JP2008097675A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008097675A
JP2008097675A JP2006275823A JP2006275823A JP2008097675A JP 2008097675 A JP2008097675 A JP 2008097675A JP 2006275823 A JP2006275823 A JP 2006275823A JP 2006275823 A JP2006275823 A JP 2006275823A JP 2008097675 A JP2008097675 A JP 2008097675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
circuit
bit line
semiconductor device
sense amplifiers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006275823A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Kajitani
一彦 梶谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Micron Memory Japan Ltd
Original Assignee
Elpida Memory Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elpida Memory Inc filed Critical Elpida Memory Inc
Priority to JP2006275823A priority Critical patent/JP2008097675A/ja
Priority to US11/905,723 priority patent/US20080084771A1/en
Publication of JP2008097675A publication Critical patent/JP2008097675A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C8/00Arrangements for selecting an address in a digital store
    • G11C8/10Decoders
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/70Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring
    • G11C29/78Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices
    • G11C29/84Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices with improved access time or stability
    • G11C29/848Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices with improved access time or stability by adjacent switching

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

【課題】 複数の単位ブロックに分割されたメモリセルアレイにシフト救済方式を適用する場合、高速動作が可能で救済効率が高い救済回路を備えた半導体装置を提供する。
【解決手段】 本発明の半導体装置は、メモリセルアレイを分割し少なくともビット線BLの延伸方向に並んで配置された複数のマット10と、各マット10に接続される複数のセンスアンプSAを含むセンスアンプ回路部20と、入出力ポート(P−0T、P−0B)と複数のセンスアンプSAとの接続を切り替え制御可能なスイッチ回路部21と、各マット10における不良メモリセルを特定する不良情報に基づき、不良メモリセルを有する不良ビット線に対応するセンスアンプSAを除外した所定数のセンスアンプSAと入出力ポート(P−0T、P−0B)との接続関係を保持するようにスイッチ回路部21を制御するヒューズ回路部22を備え、不良ビット線を冗長回路により置換して救済可能に構成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、メモリセルアレイにおける不良メモリセルを救済するための救済回路が設けられた半導体装置に関し、特に、シフト救済方式を採用したメモリセルアレイを有する半導体装置に関するものである。
DRAM等の半導体メモリの歩留まり向上を目的として、製造時に発生した不良を救済するための救済回路をメモリ回路に付加する構成が採用される。このような救済回路により、DRAMのテスト時に検知された不良メモリセルを冗長メモリセルによって置き換えることができる。汎用的なDRAMに適用される救済方式としては、不良アドレスを予め記憶保持し、アドレス比較回路により入力アドレスとの比較を行って、比較結果が合致した場合に冗長メモリセルに置き換える構成が一般的である。
一方、半導体装置の高機能化、高集積化に伴い、汎用的なDRAMに限らず、DRAM等のメモリ回路と他の論理回路が同一チップ上に混載された半導体装置が要望されている。DRAM回路と論理回路を混載する場合は、両者の間でビット幅の広いデータを高速に転送することが要求される。しかし、上記の一般的な救済方式を採用したDRAMは、アドレス比較回路の動作に時間を要するため、高速なデータ転送に支障を来たす。このようなアドレス比較回路が不要な救済方式として、従来からシフト救済方式が知られている(例えば、特許文献1参照)。このシフト救済方式は、複数のビット線と入出力線の間の接続を切り替え制御して、不良メモリセルが検知された不良ビット線の前後で接続関係をシフトするような制御を行うので、高速動作に適している。
特開2001−93293号公報
近年のDRAMの大容量化に伴い、メモリセルアレイにおけるアクセス単位であるマット(単位ブロック)が細分化され、メモリセルアレイを多数のマットに分割した構成が一般的となっている。このようなDRAMでは、全てのマットに対してカラムデコーダ及びカラム系の選択制御線は共通に配置されるのが通常の構成であるため、シフト救済方式を適用する場合、冗長ビット線、スイッチ回路、ヒューズ回路を含む救済回路も全てのマットに対して共通に配置される。しかしながら、このような構成のDRAMにおいて、特定のマットに不良ビット線が存在する場合、全てのマットにおいて、対応するビット線が冗長ビット線に置き換えられることになる。これにより、多数の正常なビット線が連動して置き換えられてしまう。従って、複数のマットに分割されたDRAMにシフト救済方式を適用することは、救済効率の低下につながり、コストの増大を招くという問題がある。
そこで、本発明はこれらの問題を解決するためになされたものであり、複数の単位ブロックに分割されたメモリセルアレイに対してシフト救済方式を適用する場合、救済効率の低下を招くことなく高速アクセスが可能な救済回路を具備する半導体装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の半導体装置は、複数のワード線と複数のビット線の交点に複数のメモリセルが形成されたメモリセルアレイを有する半導体装置であって、前記メモリセルアレイを分割し、少なくともビット線延伸方向に並んで配置された複数の単位ブロックと、各々の前記単位ブロックに設けられ、前記ビット線を介して各々の前記メモリセルのデータを増幅する複数のセンスアンプと、各々の前記単位ブロックのデータを入出力するための入出力ポートと前記複数のセンスアンプとの接続を切り替え制御可能なスイッチ回路と、各々の前記単位ブロックにおける不良メモリセルを特定する不良情報に基づき、前記不良メモリセルを有する不良ビット線に対応するセンスアンプを除外した所定数のセンスアンプと前記入出力ポートとの接続関係を保持するように前記スイッチ回路を制御する冗長選択回路とを備えて構成される。
このような構成により、メモリセルアレイを分割した複数の単位ブロックの各々に対し、複数のセンスアンプと入出力ポートの接続を切り替えるスイッチ回路が配置され、不良情報に応じた接続関係が保持されるように冗長選択回路により切り替え制御される。よって、不良ビット線を冗長回路により置き換えて救済するための救済回路は、メモリセルアレイ全体で共有されることなく単位ブロックの各々に対して独立に設けられ、単位ブロックごとに不良ビット線を救済することが可能となる。従って、複数の単位ブロックに分割されたメモリセルアレイにシフト救済方式を適用する場合、高速アクセスを維持しつつ救済効率の低下を有効に防止し、低コストかつ高い信頼性で不良を救済することができる。
本発明において、前記冗長選択回路は、電源とグランドの間に直列接続された複数のヒューズのうち隣接するヒューズ間の各ノードを経由して前記スイッチ回路に接続され、前記不良情報に基づいて選択された一のヒューズが切断されるように構成してもよい。
本発明において、前記単位ブロックの相補対をなす2本の前記ビット線によりビット線ペアが構成され、当該ビット線ペアと前記ワード線の2つの交点の一方に前記メモリセルが形成され、各々の前記センスアンプは1組の前記ビット線ペアに対応して配置されるようにしてもよい。
本発明において、前記入出力ポートは複数の端子により構成し、前記センスアンプを介して各々の前記ビット線ペアに対応する1対の端子が1ビットを担うようにしてもよい。
本発明において、前記複数のビット線と略平行に配線された複数の選択制御線を、入力されたカラムアドレスに応じて選択的に活性化するカラムデコーダを設け、前記スイッチ回路は、隣接する2本の前記選択制御線のうち前記冗長選択回路により選択された選択制御線に応じて、各々の前記センスアンプと前記1対の端子との間の接続を切り替え制御可能な複数の第1のスイッチを含めて構成してもよい。
本発明において、前記複数のビット線と交差する方向に配線された複数の選択制御線を、入力されたカラムアドレスに応じて選択的に活性化するカラムデコーダを設け、前記スイッチ回路は、共通接続された前記選択制御線に応じて、隣接する2対の前記端子のうち前記冗長選択回路により選択された端子と各々の前記センスアンプとの間の接続を切り替え制御可能な複数の第2のスイッチを含めて構成してもよい。
本発明において、前記複数のセンスアンプ、前記スイッチ回路、前記冗長選択回路が、前記単位ブロックのビット線延伸方向の両端側に略対称的に配置され、各々の前記ビット線ペアは前記両端側のいずれか一方の前記センスアンプと接続されるように構成してもよい。この場合、前記複数のセンスアンプ、前記スイッチ回路、前記冗長選択回路が、隣接する2つの前記単位ブロックにより共有されるように構成してもよい。
本発明において、N+1組の前記ビット線ペア及びこれに対応するN+1個のセンスアンプのうち、1組のビット線ペア及び1個のセンスアンプを冗長回路として設け、前記冗長選択回路は、1組の不良ビット線ペア及び対応する1つの前記センスアンプを前記冗長回路により置き換えて、N個の前記センスアンプと前記入出力ポートとの接続関係を保持するように前記スイッチ回路を制御してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の半導体装置は、複数のワード線と複数のビット線の交点に複数のメモリセルが形成されたメモリセルアレイを有する半導体装置であって、前記メモリセルアレイを分割し、少なくともビット線延伸方向に並んで配置された複数の単位ブロックと、各々の前記単位ブロックに設けられ、前記ビット線を介して各々の前記メモリセルのデータを増幅する複数のセンスアンプと、各々の前記単位ブロックのデータを入出力するための第1の入出力ポートと前記複数のセンスアンプとの接続を切り替え制御可能な第1のスイッチ回路と、各々の前記単位ブロックのデータを入出力するための第2の入出力ポートと前記複数のセンスアンプとの接続を切り替え制御可能な第2のスイッチ回路と、各々の前記単位ブロックにおける不良メモリセルを特定する不良情報に基づき、前記不良メモリセルを有する不良ビット線に対応するセンスアンプを除外した所定数のセンスアンプと前記第1の入出力ポートとの接続関係を保持するように前記第1のスイッチ回路を制御するとともに、当該所定数のセンスアンプと前記第2の入出力ポートとの接続関係を保持するように前記第2のスイッチ回路を制御する冗長選択回路とを備えて構成される。
本発明において、前記複数のビット線と略平行に配線された複数の第1の選択制御線を、入力されたカラムアドレスに応じて選択的に活性化する第1のカラムデコーダと、前記複数のビット線と交差する方向に配線された複数の第2の選択制御線を、入力されたカラムアドレスに応じて選択的に活性化する第2のカラムデコーダとを設け、前記第1のスイッチ回路は、前記第1の選択制御線に応じて切り替え制御され、前記第2のスイッチ回路は、前記第2の選択制御線に応じて切り替え制御されるように構成してもよい。
本発明において、前記第2の入出力ポートのビット幅を、前記第1の入出力ポートのビット幅より大きくしてもよい。
本発明において、前記単位ブロック、前記複数のセンスアンプ、前記第1のスイッチ回路、前記第2のスイッチ回路、前記冗長選択回路を含むメモリブロックを構成し、複数の前記メモリブロックに対して前記第1のカラムデコーダと前記第2のカラムデコーダを配置してメモリ回路を構成してもよい。この場合、前記複数のメモリブロックをビット線方向及びビット線直交方向に配置し、それぞれの前記第1の入出力ポートを共通の入出力線を介して相互接続し、それぞれの前記第2の入出力ポートを共通の入出力線を介して相互接続してもよい。さらに、前記第1の入出力ポートを外部接続し、前記第2の入出力ポートを内部の論理回路に接続してもよい。
本発明によれば、メモリセルアレイを分割した複数の単位ブロックのそれぞれに対し、複数のセンスアンプ、スイッチ回路、冗長選択回路を付加することで、不良ビット線の救済回路が構成される。よって、アドレス比較が不要なシフト救済方式を適用する場合、メモリセルアレイの全体に比べてビット線の延伸方向の長さが細分化された単位ブロックに対して救済回路が設けられるので、不良ビット線の救済効率を向上させることができる。特に、メモリ回路と論理回路が混載された半導体装置に適用する場合には、アドレス比較回路が不要であるためメモリ回路と論理回路の間の高速なデータ転送を確保しつつ、低コストかつ高性能の半導体装置を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ここでは、半導体メモリとしてのDRAMと論理回路を混載して構成される半導体装置に対して本発明を適用する場合の形態として、第1〜第3実施形態を順次説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態においては、汎用的な入出力インターフェースを備えたDRAMに対して本発明を適用する場合を説明する。図1は、第1実施形態のDRAMの概略構成を示すブロック図である。図1に示すDRAMは、4つのマット10と、各マット10に隣接する5つのマット周辺カラム系回路11と、マット10ごとの4つのロウデコーダ12と、カラムデコーダ13と、アレイ制御回路14と、リフレッシュアドレスカウンタ15と、データ入出力回路16を含んで構成される。なお、実際のメモリセルアレイは、所定数のマット10をそれぞれ含む複数のバンクに区分され、各バンク単位で動作が制御されるが、図1ではバンクの区分は図示されていない。
マット10は、メモリセルアレイを分割した単位ブロックであり、複数のビット線とこれに直交する複数のワード線の交点に形成された多数のメモリセルからなる。図1に示すように、4つのマット10がビット線延伸方向に並んで配置されている。第1実施形態では、不良メモリセルを救済するための冗長メモリセルが、各マット10内の1組又は2組のビット線ペアに設けられている。実際に、DRAMにおいて特定のビット線ペアに不良メモリセルが検知された場合、後述の回路構成に基づいて冗長メモリセルを有する上記のビット線ペアにより置き換えられる。
一方、マット10の両側には、センスアンプやスイッチ回路等のカラム系の回路群を含むマット周辺カラム系回路11が配置されている。両端を除いた3つのマット周辺カラム系回路11は隣接する2つのマット10に共有されている。一方、両端の2つのマット周辺カラム系回路11は、1つのマット10のみに付随する。このような構成は、共有センスアンプ方式の採用を前提としたものである。
4つのロウデコーダ12は、各マット10のワード線延伸方向の一端にそれぞれ配置され、入力されたロウアドレスに対応するマット10ごとのワード線を選択する。カラムデコーダ13は、4つのマット10のビット線延伸方向の一端に配置され、入力されたカラムアドレスに対応するビット線を選択する。図1の構成においては、ビット線を選択するための複数の選択制御線がカラムデコーダ13から各マット10に共通に配線されているが、詳細な構成については後述する。
アレイ制御回路14は、外部から入力される制御コマンドに応じて、各マット10及び各マット周辺カラム系回路11の動作を制御する。また、アレイ制御回路14は、各ロウデコーダ12に対してロウアドレスに基づくワード線選択信号を供給し、各マット周辺カラム系回路11に対して動作制御のための制御信号を供給する。一方、リフレッシュアドレスカウンタ15は、リフレッシュ動作の対象となるワード線に対応するリフレッシュアドレスをカウントアップし、アレイ制御回路14に送出する。
データ入出力回路16は、各マット周辺カラム系回路11を介して各マット10のカラムアドレスに対応するリードデータ/ライトデータを外部との間で入出力する。第1実施形態では、汎用的な入出力インターフェースに従い、データ入出力回路16により入出力されるデータは後述するようにビット幅が狭くなっている。
図1の例では、4つのマット10が並んで配置された構成を示しているが、マット10の数は4つに限られず、ビット線延伸方向に並んで配置されたN個のマット10と、隣接する2つのマット10に共有されるN−1個のマット周辺カラム系回路11と、両端に位置する2つのマット周辺カラム系回路11を含む構成に対して本発明を適用することができる。
次に、第1実施形態のDRAMの要部構成について図2及び図3を参照して説明する。以下では、図1の構成のうち、1つのマット10とその両側の2つのマット周辺カラム系回路11及びカラムデコーダ13を含む回路部分の構成を具体的に説明する。それぞれ、図2がマット10の詳細な構成に対応し、図3がマット周辺カラム系回路11の詳細な構成に対応する。なお、マット周辺カラム系回路11は、センスアンプ回路部20、スイッチ回路部21、ヒューズ回路部22に区分される。
図2に示すように、マット10においては、複数のワード線WLとそれに直交する複数のビット線BLが配置され、ワード線WLとビット線BLの交点に多数のメモリセルMCが形成されている。図2では説明の便宜上、マット10内に8本のワード線WLと20本のビット線BLが配置される例を示しているが、実際には、より多数のワード線WLとビット線BLを配置してマットが構成される。
ビット線BLは相補対をなす2本が1組となってビット線ペアBPを構成する。図2に示すように、各ビット線ペアBPと1本のワード線WLの2つの交点のうち、いずれかの交点にのみ1つのメモリセルMCが形成される。従って、図1では160個(8×20)の交点が存在するので、その半数の80個のメモリセルMCが形成されることになる。一般には、マット10内にM本のワード線WLとN本のビット線BLが配置される場合、M×N/2個のメモリセルMCが形成され、全部でM×N/2ビットのデータを記憶保持することができる。なお、図1のメモリセルMCの各交点への配置パターンは一例であり、同様のデータを記憶保持し得る多様な配置パターンを採用することができる。
センスアンプ回路部20には、それぞれ5組のビット線ペアBPに対応する複数のセンスアンプSAが含まれる。すなわち、1本置きの2本のビット線BLが全部で10組のビット線ペアBPを構成し、そのうちの5組のビット線ペアBPが左側の5個のセンスアンプSAに接続され、残りの5組のビット線ペアBPが右側の5個のセンスアンプSAに接続される。各々のセンスアンプSAは、接続されるビット線ペアBPを介してメモリセルMCの蓄積電荷により生じる微小電位を増幅し、メモリセルMCに再書き込みするように動作する。
次に、図3のスイッチ回路部21は、ビット線ペアBPに対応する複数の第1スイッチSW1を含んで構成される。それぞれの第1スイッチSW1は、ビット線ペアBPに対応するセンスアンプSAの両端と、入出力ポートに接続される一対の入出力線23T、23Bとの間の接続状態を制御するために配置されている。ここで、第1スイッチSW1の回路構成を拡大して図4に示す。
図4に示すように、第1スイッチSW1は、8つのNMOSトランジスタN11〜N18から構成され、1対の入力端子T11、T12と、1対の出力端子T13、T14と、4つの制御用の端子T15、T16、T17、T18が設けられている。入力端子T11、T12はセンスアンプSAの両端と接続され、出力端子T13、T14は、一対の入出力線23T、23Bと接続される。一方の入力端子T11と一方の出力端子T13の間は、2つのNMOSトランジスタN11、N12が直列接続される第1のパスと、2つのNMOSトランジスタN13、N14が直列接続される第2のパスにより結ばれる。また、他方の入力端子T12と他方の出力端子T14の間は、2つのNMOSトランジスタN15、N16が直列接続される第1のパスと、2つのNMOSトランジスタN17、N18が直列接続される第2のパスにより結ばれる。
端子T15は2つのNMOSトランジスタN11、N15の各ゲートに接続され、端子T16は2つのNMOSトランジスタN12、N16の各ゲートに接続される。また、端子T17は2つのNMOSトランジスタN13、N17の各ゲートに接続され、端子T18は2つのNMOSトランジスタN14、N18の各ゲートに接続される。このような構成により、入力から出力に至る2系統のパスが切り替え制御される。まず、上側の端子T15、T16がともにハイに制御され、かつ下側の端子T17、T18の少なくとも一方がローに制御されると、入力端子T11、T12と出力端子T13、T14の間は上述の第1のパスを経由して接続される。これに対し、下側の端子T17、T18がともにハイに制御され、かつ上側の端子T15、T16の少なくとも一方がローに制御されると、入力端子T11、T12と出力端子T13、T14の間は上述の第2のパスを経由して接続される。
なお、マット10に対する書き込み動作の場合は、第1スイッチSW1の入出力関係は逆になり、入力端子T11、T12が出力端子として機能し、出力端子T13、T14が入力端子として機能する。
図3に戻って、図4のように構成される第1スイッチSW1により、上述の入力端子T11、T12に接続されるセンスアンプSAの両端と、上述の出力端子T13、T14に接続される入出力線23T、23Bとの間の接続を、第1のパス又は第2のパスのいずれかに切り替えることができる。各スイッチ回路部21に含まれる5個の第1スイッチSW1において、端子T15〜T18の状態を適切に制御することにより、後述するように、5組のビット線ペアBPのうちの1組を、入出力線23T、23Bと常に非接続の状態に保つことができる。なお、両側のスイッチ回路部21においては、それぞれの第1スイッチSW1が対称的な接続関係となっている。
図2に示すカラムデコーダ13からは、4本の選択制御線YS1〜YS4が出力され、カラムアドレスに応じて選択制御線YS1〜YS4の1本が選択的に活性化される。4本の選択制御線YS1〜YS4は、概ねビット線BLの方向に沿って配線され、スイッチ回路部21において隣接する2つの第1スイッチSW1のうち、一方の端子T15(図3の上側)及び他方の端子T17(図3の下側)にそれぞれ接続される。両側の第1スイッチSW1の対称性から、選択制御線YS1〜YS4の各々は、全部で4つの接続用端子T15又はT17に接続されている。
図3に示す1対の入出力線23T、23Bは、概ねビット線BLと直交方向に配線され、一端が入出力ポートとして規定されている。すなわち、一方の入出力線23Tに対応する端子P−0Tと他方の入出力線23Bに対応する端子P−0Bとにより、1ビットを担う入出力ポートが構成される。そして、スイッチ回路部21により選択された1組のビット線ペアBPのデータが、入出力線23T、23Bを経由して入出力ポートとの間で伝送される。入出力線23T、23B及び入出力ポートは、両側のスイッチ回路部21について対称的に配置され、外部の共通ノード(不図示)で接続されている。
次に、図3のヒューズ回路部22は、メモリセルアレイ10のテスト時に得られる不良情報に従って選択的に切断される5つのヒューズFを配置した回路であり、本発明の冗長選択回路として機能する。5つのヒューズFは、電源に接続された抵抗Rとグランドの間に直列接続され、隣接する2つのヒューズF間のノードNが直列形態に接続される2段のインバータIa、Ibの入力に接続される。隣接する2つの第1スイッチSW1に対し、前段のインバータIaの出力が一方の第1スイッチSW1の端子T16に接続され、後段のインバータIbの出力が他方の第1スイッチSW1の端子T18に接続される。
半導体装置のテスト時の不良メモリセルの検知結果に応じて、5つヒューズFの中から選択された1つのヒューズFが切断される。例えば、外部から目的のヒューズFにレーザを照射して加熱することにより切断する方法がある。5つのヒューズFが非切断の状態のときは全ての上記ノードNがローに保持されるが、いずれかのヒューズFが切断されたときは、その位置を基準に上部の各ノードNは抵抗Rを介してハイとなり下部の各ノードNはローとなる。
以下、図5〜図10を用いて、ヒューズ回路部22の状態とスイッチ回路部21の切り替えに基づき制御されるマット周辺カラム系回路11の救済動作について説明する。図5の表においては、不良メモリセルが検知されたビット線ペアBPの位置と、切断されるヒューズFと、第1スイッチSW1の端子T16、T18の制御状態の関係を示している。ここで、5組のビット線ペアBPと、5つの第1スイッチSW1と、5つのヒューズFにそれぞれ番号を付加して表すものとする。図3においては、左側のセンスアンプ回路部20に接続されるビット線ペアBPを図3の上側から順にビット線ペアBP0、BP1、BP2、BP3、BP4と表記し、5つの第1スイッチSW1を図3の上側から順にSW1(0)、SW1(1)、SW1(2)、SW1(3)、SW1(4)と表記し、5つのヒューズFを図3の上側から順にF0、F1、F2、F3、F4と表記する。
図5の状態1Aは、不良メモリセルを含むビット線ペアBPが存在しない場合に対応し、最上部のヒューズF0が切断される。4つのノードNは、ヒューズF0を切断するか否かに関わらずローになるが、この場合は抵抗Rを経由して無駄な電流が流れることを防止するためヒューズF0を切断するものである。この状態1Aでは、4つの第1スイッチSW1(1)〜(4)の各端子T16は、各インバータIaを介してハイに制御され、4つの第1スイッチSW1(0)〜(3)の各端子T18は、各インバータIbを介してローに制御される。なお、図3に示されるように、第1スイッチSW1(0)の端子T16と第1スイッチSW1(4)の端子T18は、ともにローに固定されている。
一方、図5の状態1B〜1Eは、ビット線ペアBP1〜BP4のいずれかに不良メモリセルが検知される場合に対応し、番号が対応するヒューズF1〜F4のいずれかが切断される。なお、最上部のビット線ペアBP0については、対応するセンスアンプSAとともに冗長回路として設けられているので、不良メモリセルが存在したとしても、状態1Aに従って制御される。
図5に示すように、不良ビット線ペアに対応して切断されるヒューズFの位置が変わることに伴い、5つの第1スイッチSW1(0)〜(4)に対し、それぞれの端子T16、T18の状態が切り替わる。すなわち、切断されるヒューズFの番号に対応する第1スイッチSW1は端子T16、T18がともにローに制御され、そこを基準に、番号が小さい第1スイッチSW1は端子T16がローかつ端子T18がハイに制御され、番号が大きい第1スイッチSW1は端子T16がハイかつ端子T18がローに制御される。
図6〜図10では、図5の表に対応して、状態1A〜1Eのそれぞれに制御されたときの左側のマット周辺カラム系回路11の回路構成と等価な接続状態を示している。図6は、図5の状態1Aに対応する接続状態図である。図6において、カラムデコーダ13から出力される4本の選択制御線YS1〜YS4が、最上部の第1スイッチSW1(0)を除いた4つの第1スイッチSW1(1)〜(4)を切り替え制御する。そして、選択制御線YS1〜YS4のいずれか1本が選択されると、対応する第1スイッチSW1のパスが形成され、センスアンプSAの両端が一対の入出力線23T、23Bに直結される。このように、不良メモリセルが検知されない正常な動作においては、冗長回路としてのビット線ペアBP0が非接続となる。
図7は、図5の状態1Bに対応する接続状態図である。図7に示すように、上述の4本の選択制御線YS1〜YS4が、2番目に位置する第1スイッチSW1(1)を除いた4つの第1スイッチSW1(0)、(2)〜(4)を切り替え制御し、選択制御線YS1〜YS4のうちの選択された1本に対応して上記と同様に第1スイッチSW1のパスが形成される。このように、2番目のビット線ペアBP1に不良メモリセルが検知される場合、ビット線ペアBP1が隣接する冗長回路としてのビット線ペアBP0にシフトした状態で使用される。
図8は、図5の状態1Cに対応する接続状態図である。図8に示すように、上述の4本の選択制御線YS1〜YS4が、3番目に位置する第1スイッチSW1(2)を除いた4つの第1スイッチSW1(0)、(1)、(3)、(4)を切り替え制御し、選択制御線YS1〜YS4のうちの選択された1本に対応して上記と同様に第1スイッチSW1のパスが形成される。このように、3番目のビット線ペアBP2に不良メモリセルが検知される場合、2組のビット線ペアBP1、2が冗長回路の方向の2組のビット線ペアBP0、1にシフトした状態で使用される。
図9は、図5の状態1Dに対応する接続状態図である。図9に示すように、上述の4本の選択制御線YS1〜YS4が、4番目に位置する第1スイッチSW1(3)を除いた4つの第1スイッチSW1(0)〜(2)、(4)を切り替え制御し、選択制御線YS1〜YS4のうちの選択された1本に対応して上記と同様に第1スイッチSW1のパスが形成される。このように、4番目のビット線ペアBP3に不良メモリセルが検知される場合、3組のビット線ペアBP1〜3が冗長回路の方向の3組のビット線ペアBP0〜2にシフトした状態で使用される。
図10は、図5の状態1Eに対応する接続状態図である。図10に示すように、上述の4本の選択制御線YS1〜YS4が、5番目に位置する第1スイッチSW1(4)を除いた4つの第1スイッチSW1(0)〜(3)を切り替え制御し、選択制御線YS1〜YS4のうちの選択された1本に対応して上記と同様に第1スイッチSW1のパスが形成される。このように、5番目のビット線ペアBP4に不良メモリセルが検知される場合、4組のビット線ペアBP1〜4が冗長回路の方向の4組のビット線ペアBP0〜3にシフトした状態で使用される。
なお、図6〜図10においては、左側のマット周辺カラム系回路11における救済動作について説明したが、右側のマット周辺カラム系回路11についても対称的な動作を想定して同様に考えることができる。この場合、左側のマット周辺カラム系回路11により1組のビット線ペアBPの不良が救済できるが、それとは独立に右側のマット周辺カラム系回路11により他の1組のビット線ペアBPの不良が救済できる。よって、マット10全体では2組のビット線ペアBPの不良を救済することができる。
以上説明したように、第1実施形態のDRAMは、メモリアレイを分割したマット10ごとに、それぞれ冗長回路を設けて不良ビット線の救済動作を行うことができる。よって、第1実施形態のDRAMにおいては各マット10が救済単位となり、特定のマット10内で不良ビット線が存在する場合であっても、他のマット10に影響が及ばない。そのため、従来の構成では複数の不良ビット線を救済できない場合であっても、第1実施形態の構成では、異なるマット10に分散して存在する複数の不良ビット線を個別に救済可能となり、全体の救済効率を向上させることができる。また、マット10内でシフト救済方式を採用しているのでアドレス比較回路が不要となり、高速な救済動作により入出力ポートを経由する転送時間を高速に保つことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態においては、内部接続用のビット幅の広い入出力インターフェースを備えたDRAMに対して本発明を適用する場合を説明する。図11は、第2実施形態のDRAMの概略構成を示すブロック図である。図11に示すDRAMは、4つのマット10と、5つのマット周辺カラム系回路31と、4つのロウデコーダ12と、カラムデコーダ32と、アレイ制御回路14と、リフレッシュアドレスカウンタ15と、データ入出力回路33を含んで構成される。第1実施形態の図1と比較すると、マット周辺カラム系回路31、カラムデコーダ32、データ入出力回路33の構成が異なるが、それ以外については共通の構成となっているので説明を省略する。
5つのマット周辺カラム系回路31は、図1と同様に配置されるが、後述するようにスイッチ回路部の構成が異なっている。カラムデコーダ32は、4つのマット10のビット線直交方向の一端に配置され、入力されたカラムアドレスに対応するビット線を選択するために出力される所定数の選択制御線がビット線BLと交差する方向に配線されている。データ入出力回路33は、各マット周辺カラム系回路31を介して各マット10のデータを外部との間で入出力するが、その入出力線が広いビット幅に対応するためにビット線BLの方向に沿って配線されている。なお、それぞれの具体的な構成及び動作については後述する。
次に、第2実施形態のDRAMの要部構成について図12を参照して説明する。ここでは、主に両側の2つのマット周辺カラム系回路31及びカラムデコーダ32を含む回路部分の構成について具体的に説明する。図12に示すように、マット周辺カラム系回路31は、センスアンプ回路部20、スイッチ回路部41、ヒューズ回路部22に区分される。なお、マット10の構成と、マット周辺カラム系回路31におけるセンスアンプ回路部20及びヒューズ回路部22の構成は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
図12に示すスイッチ回路部41は、ビット線ペアBPに対応する複数の第2スイッチSW2を含んで構成される。それぞれの第2スイッチSW2は、ビット線ペアBPに対応するセンスアンプSAの両端と入出力ポートとの間の接続状態を制御するために配置されている。ここで、第2スイッチSW2の回路構成を拡大して図13に示す。
図13に示すように、第2スイッチSW2は、6つのNMOSトランジスタN21〜N26から構成され、1対の入力端子T21、T22と、2対の出力端子T23、T24、T25、T26と、4つの制御用の端子T27、T28、T29、T30が設けられている。入力端子T21、T22はセンスアンプSAの両端と接続され、出力端子T23〜T26は、T23、T24又はT25、T26のいずれか2つが入出力ポートに接続される。入力端子T21からは、NMOSトランジスタN21を挟んで分岐し、一方のパスがNMOSトランジスタN22を挟んで出力端子T23に接続され、他方のパスがNMOSトランジスタN23を挟んで出力端子T25に接続される。同様に、入力端子T22からは、NMOSトランジスタN24を挟んで分岐し、一方のパスがNMOSトランジスタN25を挟んで出力端子T24に接続され、他方のパスがNMOSトランジスタN26を挟んで出力端子T26に接続される。
共通接続される2つの端子T27、T29は、2つのNMOSトランジスタN21、N24の各ゲートに接続される。また、端子T28は2つのNMOSトランジスタN22、N25の各ゲートに接続され、端子T30は2つのNMOSトランジスタN23、N26の各ゲートに接続される。このような構成により、入力から出力に至る2系統のパスが切り替え制御される。まず、端子T27(T29)、T28がハイ、かつ端子T30がローに制御されると、入力端子T21、T22が上側の出力端子T23、T24に接続される。これに対し、端子T27(T29)、T30がハイ、かつ端子T28がローに制御されると、入力端子T21、T22が下側の出力端子T25、T26に接続される。
図12に戻って、図13のように構成される第2スイッチSW2により、上述の入力端子T21、T22に接続されるセンスアンプSAの両端と、上述の出力端子T23〜T26に接続される入出力ポートの端子の組み合せを選択的に切り替えることができる。各スイッチ回路部41に含まれる5個の第2スイッチSW2において、端子T27〜T30の状態を適切に制御することにより、後述するように、5組のビット線ペアBPのうちの1組を入出力ポートと常に非接続の状態に保つことができる。なお、両側のスイッチ回路部41において、それぞれの第2スイッチSW2が対称的な接続関係となっている。
図12に示すカラムデコーダ32からは、2本の選択制御線S1、S2が出力され、カラムアドレスに応じて選択制御線S1、S2の1本が選択的に活性化される。2本の選択制御線S1、S2は、概ねビット線BLの直交方向に沿って配線され、一方の選択制御線S1が左側のスイッチ回路部41の5つの第2スイッチSW2の各端子T27、T29に共通に接続され、他方の選択制御線S2が右側のスイッチ回路部41の5つの第2スイッチSW2の各端子T27、T29に共通に接続される。
スイッチ回路部41において規定される入出力ポートは、4対のポート(各1対がT側とB側のポートからなる)を含んでいる。すなわち、1対の端子P−0T、P−0Bと、1対の端子P−1T、P−1Bと、1対の端子P−2T、P−2Bと、1対の端子P−3T、P−3Bにより入出力ポートが構成され、全部で4ビットのデータを担う。各々の1対のポートは、隣接する2つの第2スイッチSW2のうち、一方の端子T25及び他方の端子T23にT側のポートが接続され、一方の端子T26及び他方の端子T24にB側のポートが接続される。なお、入出力ポートは、両側のスイッチ回路部41について共通に設定され、外部の共通ノード(不図示)で接続されている。
図12のヒューズ回路部22は、第1実施形態の場合と同様の構成を備え、かつ同様に動作する。そして、隣接する2つの第2スイッチSW2に対し、前段のインバータIaの出力が一方の第2スイッチSW2の端子T28に接続され、後段のインバータIbの出力が他方の第2スイッチSW2の端子T30に接続される。
以下、図14〜図19を用いて、ヒューズ回路部22の状態とスイッチ回路部41の切り替えに基づき制御されるマット周辺カラム系回路31の救済動作について説明する。図14の表においては、不良メモリセルが検知されたビット線ペアBPの位置と、切断されるヒューズFと、第2スイッチSW2の端子T28、T30の制御状態の関係を示している。なお5組のビット線ペアBPと、5つの第2スイッチSW2と、5つのヒューズFに対しては、図5の場合と同様の番号を付加して表すものとする。
図14の状態2Aは、図5の状態1Aと同様、不良メモリセルを含むビット線ペアBPが存在しない場合に対応し、最上部のヒューズF0が切断される。この状態2Aでは、4つの第2スイッチSW2(1)〜(4)の各端子T28は、各インバータIaを介してハイに制御され、4つの第2スイッチSW2(0)〜(3)の各端子T30は、各インバータIbを介してローに制御される。なお、図12に示されるように、第2スイッチSW2(0)の端子T28と第2スイッチSW2(4)の端子T30は、ともにローに固定されている。
一方、図14の状態2B〜2Eは、ビット線ペアBP1〜BP4のいずれかに不良メモリセルが検知される場合に対応し、番号が対応するヒューズF1〜F4のいずれかが切断される。図14に示すように、不良ビット線ペアに対応して切断されるヒューズFの位置が変わることに伴い、5つの第2スイッチSW2(0)〜(4)に対し、それぞれの端子T28、T30の状態が切り替わる。すなわち、切断されるヒューズFの番号に対応する第2スイッチSW2は端子T28、T30がともにローに制御され、そこを基準に、番号が小さい第2スイッチSW2は端子T28がローかつ端子T30がハイに制御され、番号が大きい第2スイッチSW2は端子T28がハイかつ端子T30がローに制御される。
図15〜図19では、図14の表に対応させて、状態2A〜2Eのそれぞれに制御されたときの左側のマット周辺カラム系回路31の回路構成と等価な接続状態図を示している。図15は、図14の状態2Aに対応する接続状態図である。図15において、カラムデコーダ32から出力される1本の選択制御線S1が、全ての第2スイッチSW2(0)〜(4)に共通に接続されるとともに、入出力ポートのうち4対の端子P−0T(B)、P−1T(B)、P−2T(B)、P-3T(B)が、順に4つの第2スイッチSW2(1)〜(4)のパスに接続されている。一方、第2スイッチSW2(0)のパスには入出力ポートが接続されない。このように、不良メモリセルが検知されない正常な動作においては、冗長回路としてのビット線ペアBP0が非接続となる。
図16は、図14の状態2Bに対応する接続状態図である。図16に示すように、入出力ポートの上述の4対のP−0T(B)、P−1T(B)、P−2T(B)、P-3T(B)が、2番目に位置する第2スイッチSW2(1)を除いた4つの第2スイッチSW2(0)、(2)〜(4)のパスに接続されている。このように、2番目のビット線ペアBP1に不良メモリセルが検知される場合、ビット線ペアBP1が隣接する冗長回路としてのビット線ペアBP(0)にシフトした状態で使用される。
図17は、図14の状態2Cに対応する接続状態図である。図17に示すように、入出力ポートの上述の4対のP−0T(B)、P−1T(B)、P−2T(B)、P-3T(B)が、3番目に位置する第2スイッチSW2(2)を除いた4つの第2スイッチSW2(0)、(1)、(3)、(4)のパスに接続されている。このように、3番目のビット線ペアBP2に不良メモリセルが検知される場合、2組のビット線ペアBP1、2が冗長回路の方向の2組のビット線ペアBP0、1にシフトした状態で使用される。
図18は、図14の状態2Dに対応する接続状態図である。図18に示すように、入出力ポートの上述の4対のP−0T(B)、P−1T(B)、P−2T(B)、P-3T(B)が、4番目に位置する第2スイッチSW2(3)を除いた4つの第2スイッチSW2(0)〜(2)、(4)のパスに接続されている。このように、4番目のビット線ペアBP3に不良メモリセルが検知される場合、3組のビット線ペアBP1〜3が冗長回路の方向の3組のビット線ペアBP0〜2にシフトした状態で使用される。
図19は、図14の状態2Eに対応する接続状態図である。図19に示すように、入出力ポートの上述の4対のP−0T(B)、P−1T(B)、P−2T(B)、P-3T(B)が、5番目に位置する第2スイッチSW2(4)を除いた4つの第2スイッチSW2(0)〜(3)のパスに接続されている。このように、5番目のビット線ペアBP4に不良メモリセルが検知される場合、4組のビット線ペアBP1〜4が冗長回路の方向の4組のビット線ペアBP0〜3にシフトした状態で使用される。
なお、図15〜図19においては、左側のマット周辺カラム系回路31における救済動作について説明したが、右側のマット周辺カラム系回路31についても対称的な動作を想定して同様に考えることができる。この場合、第1実施形態の場合と同様、両側の2つのマット周辺カラム系回路31により、左右1組ずつ併せて2組のビット線ペアBPの不良が救済できる。よって、マット10全体では2組のビット線ペアBPの不良を救済することができる。
以上説明したように、第2実施形態のDRAMは、第1実施形態と同様の作用効果に加えて、ビット幅の広い入出力ポートを採用したDRAMにおいて救済効率を向上させることができる。よって、特に多数のビット線BLを配置してマット10を構成する場合、シフト救済方式の採用により入出力ポートを介した転送時間を高速に保つことができ、DRAM回路と論理回路が混載される構成に適用する場合に有利となる。
(第3実施形態)
第3実施形態においては、汎用的なビット幅の狭い入出力インターフェースと、内部接続用のビット幅の広い入出力インターフェースの両方を備えたDRAMに対して本発明を適用する場合を説明する。まず、第3実施形態のDRAMの概略構成については、第1実施形態の図1又は第2実施形態の図11に含まれる構成要素を全て備えることを前提とする。よって、以下に述べるように、カラムアドレスデコーダ、スイッチ回路部、入出力ポートについてはそれぞれ2系統が併設される。
図20は、第3実施形態のDRAMの要部構成を示す図である。第3実施形態においては、第1実施形態のマット周辺カラム系回路11と、第2実施形態のマット周辺カラム系回路31が一体化されたマット周辺カラム系回路51を備えている。このマット周辺カラム系回路51には、センスアンプ回路部20と、第1実施形態のスイッチ回路部21と、第2実施形態のスイッチ回路部41と、ヒューズ回路部22を含んでいる。なお、図20においては、マット10の左側のマット周辺カラム系回路51のみを示しているが、マット10の右側にもマット周辺カラム系回路51が概ね対称的に配置されている。
マット周辺カラム系回路51に含まれる個々の構成要素については、第1実施形態あるいは第2実施形態と同様である。一方、第3実施形態では、ビット線ペアBPがセンスアンプSAの付近で分岐し、一方がスイッチ回路部21の第1スイッチSW1の入力側に接続され、他方がスイッチ回路部41の第2スイッチSW2の入力側に接続される。第1スイッチSW1の出力側は、第1実施形態と同様に規定される入出力ポート(以下、第1入出力ポートと呼ぶ)に接続され、第2スイッチSW2の出力側は、第2実施形態と同様に規定される入出力ポート(以下、第2入出力ポートと呼ぶ)に接続される。なお、第1入出力ポートの各端子をP1―0T(B)と表記し、第2入出力ポートの端子をP2−0T(B)、P2−1T(B)、P2−2T(B)、P2−3T(B)と表記している。
第1実施形態のカラムデコーダ13に対応する第1カラムデコーダ52からは、4本の選択制御線YS1〜YS4が出力され、それぞれ異なる組合せで隣接する2つの第1スイッチSW1と接続されている。一方、第2実施形態のカラムデコーダ32に対応する第2カラムデコーダ53からは、選択制御線S1、S2が出力され、そのうちの選択制御線S1が5つの第2スイッチSW2と共通接続される。
ヒューズ回路部22の構成は、第1実施形態及び第2実施形態と同様であるが、各々の2段のインバータIa、Ibの出力側で分岐し、一方が各第1スイッチSW1の端子T16、T18と接続され、他方が各第2スイッチSW2の端子T28、T30と接続されている。よって、ヒューズ回路部22のヒューズFを選択的に切断にすることにより、各ビット線ペアBPに対する第1入出力ポート及び第2入出力ポートの接続状態が同時に制御されることになる。
なお、第3実施形態におけるマット周辺カラム系回路51の具体的な救済動作については、第1実施形態の図5〜図10と第2実施形態の図14〜図19のそれぞれが反映されたものになる。
次に、第3実施形態の構成を発展させ、DRAM回路と論理回路が混載された半導体装置を構成する場合の変形例について説明する。図20の要部構成におけるマット10及びその両側のマット周辺カラム系回路51を基本単位とし(以下、メモリブロックと呼ぶ)、多数のメモリブロックを論理回路とともに配置して、規模が大きいDRAMマクロ回路を構成することができる。
図21は、DRAMマクロ回路の一構成例を示す図である。図21の構成例では、マット10及びその両側のマット周辺カラム系回路51を含むメモリブロックMBが全部で16個(縦方向に4列かつ横方向に4列)配置されている。また、16個のメモリブロックMBの周囲には、上述の第1カラムデコーダ52及び第2カラムデコーダ53が配置されるとともに、DRAM回路の付加回路として入出力回路54、キャッシュメモリ55、演算回路56が配置されている。
図21においては、各々のメモリブロックMBについて、図20の第1入出力ポート及び第2入出力ポートを、メモリブロックMBの外周にて丸印により表記している。また、縦方向の実線は、第1入出力ポートの入出力線23T、23B(図3参照)を表し、横方向の点線は、第2入出力ポートの入出力線(一般にメモリセルアレイ10の上層配線層を利用)を表している。なお、これ以外の構成要素については、図示を省略している。
図21に示すように、縦方向については、4個のメモリブロックMBが互いの入出力線23T、23Bを共通に接続された状態で並んで配置されている。また、横方向については、4個のメモリブロックMBが第2入出力ポートの入出力線を共通に接続された状態で並んで配置されている。よって、第1入出力ポートは8ビットのビット幅を有し、第2入出力ポートは16ビットのビット幅を有する。また、第1カラムデコーダ52の選択制御線(不図示)は16本となり、第2カラムデコーダ53の選択制御線(不図示)は8本となる。
第1入出力ポートの一端には、入出力回路54が接続されるとともに、入出力回路54に接続される2つの入出力端子Tが設けられている。入出力回路54は、入出力端子Tを経由して外部との間で行われるデータ入出力を制御する。この場合、第1入出力ポートのビット幅は、汎用的なDRAMインターフェースの仕様に応じて定まる。
一方、第2入出力ポートの一端には、キャッシュメモリ55を挟んで演算回路56が接続されている。演算回路56は、第2入出力ポートからキャッシュメモリ55に転送されたデータを用いて所定の演算処理を実行する。第2入出力ポートのビット幅は、ビット線BLの配線数に応じて大きくできるので、画像処理等の大量のデータを用いた高速な演算処理に適している。演算回路56の演算結果に対応するデータは、キャッシュメモリ55を経由してメモリブロックMBに書き戻すこともできる。
図22は、図21のDRAMマクロ回路を含む半導体装置の全体構成の一例を示す図である。図22に示す半導体装置は、4つの上記DRAMマクロ回路60を基本単位として構成され、各DRAMマクロ回路60に付随する上記の入出力回路54と、マクロ制御回路61と、入出力バッファ62と、命令バッファ63と、アドレスバッファ64と、リフレッシュアドレスカウンタ65を含み、全体が同一チップ上に構成されている。
図22において、4つのDRAMマクロ回路60はそれぞれ図21の構成を備えるが、マクロ制御回路61により全体的な動作が制御される。4つのDRAMマクロ回路60に付随する4つの入出力回路54は、共通に接続されるとともに、入出力バッファ62が接続されている。半導体装置と外部との間で入出力バッファ62を介してデータが入出力される。また、外部から入力される制御命令は、命令バッファ63に保持され、マクロ制御回路61により制御命令に対応するマクロ制御信号が出力される。外部から入力されるアドレス信号は、アドレスバッファ64に保持されて、マクロ制御回路61に送られる。この場合、アドレス信号にはロウアドレスとカラムアドレスに加えて、4つのDRAMマクロ回路60を選択するアドレスが付随する。一方、リフレッシュ命令が入力されたときは、リフレッシュアドレスカウンタ65によりリフレッシュアドレスがカウントされる。
図22の半導体装置の構成においては、ビット幅の狭い第1入出力ポートとビット幅の広い第2入出力ポートを同時に使用でき、両者に対して冗長回路による救済動作を適切に制御しながら使い分けることができる。さらに、図22に示す半導体装置を搭載してシステムを構成することができる。図23(a)は、図22の半導体装置を用いて構成されたシステムの例であり、図23(b)は、図23(a)との比較のため従来の汎用DRAMを用いて構成されたシステムの例である。
図23(a)のシステムには、複数の図22の半導体装置が1個の汎用プロセッサとともに共通のバスに接続されている。この場合、複数の半導体装置は、第1入出力ポートを介してバス上で汎用プロセッサとデータ転送を行いつつ、各々の半導体装置の内部では論理回路との間で第2入出力ポートを介して高速なデータ転送を行う。一方、図23(b)の場合は、複数の汎用DRAMと1個の汎用プロセッサに加えて、上記の論理回路に相当する1個の専用プロセッサがバスに接続されている。よって、各汎用DRAMと専用プロセッサは、高速なデータ転送を外部のバスを経由して行う必要があるので、図23(b)の構成ではバスの動作速度にボトルネックが生じる。従って、高速バスの採用と高性能の専用プロセッサの搭載が必要となり、消費電力の増大とコスト上昇が避けられない。これに対し、図23(a)の構成では、高速バスや高性能の専用プロセッサは不要であり、図23(b)に比べて消費電力の低減とコスト低下を図ることができる。
以上説明したように、第3実施形態のDRAMは、第1実施形態と第2実施形態の双方を組み合わせた構成について有用である。この場合、多数のマット10に分割して、救済効率を高めるとともに、ビット幅の狭い第1入出力ポートとビット幅の広い第2入出力ポートを使い分けて半導体装置の全体を構成することができる。特に、ビット幅の狭い第1入出力ポートを汎用的なDRAMインターフェースとして用い、ビット幅の広い第2入出力ポートを内部の論理回路との接続に用いることで、DRAM回路と論理回路の混載に最適な構成を実現可能となる。
以上、3つの実施形態に基づいて本発明の内容を具体的に説明したが、本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことができる。本実施形態では、DRAM回路を含む半導体装置に対して本発明を適用する場合を説明したが、これに限られることなく、本実施形態の救済動作を適用し得る多様なメモリ回路を有する半導体装置、あるいはそのようなメモリ回路と論理回路が混載された半導体装置に対し、広く本発明を適用することができる。
第1実施形態のDRAMの概略構成を示すブロック図である。 第1実施形態のDRAMにおいて、マット10の詳細な構成を含む要部構成を示す図である。 第1実施形態のDRAMにおいて、マット10の両側のマット周辺カラム系回路11の詳細な構成を含む要部構成を示す図である。 スイッチ回路部21の第1スイッチSW1の回路構成を拡大して示す図である。 第1実施形態の救済動作に関し、不良ビット線ペアと切断されるヒューズFと第1スイッチSW1の制御状態の関係を示す図である。 図5の状態1Aに対応する接続状態図である。 図5の状態1Bに対応する接続状態図である。 図5の状態1Cに対応する接続状態図である。 図5の状態1Dに対応する接続状態図である。 図5の状態1Eに対応する接続状態図である。 第2実施形態のDRAMの概略構成を示すブロック図である。 第2実施形態のDRAMの要部構成を示す図である。 スイッチ回路部41の第2スイッチSW2の回路構成を拡大して示す図である。 第2実施形態の救済動作に関し、不良ビット線ペアと切断されるヒューズFと第2スイッチSW2の制御状態の関係を示す図である。 図14の状態2Aに対応する接続状態図である。 図14の状態2Bに対応する接続状態図である。 図14の状態2Cに対応する接続状態図である。 図14の状態2Dに対応する接続状態図である。 図14の状態2Eに対応する接続状態図である。 第3実施形態のDRAMの要部構成を示す図である。 16個のメモリブロックMBが配置されたDRAMマクロ回路の一構成例を示す図である。 図21のDRAMマクロ回路を含む半導体装置の全体構成の一例を示す図である。 図22の半導体装置を用いたシステムの一例について従来の構成と比較して説明する図である。
符号の説明
10…マット
11、31、51…マット周辺カラム系回路
12…ロウデコーダ
13、32…カラムデコーダ
14…アレイ制御回路
15…リフレッシュアドレスカウンタ
16、33…データ入出力回路
20…センスアンプ回路部
21、41…スイッチ回路部
22…ヒューズ回路部
23T、23B…入出力線
52…第1カラムデコーダ
53…第2カラムデコーダ
54…入出力回路
55…キャッシュメモリ
56…演算回路
60…DARMマクロ回路
61…マクロ制御回路
62…入出力バッファ
63…命令バッファ
64…アドレスバッファ
65…リフレッシュアドレスカウンタ
WL…ワード線
BL…ビット線
MC…メモリセル
SA…センスアンプ
BP…ビット線ペア
YS1〜YS4、S1、S2…選択制御線
第1スイッチ…SW1
第2スイッチ…SW2
R…抵抗
F…ヒューズ

Claims (15)

  1. 複数のワード線と複数のビット線の交点に複数のメモリセルが形成されたメモリセルアレイを有する半導体装置であって、
    前記メモリセルアレイを分割し、少なくともビット線延伸方向に並んで配置された複数の単位ブロックと、
    各々の前記単位ブロックに設けられ、前記ビット線を介して各々の前記メモリセルのデータを増幅する複数のセンスアンプと、
    各々の前記単位ブロックのデータを入出力するための入出力ポートと前記複数のセンスアンプとの接続を切り替え制御可能なスイッチ回路と、
    各々の前記単位ブロックにおける不良メモリセルを特定する不良情報に基づき、前記不良メモリセルを有する不良ビット線に対応するセンスアンプを除外した所定数のセンスアンプと前記入出力ポートとの接続関係を保持するように前記スイッチ回路を制御する冗長選択回路と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記冗長選択回路は、電源とグランドの間に直列接続された複数のヒューズのうち隣接するヒューズ間の各ノードを経由して前記スイッチ回路に接続され、前記不良情報に基づいて選択された一のヒューズが切断されるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記単位ブロックにおいて、相補対をなす2本の前記ビット線によりビット線ペアが構成され、当該ビット線ペアと前記ワード線の2つの交点の一方に前記メモリセルが形成され、各々の前記センスアンプは1組の前記ビット線ペアに対応して配置されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記入出力ポートは複数の端子からなり、前記センスアンプを介して各々の前記ビット線ペアに対応する1対の端子が1ビットを担うことを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記複数のビット線と略平行に配線された複数の選択制御線を、入力されたカラムアドレスに応じて選択的に活性化するカラムデコーダをさらに備え、
    前記スイッチ回路は、隣接する2本の前記選択制御線のうち前記冗長選択回路により選択された選択制御線に応じて、各々の前記センスアンプと前記1対の端子との間の接続を切り替え制御可能な複数の第1のスイッチを含むことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記複数のビット線と交差する方向に配線された複数の選択制御線を、入力されたカラムアドレスに応じて選択的に活性化するカラムデコーダをさらに備え、
    前記スイッチ回路は、共通接続された前記選択制御線に応じて、隣接する2対の前記端子のうち前記冗長選択回路により選択された端子と各々の前記センスアンプとの間の接続を切り替え制御可能な複数の第2のスイッチを含むことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  7. 前記複数のセンスアンプ、前記スイッチ回路、前記冗長選択回路は、前記単位ブロックのビット線延伸方向の両端側に略対称的に配置され、各々の前記ビット線ペアは前記両端側のいずれか一方の前記センスアンプと接続されることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  8. 前記複数のセンスアンプ、前記スイッチ回路、前記冗長選択回路は、隣接する2つの前記単位ブロックにより共有されることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  9. N+1組の前記ビット線ペア及びこれに対応するN+1個のセンスアンプのうち、1組のビット線ペア及び1個のセンスアンプが冗長回路として設けられ、
    前記冗長選択回路は、1組の不良ビット線ペア及び対応する1つの前記センスアンプを前記冗長回路により置き換えて、N個の前記センスアンプと前記入出力ポートとの接続関係を保持するように前記スイッチ回路を制御することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  10. 複数のワード線と複数のビット線の交点に複数のメモリセルが形成されたメモリセルアレイを有する半導体装置であって、
    前記メモリセルアレイを分割し、少なくともビット線延伸方向に並んで配置された複数の単位ブロックと、
    各々の前記単位ブロックに設けられ、前記ビット線を介して各々の前記メモリセルのデータを増幅する複数のセンスアンプと、
    各々の前記単位ブロックのデータを入出力するための第1の入出力ポートと前記複数のセンスアンプとの接続を切り替え制御可能な第1のスイッチ回路と、
    各々の前記単位ブロックのデータを入出力するための第2の入出力ポートと前記複数のセンスアンプとの接続を切り替え制御可能な第2のスイッチ回路と、
    各々の前記単位ブロックにおける不良メモリセルを特定する不良情報に基づき、前記不良メモリセルを有する不良ビット線に対応するセンスアンプを除外した所定数のセンスアンプと前記第1の入出力ポートとの接続関係を保持するように前記第1のスイッチ回路を制御するとともに、当該所定数のセンスアンプと前記第2の入出力ポートとの接続関係を保持するように前記第2のスイッチ回路を制御する冗長選択回路と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  11. 前記複数のビット線と略平行に配線された複数の第1の選択制御線を、入力されたカラムアドレスに応じて選択的に活性化する第1のカラムデコーダと、
    前記複数のビット線と交差する方向に配線された複数の第2の選択制御線を、入力されたカラムアドレスに応じて選択的に活性化する第2のカラムデコーダと、
    をさらに備え、
    前記第1のスイッチ回路は、前記第1の選択制御線に応じて切り替え制御され、前記第2のスイッチ回路は、前記第2の選択制御線に応じて切り替え制御されることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 前記第2の入出力ポートのビット幅は、前記第1の入出力ポートのビット幅より大きいことを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記単位ブロック、前記複数のセンスアンプ、前記第1のスイッチ回路、前記第2のスイッチ回路、前記冗長選択回路を含むメモリブロックが構成され、複数の前記メモリブロックに対して前記第1のカラムデコーダと前記第2のカラムデコーダを配置してメモリ回路が構成されることを特徴とする請求項11に記載の半導体装置。
  14. 前記複数のメモリブロックはビット線方向及びビット線直交方向に配置され、それぞれの前記第1の入出力ポートが共通の入出力線を介して相互接続されるとともに、それぞれの前記第2の入出力ポートが共通の入出力線を介して相互接続されることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記第1の入出力ポートは外部接続され、前記第2の入出力ポートは内部の論理回路に接続されることを特徴とする請求項13又は14に記載の半導体装置。
JP2006275823A 2006-10-06 2006-10-06 半導体装置 Pending JP2008097675A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006275823A JP2008097675A (ja) 2006-10-06 2006-10-06 半導体装置
US11/905,723 US20080084771A1 (en) 2006-10-06 2007-10-03 Semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006275823A JP2008097675A (ja) 2006-10-06 2006-10-06 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008097675A true JP2008097675A (ja) 2008-04-24

Family

ID=39274833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006275823A Pending JP2008097675A (ja) 2006-10-06 2006-10-06 半導体装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20080084771A1 (ja)
JP (1) JP2008097675A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012128910A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Fujitsu Ltd 半導体メモリ、および製造方法
US8902675B2 (en) 2011-11-29 2014-12-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102498988B1 (ko) 2018-06-11 2023-02-14 삼성전자주식회사 페일 어드레스들을 저장하는 레지스터들의 위치들이 병합된 메모리 장치

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3036411B2 (ja) * 1995-10-18 2000-04-24 日本電気株式会社 半導体記憶集積回路装置
KR100252053B1 (ko) * 1997-12-04 2000-05-01 윤종용 칼럼 방향의 데이터 입출력선을 가지는 반도체메모리장치와불량셀 구제회로 및 방법
JP2000348496A (ja) * 1999-06-09 2000-12-15 Nec Corp 半導体記憶装置
JP3788966B2 (ja) * 2002-09-25 2006-06-21 株式会社東芝 半導体記憶装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012128910A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Fujitsu Ltd 半導体メモリ、および製造方法
US9384860B2 (en) 2010-12-15 2016-07-05 Fujitsu Limited Semiconductor memory of which defective cell is replaceable with redundant cell and manufacturing method of semiconductor memory
US8902675B2 (en) 2011-11-29 2014-12-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device

Also Published As

Publication number Publication date
US20080084771A1 (en) 2008-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3763085B2 (ja) 半導体メモリ装置の列冗長回路
JP3892678B2 (ja) 半導体記憶装置
JP5449686B2 (ja) マルチポートメモリ及びそのマルチポートメモリを用いたシステム
JP2010146665A (ja) 抵抗変化型不揮発性半導体メモリ
TWI529740B (zh) 具有冗餘配置之堆疊式記憶結構及其方法
US7027339B2 (en) Memory device employing open bit line architecture for providing identical data topology on repaired memory cell block and method thereof
JP5612244B2 (ja) 半導体装置及びリフレッシュ方法
JP2008269761A (ja) 半導体メモリ装置
US7177209B2 (en) Semiconductor memory device and method of driving the same
JP2004087100A (ja) マイクロセル埋め込みDRAM(eDRAM)アーキテクチャのための列冗長システムおよび方法
JP5412032B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2008097675A (ja) 半導体装置
JP4521636B2 (ja) 半導体記憶装置
JP3688443B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2009020997A (ja) 半導体メモリ装置
JP2009099165A (ja) 半導体記憶装置
JP2003151295A (ja) 半導体装置
JPH01125799A (ja) 半導体記憶装置
JP5458235B2 (ja) 半導体記憶装置、およびlio分割方法
JP5131816B2 (ja) 半導体記憶装置
US7539070B2 (en) Semiconductor memory apparatus and method of resetting input/output lines of the same
JP3204198B2 (ja) 半導体メモリ装置
JP2002140895A (ja) 半導体記憶装置
KR20130056293A (ko) 반도체 기억 장치
JP2004158069A (ja) 半導体集積回路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081014

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090224