JP2008087808A - 液体吐出容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作部12よりも下方であってかつ容器本体ショルダー部の上方に指係止用レバー15が設けられる。操作部が操作者の指によって操作される際に、指係止用レバー15には操作者の他の複数の指が係止される。指係止用レバーは、操作者の他の複数の指のうち少なくとも1本の指の腹部によって係止される第1の係止部17と、操作者の他の複数の指のうち残りの指の背部によって係止される第2の係止部18とを備える。これにより、指の腹部と背部双方によって、指係止用レバーに引張力と押圧力を同時に与えることができ、容器本体の残液量が少なくなる場合でも、指係止用レバーを介して容器本体の姿勢を制御することができる。
【選択図】図1
Description
一方、前述した従来の液体吐出容器にあっては、容器本体1の残液量が少なくなるとき、指係止用レバー5から反力をとる際に指係止用レバー5に係止させている指による引張力Faが強くなりすぎると、容器本体1に作用する力のバランスがくずれて、図中2点鎖線で示すように容器本体1が傾いてしまう問題があった。
これにより、指係止用レバーを上側の平坦部、下側の平坦部および連結部の3部分によって構成することができ、指係止レバーの構成の簡素化を図ることができる。
これにより、操作者が例えば親指で操作部を操作する際に、親指に近い人差し指や中指で、上側の平坦部の第1の係止部を係止し、親指に遠い小指や薬指で、下側の平坦部の第2の係止部を係止することができ、指に無理な動きを強いることなく、手の自然な形(把持形状)で、指係止用レバーに指を係止させつつ操作部を操作することができる。
また、液体吐出容器を台等の上に載置して使用する場合には、従来の容器と同様に、操作部を直接押下げて使用することができる。
図1は、本発明の実施形態を示す液体吐出容器の一部断面図である。
ここで示す液体吐出容器10は、内部に液体が充填される容器本体11と、この容器本体11の上方に設けられた操作部12を操作されることにより容器本体11内の液体をノズル13から吐出させるポンプ機構と、操作部12よりも下方であってかつ容器本体のショルダー部11aの上方に設けられ、操作部12が操作者の指によって操作される際に操作者の他の複数の指によって係止される指係止用レバー15とを備える。
ここで、第1の係止部17と第2の係止部18の間隔tは、指の直径程度に設定されるのが好ましい。図2に示すように、それらの係止部17,18に指を係止させたときに、複数の指Sb、Sc、Sdがほぼ一列に並び、良好な操作性が得られるからである。
また、指係止用レバー15は、基端側から先端側に向けて漸次厚さが薄くなるように形成しても良い。
ポンプ機構は、一般的な構成(公知)のものが採用でき、例えば液通路24中にメッシュからなる発泡部材を配置させた、所謂、泡噴出用ポンプ等が好適に使用される。そして、前記操作部12によってポンプヘッド25の上端面が押圧されると内容液が液通路24を通ってノズル13から吐出される。
つまり、操作部12が下方へ押圧されるごとに、容器本体10内の液を一定量ずつ吐出できるようになっている。
例えば、片手で持ち上げた液体吐出容器10から液を吐出する場合には、図に示すように、操作者は、操作用レバー26の先端上部に親指Saの腹部を係止させ、指係止用レバー15の第1の係止部17に人差し指Sbと中指のScの腹部をそれぞれ係止させ、第2の係止部18に薬指の指の背部を係止させる。この状態で、親指の腹部で操作用レバー26の先端上部を下方へ押圧する。または、もう一方の手で操作用レバー26の先端上部を下方へ押圧してもよい。
つまり、容器本体11側の重量が重い状態では、容器本体11に対してポンプヘッド25が下降するように操作されるが、容器本体側の重量が軽くなると、容器本体11自体が引き上げられる挙動を示すことになる。これは、ポンプヘッド25に対する上方付勢手段における付勢力と容器本体側重量(内容液重量)とのバランスが影響している。しかしながら、ここでは、第1の係止部17に操作者の人差し指Sbおよび中指Scの腹部を係止させ、第2の係止部18に操作者の薬指Sdの背部を係止させており、これら指の腹部と背部双方によって、図2に示すように指係止用レバー15に引張力Faと押圧力Fbを同時に与えることができる。この結果、容器本体1の残液量が少なくなる場合でも、指係止用レバー15を介して容器本体1の姿勢を制御することができ、もって容器本体11が不用意に傾くのを防止することができる。
例えば、前述した実施形態では、指係止用レバー15を側面視大略Z字状に形成しているが、これに限られることなく、例えば側面視Ω状あるいは逆Ω状に形成しても良く、要は、操作者の指の腹部によって係止される第1の係止部と、操作者の指の背部によって係止される第2の係止部とを備える構成であればよい。
また、前述した実施形態では、ポンプヘッドを押し下げる操作部12として基端側がピン結合された操作用レバー26を用いているが、これに限られることなく、ポンプヘッド25を操作部として手や指で直接押圧する構成としてもよい。
11 容器本体
11a ショルダー部
12 操作部
13 ノズル
14 装着キャップ
15 指係止用レバー
17 第1の係止部
18 第2の係止部
20 上側の平坦部
21 連結部
22 下側の平坦部
Claims (3)
- 内部に液体が充填される容器本体と、
該容器本体の上方に設けられた操作部を操作されることにより容器本体内の液体をノズルから吐出させるポンプ機構と、
前記操作部よりも下方であってかつ前記容器本体ショルダー部の上方に設けられ、前記操作部が操作者の指によって操作される際に操作者の他の複数の指によって係止される指係止用レバーとを備える液体吐出容器であって、
前記指係止用レバーが、操作者の前記他の複数の指のうち少なくとも1本の指の腹部によって係止される第1の係止部と、操作者の他の複数の指のうち残りの指の背部によって係止される第2の係止部とを備えることを特徴とする液体吐出容器。 - 前記指係止用レバーは、上側の平坦部と、下側の平坦部と、それら上側の平坦部及び下側の平坦部を連結する上下方向に湾曲された連結部とを備え、前記上側の平坦部の下面が前記第1の係止部とされ、前記下側の平坦部の上面が前記第2の係止部とされたことを特徴とする請求項1記載の液体吐出容器。
- 前記指係止用レバーは、上方から見た場合、前記容器本体の中心部から半径方向外方へ延びて設けられ、前記容器本体の中心部に近い方に前記上側の平坦部が配置され、前記容器本体の中心部から遠い方に前記下側の平坦部が配置されていることを特徴とする請求項2記載の液体吐出容器。
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