JP2008101632A - 車両用自動変速機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リニアソレノイドバルブに対する励磁電流に周期的な変化を付与してスプールを強制的に往復移動させて異物を除去する異物除去動作の終了時におけるスプールの移動速度を低くすることで、リニアソレノイドバルブによって制御される制御対象圧の変動を抑え、これにより、油圧のアンダーシュート、オーバシュート、変動を抑制し、異物除去動作の終了直後において適正な制御対象圧が得られるようにする。
【選択図】図3
Description
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決原理は、異物除去動作の終了タイミングにおけるスプールの移動速度を低くすることで、リニアソレノイドバルブによって制御される制御対象圧の変動を抑え、これにより、油圧のアンダーシュート、オーバシュート、変動を抑制し、異物除去動作の終了後において適正な制御対象圧が得られるようにしている。
具体的に、本発明は、リニアソレノイドバルブを備え、このリニアソレノイドバルブの作動によって自動変速機用油圧回路内の制御対象圧を制御すると共に、リニアソレノイドバルブのスプールを強制的に往復移動させることにより、このリニアソレノイドバルブ内の異物を除去する異物除去動作を行う車両用自動変速機の制御装置を前提とする。この車両用自動変速機の制御装置に対し、上記異物除去動作の終了タイミングにおいて、上記スプールの移動速度を減速させるスプール速度制御手段を備えさせている。
先ず、ベルト式無段変速機が搭載されたトランスアクスルの全体構成について説明する。
次に、図2を用いて車両用自動変速機の油圧回路について説明する。
上記構成及び作用の車両用自動変速機1においては、上述したように、リニアソレノイドバルブSLTに異物が挟み込んで動作不良を起こすことがある。特に車両用自動変速機1が上述のようなベルト式無段変速装置(CVT)を有する場合には、プライマリプーリ26及びセカンダリプーリ31が金属製であり、またこれらプーリ26,31に巻掛けられたベルト32も金属製であるので、これらプーリ26,31とベルト32とが摺接することによってスラッジ状の微小異物が発生しやすく、このスラッジ状の微小異物がリニアソレノイドバルブSLTに挟み込んでその円滑な動作を阻害する可能性がある。また、本車両用自動変速機1においては、後述するニュートラル制御(N制御)を行っているので、このN制御時に入力クラッチC1の連続滑り状態が発生して、異物が発生しやすく、この異物もリニアソレノイドバルブSLTの動作不良の原因となる。
(1)車両が停止状態でかつN制御の開始前、
(2)N制御の終了直後、
のいずれかとしている。
次に、上記異物除去制御の具体的な動作について説明する。上記(1),(2)の何れかの条件が成立した際に異物除去動作が開始される。この異物除去動作は、リニアソレノイドバルブSLTの電磁ソレノイドに対して供給する電流値のパルス波形を制御するものであり、このパルス波形のON/OFFを所定時間間隔で交互に繰り返すことによってスプールを強制的に往復移動させ、出力ポートやドレンポートのクリアランスを大きく変化させて異物を除去するようにしている。
次に、本発明の変形例1について説明する。本変形例は、異物除去動作におけるリニアソレノイドバルブSLTに対する制御圧指示信号(制御パルス信号)が上述した実施形態のものと異なっており、その他の構成及び動作は略同一である。従って、ここではリニアソレノイドバルブSLTに対する制御圧指示信号についてのみ説明する。
次に、本発明の変形例2について説明する。本変形例も、異物除去動作におけるリニアソレノイドバルブSLTに対する制御圧指示信号(制御パルス信号)が上述した実施形態のものと異なっており、その他の構成及び動作は略同一である。従って、ここでもリニアソレノイドバルブSLTに対する制御圧指示信号についてのみ説明する。
以上説明した実施形態及び変形例では、本発明をベルト式無段変速装置を有する車両用自動変速機の制御装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ベルト式無段変速装置を有していない車両用自動変速機(複数のプラネタリギヤが組み合わされて構成される自動変速機)の制御装置に適用することもできる。
SLT リニアソレノイドバルブ
C1 入力クラッチ
Claims (6)
- リニアソレノイドバルブを備え、このリニアソレノイドバルブの作動によって自動変速機用油圧回路内の制御対象圧を制御すると共に、リニアソレノイドバルブのスプールを強制的に往復移動させることにより、このリニアソレノイドバルブ内の異物を除去する異物除去動作を行う車両用自動変速機の制御装置において、
上記異物除去動作の終了タイミングにおいて、上記スプールの移動速度を減速させるスプール速度制御手段を備えていることを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。 - 上記請求項1記載の車両用自動変速機の制御装置において、
異物除去動作は、この異物除去動作開始前のスプール位置である「スプール初期位置」と、この「スプール初期位置」に対して制御対象圧が上昇する側の位置である「スプール移動位置」との間でスプールを強制的に複数回往復移動させるものであって、
スプール速度制御手段は、異物除去動作の終了タイミングにおいて、上記「スプール移動位置」から「スプール初期位置」に向けてスプールを戻す際のスプール移動速度を、「スプール初期位置」から「スプール移動位置」に向けてスプールを移動させる際のスプール移動速度よりも低く設定するよう構成されていることを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。 - 上記請求項2記載の車両用自動変速機の制御装置において、
スプール速度制御手段は、リニアソレノイドバルブへの制御圧指示信号を徐々に低下させていくことにより、上記「スプール移動位置」から「スプール初期位置」に向けてスプールを戻す際のスプール移動速度を、「スプール初期位置」から「スプール移動位置」に向けてスプールを移動させる際のスプール移動速度よりも低く設定するよう構成されていることを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。 - 上記請求項1、2または3記載の車両用自動変速機の制御装置において、
車両用自動変速機は、走行レンジにおける車両の停止時に、エンジンからの動力伝達を繋脱する入力クラッチの係合圧を低下させて伝達トルクを低下させるニュートラル制御を行うようになっており、
車両が停止状態であり且つ上記ニュートラル制御の開始前に、異物除去動作を行う構成とされていることを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。 - 上記請求項1、2または3記載の車両用自動変速機の制御装置において、
車両用自動変速機は、走行レンジにおける車両の停止時に、エンジンからの動力伝達を繋脱する入力クラッチの係合圧を低下させて伝達トルクを低下させるニュートラル制御を行うようになっており、
上記ニュートラル制御の終了直後に、異物除去動作を行う構成とされていることを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。 - 上記請求項1〜5のうち何れか一つに記載の車両用自動変速機の制御装置において、
車両用自動変速機はベルト式無段変速装置を備えており、
リニアソレノイドバルブの作動によって制御される自動変速機用油圧回路内の制御対象圧はライン圧及びベルト挟圧であることを特徴とする車両用自動変速機の制御装置。
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