JP2008088755A - 開閉体装置 - Google Patents

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優礼 竹内
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Abstract

【課題】開閉体装置が何らかの不具合で開かなくなった場合でも、その開閉体を開かなくても人の出入を可能とする。
【解決手段】剛性閉鎖部の一部に人が通過可能な通路用開口部を設け、この開口部を剛性閉鎖部と同じ剛性部材からなる通路用開閉手段で開閉可能にした。なお、通路用開口部を有する開閉手段が開放状態にある場合には、通路用開口部を開放する必要はないので、通常はこの通路用開口部は通路用開閉手段によって閉鎖状態にあり、開閉手段が何らかの不具合で開かなくなった場合などに、この通路用開閉手段を開放し、通路用開口部から人などが出入りできる。
【選択図】図3

Description

本発明は、住宅、ビル、工場、倉庫などの建物を含む構築・構造物、地下街などの地下施設、車両などの開口部に設置されるシャッターカーテンなどの開閉体を備えた開閉体装置に関する。
住宅、ビル、工場、倉庫、車庫などの建物を含む構築・構造物、地下街などの地下施設、車両などの開口部に設置される開閉体は、閉鎖方向へ移動することによってその開口部を閉鎖するものである。このような開閉体装置としては、例えば、シャッター装置、パネルシャッター装置、オーバーヘッドドア、ブラインド装置、オーニング装置、ロールスクリーン装置、門扉、引戸装置などが知られている。これらの開閉体装置は、多数の短冊状のスラット材からなるスラットカーテン、多数のパイプ材をリンク材などで連結させてなるパイプグリルカーテン、一枚状あるいは多数連結されたパネル材からなるパネルカーテン、ネット材からなるネットカーテン、合成樹脂あるいは布繊維製のシート材からなるシートカーテン、あるいはこれらの複合部材などからなる複合カーテンなどの開閉体が開口部周縁部(例えば天井部等)の収納スペースに設けられた支持手段である収納ケースのブラケットなどに軸支された電動で駆動される巻取シャフトなどの回転体に巻き取られたり、回転体の回転により送り移動されたりして収納されることによって開口部を開放し、逆に繰り出されることによって、開口部全体または一部を閉鎖するように構成されている。
このような開閉体装置の中には、例えば、第三者による侵入防止等を目的とする重量シャッターのような管理用シャッターがある。一般的に、管理者の操作によってその開閉動作が制御され、一般的に人手によるシャッターの開閉は難しく、管理用シャッターの近傍にある開閉体操作装置などからの操作指示信号によって、電動力を用いて開閉動作を行なっている。
図1は、回転体手段を正逆回転駆動することによって、開閉体を開閉動作させる管理用シャッター装置の一例を示す図である。図2は、図1のシャッター装置を左側面から見た断面形状を示す図である。
図において、ガイドレール1,2はシャッターカーテン6によって開閉される開口部の両側左右に対向して起立配置されている。これらのガイドレール1,2は、対向する面側にそれぞれ縦長の開口を有する断面コの字状の部材から構成されている。ガイドレール1,2の上部にはボックス状の収納ケース3が設けられている。この収納ケース3内には、ギヤードモータからなる減速機付の開閉機4と、この開閉機4で正逆回転駆動される回転体手段である巻取シャフト5とが収納配置されている。従って、巻取シャフト5の正逆回転によりシャッターカーテン6の巻取り/巻戻し動作が行われ、これによって、シャッターカーテン6がガイドレール1,2に沿って昇降(開閉)駆動される。なお、開閉機にはブレーキ機能が具備されていたり、巻取シャフトには、開閉体が閉鎖するにしたがい付勢されるように設けられた付勢手段によって付勢力が付勢されていることがある。このような従来の管理用シャッター装置としては、特許文献1に記載されたものが知られている。
特開平5−340176号公報
図1及び図2に示すような開閉体装置は、管理用シャッターの近傍にある開閉体操作装置などからの操作指示信号に応じて開閉機4などの電動力を用いて開閉動作を行なっているため、停電などによって開閉体装置への電力供給が停止した場合などには、人手によるシャッターの開閉を行なうことは困難である。従って、構築・構造物や地下施設、車両などの出入口等にこのような開閉体装置が設置されている箇所において、停電などによって電力の供給が停止した場合に、シャッターが開かず、人の出入りが困難になるという不具合が生じる可能性がある。
このような不具合が生じた場合、開閉体装置近傍に非常用の出入口が設けられている場合には、そこを利用することによって出入りが困難になるという状態を回避することは可能であるが、駅ビルなどのように不特定多数の人が出入りするような場所では、非常用の出入口を使用させることが好ましくない場合もあり、停電などによる出入口閉鎖によって利用者に多大な影響を与える可能性がある。
本発明は、上述の点に鑑みなされたものであり、開閉体装置が何らかの不具合で開かなくなった場合でも、その開閉体を開かなくても人の出入を可能とした開閉体装置を提供することを目的とする。
本発明の開閉体装置の第1の特徴は、開口部の周縁部に沿って設けられた案内手段と、剛性部材にて形成される剛性閉鎖部から構成され、前記案内手段を移動することによって前記開口部を開閉する開閉手段とを含む開閉体装置において、
前記開閉手段は、剛性閉鎖部の一部に通路用開口部を備え、前記通路用開口部のヒンジ等の付属品を除いた部分は、前記剛性閉鎖部と同等の剛性部材にて形成された通路用開閉手段によって開閉制御されることにある。
開閉手段は、ビル、住宅、工場、倉庫等の建物などの構築・構造物、地下街などの地下施設、車両などにおける、出入り口や窓部、あるいは内部の通路や空間などの開口部を仕切るために開口部周縁部から繰り出されたり、開放するために開口部周縁部の収納スペースに繰り入れられたりする。このとき、開閉手段は、開口部の周縁部に沿って設けられた案内手段に沿って移動する。開閉手段は、回転体手段にシャッターカーテンを巻き取ったり、繰り出したりするものや、オーバーヘッドドアのようにドアを吊り上げるためのワイヤー等を巻き取ったり、繰り出したりするものや、パネルシャッターのパネルを吊り上げたり、吊り下げたりするものなどを含む。このような開閉手段は、金属製、木製、プラスチック製、ガラス製、鉱物製などのような剛性部材にて形成されており、このような剛性部材にて形成される剛性閉鎖部は開口部を一体的に閉鎖するものなので、閉鎖される開口部に人の出入口を設ける場合にはこれとは別に潜り戸などのような出入口部を開口部近辺に設けるのが一般的であった。この発明では、剛性閉鎖部の一部に通路用開口部を設け、この開口部を剛性閉鎖部と同じ剛性部材からなる通路用開閉手段で開閉可能にしたことにある。ここで、通路用開口部は、少なくとも標準的な体型の成人男性一人が通過可能な開口部であればよい。なお、通路用開口部を有する開閉手段が開放状態にある場合には、通路用開口部を開放する必要はないので、通常はこの通路用開口部は通路用開閉手段によって閉鎖状態にあり、開閉手段が何らかの不具合で開かなくなった場合などに、この通路用開閉手段を開放し、通路用開口部から人などが出入りできるようになる。通路用開閉手段が開放された場合に、例えば、大きな音を発生させて知らせたり、警備会社や守衛室へ警報信号が発信するなどの構造を備えてもよい。なお、開閉体装置は、通常構築・構造物などの開口部の上部に収納され、上昇・下降方式で開閉動作するが、これ以外にも開閉手段が開口部の側部に収納され横移動方式で開閉移動したり、開口部の下部に収納され下降・上昇方式で開閉移動したりするものも含む概念である。
本発明の開閉体装置の第2の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置において、前記開閉手段及び前記通路用開閉手段は、中空パイプなどの棒状の長体よりなる複数のシャッター部材と、これらのシャッター部材を連結する複数のリンク部材を含んで構成されることにある。これは、開閉体装置が中空パイプなどの棒状の長体を基本部品とするグリルシャッター装置であることを示している。
本発明の開閉体装置の第3の特徴は、前記第2の特徴に記載の開閉体装置において、前記開閉手段及び前記通路用開閉手段を構成する前記シャッター部材の前記中空パイプであって、前記開閉手段の移動方向で隣接する前記中空パイプ同士がヒンジ手段によって互いに接続されることによって前記通路用開口部は閉鎖されおり、前記ヒンジ手段を取り外すことによって前記通路用開閉手段は開放されるように構成されたことにある。これは、前記第3の特徴のグリルシャッター装置のような開閉手段の一部に通路用開口部が設けられ、この通路用開口部に通路用開閉手段が設置されるので、その場合に中空パイプ同士をヒンジ手段で接続することによって、開閉可能な通路用開閉手段を前記開閉手段内に設けることができるようにしたものである。
本発明の開閉体装置の第4の特徴は、前記第3の特徴に記載の開閉体装置において、前記開閉手段の移動方向に対して垂直な方向の前記開閉手段及び前記通路用開閉手段との間の隙間に互いを連結する連結手段を設けたことにある。前記第3の特徴のグリルシャッター装置のような開閉手段の一部に通路用開口部を設け、そこを通路用開閉手段で閉鎖した場合、開閉手段の移動方向に垂直な方向の開閉手段と通路用開閉手段との間に隙間が形成されるので、この隙間からの第三者の侵入を防止するために、開閉手段及び通路用開閉手段との間の隙間を互いに連結する連結手段を設けた。
本発明の開閉体装置の第5の特徴は、前記第1の特徴に記載の開閉体装置において、前記開閉手段及び前記通路用開閉手段が、多数の短冊状のスラット材からなるスラットカーテンを含んで構成されることにある。これは、開閉体装置が多数の短冊状のスラット材を基本部品とするシャッター装置であることを示している。
本発明の開閉体装置によれば、開閉体装置が何らかの不具合で開かなくなった場合でも、その開閉体を開かなくても人の出入を可能とすることができるという効果がある。
以下、添付図面に従って本発明に係る開閉体装置の一実施の形態に係る電動グリルシャッター装置について説明する。図3は、本発明に係る電動グリルシャッター装置の一実施の形態を示す図である。電動グリルシャッター装置は、図3に概略的に示すように、建物などの構築・構造物の開口などの上縁にシャッターケース3が水平に設けられ、この中に、巻取りシャフトが軸支され、同ケース内に配置されたギヤードモータからなる減速機付の開閉機4によって、正逆回転方向に巻取シャフトが駆動されるようになっている。なお、図では開閉機4は、シャッターケース3内に収納されているので、点線で示してある。巻取シャフトについては図示を省略してある。これによって、上端が巻取シャフトに連結されたグリルシャッターカーテン7が開口部を巻き上げられたり、あるいは、巻き戻されたりする。そして、グリルシャッターカーテン7の両端は、開口の両側に立設したガイドレール1,2内で昇降することにより、開口部の開閉動作を行うことになる。
グリルシャッターカーテン7は、中空パイプなどの棒状の長体からなる部材を含んで構成された複数のシャッター部材71と、これらのシャッター部材71を連結する複数のリンク72とから構成されており、これによって、各シャッター部材71は、水平な姿勢のまま、所定間隔で上下に配列され、その両端をガイドレール1,2の中に挿入した状態で、その前後を摺動自在に支持され、上下にガイドされる。
この実施の形態では、図3に示すように、グリルシャッターカーテン7の内側に人が通過可能な程度の大きさの長方形状の通路用開口部8が設けられている。この通路用開口部8には、通路用グリルシャッターカーテン9が設けられている。図4は、この通路用グリルシャッターカーテン9とグリルシャッターカーテン7の通路用開口部8の一部を拡大して示す図である。この通路用グリルシャッターカーテン9の基本構成は、グリルシャッターカーテン7と同じであり、中空パイプなどの棒状の長体よりなる部材により構成された複数のシャッター部材91と、これらのシャッター部材91を連結する複数のリンク92とから構成されている。各シャッター部材91は、水平な姿勢のまま、所定間隔で上下に配列されている。通路用グリルシャッターカーテン9の側面は、グリルシャッターカーテン7の内側に設けられた通路用開口部8の側面に面している。通路用グリルシャッターカーテン9と通路用開口部8との上下方向の対向する面には、シャッター部材71,91を連結する吊りヒンジ部材101,102及びロック部材103,104が設けられている。
通路用グリルシャッターカーテン9の最上端部のシャッター部材911は、吊りヒンジ部材101,102によってグリルシャッターカーテン7のシャッター部材711に吊り下げられ、通路用グリルシャッターカーテン9の最下端部のシャッター部材912は、ロック部材103,104を介してグリルシャッターカーテン7のシャッター部材712に取り付けられている。吊りヒンジ部材101,102は、図から明らかなように、通路用グリルシャッターカーテン9の各シャッター部材911と両側のシャッター部材713,714とほぼ同じ高さとなるように接続している。ロック部材103,104は、シャッター部材712,912を強固に連結するリンクとしての役割をしている。
図5は、図3及び図4の吊りヒンジ部材の詳細構成を示す図である。吊りヒンジ部材101は、第1ヒンジ部材1011と第2ヒンジ部材1012とから構成される。図6は、図5の第1ヒンジ部材1011及び第2ヒンジ部材1012が結合された状態を示す図である。図に示すように、第1ヒンジ部材1011及び第2ヒンジ部材1012は、L字鋼とC字鋼の結合された形状をしている。第1ヒンジ部材1011及び第2ヒンジ部材1012の互いのL字鋼の短軸面同士が結合可能に構成されており、第1ヒンジ部材1011を矢印50の方向に移動させることによって、短軸面同士が結合される。第1ヒンジ部材1011及び第2ヒンジ部材1012の互いの結合部には、鍵穴が設けられており、第1ヒンジ部材1011及び第2ヒンジ部材1012が結合された状態でその鍵穴に南京錠60の吊部61が貫通されて鍵が掛けられている。これによって、吊りヒンジ部材101,102を外部から外すことは困難となり、防犯性能を確保することができる。なお、ロック部材も図5及び図6の吊りヒンジ部材と同じ構成としてもよいが、ロック部材は取外しできなくてもよいので、図5の第1ヒンジ部材1011と第2ヒンジ部材1012とを一体的に構成してもよい。また、ロック部材に代えてシャッター部材712とシャッター部材912とをリンクを用いて強固に結合するようにしてもよい。
図3及び図4に示すようにグリルシャッターカーテン7の内側に人が通過可能な程度の大きさの長方形状の通路用開口部8を設け、そこに通路用グリルシャッターカーテン9を設けた場合、通路用グリルシャッターカーテン9の両側に隙間が構成されるので、そこに手を掛けて、隙間を開こうとしても、通路用グリルシャッターカーテン9は吊りヒンジ部材101,102及びロック部材103,104によって上下方向に張力が掛けられているので、隙間は若干大きくなるが、人が通過可能なほどの隙間は形成されないので、防犯性を確保することができる。
図7は、図3の電動グリルシャッター装置の変形例を示す図であり、通路用グリルシャッターカーテンを含むグリルシャッターカーテンの一部を抜き出して示してある。電動グリルシャッター装置は縦方向に長いので、図7では、縦方向の一部を省略して示してある。この変形例では、図3の電動グリルシャッター装置の通路用グリルシャッターカーテン9が撓んで両側に隙間が形成されるのを防止するようにしたものである。すなわち、グリルシャッターカーテン7の通路用開口部8の内側面と通路用グリルシャッターカーテン9の両側面との間の一部を接続するロック機構70,80を設けるようにしたものである。ロック機構70,80は、C型形状をしており、シャッター部材914,915間に固定的に設けられている。ロック機構70,80の中央付近には、隣接するリンクの穴を貫通するロック棒71,81が設けられている。このロック棒71,81は隣接するリンク穴に貫通した後は容易に戻らないように回転鍵73,83によってロックされている。従って、通路用グリルシャッターカーテン9の両側のリンク穴にロック棒71,81が貫通することによって、通路用グリルシャッターカーテン9が撓んで両側に形成される隙間が大きくなるようなことはなくなり、防犯性能が大幅に向上する。
図8は、本発明に係る開閉体装置の別の実施の形態を示す図である。図8に示したものは、カーテン部にスラット材を用いた電動シャッター装置の一例を示す図である。図8の電動シャッター装置は、開閉体がグリルシャッターカーテンに代えてスラットカーテンで構成されたものであり、基本的な構成は、図3の電動グリルシャッター装置と同じなので、その相違点について説明する。
この実施の形態では、図8に示すように、スラットカーテン81の内側に人が通過可能な程度の大きさの長方形状の通路用開口部82が設けられている。この通路用開口部82には、通路用スラットカーテン部83が設けられている。図9は、この通路用スラットカーテン部83とスラットカーテン81の通路用開口部82の一部を拡大して示す図である。なお、図9は、図8のスラットカーテン及び通路用スラットカーテン部83を建物内部側(図8の紙面の裏側)から見た図である。この通路用スラットカーテン部83の基本構成は、スラットカーテン81と同じであり、多数の短冊状のスラット材より構成されている。
通路用スラットカーテン部83の最上端部に接する箇所のスラットカーテン81は、その一部が長方形状に切り取られ、この切り取られた部分に通路用スラットカーテン部83の最上端部のスラット部材831が吊り部材835,837によって吊り下げられている。通路用スラットカーテン部83の最下端部のスラット部材833は、スラットカーテン81のスラット部材とは分離された状態となっている。従って、この実施の形態では、ロック部材を介して通路用スラットカーテン部83をスラットカーテン81に連結し、通路用スラットカーテン部83が容易に開閉されるのを防止している。
ロック部材は、通路用スラットカーテン部83の側面にスライド可能に設けられたロック棒901〜908と、これらのロック棒901〜908にそれぞれ対向する位置のスラットカーテン81の側面に設けられた係止部911〜918とから構成される。ロック棒901〜908は、この係止部911〜918にスライド挿入されて係止されるようになっている。一方、各ロック棒901〜908の係止部911〜918の対向する面と反対側は、ワイヤーなどの可撓性部材921〜924を介して回転鍵75,85に接続されている。通常は、この回転鍵75,85は回転しないようにロックされている。このようにロック棒901〜908が係止部911〜918に挿入係止されることによって、スラットカーテン81と通路用スラットカーテン部82とは互いに連結結合され、通路用スラットカーテン部83が外部から容易に開閉されることはなくなり、防犯性能は大幅に向上する。このような状態で、上端が巻取シャフトに連結されたスラットカーテン81のが開口部を巻き上げられたり、あるいは、巻き戻されたりして、スラットカーテン81の両端は、開口の両側に立設したガイドレール1,2内で昇降することにより、開口部の開閉動作を行うことになる。
一方、停電などによって電力の供給などが停止し、スラットカーテン81が開かず、人の出入りが困難になった場合には、回転鍵75,85のロック状態を解除し、回転鍵75,85を回転することによって、可撓性部材921〜924を介してロック棒901〜908が係止部911〜918からスライドして挿入係止状態から開放される。これによって、通路用スラットカーテン部83は、スラットカーテン81との連結状態から開放されるので、通路用スラットカーテン部83は自由に開閉することができるようになり、そこを出入口通路として利用することが可能となる。
上述の実施の形態では、開閉体であるグリルシャッターカーテンなどが下降しながら繰り出されて閉鎖するシャッター装置を例に説明したが、これ以外にも開閉体が横移動方式で繰り出されたり、上昇方式で繰り出されたり、あるいは水平方式、斜め方式で繰り出されたりするもの等であっても同様に適用することができる。開閉手段である開閉体としては、多数の短冊状のスラット材からなるスラットカーテン、多数のパイプ材をリンク材などで連結させてなるパイプグリルカーテン、一枚状あるいは多数連結されたパネル材からなるパネルカーテンなどで構成される場合がある。また、開閉手段である開閉体の材質は、使用目的に応じたものであれば、どのようなものでもよい。具体的には、金属製、木製、プラスチック製、ガラス製、鉱物製、これらの複合されたものなどで構成することができる。
回転体手段を正逆回転駆動することによって、開閉体を開閉動作させる管理用シャッター装置の一例を示す図である。 図1のシャッター装置を左側面から見た断面形状を示す図である。 本発明に係る電動グリルシャッター装置の一実施の形態を示す図である。 この通路用グリルシャッターカーテンとグリルシャッターカーテンの通路用開口部の一部を拡大して示す図である。 図3及び図4の吊りヒンジ部材の詳細構成を示す図である。 図5の第1ヒンジ部材及び第2ヒンジ部材が結合された状態を示す図である。 図3の電動グリルシャッター装置の変形例を示す図であり、通路用グリルシャッターカーテンを含むグリルシャッターカーテンの一部を抜き出して示してある。 本発明に係る開閉体装置の別の実施の形態を示す図である。 図8の通路用スラットカーテン部とスラットカーテンの通路用開口部の一部を拡大して示す図である。
符号の説明
1,2…ガイドレール
3…シャッターケース
4…開閉機
7…グリルシャッターカーテン
71,711,712,713,714…シャッター部材
72…リンク
8…通路用開口部
9…通路用グリルシャッターカーテン
91,912,914,915…シャッター部材
92…リンク
101,102…吊りヒンジ部材
103,104…ロック部材
1011…第1ヒンジ部材
1012…第2ヒンジ部材
60…南京錠
61…吊部
70,80…ロック機構
71,81…ロック棒
73,83…回転鍵
81…スラットカーテン
82…通路用開口部
83…通路用スラットカーテン部
831,833…スラット部材
835,837…吊り部材
901〜908…ロック棒
911〜918…係止部
921〜924…可撓性部材
75,85…回転鍵

Claims (5)

  1. 開口部の周縁部に沿って設けられた案内手段と、
    剛性部材にて形成される剛性閉鎖部から構成され、前記案内手段を移動することによって前記開口部を開閉する開閉手段とを含む開閉体装置において、
    前記開閉手段は、剛性閉鎖部の一部に通路用開口部を備え、前記通路用開口部のヒンジ等の付属品を除いた部分は、前記剛性閉鎖部と同等の剛性部材にて形成された通路用開閉手段によって開閉制御されることを特徴とする開閉体装置。
  2. 請求項1に記載の開閉体装置において、前記開閉手段及び前記通路用開閉手段は、中空パイプなどの棒状の長体よりなる複数のシャッター部材と、これらのシャッター部材を連結する複数のリンク部材を含んで構成されることを特徴とする開閉体装置。
  3. 請求項2に記載の開閉体装置において、前記開閉手段及び前記通路用開閉手段を構成する前記シャッター部材の前記中空パイプであって、前記開閉手段の移動方向で隣接する前記中空パイプ同士がヒンジ手段によって互いに接続されることによって前記通路用開口部は閉鎖されおり、前記ヒンジ手段を取り外すことによって前記通路用開閉手段は開放されるように構成されたことを特徴とする開閉体装置。
  4. 請求項3に記載の開閉体装置において、前記開閉手段の移動方向に垂直な方向に形成される前記開閉手段及び前記通路用開閉手段との間の隙間に互いを連結する連結手段を設けたことを特徴とする開閉体装置。
  5. 請求項1に記載の開閉体装置において、前記開閉手段及び前記通路用開閉手段は、多数の短冊状のスラット材からなるスラットカーテンから構成されることを特徴とする開閉体装置。
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