JP6473306B2 - エンジンの排気消音装置の背圧バルブ - Google Patents

エンジンの排気消音装置の背圧バルブ Download PDF

Info

Publication number
JP6473306B2
JP6473306B2 JP2014193602A JP2014193602A JP6473306B2 JP 6473306 B2 JP6473306 B2 JP 6473306B2 JP 2014193602 A JP2014193602 A JP 2014193602A JP 2014193602 A JP2014193602 A JP 2014193602A JP 6473306 B2 JP6473306 B2 JP 6473306B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
spring
spring body
chamber
exhaust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014193602A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016065469A (ja
JP2016065469A5 (ja
Inventor
康三 荒井
康三 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP2014193602A priority Critical patent/JP6473306B2/ja
Priority to US14/854,644 priority patent/US9695719B2/en
Publication of JP2016065469A publication Critical patent/JP2016065469A/ja
Publication of JP2016065469A5 publication Critical patent/JP2016065469A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6473306B2 publication Critical patent/JP6473306B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

本発明は、エンジンの排気ガスが流入する2つ以上の消音室を有する排気消音装置に設けられる背圧バルブに関するものである。
複数の膨張室を有する排気消音装置において、排気消音装置を高圧の排気ガスから保護するために、背圧バルブを設けて排気ガスの一部を上流側の膨張室から下流側の膨張室にバイパスさせるものがある(例えば、特許文献1)。
特開2011−117412号公報
一般に、排気消音装置の膨張室内は高温になる。そのため、膨張室内に背圧バルブを設けると、背圧バルブが高温の雰囲気にさらされることになり、背圧バルブのばね体に好ましくない。
本発明は、ばね体が高温にさらされるのを抑制できる背圧バルブを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の背圧バルブは、エンジンの排気ガスが流入する2つ以上の消音室を有する排気消音装置に設けられる背圧バルブであって、隣接する一つの消音室と他の消音室との間の隔壁に設けられた弁座と、弁体と、一端部で前記弁体を前記弁座に押圧し他端部で軸心方向の移動が規制されたばね体と、前記ばね体を収容するばね収容室とを備え、前記ばね収容室の少なくとも一部が、前記排気消音装置の外部に露出している。
この明細書において、「膨張室」とは、排気通路の一部を形成し、排気通路の断面積の急激な拡大により排気ガスを膨張・回折・分散させ、膨張室の壁にぶつけて乱反射させて減衰させる空間をいう。また、「共鳴室」とは、排気通路の一部を形成する膨張室とは異なり、排気通路との間で排気ガスの音波を行き来させながら,そのエネルギーを音波の干渉によって減衰して熱エネルギーに変換する空間をいう。共鳴室は、音波の移動ができるように実質的に行き止まり空間であればよく、他の部屋に連通する部分が形成されていてもよい。さらに、「消音室」は、これら膨張室および共鳴室の両方を含む。
上記構成によれば、ばね体を収容するばね収容室の少なくとも一部が、排気消音装置の外部に露出している。これにより、ばね体が高温にさらされるのが抑制され、外気で冷却される。その結果、ばね体の材料の選択肢が増えて設計の自由度が向上する。
本発明において、さらに、前記弁体と前記ばね体との間に、少なくとも開弁時に、前記ばね収容室に排気ガスが流入するのを防ぐ流入防止部材が介装されていることが好ましい。好ましくは、前記流入防止部材は、閉弁時にも、前記ばね収容室に排気ガスが流入するのを防ぐ。この構成によれば、流入防止部材により、ばね収容室に高温の排気ガスが流入するのを防ぐことができるので、ばね体が高温にさらされるのが抑制される。
本発明において、さらに、前記ばね収容室と同心で前記ばね収容室よりも外径が大きく形成されて内部を前記弁体が移動する弁ケースを備え、前記弁体の他端部に、前記ばね体に当接して前記ばね収容室よりも外径が大きなばね体当接板が取り付けられていることが好ましい。この構成によれば、ばね収容室と弁ケースとの段差が、弁体のストッパとして機能する。これにより、簡単な構造でストッパを形成できる。
本発明において、前記ばね収容室における少なくとも前記ばね体が保持される部位が前記排気消音装置の外部に露出していることが好ましい。この構成によれば、ばね収容室におけるばね体に直接接している部分が排気消音装置の外部に露出しているので、ばね体の温度上昇を効果的に抑制できる。
本発明において、前記弁体は、他端部に設けられて前記ばね体が直接的または間接的に当接するばね体当接板と、一端部に設けられて前記弁座に当接する弁座当接板と、前記ばね体当接板と前記弁座当接板とを連結する連結部材とを有していることが好ましい。この構成によれば、連結部材を介してばね体当接板と弁座当接板とが間隔をあけて配置されているので、ばね体当接板に排気ガスからの熱が伝わるのを抑制できる。その結果、ばね体の温度上昇を抑制できる。
前記ばね体当接板を備える場合、さらに、前記ばね体の一端部に接触し、前記弁体と当接するばね受け板を備え、前記ばね受け板および前記ばね体当接板の少なくとも一方が、前記ばね収容室に排気ガスが流入するのを防ぐ流入防止部材を構成していることが好ましい。この構成によれば、流入防止部材により、ばね収容室に高温の排気ガスが流入するのを防ぐことができるので、ばね体が高温にさらされるのが抑制される。
さらに、前記ばね受け板と前記ばね体当接板との間に、断熱材が介装されていることが好ましい。この構成によれば、断熱材により、ばね体が高温にさらされるのを一層抑制できる。
前記流入防止部材を備える場合、さらに、前記ばね収容室と同心で前記ばね収容室よりも外径が大きく形成されて内部を前記弁体が移動する弁ケースを備え、前記流入防止部材が前記弁ケースの内部に配置されていることが好ましい。この構成によれば、流入防止部材が弁ケースに覆われているので、流入防止部材が膨張室内の排気ガスに直接さらされることがない。
前記弁体が連結部材を有する場合、前記連結部材は前記ばね体と同心の筒形状であり、前記連結部材の両端が前記ばね体当接板および前記弁座当接板により閉塞されていることが好ましい。この構成によれば、連結部材の内部に空気層が形成されるので、ばね体当接板に排気ガスからの熱が伝わるのを一層抑制できる。
また、前記弁ケースは前記隔壁に固定され、前記ばね体当接板が前記弁ケースの内周面に案内されて移動することが好ましい。この構成によれば、弁ケースを弁体のガイドとして機能させることができるので、弁体の開閉移動が円滑になる。
前記弁ケースが前記隔壁に固着される場合、前記隔壁における前記弁座の周囲に、開弁時に弁口を通った排気ガスを前記1つの消音室内に導入する複数の導入通路が形成されていることが好ましい。この構成によれば、導入通路により排気ガスが円滑に排出される。
前記導入通路が形成される場合、前記複数の導入通路は周方向に並んで配置され、前記隔壁における前記複数の導入通路の間に、前記弁ケースが固定される弁ケース固定部が形成され、前記弁ケース固定部が前記弁体の径方向の移動を規制する規制部材として機能することが好ましい。この構成によれば、簡単な構造で、弁体の移動を規制する規制部材と排気ガスを消音室内に導入する導入通路とを形成できる。
本発明の背圧バルブによれば、ばね体を収容するばね収容室の少なくとも一部が、排気消音装置の外部に露出している。これにより、ばね体が高温にさらされるのが抑制され、外気で冷却される。その結果、ばね体の材料の選択肢が増えて設計の自由度が向上する。
本発明の第1実施形態に係るエンジンの排気消音装置を備えた自動二輪車の後部を示す側面図である。 同排気消音装置を示す縦断面図である。 図2のIII-III線に沿った断面図である。 同排気消音装置の排気バルブを示す縦断面図である。 図2のV-V線に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態に係るエンジンの排気消音装置の排気バルブを示す縦断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。この明細書中の左右方向は、自動二輪車に乗車したライダーから見た左右を言う。図1は本発明の一実施形態に係るエンジンの排気消音装置を備えた自動二輪車の後部の側面図である。この自動二輪車の車体フレームFRは、前半部を構成するメインフレーム1と、メインフレーム1の後部に連結されて車体フレームFRの後半部を構成するリヤフレーム2とを有している。メインフレーム1の前端部に図示しないフロントフォークを介して前輪が支持されている。
メインフレーム1の後端下部にスイングアームブラケット4が設けられ、このスイングアームブラケット4にピボット軸5を介してスイングアーム6が上下揺動自在に支持されている。スイングアーム6の後端部に後輪8が支持されている。メインフレーム1の中央下部にはエンジンEが支持されており、このエンジンEによりチェーンのような動力伝達部材10を介して後輪8を駆動する。エンジンEは例えば並列多気筒4サイクルエンジンである。
本実施形態のエンジンEは、過給機12を搭載している。詳細には、エンジンEのクランクケース14の後部の上方に過給機12が配置されており、この過給機12により加圧された吸気が、過給機12の上方に配置された吸気チャンバ16に貯留されたのち、スロットルボディ18を介して、エンジンEのシリンダヘッド20の後面に形成された吸気ポート22からエンジンEに供給される。
エンジンEのシリンダヘッド20の前部の排気ポート24に接続された複数の排気管26が、エンジンEの下方の集合管25で集合されたのち、排気チャンバ27および入口管35を介して排気消音装置28に接続されている。排気消音装置28は後輪8の外側方、例えば右側方に配置されており、排気チャンバ27および排気消音装置28はカバー31により外側方から覆われている。
図2に示すように、排気消音装置28は、前後方向に長手方向を有する筒状のケーシング30を有し、ケーシング30の長手方向の一端側である前側から排気ガスGが流入され、他端側である後側から排気ガスGが排出される。ケーシング30は、前端から後端に向かって長手方向と直交する横断面積が徐々に大きくなるように形成されている。
ケーシング30の内部には、排気ガスGが流入する上流側膨張室である第1膨張室32と、第1膨張室32の下流側の第2膨張室34と、第1膨張室32に隣接して配置された共鳴室36とが形成されている。第1膨張室32は、排気消音装置28の前後方向中央部に形成され、第2膨張室34および共鳴室36が、第1膨張室32の前側および後側にそれぞれ隣接して配置されている。つまり、排気消音装置28の後端部に共鳴室36が配置され、前端部に第2膨張室34が配置され、その間に第1膨張室32が配置されている。
詳細には、ケーシング30は、流入口38が形成された前壁40と、周壁42と、排出口44,44が形成された後壁46とを有している。第1膨張室32と第2膨張室34との間に第1隔壁48が配置され、周壁42に溶接により固着されている。第1膨張室32と共鳴室36との間に第2隔壁50が配置され、周壁42に溶接により固着されている。
このように、前壁40、周壁42および第1隔壁48により第2膨張室34が形成され、第1隔壁48、周壁42および第2隔壁50により第1膨張室32が形成され、第2隔壁50、周壁42および後壁46により共鳴室36が形成されている。
ここで、「膨張室」とは、後述の排気通路55の一部を形成し、排気通路55の断面積の急激な拡大により排気ガスGを膨張・回折・分散させ、膨張室の壁にぶつけて乱反射させて減衰させる空間をいう。また、「共鳴室」とは、排気通路55の一部を形成する膨張室とは異なり、排気通路55との間で排気ガスGの音波を行き来させながら,そのエネルギーを音波の干渉によって減衰して熱エネルギーに変換する空間をいう。共鳴室は、音波の移動ができるように実質的に行き止まり空間であればよく、他の部屋に連通する部分が形成されていてもよい。さらに、「消音室」は、これら膨張室および共鳴室の両方を含む。
集合管25(図1)の後端に連なる入口管35が、流入口38から排気消音装置28内部に挿入され、第2膨張室34に連通することなく第2膨張室34を通過して、第1隔壁48を貫通したのち、第1膨張室32に連通している。入口管35は、第1隔壁48に溶接で固着される。第1隔壁48に、第1膨張室32と第2膨張室34とを連通する貫通孔52が形成されている。
第1隔壁48に、第2膨張室34と外部とを連通させる2本の第1排出管54A,54Bが設けられている。第1排出管54A,54Bは、第1隔壁48を貫通して第1膨張室32に連通することなく第1膨張室32を通過したのち、さらに、第2隔壁50を貫通し、共鳴室36を通過して、排気消音装置28の外部に連通している。第1排出管54A,54Bは、第1隔壁48および第2隔壁50に溶接で固着される。上側である一方の第1排出管54Aは直管で構成され、下側である他方の第1排出管54Bは曲管で構成されている。ただし、第1排出管54A,54Bの形状はこれに限定されない。
第1膨張室32、貫通孔52、第2膨張室34、および第1排出管54A,54Bの内部空間により、排気消音装置28の前記排気通路55を形成している。第1排出管54A,54Bの周壁には、共鳴室36と連通する複数の連通孔56が形成されている。つまり、共鳴室36は、排気通路55における下流端部に連通している。
第1膨張室32と共鳴室36との間の第2隔壁50に、排気バルブ58が設けられている。排気バルブ58は、第1膨張室32内の圧力が予め定める値よりも大きくなったときに開弁する。本実施形態では、排気バルブ58は、第1膨張室32と、ほぼ大気圧である共鳴室36との差圧が所定値以上となったときに開弁するように設定された背圧バルブで構成されている。
排気バルブ58は、その大部分が、第2隔壁50の後方、つまり共鳴室36内に配置されており、排気バルブ58の一部が、ケーシング30の外部に位置している。排気バルブ58は、その弁口60が入口管35の出口と対向しない位置に配置されている。詳細には、入口管35の軸心C1と排気バルブ58の軸心C2がずれるように配置されている。また、排気バルブ58は、2本の第1排出管54A,54Bの間に配置されている。これにより、共鳴室36内のスペースを有効に活用できる。
排気バルブ58は、第2隔壁50に形成された弁口60と、弁口60を開閉する弁体62と、第2隔壁50に設けられて閉弁時の弁体62が着座する弁座64と、弁体62を弁座64に押圧するばね体66とを有している。ばね体66は、コイル状の圧縮ばねであり、前端部で弁体62を弁座64に押圧し、後端部が、後述する閉塞部材76に当接して、後方への移動が規制されている。鋼製のリングからなる弁座64は、第2隔壁50に溶接により固着され、閉弁時に弁体62と協働して弁口60をシールする。
このように、本実施形態の排気バルブ58は機械式であり、構造が単純で、高温・高圧下での信頼性が高い。さらに、排気バルブ58が共鳴室36側に配置されているので、ばね体66が第1膨張室32内の高温の排気ガスGから保護される。
排気バルブ58は、さらに、内部にばね収容室68を形成するばねケース70と、内部を弁体62が移動する弁ケース69とを有している。ばね収容室68は、内部にばね体66を収容する。弁ケース69は、ばねケース70と同心で、ばねケース70よりも外径が大きく形成されている。
弁ケース69とばねケース70は単一の鋼材からなる筒形状で、弁ケース69とばねケース70との間に段部72が形成されている。弁ケース69側の端部、つまり前側端部に、鍔状のフランジ部74が形成され、弁ケース69はフランジ部74で第2隔壁50に溶接により固着されている。ばねケース70側の端部、つまり後側端部に閉塞部材76が溶接により固着されている。つまり、ばね収容室68の後端部は閉塞されている。ばね体66の後端部は閉塞部材76に固定され、保持されている。
ばね収容室68は、排気消音装置28の外部に露出している。本実施形態では、ばね収容室68のほぼ全体が排気消音装置28の外部に露出しているが、ばね収容室68の少なくとも一部が排気消音装置28の外部に露出していればよい。
図4に示すように、弁体62は、前端部に設けられて弁座64に着座して弁口60を閉止する弁座当接板78と、ばね体66側の後端部に設けられたばね体当接板80とを有し、これら弁座当接板78とばね体当接板80とが、円筒状の連結部材82により連結されている。換言すれば、連結部材82は、ばね体66と同軸の筒形状で、連結部材82の両端が弁座当接板78およびばね体当接板80により閉塞されている。
ばね体当接板80は、連結部材82の外径およびばねケース70の外径よりも大きく、かつ弁ケース69の内径よりも若干小さな外径を有している。つまり、ばね体当接板80は、ばね収容室68に排気ガスGが流入するのを防ぐ流入防止部材85を構成している。流入防止部材85は、弁ケース69の内部に配置され、少なくとも開弁時にばね収容室68に排気ガスが流入するのを防ぐ。本実施形態の流入防止部材85は、閉弁時においても、ばね収容室68に排気ガスGが流入するのを防いでいる。ばね体当接板80は、弁体62の動作時に弁ケース69の内周面に案内されて移動する。
ばね体66の前端部に、ばねケース70よりも外径の大きなばね受け板84が設けられ、断熱材86を介して弁体62のばね体当接板80に当接している。断熱材86は、例えば、セラミックファイバである。つまり、弁体62のばね体当接板80は、断熱材86およびばね受け板84を介して間接的にばね体66に当接し、ばね受け板84は、断熱材86を介して弁体62と当接する。ばね受け板84も、ばね体当接板80とともに流入防止部材85を構成している。ただし、ばね受け板84とばね体当接板80は、一方が省略されてもよい。
第2隔壁50における弁座64の周囲に、開弁時に弁口60を通った排気ガスGを共鳴室36内に導入する複数の導入通路88が形成されている。導入通路88は、第2隔壁50に形成した溝からなり、弁口60から径方向外側に向かって後方に傾斜する傾斜面を有している。図5に示すように、本実施形態では、導入通路88は周方向に並んで4つ配置されている。
第2隔壁50における導入通路88の間に、弁ケース69が固着される、凹入していない弁ケース固定部90が形成されている。図5では、弁ケース固定部90をクロスハッチングで示してある。図4の弁ケース69のフランジ部74が、第2隔壁50の弁ケース固定部90に取り付けられている。弁ケース固定部90は、導入通路88から後方に隆起しているので、弁体62の径方向の移動を規制する規制部材としても機能する。
排気消音装置28は、図2の第1膨張室32から排気バルブ58を通って共鳴室36に流入した排気ガスGを外部に排出する排出通路92を有している。排出通路92は、共鳴室36と外部とを連通する第2排出管94で構成されている。第2排出管94は、排気消音装置28の後壁46を貫通している。共鳴室36が、排気消音装置28の後壁46に隣接して配置されているので、第2排出管94が短くて済む。このように、共鳴室36は第2排出管94を介して外部と連通しているので、ほぼ大気圧に保たれる。したがって、第1膨張室32とほぼ大気圧の共鳴室36との圧力差が大きくなり、差圧が大きくなりやすい。
第2排出管94は、第1排出管54A,54Bと同心に配置され、第1排出管54A,54Bを径方向外側から覆って形成されている。つまり、第2排出管94と第1排出管54A,54Bにより二重パイプが構成されている。このような二重パイプとすることで、排気出口がコンパクトになる。第2排出管94の上流端である排出管入口94aは、第1排出管54A,54Bにおける連通孔56よりも下流側(後側)に位置している。
つぎに、本発明の排気消音装置28の動作について説明する。図1のエンジンEが始動すると、排気ガスGが、排気管26、集合管25、排気チャンバ27および入口管35を通って、図2の排気消音装置28の第1膨張室32内に流入して、膨張、消音される。さらに、第1膨張室32内に流入した排気ガスGは、貫通孔52を通って第2膨張室34内に流入して、膨張、消音される。このとき、排気ガスGは、第1膨張室32に流入する流れ方向に対して、第2膨張室34へ流出する流れ方向が反対向きになっている。これにより、消音効果が向上する。
第2膨張室34内に流入した排気ガスGは、第1排出管54A,54Bを通って外部に排出される。このとき、排気ガスGは、第2膨張室34に流入する流れ方向に対して、第1排出管54A,54Bへ流出する流れ方向が反対向きになっている。これにより、消音効果が向上する。第1排出管54A,54B内を流れる排気ガスGの一部は、連通孔56から共鳴室36内に流入する。共鳴室36では、連通孔56から流入した排気ガスGが共鳴により消音される。
エンジンEの出力が高くなり、第1膨張室32と共鳴室36の内部圧力差が所定の値を超えると、排気バルブ58の弁体62が、図4に2点鎖線で示すように弁座64から離れるように後方へ移動し、開状態となる。排気バルブ58が開状態となると、図2の第1膨張室32内の排気ガスGが弁口60を通って共鳴室36内に流入する。共鳴室36内に流入した排気ガスGは、共鳴室36内で膨張により消音されたのち、第1排出管54A,54Bと第2排出管94との間の排出通路92を通って外部に排出される。
上記構成によれば、第1膨張室32内の圧力が高くなると、排気バルブ58が開いて排気ガスGの一部が共鳴室36に流入する。これにより、排気消音装置28が高圧の排気ガスGから保護される。このとき、排気ガスGの一部が共鳴室36および排出通路92を介して外部に排出され、排気ガスGの残部が排気通路55を通って外部に排出される。つまり、排気バルブ58が閉じている低圧時には、排気ガスGは排気通路55を通って外部に排出され、排気バルブ58が開いている高圧時には、排出通路92と排気通路55の両方を通って排気ガスGが外部に排出される。
また、第1排出管54A,54Bの周壁に、共鳴室36と連通する連通孔56が形成されているので、閉弁時には、消音室を共鳴室として用いることができる。その結果、低圧時の消音効果が向上する。
このように閉弁時に共鳴室36として利用している空間を、高圧時に膨張室およびリリーフ通路として利用することで、第1排出管54A,54Bの径を大きくすることなく、高圧時でも排気ガスGを効果的に排出できる。その結果、排気バルブ58の閉弁時に十分な消音効果が得られるとともに、開弁時に大きなエンジン出力を確保することができる。
共鳴室36は、図2の排気通路55における下流端部に連通している。これにより、開弁時に排気通路55の上流端と下流端とが共鳴室36を介して連通されることになるので、第2膨張室34をバイパスすることができる。
排気消音装置28は、前端から後端に向かって徐々に断面積が大きくなるように形成されているので、共鳴室36を排気消音装置28の後端に配置することで、共鳴室36の前後方向寸法を大きくすることなく、共鳴室36の容積を大きくできる。その結果、排気消音装置28の前後方向寸法が大きくなるのを抑制しつつ、共鳴室36の共鳴効果が高くなる。
排気バルブ58は、第1膨張室32側ではなく、共鳴室36側に配置されているので、排気バルブ58の弁体62が、第1膨張室32内の高温の排気ガスにさらされるのを防ぐことができる。
排気バルブ58の一部が、排気消音装置28の外部に位置しているので、排気バルブ58の温度上昇を抑制できる。
共鳴室36が、排気消音装置28の後壁46に隣接して配置され、排出通路92が後壁46を貫通して形成されているので、排出通路92を短くできるとともに、排気消音装置28の構造も簡潔になる。
排出通路92が、第1排出管54A,54Bと第2排出管94との二重管で構成されているので、排出通路92をコンパクトに構成できる。図2に示すように、排出通路92が2つ設けられ、その間に排気バルブ58が配置されているので、開弁時に排出通路92へ排気ガスGがスムーズに導かれる。
排出通路92が設けられることで、共鳴室36内の圧力が高くなり過ぎるのを防ぐことができる。これにより、第1膨張室32と共鳴室36との差圧が大きくなるので、差圧で開弁する排気バルブ58を好適に採用できる。
図4に示すばね体66を収容するばね収容室68の少なくとも一部が、排気消音装置28の外部に露出している。これにより、ばね体66が高温にさらされるのが抑制され、外気で冷却される。その結果、ばね体66の材料の選択肢が増えて設計の自由度が向上する。特に、ばね収容室68におけるばね体66が保持される部位、ばね体66が直接接している部分が、排気消音装置28の外部に露出しているので、ばね体の温度上昇を効果的に抑制できる。
弁体62とばね体66との間に、ばね収容室68に排気ガスが流入するのを防ぐ流入防止部材85が設けられている。これにより、ばね収容室68に高温の排気ガスGが流入するのを防ぐことができるので、ばね体66が高温にさらされるのが抑制される。さらに、流入防止部材85が弁ケース69の内部に配置されて、弁ケース69に覆われているので、流入防止部材85が共鳴室36内の排気ガスGに直接さらされることがない。
図4に2点鎖線で示すように、開弁時にばね受け板84が、ばねケース70と弁ケース69との段差72に当接して弁体62のストッパとして機能する。このように、簡単な構造でストッパを形成できる。
また、連結部材82を介してばね体当接板80と弁座当接板78とが間隔をあけて配置されているので、ばね体当接板80に排気ガスGからの熱が伝わるのを抑制できる。その結果、ばね体当接板80からばね受け板84を介してばね体66に伝わる熱も抑制されるので、ばね体66の温度上昇を抑制できる。さらに、連結部材82は筒形状で、その両端がばね体当接板80および弁座当接板78により閉塞されている。これにより、連結部材82の内部に空気層が形成されるので、ばね体当接板80に排気ガスからの熱が伝わるのを一層抑制できる。
しかも、ばね受け板84とばね体当接板80との間に、断熱材86が介装されているので、ばね体66の温度上昇をさらに抑制できる。さらに、ばね体当接板80は、ばね収容室68に排気ガスGが流入するのを防ぐ流入防止部材85を兼用しているので、簡単な構造で、前記流入防止部材85を実現できる。
弁ケース69が第2隔壁50に固着され、連結部材82およびばね体当接板80が弁ケース69の内周面に案内されて移動している。このように、弁ケース69を弁体62のガイドとして機能させることで、弁体62の開閉動作が円滑になる。
第2隔壁50における弁座64の周囲に、開弁時に弁口60を通った排気ガスGを共鳴室36内に導入する複数の導入通路88が形成されている。これにより、排気ガスGが円滑に共鳴室36内に導入され、排出通路92に導かれる。
図5に示す4つの導入通路88が周方向に並んで配置され、第2隔壁50における4つの導入通路88の間に、前記弁ケース69が固着される弁ケース固定部90が形成されている。これにより、弁ケース固定部90が弁体62の径方向の移動を規制する規制部材として機能するので、簡単な構造で、弁体62の径方向への移動を規制する規制部材90と、排気ガスGを共鳴室36内に導入する導入通路88とを形成できる。
図6は、本発明の第2実施形態に係る排気消音装置28Aの排気バルブ58Aを示す縦断面図である。第2実施形態に係る排気消音装置28Aの排気バルブ58Aは、断熱材86を備えていない点で図1〜5の第1実施形態と異なり、それ以外の構造は同じである。具体的には、図6の排気消音装置28Aでは、ばね体当接板80が、ばね受け板84を兼用しており、ばね体66がばね体当接板80に当接している。第2実施形態においても、前述の第1実施形態と同様の効果を奏する。さらに、第2実施形態によれば、排気バルブ58Aの構造が簡単になる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、種々の追加、変更または削除が可能である。例えば、排気バルブ58,58Aの構造は上記実施形態のものに限定されず、排気バルブは差圧弁でなくてもよく、また、弁体62が連結部材82を有さない円盤状のものであってもよい。その場合、弁体がコンパクトになる。また、第1排出管54A,54Bに連通孔56を設けなくてもよい。本発明は、エンジンの出力が高くなる過給エンジンに好適に用いられる。したがって、そのようなものも本発明の範囲内に含まれる。
28、28排気消音装置
30 ケーシング
32 第1膨張室(上流側膨張室)
34 第2膨張室
36 共鳴室(消音室)
50 第2隔壁(隔壁)
54A,54B 第1排出管
55 排気通路
56 連通孔
58、58A 排気バルブ
92 排出通路
94 第2排出管
94a 排出管の入口
E エンジン
G 排気ガス

Claims (5)

  1. エンジンの排気ガスが流入する2つ以上の消音室を有する排気消音装置に設けられる背圧バルブであって、
    隣接する一つの消音室と他の消音室との間の隔壁に設けられた弁座と、
    弁体と、
    一端部で前記弁体を前記弁座に押圧し、他端部で軸心方向の移動が規制されたばね体と、
    前記ばね体を収容するばね収容室と、
    前記ばね体の一端部に接触し、前記弁体と当接するばね受け板と、を備え、
    前記ばね収容室の少なくとも一部が、前記排気消音装置の外部に露出し、
    前記弁体は、他端部に設けられて前記ばね体に直接的または間接的に当接するばね体当接板を有し、
    前記ばね受け板および前記ばね体当接板の少なくとも一方が、前記ばね収容室に排気ガスが流入するのを防ぐ流入防止部材を構成し、
    前記ばね受け板と前記ばね体当接板との間に、断熱材が介装されている背圧バルブ。
  2. エンジンの排気ガスが流入する2つ以上の消音室を有する排気消音装置に設けられる背圧バルブであって、
    隣接する一つの消音室と他の消音室との間の隔壁に設けられた弁座と、
    弁体と、
    一端部で前記弁体を前記弁座に押圧し、他端部で軸心方向の移動が規制されたばね体と、
    前記ばね体を収容するばね収容室と、
    前記ばね体の一端部に接触し、前記弁体と当接するばね受け板と、を備え、
    前記ばね収容室の少なくとも一部が、前記排気消音装置の外部に露出し、
    前記弁体は、他端部に設けられて前記ばね体に直接的または間接的に当接するばね体当接板と、一端部に設けられて前記弁座に当接する弁座当接板と、前記ばね体当接板と前記弁座当接板とを連結する連結部材とを有し、
    前記ばね受け板および前記ばね体当接板の少なくとも一方が、前記ばね収容室に排気ガスが流入するのを防ぐ流入防止部材を構成し、
    前記ばね受け板と前記ばね体当接板との間に、断熱材が介装されている背圧バルブ。
  3. エンジンの排気ガスが流入する2つ以上の消音室を有する排気消音装置に設けられる背圧バルブであって、
    隣接する一つの消音室と他の消音室との間の隔壁に設けられた弁座と、
    弁体と、
    一端部で前記弁体を前記弁座に押圧し、他端部で軸心方向の移動が規制されたばね体と、
    前記ばね体を収容するばね収容室と、
    前記ばね体の一端部に接触し、前記弁体と当接するばね受け板と、
    前記ばね収容室と同心で前記ばね収容室よりも外径が大きく形成されて、内部を前記弁体が移動する弁ケースと、を備え、
    前記ばね収容室の少なくとも一部が、前記排気消音装置の外部に露出し、
    前記弁体は、他端部に設けられて前記ばね体に直接的または間接的に当接するばね体当接板と、一端部に設けられて前記弁座に当接する弁座当接板と、前記ばね体当接板と前記弁座当接板とを連結する連結部材とを有し、
    前記ばね受け板および前記ばね体当接板の少なくとも一方が、前記ばね収容室に排気ガスが流入するのを防ぐ流入防止部材を構成し、
    前記流入防止部材が、前記弁ケースの内部に配置され、
    前記弁ケースは前記隔壁に固定され、
    前記ばね体当接板が、前記弁ケースの内周面に案内されて移動する背圧バルブ。
  4. 請求項3に記載の背圧バルブにおいて、前記隔壁における前記弁座の周囲に、開弁時に弁口を通った排気ガスを前記1つの消音室内に導入する複数の導入通路が形成されている背圧バルブ。
  5. 請求項4に記載の背圧バルブにおいて、前記複数の導入通路は周方向に並んで配置され、
    前記隔壁における前記複数の導入通路の間に、前記弁ケースが固定される弁ケース固定部が形成され、
    前記弁ケース固定部が、前記弁体の径方向の移動を規制する規制部材として機能する背圧バルブ。
JP2014193602A 2014-09-24 2014-09-24 エンジンの排気消音装置の背圧バルブ Active JP6473306B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014193602A JP6473306B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 エンジンの排気消音装置の背圧バルブ
US14/854,644 US9695719B2 (en) 2014-09-24 2015-09-15 Exhaust muffler device for combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014193602A JP6473306B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 エンジンの排気消音装置の背圧バルブ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016065469A JP2016065469A (ja) 2016-04-28
JP2016065469A5 JP2016065469A5 (ja) 2017-06-08
JP6473306B2 true JP6473306B2 (ja) 2019-02-20

Family

ID=55805142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014193602A Active JP6473306B2 (ja) 2014-09-24 2014-09-24 エンジンの排気消音装置の背圧バルブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6473306B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57167216U (ja) * 1981-04-16 1982-10-21
JP2563930Y2 (ja) * 1993-03-22 1998-03-04 株式会社ユタカ技研 エンジン用マフラーのバルブ構造
JP3326996B2 (ja) * 1994-10-12 2002-09-24 日産自動車株式会社 自動車用排気消音装置
JP3264136B2 (ja) * 1994-05-09 2002-03-11 日産自動車株式会社 自動車用排気消音装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016065469A (ja) 2016-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9695719B2 (en) Exhaust muffler device for combustion engine
US7451854B2 (en) Exhaust flow rate control valve
RU2679062C2 (ru) Глушитель впускной системы (варианты)
JP4866440B2 (ja) 消音器
WO2012074893A3 (en) Snap-action valve for exhaust system
WO2017012839A1 (en) Silencer and vehicle engine including same
US7753168B2 (en) Muffler
JP2011169323A (ja) 消音器
US8215450B2 (en) Exhaust muffler device
US9752475B2 (en) Exhaust system for an internal combustion engine
JP2017106422A (ja) エンジンのマフラ
JP2008069664A (ja) タービンハウジング
JP6473306B2 (ja) エンジンの排気消音装置の背圧バルブ
JP6392605B2 (ja) エンジンの排気消音装置
JP7081144B2 (ja) エンジンの排気装置
JP2017057823A (ja) 過給機付エンジンの排気装置
JP5009333B2 (ja) 排気消音装置
JP6596394B2 (ja) 消音器
JP2008101479A (ja) 排気弁構造、排気系熱交換器、及び排気系構造
JP7274310B2 (ja) 消音器
JP2007205209A (ja) 内燃機関の消音装置
JP2019044674A (ja) 排気装置
JP4073859B2 (ja) 消音器
JPS59218322A (ja) 内燃機関の消音器
JP2015203364A (ja) 内燃機関用マフラー

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170418

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180409

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181029

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20181115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6473306

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250