JP2008101479A - 排気弁構造、排気系熱交換器、及び排気系構造 - Google Patents

排気弁構造、排気系熱交換器、及び排気系構造 Download PDF

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Abstract

【課題】チャタリングの発生を抑制することができる排気弁構造、並びに該排気弁構造を適用して異音発生を抑制することができる排気系熱交換器及び排気系構造を得る。
【解決手段】排気弁装置10における排気ガス流路を成すバルブハウジング46には、排気ガスの流れ方向との直交方向に対向する2個所で筒壁を貫通して形成された一対の主排気口52と、排気ガス流れ方向に開口する副排気口54とを有する。一対の主排気口52は、副弁部60が回動軸64廻りに回動して副排気口54を開閉する動作に連動する一対の主弁部58によって開閉される。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気系路の少なくとも一部を開閉するための排気弁構造、該排気弁構造が適用された排気系熱交換器、排気系構造に関する。
排気ガスとエンジン冷却水との熱交換を行う熱交換部の軸心部にバイパス流路を設け、このバイパス流路を排気圧感応型の排気制御弁にて開閉するように構成された排気冷却装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−293395号公報 特開2004−245127号公報
しかしながら、上記の如き従来の技術では、排気制御弁の弁体がバイパス流路を閉止し得る1つの面で排気圧を受ける構造であるため、排気脈動によってチャタリングを生じる原因となる。
本発明は、チャタリングの発生を抑制することができる排気弁構造、並びに該排気弁構造を適用して異音発生を抑制することができる排気系熱交換器及び排気系構造を得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る排気弁構造は、排気ガス流路を構成する筒状に形成され、前記排気ガスの流れ方向との直交方向に対向する2個所で筒壁を貫通して形成された一対の主排気口と、排気ガス流れ方向に開口する副排気口とを有する筒状部材と、前記一対の主排気口の少なくとも一部をそれぞれ開閉可能な一対の主弁部と、前記副排気口の少なくとも一部を排気圧に応じて開閉可能な副弁部と、前記主弁部の開閉動作を前記副弁部の開閉動作に連動させる連動部と、を備えている。
請求項1記載の排気弁構造では、例えば副弁部に作用する排気圧が変化すると、該副弁部は筒状部材に対する位置や姿勢を変え、副排気口の開度が変化する。この際、連動部は副弁部の開度増減(開閉)動作に主弁部の開度増減(開閉)動作を連動させるので、一対の主弁部による一対の主排気口の開度の増減は、副排気口の開度の増減に追従する。
ここで、本排気弁構造では、一対の主弁部が排気ガスの流れ方向との直交方向に対向していると共に連動部を介して連動可能に連結されているため、排気脈動圧が一対の主弁部に作用した場合に、一対の主弁部には反対向きの力が作用して筒状部材に対し変位する力が互いに打ち消しあう。これにより、一対の主弁部に作用する排気脈動によるチャタリングを抑制することができる。また、主弁部が開閉する主排気口が設けられているため、副弁部が開閉する副排気口すなわち副弁部の受圧面積を小さく設定することが可能となり、副弁部を排気脈動に対し鈍感な構造とすることができる。これにより、副弁部に作用する排気脈動によるチャタリングを抑制することができる。
このように、請求項1記載の排気弁構造では、チャタリングの発生を抑制することができる。
請求項2記載の発明に係る排気弁構造は、請求項1記載の排気弁構造において、前記一対の主弁部は、前記筒壁に沿って変位することで一対の主排気口を開閉するようになっている。
請求項2記載の排気弁構造では、一対の主弁部は、筒状部材の筒壁に沿って変位(スライド、回動等)することで一対の主排気口の開度を変化させる。すなわち、一対の主弁部は、排気脈動圧を受け難い方向に動作するため、排気脈動によるチャタリングが一層効果的に抑制される。
請求項3記載の発明に係る排気弁構造は、請求項2記載の排気弁構造において、前記一対の主弁部は、それぞれ前記筒壁に対し前記排気ガス流路の外側に配置されると共に、前記筒状部材の外側から前記副排気口を開閉する前記副弁部を介して連結されている。
請求項3記載の排気弁構造では、一対の主弁部は、副弁部が副排気口に接離する動作に伴って筒壁の外面に沿って動作する。これにより、排気圧により動作する副弁部が筒状部材(シール材)と干渉することが防止され、簡単な構造で確実な動作を実現することができる。
請求項4記載の発明に係る排気弁構造は、排気ガス流路を構成する筒状に形成され、前記排気ガスの流れ方向との直交方向に対向する2個所で筒壁を貫通して形成された一対の主排気口と、排気ガス流れ方向に開口すると共に開口面積が前記排気ガス流路の流路断面積よりも小さい副排気口とを有する筒状部材と、前記一対の主排気口を開閉可能に前記筒壁に対する前記排気ガス流路の外側に設けられた一対の主弁部と、前記筒状部の外側で前記一対の主弁部を連結すると共に排気圧に応じて前記副排気口を開閉可能な副弁部とを有して構成された弁体と、前記副弁部が前記副排気口に対し前記排気ガスの流れ方向に接離することで該副排気口を開閉するのに連動して、前記一対の主弁部が前記一対の主排気口を開閉するように、前記弁体を前記筒状部材に対し案内する案内手段と、を備えている。
請求項4記載の排気弁構造では、副弁部に所定値以上の排気圧が作用すると、該副弁部が副排気口から離間して該副排気口を開放すると共に、一対の主弁部が筒状部材の筒壁外面に沿って変位(スライドや回動等)して一対の主排気口を開放する。
ここで、本排気弁構造では、一対の主弁部が排気ガスの流れ方向との直交方向に対向していると共に副弁部を介して連結されているため、排気脈動圧が一対の主弁部に作用した場合に、一対の主弁部には反対向きの力が作用して筒状部材に対し変位する力が互いに打ち消しあう。これにより、一対の主弁部に作用する排気脈動によるチャタリングを抑制することができる。また、主弁部が開閉する主排気口が設けられていることで、副排気口すなわち副弁部の受圧面積が小さく設定されているので、該副弁部は排気脈動に対し鈍感な構造とされている。これにより、副弁部に作用する排気脈動によるチャタリングを抑制することができる。
このように、請求項4記載の排気弁構造では、チャタリングの発生を抑制することができる。
請求項5記載の発明に係る排気弁構造は、請求項4記載の排気弁構造において、前記遮熱体は、前記案内手段は、前記弁体を前記筒状部材に対し回動可能に支持する回動軸を含んで構成されている。
請求項5記載の排気弁構造では、回動軸が弁体を回動方向に案内する案内機能を果たすため、構造が簡単で信頼性を向上することができる。特に、主弁部と副弁部とを回動軸に対し反対側に配置した構成とすれば、コンパクトな構成とすることが可能となる。
請求項6記載の発明に係る排気系熱交換器は、冷媒との熱交換を行う排気ガスが流通するための排気ガス流路と、前記熱交換部をバイパスするためのバイパス流路と、前記筒状部材にて前記バイパス流路の少なくとも一部を構成することで、該バイパス流路を排気圧に応じて開閉可能に構成された請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の排気弁構造と、を備えた。
請求項6記載の排気系熱交換器では、排気弁構造の主弁部及び副弁部がバイパス流路の主排気口及び副排気口を閉止した状態では、排気ガスは排気ガス流路(熱交換部)を流れて排気ガスと冷媒との熱交換が行われる。一方、排気弁構造の主弁部及び副弁部がバイパス流路の主排気口及び副排気口を開放した状態では、排気ガスは面にバイパス流路を流れる。本排気系熱交換器では、上記排気弁構造を採用したので、チャタリングに伴う異音の発生が防止される。
このように、請求項6記載の排気系熱交換器では、上記排気弁構造を適用して異音発生を抑制することができる。
請求項7記載の発明に係る排気系構造は、排気ガス流路におけるマフラよりも上流側に、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の排気弁構造を設けた。
請求項7記載の排気系構造では、例えば排気ガス流量が小さい場合には排気ガス流路が閉止され又は開度が小さいので、例えば、排気弁構造を通過した排気ガスが下流側で拡張することによる消音効果や、排気弁構造が塞き止めていた排気ガスが圧力上昇に伴って解放されてマフラへの排気ガス量が増すことによる消音効果が得られる。したがって、マフラの小型化を図ることが可能になる。そして、本排気系構造では、上記排気弁構造を採用したので、チャタリングに伴う異音の発生が防止される。換言すれば、チャタリングの防止効果により、排気ガス流路に排気弁を配設することが可能になった。
以上説明したように本発明に係る排気弁構造は、チャタリングの発生を抑制することができるという優れた効果を有する。また、本発明に係る排気系熱交換器及び排気系構造は、それぞれ上記排気弁構造を適用して異音発生を抑制することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る排気弁構造が適用された排気弁装置10について、図1から図7に基づいて説明する。先ず、排気弁装置10が適用された車両用排気系構造12の概略構成を説明し、次いで、排気弁装置10を内蔵して車両用排気系構造12を構成する排気系熱交換器14について説明し、その後、排気弁装置10について説明することとする。なお、以下の説明で、単に上流・下流の語を用いるときは、排気ガスの流れ方向(各図に適宜示す矢印G参照)の上流・下流を示すものとする。
(排気系構造の構成)
図7には、車両用排気弁構造(排気熱回収システム)12の概略全体構成がフロー図にて示されている。この図に示される如く、車両用排気系構造12は、自動車の内燃機関であるエンジン11の排気ガスが有する熱をエンジン冷却水との熱交換によって回収し、暖房やエンジン11の暖機促進等に利用する排気系熱交換器14を含んで構成されている。
具体的には、エンジン11には、排気ガスを導出する排気経路を構成する排気管15が接続されている。排気管15による排気ガスの排出経路上には、上流側から順に触媒コンバータ16、熱交換器としての排気系熱交換器14、メインマフラ18が配設されている。触媒コンバータ16は、内蔵した触媒16Aによって通過する排気ガスを浄化するように構成されている。消音器としてのメインマフラ18は、排気ガスを大気中に排出するのに伴って生じる排気音を低減(消音)するように構成されている。
また、車両用排気系構造12は、排気ガスが排気系熱交換器14(後述する熱交換部14A)をバイパスするためのバイパス流路20、該バイパス流路20を開閉するための排気弁装置10を備えている。これにより、車両用排気系構造12では、排気ガスがエンジン冷却水との熱交換を行う排気熱回収モードと、排気ガスがバイパス流路20を通過するノーマルモードとを切り替え得る構成とされている。
さらに、車両用排気系構造12は、排気系熱交換器14の熱交換部14A(後述するエンジン冷却水流路34)に排気ガスと熱交換を行う冷媒としてのエンジン冷却水を循環するための冷媒流路としての冷却水循環路24を備えている。この実施形態で、冷却水循環路24は、エンジン11と排気系熱交換器14とを直列に連通している。また、図示は省略するが、冷却水循環路24上には、ヒータ熱源としてのヒータコアが配設されている。
そして、この実施形態に係る車両用排気系構造12では、バイパス流路20は排気系熱交換器14の内部に設けられており、排気弁装置10は、排気ガスの排気圧によってバイパス流路20の開閉状態(開度)を変更する自圧式バルブとされ、排気系熱交換器14における熱交換部14Aに対し下流に配設されている。
(排気系熱交換器の構成)
図5に示される如く、排気系熱交換器14は、排気ガスの流路とエンジン冷却水の流路とを隔てる隔壁パイプ26を備えている。また、隔壁パイプ26の内側には、略円筒状に形成されたバイパス管部としてのインナパイプ28が同軸的に配置されている。このインナパイプ28の内部空間がバイパス流路20とされ、インナパイプ28と隔壁パイプ26との間の空間が排気系熱交換器14の排気ガス流路30とされている。
また、隔壁パイプ26は、略円筒状に形成されると共に同軸的に配置されたアウタパイプ32にて外周側から覆われている。この隔壁パイプ26とアウタパイプ32との間の空間が排気系熱交換器14のエンジン冷却水流路34とされている。この実施形態では、排気系熱交換器14におけるエンジン冷却水流路34の設置範囲(排気ガス流れ方向における範囲)が熱交換部14Aとされている。また、この実施形態では、アウタパイプ32の上下流端32A、32Bは、それぞれ縮径されて隔壁パイプ26の上下流端26A、26B外周面に水密状態で接合されている。
さらに、この実施形態では、隔壁パイプ26の上流端26Aは縮径されてインナパイプ28の上流端28Aの外周面に気密状態で接合されており、インナパイプ28の上流端28Aが触媒コンバータ16側の排気管15に気密状態で接合されている。一方、隔壁パイプ26の下流端26Bには、熱交換器後部シェル36が接続されている。熱交換器後部シェル36は、円筒状に形成された上流端36Aが隔壁パイプ26に嵌合して気密状態で接合され、中間部36Bは図2に示される如く矩形筒状に形成されて排気弁装置10を収容するようになっている。熱交換器後部シェル36の下流端36C(図5参照)は、円筒状に形成されてメインマフラ18側の排気管15に気密状態で接合されている。
そして、インナパイプ28の下流端28Bには、その内部空間であるバイパス流路20を開閉するための排気弁装置10が設けられている。上記した通り、排気弁装置10は、熱交換器後部シェル36内に配設されている。すなわち、熱交換器後部シェル36の内部空間は、バイパス流路20と排気ガス流路30とが合流する排気ガス出口ヘッダ38とされている。一方、インナパイプ28の上流端28Aの近傍には、バイパス流路20と排気ガス流路30と連通する複数(多数)の透孔40が設けられている。すなわち、透孔40が排気ガス流路30とバイパス流路20との分岐部を構成している。
以上により、排気系熱交換器14では、図5に示される如く排気弁装置10がバイパス流路20を閉止した排気熱回収モードでは、排気ガスは、インナパイプ28の上流端28Aから透孔40を経由して排気ガス流路30に導入され、排気弁装置10の外側を通過して排気ガス出口ヘッダ38に排出されるようになっている。一方、図6に示される如く排気弁装置10がバイパス流路20を開放したノーマルモードでは、排気ガスは、排気ガス流路30とバイパス流路20との流動抵抗の差(圧力損失のバランス)によって、主にバイパス流路20を流れるようになっている。
また、排気系熱交換器14では、アウタパイプ32における排気ガス流れ方向の下流側には、エンジン冷却水流路34にエンジン冷却水を導入するための冷却水入口パイプ42が接続されており、アウタパイプ32における排気ガス流れ方向の上流側には、エンジン冷却水流路34からエンジン冷却水を排出するための冷却水出口パイプ44が接続されている。冷却水入口パイプ42及び冷却水出口パイプ44は、エンジン11、ラジエータ、ヒータコアを含む冷却水循環路24に、上記した通りエンジン冷却水流れに沿ってエンジン11と直列となるように接続されている。
以上により、排気系熱交換器14は、排気ガスの流れ方向とエンジン冷却水の流れ方向とが反対向きである向流型熱交換器とされている。
(排気弁装置10の構成)
図1には、排気弁装置10の分解斜視図が示されており、図2及び図3には、排気弁装置10が斜視図にて示されている。これらの図に示される如く、排気弁装置10は、インナパイプ28に接続されて排気ガスの流路を構成する弁箱としてのバルブハウジング46を備えている。以下の説明では、便宜上、各図に適宜矢印F、矢印U、矢印Wにて示す方向を、それぞれ前方向(上流側)、上方向、幅方向とする。
バルブハウジング46は、略矩形箱状(立方体状)に形成され、上流端側開口端46Aが円環状とされてインナパイプ28の上流端28Aに気密状態で接合されており、その内部空間がバイパス流路20の下流端とされている。具体的には、バルブハウジング46は、マクロ的な排気ガス流れ方向に沿って延在し、該排気ガス流れ方向(軸線方向)との直交面に沿って矩形状の閉断面を成す筒壁48と、筒壁48の下流端を封止するエンドプレート50と有して構成されている。
図1に示される如く、筒壁48のうち互いに幅方向に対向する側部筒壁48A、48Bには、それぞれ主排気口52が形成されている。各主排気口52は、それぞれ主に側部筒壁48A、48Bの上下方向略中央部に対し一方側に配置され、かつエンドプレート50側を要部とすると共に下縁部が排気ガス流れ方向に沿って延在する略扇状を成している。
また、バルブハウジング46のエンドプレート50の下部には、副排気口54が形成されている。副排気口54は、幅方向に長手の矩形状に形成され、エンドプレート50の下部を全幅に亘り切り欠いて形成されている。
以上により、バルブハウジング46は、排気ガス流れ方向に沿う側部筒壁48A、48Bに形成されて排気ガスな流れ方向のとの直交方向(幅方向)に対向する一対の主排気口52、及び排気ガス流れ方向に開口する副排気口54を有して構成されている。換言すれば、バルブハウジング46の内部空間、各主排気口52、副排気口54がバイパス流路20から排気ガス出口ヘッダ38に排気ガスを排出するための排気ガス出口流路とされている。
そして、この実施形態では、バルブハウジング46の各主排気口52及び副排気口54は、単一の弁体としてのバルブ56によって開閉されるようになっている。図1に示される如く、バルブ56は、一対の主排気口52を開閉するための一対の主弁部58と、副排気口54を開閉するための副弁部60とを含んで構成されている。
各主弁部58は、弦58Aの長さがバルブハウジング46(エンドプレート50)の上下方向寸法に略一致する略半円状に形成されており、図2及び図3に示される如く、側部筒壁48A、側部筒壁48Bの外側において弦58Aをバルブハウジング46の前縁に略一致させた姿勢で、主排気口52を閉止する構成とされている。この姿勢を閉止姿勢ということとする。そして、一対の主弁部58は、閉止姿勢における下端部の近傍間が副弁部60に架け渡されて(固定的に連結されて)いる。この姿勢で副弁部60は、副排気口54を下流側から閉止するようになっている。これにより、単一のバルブ56は、バルブハウジング46の一対の主排気口52及び副排気口54を同時に閉止し得る構成とされている。
また、バルブ56では、一対の主弁部58の弦58Aの中央部から軸固定部62がそれぞれ突出しており、軸固定部62には幅方向に長手とされた回動軸64がバルブ56と一体に回転するように少なくとも周方向に固定されている。この実施形態では、回動軸64の軸心は、一対の主弁部58、主排気口52の周縁を成す円弧の中心と略一致している。この回動軸64は、エンドプレート50に固定された軸受部材66によって自軸廻りに回転可能に支持されている。この実施形態では、回動軸64、軸受部材66が本発明における案内手段を構成している。また、この実施形態では、副弁部60、回動軸64、及び軸受部材66が本発明における連動部を構成している。
そして、排気弁装置10では、副弁部60が副排気口54から離間する方向(下流側)に移動するようにバルブ56が回動軸64廻りの矢印A方向(図4(B)参照)に回動すると、一対の主弁部58が側部筒壁48A、48Bに沿って回動して、一対の主排気口52が開放される構成とされている。これにより、単一のバルブ56は、バルブハウジング46の一対の主排気口52及び副排気口54を共に開放し(開度を増し)得る構成とされている。
図2に示される如く、回動軸64は、熱交換器後部シェル36を貫通して排気系熱交換器14(排気ガス出口ヘッダ38)の外側に突出しており、その突出端64Aには付勢部材としてのリターンスプリング68の一端が係止されている。このリターンスプリング68の付勢力によって、バルブ56は、主排気口52及び副排気口54を閉止する閉止姿勢側に閉じ付勢されている。また、回動軸64における突出端64Aとは反対側の端部64Bには、ストッパプレート70が固定されている。ストッパプレート70は、リターンスプリング68の付勢力によって熱交換器後部シェル36の内面に固定されたストッパ72に係合した状態で、バルブ56を閉止姿勢に保持する構成とされている。
なお、ストッパプレート70とストッパ72との間には、図示しないワイヤメッシュ等が介在しており、緩衝用とされている。また、側部筒壁48A、側部筒壁48Bにおける主排気口52の周縁部と対応する主弁部58との間には、図4(A)に示される如くワイヤメッシュ74が配設されており、排気ガスの漏れを防止するシール機能を果たす構成とされている。
以上説明した排気弁装置10は、バルブ56に作用する排気ガスの圧力(動圧)が所定値以上になると、バルブ56がリターンスプリング68の付勢力(及び摩擦力等)に抗して回動軸64廻りに矢印A方向に回動し、閉止姿勢から主排気口52及び副排気口54を開放する開放姿勢になる構成とされている。リターンスプリング68の付勢力は、例えば上記したエンジン11が最高出力を発生する場合の排気ガスの圧力によって、所要開度(最大開度)となる開放姿勢をとるように設定されている。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
上記構成の車両用排気系構造12では、自圧バルブである排気弁装置10は、排気ガスの圧力が低い運転条件において、リターンスプリング68の付勢力によってインナパイプ28すなわちバイパス流路20を閉止する。すると、排気ガスは、熱交換部14Aの排気ガス流路30を流れ、エンジン冷却水流路34を流れるエンジン冷却水との熱交換が行われる。これにより、例えば、内燃機関エンジンの暖機促進や、低温始動時の暖房維持が果たされる。
例えば加速や登坂等の内燃機関エンジンの出力が増す運転条件で、排気ガスの圧力(動圧)が上昇すると、この排気ガスの圧力を受けた副弁部60は、リターンスプリング68の付勢力に抗し矢印A方向に回動し、一対の主弁部58と共に(バルブ56全体として)開放姿勢に至る。これにより、排気ガスは、主にバイパス流路20を流れ、排気ガス流路30を流れる場合と比較して背圧が低減される。
ここで、排気弁装置10では、バルブハウジング46に排気ガス流れ方向との直交方向に対向する一対の主排気口52が設けられており、該一対の主排気口52を開閉する一対の主弁部58が副弁部60にて連結されているため、排気脈動が一対の主弁部58に均一に(同じタイミングで)作用してチャタリング(バタツキ)の発生が防止される。より具体的には、図4(A)に示される如く、バイパス流路20の長手方向に伝わってきた排気脈動pが一対の主弁部58に均一に作用するので、排気脈動によってバルブハウジング46に対しバルブ56を変位させようとする力が互いに打ち消しあう(一方の主弁部58に作用する排気脈動に基づく力が、他方の主弁部58に作用する排気脈動に基づく力の反力となる)。このため、排気脈動によるバルブ56のチャタリングが防止される。
特に、一対の主弁部58は、バルブ56の回動軸64廻りの回動に伴って側部筒壁48A、48Bに沿って変位するため、換言すれば、一対の主弁部58による主排気口52の開閉方向と一対の主弁部58への排気圧(脈動)の作用方向とが異なるので、一対の主弁部58による主排気口52の開閉に伴うチャタリングが生じることはない。
そして、排気弁装置10では、バルブハウジング46(バイパス流路20)の流路断面積と比較して小面積である副排気口54を開閉するための副弁部60に作用する排気圧によって、バルブ56が開方向(矢印A)方向に回転して主排気口52、副排気口54が開放される構成であるため、換言すれば、バイパス流路20の全断面積を受圧面積とするバルブと比較して副弁部60の受圧面積が小さいため、排気脈動圧によってはバルブ56が矢印A方向に動き難い(排気脈動に対し鈍感である)。これにより、副弁部60に作用する排気脈動圧によるチャタリングが効果的に抑制される。
一方、排気ガスの流量が増す(バイパス流路20の開放が要求される)エンジン11の運転状態では、流動に伴う所定値以上の動圧(運動エネルギ)がバルブ56が作用することで、バルブ56は確実に開放姿勢に移行する。また、バルブハウジング46に主排気口52が設けられているので、バルブ56の回動軸64廻りの小さい回動角で大きな開口率(弁開度)を得ることができる。
さらに、排気弁装置10では、一対の主弁部58がバルブハウジング46の外側に配設されているため、排気脈動を受けた場合にワイヤメッシュ74から離間する方向に変形し、一対の主弁部58とワイヤメッシュ74との固着が防止される。また、排気弁装置10では、バルブ56が回動軸64廻りに回動して一対の主排気口52、副排気口54を開閉するため、構造が簡単で信頼性が高い。しかも、この構成によってリターンスプリング68を排気ガス流路(高温環境)の外側に配設することが可能になり、安価な材料でリターンスプリング68を構成することができる。さらに、一対の主弁部58(のうち実質的に主排気口52を開閉する部分)と副弁部60とが回動軸64に対し上下反対側に灰s地されているので、コンパクトな構成でありながら、バルブ56の回動軸64廻りの小さい回動角で一層大きな開口率(弁開度)を得ることができる。
また、排気弁装置10が適用された排気系熱交換器14では、バルブ56のチャタリングが防止されるため、排気熱回収モードでチャタリングに伴う異音が生じることが防止される。
(排気弁装置が適用される排気系の別例)
図8(A)には、第1の実施形態に排気弁装置10が適用された車両用排気系構造80が模式図にて示されており、図8(B)には、排気弁装置10の車両用排気系構造80への適用構造が模式的な断面図にて示されている。これらの図に示される如く、車両用排気系構造80は、排気系熱交換器14を備えず、排気弁装置10が排気管15を開閉するように配設されている点で車両用排気系構造12とは異なる。
図8(A)に示される如く、車両用排気系構造80では、上流から順にマニバータ(排気マニホルドに組み込まれた触媒コンバータ)82、触媒コンバータ16、排気弁装置10、メインマフラ18が、排気管15上に配設されている。図8(B)に示される如く、触媒コンバータ16とメインマフラ18との間に位置する排気管15には、一部拡径されたバルブ収容部84が形成されており、該バルブ収容部84内に排気弁装置10が配設されている。
以上説明した車両用排気系構造80では、エンジン11の低負荷時すなわち排気ガス流量の少ない運転状態では、排気弁装置10が排気ガスの流れを塞き止め、排気弁装置10(副弁部60)の上流側の排気圧が所定圧力以上になると、バルブ56が主排気口52、副排気口54を開放して排気ガスが排出される。すなわち、低負荷時には、排気弁装置10によって排気音の漏れ(メインマフラ18側への流れ)を防止し、排気ガス量(圧力)が増すと排気弁装置10が排気管15を開放することで、メインマフラ18に導入される排気ガス流量が増す。これにより、小型のメインマフラ18により十分な消音性能を得ることができる。換言すれば、排気弁装置10を設けることで、メインマフラ18の小型化、車両用排気系構造80の省スペース化、低コスト化が図られる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態又は前出の構成と基本的に同一の部品・部分には、上記第1の実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明を省略し、また図示を省略する場合がある。
(第2の実施形態)
図9(A)及び図9(B)には、第2の実施形態に係る排気弁装置90が模式的な断面図にて示されている。これらの図に示される如く、排気弁装置90は、バルブハウジング92を備えている。バルブハウジング92には、一対の主排気口52及び副排気口94が形成されている。以下、一対の主排気口52を区別する場合には、一方の主排気口52を主排気口52Aといい、他方の主排気口52を主排気口52Bということとする。副排気口94は、一方の主排気口52Aと同じ側を向いて開口している。すなわち、バルブハウジング92では、矢印Gにて示す如く、排気ガス流れ方向が下流端で変換(湾曲)されている。なお、バルブハウジング92は、バルブハウジング46と同様に矩形筒形状であっても良く、円筒形状であっても良い。
第2の実施形態に排気弁装置90は、主排気口52及び副排気口94を単体で開閉する弁体としてのバルブ95を備える。バルブ95は、幅方向に変位(主排気口52Aに接離)して主排気口52Aを外側から開閉する主弁部96と、幅方向に変位(主排気口52Bに接離)して主排気口52Bを内側から開閉する主弁部98と、幅方向に変位(副排気口94に接離)して副排気口94を外側から開閉する副弁部100と、主弁部96と主弁部98とを固定的に連結する連動部としての連結部102と、主弁部96と副弁部100とを固定的に連結する連動部としての連結部104とを有する。
バルブ95は、図示しない案内手段としてのスライドガイドによって、バルブハウジング92に対し幅方向にスライド可能に支持されると共に、図示しないリターンスプリングによって閉じ付勢されている。すなわち、バルブ95は、通常は図9(A)に示される如く、リターンスプリングの付勢力によって、主弁部96によって主排気口52Aを、主弁部98によって主排気口52Bを、副弁部100によって副排気口94を閉止する閉止姿勢をとるようになっている。
一方、バルブ95は、副弁部100に作用する排気圧が所定値以上になった場合に、図9(B)に示される如く、副弁部100が副排気口94から離間して該副排気口94を開放するのに伴って、主弁部96、98が一対の主排気口52から離間して該一対の主排気口52を解放する構成とされている。
上記構成の排気弁装置90では、バルブハウジング92が一対の主排気口52及び副排気口94を備えると共に、バルブ95が主弁部96、98及び副弁部100を備えるため、一対の主弁部58が側部筒壁48A、48Bに沿って動作する構成による効果、一対の主弁部58がバルブハウジング46の外側に位置することによる効果、バルブ56が回動軸64廻りに案内されることによる効果を除いて、第1の実施形態に係る排気弁装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
図10(A)及び図10(B)には、第3の実施形態に係る排気弁装置110が模式的な断面図にて示されている。これらの図に示される如く、排気弁装置110は、バルブハウジング92の一対の主排気口52及び副排気口94を開閉するために、バルブ95に代えて弁体としてのバルブ112を備える点で、第2の実施形態に係る排気弁装置90とは異なる。
バルブ112は、主排気口52Aに接離して該主排気口52Aを内側から開閉する主弁部114と、主排気口52Bに接離して該主排気口52Bを外側から開閉する主弁部116と、副排気口94に接離して該副排気口94を外側から開閉する副弁部118と、主弁部96と主弁部98とを固定的に連結する連動部としての連結部120と、連結部120と副弁部118とを固定的に連結する連動部としての連結アーム部122とを有する。
バルブ112は、連結アーム部122の長手方向中間部に設けられた案内手段又は連動としての回動軸124と同軸的かつ一体的に回動可能とされている。また、バルブ112は、図示しないリターンスプリングによって閉じ付勢されている。すなわち、バルブ112は、通常は図10(A)に示される如く、リターンスプリングの付勢力によって、主弁部114によって主排気口52Aを、主弁部116によって主排気口52Bを、副弁部118によって副排気口94を閉止する閉止姿勢をとるようになっている。
一方、バルブ112は、副弁部118に作用する排気圧が所定値以上になった場合に、図10(B)に示される如く回動軸124廻りに矢印B方向に回動し、副弁部118が副排気口94から離間して該副排気口94を開放するのに伴って、主弁部114、116が一対の主排気口52から離間して該一対の主排気口52を解放する構成とされている。
上記構成の排気弁装置110では、バルブハウジング92が一対の主排気口52及び副排気口94を備えると共に、バルブ112が主弁部114、116及び118を備えるため、一対の主弁部58が側部筒壁48A、48Bに沿って動作する構成による効果、一対の主弁部58がバルブハウジング46の外側に位置することによる効果を除いて、第1の実施形態に係る排気弁装置10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
なお、上記した各実施形態では、排気弁装置10、90、110がそれぞれ自圧式バルブである例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、サーモスタットやモータアクチュエータ等のアクチュエータを設けて、自圧式バルブの機能と制御バルブの機能とを共に果たすことができる構成としても良い。
また、上記した各実施形態では、排気弁装置10、90、110が流路(主排気口52、副排気口54又は副排気口94)を全閉し得る例を示したが、本発明はこれに限定されず、流路の一部のみを開閉する構成であっても良い。この構成では、例えば車両用排気系構造80に適用された場合に、エンジン11の低負荷時に排気ガス流路断面積を絞り、絞り後の排気ガスの拡張によって、メインマフラ18の上流側で補助的な消音効果を得ることが可能になる。
さらに、上記した各実施形態では、バルブ56、95、112が全体として一体に動作する例を示したが、本発明はこれに限定されず、各排気口を開閉する部分は、互いに連動されるように、かつ一対の主排気口52を開閉する部分が脈動を打ち消すように、例えば確動カム(ポジティブカム)等によって拘束されていれば足りる。
本発明の第1の実施形態に係る排気弁装置の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る排気弁装置の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る排気弁装置の要部の斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る排気弁装置を示す図であって、(A)は平面断面図、(B)は側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る排気弁装置が適用された排気系熱交換器のバイパス閉止状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る排気弁装置が適用された排気系熱交換器のバイパス開放状態を示す側断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る排気弁装置が適用された車両用排気構造を示す側フロー図である。 本発明の第1の実施形態に係る排気弁装置が適用された車両用排気構造の別例を示す側フロー図である。 本発明の第2の実施形態に係る排気弁装置を示す図であって、(A)は閉状態の側断面図、(B)は開状態の側断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る排気弁装置を示す図であって、(A)は閉状態の側断面図、(B)は開状態の側断面図である。
符号の説明
10 排気弁装置
14 排気系熱交換器
20 バイパス流路
30 排気ガス流路
46 バルブハウジング(筒状部材)
52 主排気口
54 副排気口
56 バルブ(弁体)
58 主弁部
60 副弁部(連動部)
64 回動軸(連動部、案内手段)
66 軸受部材(連動部、案内手段)
80 車両用排気系構造(排気系構造)
90・110 排気弁装置
92 バルブハウジング(筒状部材)
94 副排気口
95・112 バルブ(弁体)
96・98・114・116 主弁部
100・118 副弁部
102・104・120・122 連結部(連動部)
124 回動軸(連動部、案内手段)

Claims (7)

  1. 排気ガス流路を構成する筒状に形成され、前記排気ガスの流れ方向との直交方向に対向する2個所で筒壁を貫通して形成された一対の主排気口と、排気ガス流れ方向に開口する副排気口とを有する筒状部材と、
    前記一対の主排気口の少なくとも一部をそれぞれ開閉可能な一対の主弁部と、
    前記副排気口の少なくとも一部を排気圧に応じて開閉可能な副弁部と、
    前記主弁部の開閉動作を前記副弁部の開閉動作に連動させる連動部と、
    を備えた排気弁構造。
  2. 前記一対の主弁部は、前記筒壁に沿って変位することで一対の主排気口を開閉するようになっている請求項1記載の排気弁構造。
  3. 前記一対の主弁部は、それぞれ前記筒壁に対し前記排気ガス流路の外側に配置されると共に、前記筒状部材の外側から前記副排気口を開閉する前記副弁部を介して連結されている請求項2記載の排気弁構造。
  4. 排気ガス流路を構成する筒状に形成され、前記排気ガスの流れ方向との直交方向に対向する2個所で筒壁を貫通して形成された一対の主排気口と、排気ガス流れ方向に開口すると共に開口面積が前記排気ガス流路の流路断面積よりも小さい副排気口とを有する筒状部材と、
    前記一対の主排気口を開閉可能に前記筒壁に対する前記排気ガス流路の外側に設けられた一対の主弁部と、前記筒状部の外側で前記一対の主弁部を連結すると共に排気圧に応じて前記副排気口を開閉可能な副弁部とを有して構成された弁体と、
    前記副弁部が前記副排気口に対し前記排気ガスの流れ方向に接離することで該副排気口を開閉するのに連動して、前記一対の主弁部が前記一対の主排気口を開閉するように、前記弁体を前記筒状部材に対し案内する案内手段と、
    を備えた排気弁構造。
  5. 前記案内手段は、前記弁体を前記筒状部材に対し回動可能に支持する回動軸を含んで構成されている請求項4記載の排気弁構造。
  6. 冷媒との熱交換を行う排気ガスが流通するための排気ガス流路と、
    前記熱交換部をバイパスするためのバイパス流路と、
    前記筒状部材にて前記バイパス流路の少なくとも一部を構成することで、該バイパス流路を排気圧に応じて開閉可能に構成された請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の排気弁構造と、
    を備えた排気系熱交換器。
  7. 排気ガス流路におけるマフラよりも上流側に、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の排気弁構造を設けた排気系構造。
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