JP2008094126A - 自動車の内壁部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材の表面を複数の皮革片で覆った構成の自動車のインパネにおいて、構成が簡素であると共に、各皮革の端部同士の突き合わせ部位における皮革の盛り上がり量のばらつきを防止し、美観や品質を良好に保つことができる自動車のインパネを提供する。
【解決手段】基材3と、皮革素材20の端縁に沿って形成された曲げ剛性が小さい小剛性部位のところで、皮革素材20の裏面が互いに接するように皮革素材20を折り返して形成された重合部9を備え各重合部9の縁が互いに対向するようにして基材3の表面を覆っている複数片の皮革5、6、7とを有するインパネ1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の内壁部材に係り、特に、表面が皮革で覆われているものに関する。
従来、基材の表面に皮革を設けた構成のインパネ(インストルメントパネル)が知られている。
従来のインパネは、基材の表面に複数片の皮革を貼り付けて構成されており、皮革で覆われていることにより、運転者からは基材が見えないようになっている。
また、従来のインパネにおいては、各皮革の端部同士の突き合わせ部位(第1の皮革とこの第1の皮革に隣接している第2の皮革との境界の部位)を、たとえば、縫い割り構造(2つの皮革を重ね、各皮革の端部の近傍を所定の長さにわたって縫い合わせた後、2つの皮革を開き、各皮革の端部が存在する側を基材に対向させ、各皮革の端部が存在しない側を表側にして、2つの皮革を基材に貼り付けた構造)やキメコミ構造で処理している。
なお、前記従来のインパネに関連する文献としてたとえば特許文献1を掲げることができる。
特開2004−359170号公報
ところで、インパネで、従来のような縫い割り構造を採用すると、各皮革の端部同士の突き合わせ部位において、皮革が盛り上がり、また、盛り上がり量に個体差が生じ、インパネの美観や品質が損なわれるという問題がある。また、従来のようなキメコミ構造では、基材の表面に、皮革の端部を収納するための溝を予め形成しておかなければならず、インパネの構造が煩雑になるという問題がある。
なお、前記問題は、インパネだけでなく、ドアパネル等の自動車の内壁部材においても同様に発生する問題である。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、基材の表面を複数の皮革片で覆った構成の自動車の内壁部材において、構成が簡素であると共に、各皮革の端部同士の突き合わせ部位における皮革の盛り上がり量のばらつきを防止し、美観や品質を良好に保つことができる自動車の内壁部材を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基材と、皮革素材の端縁に沿って形成された曲げ剛性が小さい小剛性部位のところで、前記皮革素材の裏面が互いに接するように前記皮革素材を折り返して形成された重合部を備え、各重合部の縁が互いに対向するようにして前記基材の表面を覆っている複数片の皮革とを有する内壁部材である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動車の内壁部材において、前記皮革は、前記皮革素材の端縁に沿って前記皮革素材の裏面側の部位を所定の幅で除去して形成された帯状の薄肉部の幅方向の中間部に前記小剛性部位が形成され、または、前記薄肉部と前記薄肉部が形成されていない前記皮革素材の部位との境界のところに前記小剛性部位が形成されていた自動車の内壁部材である。
請求項3に記載の発明は、基材と、皮革素材の端縁に沿って前記皮革素材の裏面側の部位を所定の深さおよび所定の幅で除去して形成された帯状の薄肉部とこの薄肉部が形成されていない前記皮革素材の部位との境界のところで、前記皮革素材の裏面が互いに接するように前記皮革素材を折り返して形成された重合部を備え、各重合部の縁が互いに対向するようにして前記基材の表面を覆っている複数片の皮革とを有する自動車の内壁部材である。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の自動車の内壁部材において、前記皮革素材の端縁の延伸方向から眺めた場合、前記皮革素材の薄肉部は、前記薄肉部と前記薄肉部が形成されていない前記皮革素材の部位との境界から前記皮革素材の端縁に向かうにしたがって徐々に厚くなっていたものであり、また、前記皮革素材の端縁の延伸方向から眺めた場合、前記薄肉部と前記薄肉部が形成されていない前記皮革素材の部位との境界に存在する面は、前記薄肉部が形成されていない前記皮革素材の部位側が前記皮革素材の端縁から離れた側に位置し、前記薄肉部側が前記皮革素材の端縁側に位置するようにして、僅かに斜めになっていた自動車の内壁部材である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の自動車の内壁部材において、
前記皮革の重合部には、前記重合部を形成している皮革素材を縫い合わせるための縫い目が前記端縁に沿って設けられている自動車の内壁部材である。
本発明によれば、基材の表面を複数の皮革片で覆った構成の自動車の内壁部材において、構成が簡素であると共に、各皮革の端部同士の突き合わせ部位における皮革の盛り上がり量のばらつきを防止し、美観や品質を良好に保つことができるという効果を奏する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインパネ(インストルメントパネル)1の概略構成を示す図であり、図2は、インパネ1を分解した状態を示す図である。なお、図2においては、皮革6、7は省略してある。
インパネ1は、自動車のフロントガラスの下側で運転席および助手席の前方に設置されるものであり、樹脂や金属で構成された基材3を備えていると共に、基材3が、複数片の皮革5、6、7等で覆われている。
より詳しく説明すると、各皮革5、6、7の端縁同士を突き合わせた(接触した)状態で、各皮革5、6、7の裏面(各皮革5、6、7の基材3側および後述の網状層側の面)が基材3に接着剤で接着され、各皮革5、6、7等で基材3が被覆されている。
ここで、皮革5について詳しく説明する。皮革6、7等は、皮革5と同様に構成されているので、ここでは、皮革5についての説明を行い、皮革6、7等についての説明は省略する。
皮革5は、いわゆる天然皮革であり、表面に塗膜(塗膜層)を備えシート状に形成されており、前述したように、基材3を被覆するためのものである。なお、本発明に使用する皮革は天然皮革のみに限定されるものではなく、人工的にシート状に形成しその表面に前述の塗膜を設けたいわゆる人工皮革であってもよいことは勿論である。
また、良く知られているように本発明に使用する天然皮革は、動物の真皮を用いたものでありその断面を観察すると鞣し処理などで除去された表皮側から銀面層2500、網状層1700があり、銀面層の表皮面(表皮側)に防水、防汚及び光沢出しの目的で前述した塗膜層3100が形成されている(図4(a)参照)。一般的には銀面層2500が機械的な性状である強度などが高めで硬い傾向にあり、太い繊維が三次元的に互いに緩やかに配置されている網状層1700は強度などが銀面層2500よりは相対的に低めで軟らかい傾向がある。
皮革5の縁部には、重合部9が形成されている。ここで、重合部9について説明する。
図3、図4は、重合部9の形成過程および構成を示す図であり、図4(c)は、図2におけるIV−IV断面を示す図である。
重合部9(図4(c)参照)は、薄肉部11とこの薄肉部11が形成されていない皮革素材20の部位13との境界(段差)15(図4(b)参照)のところで薄肉部11と皮革素材20の裏面17が互いに接するように皮革素材20を折り返し粘着剤で貼り合せることにより、形成されている。また、重合部9は、皮革5の縁部19に形成されている。
薄肉部11は、皮革素材20(重合部9が形成される前の皮革;(図4(a)参照)の端縁21に沿って皮革素材20の裏面17側の部位を所定の深さd1および所定の幅b1で除去して帯状に形成されている(図4(b)参照)。
また、薄肉部11の厚さt1は、皮革素材20における部位13の厚さt3の1/5倍〜1/2倍程度の厚さ(好ましくはほぼ1/2倍の厚さ)になっており、薄肉部11の幅b1は、厚さt3の3倍〜10倍程度の幅(好ましくは、5倍〜6倍の幅)になっている。
したがって、重合部9の厚さt5は、薄肉部11の厚さt1と皮革素材20の部位13の厚さt3との和にほぼ等しくなっており、重合部9の幅b3は、薄肉部11の幅b1よりも僅かに小さくなっている(図4(c)参照)。
また、皮革5の重合部9の一部が、スキ部23によって除去されている。すなわち、重合部9が形成されたことにより、皮革素材20のおもて面25側(前述の銀面層側)から皮革素材20の裏面17側に位置するようになった反転部位27のおもて面側(銀面層側)が、帯状のスキ部23によって所定の厚さt7だけ除去されている(図4(c)参照)。
除去された厚さt7は、薄肉部11の厚さt1よりも薄く(たとえば、厚さt1の半分程度)なっており、また、スキ部23を設けたことによって、重合部9の厚さt9が、皮革素材20の部位13の厚さt3よりも僅かに厚くなっているようにすることが好ましい(図5(a)参照)。
更に好ましくは、接着力を低下させる作用をする塗膜層3100のみを除去しおもて側にある銀面層2500は成るべく除去しないようにすることである。これにより、比較的接着強度などの特性が高い銀面層2500が接着剤を介して直接基材3に接着されるので、突き合わせた端縁部同士の接着面が強固に基材3に固定され、インパネ1として製品となった場合に高い耐久性をもった製品を提供することができる。
また、上記の実施例の場合はスキ加工によりスキ部23が形成される反転部位27が、折り返された状態で既にほぼ平坦状に形成されるようになるので、スキ部23が均一の厚さでスキ加工されてスキ加工部全体に亘ってムラなく塗膜が除去できるという波及効果を併せ持つ。
さらに、重合部9に、重合部9を形成している各皮革素材20の部位を縫い合わせるための縫い目28(図5(a)、図6参照)を設ける場合がある。縫い目28は、重合部9の端縁30に沿って設けられている。
このように、縫い目28を設けることで、前記折り返された部位とこの折り返された部位に接合された部位とを堅固に固定すること、すなわち、重合部9を堅固にすることができる。縫い目28を設けた重合部9にねじれやはがれの力が加わった場合に、重合部9の皮革素材を折り返し貼り合わせた部分からはがれ始めることによる、基材3からの皮革5のはがれがなくなる。
次に、重合部9を形成する過程について説明する。
まず、図4(a)に示すような重合部9が形成されていない適宜な形状のシート状の皮革素材20を用意する。なお、基材3の表面が曲面である場合には、この曲面に応じて皮革素材20も曲面状のものを用意することが望ましい。
続いて、皮革素材20の端縁21に沿って皮革素材20の裏面17側の部位を所定の深さd1および所定の幅b1で除去して帯状の薄肉部11を形成する(図4(b)参照)。
続いて、薄肉部11の裏面11Aと、薄肉部11が形成されていない皮革素材20の裏面17側の部位であって薄肉部11に隣接し薄肉部11の裏面11Aとほぼ同じ幅の裏面部位17Aとに粘着剤を塗布する。
この場合、粘着剤は粘着力があり比較的硬化するまでの時間が長い例えばゴム系の粘着剤を用いる。この方法を用いると反転部位27を折り返して粘着した際、すぐ硬化しない特性を利用して万が一折り返し幅がずれた場合の修正が可能であると共に、基材3に皮革5、7を接着するまでに粘着剤が硬化するようになるので、皮革5、7を基材3に貼り付けたときに重合部9が強固に構成され該重合部9の突き合わせ接着部が更に強固に構成されるようになる。
続いて、薄肉部11と薄肉部11が形成されていない皮革素材20の部位13との境界15のところで、皮革素材20の裏面部位17Aと薄肉部11の裏面11Aとが互いに接するように(前記粘着剤が塗布された裏面同士が粘着剤を介して互いに貼り付くように)皮革素材20を折り返して重合部9を形成する(図4(c)参照)。
なお、図4や図5では、本発明の基本的内容を説明するために皮革素材20の端縁21を直線状の形態にして説明してあるが、実際には前述の通り複数の曲線で構成された端縁になる。前記端縁が直線状あれば等幅の折り返しは比較的容易だが、インパネ1のように基材3が三次元立体で複雑な曲面で構成されている部分に貼り付ける皮革5では皮革素材20の形状も複雑になる。
このような皮革素材20の端縁21を等幅で折り返すことは困難であり、折り返し位置がずれると、基材3に貼りつけた皮革5と皮革7との突き合わせ部に隙間ができたり、皮革5皮革7同士が重なり合い製品にならない。しかし、皮革5によれば、段差15のところで折り返しを行なうので、縁部を等幅で折り返すことが容易になっている。
ところで、前述したようなスキ部23を設けないで縫い目28を設ける場合には、重合部9を形成した後、縫い目28を設ける。
一方、前述したようなスキ部23と縫い目28とを設ける場合には、折り返して重合部9を形成した後、スキ部23を設け、この後に縫い目28を設ける。
また、図5(b)に示すように、薄肉部11が折り返されて接合される裏面部位17Aを、スキ部29を設けることで僅かな厚さだけ除去し、このスキ部29で除去された部位に薄肉部11を接合し重合部を形成してもよい。スキ部29で皮革素材20の裏面部位17Aを除去することで、重合部9の厚さを薄くし、重合部9が形成されていない部位における皮革の厚さと重合部9が形成されている部位における皮革の厚さとをほぼ同じ厚さにすることが容易になる。
ところで、前述したように、おもて面25に形成された薄い被膜31(塗膜層3100)は、皮革素材20を折り返し重合部9が形成されたときに、皮革5の裏面17側に位置する反転部位27にも形成されていることになるが、前述したようにスキ部23を設ければ、重合部9の折り返された反転部位27の被膜31が除去され、さらに、後述する銀面層2500の一部も除去される場合がある。
ここで、繰り返して説明するが一般的には、皮革5のおもて面25は銀面側の面であり、皮革5の裏面17は肉面側の面である。
銀面、肉面について説明する。皮革としてたとえば牛皮を考えた場合、銀面とは牛の表皮面(毛の生えていた面)に相当する面をいい、肉面とは、牛の肉側の面をいう。また、皮革を構成している繊維成分は、銀面側では密になっており、肉面側では粗くなっている。したがって、前記銀面側では、引っ張り強度等の機械的強度が高く、前記肉面側では、機械的強度が低くなっている。
なお、銀面側で繊維成分が密になっている層を銀面層2500といい、肉面側で繊維成分が疎になっている層を前述の網状層1700という。
前述したように構成された皮革5、6、7等で、基材3が被覆されている(図1参照)。この被覆においては、たとえば、図6(図1におけるVI−VI断面)に示すように、各皮革5、6の端縁(各重合部9の端縁)30同士を突き合わせた(対向し接触した)状態で、各皮革5、6の裏面17(反転部位27を含む)が基材3に接着されている。
なお、図6に示すように、各皮革5、6が基材3に貼り付けられた状態では、重合部9が設けられている部位における皮革5の厚さt5(スキ部23が設けられている場合は厚さt9;図4(c)参照)が、重合部9が設けられていない部位における皮革5の厚さt3よりも、僅かに厚くなっているので、重合部9が設けられている部位と重合部9が設けられていない部位との間に僅かな隙間33が形成される。
したがって、重合部9を生成するために塗布された粘着剤が僅かに染み出たとしても、この染み出した粘着剤が前記隙間33でとまり、前記染み出した粘着剤と前記皮革5を前記基材3に接着するための接着剤とが混じった状態で、皮革5、6の裏面17が基材3に接着されることを防止することができ、皮革5、6、7の接着強度が低下することを防止することができる。
ここで、皮革5の重合部9を基材3に接着剤で貼り付けたときの強度試験結果について説明する。
前記試験は、スキ部(反転部位27に設けられたスキ部)23が設けられている重合部9を備えた皮革5、5を、図7(皮革5の重合部9の貼り付け強度を測定するときの方法を示す図)に示すように基材3に接着剤で貼り付け、矢印AR1の方向に引っ張り荷重を加えて行った。したがって、図7に示す状態では、重合部9と基材3との接着面には、せん断力が生じることになる。
図8は、皮革5の重合部9を基材3に接着剤で貼り付けたときの強度試験結果を示す図である。
図8の縦軸は、重合部9や接着部が剥離すること等により、皮革5が基材3から離れるときの荷重を示す。なお、図8の縦軸の単位「kgf」は、キログラム重を意味し、1kgfは9.8N(ニュートン)に相当する。
図8の横軸は、重合部9を形成する際に設けられる薄肉部11の幅b1を示し、単位は「mm」である。
また、図7に示す皮革5の重合部9が形成されていない部位の厚さ(皮革素材20の厚さ)は、1.3mmであり、皮革5は、図7の紙面に垂直な方向に15mmの幅をもっている。
図8に示すグラフG1は、薄肉部11の厚さt1を0.9mmとして重合部9を形成した皮革の貼り付け強度を示し、グラフG3は、薄肉部11の厚さを0.7mmとして重合部9を形成した皮革の貼り付け強度を示し、グラフG5は、薄肉部11の厚さを0.5mmとして重合部9を形成した皮革の貼り付け強度を示し、グラフG7は、薄肉部11の厚さを0.3mmとして重合部9を形成した皮革の貼り付け強度を示している。なお、各グラフG1、G3、G5、G7の結果を得るための各重合部9には、縫い目は設けられていない。
グラフG9は、薄肉部11の厚さt1を0.7mmとしさらに縫い目28を設けて重合部9を形成した皮革の貼り付け強度を示す。グラフG11は、従来の皮革の貼り付け強度を示す。ここで、従来の皮革も、重合部を備えている。ただし、従来の皮革の重合部は、皮革素材の端縁に所定の幅の薄肉部を形成し、この薄肉部にステッチを縫製し、前記端縁から一定の距離(たとえば、前記薄肉部の半分の幅)の部位(折り曲げ線)のところで前記薄肉部を折り返して接着することにより形成されているものである(たとえば、特開6−64546号公報参照)。
図8の結果から理解されるように、グラフG9を除いて、薄肉部11の幅b1が7mmの場合の接着強度と幅b1が9mmの場合の接着強度とは、変化が小さい。この理由は、薄肉部11の幅b1を広くすれば、基材3と重合部9との接着面積は増えるが、薄肉部11を折り返して重合部9を形成するときの前記折り返しの箇所(境界15)近辺における強度は増加せず、前記強度試験において、前記折り返しの箇所の近辺が破断するからである。
グラフG9は縫い目28が設けられている皮革の試験結果であるので、薄肉部11と裏面17が合わさっているので破断が起こらない。よって、薄肉部11の幅b1が広いほど、接着強度が大きくなっている。
なお、薄肉部11の幅b1を広くし過ぎたりすると、折り返したときにできるしわをにがし難くなったり、重合部の皮革素材を折り返し貼り合わせた部分の接着剤が硬化したりする。薄肉部11の厚さt1を厚くしすぎると、皮革素材の急激な厚さ変化がなくなるので正確に折り返し難くなったり、重合部と皮革素材の厚さ(重合部が形成されていない箇所の厚さ)の違いが大きくなり、皮革5を基材3に貼り付けた際の見映えや手触りが悪くなる。さらに、貼り付け強度としては5kgf程度の強度で十分であるので、グラフG3やグラフG9に示すように、薄肉部11の厚さが0.7mm程度であり、幅b1が7mm程度のときが実用的であると考えられる。
皮革5によれば、薄肉部11とこの薄肉部11が形成されていない皮革素材20の部位との境界15のところにおいて皮革素材20の厚さが急激に変化しているので、境界15のところで皮革素材20が曲がりやすくなっており、したがって境界15のところで皮革素材20を正確に折り返すことができ、正確な形状の重合部9を皮革5の縁部に形成することができる。
そして、重合部9が正確な形状に形成されると、皮革5全体の形状が正確になり、基材3に接着した場合、皮革5、6、7の間に隙間ができることを防止でき、また、皮革5、6、7が重なり合うことを防止でき、インパネ1の見映えや手触りを良好なものにすることができる。
なお、境界15のような形状の他に、皮革素材の厚さが急激に変化した部位を設けて、境界15の代わりにしてもよい。
さらに、境界15に代えて、皮革素材20の端縁21に沿って曲げ剛性が皮革素材20の他の部位に比べて小さい線状の小剛性部位を形成し、この小剛性部位のところで、皮革素材20の裏面が互いに接するように皮革素材20を折り返し粘着剤で貼り合せることにより皮革5の縁部に重合部9を形成してもよい。この際前述したような薄肉部を必ずしも設ける必要はない。
前記小剛性部位として、皮革素材20の端縁21に沿って形成された溝35(図9(a)参照)、皮革素材20の端縁21に沿って形成されたスリット37(図10(a)参照)、皮革素材20の端縁21に沿って形成されたプレス(たとえば熱プレス)によって形成された変形部39(図10(d)参照)等、皮革素材20の厚さが急激に変化している部位を採用してもよいし、また、前記小剛性部位として、皮革素材20の端縁21に沿って所定の間隔をあけて形成された多数の孔(皮革素材20の厚さ方向に延びている孔であって、皮革素材20を貫通している孔41、または皮革素材20を貫通しないで途中で止まっている孔;図10(c)参照)を採用してもよい。さらに、孔41をスリット状に形成してもよいし、また、各孔41に糸を通して、たとえば装飾的な効果を演出してもよい。
また、図9(a)に示す溝35は、断面が矩形状に形成されているが、図10(b)に示すように、「V」字状の断面形状の溝43等、他の形状の溝を採用してもよい。
そして、剛性が他の部位に比べて小さくなっている小剛性部位を前記端縁に沿って形成し、この小剛性部位のところで、皮革素材20を折り返して重合部9を形成すれば、前述したように皮革素材20の厚さを急激に変化させた場合と同様に、正確な形状の重合部9を形成することができる。
ところで、溝35を形成すると共に薄肉部を設け、溝35のところで前記薄肉部を折り返し、重合部を形成してもよい。
たとえば、図9(b)に示すように、薄肉部45の幅方向の中間部に溝35を設けてもよいし、図9(c)に示すように、薄肉部45と薄肉部45が形成されていない皮革素材の部位との境界のところに溝35を設けてもよい。
また、図9(d)に示すように、皮革素材の端縁に向かうにしたがって薄くなるような形状(断面がたとえば台形状)になように、薄肉部47を形成してもよい。
さらには、図10(a)に示すうようなスリット37、図10(b)に示すような溝43、図10(c)に示すような多数の孔41、図10(d)に示すような変形部39等の小剛性部位を設けた場合においても、前述したような薄肉部を設けてもよい。
皮革5によれば、端縁部に重合部9が設けられていると共に、重合部9の厚さt9が、重合部が形成されていない部位(重合部非形成部位)の厚さt3よりも僅かに厚いだけであるので、皮革5を用いて基材3を被覆した場合、基材3に溝を設けなくても、キメコミをした場合と同様に、皮革の突き合わせ部位49の形態を良好な状態にすることができる。
つまり、縁部に重合部9が設けられているので、各皮革5、6、7の突き合わせ部位49では、皮革素材の端面(切断面)が露出せず、インパネ1の外観が良好になっていると共に、重合部9の厚さt9が重合部非形成部位の厚さt3よりも僅かに厚いだけであるので、各皮革5、6、7の端縁30同士の突き合わせ部位49で、基材3から離れる方向に各皮革5、6、7がほとんど突出せず(盛り上がらず)、インパネ1の外観が良好になっている。
また、インパネ1の基材3にキメコミのための深い溝を設ける必要がないので、基材3の形状を簡素化することができる。
したがって、基材3をたとえばモールド成形によって製造する場合、金型が複雑になることを回避することができ金型の製作コストを低減することができ、また、基材3にアンダーカットが生じることを回避することが容易になり、基材3(インパネ1)のデザインの自由度が高まる。
さらに、基材3に溝を設けていないので、1種類の形状の基材であっても、異なるパターンの皮革配置で被覆を行うことができる。
また、インパネ1の基材3を皮革で被覆する場合、キメコミをする必要がなく、単に各皮革の端同士を合わせて、皮革を接着して貼り付ければよいので、基材3を皮革で被覆する際の作業工数を低減することができる。
さらに、皮革5によれば、反転部位27では、スキ部23を設けたことにより塗装(被膜)31が除去されているので、基材3への皮革の接着強度が高くなっている。
したがって、重合部9の塗装31が除去された面が、基材3に接着されることにより、皮革の基材3への接着強度を高めることができ、皮革の突き合わせ部位49およびこの近傍における、皮革の剥離(基材3からの特に経時変化による皮革の剥離)を防止することができ、突き合わせ部位49が開いて、基材3が露出する事態を回避することができる。
また、皮革5によれば、機械的強度の高い銀面を外側にして、皮革5が基材3に接着されるので、皮革5に傷等がつくことを極力回避することができると共に、機械的強度の高い面に塗装がされているので、塗装の強度も高くなっている。
また、皮革5によれば、重合部9に縫い目28が設けられているので、高級感を演出することができると共に、手触りが良好になる。
さらに、インパネ1によれば、各皮革5、6、7の端部に薄肉部を折り返して生成された重合部が形成されているので、縫い割り構造のように、各皮革5、6、7の端部同士の突き合わせ部位における皮革の盛り上がり量にばらつきが発生することを防止することができ、インパネ1の美観や品質を良好に保つことができる。
また、インパネ1によれば、基材3が複数片の皮革で覆われている構成なので、基材3の形状に合わせて、皮革を適宜分割すれば、複雑な三次元形状の基材3の表面を各皮革で覆うことが容易になる。また、皮革を1枚ずつ基材3に貼り付けることができるので、大きな基材3への皮革の貼り付け作業を1人の作業者で行うことができ、または、基材3への皮革の貼り付け作業を機械を使って自動化することが容易になり、効率良くインパネ1を製造することができる。
ところで、薄肉部の形態を図11(薄肉部の形態の変形例を示す図)に示すように、変更してもよい。
すなわち、皮革素材200の端縁207の延伸方向であって皮革素材200に直交する方向から眺めた場合、皮革素材200の薄肉部201を、境界205から皮革素材200の端縁207に向かうにしたがって徐々に厚くなるように構形成してもよい。境界205は、薄肉部201と薄肉部201が形成されていない皮革素材200の部位203との境界(段差)である。
また、皮革素材200の端縁207の延伸方向であって皮革素材200に直交する方向から眺めた場合、境界205に存在する面(皮革素材200の厚さ方向にほぼ平行な面;段差を構成する面)209を、薄肉部201が形成されていない皮革素材200の部位側211が皮革素材200の端縁207から離れた側(図11(a)の左側)に位置し、薄肉部側213が皮革素材200の端縁207側(図11(a)の右側)に位置するようにして、僅かに斜めになるように構成してもよい。
インパネ1によれば、図11(a)に示すように、薄肉部201の各面209、215が斜めに形成されているので、図11(b)に示すように重合部9を形成したときに、基材3に対向する側の皮革素材200の部位(薄肉部が形成されていない皮革素材の端部)の角度θが鈍角になり、薄肉部201が形成されていない皮革素材200の部位203に薄肉部201を貼り付ける場合、薄肉部201の変形量(曲げ角度)を小さくすることができ、したがって、部位203に薄肉部201を貼り付ける作業が容易になり、この貼り付けを行った後においても、部位203から薄肉部201が剥がれにくくなっている。
また、角度θが直角や鋭角になっていると、薄肉部201を貼り付けて重合部を形成した場合、図11(b)に二点鎖線L1で示すように、重合部が盛り上がるおそれがあるが、角度θが鈍角になっているので、図11(b)に二点鎖線L1で示すような盛り上がりが生じるおそれを無くすことができる。そして、皮革を基材3に貼り付けた場合、皮革の端部(重合部)で、皮革が大きく盛り上がることを防止することができ、インパネ1の見映えや手触りが悪化することを防止することができる。
また、薄肉部201の厚さは、図4(b)に示すようにほぼ一定であることが望ましいのであるが、皮革素材200の端縁207の近傍を装置や機械を用いて切断等して厚さがほぼ一定である薄肉部201を形成しようとすると、皮革素材200が変形しやすい部材である等の理由によって、薄肉部201の厚さをほぼ一定に保つことは難しく、1枚の皮革素材200の加工において、薄肉部201の面215が、図11(a)に示すように、斜めになったり、図11(a)とは逆の勾配で斜めになったりして、薄肉部201の厚さの傾向にばらつきが生じてしまう。
そこで、図11(a)に示すように、薄肉部201が皮革素材200の端縁207側で常に厚くなるように製造する。薄肉部201が、端縁207に向かうにしたがって僅かに薄くなるように形成されていると(面215が、図11(a)とは逆の勾配で斜めに形成されていると)、薄肉部201を折り返して重合部を形成する場合、薄肉部201と薄肉部以外の部位203との境界がはっきりしない事態が発生し、折り返しをする部位がばらついてしまうおそれがあるが、前述したように、薄肉部201を、端縁207に向かうにしたがって僅かに厚くなるように形成することにより、薄肉部201を折り返して重合部9を形成する場合、折り返しをする部位がよりはっきりし、正確な折り返しをすることができる。
なお、図11(a)では、薄肉部201の面215が斜めな直線で形成されているが、11(a)に破線L3で示すように下側にへこんだ曲線状の形状に形成されていてもよい。また、図11(b)では、薄肉部201の上面が斜めになっているが、薄肉部201を折り返して重合部9を形成する際、薄肉部201の上面が押圧されるので、薄肉部201が変形し、完成品では薄肉部201の上面は図11(b)に破線L5で示すようにほぼ水平になる。
[第2の実施形態]
図12は、本発明の第2の実施形態に係るドアパネル(自動車のドアの内側に設置されるパネル)101の概略構成を示す図である。
第2の実施形態に係るドアパネル101は、第1の実施形態に係るインパネ1を被覆している皮革と同様な皮革を用いて被覆されているものであり、第1の実施形態に係るインパネ1とほぼ同様の効果を奏する。
すなわち、ドアパネル101は、基材103を、皮革5と同様に構成された複数片の皮革105、107、109、111、113、115、117、119等で覆って構成されている。
なお、インパネ1やドアパネル101は、自動車の内壁部材の例である。
本発明の第1の実施形態に係るインパネの概略構成を示す図である。 インパネを分解した状態を示す図である。 皮革の重合部を折り返して形成している状態を示す図である。 重合部の形成過程および構成を示す図である。 重合部の形成過程および構成を示す図である。 図1におけるVI−VI断面を示す図である。 皮革の重合の貼り付け強度を測定するときの方法を示す図である。 皮革の重合部を基材に接着剤で貼り付けたときの強度試験結果を示す図である。 小剛性部位の変形例や薄肉部の変形例を示す図である。 小剛性部位の変形例を示す図である。 皮革素材における薄肉部の形態の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るドアパネルの概略構成を示す図である。
符号の説明
1 インパネ
3 基材
5、6、7 皮革
9 重合部
11 薄肉部
101 ドアパネル
103 基材
105、107、109、111、113、115、117、119 皮革
200 皮革素材
201 薄肉部
209 面
215 面

Claims (5)

  1. 基材と;
    皮革素材の端縁に沿って形成された曲げ剛性が小さい小剛性部位のところで、前記皮革素材の裏面が互いに接するように前記皮革素材を折り返して形成された重合部を備え、各重合部の縁が互いに対向するようにして前記基材の表面を覆っている複数片の皮革と;
    を有することを特徴とする自動車の内壁部材。
  2. 請求項1に記載の自動車の内壁部材において、
    前記皮革は、前記皮革素材の端縁に沿って前記皮革素材の裏面側の部位を所定の幅で除去して形成された帯状の薄肉部の幅方向の中間部に前記小剛性部位が形成され、または、前記薄肉部と前記薄肉部が形成されていない前記皮革素材の部位との境界のところに前記小剛性部位が形成されていたことを特徴とする自動車の内壁部材。
  3. 基材と;
    皮革素材の端縁に沿って前記皮革素材の裏面側の部位を所定の深さおよび所定の幅で除去して形成された帯状の薄肉部とこの薄肉部が形成されていない前記皮革素材の部位との境界のところで、前記皮革素材の裏面が互いに接するように前記皮革素材を折り返して形成された重合部を備え、各重合部の縁が互いに対向するようにして前記基材の表面を覆っている複数片の皮革と;
    を有することを特徴とする自動車の内壁部材。
  4. 請求項3に記載の自動車の内壁部材において、
    前記皮革素材の端縁の延伸方向から眺めた場合、前記皮革素材の薄肉部は、前記薄肉部と前記薄肉部が形成されていない前記皮革素材の部位との境界から前記皮革素材の端縁に向かうにしたがって徐々に厚くなっていたものであり、また、前記皮革素材の端縁の延伸方向から眺めた場合、前記薄肉部と前記薄肉部が形成されていない前記皮革素材の部位との境界に存在する面は、前記薄肉部が形成されていない前記皮革素材の部位側が前記皮革素材の端縁から離れた側に位置し、前記薄肉部側が前記皮革素材の端縁側に位置するようにして、僅かに斜めになっていたことを特徴とする自動車の内壁部材。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の自動車の内壁部材において、
    前記皮革の重合部には、前記重合部を形成している皮革素材を縫い合わせるための縫い目が前記端縁に沿って設けられていることを特徴とする自動車の内壁部材。
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