JP2008089383A - 車両用複合センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に対する操舵角センサ及び加速度センサの配置スペースの削減と取付性の向上とを共に図りつつ、前記車両に取り付けた前記操舵角センサ及び前記加速度センサの配線作業の容易化と、取付費用の削減とを共に実現する車両用複合センサを提供する。
【解決手段】車両用複合センサ60では、ハンドル18の操舵角を検出する操舵角センサ64と、自動二輪車11のロール角を検出する加速度センサ62とが、共に同一のケース65内に収容されている。操舵角センサ64は、ケース65を自動二輪車11に取り付けた際に中心軸122と略同軸となるようにケース65内に配置され、加速度センサ62は、ケース65を自動二輪車11に取り付けた際に、略水平に配置されるようにキャスタ角だけ傾斜した状態でケース65内に配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のハンドルの操舵角や、該車両のロール角を検出する車両用複合センサに関し、より詳細には、二輪車のハンドルの操舵角やロール角の検出に好適な車両用複合センサに関する。
従来より、車両としての二輪車のヘッドパイプ側にホール素子を配置し、一方で、ステアリング部材側に永久磁石を配置した状態で、ハンドルの操舵により前記ステアリング部材と共に前記永久磁石が回動した際に、前記ホール素子と前記永久磁石との相対位置に基づいて、前記ハンドルの操舵角を検出する操舵角センサが特許文献1に開示されている。
また、二輪車のシート直下の電子制御ユニット(ECU)内に加速度センサを配置し、該加速度センサは、前記二輪車が左右(車幅方向)に傾斜したときのロール角に応じた重力成分を加速度として検出することが特許文献2及び3に開示されている。
特公平5−77555号公報 特開2002−71703号公報 特開2006−56307号公報
上述したように、特許文献1に記載の操舵角センサは、ハンドルの操舵角を検出するためにヘッドパイプ及びステアリング部材近傍に配置され、一方で、特許文献2及び3に記載の加速度センサは、二輪車のロール角を検出するためにシート直下のECU内に配置されている。すなわち、それぞれのセンサは、前記二輪車内において、機能毎に異なる場所に配置されているので、前記各センサをそれぞれ配置するためのスペースを予め確保しておく必要があるが、四輪車等と比較して、前記二輪車は、スペース上の制約が大きい。
また、前記二輪車に前記操舵角センサ及び前記加速度センサをそれぞれ配置すると、前記各センサからの配線の引き回しが煩雑となると共に、取り付け費用が高くなるという課題もある。
本発明は上記課題を考慮してなされたものであり、車両に対する操舵角センサ及び加速度センサの配置スペースの削減と取付性の向上とを共に図りつつ、前記車両に取り付けた前記操舵角センサ及び前記加速度センサの配線作業の容易化と、取付費用の削減とを共に実現することが可能な車両用複合センサを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明に係る車両用複合センサは、車両のハンドルの操舵角を検出する操舵角センサと、前記車両のロール角に応じた重力成分を加速度として検出する加速度センサと、前記操舵角センサ及び前記加速度センサを一体に収容するケースとを有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の車両用複合センサにおいて、前記車両は、二輪車であり、前記ケースは、前記ハンドルを軸支するヘッドパイプに一端部が連結された内筒部と、該内筒部の外周部を囲繞し且つステアリング部材に連結された外筒部とで構成され、前記加速度センサは、前記内筒部に配置され、前記操舵角センサは、前記内筒部と前記外筒部との間に配置されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の車両用複合センサにおいて、前記操舵角センサは、第1端子と第2端子とを有する抵抗体と、前記第1端子と前記第2端子との間で前記抵抗体に沿って摺動可能な第3端子とで構成されるポテンショメータであり、前記第3端子は、前記ハンドルの操舵に連動して前記抵抗体上を摺動することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用複合センサにおいて、前記操舵角センサは、前記ケースを前記車両に取り付けた際に前記ハンドルの回転軸と略同軸となるように前記ケース内に配置され、前記加速度センサは、前記ケースを前記車両に取り付けた際に略水平に配置されるように、前記ケース内で前記所定角度傾斜した状態で配置されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、操舵角センサと加速度センサとを共に同一のケース内に収容したので、車両に対する取付スペースの削減と取付性の向上とを図ることが可能になると共に、配線の共用化、特に、電源ラインの共用化が可能になるので、配線作業が容易となり、取付費用を削減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ハンドルを軸支するヘッドパイプに内筒部の一端部を連結させることにより、前記内筒部内に配置された加速度センサからの配線や、前記内筒部と外筒部との間に配置された操舵角センサからの配線も、前記内筒部の他端部から引き回すことができるので、前記ヘッドパイプ内を貫通させることなく前記各配線の配線作業の簡素化を図ることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、第3端子がハンドルの操舵に連動して抵抗体上を摺動するので、外部から第1端子と第2端子との間に入力電圧を供給し、前記第3端子で計測した電圧を検出電圧として出力すれば、前記入力電圧と前記検出電圧との比、換言すれば、前記第1端子と前記第2端子との間の抵抗体の抵抗値と、前記第1端子と前記第3端子との間の抵抗値、あるいは前記第2端子と前記第3端子との間の抵抗値との比に基づいて、前記ハンドルの操舵角を精度良く検出することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ケースを車両に取り付けた際に、操舵角センサがハンドルの回転軸と略同軸になると共に、加速度センサが略水平に配置されるので、車両用複合センサを前記車両に取り付けた状態で、前記ハンドルの操舵角や前記車両のロール角を精度良く検出することが可能となる。
以下、本発明に係る車両用複合センサについて、この複合センサが取り付けられる車両との関係で好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る車両用複合センサ60が組み込まれた車両としての自動二輪車11の概略側面図を示している。図2は、図1に示す自動二輪車11の一部正面図であり、車体を前後方向で全体的に覆っているカウル38を省略して図示している。
本実施形態では、図1に示すように、フルカウリング型の自動二輪車11を例示して本発明を説明するが、本発明はこれに限られるものではなく、他の種別の二輪車(例えば、スクータ)にも適用可能である。なお、この自動二輪車11において、車体の左右に1つずつ対称的に設けられる機構乃至構成要素については、左側の参照符号に「L」を付し、右側の参照符号に「R」を付すものとする。また、以下の説明では、「右」は、自動二輪車11の運転者(乗員)から見て車体の右側をいい、「左」は、前記乗員から見て車体の左側をいう。
図1に示すように、自動二輪車11は、車体を構成するクレードル型の車体フレーム12と、操舵輪である前輪14と、駆動輪である後輪16と、前輪14を操舵するハンドル18と、乗員が着座するフロントシート20とを有する。
図1及び図2に示すように、車体前方部におけるハンドル18には、トップブリッジ52が連結され、該トップブリッジ52の中央部には、ステアリングステム56が連結されている。該ステアリングステム56は、車体フレーム12のヘッドパイプ22に略同軸に挿入されている。また、トップブリッジ52の左右両側にはフロントフォーク24L、24Rが連結され、該フロントフォーク24L、24Rは、ボトムブリッジ54を貫通して前輪14を回転自在に軸支する。そして、ボトムブリッジ54の中央部には、車両用複合センサ60が前記ボトムブリッジ54を貫通して一部がヘッドパイプ22に挿入されるように取り付けられている。
この場合、ヘッドパイプ22は、ステアリングステム56及びトップブリッジ52を介してハンドル18を軸支しているので、フロントシート20に着座した乗員がハンドル18を左右(車幅方向)に操舵すると、ステアリングステム56を中心軸として、前記ハンドル18、トップブリッジ52、フロントフォーク24L、24R、ボトムブリッジ54及び前輪14を左右に一体的に回動させることができる。従って、これらの各部材は、ステアリング部材と定義できる。
また、フロントフォーク24L、24Rには、前輪14を上方から覆うフロントフェンダ25が取り付けられている。この場合、図2からも明らかなように、ボトムブリッジ54の下部は他の部品が配置されてない空きスペースであり、車両用複合センサ60の取り付けに適している。また、車両用複合センサ60は、フロントフェンダ25により、下方からの水、泥、砂等の混入を防止することができる。
さらに、自動二輪車11におけるカウル38の前方側には、ウインカ50L、50Rが配置され、前記自動二輪車11の後部側にはウインカ37L、37Rがそれぞれ配置されている。
そして、自動二輪車11は、前述したように、車体前後方向にかけてカウル38で覆われることにより、フルカウリング型に構成されている。従って、車両用複合センサ60は、前方及び左右もカウル38で覆われることになるので、前方及び左右からの水、泥、砂等の混入を防止することができる。なお、上記した混入の防止に関わる効果は、スクータ型の二輪車でも同様に得られる。
図3は、図2中のIII−III線に沿った断面図であり、車両用複合センサ60をボトムブリッジ54に取り付けた状態を示している。
車両用複合センサ60は、図3に示すように、自動二輪車11のハンドル18(図1及び図2参照)の操舵角を検出する操舵角センサ64と、前記自動二輪車11のロール角(自動二輪車11の左右(車幅方向)の傾斜角度)に応じた重力加速度を検出する加速度センサ62と、前記操舵角センサ64及び前記加速度センサ62を一体収容するケース65とを有する。
前記ケース65は、ヘッドパイプ22に一端部が連結され且つ他端部が前輪14(図1参照)側に配置された内筒部70と、該内筒部70の外周面を囲繞し且つボトムブリッジ54に連結された外筒部68と、内筒部70の他端部に設けられた開口を閉塞して室84を形成させる蓋72とを有する。
前記外筒部68は、ボトムブリッジ54の中央部でステアリングステム56の中心軸122と略同軸に形成された孔66に挿入可能な中空筒状部材であり、前輪14側(図3では下側)で外径方向に膨出形成されたフランジ74は、ねじ76によって前記ボトムブリッジ54に固定されている。一方、外筒部68のヘッドパイプ22側の壁部77には、中心軸122と略同軸に孔78が形成され、前記壁部77の孔78側には、ステアリングステム56に向かう突起79が形成されている。
また、突起79と、内筒部70の突起98との間にはシール部材80が介挿されている。シール部材80は、外部からケース65内への水分、塵埃等の混入を防止するために設けられる。
内筒部70は、外筒部68の中空部分に中心軸122と略同軸となるように配置され、前述したように、一端部がヘッドパイプ22に連結され且つ他端部が前輪14(図1参照)側に配置された中空筒状部材である。内筒部70のヘッドパイプ22側には、孔78を挿通する突起98が形成されている。ここで、ヘッドパイプ22には、内方に突出する突起100により孔102が形成され、この孔102に突起98の一部が挿入される。この場合、突起98は、孔102への圧入又は接着剤により前記孔102内で固定される。
また、内筒部70のフランジ74近傍には、外径方向に向かって突起103が形成され、この突起103とフランジ74との間にはシール部材82が介挿されている。なお、シール部材82は、シール部材80と同様に、外部からケース65内への水分、塵埃等の混入を防止するために設けられる。
さらに、内筒部70の中空部分は、前述したように、前輪14(図1参照)側に向かって開口しており、この開口を蓋72によって閉塞することにより、前記中空部分を室84として構成することができる。この場合、蓋72は、接着剤により又は図示しないねじにより内筒部70に固定される。また、突起103と蓋72との間では、複数のケーブル112a〜112dを挿通可能なゴム製のグロメット110が配置されている。ケース65から引き出されたこれらのケーブル112a〜112dは、1本のハーネス113にまとめられ、自動二輪車11内の図示しないECU等にまで引き回されて接続される。なお、各ケーブル112a〜112dは、グロメット110に代えて、図示しない接着剤により突起103と蓋72との間で固定されることも可能である。また、ハーネス113の途中には、図示しない防水コネクタが設けられていてもよい。
室84内には、図3に示すように、鉛直方向を示す鉛直軸124に対して基板86が略垂直に配置され、この基板86の底面に、半導体素子で構成される加速度センサ62が配置されている。換言すれば、基板86及び加速度センサ62は、略水平に配置され、且つ中心軸122に対して所定角度(中心軸122と鉛直方向軸124とのなす角度(キャスター角))だけ傾斜して室84内に配置されている。また、前記基板86には、ケーブル112a〜112dが半田114a〜114dにより接続されている。
内筒部70の突起98の基端部96側における壁部119と、この壁部119に対向する外筒部68の壁部77との間には、ウィンカーキャンセルユニットを構成する操舵角センサ64が配置されている。
操舵角センサ64は、図3及び図4に示すように、壁部119の凹部88に配置された基板90に形成された第1端子130a及び第2端子130bを有する円弧状の抵抗体128(例えば、コンダクティブプラスチック)と、この抵抗体128の外周側で該抵抗体128と同軸に配置され且つ端子130cを有する円弧状導体129(例えば、銅板)と、抵抗体128及び円弧状導体129の表面にそれぞれ接触し且つ抵抗体128及び円弧状導体129に沿って相対的に摺動可能な第3端子としての導電性ブラシ92とで構成された抵抗摺動式のポテンショメータである。そして、前記導電性ブラシ92は、電気絶縁材の支持部材94を介して壁部77に固定されている。また、ケーブル116a〜116cの一端部は、半田118a〜118cにより前記基板90の各端子130a〜130cにそれぞれ接続され、一方で、ケーブル116a〜116cの他端部は、半田120a〜120cにより基板86に接続される。
この場合、抵抗体128及び円弧状導体129は、中心軸122と略同軸に配置されており、乗員がハンドル18を操舵することにより、トップブリッジ52、フロントフォーク24L、24R及びボトムブリッジ54を介して外筒部68が中心軸122を中心に回動すると、前記外筒部68に支持部材94を介して固定された前記導電性ブラシ92は、前記ハンドル18の操舵角度に応じて抵抗体128及び円弧状導体129上を円弧状に摺動する。
本実施形態に係る車両用複合センサ60が組み込まれた自動二輪車11は、以上のように構成されており、次に、車両用複合センサ60の動作(ハンドル18の操舵角及び自動二輪車11のロール角の検出)を、図1〜図4を参照しながら説明する。
先ず、ハンドル18の操舵角の検出動作について説明する。
乗員がフロントシート20に着座し、ハンドル18を把持した状態で当該ハンドル18を左右に操舵すると、トップブリッジ52、フロントフォーク24L、24R及びボトムブリッジ54も、ステアリングステム56の中心軸122を中心に、前記ハンドル18を操舵した方向(右方向又は左方向)に一体的に回動する。また、ボトムブリッジ54にねじ76を介して固定された車両用複合センサ60の外筒部68も中心軸122を中心に回動する。その際、外筒部68に支持部材94を介して固定された導電性ブラシ92は、ハンドル18の操舵方向に沿って、中心軸122を中心に抵抗体128及び円弧状導体129上を円弧状に摺動する。
この場合、図示しないECUから電源ラインとしてのケーブル112a、112b及びケーブル116a、116bを介して第1端子130aと第2端子130bとの間に入力電圧を供給し、導電性ブラシ92、円弧状導体129及び端子130cからケーブル116c及びケーブル112cを介して前記ECUに検出電圧を出力すれば、前記入力電圧と前記検出電圧との比、換言すれば、第1端子130aと第2端子130bとの間の抵抗値(抵抗体128の抵抗値)と、第1端子130aと導電性ブラシ(第3端子)92との間の抵抗値、あるいは、第2端子130bと導電性ブラシ(第3端子)92との間の抵抗値との比に基づいて、前記ECUにて前記ハンドル18の操舵角を算出することが可能となる。従って、図示しないウィンカーキャンセルユニットは、前記算出された操舵角に基づいて、点滅しているウインカ37L、37R、50L、50Rを消灯することができる。
次に、自動二輪車11のロール角の検出動作について説明する。
乗員がフロントシート20に着座し、ハンドル18を把持した状態で自動二輪車11の姿勢を右又は左に傾けると、加速度センサ62は、自動二輪車11の傾きに応じた重力加速度を検出し、その検出信号をケーブル112dを介して前記ECUに出力する。前記ECUでは、前記検出信号に基づいて、前記重力加速度からロール角を算出する。前記得られたロール角は、例えば、前記ECUにおけるABS機能のスリップ判定に用いられる。
このように、本実施形態に係る車両用複合センサ60によれば、操舵角センサ64と加速度センサ62とを共に同一のケース65内に収容したので、自動二輪車11に対する取付スペースの削減と取付性の向上とを図ることが可能になると共に、ケーブル112a〜112dの共用化、特に、電源ライン(ケーブル112a、112b)の共用化が可能になるので、配線作業が容易となり、取付費用を削減することができる。
また、ハンドル18を軸支するヘッドパイプ22に内筒部70の一端部を連結させることにより、内筒部70内に配置された加速度センサ62からの配線や、内筒部70と外筒部68との間に配置された操舵角センサ64からの配線も、前記他端部からケーブル112a〜112dとして引き回すことができるので、ヘッドパイプ22内を貫通させることなく前記ケーブル112a〜112dの配線作業の簡素化を図ることが可能となる。
さらに、導電性ブラシ(第3端子)92がハンドル18の操舵に連動して抵抗体128及び円弧状導体129上を摺動するので、図示しないECUからケーブル112a、112b及びケーブル116a、116bを介して第1端子130aと第2端子130bとの間に入力電圧を供給し、導電性ブラシ92で計測した電圧を検出電圧としてケーブル116c、112cを介し前記ECUに出力すれば、前記入力電圧と前記検出電圧との比、換言すれば、第1端子130aと第2端子130bとの間の抵抗値(抵抗体128の抵抗値)と、第1端子130aと導電性ブラシ92との間の抵抗値、あるいは、第2端子130bと導電性ブラシ92との間の抵抗値との比に基づいて、ハンドル18の操舵角を精度良く検出することができる。
さらにまた、ケース65を自動二輪車11に取り付けた際に、操舵角センサ64が中心軸122と略同軸になると共に、加速度センサ62が略水平に配置されるので、車両用複合センサ60を自動二輪車11に取り付けた状態で、ハンドル18の操舵角や自動二輪車11のロール角を精度良く検出することが可能となる。
なお、上記した本実施形態において、加速度センサ62で検出した重力加速度をABS機能以外の用途に用い、操舵角センサ64で検出した操舵角をウィンカーキャンセル以外の用途に用いてもよい。
以上、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは勿論である。
本実施形態に係る車両用複合センサが組み込まれた自動二輪車の概略側面図である。 図1に示す自動二輪車の一部省略正面図である。 図2中のIII−III線に沿った断面図である。 図3の操舵角センサの平面図である。
符号の説明
11…自動二輪車 14…前輪
18…ハンドル 22…ヘッドパイプ
24L、24R…フロントフォーク 52…トップブリッジ
54…ボトムブリッジ 56…ステアリングステム
60…車両用複合センサ 62…加速度センサ
64…操舵角センサ 65…ケース
68…外筒部 70…内筒部
72…蓋 84…室
86、90…基板 92…導電性ブラシ
98、100…突起
112a〜112d、116a〜116c…ケーブル
122…中心軸 124…鉛直軸
128…抵抗体 129…円弧状導体
130a…第1端子 130b…第2端子

Claims (4)

  1. 車両のハンドルの操舵角を検出する操舵角センサと、前記車両のロール角に応じた重力成分を加速度として検出する加速度センサと、前記操舵角センサ及び前記加速度センサを一体に収容するケースと、を有する
    ことを特徴とする車両用複合センサ。
  2. 請求項1記載の車両用複合センサにおいて、
    前記車両は、二輪車であり、
    前記ケースは、前記ハンドルを軸支するヘッドパイプに一端部が連結された内筒部と、該内筒部の外周部を囲繞し且つステアリング部材に連結された外筒部とで構成され、
    前記加速度センサは、前記内筒部に配置され、
    前記操舵角センサは、前記内筒部と前記外筒部との間に配置されている
    ことを特徴とする車両用複合センサ。
  3. 請求項1又は2記載の車両用複合センサにおいて、
    前記操舵角センサは、第1端子と第2端子とを有する抵抗体と、前記第1端子と前記第2端子との間で前記抵抗体に沿って摺動可能な第3端子とで構成されるポテンショメータであり、
    前記第3端子は、前記ハンドルの操舵に連動して前記抵抗体上を摺動する
    ことを特徴とする車両用複合センサ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用複合センサにおいて、
    前記操舵角センサは、前記ケースを前記車両に取り付けた際に前記ハンドルの回転軸と略同軸となるように前記ケース内に配置され、
    前記加速度センサは、前記ケースを前記車両に取り付けた際に略水平に配置されるように、前記ケース内で前記所定角度傾斜した状態で配置される
    ことを特徴とする車両用複合センサ。
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