JP6640447B2 - 供出デバイスおよびそうしたデバイスを備えたパッケージング - Google Patents

供出デバイスおよびそうしたデバイスを備えたパッケージング Download PDF

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本発明は、噴射デバイスなどの供出デバイスに関し、さらに詳しく言うと、容器内に収容された液体を供出するのに使用されるデバイスに関する。本発明は、さらに、そうした供出デバイスを備えたパッケージングに関する。
例えば香水などの液体を収容するパッケージングとして、さまざまな種類のものが知られている。そのようなパッケージングは、たいてい、液体を供出するためのデバイスを有している。しかし、一般に、こうした供出デバイスは、意図しない作動から保護されていない。それゆえ、たいていの供出デバイスは、付加的なカバーを備えている。
ある供出デバイスにおいては、意図しない作動に対して、付加的なロッキング部品によって保護されている。しかし、そのようなロッキング部品は、通常、取り外し可能であるように供出デバイスに対して取り付けられているために、その紛失が頻繁に生じる。
ロック可能な回転式アクチュエータを備えた供出デバイスもまた存在する。この種類のロック可能な回転式アクチュエータは、主として、クリームの供給に使用されることを意図しており、したがって、液体の供出のために使用されることは稀である。
操作レバーを備えた供出デバイスもまた存在する。しかし、そのようなレバーは、供出デバイスをロックできるようには設計されていない。
液体を供出するための、さらなる従来型の供出デバイスは、例えば、以下の文献において提案されている。
特許文献1、特許文献2、そして特許文献3は、操作に必要なプッシュ力を低減するためのレバーを備えた供出デバイスを開示している。しかし、いずれの文献に記載されたデバイスも、ノズルを隠すこと、あるいはデバイスをロックすることができない。
特許文献4は、ノズルを隠すことが可能なレバーを備えたパッケージングを開示している。しかし、このレバーの回転動作は、ポンプを作動させるためには使用されない。
特許文献5は、ノズルを隠すことができるレバーを備えたパッケージングを開示している。このパッケージングにおいては、レバーを持ち上げることでポンプは作動させられ、レバーのスイング角度は90度である。したがって、ポンプを作動させるためには、ボトルから離れる方向に、したがって非人間工学的な様式で、レバーを操作することが必要になる。
欧州特許第575213号明細書 特開2000-191014号公報 米国特許第4186855号明細書 国際公開第2006/66363号パンフレット 仏国特許発明第2692232号明細書
本発明の目的は、上記欠点を軽減あるいは解消するように改善された、液体を供出するのに使用されるデバイスおよびそのようなデバイスを備えたパッケージングを提供することである。特に、本発明は、意図しない液体の供出を防止できる新規な供出デバイスを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明は、液体を収容した容器に対して取り付けられ、容器内の液体を外部に供出するために使用される供出デバイスを提供する。本発明によれば、供出デバイスは、ポンプ本体およびこのポンプ本体に対して変位可能なポンプヘッドを備えたポンプであって、このポンプは容器に対して取り付けられ、ポンプヘッドはノズルを備えており、ポンプは、ポンプヘッドを押し込むことによって、容器内の液体をノズルから供出するように機能できる、ポンプと、少なくともポンプヘッドを覆うカバー部材と、カバー部材に対して、スイング可能に連結された操作部材であって、ポンプヘッドに対して作用することができる操作部材と、を具備する。カバー部材には、操作部材が、ポンプヘッドに対してアクセスすることを可能とするためのスリットが形成される。操作部材は、その不使用ポジションでは、ノズルを隠し、かつ、操作部材は、不使用ポジションから所定の角度だけスイングさせることによって、操作部材の少なくとも一部がスリット内に収まった使用ポジションとなる。この使用ポジションでは、操作部材を用いてポンプヘッドを押し込むことが可能である。
本発明によれば、供出デバイスを構成している操作部材は、二つの役割を果たすことができる。第一に、操作部材は、供出デバイスの不使用時には、ノズルを、外部のダストや汚れから保護する役割を果たすことができる。第二に、操作部材は、供出デバイスの使用時には、ポンプヘッドに力を加えてポンプを作動させるためのレバーとして機能できる。特に、本発明によれば、操作部材が、それがカバー部材のスリットを通過した後に、ポンプヘッドに対してアクセス可能となるから、意図しないポンプの作動を、したがって、意図しない液体の供出を確実に防止できる。さらに、本発明によれば、少ない数の部品で、こうした機能を実現できる。
本発明のある実施形態によれば、カバー部材は、ノズルを外部に露出させるための切欠きを備え、かつ、操作部材は、その不使用ポジションにおいて、カバー部材の周面の一部を形成するように、カバー部材の切欠き内に嵌ってもよい。
本発明のある実施形態によれば、供出デバイスは、操作部材が、その不使用ポジションにおいて回動できないようロック可能であってもよい。
本発明のある実施形態によれば、供出デバイスは、操作部材が、この操作部材を内向きにプッシュすることによって、ロック解除可能であるように構成されてもよい。
本発明のある実施形態によれば、スリットはカバー部材の上面に形成されていてもよい。この場合、操作部材は、使用時に、ポンプが取り付けられる容器側に押し下げられるので、その操作方式は人間工学的に優れる。
本発明のある実施形態によれば、スリットの幅は、人の指の幅よりも小さいものであってもよい。
本発明のある実施形態によれば、不使用ポジションから使用ポジションに至る操作部材のスイングの角度は約270度であってもよい。
本発明のある実施形態によれば、操作部材の長さは、カバー部材のスリットの長さよりも大きくし、これによって、操作部材の一部分は、使用時に、スリットを通過しなくてもよくなる。
本発明のある実施形態によれば、操作部材において、使用時にスリットを通過しない部分の幅は、スリットを通過する部分の幅よりも大きくてもよい。
本発明のある実施形態によれば、操作部材の長さは、カバー部材の高さと略同じであってもよい。
本発明のある実施形態によれば、供出デバイスのノズルは、カバー部材に対して位置が固定されていてもよく、ノズルと、供出デバイスのポンプとは、フレキシブルなチューブによって流体的に接続されていてもよい。
本発明の代替実施形態は、容器に対して取り付けられ、容器内の液体を外部に供出するために使用される供出デバイスを提供する。この代替実施形態によれば、供出デバイスは、ポンプ本体およびこのポンプ本体に対して変位可能なポンプヘッドを備えたポンプであって、このポンプは容器に対して取り付けられ、ポンプヘッドはノズルを備えており、ポンプは、ポンプヘッドを押し込むことによって、容器内の液体をノズルから供出するように機能できる、ポンプと、少なくともポンプヘッドを覆うカバー部材と、カバー部材に対して、スイング可能に連結された操作部材であって、ポンプヘッドに対して作用することができる操作部材と、を具備する。操作部材は、その不使用ポジションでは、カバー部材の上面の少なくとも一部を形成し、かつ、操作部材は、不使用ポジションからカバー部材の周面に向って所定の角度だけスイングさせることによって使用ポジションとなる。操作部材は、この使用ポジションにおいては、ポンプに対して作用可能となる。
本発明のある実施形態によれば、操作部材には開口が形成されてもよく、この場合、その使用ポジションにおいては、ノズルは、操作部材の開口を経て、外部に露出させられてもよい。
本発明のある実施形態によれば、操作部材およびカバー部材は、一体部材として、プラスチック材料を用いて成形されてもよい。
本発明は、さらに、上記供出デバイスと、内部に液体が収容される容器であって、その内部空間と供出デバイスとが流体的に接続されるように、供出デバイスが取り付けられる容器と、を具備するパッケージングを提供する。
本発明は、添付図面を参照しながら、その非限定的、かつ、代表的な実施形態についての以下の説明を精読することによって、より良く理解できるであろう。
本発明の一実施形態に係るパッケージングの斜視図である。 図1のパッケージングの概略的な断面図である。 操作部材が内向きに押し込まれた状態で、図1のパッケージングを示す図である。 操作部材を、約270度、上向きにスイングさせた状態で、図1のパッケージングを示す図である。 操作部材を指で押し下げることによって供出デバイスを作動させて、容器内の液体を供出させた状態を示す図である。 本発明の代替実施形態に係るパッケージングの一部の概略的な断面図である。 本発明の別の代替実施形態に係るパッケージングの一部の斜視図である。 本発明のさらなる代替実施形態に係るパッケージングの斜視図である。 図8のパッケージングの概略的な断面図である。 図8のパッケージングの操作部材を使用ポジションへとスイングさせた状態を示す断面図である。 操作部材をさらにスイングさせることによって供出デバイスを作動させて、容器内の液体を供出させた状態を示す断面図である。
図1ないし図5は、本発明に係る供出デバイスおよびそれを備えたパッケージングの一実施形態を示している。図1ないし図5に示されたパッケージング1は、液体、例えば香水が、その内部空間に収容された容器10と、容器10内の液体を外部に供出するように機能できる供出デバイス20と、を含んでいる。容器10は、例えば、プラスチックあるいはガラス製のボトルであってもよい。この実施形態では、供出デバイス20は、例えばねじ込みによって、容器10に対して取り付けられる。
図2に示すように、本実施形態の供出デバイス20は、容器10に対して取り付けられるポンプ22と、カバー部材30と、操作部材40と、を含んでいる。ポンプ22は、ポンプ本体24と、このポンプ本体24に対して、上下方向に変位可能なポンプヘッド26と、を含む。ポンプ本体24は、チューブ22aを備え、このチューブ22aを介して、容器10の内部空間と供出デバイス20とは流体的に接続される。さらに、ポンプ本体24はスカート24bを備える。このスカート24bは、内周面にネジ山を備えている。ポンプ22を容器10に取り付けた状態では、スカート24bのネジ山は容器10のネック10aのネジ山と係合する。この結果、ポンプ本体24は、容器10のネック10aの開口内に挿入された状態で位置決めされて固定される。
ポンプヘッド26は、液体を外部に供出するためのノズル28を備えている。後述するように、ポンプ22は、ポンプヘッド26を下向きに押し込むことによって、容器10内の液体をノズル28から供出するように機能できる。こうしたポンプ22としては、公知のものを採用できるので、ポンプ22自体の構造については、詳しく説明しない。
カバー部材30は、略円筒形状に形成されており、上面および外周面を有する。カバー部材30は、本実施形態では、ポンプ22のほとんど全体を覆っている。カバー部材30に対しては、ポンプヘッド26に対して作用することができる操作部材40が、ピン41を用いて、スイング可能に連結されている。したがって、本実施形態では、操作部材40は、「フリップトップレバー」として実現されている。
カバー部材30の上面には、操作部材40がポンプヘッド26に対してアクセスすることを可能とするためのスリット42が形成されている。このスリット42の幅W1(図1)は、人の指の幅よりも小さく、例えば数ミリメートルから1センチメールである。
カバー部材30は、操作部材40を上向きにスイングさせた状態を示す図4から分かるように、ノズル28を外部に露出させるための切欠き32を備える。操作部材40は、図1に示す、その不使用ポジションにおいては、カバー部材30の切欠き32内に嵌り、これによってカバー部材30の外周面の一部を形成する。したがって、操作部材40は、その不使用ポジションでは、ポンプ22のノズル28を覆い隠すことができる。本実施形態では、操作部材40は、その不使用ポジションにおいて、回動できないようロック可能である。さらに、操作部材40は、この操作部材40を図3に示すように内向きにプッシュすることによって、ロック解除可能である。詳しく図示していないが、操作部材40のこうしたロック/アンロック機構は、当業者にはよく知られた、例えば「プッシュイン/プッシュイジェクト機構」を利用して実現できる。
上述したように、操作部材40は、その上端部において、カバー部材30に対してピン結合されており、したがって操作部材40は、カバー部材30に対してスイング可能である。本実施形態では、これに限定されるわけではないが、操作部材40がスイングできる角度は、約270度である。操作部材40の長さL1(図1)は、カバー部材30の高さH(図1)と略同じである。しかし、操作部材40の長さL1は、カバー部材30の上面のスリット42の長さL2(図1)よりも大きく、したがってカバー部材30の上面の直径よりも大きい。さらに詳しく言うと、操作部材40は、幅狭部分40aであって、スリット42の長さL2よりもいくらか長くかつスリット42の幅W1よりも僅かに小さな幅W2(図4)を有する幅狭部分40aと、この幅狭部分40aから延在すると共に幅狭部分40aの幅W2よりも大きな幅W3(図4)を有する幅広部分40bと、を備える。したがって、操作部材40を、図1に示す不使用ポジションから約270度だけスイングさせることによって、操作部材40の幅狭部分40aはスリット42内に収まる。この使用ポジションでは、操作部材40を用いて、ユーザは、ポンプヘッド26を押し下げることが可能である。しかし、操作部材40の幅広部分40bは、操作部材40を用いてポンプヘッド26を押し下げる際に、スリット42を通過しない。
本実施形態に係る供出デバイスにおいては、操作部材40は、二つの機能を有する。まず、操作部材40が、図1に示すように、ノズル28の供出孔を覆っている不使用ポジション、すなわち「OFF」ポジションにあるとき、外部のダストや汚れからノズル28を保護する。しかも、有利なことに、不使用時には、操作部材40がカバー部材30の外周面の一部を形成しているために、審美的な外観が得られる。
操作部材40の第2の機能は、レバーとして作用することでポンプ22を、従来品よりも容易に作動させることを可能にする機能である。ポンプ22を作動させて液体を供出させることをユーザが望むとき、ユーザは、操作部材40を、図1に示す「OFF」ポジションから、使用ポジション、すなわち「ON」ポジションへとスイングさせる。さらに詳しく言うと、ユーザは、まず、操作部材40の外面に形成された突起44をワンプッシュする。これによって、操作部材40のロックが解除される。次に、ユーザは、操作部材40を、図4に矢印線で示すように、約270度だけスイングさせる。
操作部材を約270度だけ回動させることで、操作部材40は、「ON」ポジションになる。このポジションにおいては、操作部材40の外面(これは、「オフ」ポジションにおいては、操作部材40の外面の一部を形成している)の概ね中央部分は、ポンプヘッド26の上面に当接する。
この「ON」ポジションにある操作部材40に対して、ユーザは、図5に示すように、例えば人差し指で下向きの力を加える。すると、操作部材40はピン41(図2)を中心として、さらに下向きに、僅かな角度だけスイングし、そしてポンプヘッド26を押し下げる。この結果、ポンプ22が作動させられて、容器10内の液体が、ノズル28(この状態では、もはや、ノズル28は操作部材40によって隠されていない)から供出される。
上記のように、操作部材40は、その「ON」ポジションでは、カバー部材30の上面から半径方向外側に突出する。ユーザは、ポンプ22を作動させる際に、操作部材40の、この突出部分、すなわち幅広部分40bを指で押す。これは、ポンプヘッド26に対して力を加えるために、テコ作用を利用できることを意味する。したがって、本実施形態によれば、指で直接的にポンプヘッド26をプッシュする場合に比べて、人間工学的に効率が良いだけでなく、より小さな力で、ポンプ22を作動させることができる。さらに、カバー部材30に形成されたスリット42は、指の幅よりも狭いので、操作部材40を使用しない限り、ポンプヘッド26を押し下げることはできない。したがって、意図しないポンプ22の作動が防止される。
所望の量の液体の供出を行った後、ユーザは、操作部材40を「OFF」ポジションへと戻すために、それを上記の操作時とは反対向きにスイングさせる。ユーザが、ほとんど使用前の位置に戻った操作部材40を最後に一押しすることで、操作部材40は、「OFF」ポジションにおいてロックされる。この結果、パッケージングは、図1に示す状態となる。
上記実施形態では、操作部材40はカバー部材30の高さと同じ長さを有する。しかし、操作部材40を、それが不使用ポジションにある状態で、カバー部材30の上面から突出するように、延長することも可能である。この場合、上記プッシュイン/プッシュイジェクト機構などを採用しなくても、操作部材40をカバー部材30の外周面から簡単に起こすことができる。
ここまで、ノズルがカバー部材に対して変位可能に設けられている実施形態を説明した。しかし、別の実施形態によれば、ノズルは、カバー部材に対して、位置が固定されていてもよい。そのような実施形態の一例を図6に示す。図6に示されるパッケージングにおいては、ノズル28は、ポンプヘッド26から分離されて、カバー部材30を構成する壁内に組み込まれている。この実施形態では、ノズル28と、ポンプヘッド26とは、フレキシブルなチューブによって流体的に接続される。
さらに、別の実施形態によれば、操作部材およびカバー部材は、プラスチック材料から一体部材として成形されてもよい。そのような実施形態の一例を図7に示す。この実施形態では、操作部材40'は、インジェクション成形ヒンジ46を介して、カバー部材30'に対して連結されている。したがって、操作部材40'は、先に説明した実施形態と同様に、約270度、スイングさせることができる。
図8ないし図11は、本発明に係る供出デバイスおよびそれを備えたパッケージングの、さらなる代替実施形態を示している。図8ないし図11に示されたパッケージング100もまた、液体、例えば香水が内部空間に収容された容器110と、容器110内の液体を外部に供出するように機能できる供出デバイス120と、を含んでいる。
図9に示すように、供出デバイス120は、容器110に対して取り付けられるポンプ122と、カバー部材130と、操作部材140と、を含んでいる。ポンプ122は、ポンプ本体124と、ポンプ本体124に対して上下方向に変位可能なポンプヘッド126と、を含む。ポンプ本体124は、チューブ122aを備え、このチューブ122aを介して、容器110の内部空間と供出デバイス120とは流体的に接続されている。ポンプヘッド126はノズル128を備えており、ポンプ122は、ポンプヘッド126を押し込むことによって、容器110内の液体をノズル128から供出するように機能できる。
カバー部材130は、略円筒形状に形成されており、上面および外周面を有する。カバー部材130は、ノズル128を外部に露出させるための切欠き132を備える。ポンプヘッド126に対して作用することができる操作部材140は、カバー部材130に対して、ピン141を用いて、スイング可能に連結されている。操作部材140には、開口142が形成されている。後述するように、操作部材140が、その使用ポジションにあるとき、ノズル128は、操作部材140の開口142を経て、外部に露出させられる。
この実施形態においては、先に説明した実施形態とは異なり、操作部材140は、その不使用ポジションでは、図8に示すように、カバー部材130の上面の一部を形成する。一方、操作部材140は、不使用ポジションから、図8の矢印で示すように、約270度よりも僅かに小さい角度だけスイングさせられた、その使用ポジションでは、ユーザが、いわば「トリガ」を操作するようにして、ポンプヘッド126に対して力を加えることを可能とする。本実施形態の供出デバイス120における、こうしたアクションは、例えば、クサビ機構を用いて実現できる。
さらに詳しく言うと、図9から分かるように、本実施形態では、ポンプヘッド126の上端部には、斜面126aが形成される。さらに、この斜面126aの上に、それに対する横方向の移動は一定の範囲内で可能であるが、その高さ方向の移動は制限されたクサビ部材150が配置される。クサビ部材150と、ポンプヘッド126の斜面126aとは、互いに相対的にスライド可能に接触している。図10に示す使用ポジションでは、操作部材140の表面は、このクサビ部材150の大端部150aに接している。ユーザが、例えば人差し指で操作部材140を矢印線で示すように、さらにスイングさせると、クサビ部材150は、図10中、反時計まわりに僅かにスイングする。このスイングが、クサビ部材150を図9中、右方向に押しやり、これによってポンプヘッド126がポンプ本体124に対して押し下げられて、ポンプ122が作動する。この結果、図11に示すように、容器110内の液体は、操作部材140の開口142を経て、外部に供出される。使用後、操作部材140に加えていた力を解除すると、クサビ部材150は、図示していないスプリングなどによって、使用前の位置に復帰する。
ここまで図面を参照して本発明のさまざまな実施形態を説明してきた。しかし、本発明は、これらの実施形態に限定されない。さらに、上述した、実施形態における、さまざまな特徴は、原理的に不可能でない限り、互いに組み合わせることができる。当業者にとって、さまざまな改変、変更および他の実施形態は明らかである。そのような改変、変更および他の実施形態の全ては、特許請求の範囲に包含される。
1 パッケージング
10 容器
20 供出デバイス
22 ポンプ
24 ポンプ本体
26 ポンプヘッド
28 ノズル
30 カバー部材
30' カバー部材
40 操作部材
40' 操作部材
42 スリット
50 チューブ
110 容器
120 供出デバイス
122 ポンプ
124 ポンプ本体
126 ポンプヘッド
128 ノズル
130 カバー部材
140 操作部材
142 開口

Claims (10)

  1. 液体を収容した容器(10)に対して取り付けられ、前記容器(10)内の前記液体を外部に供出するために使用される供出デバイス(20)であって、
    ポンプ本体(24)および前記ポンプ本体(24)に対して変位可能なポンプヘッド(26)を備えたポンプ(22)であって、前記ポンプ(22)は前記容器(10)に対して取り付けられ、前記ポンプヘッド(26)はノズル(28)を備えており、前記ポンプ(22)は、前記ポンプヘッド(26)を押し込むことによって、前記容器(10)内の前記液体を前記ノズル(28)から供出するように機能できる、ポンプ(22)と、
    少なくとも前記ポンプヘッド(26)を覆うカバー部材(30)と、
    前記カバー部材(30)に対して、スイング可能に連結された操作部材(40)であって、前記ポンプヘッド(26)に対して作用することができる操作部材(40)と、
    を具備し、
    前記カバー部材(30)の上面には、前記操作部材(40)が、前記ポンプヘッド(26)に対してアクセスすることを可能とするためのスリット(42)が形成されており、
    前記操作部材(40)は、不使用ポジションでは、前記ノズル(28)を隠し、かつ、
    前記操作部材(40)は、前記不使用ポジションから所定の角度だけスイングさせることによって、前記操作部材(40)の少なくとも一部が前記スリット(42)内に収まりかつ前記カバー部材(30)の前記上面と略平行となる使用ポジションとなり、前記使用ポジションでは、前記操作部材(40)を用いて前記ポンプヘッド(26)を押し込むことが可能であり、
    前記操作部材(40)の長さは、前記カバー部材(30)の前記スリット(42)の長さよりも大きく、これによって、前記操作部材(40)の一部分は、使用時に、前記スリット(42)内を通過することはなく、
    前記操作部材(40)において、使用時に前記スリット(42)を通過しない部分の幅は、前記スリット(42)を通過する部分の幅よりも大きい、供出デバイス(20)。
  2. 前記カバー部材(30)は、前記ノズル(28)を外部に露出させるための切欠き(32)を備え、かつ、前記操作部材(40)は、前記不使用ポジションにおいて、前記カバー部材(30)の周面の一部を形成するように、前記カバー部材(30)の前記切欠き(32)内に嵌る、請求項1に記載の供出デバイス(20)。
  3. 前記供出デバイス(20)は、前記操作部材(40)が、前記不使用ポジションにおいては回動できないようロック可能であるように構成されている、請求項1または2に記載の供出デバイス(20)。
  4. 前記供出デバイス(20)は、前記操作部材(40)が、前記操作部材(40)を内向きにプッシュすることによって、ロック解除可能であるように構成されている、請求項3に記載の供出デバイス(20)。
  5. 前記不使用ポジションから前記使用ポジションに至るスイングの角度が約270度である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の供出デバイス(20)。
  6. 前記操作部材(40)の長さは、前記カバー部材(30)の高さと略同じである、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の供出デバイス(20)。
  7. 前記供出デバイス(20)の前記ノズル(28)は、前記カバー部材(30)に対して位置が固定されており、前記ノズル(28)と、前記ポンプヘッド(26)とは、フレキシブルなチューブ(50)によって流体的に接続されている、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の供出デバイス(20)。
  8. 容器(110)に対して取り付けられ、前記容器(110)内の液体を外部に供出するために使用される供出デバイス(120)であって、
    ポンプ本体(124)および前記ポンプ本体(124)に対して変位可能なポンプヘッド(126)を備えたポンプ(122)であって、前記ポンプ(122)は前記容器(110)に対して取り付けられ、前記ポンプヘッド(126)はノズル(128)を備えており、前記ポンプ(122)は、前記ポンプヘッド(126)を押し込むことによって、前記容器(110)内の前記液体を前記ノズル(128)から供出するように機能できる、ポンプ(122)と、
    少なくとも前記ポンプヘッド(126)を覆うカバー部材(130)と、
    前記カバー部材(130)に対して、スイング可能に連結された操作部材(140)であって、前記ポンプヘッド(126)に対して作用することができる操作部材(140)と、
    を具備し、
    前記操作部材(140)は、不使用ポジションでは、前記カバー部材(130)の上面の少なくとも一部を形成し、かつ、
    前記操作部材(140)は、前記不使用ポジションから、前記カバー部材(130)の周面に向って所定の角度だけスイングさせることによって使用ポジションとなり、前記使用ポジションでは、前記操作部材(140)は、前記ポンプヘッド(126)に対して作用可能となり、
    前記操作部材(140)には開口(142)が形成されており、前記使用ポジションにおいては、前記ノズル(128)は、前記操作部材(140)の前記開口(142)を経て、外部に露出させられる、供出デバイス(120)。
  9. 前記操作部材(40')および前記カバー部材(30')は、一体部材として、プラスチック材料を用いて成形される、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の供出デバイス(20,120)。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載された供出デバイス(20,120)と、
    内部に液体が収容される容器(10,110)であって、その内部空間と前記供出デバイス(20,120)とが流体的に接続されるように、前記供出デバイス(20,120)が取り付けられる容器(10,110)と、
    を具備する、パッケージング(1)。
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