JP7026239B2 - 鞍乗型車両の制御装置配置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両の制御装置配置構造に関する。
例えば、特許文献1には、制御装置としてのECU(Engine Control Unit)をヘッドパイプの側方に配置した構造が開示されている。
特開2013-203189号公報
しかし、ヘッドパイプの側方にスペースの余裕のない車両であると、ECUをヘッドパイプの側方に配置することで幅(車両前部の幅)が大きくなってしまう。そのため、車両前部の幅の大型化を抑制することが求められている。
そこで本発明は、車両前部の幅の大型化を抑制することができる鞍乗型車両の制御装置配置構造を提供する。
本発明の一態様は、車両(1)の前部に位置するヘッドパイプ(12)と、前記ヘッドパイプ(12)から下方に延びるメインフレーム(13)と、前記ヘッドパイプ(12)の後方に位置するキーユニット(30)と、前記キーユニット(30)を後方から覆うカウル部材(40)と、側面視で、前記ヘッドパイプ(12)の後方で前記キーユニット(30)の下方に配置され、かつ、前記メインフレーム(13)の上方で前記カウル部材(40)の前方に配置された制御装置(50)と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、側面視で、ヘッドパイプの後方でキーユニットの下方に配置され、かつ、メインフレームの上方でカウル部材の前方に配置された制御装置を備えることで、以下の効果を奏する。制御装置がヘッドパイプの後方でキーユニットの下方に配置されることで、キーユニットの下方の空間を有効活用して制御装置を配置することができる。すなわち、ヘッドパイプの側方に制御装置の配置スペースを確保することを要しない。したがって、制御装置をヘッドパイプの側方に配置した場合と比較して、車両前部の幅の大型化を抑制することができる。加えて、制御装置が、ヘッドパイプ、キーユニット、メインフレームおよびカウル部材で囲まれるため、制御装置を外的要因から保護することができる。加えて、制御装置が後方からカウル部材で覆われるため、盗難されにくい。加えて、制御装置を車両後部に配置した場合と比較して、前方の電装品(例えばヘッドライト)と制御装置との距離が近くなるため、ハーネスの短縮に寄与する。加えて、制御装置がスマートECUの場合、乗員との通信距離を短くすることができる。
本発明の一態様は、側面視で、前記制御装置(50)は、前記キーユニット(30)の後端(30e)と前記ヘッドパイプ(12)との間に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、制御装置を乗員により一層近いところに配置することができる。加えて、制御装置を車幅方向中心位置(乗員の脚を避けた位置)に配置しやすいため、制御装置の配置スペースを確保しやすい。加えて、制御装置を車幅方向中心位置に配置することにより、乗員の足元のスペースを確保しやすい。
本発明の一態様は、前記制御装置(50)を支持可能に前記カウル部材(40)から延びる支持部材(60)を更に備えることを特徴とする。
この構成によれば、制御装置を支持部材で支持することで、制御装置、支持部材およびカウル部材を一体化した組立て部品(アセンブリー)として車体に取り付けることができる。加えて、支持部材をカウル部材とは別個独立に設けた場合と比較して、部品点数を削減することができる。
本発明の一態様は、前記制御装置(50)は、車両上下方向に沿う長辺(50L)を有することを特徴とする。
この構成によれば、制御装置が車両前後方向に沿う長辺を有する場合と比較して、車両前後方向の長さを短縮することができる。
本発明の一態様は、前記制御装置(50)を支持する弾性部材(70)と、前記弾性部材(70)を支持可能に前記カウル部材(40)から延びる支持部材(60)と、を更に備えることを特徴とする。
この構成によれば、制御装置が弾性的に支持されるため、振動を低減することができる。
本発明の一態様は、側面視で、前記制御装置(50)は、マフラ(17)よりも上方に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、制御装置をマフラよりも下方に配置した場合と比較して、下方からの泥、水と制御装置とを触れにくくすることができる。
本発明の態様によれば、車両前部の幅の大型化を抑制することができる。
実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 実施形態に係る制御装置配置構造の上面図である。 図2のIII-III断面を含む斜視図である。 実施形態に係る制御装置の配置を示す断面斜視図である。 実施形態に係る制御装置の支持構造の分解斜視図である。 実施形態に係る制御装置の配置を示す左側面図である。 実施形態の変形例に係る制御装置をコネクタと共に示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、車体左右中心を示す線CLが示されている。
<車両全体>
図1は、鞍乗り型電動車両の一例として、ユニットスイング式の自動二輪車1を示す。図1を参照し、自動二輪車1は、前輪3と、後輪4と、を備える。前輪3は、ハンドル2によって操向される。後輪4は、動力源を含むパワーユニット10(スイングユニット)によって駆動される。以下、自動二輪車を単に「車両」ともいうことがある。自動二輪車1は、シート8に着座した乗員5が足を載せるステップフロア9を有する。実施形態の自動二輪車1は、スクータ型の車両である。
ハンドル2及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム11の前端のヘッドパイプ12に操向可能に支持されている。車体フレーム11の外周は車体カバー20で覆われている。図1において、符号6はフロントフォーク、符号7はリアクッションをそれぞれ示す。
車体フレーム11は、複数種の鋼材を溶接等により一体に接合して形成されている。車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、メインフレーム13と、ロアフレーム14と、シートフレーム15と、を備える。
ヘッドパイプ12は、車両の前部に配置されている。側面視で、ヘッドパイプ12は、ヘッドパイプ12の上端が後方に位置し、かつ、ヘッドパイプ12の下端が前方に位置するように傾斜している。ヘッドパイプ12は、車体フレーム11の前端部に位置している。
メインフレーム13は、ヘッドパイプ12の上下中央位置に接続されている。メインフレーム13は、ヘッドパイプ12から斜め後下方へ延びている。
ロアフレーム14は、左右一対設けられている。ロアフレーム14は、ヘッドパイプ12の下端部に接続されている。ロアフレーム14は、第一延在部14a、第二延在部14bおよび第三延在部14cを備える。第一延在部14a、第二延在部14bおよび第三延在部14cは、同一の部材で一体に形成されている。第一延在部14aは、メインフレーム13よりも急傾斜でヘッドパイプ12から斜め後下方へ延びている。第二延在部14bは、第一延在部14aの下端から後方へ向けて略水平に延びている。第三延在部14cは、第二延在部14bの後端から後上方へ延びている。
シートフレーム15は、左右一対設けられている。シートフレーム15は、ロアフレーム14の第一延在部14aの下部から斜め後上方へ延びている。
図示はしないが、左右ロアフレーム14および左右シートフレーム15の適所には、各フレームの車幅方向間をわたすように車幅方向に延びるクロスメンバが設けられている。
ハンドル2とシート8との間には、乗員5が車両を跨ぐための跨ぎ部18が設けられている。ステップフロア9は、跨ぎ部18の左右両側に設けられている。左右ステップフロア9の間には、上方に凸の膨出形状をなして前後に延びるセンタートンネル19が設けられている。
車体カバー20は、フロントセンターカバー21、フロントサイドカバー22、レッグシールド23、フロントインナーカバー24、フロアフロントカバー25、フロアサイドカバー26、センターアッパーカバー27、センターサイドカバー28およびリアサイドカバー29を備える。例えば、車体カバー20は、樹脂製である。
フロントセンターカバー21は、車両前部の車幅方向中央に配置される。フロントセンターカバー21は、ヘッドパイプ周りを前方から覆っている。
フロントサイドカバー22は、フロントセンターカバー21の側方に左右一対設けられている。フロントサイドカバー22は、ヘッドパイプ周りを前外側方から覆っている。
レッグシールド23は、乗員5の脚部と対向する位置に左右一対設けられている。
フロントインナーカバー24は、ヘッドパイプ周りを後方から覆っている。フロントインナーカバー24は、センタートンネル19の前部及び左右レッグシールド23を形成している。
フロアフロントカバー25は、フロントサイドカバー22の後下方に連なるように左右一対設けられている。
フロアサイドカバー26は、フロアフロントカバー25の下部後方に連なるように左右一対設けられている。
センターアッパーカバー27は、フロントインナーカバー24の下部後方に連なっている。センターアッパーカバー27は、センタートンネル19の後部上面を形成している。
センターサイドカバー28は、フロントインナーカバー24の下部後方に連なっている。センターサイドカバー28は、センタートンネル19の後部側面を形成するように左右一対設けられている。
リアサイドカバー29は、センターアッパーカバー27およびセンターサイドカバー28の後方に連なるように左右一対設けられている。リアサイドカバー29は、車体後部を側方から覆っている。
図1において符号17は、マフラを示す。マフラ17は、車両の右側方に配置されている。側面視で、マフラ17は、後側ほど上方に位置するように傾斜して延びている。
図2に示すように、ヘッドパイプ12の後方には、エンジンを始動させるためのキーユニット30が配置されている。キーユニット30は、車両の電源のオンオフを切り替えるためのキーシリンダ装置である。キーユニット30には、キーシリンダを操作するためのメインキー31が挿入されている。メインキー31の右方には、給油口リッド(不図示)の開操作およびシート8(図1参照)の開操作を行うためのスイッチ32が設けられている。図3に示すように、キーユニット30は、上側ほど後方に位置するように傾斜している。
図2に示すように、カウル部材40は、キーユニット30を後方から覆っている。カウル部材40は、フロントインナーカバー24の上部に連なっている。上面視で、カウル部材40は、後方に凸の膨出部41を有する。膨出部41は、左右一対のレッグシールド23の間に配置されている。レッグシールド23は、乗員がシート8に着座したときに乗員の脚と対向する部分である。上面視で、レッグシールド23は、車幅方向外側ほど前方に位置するように傾斜している。図2において符号42は、乗員の脚の配置スペースを示す。
<制御装置配置構造>
図1に示すように、制御装置50は、車両前部に配置されている。例えば、制御装置50は、ヘッドパイプ周辺に設けられたヘッドライト35および左右ウインカなどの電装品(操作系部品)を制御する。図示はしないが、エンジンを含むパワーユニット10(エンジン系部品)を制御するECUは、車両後部に設けられている。実施形態において、操作系部品の制御装置50とエンジン系部品の制御装置(ECU)とは、車両前後で別に設けられている。
制御装置50は、カウル部材40によって囲まれる空間に配置されている。図2に示すように、制御装置50は、車幅方向中央に配置されている。上面視で、制御装置50は、車体左右中心線CLと重なっている。
図3に示すように、制御装置50は、ヘッドパイプ12の後方でキーユニット30の下方に配置されている。側面視で、制御装置50は、メインフレーム13の上方でカウル部材40の前方に配置されている。図3において符号33は、キーユニット30に接続されたワイヤを示す。例えば、ワイヤ33により、キーユニット30と制御装置50とが接続されている。これにより、ワイヤ33の短縮化を図ることができる。
側面視で、制御装置50は、キーユニット30の後端30eとヘッドパイプ12との間に配置されている。キーユニット30の後端30eは、キーシリンダの上面後端を意味する。図3において符号VLは、キーユニット30の後端30eを通る鉛直線(以下「仮想鉛直線」ともいう。)を示す。側面視で、制御装置50は、ヘッドパイプ12の後方かつ仮想鉛直線VLの前方に配置されている。
カウル部材40は、第一カウル45および第二カウル46の二重構造を有する。第一カウル45は、インナーカウルである。第二カウル46は、アウターカウルである。例えば、第一カウル45および第二カウル46は、それぞれ樹脂製である。
カウル部材40には、制御装置50を支持する支持部材60が設けられている。支持部材60は、第一カウル45から制御装置50を支持可能に前方に延びている。支持部材60は、左右一対設けられている。支持部材60と第一カウル45との接続部位48と、第二カウル46との間には、空間47が形成されている。
第一カウル45は、第一傾斜部45a、第二傾斜部45bおよび第三傾斜部45cを備える。第一傾斜部45a、第二傾斜部45bおよび第三傾斜部45cは、同一の部材で一体に形成されている。
側面視で、第一傾斜部45aは、キーユニット30を後方から覆うように下側ほど前方に位置するように傾斜している。
側面視で、第二傾斜部45bは、第一傾斜部45aの下端からメインフレーム13に向けて前下方に傾斜している。第二傾斜部45bは、支持部材60と第一カウル45との接続部位48を形成している。
側面視で、第三傾斜部45cは、第二傾斜部45bの下端からメインフレーム13に沿うように後下方に傾斜している。
第二カウル46は、第一カウル45の一部を後方から覆っている。第二カウル46は、制御装置50とともに第一カウル45を外的要因から保護する。
第二カウル46は、支持部材60と第一カウル45との接続部位48を後方から覆っている。第二カウル46によって、接続部位48が外部に露出することを回避することができるため、外観性が向上する。
制御装置50は、直方体形状を有する。制御装置50は、概ね車両上下方向に沿う長辺50Lを有する。側面視で、制御装置50の長辺50Lは、上側ほど後方に位置するように、鉛直面に対して傾斜している。制御装置50は、制御装置50の上端が後方に位置し、かつ、制御装置50の下端が前方に位置するように傾斜している。
制御装置50の下端には、電気信号を伝える不図示の端子が設けられている。制御装置50の端子には、コネクタ80が接続されている。コネクタ80には、ハーネス51(配線)の第一端部が接続されている。ハーネス51は、制御装置50の下端から前方に向けて延びている。これにより、ハーネス51の第二端部(第一端部とは反対側の端部)は、ヘッドライト35(図1参照)などの照明部材に連結可能とされている。
制御装置50の下部は、弾性部材70によって支持されている。弾性部材70は、制御装置50の下部を弾性的に支持している。弾性部材70は、制御装置50の下部の外形に沿う矩形枠状をなしている。
図5に示すように、弾性部材70は、前壁部71、後壁部72、左壁部73および右壁部74を備える。前壁部71、後壁部72、左壁部73および右壁部74は、同一の部材で一体に形成されている。
前後壁部71,72は、それぞれ車幅方向に延在している。前壁部71は、制御装置50の下部前面に当接する。後壁部72は、制御装置50の下部後面に当接する。
左右壁部73,74は、それぞれ前後壁部71,72の左右側端を接続している。左壁部73は、制御装置50の下部左側面に当接する。右壁部74は、制御装置50の下部右側面に当接する。左右壁部73,74のそれぞれには、支持部材60を差し込むための差込孔75が形成されている。差込孔75は、前後壁部71,72の対向方向(概ね前後方向)に開口している。
支持部材60は、弾性部材70を支持可能に第一カウル45から延びている。支持部材60は、第一カウル45から延びる延在部61と、延在部61の先端に設けられた係止部62と、を備える。第一カウル45、延在部61および係止部62は、同一の部材(例えば樹脂)で一体に形成されている。
延在部61の長さT1は、弾性部材70の厚みT2よりも大きい(T1>T2)。ここで、延在部61の長さT1は、第一カウル45の内面(前面)と係止部62の基端との距離を意味する。弾性部材70の厚みT2は、前後壁部71,72の対向方向における左右壁部73,74の長さ(左右壁部73,74の前面と後面との距離)を意味する。
係止部62の長さK1は、差込孔75の長さK2よりも大きい(K1>K2)。ここで、係止部62の長さK1は、延在部61の延在方向および延在部61の厚み方向のそれぞれに直交する方向における係止部62の最大長さ(係止部62の基端の長さ)を意味する。差込孔75の長さK2は、前後壁部71,72の対向方向および左右壁部73,74の厚み方向のそれぞれに直交する方向における差込孔75の長さを意味する。
次に、図6を参照し、制御装置50とマフラ17との配置関係について説明する。
側面視で、制御装置50は、マフラ17よりも上方に配置されている。図6において符号HLは、マフラ17の排気口の上端17eを通る水平線(以下「仮想水平線」ともいう。)を示す。側面視で、制御装置50は、仮想水平線HLよりも上方に配置されている。
以上説明したように、上記実施形態における自動二輪車1の制御装置配置構造は、車両の前部に位置するヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から下方に延びるメインフレーム13と、ヘッドパイプ12の後方に位置するキーユニット30と、キーユニット30を後方から覆うカウル部材40と、側面視で、ヘッドパイプ12の後方でキーユニット30の下方に配置され、かつ、メインフレーム13の上方でカウル部材40の前方に配置された制御装置50と、を備える。
本実施形態によれば、側面視で、ヘッドパイプ12の後方でキーユニット30の下方に配置され、かつ、メインフレーム13の上方でカウル部材40の前方に配置された制御装置50を備えることで、以下の効果を奏する。制御装置50がヘッドパイプ12の後方でキーユニット30の下方に配置されることで、キーユニット30の下方の空間を有効活用して制御装置50を配置することができる。すなわち、ヘッドパイプ12の側方に制御装置50の配置スペースを確保することを要しない。したがって、制御装置50をヘッドパイプ12の側方に配置した場合と比較して、車両前部の幅の大型化を抑制することができる。加えて、制御装置50が、ヘッドパイプ12、キーユニット30、メインフレーム13およびカウル部材40で囲まれるため、制御装置50を外的要因から保護することができる。加えて、制御装置50が後方からカウル部材40で覆われるため、盗難されにくい。加えて、制御装置50を車両後部に配置した場合と比較して、前方の電装品(例えばヘッドライト35)と制御装置50との距離が近くなるため、ハーネス51の短縮に寄与する。加えて、制御装置50がスマートECUの場合、乗員5との通信距離を短くすることができる。
側面視で、制御装置50は、キーユニット30の後端30eとヘッドパイプ12との間に配置されていることで、以下の効果を奏する。制御装置50を乗員5により一層近いところに配置することができる。加えて、制御装置50を車幅方向中心位置(乗員5の脚を避けた位置)に配置しやすいため、制御装置50の配置スペースを確保しやすい。加えて、制御装置50を車幅方向中心位置に配置することにより、乗員5の足元のスペースを確保しやすい。
制御装置50を支持可能にカウル部材40から延びる支持部材60を更に備えることで、以下の効果を奏する。制御装置50を支持部材60で支持することで、制御装置50、支持部材60およびカウル部材40を一体化した組立て部品(アセンブリー)として車体に取り付けることができる。加えて、支持部材60をカウル部材40とは別個独立に設けた場合と比較して、部品点数を削減することができる。
制御装置50は、車両上下方向に沿う長辺50Lを有することで、以下の効果を奏する。制御装置50が車両前後方向に沿う長辺を有する場合と比較して、車両前後方向の長さを短縮することができる。
制御装置50を支持する弾性部材70と、弾性部材70を支持可能にカウル部材40から延びる支持部材60と、を備えることで、以下の効果を奏する。制御装置50が弾性的に支持されるため、振動を低減することができる。
側面視で、制御装置50は、マフラ17よりも上方に配置されていることで、以下の効果を奏する。制御装置50をマフラ17よりも下方に配置した場合と比較して、下方からの泥、水と制御装置とを触れにくくすることができる。
<変形例>
上記実施形態では、操作系部品の制御装置50とエンジン系部品の制御装置(ECU)とが、車両前後で別に設けられている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、操作系部品の制御装置50とエンジン系部品の制御装置(ECU)とが、一体に設けられていてもよい。例えば、一体の制御装置が、側面視で、ヘッドパイプ12の後方でキーユニット30の下方に配置され、かつ、メインフレーム13の上方でカウル部材40の前方に配置されていてもよい。
上記実施形態では、第一カウル45、延在部61および係止部62が、同一の部材(例えば樹脂)で一体に形成されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、第一カウル45、延在部61および係止部62が、それぞれ別の部材で形成されていてもよい。例えば、支持部材60は、第一カウル45にボルト等で締結されていてもよい。
上記実施形態では、カウル部材40が、第一カウル45および第二カウル46の二重構造を有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、カウル部材40は、単層構造を有していてもよい。
上記実施形態では、側面視で、制御装置50の全部が、キーユニット30の後端30eとヘッドパイプ12との間に配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、側面視で、制御装置50の一部のみが、キーユニット30の後端30eとヘッドパイプ12との間に配置されていてもよい。すなわち、側面視で、制御装置50の少なくとも一部が、キーユニット30の後端30eとヘッドパイプ12との間に配置されていてもよい。
上記実施形態では、制御装置50が、車両上下方向に沿う長辺50Lを有する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、制御装置50が、車幅方向に沿う長辺を有していてもよい。例えば、制御装置50が、車両前後方向に沿う長辺を有していてもよい。
上記実施形態では、制御装置50を支持する弾性部材70を備える例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、弾性部材70を備えず、制御装置50が、支持部材60で直接的に支持されていてもよい。
上記実施形態では、制御装置50の下端(不図示の端子)にコネクタ80が接続されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図7に示すように、コネクタ180が制御装置150を包む構造であってもよい。図7の例では、制御装置150は、電子回路部品を搭載した回路基板151が、外部機器との間で着脱可能な電気的制御を行うためのカードエッジ端子154を備えた構造を有する。
制御装置150は、回路基板151と、回路基板151に実装された電子回路部品(不図示)と、電子回路部品を覆い回路基板151と電子回路部品とを一体化する封止部材152と、を備える。回路基板151には、封止部材152から外方にはみ出した基板端部領域153が設けられている。基板端部領域153には、電気信号を伝える接合部として機能するカードエッジ端子154が設けられている。カードエッジ端子154は、コネクタ180と着脱可能な電気的接続を行う。例えば、封止部材152は、樹脂材料などの絶縁材料により形成されている。
カードエッジ端子154は、制御装置150の一辺(短辺)に配置されている。カードエッジ端子154とコネクタ180との接続方向Vcから見て、制御装置150の外周は、コネクタ180の外周よりも内側に配置されている。
コネクタ180は、カードエッジ端子154に接続されることにより、制御装置150と不図示の照明部材とを電気的に接続する。コネクタ180は、カードエッジ端子154に接続可能な接続端子181と、接続端子181を保持する胴体部182と、胴体部182から延出し制御装置150の外周部(封止部材152の外周部)が嵌め込まれる外周枠部183と、を備える。コネクタ180には、ハーネス184の第一端部が接続されている。ハーネス184の第二端部は、不図示の照明部材に接続されている。
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、上記鞍乗型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)の又は四輪の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗型車両、車両)
12 ヘッドパイプ
13 メインフレーム
17 マフラ
30 キーユニット
30e 後端
40 カウル部材
50 制御装置
60 支持部材
70 弾性部材

Claims (7)

  1. 車両(1)の前部に位置するヘッドパイプ(12)と、
    前記ヘッドパイプ(12)から下方に延びるメインフレーム(13)と、
    前記ヘッドパイプ(12)の後方に位置するキーユニット(30)と、
    前記キーユニット(30)を後方から覆うカウル部材(40)と、
    側面視で、前記ヘッドパイプ(12)の後方で車両上下方向における前記キーユニット(30)と前記メインフレーム(13)との間に配置され、前記カウル部材(40)の前方に配置された制御装置(50)と、を備え、
    前記制御装置(50)は、車幅方向中心位置に配置されていることを特徴とする鞍乗型車両の制御装置配置構造。
  2. 前記制御装置(50)を支持可能に前記カウル部材(40)から延びる支持部材(60)を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の制御装置配置構造。
  3. 前記制御装置(50)は、車両上下方向に沿う長辺(50L)を有することを特徴とする請求項1または3に記載の鞍乗型車両の制御装置配置構造。
  4. 前記制御装置(50)を支持する弾性部材(70)と、
    前記弾性部材(70)を支持可能に前記カウル部材(40)から延びる支持部材(60)と、を更に備えることを特徴とする請求項1、3、4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の制御装置配置構造。
  5. 前記カウル部材(40)は、前記キーユニット(30)を覆う膨出部(41)を備え、
    前記制御装置(50)は、上面視で前記キーユニット(30)と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1、3から5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の制御装置配置構造。
  6. 前記膨出部(41)は、左右一対のレッグシールド(23)の間に配置されるとともに
    、車両の中心近傍に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗型車両の制御装置配置構造。
  7. 前記制御装置(50)を支持する弾性部材(70)を更に備え、
    前記弾性部材(70)は、車両前後方向よりも車幅方向に長く延在していることを特徴とする請求項1、3から5、7、8のいずれか一項に記載の鞍乗型車両の制御装置配置構造。
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