JP2002174786A - 光記録装置 - Google Patents
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Abstract
を音響光学変調器上に集光した際、その集光スポット列
に曲がりを生じさせないこと。また、それらの音響光学
変調器上の集光スポットを被走査面上に結像して複数ビ
ーム走査する際に、走査線間隔に誤差が生じない光記録
装置を提供することにある。 【解決手段】マルチチャネル音響光学変調器の各チャネ
ルがほぼ水平に配列されるようにマルチチャネル音響光
学変調器(1-10)を光路上に設けた光記録装置。
Description
るものであり、特に複数のレーザ光を変調走査すること
で光記録を行うレーザプリンタや複写機等の光記録装置
に関するものである。
7837号公報に記載されている構成を取り上げて図1
6を用いて説明する。特開平10−197837号公報
に記載のマルチチャンネル光変調装置は、レーザ光源2-
1から出射したレーザビーム2-2をビームエキスパンダ2-
3を介し、互いに角度θだけ離隔した5本のレーザビー
ム2-4〜2-8に分岐させる回折格子2-9と、回折格子2-9よ
り出射するレーザビーム2-4〜2-8を互いに平行とし集光
させる集光用レンズ2-10と、集光用レンズ2-10から出射
するレーザビーム2-11〜2-15を各々独立して変調する5
チャンネルの音響光学変調器2-16とを備えている。
集光用レンズ2-10と音響光学変調器2-16は、各々、集光
用レンズ2-10の焦点距離f2-10だけ離隔して配置されて
いる。
チャンネル光変調装置おいては、回折格子2-9で分岐さ
れた回折光2-4〜2-8の集光用レンズ2-10への入射条件が
定量的に何も明記されていない。また、音響光学変調器
出射後の光学系に関しても何ら言及していない。このた
め、場合によっては集光用レンズ2-10から出射したレー
ザビーム2-11〜2-15を音響光学変調器2-16上に集光した
際、その集光スポット列に曲がりが生じることがあるた
め、音響光学変調器2-16の音響光学結晶内部で光変調す
るために用いる超音波が、各々の集光スポットに到達す
るまでに時間的な遅延が生じたり、また、音響光学変調
器2-16後に配置される感光材料上を複数のビームで走査
する際に、その走査線間隔に誤差が生じてしまうという
不具合がある。
た各々のレーザビームを音響光学変調器上に集光した
際、その集光スポット列に曲がりを生じさせないこと。
また、それらの音響光学変調器上の集光スポットを被走
査面上に結像して複数ビーム走査する際に、走査線間隔
に誤差が生じない光記録装置を提供することにある。
を発生させる光源と、前記光源が発したレーザ光を複数
本の回折光に分割する光透過型回折格子と、前記光透過
型回折格子側から送られてくる前記複数本の回折光を変
調するマルチチャネル音響光学変調器と、前記光透過型
回折格子および前記マルチチャネル音響光学変調器間に
おける光路上に設けられた結像レンズと、前記マルチチ
ャネル音響光学変調器側から送られてくる複数本のレー
ザ光を被走査面に対し一定方向に走査させる回転多面鏡
とを含み、前記結像レンズの前側焦点位置に前記光透過
型回折格子を配置し、前記結像レンズの後側焦点位置に
前記マルチチャネル音響光学変調器を設置した光記録装
置において、前記マルチチャネル音響光学変調器の各チ
ャネルが、ほぼ水平に配列されるように前記マルチチャ
ネル音響光学変調器を前記光路上に設けることにより達
成される。
いて説明する。
全体模式図であり、光学系を伝搬するビームの主光線が
示してある。まず、光源1-1から出射したレーザ光1-2
は、光透過型回折格子1-3に入射する。この光透過型回
折格子1-3は、石英ガラスあるいは他の光学ガラス部材
を用いた平板ガラス上に作製されている。入射したビー
ム光1-2は透過型回折格子1-3により複数の回折光に分岐
された後、結像レンズ1-9により各々のビームがマルチ
チャネル音響光学変調器1-10上に絞りこまれる。
光から−2次光までの5本ビーム(1-4〜1-8)としてい
る。この際、後に詳述するように光透過型回折格子1-
3、結像レンズ1-9およびマルチチャネル音響光学変調器
1-10の配置関係は、結像レンズ1-9の前側焦点位置に光
透過型回折格子1-3を、結像レンズ1-9の後側焦点位置に
マルチチャネル音響光学変調器1-10を設置している。
のチャネル配列方向は、後述する回転多面鏡1-19の回転
面内、すなわちマルチビーム光走査装置の主走査面内と
平行に配置しており、マルチチャネル音響光学変調器1-
10上に絞りこまれる結像スポット列は主走査面内に一列
に配列される。
刷情報信号(図示せず)に従ってマルチチャネル音響光
学変調器1-10内の音響光学結晶上に設けられたトランス
デューサから超音波信号が伝わり、結晶中に絞りこまれ
た各々の結像スポットを光変調する。この時、図1およ
び図4に示すように、マルチチャネル音響光学変調器1-
10で変調されマルチチャネル音響光学変調器1-10を出射
するビームが、回転多面鏡1-19の回転面内、すなわち主
走査面内に出射するように、結像レンズ1-9を出射後の
複数の回折光が形成する面と回転多面鏡の回転面内、す
なわちマルチビーム光走査装置の主走査面内とのなす角
度(図中ではφincident)が設定される。
した光1-11〜1-15はレンズ1-16により各ビームが平行光
となり、ダブプリズム1-29、シリンダレンズ1-18を透過
後、回転多面鏡1-19を照射し、走査レンズ1-20を透過し
た後、光感光部材である感光ドラム1-21に結像され走査
する。この際、感光ドラム1-21上に結像された複数の結
像スポット1-24〜1-28は、各々の結像スポットが形成す
る走査線が互いに密着するように斜め角度をもって走査
している。この斜め角度はダブプリズム1-29を光軸回り
に回転することによって調整される。
転時の揺動による光走査線のずれをなくすためのもの
で、各々のビームを回転多面鏡1-18上に縦方向に絞り込
んでいる。
置位置を示す図で、図3は光記録装置を構成する光学系
の内、回転多面鏡1-19の回転面内からみた光学系、すな
わち感光ドラム1-21上で主走査方向の光学系である。図
4はそれとは垂直方向からみた光学系、すなわち副走査
方向の光学系である。なお、煩雑をさけるために光透過
型回折格子1-3で分岐される回折光は外側の2本のみ描画
して、他は省略してある。
点距離をf1-9(mm)、レンズ1-16の焦点距離をf
1-16(mm)、シリンダレンズ1-18の焦点距離をf
1-18(mm)とするとき、光透過型回折格子1-3と結像レ
ンズ1-9の間隔、および結像レンズ1-9とマルチチャネル
音響光学変調器1-10の間隔がf1-9、また、マルチチャ
ネル音響光学変調器1-10とレンズ1-16との間隔がf1-16
で配置されており、マルチチャネル音響光学変調器1-10
を介して結像レンズ1-9とレンズ1-16とでビーム拡大器
を構成している。レンズ1-16と回転多面鏡1-19の間隔
は、ほぼf1-16の距離に配置されている。このように配
置することによって、図3の主走査方向の光学系では、
光透過型回折格子1-3により回転多面鏡1-19の回転面内
方向に分岐された各レーザ光の主光線はレンズ1-9出射
後に平行となり、マルチチャネル音響光学変調器1-10を
通過後、レンズ1-16を照射する。その後、レンズ1-16を
出射した各ビームの主光線は回転多面鏡1-19上で概略一
致するので、回転多面鏡1-19でのビームのケラレ量を小
さく抑えることができる。
格子1-3で分岐された後の、各々のレーザ光1-4〜1-8に
ついて説明する。マルチチャネル音響光学変調器1-10上
に絞られたビームのスポット径をδ(mm)、各スポット
の間隔をd(mm)とすると、レンズ1-16出射後のビーム
径D(mm)は、 D=4λf1-16/(πδ) …(1) で表される平行光となる。ここで、λ(mm)は光の波長
である。
るレーザ光について説明する。副走査方向の光学系で
は、各ビームの主光線はレーザ光源1-1出射後から回転
多面鏡1-19まで、ほぼ光軸と一致している。また、各ビ
ームのビーム径についてもレンズ1-16を出射し、ビーム
径D=4λf1-16/(πδ)(mm)の平行光になるとこ
ろまでは図3の光学系と同じであるが、レンズ1-16を出
射した光はシリンダレンズ1-18により回転多面鏡1-19上
に絞りこまれる。このときのスポット径をδ′(mm)と
すると、 δ′=(f1-18/f1-16)δ …(2) で表される。従って、回転多面鏡1-19の反射面には、図
5のように横幅D(mm)、縦幅δ′(μm)の光スポット
が形成される。
査レンズ1-20により感光ドラム1-21上に結像する。この
とき、走査レンズ1-20の焦点距離をfF Θ(mm)とする
と、図14に示すように、感光ドラム1-21上での結像ス
ポット径ωx、ωy、各結像スポットの間隔d′、結像
スポットの斜め配置角度Ψは次式で表される。 ωx=(fF Θ/f1-16)δ …(3) ωy=mδ′=m(f1-18/f1-16)δ …(4) d′≒(fF Θ/f1-16)d …(5) Ψ=sin-1(ε/d′) …(6) ここで、ωxは走査方向の結像スポット径、ωyは副走
査方向の結像スポット径、εは感光ドラム上の隣接する
走査線間隔である。
数に具体的な数値を代入して600dpi(dot/inch)
の印刷密度をもつマルチビーム光記録装置を考えてみ
る。マルチチャネル音響光学変調器1-10上に絞られたビ
ームのスポット径をδ=50μm、各ビームのスポット
間隔をd=1.5mm、結像レンズ1-9の焦点距離をf1-
9=100mm、レンズ1-16の焦点距離をf1-16=20
0mm、シリンダレンズ1-18の焦点距離をf1-18=10
0mm、走査レンズ1-20の焦点距離をfF Θ=200m
m、走査レンズ1-20の倍率をm=2倍とすると、感光ド
ラム1-21上での各結像スポット径は、ωx=50μm、
ωy=50μm、d′=1.5mmとなる。また、感光
ドラム上1-21上の隣接する走査線間隔は1/600inch
=42.3μmであるから、Ψ=1.617(deg)とな
る。
いて、レーザ光の分岐・変調を行う、光透過型回折格子
1-3、結像レンズ1-9、マルチチャネル音響光学変調器1-
10の部分について詳しく説明する。図1に示すように光
透過型回折格子1-3で分岐される複数の回折光のうち1-8
の−2次回折光から1-4の+2次回折光までの5本ビー
ムを使用するものとし、結像レンズ1-9の入射側主面内
における座標系(xyz)および各軸回りの回転角(α
βγ)、また、マルチチャネル音響光学変調器1-10の配
置位置における座標系(x'y'z')および各軸回りの
回転角(α'β'γ')を図中のように決めることにす
る。なお、回転角は各軸に対して時計回り方向を正にと
ることにする。
3、結像レンズ1-9、マルチチャネル音響光学変調器1-10
の部分の光学系において、結像レンズ1-9を出射後の複
数の回折光が形成する面と回転多面鏡の回転面内とのな
す角度(図中のφincident)は、マルチチャネル音響光
学変調器1-10で変調され、マルチチャネル音響光学変調
器1-10を出射するビームが回転多面鏡の回転面内に出射
するようにφincidentが設定される。
器1-10に対して斜入射させる光学系を実現するための配
置案の一つとして図15に示すように、レーザ光源1-1
から出射したレーザ光1-2の光軸に対して垂直方向に、
光透過型回折格子1-3、結像レンズ1-9の入射面を配置す
る方法がある。しかし、マルチチャネル音響光学変調器
1-10の音響光学結晶材質として良く使用される二酸化テ
ルル(TiO2)、搬送周波数200(MHz)を用いた場合
を考えてみると、マルチチャネル音響光学変調器1-10へ
の入射角φincidentは、φincident=1〜2(deg)と
小さな値になる。このため、機械精度で精度良く光透過
型回折格子1-3、結像レンズ1-9の配置位置、配置角度を
設定することは難しく、レーザ光1-2の光軸を正確に結
像レンズ1-9の中心に一致させて垂直入射させることが
難しい。
の角度ずれ、位置ずれに対する影響を考え、この部分の
配置構成を考えることにする。図6に示すように、光透
過型回折格子1-3で分岐され、結像レンズ1-9に入射する
回折光が入射角度α(回折光は複数発生するので、回折
格子をそのまま透過してくる0次回折光をもって入射角
を定義することにする)と入射高さ誤差H(これも便宜
上0次回折光と結像レンズ中心との位置ずれ量をもって
入射高さ誤差を定義することにする)がない場合、マル
チチャネル音響光学変調器1-10の配置位置上で集光され
た結像スポットは一直線上に等間隔で配列れさる。
ムが入射角度α(図7はα<0、H=0の場合である)
を有したり、入射高さ誤差H(図8はα=0、H>0の
場合である)を有する時には、マルチチャネル音響光学
変調器1-10の配置位置上で集光された結像スポットが
y'軸正方向に凸型に曲がった結像スポット列になって
しまう。先述したように光記録装置の光学系は、マルチ
チャネル音響光学変調器1-10の配置位置上に集光された
結像スポット列をその後の光学系を用いて感光ドラム1-
21上に結像しているので、この部分での結像スポット列
が湾曲してしまうと図1-9に示すように、感光ドラム1-2
1上に結像させた光スポットを走査した際、その走査線
に走査線間隔誤差が生じ光記録画像の劣化の原因にな
る。図17〜図19、図20〜図22は光線追跡プログ
ラムを用いて結像レンズ1-9に入射する回折光が図10
に示すように入射角度α(rad)を有する場合(図17〜
図19)および図11に示すように入射高さ誤差H(m
m)を有する場合(図20〜図22)の各々における0
次〜3次回折光の各ビーム結像点位置をマルチチャネル
音響光学変調器1-10上のスポット間隔をd=1.5mm
とし、レンズ1-9の焦点距離がf1-9=60、330、6
00(mm)の3種類についてシュミレーションした結果
である。
光、図18と図21は0次回折光と2次回折光、図19
と図22は0次回折光と3次回折光の結像位置座標をそ
れぞれ計算した結果を示している。なお、今回シュミレ
ーションに用いた結像レンズ1-9は両凸レンズとした。
また、これらの図において、0次回折光の結像点位置を
基準にしたy軸方向の各回折光の結像位置を実際の曲が
り量として表記してある。0次〜−3次回折光について
はy軸対称になる。これより、結像レンズ1-9に入射す
る回折光が入射角度と入射高さ誤差が大きくなればなる
ほど結像点位置における結像スポット列の曲がりが大き
くなることが分かる。また、高次の回折光になればなる
ほどその曲がり量も大きくなることがわかる。
度と入射高さ誤差があった場合でも、マルチチャネル音
響光学変調器位置における結像スポット列の曲がりを小
さくするための方策の1つとしては結像レンズ1-9を改良
して組み合わせレンズにする方法があるが構成が複雑に
なり、またコストもアップするという欠点がある。
差に対する結像スポット曲がり特性を巧く利用して、結
像スポット列の曲がりをキャンセルさせる方法がが有用
であることがわかる。例えば、結像レンズ1-9に入射す
る回折光が正の入射角度(α>0)を有するためにy軸
正方向に凹型に曲がった結像スポット列は、結像レンズ
1-9に入射する回折光の入射高さ誤差をy軸の正方向
(H>0)に補正することによって結像スポット列の曲
がりを修正することができる。つまり、特定の入射角と
入射光高さ誤差の組み合わせの条件内なら結像スポット
列の曲がりのない光学系が実現できる。
中に示すように、レンズ1-9に入射する回折光が入射角
度αと入射高さ誤差Hを有する場合におけるマルチチャ
ネル音響光学変調器1-10上の結像スポット列の曲がり量
を、回折格子の回折次数、および結像レンズ1-9の焦点
距離に依らず定量的に把握するために、次式で表される
入射角度α(rad)に対する規格量μ(mm2)、および入射
高さ誤差Hに対する規格量ν(mm3)を設定する。 μ=(u×f1-9)/m2 …(7) ν=(v×f1-9 2)/m2 …(8) ここで、u(mm)は入射角度α(rad)に対する実際の曲
がり量、v(mm)は入射高さ誤差H(mm)に対する実際
の曲がり量である。
μ(mm2)を、図12は入射高さ誤差H(mm)に対する
規格量ν(mm3)をプロットしたグラフを示している。
これらのグラフより、αとμ、Hとνは、回折次数、結
像レンズ1-9焦点距離に依らず線形であり、次式の関係
が成り立つことがわかる。 μ=c1×α≒0.763×α (但し、c1は定数) …(9) ν=c2×H≒−2.640×H (但し、c1は定数) …(10) 式(7)〜(10)より実際の曲がり量u、vは、 u=(0.763×m2×α/f1-9) …(11) v=(−2.640×m2×H/f1-9 2) …(12) と表される。従って、 |u+v|=|(m2/f1-9)×(0.763×α−2.640×H/f1-9)|= 0 …(13) が満足するようにα、Hの組み合わせを設定すればマル
チチャネル音響光学変調器1-10上の結像スポット列の曲
がり量が互いにキャンセルされて零にすることができる
が、実際には光路の調整誤差などにより完全に零にはで
きないので、目安としてマルチチャネル音響光学変調器
1-10上の結像スポット径δ(mm)以下、つまり、 |(m2/f1-9)×(0.763×α−2.640×H/f1-9)|<δ …(14 ) を満足するようにすれば少なくとも感光ドラム上で隣接
する走査線と重なることは防ぐことができ、印刷品質の
劣化を抑えることができる。
像レンズから出射した各々のレーザビームをマルチチャ
ネル音響光学変調器上に集光した際、その集光スポット
列には曲がりが生じない。従って、マルチチャネル音響
光学変調器上の集光スポット列を被走査面上に結像して
複数ビーム走査する際にも、その走査線間隔に誤差が生
じることがなく良好な光記録を維持することが可能な光
記録装置を実現することができる。
詳細図。
像スポットの曲がりの影響に関する説明図。
る説明図。
る説明図。
る規格量の関係を示す説明図。
る規格量の関係を示す説明図。
の結像スポット列を示す説明図。
子、結像レンズ、マルチチャネル音響光学変調器部分の
配置関係の説明図。
係を示す説明図。
係を示す説明図。
係を示す説明図。
係を示す説明図。
係を示す説明図。
係を示す説明図。
-4〜1-8…回折光、1-9…結像レンズ、1-10…音響光学変
調器、1-11〜1-15…音響光学変調器出射光、1-16…レン
ズ、1-17…平面ミラー、1-18…シリンダレンズ、1-19…
回転多面鏡、1-20…走査レンズ、1-21…感光ドラム、1-
22…ビームディテクタ、1-23…走査方向、1-24〜1-28…
結像スポット、1-29…ダブプリズム。
Claims (2)
- 【請求項1】 レーザ光を発生させる光源と、前記光源
が発したレーザ光を複数本の回折光に分割する光透過型
回折格子と、前記光透過型回折格子側から送られてくる
前記複数本の回折光を変調するマルチチャネル音響光学
変調器と、前記光透過型回折格子および前記マルチチャ
ネル音響光学変調器間における光路上に設けられた結像
レンズと、前記マルチチャネル音響光学変調器側から送
られてくる複数本のレーザ光を被走査面に対し一定方向
に走査させる回転多面鏡とを含み、前記結像レンズの前
側焦点位置に前記光透過型回折格子を配置し、前記結像
レンズの後側焦点位置に前記マルチチャネル音響光学変
調器を設置した光記録装置において、前記マルチチャネ
ル音響光学変調器の各チャネルが、ほぼ水平に配列され
るように前記マルチチャネル音響光学変調器を前記光路
上に設けたことを特徴とする光記録装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の光記録装置において、前
記光透過型回折格子にて発生した複数本の回折光を、下
式の条件を満たす範囲で前記結像レンズに入射させると
ともに、前記結像レンズ出射後の複数本の回折光が形成
する面と前記回転多面鏡の回転面内とのなす角度を、前
記マルチチャネル音響光学変調器にて回折されるビーム
が前記回転多面鏡の回転面内に出射する角度に設定した
ことを特徴とする光記録装置。 |(m×m/f)×(0.763×α−2.640×H/
f)|<δ 但し、αは光透過型回折格子で回折した0次回折光の結
像レンズへの入射角度(rad)、Hは光透過型回折格子で
回折した0次回折光の結像レンズへの入射位置と結像レ
ンズ中心との距離(mm)、mは光透過型回折格子で分岐し
た回折光の内、使用する最高次回折光の次数の絶対値、
fは結像レンズの焦点距離(mm)、δはマルチチャネル音
響光学変調器上での各回折光のビーム径(mm)である。
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