JP2008093693A - パンチ、ダイ、プレス方法、プレス機械の加工プログラム作成装置及びプレス機械の加工プログラム - Google Patents

パンチ、ダイ、プレス方法、プレス機械の加工プログラム作成装置及びプレス機械の加工プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】かす上がりの発生を抑制して成形品の品質を向上させることができるパンチ、ダイ、プレス方法、プレス機械の加工プログラム作成装置及びプレス機械の加工プログラムを提供する。
【解決手段】パンチ1Aは、加工対象物Wを切断予定線Lに沿って連続して打抜き、この加工対象物Wを所定の形状の成形品W1に切断するためのプレス加工用工具である。パンチ1Aは、加工対象物Wを切断する切刃部1aを備えている。切刃部1aは、成形品W1の外形を凸状の曲線部分L2に打抜き加工するために、切断予定線Lの曲率半径R10よりも大きい曲率半径R11の凹状の切刃形状を有する。切刃部1aは、切刃形状が略長方形であり、一方の長辺が凹状の円弧である。このため、打抜き加工時に発生する抜きかすが下方に落下して、かす上がりの発生を抑制することができ、成形品W1の品質を向上させることができる。
【選択図】図4

Description

この発明は、加工対象物を切断予定線に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品に切断するためのパンチ、ダイ、プレス方法、プレス機械の加工プログラム作成装置及びプレス機械の加工プログラムに関する。
加工対象物を移動させながらプレス機械によって打抜き部分を部分的に重ねて連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品に切断するニブリング加工(追い抜き加工)が知られている。例えば、従来のプレス機械の打抜き加工方法は、成形品の最終形状よりも僅かにずらしてパンチとダイとによって打抜き加工する第1の打抜き加工工程と、この第1の打抜き加工工程後に最終形状のパンチとダイとによって仕上げの打抜き加工をする第2の打抜き加工工程とを含む(例えば、特許文献1参照)。このような従来のプレス機械の打抜き加工方法では、第1の打抜き加工工程によって最終形状の外側が切断されているため、第2の打抜き加工工程によって切断するときには打抜き荷重が減少し、通常のプレス機械の能力以上の大きさの形状を打ち抜くことができる。
図14は、従来のパンチを概略的に示す外観図であり、図14(A)は正面図であり、図14(B)は底面図である。図15は、従来のダイを概略的に示す外観図であり、図15(A)は正面図であり、図15(B)は平面図である。図16は、従来のパンチ及びダイによるニブリング加工動作を概略的に示す断面図である。図17は、従来のパンチ及びダイによるニブリング加工を模式的に示す平面図であり、図17(A)は直線部分をニブリング加工しているときの平面図であり、図17(B)は曲線部分をニブリング加工しているときの平面図である。
図14に示すパンチ101は、切刃部101aの切刃形状が円形であり、内径が小さい穴抜き用の雄型である。図15に示すダイ102は、切刃部102aの切刃形状が円形であり、内径が小さい穴抜き用の雌型である。ニブリング加工では、図17に示すように、加工対象物Wを送り量Δ10,Δ20だけ連続して送り出しながら、図16に示すようにパンチ101とダイ102とによって、切断予定線Lに沿って連続して打抜く。その結果、図17(A)に示す直線部分L1又は図17(B)に示す曲線部分L2がせん断加工されて、加工対象物Wを所定の最終形状の成形品W1に打抜き加工されスクラップ(くず)W2が排出される。
特開2001-79621号公報
このような従来のプレス機械の打抜き加工では、抜きかすがダイ102の下方に抜き落とされず、加工対象物Wの表面に乗り上がるかす上がりが発生することがある。このようなかす上がりが発生すると、加工対象物Wの表面にスクラップW2が乗り上がった状態で打抜き加工されて、成形品W1の表面に陥没痕が発生し、手直し作業や再加工などが必要になる問題点がある。特に、切断予定線Lの曲線部分L2をニブリング加工するときに、かす上がりが発生しやすい問題点がある。
この発明の課題は、かす上がりの発生を抑制して成形品の品質を向上させることができるパンチ、ダイ、プレス方法、プレス機械の加工プログラム作成装置及びプレス機械の加工プログラムを提供することである。
この発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図2及び図4に示すように、加工対象物(W)を切断予定線(L)に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品(W1)に切断するためのパンチであって、前記成形品の外形を凸状の曲線部分(L2)に打抜き加工するために、前記切断予定線の曲率半径(R10)よりも大きい曲率半径(R11)の凹状の切刃形状を有することを特徴とするパンチ(1A)である。
請求項2の発明は、図5及び図7に示すように、加工対象物(W)を切断予定線(L)に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品(W1)に切断するためのパンチであって、前記成形品の外形を凹状の曲線部分(L2)に打抜き加工するために、前記切断予定線の曲率半径(R20)よりも小さい曲率半径(R21)の凸状の切刃形状を有することを特徴とするパンチ(1B)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のパンチにおいて、図2及び図5に示すように、前記切刃形状は、略長方形であり、少なくとも一つの長辺が円弧であることを特徴とするパンチである。
請求項4の発明は、図3及び図4に示すように、加工対象物(W)を切断予定線(L)に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品(W1)に切断するためのダイであって、前記成形品の外形を凸状の曲線部分(L2)に打抜き加工するために、前記切断予定線の曲率半径(R10)よりも大きい曲率半径(R11)の凹状の切刃形状を有することを特徴とするダイ(2A)である。
請求項5の発明は、図6及び図7に示すように、加工対象物(W)を切断予定線(L)に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品(W1)に切断するためのダイであって、前記成形品の外形を凹状の曲線部分(L2)に打抜き加工するために、前記切断予定線の曲率半径(R20)よりも小さい曲率半径(R21)の凸状の切刃形状を有することを特徴とするダイ(2B)である。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載のダイにおいて、図3及び図6に示すように、前記切刃形状は、略長方形であり、少なくとも一つの長辺が円弧であることを特徴とするダイである。
請求項7の発明は、図4及び図13に示すように、加工対象物(W)を切断予定線(L)に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品(W1)に切断するプレス方法であって、前記切断予定線の曲率半径(R10)よりも大きい曲率半径(R11)の凹状の切刃形状を有するパンチ(1A)とダイ(2A)とによって、前記成形品の外形を凸状の曲線部分(L2)に打抜き加工する曲線加工工程(S240)を含むことを特徴とするプレス方法である。
請求項8の発明は、図7及び図13に示すように、加工対象物(W)を切断予定線(L)に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品(W1)に切断するプレス方法であって、前記切断予定線の曲率半径(R20)よりも小さい曲率半径(R21)の凸状の切刃形状を有するパンチ(1B)とダイ(2B)とによって、前記成形品の外形を凹状の曲線部分(L2)に打抜き加工する曲線加工工程(S240)を含むことを特徴とするプレス方法である。
請求項9の発明は、請求項7又は請求項8に記載のプレス方法において、図2、図3、図5及び図6に示すように、前記曲線加工工程は、前記切刃形状が略長方形であり、少なくとも一つの長辺が円弧である前記パンチと前記ダイとによって打抜き加工する工程を含むことを特徴とするプレス方法である。
請求項10の発明は、図4及び図11に示すように、加工対象物(W)を切断予定線(L)に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品(W1)に切断するための加工プログラムを作成するプレス機械(3)の加工プログラム作成装置であって、前記切断予定線の曲率半径(R10)よりも大きい曲率半径(R11)の凹状の切刃形状を有するパンチ(1A)とダイ(2A)とによって、前記成形品の外形を凸状の曲線部分(L2)に打抜き加工するための曲線加工プログラムを作成する曲線加工プログラム作成部(18b)を備えることを特徴としているプレス機械の加工プログラム作成装置(18)である。
請求項11の発明は、図7及び図11に示すように、加工対象物(W)を切断予定線(L)に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品(W1)に切断するための加工プログラムを作成するプレス機械(3)の加工プログラム作成装置であって、前記切断予定線の曲率半径(R20)よりも大きい曲率半径(R21)の凸状の切刃形状を有するパンチ(1B)とダイ(2B)とによって、前記成形品の外形を凹状の曲線部分(L2)に打抜き加工するための曲線加工プログラムを作成する曲線加工プログラム作成部(18b)を備えることを特徴としているプレス機械の加工プログラム作成装置(18)である。
請求項12の発明は、請求項10又は請求項11に記載のプレス機械の加工プログラム作成装置において、図2、図3、図5及び図6に示すように、前記曲線加工プログラム作成部は、前記切刃形状が略長方形であり、少なくとも一つの長辺が円弧である前記パンチと前記ダイとによって打抜き加工するための前記曲線加工プログラムを作成することを特徴としているプレス機械の加工プログラム作成装置である。
請求項13の発明は、図4及び図12に示すように、加工対象物(W)を切断予定線(L)に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品(W1)に切断するためのプレス機械(3)の加工プログラムであって、前記切断予定線の曲率半径(R10)よりも大きい曲率半径(R11)の凹状の切刃形状を有するパンチ(1A)とダイ(2A)とによって、前記成形品の外形を凸状の曲線部分(L2)に打抜き加工する曲線加工手順(S120)をコンピュータ(21)に実行させることを特徴とするプレス機械の加工プログラムである。
請求項14の発明は、図7及び図12に示すように、加工対象物(W)を切断予定線(L)に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品(W1)に切断するためのプレス機械(3)の加工プログラムであって、前記切断予定線の曲率半径(R20)よりも大きい曲率半径(R21)の凸状の切刃形状を有するパンチ(1B)とダイ(2B)とによって、前記成形品の外形を凹状の曲線部分(L2)に打抜き加工する曲線加工手順(S120)をコンピュータ(21)に実行させることを特徴とするプレス機械の加工プログラムである。
請求項15の発明は、請求項13又は請求項14に記載のプレス機械の加工プログラムにおいて、図2、図3、図5及び図6に示すように、前記曲線加工手順は、前記切刃形状が略長方形であり、少なくとも一つの長辺が円弧である前記パンチと前記ダイとによって打抜き加工する手順を含むことを特徴とするプレス機械の加工プログラムである。
この発明によると、かす上がりの発生を抑制して成形品の品質を向上させることができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の実施形態に係るパンチ及びダイによって打抜き加工される加工対象物を一例として示す平面図である。
図1に示す加工対象物Wは、打抜き加工される素材(ワーク)であり、例えば四角形状のステンレス鋼板であり、このステンレス鋼板の表面には合成樹脂製の保護シートが貼り付けられている。成形品W1は、打抜き加工後の製品であり、例えば鉄道車両の車体の端部(妻)の妻構えを構成する外板(妻板)である。スクラップW2は、打抜き加工後に成形品W1の外側の部分である。切断予定線Lは、加工対象物Wを打抜き加工して切断するときに成形品W1の最終形状となる外形線である。切断予定線Lは、成形品W1の最終形状となる直線部分L1と曲線部分L2とから構成されている。
図2は、この発明の実施形態に係るパンチ(凹状)を概略的に示す外観図であり、図2(A)は正面図であり、図2(B)は側面図であり、図2(C)は底面図である。図3は、この発明の実施形態に係るダイ(凹状)を概略的に示す外観図であり、図3(A)は正面図であり、図3(B)は側面図であり、図3(C)は平面図である。図4は、この発明の実施形態に係るパンチ(凹状)及びダイ(凹状)によるニブリング加工を模式的に示す平面図である。図5は、この発明の実施形態に係るパンチ(凸状)を概略的に示す外観図であり、図5(A)は正面図であり、図5(B)は側面図であり、図5(C)は底面図である。図6は、この発明の実施形態に係るダイ(凸状)を概略的に示す外観図であり、図6(A)は正面図であり、図6(B)は側面図であり、図6(C)は平面図である。図7は、この発明の実施形態に係るパンチ(凸状)及びダイ(凸状)によるニブリング加工を模式的に示す平面図である。
図2及び図4に示すパンチ(雄型)1A,1Bは、加工対象物Wを切断予定線Lに沿って連続して打抜き、この加工対象物Wを所定の形状の成形品W1に切断するためのプレス加工用工具(金型部品)である。パンチ1A,1Bは、加工対象物Wを切断する切刃部1a,1bをそれぞれ備えている。パンチ1A,1Bは、曲線部分L2の曲率半径R10,R20の大きさに応じて複数種類用意されている。
図2及び図4に示す切刃部1aは、成形品W1の外形を凸状の曲線部分L2に打抜き加工するために、切断予定線Lの曲率半径R10よりも大きい曲率半径R11の凹状の切刃形状を有する。切刃部1aは、図2(C)に示すように、切刃形状が略長方形であり、一方の長辺が凹状の円弧である。図5及び図7に示す切刃部1bは、成形品W1の外形を凹状の曲線部分L2に打抜き加工するために、切断予定線Lの曲率半径R20よりも小さい曲率半径R21の凸状の切刃形状を有する。切刃部1bは、図5(C)に示すように、切刃形状が略長方形であり、一方の長辺が凸状の円弧である。
図3及び図5に示すダイ(雌型)2A,2Bは、加工対象物Wを切断予定線Lに沿って連続して打抜き、この加工対象物Wを所定の形状の成形品W1に切断するためのプレス加工用工具(金型部品)であり、パンチ1A,1Bとともに金型を構成する。ダイ2A,2Bは、加工対象物Wを切断する切刃部2a,2bをそれぞれ備えている。ダイ2A,2Bは、曲線部分L2の曲率半径R10,R20の大きさに応じて複数種類用意されている。
図3に示す切刃部2aは、図4に示すように、成形品W1の外形を凸状の曲線部分L2に打抜き加工するために、切断予定線Lの曲率半径R10よりも大きい曲率半径R11の凹状の切刃形状を有する。切刃部2aは、打抜き加工時にパンチ1A側の切刃部1aとの間に僅かに間隙部を形成するように適正なクリアランスが付与されている。切刃部2aは、図3(C)に示すように、図2(C)に示す切刃部1aと同様に切刃形状が略長方形(略長角形状)であり、一方の長辺が凹状の円弧である。図6に示す切刃部2bは、図7に示すように、成形品W1の外形を凹状の曲線部分L2に打抜き加工するために、切断予定線Lの曲率半径R20よりも小さい曲率半径R21の凸状の切刃形状を有する。切刃部2bは、打抜き加工時にパンチ1B側の切刃部1bとの間に僅かに間隙部を形成するように適正なクリアランスが付与されている。切刃部2bは、図5(C)に示すように、図3(C)に示す切刃部1bと同様に切刃形状が略長方形(略長角形状)であり、一方の長辺が凸状の円弧である。
図8は、この発明の実施形態に係るパンチ及びダイが使用されるプレス機械を概略的に示す平面図である。図9は、この発明の実施形態に係るパンチ及びダイが使用されるプレス機械を概略的に示す平面図である。図10は、図9のX部分を拡大して示す断面図である。図11は、この発明の実施形態に係るプレス機械のブロック図である。
図8〜図11に示すプレス機械3は、加工対象物Wを切断予定線Lに沿って連続して打抜き、この加工対象物Wを所定の形状の成形品W1に切断する装置である。プレス機械3は、図10に示すパンチホルダ4と、ダイホルダ5と、ストリッパ6と、図11に示すプレス駆動装置7と、図8、図9及び図11に示す上タレット8と、図9及び図11に示す下タレット9と、図11に示すタレット駆動装置10と、タレット回転位置検出装置11と、加工テーブル12と、テーブル駆動装置13と、テーブル位置検出装置14と、情報入力装置15と、加工情報記憶装置16と、金型情報記憶装置17と、加工プログラム作成装置18と、加工プログラム記憶装置19と、操作装置20と、制御装置21などを備えている。図8〜図11に示すプレス機械3は、上タレット8と下タレット9とをタレット駆動装置10によって同期して回転させ、任意のパンチ1A,1Bとダイ2A,2Bとを打抜き加工位置に割り出し、加工対象物Wを加工テーブル12によって移動させながら打抜き加工するタレットパンチプレスである。
図10に示すパンチホルダ4は、パンチ1A,1Bを固定する部材であり、ダイホルダ5はダイ2A,2Bを固定する部材であり、ストリッパ6は加工対象物Wを打抜くときにこの加工対象物Wが変形しないようにこの加工対象物Wを抑える部材である。プレス駆動装置7は、パンチ1A,1Bを駆動する装置である。プレス駆動装置7は、プレス機械3が機械プレスのときには、メインモータによってフライホイールを回転させ、このフライホイールの回転エネルギーをパンチ1A,1Bに駆動機構を通じて伝達し、パンチ1A,1Bを上下方向に往復運動させる。プレス駆動装置7は、プレス機械3が油圧プレスのときには、油圧ポンプによって油圧シリンダに作動油を供給し、ピストンロッドの往復運動に連動してパンチ1A,1Bを上下方向に往復運動させる。
上タレット8は、形状の異なる複数のパンチ1A,1Bを円周方向に所定の間隔をあけて着脱自在に装着する部材であり、下タレット9は複数のダイ2A,2Bを円周方向に所定の間隔をあけて着脱自在に装着する部材である。タレット駆動装置10は、上タレット8及び下タレット9を回転駆動する装置である。タレット回転位置検出装置11は、上タレット8及び下タレット9の回転位置を検出する装置であり、これらの検出結果を回転位置信号(回転位置情報)として制御装置21に出力する。
加工テーブル12は、加工対象物Wを保持して移動する装置である。テーブル駆動装置13は、加工テーブル12を駆動する装置であり、加工テーブル12をX軸方向及びY軸方向に水平移動するとともに加工テーブル12をZ軸回りに回転させる。テーブル位置検出装置14は、加工テーブル12の位置を検出する装置であり、加工テーブル12のX軸方向及びY軸方向の現在位置を検出するとともに加工テーブル12のZ軸回りの回転位置を検出し、これらの検出結果を位置検出信号(位置検出情報)として制御装置21に出力する。
情報入力装置15は、種々の情報を入力する装置である。情報入力装置15は、例えば、電気通信回線を通じて提供される種々の情報を読み込んだり、情報記録媒体に記録された種々の情報を読み込んだりする。情報入力装置15は、電気通信回線又は情報記録媒体などから読み取った情報を制御装置21に出力する。
加工情報記憶装置16は、加工対象物Wを打抜き加工するのに必要な加工情報を記憶する装置である。加工情報記憶装置16は、例えば、切断予定線Lの直線部分L1の長さ、曲線部分L2の長さ及び曲率半径R10,R20、加工精度、打抜き加工に要する加工時間、加工対象物Wの送り量Δ1,Δ2などに関する加工情報を記憶するメモリである。
金型情報記憶装置17は、打抜き加工に使用する金型に関する金型情報を記憶する装置である。金型情報記憶装置17は、例えば、加工対象物Wを打抜き加工する際に使用可能なパンチ1A,1B及びダイ2A,2Bの切刃形状、曲率半径R11,R21、切刃部2a,2bの寸法、パンチ1A,1Bが装着されている上タレット8の位置及びダイ2A,2Bが装着されている下タレット9の位置などに関する金型情報を記憶するメモリである。
加工プログラム作成装置18は、加工対象物Wを切断予定線Lに沿って連続して打抜き、この加工対象物Wを所定の形状の成形品W1に切断するための加工プログラムを作成する装置である。加工プログラム作成装置18は、図1に示す切断予定線Lに沿って加工対象物Wを打抜き加工して成形品W1を形成するための一連の加工プログラムを作成し、この加工プログラムを制御装置21に出力する。加工プログラム作成装置18は、図11に示すように、直線加工プログラム作成部18aと、曲線加工プログラム作成部18bと、プログラム合成部18cなどを備えている。加工プログラム作成装置18は、例えば、パンチ1A,1B及びダイ2A,2Bの選択と加工対象物Wの位置決めを数値制御するためのNCプログラムを作成するNCプログラム作成装置である。
直線加工プログラム作成部18aは、成形品W1の外形を直線部分L1に打抜き加工するための直線加工プログラムを作成する手段である。直線加工プログラム作成部18aは、例えば、図14及び図15に示すような円形の切刃形状を有するパンチ101とダイ102とによって、図1に示す直線部分L1を打抜き加工するための直線加工プログラムを加工情報及び金型情報に基づいて作成し、この直線加工プログラムをプログラム合成部18cに出力する。
曲線加工プログラム作成部18bは、成形品W1の外形を凸状又は凹状の曲線部分L2に打抜き加工するための曲線加工プログラムを作成する手段である。曲線加工プログラム作成部18bは、例えば、図2に示す凹状の切刃形状を有するパンチ1Aと、図3に示す凹状の切刃形状を有するダイ2Aとによって、図4に示す凸状の曲線部分L2を打抜き加工するための曲線加工プログラムを加工情報及び金型情報に基づいて作成し、この曲線加工プログラムをプログラム合成部18cに出力する。また、曲線加工プログラム作成部18bは、例えば、図5に示す凸状の切刃形状を有するパンチ1Bと、図6に示す凸状の切刃形状を有するダイ2Bとによって、図7に示す凹状の曲線部分L2を打抜き加工するための曲線加工プログラムを加工情報及び金型情報に基づいて作成し、この曲線加工プログラムをプログラム合成部18cに出力する。
プログラム合成部18cは、直線加工プログラム作成部18aが作成した直線加工プログラムと、曲線加工プログラム作成部18bが作成した曲線加工プログラムとを連続した加工プログラムに合成する手段である。プログラム合成部18cは、加工対象物Wを加工開始位置から加工終了位置まで打抜き加工して成形品W1を形成するための一つの連続した加工プログラムに直線加工プログラムと曲線加工プログラムとを合成する。
加工プログラム記憶装置19は、加工プログラムを記憶する装置である。加工プログラム記憶装置19は、加工プログラム作成装置18が作成した加工プログラムを記憶するメモリであり、例えば最終形状の異なる各成形品W1に対応させて加工プログラムをそれぞれ記憶している。
操作装置20は、プレス機械3を操作する装置である。操作装置20は、例えば、プレス機械3に所定の動作をさせるときに作業者によって操作される操作スイッチなどであり、打抜き加工を開始するときに操作される動作開始スイッチや、打抜き加工を停止させるときに操作される動作停止スイッチを備えている。
次に、この発明の実施形態に係るプレス機械の加工プログラム作成装置による加工プログラムの作成処理を説明する。
図12は、この発明の実施形態に係るプレス機械の加工プログラム作成装置による加工プログラムの作成処理を説明するためのフローチャートである。
図12に示すステップ(以下、Sという)100において、加工プログラム作成装置18が加工情報の読込処理を実行する。加工情報記憶装置16から制御装置21が加工情報を読み出してこの加工情報を加工プログラム作成装置18に出力し、加工プログラム作成装置18がこの加工情報を読み込む。
S110において、加工プログラム作成装置18が金型情報の読込処理を実行する。金型情報記憶装置17から制御装置21が金型情報を読み出してこの金型情報を加工プログラム作成装置18に出力し、加工プログラム作成装置18がこの金型情報を読み込む。
S120において、直線加工プログラム作成部18aが直線加工プログラムの作成処理を実行する。直線加工プログラム作成部18aが加工情報を参照して、図1に示す直線部分L1の長さ、加工時間、加工精度などを特定する。次に、直線加工プログラム作成部18aが金型情報を参照して、直線部分L1を打ち抜き加工するのに最適な切刃形状の金型を選定する。例えば、図17(A)に示すように成形品W1の外形を直線部分L1に打抜き加工するときには、図14及び図15に示すようなパンチ101及びダイ102を直線加工プログラム作成部18aが選定する。その結果、直線部分L1の長さ、送り量Δ10、パンチ101が装着されている上タレット8の位置及びダイ102が装着されている下タレット9の位置などをプログラム化した直線加工プログラムを直線加工プログラム作成部18aが作成して、プログラム合成部18cに出力する。
S130において、曲線加工プログラム作成部18bが曲線加工プログラムの作成処理を実行する。曲線加工プログラム作成部18bが加工情報を参照して、図1に示す曲線部分L2の長さ、曲率半径R10,R20、加工時間、加工精度などを特定する。次に、曲線加工プログラム作成部18bが金型情報を参照して、曲線部分L2を打ち抜き加工するのに最適な切刃形状の金型を選定する。例えば、図4に示すように、成形品W1の外形を凸状の曲線部分L2に打抜き加工するときには、図2及び図3に示すようにこの曲線部分L2の曲率半径R10よりも僅かに大きい曲率半径R11の凹状のパンチ1A及びダイ2Aを曲線加工プログラム作成部18bが選定する。一方、図7に示すように、成形品W1の外形を凹状の曲線部分L2に打抜き加工するときには、図5及び図6に示すようにこの曲線部分L2の曲率半径R20よりも僅かに大きい曲率半径R21の凸状のパンチ1B及びダイ2Bを曲線加工プログラム作成部18bが選定する。その結果、曲線部分L2の長さ、曲率半径R10,R20、送り量Δ1,Δ2、パンチ1A,1Bが装着されている上タレット8の位置及びダイ2A,2Bが装着されている下タレット9の位置などをプログラム化した曲線加工プログラムを曲線加工プログラム作成部18bが作成して、プログラム合成部18cに出力する。
S140において、プログラム合成部18cがプログラム合成処理を実行する。直線加工プログラムと曲線加工プログラムとをプログラム合成部18cが合成して、加工対象物Wを加工開始地点から加工終了地点まで連続して打抜き加工するための一連の加工プログラムをプログラム合成部18cが作成する。
S150において、加工プログラム作成装置18が加工プログラムの送信処理を実行する。プログラム合成部18cが加工プログラムを作成すると、加工プログラム作成装置18がこの加工プログラムを制御装置21に出力する。その結果、加工プログラム記憶装置19に制御装置21が加工プログラムを出力し、加工プログラム記憶装置19にこの加工プログラムが記憶される。
次に、この発明の実施形態に係るプレス方法について説明する。
図13は、この発明の実施形態に係るプレス方法を説明するためのフローチャートである。以下では、制御装置21の動作を中心として説明する。
S200において、加工プログラム記憶装置19から制御装置21が加工プログラムを読み込み、この加工プログラムに従って制御装置21がプレス機械3に一連の打抜き加工(ニブリング加工)を指令する。テーブル駆動装置13に制御装置21が動作開始を指令すると、プレス機械3の打抜き加工位置に加工対象物Wの加工開始点が位置決めされるように、テーブル位置検出装置14の出力信号に基づいてテーブル駆動装置13を制御装置21がフィードバック制御する。
S210において、直線加工であるか否かを制御装置21が判断する。切断予定線Lが直線部分L1であるか曲線部分L2であるかを加工プログラムに基づいて制御装置21が判断し、直線加工であるときにはS220に進み、直線加工ではないときにはS230に進む。
S220において、直線加工をプレス機械3が開始する。加工プログラムのうち直線加工プログラムに従って制御装置21が直線加工処理を実行すると、プレス駆動装置7、タレット駆動装置10及びテーブル駆動装置13に制御装置21が動作開始を指令する。その結果、図14及び図15に示すようなパンチ101及びダイ102がプレス機械3の打抜き加工位置に位置決めされるように、タレット回転位置検出装置11の出力信号に基づいてタレット駆動装置10を制御装置21がフィードバック制御する。次に、プレス駆動装置7がパンチ101を往復駆動するとともに、テーブル駆動装置13が加工テーブル12を送り量Δ10で移動すると、図16及び図17(A)に示すようにパンチ101とダイ102との間で加工対象物Wが連続して打抜き加工されて、図17(A)に示すように成形品W1の外形に所定の長さの直線部分L1が形成される。
S230において、曲線加工であるか否かを制御装置21が判断する。切断予定線Lが直線部分L1であるか曲線部分L2であるかを加工プログラムに基づいて制御装置21が判断し、曲線加工であるときにはS240に進み、曲線加工ではないときにはS250に進む。
S240において、曲線加工をプレス機械3が開始する。加工プログラムのうち曲線加工プログラムに従って制御装置21が曲線加工処理を実行すると、プレス駆動装置7、タレット駆動装置10及びテーブル駆動装置13に制御装置21が動作開始を指令する。その結果、図2、図3、図5及び図6に示すパンチ1A,1B及びダイ2A,2Bがプレス機械3の打抜き加工位置に位置決めされるように、タレット回転位置検出装置11の出力信号に基づいて、タレット駆動装置10を制御装置21がフィードバック制御する。次に、プレス駆動装置7がパンチ1A,1Bを往復駆動するとともに、テーブル駆動装置13が加工テーブル12を送り量Δ1,Δ2で移動すると、図10に示すようにパンチ1A,1Bとダイ2A,2Bとの間で加工対象物Wが連続して打抜き加工されて、図4及び図7に示すように成形品W1の外形に所定の曲率半径R10,R20の曲線部分L2が形成される。
S250において、加工終了であるか否かを制御装置21が判断する。加工終了点まで打抜き加工を完了したか否かを加工プログラムに基づいて制御装置21が判断する。その結果、全ての打抜き加工を完了したと制御装置21が判断したときには、テーブル駆動装置13に制御装置21が動作終了を指令し、加工対象物Wを排出する排出位置まで加工テーブル12が駆動するように制御装置21がテーブル駆動装置13を制御して一連の抜き打ち加工を終了する。一方、全ての打抜き加工を終了していないと制御装置21が判断したときにはS210に戻り、全ての抜き打ち加工を終了するまでS210以降の処理が繰り返される。
この発明の実施形態に係るパンチ、ダイ、プレス方法、プレス機械の加工プログラム作成装置及びプレス機械の加工プログラムには、以下に記載するような効果がある。
(1) この実施形態では、切断予定線Lの曲率半径R10よりも大きい曲率半径R11の凹状の切刃形状を有するパンチ1Aとダイ2Aとによって、成形品W1の外形を凸状の曲線部分L2に打抜き加工する。また、この実施形態では、切断予定線Lの曲率半径R20よりも小さい曲率半径R21の凸状の切刃形状を有するパンチ1B及びダイ2Bによって、成形品W1の外形を凹状の曲線部分L2に打抜き加工する。このため、打抜き加工時に発生する抜きかすが下方に落下して、かす上がりの発生を抑制することができ、成形品W1の品質を向上させることができる。
(2) この実施形態では、パンチ1A,1B及びダイ2A,2Bの切刃形状が略長方形であり、少なくとも一つの長辺が円弧である。このため、図14及び図15に示す従来のパンチ101及びダイ102のような切刃形状が円形の切刃部101a,102aに比べて、切刃部1a,2aの切刃形状の長さが長くなる。その結果、図17に示す送り量Δ10,Δ20に比べて、図4及び図7に示すように送り量Δ1,Δ2が長くなり、打抜き加工に要する時間を短縮化することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、成形品W1が鉄道車両の妻板である場合を例に挙げて説明したが、妻板以外の他の形状の成形品を打抜き加工する場合についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、パンチ1A,1B及びダイ2A,2Bの切刃部1a,2aの一方の長辺を円弧状に形成した場合を例に挙げて説明したが、両方の長辺を円弧状に形成することもできる。
(2) この実施形態では、加工テーブル12をZ軸回りに回転させて加工対象物Wの姿勢を変化させ打抜き加工する場合を例に挙げて説明したが、加工テーブル12をZ軸回りに回転させずにパンチ1A,1B及びダイ2A,2Bを回転させて打抜き加工することもできる。また、この実施形態では、切断予定線Lが直線部分L1と曲線部分L2とによって構成される場合を例に挙げて説明したが、切断予定線Lが曲線部分L2のみから構成される場合についてもこの発明を適用することができる。
この発明の実施形態に係るパンチ及びダイによって打抜き加工される加工対象物を一例として示す平面図である。 この発明の実施形態に係るパンチ(凹状)を概略的に示す外観図であり、(A)は正面図であり、(B)は側面図であり、(C)は底面図である。 この発明の実施形態に係るダイ(凹状)を概略的に示す外観図であり、(A)は正面図であり、(B)は側面図であり、(C)は平面図である。 この発明の実施形態に係るパンチ(凹状)及びダイ(凹状)によるニブリング加工を模式的に示す平面図である。 この発明の実施形態に係るパンチ(凸状)を概略的に示す外観図であり、(A)は正面図であり、(B)は側面図であり、(C)は底面図である。 この発明の実施形態に係るダイ(凸状)を概略的に示す外観図であり、(A)は正面図であり、(B)は側面図であり、(C)は平面図である。 この発明の実施形態に係るパンチ(凸状)及びダイ(凸状)によるニブリング加工を模式的に示す平面図である。 この発明の実施形態に係るパンチ及びダイが使用されるプレス機械を概略的に示す平面図である。 この発明の実施形態に係るパンチ及びダイが使用されるプレス機械を概略的に示す平面図である。 図9のX部分を拡大して示す断面図である。 この発明の実施形態に係るプレス機械のブロック図である。 この発明の実施形態に係るプレス機械の加工プログラム作成装置による加工プログラムの作成処理を説明するためのフローチャートである。 この発明の実施形態に係るプレス方法を説明するためのフローチャートである。 従来のパンチを概略的に示す外観図であり、(A)は正面図であり、(B)は底面図である。 従来のダイを概略的に示す外観図であり、(A)は正面図であり、(B)は平面図である。 従来のパンチ及びダイによるニブリング加工動作を概略的に示す断面図である。 従来のパンチ及びダイによるニブリング加工を模式的に示す平面図であり、(A)は直線部分をニブリング加工しているときの平面図であり、(B)は曲線部分をニブリング加工しているときの平面図である。
符号の説明
1A,1B パンチ
2A,2B ダイ
1a,1b,2a,2b 切刃部
3 プレス機械
4 パンチホルダ
5 ダイホルダ
6 ストリッパ
7 プレス駆動装置
8 上タレット
9 下タレット
10 タレット駆動装置
11 タレット回転位置検出装置
12 加工テーブル
13 テーブル駆動装置
14 テーブル位置検出装置
15 情報入力装置
16 加工情報記憶装置
17 金型情報記憶装置
18 加工プログラム作成装置
18a 直線加工プログラム作成部
18b 曲線加工プログラム作成部
18c プログラム合成部
19 加工プログラム記憶装置
20 操作装置
21 制御装置
W 加工対象物
1 成形品
2 スクラップ
L 切断予定線
1 直線部分
2 曲線部分
10,R11,R20,R21 曲率半径
Δ1,Δ2 送り量

Claims (15)

  1. 加工対象物を切断予定線に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品に切断するためのパンチであって、
    前記成形品の外形を凸状の曲線部分に打抜き加工するために、前記切断予定線の曲率半径よりも大きい曲率半径の凹状の切刃形状を有すること、
    を特徴とするパンチ。
  2. 加工対象物を切断予定線に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品に切断するためのパンチであって、
    前記成形品の外形を凹状の曲線部分に打抜き加工するために、前記切断予定線の曲率半径よりも小さい曲率半径の凸状の切刃形状を有すること、
    を特徴とするパンチ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のパンチにおいて、
    前記切刃形状は、略長方形であり、少なくとも一つの長辺が円弧であること、
    を特徴とするパンチ。
  4. 加工対象物を切断予定線に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品に切断するためのダイであって、
    前記成形品の外形を凸状の曲線部分に打抜き加工するために、前記切断予定線の曲率半径よりも大きい曲率半径の凹状の切刃形状を有すること、
    を特徴とするダイ。
  5. 加工対象物を切断予定線に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品に切断するためのダイであって、
    前記成形品の外形を凹状の曲線部分に打抜き加工するために、前記切断予定線の曲率半径よりも小さい曲率半径の凸状の切刃形状を有すること、
    を特徴とするダイ。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のダイにおいて、
    前記切刃形状は、略長方形であり、少なくとも一つの長辺が円弧であること、
    を特徴とするダイ。
  7. 加工対象物を切断予定線に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品に切断するプレス方法であって、
    前記切断予定線の曲率半径よりも大きい曲率半径の凹状の切刃形状を有するパンチとダイとによって、前記成形品の外形を凸状の曲線部分に打抜き加工する曲線加工工程を含むこと、
    を特徴とするプレス方法。
  8. 加工対象物を切断予定線に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品に切断するプレス方法であって、
    前記切断予定線の曲率半径よりも小さい曲率半径の凸状の切刃形状を有するパンチとダイとによって、前記成形品の外形を凹状の曲線部分に打抜き加工する曲線加工工程を含むこと、
    を特徴とするプレス方法。
  9. 請求項7又は請求項8に記載のプレス方法において、
    前記曲線加工工程は、前記切刃形状が略長方形であり、少なくとも一つの長辺が円弧である前記パンチと前記ダイとによって打抜き加工する工程を含むこと、
    を特徴とするプレス方法。
  10. 加工対象物を切断予定線に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品に切断するための加工プログラムを作成するプレス機械の加工プログラム作成装置であって、
    前記切断予定線の曲率半径よりも大きい曲率半径の凹状の切刃形状を有するパンチとダイとによって、前記成形品の外形を凸状の曲線部分に打抜き加工するための曲線加工プログラムを作成する曲線加工プログラム作成部を備えること、
    を特徴とするプレス機械の加工プログラム作成装置。
  11. 加工対象物を切断予定線に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品に切断するための加工プログラムを作成するプレス機械の加工プログラム作成装置であって、
    前記切断予定線の曲率半径よりも大きい曲率半径の凸状の切刃形状を有するパンチとダイとによって、前記成形品の外形を凹状の曲線部分に打抜き加工するための曲線加工プログラムを作成する曲線加工プログラム作成部を備えること、
    を特徴とするプレス機械の加工プログラム作成装置。
  12. 請求項10又は請求項11に記載のプレス機械の加工プログラム作成装置において、
    前記曲線加工プログラム作成部は、前記切刃形状が略長方形であり、少なくとも一つの長辺が円弧である前記パンチと前記ダイとによって打抜き加工するための前記曲線加工プログラムを作成すること、
    を特徴とするプレス機械の加工プログラム作成装置。
  13. 加工対象物を切断予定線に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品に切断するためのプレス機械の加工プログラムであって、
    前記切断予定線の曲率半径よりも大きい曲率半径の凹状の切刃形状を有するパンチとダイとによって、前記成形品の外形を凸状の曲線部分に打抜き加工する曲線加工手順をコンピュータに実行させること、
    を特徴とするプレス機械の加工プログラム。
  14. 加工対象物を切断予定線に沿って連続して打抜き、この加工対象物を所定の形状の成形品に切断するためのプレス機械の加工プログラムであって、
    前記切断予定線の曲率半径よりも大きい曲率半径の凸状の切刃形状を有するパンチとダイとによって、前記成形品の外形を凹状の曲線部分に打抜き加工する曲線加工手順をコンピュータに実行させること、
    を特徴とするプレス機械の加工プログラム。
  15. 請求項13又は請求項14に記載のプレス機械の加工プログラムにおいて、
    前記曲線加工手順は、前記切刃形状が略長方形であり、少なくとも一つの長辺が円弧である前記パンチと前記ダイとによって打抜き加工する手順を含むこと、
    を特徴とするプレス機械の加工プログラム。
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