予め偏向走査方向と直交する方向に分離して出
射され合成手段に入射するため、特別に異なる発光素子
毎に光束を分離させる光学系を追加することなく効率よ
く光束を合成することができる。
【0014】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の光学走査装置に
おいて、前記出射手段の発光素子が互いに波長の異なる
光ビームを出射する複数の発光素子である。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の作用に加えて、複数の光ビームの
うち、走査対象物上の色情報に対応する波長の光ビーム
を照射できるため、当該色情報が有効に再現され高画質
な画像情報を生成することが出来る。
【0016】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の光学
走査装置において、前記偏向走査方向と直交する方向に
収束効果を有する一次元集光手段は、前記偏向走査手段
と前記合成手段の間に配設して構成される。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、1次元
集光手段は、前記偏向走査手段と前記合成手段の間に配
設されることで、前記出射手段で出射された光ビームを
前記偏向走査方向と直交する方向に一方向的に収束す
る。
【0018】よって、複数の光ビームが出射手段より分
離して出射されても、偏向走査手段にはほぼ同一の位置
に入射され、受光面積の大きなポリゴンミラーや集光レ
ンズ等を用いる必要はなく、効率よく走査対象物に光ビ
ームを照射することが出来る。
【0019】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の光学
走査装置において、前記走査対象物は印刷原稿等の読取
対象物であり、前記誘導された複数の光ビームによる前
記読取対象物からの反射光を夫々受光する受光手段と、
前記受光された反射光に基づいて、前記読取対象物に対
応する画像情報を生成する画像情報生成手段とを備えて
構成される。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、複数の
光ビームは、誘導手段によって微小なスポットとなり読
取対象物を走査する。そして、受光手段は、誘導された
複数の光ビームによる読取対象物からの反射光を夫々受
光する。最後に、画像情報生成手段は、受光された反射
光に基づいて、読取対象物に対応する画像情報を生成す
る。
【0021】よって、複数の光ビームに応じた画像情報
が生成されるので、例えば読み取るべき読取対象物が多
色で彩色された物であっても、読み取れない色が生じる
ことなく、読取対象物を忠実に再現し且つ鮮明な画像情
報が得られる。
【0022】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の光学
走査装置において、前記走査対象物は光によって表面の
電位が変化する或いは化学作用を受容する感光体であ
り、前記偏向走査された複数の光ビームを、前記感光体
に誘導するための誘導手段と、前記誘導された複数の光
ビームに基づいて画像情報に対応する画像を記録するた
めの前記感光体とを備えて構成される。
【0023】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、複数の
光ビームは、誘導手段によって微小なスポットとなり感
光体上を走査する。
【0024】よって、複数の光ビームに応じた画像情報
が記録されるので、例えば同時に複数の光ビームを走査
して高速に画像情報を記録したり、繰り返し走査するこ
とで記録光エネルギーを高くして感度の低い感光体に記
録することが出来る。さらに、波長の異なる発光素子を
用いることで、例えばカラーフィルムに露光すれば、カ
ラーの画像情報を忠実に再現し且つ鮮明な画像記録が得
られる。
【0025】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の光学
走査装置において、前記誘導された複数の光ビームの一
部を読取対象物に、またその一部を感光体に指向するた
めの指向手段と、前記指向された一部の光ビームによる
前記読取対象物からの反射光を夫々受光する受光手段
と、前記受光された反射光に基づいて、前記読取対象物
に対応する画像情報を生成する画像情報生成手段と、前
記指向された一部の光ビームに基づいて画像情報に対応
する画像を記録するための前記感光体とを備えて構成さ
れる。
【0026】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、指向手
段は、誘導手段によって微小なスポットとなり読取対象
物を走査するよう、複数の光ビームの一部を読取対象物
に指向し、また誘導手段によって微小なスポットとなり
感光体上を走査するよう、複数の光ビームの一部を感光
体に指向する。
【0027】そして、受光手段は、誘導された複数の光
ビームによる読取対象物からの反射光を夫々受光する。
最後に、画像情報生成手段は、受光された反射光に基づ
いて、読取対象物に対応する画像情報を生成する。
【0028】よって、読取対象物に対応する画像情報を
記録用光ビーム出射手段に変調情報として使用すること
で、読み取った画像情報に基づく画像が記録されるの
で、読取対象物を忠実に再現しかつ鮮明な画像が記録さ
れる。また、指向手段により読取と記録が選択できるた
め、誘導手段より上流の光学部品等構成部品が共有化で
き、光学走査装置の構成を簡略化でき、装置の小型化と
低コスト化も実現できる。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0030】(1)第1実施形態 始めに、請求項1乃至4及び7に記載の発明に対応する
第1の実施形態について図1乃至図4を用いて説明す
る。
【0031】(A)装置構成 始めに、第1実施形態における本発明の光学走査装置
を、画像読取系における光学系と画像記録系における光
学系を共通化した複写機に適用した装置構成について、
図1及び図2を用いて説明する。
【0032】図1及び図2に示すように、本実施形態に
おける光学走査装置Sの画像読取系(請求項1乃至4及
び7に記載の発明が適用される)は、出射手段の一部で
あり読取に用いる発光素子である緑色半導体レーザ11
と、赤外半導体レーザ1からの赤外光ビームIRを透過
するとともに、前記緑色半導体レーザ11からの緑色光
ビームGを反射して、赤外光ビームIR及び緑色光ビー
ムGを同一光路とするための合成手段としての合成ミラ
ー14と、赤外光ビームIR及び緑色光ビームGを図1
中矢印で示す方向に偏向走査するための偏向走査手段と
してのポリゴンミラー5と、ポリゴンミラー5によって
偏向走査された赤外光ビームIR及び緑色光ビームGを
集光するための誘導手段としての結像レンズ6と、結像
レンズ6によって集光された赤外光ビームIR及び緑色
光ビームGを後述の感光体7及び読取対象物としての原
稿9に同時に照射させるための指向手段としての反射ミ
ラー8及び15と、原稿9を載置し、この原稿9を送り
出すための原稿搬送部20と、反射ミラー15によって
原稿9に照射された緑色光ビームGの原稿9からの反射
光を受光して原稿9に対応する受光信号を生成するため
の受光手段としての受光部17と、原稿9の走査範囲外
の位置に配置され、上記の一回の偏向走査の度に赤外光
ビームIR又は緑色光ビームGが入射されるBD検出器
22と、装置全体を制御する制御部40とを備えて構成
されている。
【0033】ここで、赤外半導体レーザ1及び緑色半導
体レーザ11は、制御部40内に備えられた画像情報生
成手段、出射タイミング制御手段としての後述のCPU
41によってその発光(出射)タイミングが同期して赤
外光ビームIR及び緑色光ビームGを夫々出射するよう
に制御され、図2において、ポリゴンミラー5の背面に
設置されている。
【0034】また、反射ミラー8及び15は、ポリゴン
ミラー5及び結像レンズ6を結ぶ光路上に配置されてい
る。図2に示すように、反射ミラー8,15は2等辺三
角形状のプリズムP1の2面に形成されている。反射ミ
ラー15はダイクロイックとして形成されており、前記
緑色半導体レーザ11からの緑色光ビームGのみ反射
し、前記赤外半導体レーザ1からの赤外光ビームIRは
透過させるものであり、前記反射ミラー8は前記反射ミ
ラー15を透過した赤外光ビームIRを反射するもので
ある。このプリズムP1の反射ミラー15が形成された
面に2等辺三角形状プリズムP2がその底面を接するよ
うに設けられており、プリズム体が構成されている。こ
のプリズム体とすることによって、それぞれの光の入出
射面は光路に対して垂直とされる。反射ミラー15とし
てはダイクロイックミラーの他にハーフミラーとするこ
とができる。このときは緑色光ビームGの50%が反射
ミラー15を透過することとなる。
【0035】一方、原稿搬送部20は、原稿台10と、
原稿9を挟持して送り出すための二組のローラ91と9
2により構成されている。この原稿台10には、反射ミ
ラー15によって反射された光束を原稿9に直接照射さ
せるための開口部30が設けられている。
【0036】ここで、受光部17は、光電変換素子であ
る3つのフォトダイオード17a、17b及び17cで
構成されており、反射ミラー15に対して原稿搬送部2
0側に、原稿9の走査方向と平行で搬送方向と垂直な方
向に等間隔で設置されている。また、各フォトダイオー
ド17a、17b及び17cは、後述する受光素子駆動
回路42に接続されている。
【0037】また、制御部40は、各フォトダイオード
17a、17b及び17cで検出された受光信号を合成
するための受光素子駆動回路42と、当該合成された受
光信号を一時的に記憶するRAM(Random Access Memo
ry)44と、装置全体を制御するための制御プログラム
を記憶するROM(Read Only Memory)43と、上記各
構成要素を制御するためのCPU41とで構成されてい
る。ここで、前記受光素子駆動回路42、CPU41、
RAM44等により画像情報生成手段が構成されてい
る。各フォトダイオード17a、17b、17cにより
読み取られた画像データや、外部から供給された画像デ
ータはRAM44の画像バッファに記憶され、感光体7
への書き込み時に読み出されて前記赤外半導体レーザ1
の点滅制御に使用される。
【0038】一方、本実施形態における画像記録系は、
記録用光ビームを出射する赤外半導体レーザ1と、ポリ
ゴンミラー5と、結像レンズ6と、反射ミラー8と、光
ビームを照射することにより静電潜像を形成する感光体
7とにより構成されている。ここで、感光体7は、赤外
光ビームIRが一ライン走査する度に、所定量回転する
ようにCPU41によって制御される。
【0039】次に、図1に示す赤外半導体レーザ1、緑
色半導体レーザ11、合成ミラー14、ポリゴンミラー
5、結像レンズ6及び反射ミラー8及び15を実際の複
写機に配置した例について図3を用いて説明する。
【0040】図3に示すように、筐体31には、赤外半
導体レーザ1を含む赤外半導体レーザユニット32と、
緑色半導体レーザ11を含む緑色半導体レーザユニット
33が、赤外半導体レーザ1と緑色半導体レーザ11の
光軸がほぼ直角となるように配置されている。そして、
赤外光ビームIR及び緑色光ビームGは、光束を略平行
とするためのコリメートレンズ2及び12、原稿9及び
感光体7上のスポット径を所定の大きさにするための絞
り3及び13を介してそれぞれ合成ミラー14に入射す
る。
【0041】そして、合成ミラー14により赤外光ビー
ムIRが透過されるとともに緑色光ビームGが反射され
ることにより、夫々の光ビームの光路が同一とされた
後、一方向にのみ光ビームを集束させる円筒レンズ(一
次元集光手段)4を介して当該円筒レンズ4の焦点位置
に配置されている正六角形のポリゴンミラー5に入射す
る。このポリゴンミラー5が一定速度で回転することに
より、当該ポリゴンミラー5に入射した赤外光ビームI
R及び緑色光ビームGが図3の紙面に平行な方向に一定
速度で走査されてプリズム体P1,P2の反射ミラー15
に指向されることとなる。
【0042】なお、このとき、赤外光ビームIR及び緑
色光ビームGは、一回の走査毎に、その走査前に反射ミ
ラー15の反射面の範囲外に設けられたBDミラー21
を介してBD検出器22に入射する。このBD検出器2
2は、原稿上の走査位置を走査開始タイミング(すなわ
ち、BD検出器22に赤外光ビームIR又は緑色光ビー
ムGが入射したタイミング)からの経過時間として検出
するためのものである。
【0043】次に、合成ミラー14について図4を用い
て説明する。
【0044】図4に示すように、合成ミラー14はポリ
ゴン5により偏向走査される光ビームがなす面(偏向走
査方向)と直交する方向に反射部14aと透過部14b
とを有している。この反射部14aはダイクロイックミ
ラーのように特定波長光のみを反射しその他は透過させ
るために多層膜構造とする必要はなく、ガラス基板にア
ルミ等の単層膜が蒸着された構造で全波長光を反射する
簡単な構成のものである。従って、赤外光ビームIR
は、赤外半導体レーザ1が偏向走査方向と直交する方向
である図中下方に配置され、透過部14bに入射してい
るため合成ミラー14を殆ど透過し、緑色光ビームG
は、緑色半導体レーザ11が偏向走査方向と直交する方
向である図中上方に配置され、反射部14aに入射して
いるため合成ミラー14で殆ど反射して光路が曲げられ
る。
【0045】そして、この形態においては、半導体レー
ザ1による光束と半導体レーザ11による光束とは90
°の角度を有しているので、半導体レーザ11による光
束を合成ミラー14に対して45°の入射角で入射させ
ることにより、合成ミラー14を介した後の両レーザの
光束は合成されて、同じ光路を進行する。その際、赤外
光ビームIRと緑色光ビームGとが効率よく合成される
ためには、合成ミラー14に入射する位置が十分離れて
いる必要があり、円筒レンズ4がポリゴンミラー5によ
り近い方が効率よく合成することが出来る。この原理
を、図5を用いて詳述する。
【0046】走査対象物でのスポット径は、照射される
光束のNA(Numerical Aperture)により定められる。
従って、赤外光ビームIR及び緑色光ビームGの光束を
絞るための絞り3及び13は、各々所定の大きさのスポ
ット径にするために、一義的に定まってしまう。しか
し、合成ミラー14を大きくしないで赤外光ビームIR
及び緑色光ビームGの光束を効率よく合成するために
は、絞り3及び13の開口が小さい方が良い。この場
合、偏向走査方向と垂直な方向にのみ注目すれば良く、
円筒レンズ4の焦点距離を短くすることでNAを変えず
に絞りの開口を小さくすることが出来る。即ち、図中ポ
リゴンミラー5に入射する光束のNAが同じでも、円筒
レンズ4の焦点距離が長い場合円筒レンズは4aの位置
となり絞りの開口径はa2となるが、焦点距離が短い場
合は4bの位置となり開口径はa1と小さくても良いこ
とになる。
【0047】(B)画像読取系の動作 次に、上述の構成を有する光学走査装置Sにおける請求
項1乃至4及び7に記載の発明に係る画像読取系の動作
について図1乃至図3を用いて説明する。
【0048】画像読み取り用の光源である緑色の半導体
レーザ11より指向性を持って放射された読み取り用の
光束は、コリメートレンズ12を通り略平行光となり、
絞り13によって所望の大きさの光束Gとなり、合成ミ
ラー14に入射する。光束Gは、合成ミラー14は、こ
の読み取り用の光束を反射して、上述した半導体レーザ
1より放射された記録用の光束IRと同一の光路に合成
している。その後、読み取り用光束は、記録用光束と同
様にポリゴンミラー5で反射偏向され反射ミラー15に
入射する。読み取り用光束は、反射ミラー15にて反射
されて原稿台10の開口部30に指向され、開口部30
を覆って載置されている原稿9に到達する。
【0049】そして、ポリゴンミラー5が回転するのに
伴って光束は原稿9を一次元的に走査するが、原稿9が
搬送ローラ91、92によって図2の矢印の方向に移動
しているため、読み取り用光束は原稿9をラスタ走査し
て2次元的に照射している。原稿9に照射された光束
は、原稿9により散乱反射され、開口部30を通って光
検出用レンズ16で光検出器17に集光されている。こ
こで、原稿9に形成されている画像がインクや染料で書
かれている場合、人間の目には黒色として認識されるも
のの、赤外光を照射したときには画像の部分も反射され
て白色として検出されることがある。つまり、原稿9は
可視光により読み取られることが望ましく、従って読み
取り用光源である半導体レーザ11の波長は400nm
〜700nmであることが要求される。一方、記録用光
源である半導体レーザ1は可視光である必要はなく、一
般的な感光体ドラム7の分光感度とコストの点を鑑みて
近赤外光である780nmの波長を用いるのがよい。
【0050】ここで、反射ミラー15はダイクロイック
ミラーで構成されているときは、前記緑色光ビームGの
みが前記原稿台10に反射され、赤外光ビームIRは前
記原稿台10へは反射されずに反射ミラー8に向けて透
過される。即ち、原稿の読取動作と感光体7への書き込
み動作とを同時に行うことができる。一方、前記反射ミ
ラー15をハーフミラーで構成してあるときは、赤外光
ビームIRと緑色光ビームGとはそれぞれ原稿台10と
感光体7とに照射されうるので、前記半導体レーザ1と
半導体レーザ11とを同時に発光させない処理を行うの
が好ましい。簡単には、原稿の読取時は半導体レーザ1
1のみを連続点灯制御或いは点滅制御して緑色光ビーム
Gを走査し、感光体7への書き込み時は半導体レーザ1
のみを点滅制御して赤外光ビームIRを走査すればよ
い。また、感光体7が赤外光ビームIRに対して全く感
光しないならば、1ドット当たり、前記半導体レーザ1
と半導体レーザ11の点灯制御を交互に行って原稿の読
取と感光体への書き込みをほぼ同時に行うことも可能で
ある。
【0051】また、指向手段として反射ミラー15,8
を使用するかわりに、一つの反射ミラーを必要に応じて
回動させて使用することができる。原稿読取時には緑色
光ビームGのみが出射され、その緑色光ビームGを原稿
台10に向けて反射させる第1の使用角度に反射ミラー
を回動位置決めし、感光体への書き込み時には赤外光ビ
ームIRのみが出射され、その赤外光ビームIRを感光
体に向けて反射させる第2の使用角度に反射ミラーを回
動位置決めすることが可能である。
【0052】図6は、走査方向と平行な方向に配設され
た光検出用レンズ16及び光検出器17の位置関係を示
す平面図である。
【0053】それぞれ3個の光検出用レンズ16と光検
出器17とが、原稿9の画像読み取り幅を等分割するよ
う配置されている。また原稿9と光検出器17とは、光
検出用レンズ16に対して互いに光学的に共役な関係に
ある。そして光検出器17の大きさに応じて光検出用レ
ンズ16の結像倍率が決められており、例えばA4サイ
ズの原稿の短手方向幅(210mm)を走査して、原稿
9からの反射光束を3個の光検出器17で検出する場
合、1個の光検出器17aが検出する幅は70mmとな
るので、1個の光検出器17aの幅を5mmとすれば、
結像倍率は1/14であればよい。このように配置され
た各光検出器17a〜17cの信号は加算されており、
原稿9の画像に応じて反射する光量が変化した光束を検
出することで、時系列信号として原稿9の2次元画像を
読み取ることができる。
【0054】読み取られた画像情報は、予め基準として
読み込まれた白レベルと比較され、濃度差として表現さ
れ画像情報としてRAM44に記憶させる。またその
際、絶対基準時間として一走査毎に出力されるBD検出
器22の信号のタイミングからの経過時間が用いられ、
走査毎の画像情報を揃えている。
【0055】(C)画像記録系の動作 次に、上述の画像読み取り動作によりRAM44に記憶
された画像情報に対応する画像を記録する画像記録動作
を説明する。
【0056】画像記録の際には、RAM34に記憶され
た画像情報に基づいて、赤外半導体レーザ1から当該記
録された画像情報に対応する強度で赤外光ビームIRを
出射する。
【0057】なお、ここでいう画像情報とは、上述の画
像読み取り動作により読み取られた原稿9の画像である
他に、コンピュータ等から入力された情報であってもよ
いし、ファクシミリによって送信されてきた情報等であ
ってもよい。
【0058】赤外半導体レーザ1から出射された光ビー
ムは、ポリゴンミラー5に照射され、当該ポリゴンミラ
ー5が一定速度で回転することにより、偏向走査され
る。そして、偏向走査された光ビームは、結像レンズ6
により集光され、反射ミラー15に到達する。反射ミラ
ー15は、ハーフミラー或いは赤外を透過するダイクロ
イックミラーであり赤外光ビームは透過する。その後、
反射ミラー8において反射されて感光体7に指向され、
当該感光体7上に画像情報に対応する静電潜像が記録さ
れる。
【0059】このとき、図1に示すように、反射ミラー
15から原稿9の原稿面までの距離(図1中符号「A1
」で示す。)と、反射ミラー15から感光体7までの
距離(図1中符号「A2 」で示す。)とが等しくなるよ
うに設定されているので、原稿6面上の走査範囲と感光
体7上の走査範囲とがほぼ等しくなり、画像読み取り動
作において読み取られた画像と同一の大きさで感光体7
上に画像を記録することができる。感光体7上に記録さ
れた画像は、図示しない単色のトナー等により着色さ
れ、図示しない用紙に転写されることにより単色の画像
として出力されることとなる。
【0060】なお、これまでの説明においては、赤外半
導体レーザ1又は緑色半導体レーザ11を用いた実施の
形態について説明したが、この他に、波長が共に同じで
も良く異なる波長にすること無く合成することが出来
る。さらに所定波長のYAGレーザ等の固体レーザと、
当該固体レーザからの光ビームを波長変調するSHG素
子等の非線形光学素子を波長変調素子として用いること
により、出射波長の異なる光ビームを出射する発光素子
を構成してもよい。
【0061】以上説明したように第1実施形態の画像読
取動作及び画像記録動作によれば、効率よく複数の光ビ
ームが同一の光路を伝搬するため、光強度の強い原稿照
射が可能となり原稿9を忠実に再現し且つ鮮明な画像情
報が得られ、光強度の強い感光体への露光が可能となり
原稿9を忠実に再現し且つ鮮明な複写を行うことができ
る。
【0062】また、夫々の光ビーム毎に走査して読み取
り記録する場合に比して高速で複写することができる。
【0063】更にまた、画像読み取り用の半導体レーザ
と画像記録用の半導体レーザを装置内に併設するので、
光学走査装置Sの構成を簡略化できる。
【0064】(2)第2実施形態 次に、請求項1乃至5に記載の発明に対応する第2の実
施形態について図7乃至図9を用いて説明する。
【0065】上述の第1実施形態においては、光源とし
て赤外半導体レーザ1及び緑色半導体レーザ11を用い
たが、第2実施形態においては、これらに代えて、赤色
光ビームRを出射する赤色半導体レーザ101を含む赤
色半導体レーザユニット132及び、緑色光ビームGを
出射する緑色半導体レーザ111を含む緑色半導体レー
ザユニット133及び、青色光ビームBを出射する青色
半導体レーザ121を含む青色半導体レーザユニット1
34を備えている。また、以下の説明において、上述の
第1実施形態と同様の部材については、同様の部材番号
を示し、細部の説明は省略する。
【0066】(A)装置構成 始めに、第2実施形態における本発明の光学走査装置
を、画像読取系における光学系に適用した装置構成につ
いて、図7乃至図9を用いて説明する。
【0067】図7に示すように、本実施形態における光
学走査装置S1の画像読取系(請求項1乃至5に記載の
発明が適用される)は、出射手段であり読取に用いる発
光素子としての赤色半導体レーザ101、緑色半導体レ
ーザ111及び青色半導体レーザ121を有し、これら
の光路を同一とするため、第1実施形態の合成ミラー1
14に加えて、合成ミラー124を備えている。これら
二つの合成ミラー及び上述のポリゴンミラー5並びに結
像レンズ6、反射ミラー115により、赤色光ビーム
R、緑色光ビームG及び青色光ビームBが原稿9上の同
一位置に向かって照射される。本実施形態は、図8に示
すように、第1実施形態を示す図2の反射ミラー8及び
感光体7を除いた構成であり、結像レンズ6に対して、
偏向走査方向と直交する方向においてポリゴンミラー5
と原稿9とが共役の関係になるため、円筒レンズ4を介
してポリゴンミラー5に収束された赤色光ビームR、緑
色光ビームG及び青色光ビームBは、再び原稿9上で同
一位置に収束される。
【0068】次に、合成ミラー114、124について
図9を用いて説明する。
【0069】図9に示すように、合成ミラー114はポ
リゴンミラー5により偏向走査される光ビームがなす面
(偏向走査方向)と直交する方向に反射部114aと透
過部114bとを有している。従って、赤色光ビームR
は、赤色半導体レーザ101が偏向走査方向と直交する
方向である図中下方に配置され、透過部114bに入射
しているため合成ミラー114を殆ど透過し、緑色光ビ
ームGは、緑色半導体レーザ111が偏向走査方向と直
交する方向である図中上方に配置され、反射部114a
に入射しているため合成ミラー114で殆ど反射して光
路が曲げられる。
【0070】そして、この形態においては、半導体レー
ザ101による光束と半導体レーザ111による光束と
は90°の角度を有しているので、半導体レーザ111
による光束を合成ミラー114に対して45°の入射角
で入射させることにより、合成ミラー114を介した後
の両レーザの光束は合成されて、同じ光路を進行する。
その際、赤色光ビームRと緑色光ビームGとが効率よく
合成されるためには、合成ミラー114に入射する位置
が十分離れている必要があり、円筒レンズ4がポリゴン
ミラー5により近い方が効率よく合成することが出来
る。この効果は、第1実施形態と同様である。ここでは
さらに、偏向走査方向と直交する方向に反射部124a
と透過部124bとを有した合成ミラー124が下流に
配設されている。青色半導体レーザ121は、緑色半導
体レーザ111よりさらに上方に配置されているため、
青色光ビームBが反射部124aに入射して合成ミラー
114で殆ど反射して光路が曲げられるのに対して、赤
色光ビームR及び緑色光ビームGは透過部124bに入
射して透過している。
【0071】その他の構成については、第1実施形態と
同様であるので、細部の説明は省略する。
【0072】(B)画像読取系の動作 次に、上述の構成を有する光学走査装置S1における請
求項1乃至5に記載の発明に係る画像読取系の動作につ
いて説明する。
【0073】第2実施形態における画像読取系の動作に
おいて第1実施形態と異なるのは、白レベル設定の際に
赤色半導体レーザ101、緑色半導体レーザ111及び
青色半導体レーザ121を順次発光させる点、及び赤色
半導体レーザ101、緑色半導体レーザ111及び青色
半導体レーザ121を異なるタイミングで発光させる
点、並びに赤色光ビームRの反射光の白レベルからの減
衰量、緑色光ビームGの反射光の白レベルからの減衰量
及び青色光ビームBの反射光の白レベルからの減衰量の
平均値が算出される点である。
【0074】すなわち第2実施形態の画像読取系におい
ては、始めに、赤色半導体レーザ101、緑色半導体レ
ーザ111及び青色半導体レーザ121を順次発光さ
せ、その後、第1実施形態における基準としての白レベ
ル設定の動作が実行される。
【0075】そして次に、赤色半導体レーザ101、緑
色半導体レーザ111及び青色半導体レーザ121がタ
イミングをずらして発光させられ、上述の合成ミラー1
14及び124、ポリゴンミラー5、結像レンズ6及び
反射ミラー115の動作により、原稿9面に照射され
る。この赤色半導体レーザ101、緑色半導体レーザ1
11及び青色半導体レーザ121の発光のタイミング
は、図示しないCPUにより制御されるが、このタイミ
ングの制御について、図10を用いて詳説する。
【0076】図10において、第1段目は赤色半導体レ
ーザ101の発光タイミングを示し、第2段目は緑色半
導体レーザ111の発光タイミングを示し、第3段目は
青色半導体レーザ121の発光タイミングを示してい
る。また、第4段目は原稿9上における夫々の光ビーム
の照射スポット列の強度分布を示している。
【0077】図10に示すように、赤色半導体レーザ1
01、緑色半導体レーザ111及び青色半導体レーザ1
21は、画像記録における1ドットに相当する1ドット
クロック(図10中符号Tで示す)内で発光時間をずら
すように発光され、一回の発光時間はT/3よりも短く
される。
【0078】更に、図10第4段目において、符号P
は、原稿9上における1ドット幅を示している。すなわ
ち、赤色光ビームR又は緑色光ビームG若しくは青色光
ビームBは、原稿9上における1ドット幅内の位置に照
射されるのであり、この照射位置の制御は、ポリゴンミ
ラ−5の回転数と各半導体レーザの発光タイミングによ
り決定される。なお、図8において、赤色光ビームR、
緑色光ビームG及び青色光ビームBが同一走査線上を照
射するにも拘らず原稿9上で走査方向に照射位置がずれ
るのは、各光ビームの偏向走査をポリゴンミラ−5の回
転によって行い、これに対して、各光ビームが時間差を
もって入射することによる。
【0079】図10に示すように、各半導体レーザのオ
ン時間を1ドットクロックの1/3の時間(T/3)よ
り短くすることで、各光ビーム相互のクロストーク(相
互干渉)を防ぐことができ、更に、各光ビームの原稿9
上でのスポット径を原稿9上における1ドット幅に略等
しくすることにより、抜け無く原稿走査を行うことがで
きる。
【0080】上述のフォトダイオード7a、7b及び7
cの受光信号を合成した合成信号に基づいて、異なるタ
イミングで出射した各色毎に、赤色光ビームRの反射光
の白レベルからの減衰量と緑色光ビームGの反射光の白
レベルと青色光ビームBの反射光の白レベルからの減衰
量をカラーの画像情報とする。
【0081】以上説明したように第2実施形態の光学走
査装置S1における画像読取動作によれば、いずれの色
により彩色されたカラー原稿であっても、読み取れない
色が生じることがなく、原稿9を忠実に再現し且つ鮮明
な画像情報が得られ、これにより原稿9を忠実に再現し
且つ鮮明な読み取りを行うことができる。
【0082】なお、青色半導体レーザ121について
は、発振波長が600nm以下の半導体レーザは高価なた
め現在のところ広く実用化されてはいないので、より実
用的には、第1実施形態と同様に、所定波長の固体レー
ザと波長変調素子を用いて青色光ビームBを出射させる
こととなる。
【0083】更に、赤色光ビームR、緑色光ビームG及
び青色光ビームBが異なるタイミングで原稿9上の同一
位置に向けて照射されるので、上記各光ビームが混合さ
れて反射されることがなく、当該反射光を受光する受光
部17において各色に対応する反射光を相互に分離する
フィルタが不要となり、光学走査装置S1の構成を簡略
化できる。
【0084】(3)第3実施形態 次に、請求項1乃至4及び6に記載の発明に対応する第
3の実施形態について図11を用いて説明する。
【0085】上述の第2実施形態においては、走査対象
物が原稿であったが、第3実施形態においては、代わり
に感光体を備えている。また、以下の説明において、上
述の第1実施形態並びに第2実施形態と同様の部材につ
いては、同様の部材番号を示し、細部の説明は省略す
る。
【0086】(A)装置構成 図11に示すように、本実施形態における光学走査装置
S2の画像記録系(請求項1乃至4及び6に記載の発明
が適用される)は、第1実施形態を示す図2の反射ミラ
ー15、原稿搬送部20及び光検出用レンズ16、光検
出器17を除いた構成であり、結像レンズ6に対して、
偏向走査方向と直交する方向においてポリゴンミラー5
と感光体7とが共役の関係になるため、円筒レンズ4を
介してポリゴンミラー5に収束された赤色光ビームR、
緑色光ビームG及び青色光ビームBは、再び感光体7上
で同一位置に収束される。
【0087】その他の構成については、第2実施形態と
同様であり、構成を示す図7はそのまま本実施形態のも
当てはまり、また説明についても原稿9を感光体7と読
み替えれば良いので、細部の説明は省略する。
【0088】また、本実施形態における感光体はカラー
フィルム或いはカプセルにカラーインクを閉じこめたカ
プセル紙若しくは印画紙である。
【0089】(B)画像記録系の動作 次に、上述の構成を有する光学走査装置S2における請
求項1乃至4及び6に記載の発明に係る画像読取系の動
作について説明する。
【0090】第3実施形態における画像記録系の動作に
おいて第2実施形態と異なるのは、赤色半導体レーザ1
01、緑色半導体レーザ111及び青色半導体レーザ1
21を必ずしも異なるタイミングで発光させない点であ
り、望ましくは同時にカラーの画像情報に対応する強度
で各色の半導体レーザが出射する。
【0091】なお、ここでいう画像情報とは、コンピュ
ータ等から入力された情報であってもよいし、ネットワ
ークによって送信されてきた情報等であってもよい。
【0092】赤色半導体レーザ101、緑色半導体レー
ザ111及び青色半導体レーザ121から出射された光
ビームは、ポリゴンミラー5に照射され、当該ポリゴン
ミラー5が一定速度で回転することにより、偏向走査さ
れる。そして、偏向走査された光ビームは、結像レンズ
6により集光され、反射ミラー115に到達する。その
後、反射ミラー115において反射されて感光体7に指
向され、当該感光体7上に画像情報に対応する各色毎の
エネルギーが記録される。感光体7上に記録された画像
は、図示しない現像プロセスによって顕像化され出力さ
れる。
【0093】なお、これまでの説明においては、赤色半
導体レーザ101、緑色半導体レーザ111及び青色半
導体レーザ121を用いた実施の形態について説明した
が、この他に、波長が共に同じでも良く異なる波長にす
ること無く合成することが出来る。感光体の感度が低い
ため、単一の光ビームでは強度が低く露光エネルギーが
不足する場合、同時に複数の光ビームが照射できるた
め、高速に画像を記録することが出来る。さらに所定波
長のYAGレーザ等の固体レーザと、当該固体レーザか
らの光ビームを波長変調するSHG素子等の非線形光学
素子を波長変調素子として用いることにより、出射波長
の異なる光ビームを出射する発光素子を構成してもよ
い。
【0094】以上説明したように第3実施形態の画像読
取動作及び画像記録動作によれば、効率よく複数の光ビ
ームが同一の光路を伝搬するため、感度が低い感光体へ
の露光が可能となりカラーの画像情報を忠実に再現し且
つ鮮明な記録を行うことができる。
【0095】また、夫々の光ビーム毎に走査して記録す
る場合に比して高速で記録することができる。
【0096】更にまた、複数の画像記録用の半導体レー
ザを装置内に併設するので、光学走査装置S2の構成を
簡略化できる。
【0097】(4)変形形態 上述の第1乃至第3実施形態においては、単色の原稿を
読み取って、単色刷りの複写物を得る場合並びにカラー
の原稿を読み取る場合及びカラーの画像を記録する場合
について説明したが、本発明は、これに限られるもので
はなく、カラー原稿を読み取ってカラーの複写物を出力
する、いわゆるカラーコピーが可能な複写機に対しても
適用することができる。
【0098】その際には、異なるタイミングで出射した
赤色光ビームR、緑色光ビームG及び青色光ビームB毎
に個々に色濃度を検出し、夫々を組合わせて画像のカラ
ー記録を行うこととなる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、アルミ等の単層膜を用いたミラーで異な
る発光素子からの光ビームを同一の光路とすることが出
来、ダイクロイックミラー等の高価な構成部品を使用せ
ず又、波長の異なる発光素子を用いることなく安価に装
置を構成することが出来る。
【0100】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、複数の光ビームが互いに
偏向走査方向と直交する方向に分離して出射するよう異
なる発光素子を配設して構成されるため、特別に異なる
発光素子毎に光束を分離させる光学系を追加することな
く効率よく光束を合成することができる。
【0101】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、異なる発光素子が
互いに波長の異なる複数の発光素子で構成されるため、
走査対象物上の色情報が有効に再現され、高画質な画像
情報を生成することが出来る。
【0102】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、1
次元集光手段が、前記偏向走査手段と前記合成手段の間
に配設されることで、複数の光ビームが出射手段より分
離して出射されても、偏向走査手段にはほぼ同一の位置
に入射され、厚みのある、つまり受光面積の大きいポリ
ゴンミラーや集光レンズ等を用いる必要はなく、効率よ
く走査対象物に光ビームを照射することが出来る。
【0103】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、受
光手段は、誘導された複数の光ビームによる読取対象物
からの反射光を夫々受光し、画像情報生成手段は、受光
された反射光に基づいて、読取対象物に対応する画像情
報を生成するため、例えば読み取るべき読取対象物が多
色で彩色された物であっても、読み取れない色が生じる
ことなく、読取対象物を忠実に再現し且つ鮮明な画像情
報が得られる。
【0104】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、複
数の光ビームは、誘導手段によって微小なスポットとな
り感光体上を走査するため、例えば同時に複数の光ビー
ムを走査して高速に画像情報を記録したり、繰り返し走
査することで記録光エネルギーを高くして感度の低い感
光体に記録することが出来る。さらに、波長の異なる発
光素子を用いることで、例えばカラーフィルムに露光す
れば、カラーの画像情報を忠実に再現し且つ鮮明な画像
記録が得られる。
【0105】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、指
向手段は、誘導手段によって微小なスポットとなり感光
体上を走査するよう、複数の光ビームの一部を感光体に
指向し、受光手段は、誘導された複数の光ビームによる
読取対象物からの反射光を夫々受光し、画像情報生成手
段は、受光された反射光に基づいて、読取対象物に対応
する画像情報を生成するため、読取対象物を忠実に再現
しかつ鮮明な画像が記録される。また、指向手段により
読取と記録が選択できるため、誘導手段より上流の光学
部品等構成部品が共有化でき、光学走査装置の構成を簡
略化でき、装置の小型化と低コスト化も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の光学走査装置の構成を示す図で
ある。
【図2】第1実施形態の光学走査装置を適用した複写機
の構成を示す図である。
【図3】第1実施形態の光学走査装置の細部構成を示す
図である。
【図4】第1実施形態における合成ミラーの機能を示す
図である。
【図5】第1実施形態における円筒レンズの機能を示す
図である。
【図6】第1実施形態における検出用レンズ及び光検出
器の位置関係を示す図である。
【図7】第2実施形態及び第3実施形態の光学走査装置
の細部構成を示す図である。
【図8】第2実施形態の光学走査装置を適用した読取装
置の構成を示す図である。
【図9】第2実施形態における合成ミラーの機能を示す
図である。
【図10】第2実施形態における各半導体レーザの出射
タイミングを示す図である。
【図11】第3実施形態の光学走査装置を適用した記録
装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…赤外半導体レーザ 101…赤色半導体レーザ 111…緑色半導体レーザ 121…青色半導体レーザ 2…コリメートレンズ 3…絞り 4…円筒レンズ 5…ポリゴンミラー 6…結像レンズ 7…感光体 8…反射ミラー 9…原稿 10…原稿台 11…緑色半導体レーザ 12…コリメートレンズ 13…絞り 14…合成ミラー 14a…反射部 14b…透過部 15…反射ミラー 16…光検出用レンズ 17a、17b、17c…フォトダイオード 20…原稿搬送部 21…BDミラー 22…BD検出器 30…開口部 31…筐体 32…赤外半導体レーザユニット 33…緑色半導体レーザユニット 40…制御部 41…CPU 42…受光素子駆動回路 43…ROM 44…RAM 91、92…ローラ 101…赤色半導体レーザ 102…コリメートレンズ 103…絞り 111…緑色半導体レーザ 112…コリメートレンズ 113…絞り 114…合成ミラー 114a…反射部 114b…透過部 115…反射ミラー 121…青色半導体レーザ 122…コリメートレンズ 123…絞り 124…合成ミラー 124a…反射部 124b…透過部 132…赤色半導体レーザユニット 133…緑色半導体レーザユニット 134…青色半導体レーザユニット R…赤色光ビーム G…緑色光ビーム B…青色光ビーム P1…プリズム P2…プリズム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる発光素子から成り複数の光ビーム
    を出射する出射手段と、 前記出射された複数の光ビームを夫々偏向走査する偏向
    走査手段と、 前記偏向走査された複数の光ビームを、走査対象物上の
    当該複数の光ビームの夫々の照射光束が当該走査対象物
    上で微小なスポットとなるように夫々誘導する誘導手段
    と、 前記出射手段と偏向走査手段との間に設けられ、前記偏
    向走査方向と直交する方向に反射部と透過部とを備え、
    一の発光素子から出射された光ビームが前記反射部で反
    射し、他の発光素子から出射された光ビームが前記透過
    部を透過して反射光ビームと透過光ビームとを合成する
    合成手段とを備えたことを特徴とする光学走査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学走査装置におい
    て、 前記複数の光ビームが互いに前記偏向走査方向と直交す
    る方向に分離して出射するよう前記発光素子を配設した
    ことを特徴とする光学走査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の光学走査装置に
    おいて、 前記出射手段の発光素子が互いに波長の異なる光ビーム
    を出射する複数の発光素子であることを特徴とする光学
    走査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載の
    光学走査装置において、 前記偏向走査手段と前記合成手段の間に配設され、前記
    偏向走査方向と直交する方向に収束効果を有する一次元
    集光手段を備えたことを特徴とする光学走査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    光学走査装置において、 前記走査対象物は読取対象物であり、 前記誘導された複数の光ビームによる前記読取対象物か
    らの反射光を夫々受光する受光手段と、 前記受光された反射光に基づいて、前記読取対象物に対
    応する画像情報を生成する画像情報生成手段と、を備え
    たことを特徴とする光学走査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    光学走査装置において、 前記走査対象物は、画像情報に基づいて出射され誘導さ
    れた複数の光ビームに基づいて画像が記録される感光体
    であることを特徴とする光学走査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    光学走査装置において、 前記誘導された複数の光ビームの一部を読取対象物に、
    またその一部を感光体に指向するための指向手段と、 前記指向された一部の光ビームによる前記読取対象物か
    らの反射光を夫々受光する受光手段と、 前記受光された反射光に基づいて、前記読取対象物に対
    応する画像情報を生成する画像情報生成手段と、 前記指向された一部の光ビームに基づいて画像情報に対
    応する画像を記録するための前記感光体と、 を備えたことを特徴とする光学走査装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007316004A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Seikoh Giken Co Ltd 直交偏光光源装置及びそれを用いた電界センサ
JP2008102528A (ja) * 2007-10-22 2008-05-01 Ricoh Co Ltd 回転伝達装置および画像形成装置
JP2008157817A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Seikoh Giken Co Ltd 直交偏光光源装置及び直交偏光光源装置を用いた電界センサ
CN100427992C (zh) * 2004-07-21 2008-10-22 兄弟工业株式会社 图像形成装置及用于该图像形成装置中的扫描单元

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