JP2006231983A - キースイッチ装置の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車体側から振動が伝達されるのを抑制しキースイッチ装置の支持構造を提供する。
【解決手段】 車両のフレーム1およびこのフレーム1に回動自在に支持された操向装置7を含む車体に、弾性体からなる防振部材45,46を介してキースイッチ装置8が支持されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、主として自動二輪車、自動四輪車等のレジャービークルに装着されて電気系統のオン・オフをさせるためのキースイッチ装置の支持構造に関する。
従来、自動二輪車のような車両のキースイッチ装置として、エンジンの点火回路および他の電気回路をオン・オフするイグニッションスイッチと駐車時の盗難防止用のハンドルロック機構とを合わせ持つものがある。このようなキースイッチ装置は、通常、ハンドルロックとしての取付強度を増すために、相手部品(例えばハンドル側のアッパーブラケット)に、防振用の弾性部材を介することなく、剛体連結されている。このキースイッチ装置にはロックピンが設けられており、キー操作によって車体側のヘッドパイプに取り付けられたブラケットのロック孔にロックピンを係合させることによりハンドルをロックし、キー操作によって前記ロック孔からロックピンを離脱させることによりハンドルロックを解除する(例えば特許文献1参照)。
特開昭57―158175号公報
ところが、キースイッチ装置がアッパーブラケットに対して剛体連結されると、ハンドルからロックピンを介して大きな力(こじり力)を受けても、それに対抗できる大きな取付強度が得られる反面、車体の振動がアッパーブラケットを介してキースイッチ装置に伝わる。また、振動がキースイッチ装置に伝わると、キースイッチ中の潤滑用のグリースがキーシリンダ内に入り、キーに付着することもある。
そこで、本発明は、車体側から伝わる振動を抑制できるキースイッチ装置の支持構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のキースイッチの支持構造は、車両のフレームおよびこのフレームに回動自在に支持された操向装置を含む車体に、弾性体からなる防振部材を介してキースイッチ装置が支持されている。ここで、前記車体とは、エンジン、動力伝達装置、電装品を除いたものを言い、フレーム、操向装置、サスペンションおよび車輪を含む。
この構成によれば、フレームおよびこのフレームに回動自在に支持された操向装置を含む車体から伝わる振動が、防振部材の防振機能によって減衰もしくは遮断されるので、キースイッチ装置の振動が抑制される。また、キースイッチの中に潤滑用のグリースが充填されている場合でも、このグリースが振動によりキーシリンダ内に入ってキーに付着するのを防止できる。
本発明の好ましい態様では、前記キースイッチ装置が締結具により前記車体側の支持部に締結されており、前記キースイッチ装置と前記支持部との間、および前記キースイッチ装置と締結具との間に、前記防振部材が介在している。
この構成によれば、キースイッチ装置が締結具により車体側の支持部に強固に支持された状態で、支持部からキースイッチ装置への振動の伝達が抑制される。
本発明の好ましい態様では、前記キースイッチ装置が前記操向装置を回動不能にロックする係合部を有し、ロック状態で前記操向装置から前記係合部に力を受けたときに互いに接触するキースイッチ装置の第1当たり面と、前記キースイッチ装置を支持する車体側の支持部の第1受け面とが、前記力の作用方向に隙間を介して対向している。
この構成によれば、ハンドルロック状態でハンドルを回動させた(こじった)場合でも、その回動による衝撃力が防振部材により緩和される。また、回動力(こじり力)によって、キースイッチ装置が前記隙間分だけ動いて、その第1当たり面が支持部の第1受け面に当接する。これにより、回動力が支持部により負担されて、キースイッチ装置が支持部に安定して支持される。
前記締結具を使用する場合、例えば、前記キースイッチ装置と前記支持部との間、および前記キースイッチ装置と前記締結具との間に、締結方向に離間して2つの前記防振部材が介在している構成とすることができる。この構成により、キースイッチ装置と前記支持部との間、および前記キースイッチ装置と締結具との間の振動伝達が効果的に防止される。
本発明の別の好ましい態様では、前記キースイッチ装置が前記操向装置を回動不能にロックする係合部を有し、ロック状態で前記操向装置から前記係合部に力を受けたときに互いに接触する前記キースイッチ装置の第2当たり面と、前記締結具および前記支持部の第2受け面とが、前記力の作用方向に隙間を介して対向している。
この構成によれば、やはり、ハンドルロック状態でハンドルを回動させたときの衝撃力が防振部材により緩和されるとともに、キースイッチ装置が前記隙間分だけ動いて、その第2当たり面が第2受け面に当接することにより、キースイッチ装置が支持部に安定して支持される。
好ましい支持構造では、さらに、前記キースイッチ装置の下部が車体側の支持部に支持され、上部が弾性体からなるスペーサを介して車体側の保持部に保持される。
この構成によれば、車体から伝達される振動はスペーサのダンパー効果によって減衰もしくは遮断されるので、前記防振部材による防振効果との相乗効果によって、キースイッチ装置の振動が一層抑制される。
本発明に係るキースイッチ装置の支持構造によれば、車体から伝わる振動は、防振部材の防振機能によって減衰ないし遮断されるので、キースイッチ装置の振動が抑制される。また、キースイッチの中に潤滑用のグリースが充填されている場合でも、このグリースが振動によりキーシリンダ内に入ってキーに付着するのを防止できる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係るキースイッチ装置の支持構造を適用した自動二輪車の前部を示す。
この自動二輪車は、車体のフレーム1の前端に固定されたヘッドパイプ2、ヘッドパイプ2に回動自在に支持されたステアリングシャフト14、このステアリングシャフト14に固定されたアッパーブラケット3およびロワーブラケット4、およびこれらブラケット3,4に固定されたフロントフォーク5を有し、フロントフォーク5の下部に前輪6が支持されている。前記アッパーブラケット3には操向ハンドル7が取り付けられており、操向ハンドル7の回動操作によってフロントフォーク5がステアリングシャフト14を中心として左右に回動する。これらアッパーブラケット3、ロワーブラケット4、フロントフォーク5、前輪6および操向ハンドル7により操向装置が構成されている。アッパーブラケット3の前部にはキースイッチ装置8が取り付けられている。さらに、車体の前方および前部側方を覆うカウリング9が、図示しないカウリングステーを介してフレーム1に装着されている。
図2に示すように、アッパーブラケット3は中央にステアリングシャフト14(図1)の取付孔32が、左右両端にフロントフォーク5(図1)の取付孔33がそれぞれ形成され、さらに、中央の前部に、キースイッチ装置8(図1)をアッパーブラケット3に取り付けるためのホルダ31が形成されている。
図3はキースイッチ装置8の取付部分の分解状態を示している。同図に示すように、前記ホルダ31は、左右の支持部31a,31aと、その上部に連なる保持部31bとを有し、保持部31bに挿通孔35が形成されている。キースイッチ装置8は、カバー81を被せた上部8aが、円環状のスペーサ10を介して挿通孔35に下方から挿通され、下部8bに設けた左右のボス11(片側のみ図示)が、支持部31aの下面にワッシャ15およびボルト16からなる締結具17により締結されている。前記支持部31aは、ホルダ31に一体形成された支持本体31aaとカラー12とを有し、このカラー12に前記ボルト16が挿通されている。カラー12に相当する部分は支持本体31aaに一体形成することもできる。したがって、カラー12は支持部31a側、つまり車体側の部材に含まれる。
このようにして、キースイッチ装置8は、図4に示すように、上部8aのカバー81が保持部31bから若干上方に突出した状態で、アッパーブラケット3に支持されている。キースイッチ装置8には、電気ケーブル66,67が接続されている。このキースイッチ装置8の下部にはロックピンからなる係合部50が設けられ、所定のキー操作により、図7に示すように、ロックピン50を突出させて、ヘッドパイプ2に固定されたブラケット60のロック孔からなる被係合部60aに係合させることにより、ハンドルロックを行う。
図5は図4の円Aで示す部分の縦断面を拡大して示したものである。同図に示すように、キースイッチ装置8のボス11には、ボルト16およびカラー12を挿通させる挿通孔41と、挿通孔41の軸方向両端に位置する、挿通孔41と同心の円形の凹所42,43とが設けられている。図6に示すように、ボス11の凹所42,43にはそれぞれ、ゴムのような弾性体からなる防振部材45,46が嵌め込まれている。こうして、支持部31a側の部材であるカラー12とキースイッチ装置8のボス11との間に第1防振部材45が介在し、キースイッチ装置8のボス11と締結具17のワッシャ15との間に第2防振部材46が介在して、両防振部材45,46が締結具17による締付方向Yに離間して配置されている。
この状態で、カラー12をボス11の挿通孔41と防振部材45,46の挿通孔45a,46aに挿通させ、下方からワッシャ15を介してボルト16をカラー12に挿通し、アッパーブラケット3の支持部31aに設けた雌ねじ49にねじ込むことにより、キースイッチ装置8を車体側の部材である支持部31aに支持させている。ボス11の挿通孔41の内周面(後述する第1当たり面A1)と、これに径方向Xに対向するカラー12の筒部12aの外周面(後述する第1受け面B1)との間に、若干(例えば直径で1mm程度)の径方向隙間47が設けられているのに対し、第1および第2防振部材45,46の内周面と筒部12aの外周面との間には殆ど隙間がない。カラー12の鍔部12bとこれに対向する第1防振部材45の対向面、またはワッシャ15とこれに対向する第2防振部材46の対向面との間には、若干(例えば1mm程度)の軸方向隙間48が設けられている。
上側の第1防振部材45は凹所42から上方へ若干突出し、下側の第2防振部材46は凹所43から下方へ若干突出している。これにより、支持部31a側の鍔部12bおよび締結具17側のワッシャ15と、キースイッチ装置8のボス11とを、振動によって互いに接触しないように、軸方向Yに、隙間58,58を介して対向させている。前記ボス11、カラー12およびワッシャ15は、鉄のような金属からなっており、防振のためには、これらが振動で接触するのを避ける必要がある。そこで、前記径方向の隙間47と軸方向の隙間58が設けられており、これにより、振動によるボス11とカラー12との接触、およびボス11とワッシャ15との接触が防止されている。
図8に示すように、キースイッチ装置8の上部8aのカバー81と保持部31bの挿通孔35との間にゴムのような弾性体からなるスペーサ10が介在しており、このスペーサ10は、図9に示すように、内周面側に複数(この例では2つ)の幅広の内周リブ10aが設けられ、外周面側に複数(この例では4つ。但し2つのみ図示。)の幅狭の外周リブ10bが、それぞれ周方向に離間して設けられている。内周リブ10aは図8に示すカバー81に設けられた凹部81aに嵌合されて、スペーサ10の軸方向および径方向の位置決めを行う。外周リブ10bは、スペーサ10の挿通孔35に接触する接触面積を小さくしており、これにより、耐久性に優れた硬質ゴムでスペーサ10を形成した場合でも、スペーサ10の弾力性を大きくして吸振性を向上させる。また、この外周リブ10bにより、スペーサ10と挿通孔35との摩擦を少なくして、前記アッパーブラケット3の保持部31b内にスペーサ10を挿入する際の作業性を向上させる。
上記構成において、図6に示す第1および第2防振部材45,46を介してキースイッチ装置8のボス11がアッパーブラケット3の支持部31aに支持されているので、主としてエンジン(図示せず)の振動に起因する車体の振動が、アッパーブラケット3を介してキースイッチ装置8に伝達されるのが抑制される。ここで、カラー12の鍔部12bおよびワッシャ15と両防振部材45,46との間に隙間48が設けられているから、耐久性に優れたニトリルゴムのような硬質ゴムを使用しても、カラー12の振動が直接キースイッチ装置8のボス11に伝達されないので、防振効果が向上する。各防振部材45,46として軟質ゴムを使用すれば、隙間48をなくしても優れた防振効果が期待できる。
また、図8に示すキースイッチ装置8の上部8aがスペーサ10を介してホルダ31に保持されているので、キースイッチ装置8の振動が一層効果的に抑制される。さらに、キースイッチの中には通常、潤滑用のグリースが充填されているが、キースイッチ装置8の振動が抑制されることで、グリースが振動によって内部のキーシリンダ(図示せず)内に漏出するのが抑制される。その結果、キースイッチ装置8の上面のキー穴70(図7)からキーシリンダ内に差し込まれるキーにグリースが付着するのを防止できる。
さらに、図1に示す自動二輪車の操向ハンドル7がハンドルロックされている状態(キー操作によって図7のロックピン50がロック孔60aに係合した状態)にあるとき、ハンドルロックに抗して操向ハンドル7を回動させると、図3の矢印Xで示す向きにロックピン50からの回動力(こじり力)がキースイッチ装置8に作用する。この回動力によって、図6のボルト16およびカラー12が第1および第2防振部材45,46の弾性力に抗して径方向、つまり回動力の作用方向Xに動き、隙間47の分だけ移動して、カラー12の筒部12aの外周面である第1当たり面A1が、挿通孔41の内周面である第1受け面B1に当接する。これにより、操向ハンドル7(図1)から係合部であるロックピン50に作用する回動力が、アッパーブラケット3の支持部31aにより負担される。その結果、キースイッチ装置8が支持部31aに安定して支持される。
図6では、第1カラー12の鍔部12bまたはワッシャ15と、第1または第2防振部材45,46の対向面との間に、若干の軸方向隙間48を設けたが、図10に示す変形例のように、隙間をなくすこともできる。この変形例では、第1および第2防振部材45,46におけるカラー12またはワッシャ15との対向面の一部に、環状の突起80を設けている。この突起80の径方向幅を小さくすることにより、カラー12またはワッシャ15との接触面積を小さくしている。また、両防振部材45,46におけるカラー12の筒部12aとの接触部82の軸方向寸法を小さくして、接触面積を小さくしている。これにより、力の作用方向Xとこれに直交する軸方向Yの両方において、両防振部材45,46の弾力性を高めて、防振効果を向上させている。
図11は本発明の第2実施形態に係る防振部材の配置例を示す断面図である。同図に示す防振部材55の配置例は、矢印Yで示す、キースイッチ装置8Aの軸方向の向きに力が作用する場合に適する。例えば、図12に示すように、キースイッチ装置8Aがほぼ水平向きに配置されている場合、ハンドル回動力がロックピン50からキースイッチ装置8Aに、その軸方向Yに作用する。図11に示す支持部31a側の部材であるカラー12の筒部12aと、キースイッチ装置8Aのボス11の挿通孔41との間に、ゴムのような弾性体からなる環状の防振部材55が配置されている。防振部材55の軸方向の両端面はカラー12の鍔部12bとワッシャ15とに接触しており、支持部31a側の鍔部12bおよび締結具17側のワッシャ15と、キースイッチ装置8Aのボス11とが、力の作用方向である軸方向Yに、隙間58,58を介して対向している。防振部材55と筒部12aおよび挿通孔41との間には殆ど隙間がない。これにより、車体側の支持部31aからの振動は、防振部材55によって減衰ないし遮断されるので、キースイッチ装置8Aの振動が抑制されるとともに、キーへのグリースの付着も防止される。
また、ロックピン50(図12)からの力が矢印Y方向に作用すると、キースイッチ装置8Aのボス11が防振部材55を圧縮して隙間58の分だけ力の作用方向(軸方向)Yに移動し、キースイッチ装置8Aのボス11の上下面である第2当たり面A2,A2の一方が、カラー12のつば部12bの下面またはワッシャ15の上面である第2受け面B2に当接して、力が負担される。これにより、キースイッチ装置8Aが支持部31aに安定して支持される。
この第2実施形態では、カラー12とワッシャ15が一体となって軸方向Yに移動するために、キースイッチ装置8Aの軸方向位置が変動する場合がある。そこで、図13に示す変形例では、ボス11の上下面に、カラー12とワッシャ15の移動を抑制するゴムのような弾性体からなるダンパ72を装着している。これにより、キースイッチ装置8Aの軸方向位置の変動が抑制される。
図14は本発明の第3実施形態に係る防振部材の配置例を示す断面図である。同図に示す防振部材59の配置例も、図11の第2実施形態の場合と同様に、矢印Yで示す、キースイッチ装置8Aの軸方向の向きに力が作用する場合に適する。図14において、支持部31a側の部材であるカラー12の筒部12aと、キースイッチ装置8Aのボス11の挿通孔41との間に、ゴムのような弾性体からなる環状の防振部材59が配置されている。この防振部材59は筒形の本体59aの軸方向Yの両端部に、径方向外方へ突出したフランジ59b,59bを有している。
前記本体59aの内・外周面がカラー12の筒部12aと挿通孔41の内面とに接触し、フランジ59b,59bが、キースイッチ装置8Aのボス11の上下面に設けた凹所62,63に嵌合されている。上側のフランジ59bは凹所62から上方へ若干突出し、下側のフランジ59bは凹所63から下方へ若干突出している。これにより、支持部31a側の鍔部12bおよび締結具17側のワッシャ15と、キースイッチ装置8Aのボス11とを、振動によって互いに接触しないように、軸方向Yに隙間58,58を介して対向させている。なお、防振部材59の上端面59cとカラー12の鍔部12b、および下端面59dとワッシャ15は、ともに接触しているが、これらの間に若干の隙間を設けてもよい。
上記構成において、キースイッチ装置8Aのボス11と、支持部31aのカラー12との間、およびボス11と締結具17のワッシャ15との間に、防振部材59が介在しているから、車体側の支持部31aからの振動は、防振部材59によって減衰ないし遮断されるので、キースイッチ装置8Aの振動が抑制されるとともに、キーへのグリースの付着も防止される。
また、ロックピン50(図12)からの力が矢印Y方向に作用すると、図11の第2実施形態の場合と同様に、キースイッチ装置8Aのボス11が防振部材55を圧縮して隙間58の分だけ力の作用方向(軸方向)Yに移動し、キースイッチ装置8Aのボス11の上下面である第2当たり面A2,A2の一方が、カラー12のつば部12bの下面またはワッシャ15の上面である第2受け面B2に当接して、力が負担される。これにより、キースイッチ装置8Aが支持部31aに安定して支持される。
本発明の第1実施形態に係るキースイッチ装置の支持構造を適用した自動二輪車の前部を示す正面図である。 図1のアッパーブラケットの斜視図である。 図1のキースイッチ装置の分解斜視図である。 図1のキースイッチ装置の取付状態を示す斜視図である。 図4のA部分を断面して示す斜視図である。 同実施形態に係る支持構造の要部を示す断面図である。 同実施形態におけるハンドルロックの状態を示す概略平面図である。 キースイッチ装置の上部の取付状態を示す縦断面図である。 キースイッチ装置の上部に嵌められるスペーサを示す斜視図である。 同実施形態の変形例の要部を示す断面図である。 第2実施形態に係る支持構造の要部を示す断面図である。 第2実施形態におけるハンドルロックの状態を示す概略平面図である。 第2実施形態の変形例の要部を示す断面図である。 第3実施形態に係る支持構造の要部を示す断面図である。
符号の説明
1 フレーム
2 ヘッドパイプ
3 アッパーブラケット
4 ロワーブラケット
5 フロントフォーク
7 操向ハンドル
8,8A キースイッチ装置
8a 上部
10 スペーサ
17 締結具
31a 支持部
31b 保持部
45,46,55,59 防振部材
47,48,58 隙間
50 係合部(ロックピン)
60 被係合部(ピン孔)
A1,A2 第1および第2当たり面
B1,B2 第1および第2受け面

Claims (6)

  1. 車両のフレームおよびこのフレームに回動自在に支持された操向装置を含む車体に、弾性体からなる防振部材を介してキースイッチ装置が支持されているキースイッチ装置の支持構造。
  2. 請求項1において、
    前記キースイッチ装置は締結具により前記車体側の支持部に締結されており、
    前記キースイッチ装置と前記支持部との間、および前記キースイッチ装置と締結具との間に、前記防振部材が介在しているキースイッチ装置の支持構造。
  3. 請求項1または2において、
    前記キースイッチ装置は、前記操向装置を回動不能にロックする係合部を有し、
    ロック状態で前記操向装置から前記係合部に力を受けたときに互いに接触するキースイッチ装置の第1当たり面と、前記キースイッチ装置を支持する車体側の支持部の第1受け面とが、前記力の作用方向に隙間を介して対向しているキースイッチ装置の支持構造。
  4. 請求項2において、
    前記キースイッチ装置と前記支持部との間、および前記キースイッチ装置と締結具との間に、締結方向に離間して2つの前記防振部材が介在しているキースイッチ装置の支持構造。
  5. 請求項2において、
    前記キースイッチ装置は、前記操向装置を回動不能にロックする係合部を有し、
    ロック状態で前記操向装置から前記係合部に力を受けたときに互いに接触する前記キースイッチ装置の第2当たり面と、前記締結具および前記支持部の第2受け面とが、前記力の作用方向に隙間を介して対向しているキースイッチ装置の支持構造。
  6. 請求項1から5のいずれか一項において、前記キースイッチ装置の下部が車体側の支持部に支持され、上部が弾性体からなるスペーサを介して車体側の保持部に保持されているキースイッチ装置の支持構造。
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