JP2008086959A - 粒子の分離装置、静電荷像現像用トナーの製造装置、及び静電荷像現像用トナーの製造方法 - Google Patents
粒子の分離装置、静電荷像現像用トナーの製造装置、及び静電荷像現像用トナーの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008086959A JP2008086959A JP2006272943A JP2006272943A JP2008086959A JP 2008086959 A JP2008086959 A JP 2008086959A JP 2006272943 A JP2006272943 A JP 2006272943A JP 2006272943 A JP2006272943 A JP 2006272943A JP 2008086959 A JP2008086959 A JP 2008086959A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- liquid
- particles
- toner particles
- cake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
【解決手段】トナー粒子と液体との混合液を前記トナー粒子と前記液体とに分離する分離部と、前記分離した液体を排出する排出部と、を有し、前記排出部に、前記分離した液体の排出圧力を変える圧力可変手段を備える。
【選択図】図1
Description
本実施形態に係る粒子の分離装置は、粒子と液体との混合液を粒子と液体とに分離する分離部と、分離した液体を排出する排出部と、を有し、排出部に、分離した液体の排出圧力を変える圧力可変手段を備える。
本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの製造装置は、トナー粒子と液体との混合液をトナー粒子と液体とに分離する分離部と、分離した液体を排出する排出部と、を有し、排出部に、分離した液体の排出圧力を変える圧力可変手段を備える。
次に、濾布15内のケーキ状のトナー粒子16の洗浄及びイオン交換反応について説明する。ケーキ状のトナー粒子16の洗浄に用いられる液体(洗浄水)は、一定の処理を施した水を使用することができる。処理の方法としてはイオン交換法、膜分離法、蒸留法、電解法などがあげられるが、洗浄能力およびコストの点からイオン交換法が好ましい。また、イオン交換法等による処理後の水の導電率は通常0.1〜15μS/cmであるが、0.1〜5μS/cmであることが好ましい。本実施形態では特に記載がない限り40℃の水を使用しているが、これ以外の温度でも特に制限はされない。
上記でも述べたが、以下具体的に本実施形態において液体による洗浄又は液体との分離の対象となるトナー粒子について説明する。
本実施形態に係る静電荷像現像用トナーの製造装置(1,1a)及び静電荷像現像用トナーの製造方法により製造された静電荷像現像用トナーの帯電特性の測定について以下説明する。
CSG法では、トナーの粒子個々の帯電量と粒径との関係を用いてCSGの値を求めている。
q/d値の度数分布は、上述した例えば特開昭57−79958号公報に示すチャージスペクトログラフ法(以下、「CSG法」という)により測定することができる。以下、具体的な測定方法について説明する。
式(1)中、ηは空気の粘度(kg/m・sec.)、Vaは空気流速(m/sec.)、kはトナーの直進飛行距離(m)、Eは電場(V/m)をそれぞれ表す。
空気の粘度η=1.8×10−5(kg/m・sec.)
空気流速Va=1(m/sec.)
トナーの直進飛行距離k=10(cm)
電場E=190V/cm
上記値を式(1)に代入すると以下のようになる。
なお、測定対象となるトナーの粒子をサンプル供給筒180に投下するに際し、トナーは予め帯電させておく必要がある。
スチレン 328重量部
n−ブチルアクリレート 72重量部
アクリル酸 6重量部
ドデカンチオール 6重量部
四臭化炭素 4重量部
カルナウバワックス(日本精蝋社製) 50重量部
アニオン性界面活性剤(第一製薬社製、ネオゲンSC) 3重量部
イオン交換水 150重量部
C.I.ピグメントレッドR122(大日精化社製) 50重量部
アニオン性界面活性剤(第一工業製薬社製、ネオゲンSC) 6重量部
イオン交換水 200重量部
樹脂粒子分散液 260重量部
離型剤分散液 40重量部
着色剤粒子分散液 30重量部
ポリ塩化アルミニウム 3重量部
図1に示すような洗浄水排出口13a,13bに設けられた圧力可変弁17a,17bを有する静電荷像現像用トナーの製造装置を用い、以下のようにトナーを作製した。分離部4での濾過、洗浄、脱水にフィルタープレス装置(東京エンジニアリング工業株式会社製)を用い、充填率95%相当の上記融合粒子分散液を濾布15a,15b内に充填し、フィルタープレス装置にて融合粒子分散液を濾過し、得られたケーキ状のトナー粒子(16)100重量部に対して、洗浄水としてのイオン交換水100重量部で配管内および容器内に残った凝集粒子分散液をフィルタープレス装置内に押込んだ。その後、イオン交換水600重量部を洗浄水供給口12a,12bよりフィルタープレス装置内に導入し、ケーキ状のトナー粒子16を洗浄した。洗浄に利用されたイオン交換水は洗浄水排出口13a,13bより洗浄水排出ライン21へ排出される。この時、洗浄水排出口13a,13bに設けられた圧力可変弁17a,17bにより、排出圧力を10kPaに設定した。その後、イオン交換水600重量部に硝酸を加えてpHを2に調整した酸性の処理液を洗浄水供給口12a,12bよりフィルタープレス装置内に導入し、ケーキ状のトナー粒子16のイオン交換反応処理を行った。この時、洗浄水排出口13a、13bに設けられた圧力可変弁17a,17bにより、排出圧力を10kPaに設定した。
図2に示すような洗浄水排出ライン21に設けられた圧力可変弁17を有する静電荷像現像用トナーの製造装置を用い、同様に洗浄水排出ライン21に設けられた圧力可変弁17により、排出圧力を10kPaに設定したこと以外は実施例1と同様にしてトナーを作製した。
フィルタープレス装置(東京エンジニアリング工業株式会社製)の濾布15a,15b内に充填率50%相当の上記融合粒子分散液を充填した以外は実施例1と同様の操作を行い、トナーを作製した。
フィルタープレス装置(東京エンジニアリング工業株式会社製)濾布15a,15b内に充填率50%相当の上記融合粒子分散液を充填した以外は実施例2と同様の操作を行い、トナーを作製した。
洗浄水排出口13a,13b及び洗浄水排出ライン21に圧力可変弁17が設けられていない静電荷像現像用トナーの製造装置を用い、排出圧力を調整していない事以外は実施例1と同様の操作を行い、トナーを作製した。
洗浄水排出口13a,13b及び洗浄水排出ライン21に圧力可変弁17が設けられていない静電荷像現像用トナーの製造装置を用い、排出圧力を調整していない事以外は実施例2と同様の操作を行い、トナーを得た。
実施例1〜4及び比較例1,2のトナーを上記説明したチャージスペクトログラフ法により、実施例1〜4及び比較例1,2のトナーのCSG値のトップ値およびボトム値を測定した。その結果を下記表1に示す。
実施例1〜4及び比較例1,2の各トナー粒子100gに対し、疎水性シリカ(キャボット社製、TS720)を0.43g添加してサンプルミルで混合して外添トナーを得た。そして、ポリメチルメタアクリレート(綜研化学社製)を1%コートした平均粒径50μmのフェライトキャリアに対し、トナー濃度が5%になるように上記の外添トナーを秤量し、ボールミルで5分間攪拌・混合して現像剤を調整した。この現像剤を富士ゼロックス社製DCC500改造複写機においてそれぞれ10000枚の複写試験を行い、機内よごれ状況及びかぶり状況の評価を行った。その結果を下記表1に示す。
(機内よごれ状況)
〇: 目視観察でトナーによる現像機周りの汚れが無く良好である。
△: 目視観察でトナーによる現像機周りの汚れが認められる。
×: 目視観察でトナーによる現像機周りの汚れが多く、感光体下部等への回りこみが認められる。
〇:目視観察で画像濃度が良好でかぶりがなく色調が良好である。
△:目視観察で画像濃度にヌケまたはかぶりが見られる、または色調やや不良である。
×:目視観察で画像にヌケがありかぶりも見られ色調が不良である。
Claims (5)
- 粒子と液体との混合液を前記粒子と前記液体とに分離する分離部と、前記分離した液体を排出する排出部と、を有し、
前記排出部に、前記分離した液体の排出圧力を変える圧力可変手段を備えることを特徴とする粒子の分離装置。 - トナー粒子と液体との混合液を前記トナー粒子と前記液体とに分離する分離部と、前記分離した液体を排出する排出部と、を有し、
前記排出部に、前記分離した液体の排出圧力を変える圧力可変手段を備えることを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造装置。 - 請求項2記載の静電荷像現像用トナーの製造装置であって、前記分離部及び前記排出部を2つ以上有し、前記分離部毎に設置された前記排出部それぞれに前記圧力可変手段を備えることを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造装置。
- 請求項2及び3記載の静電荷像現像用トナーの製造装置であって、前記分離部による前記トナー粒子と前記液体との分離がフィルタープレス装置により行われることを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造装置。
- トナー粒子と液体との混合液を前記トナー粒子と前記液体とに分離し、前記分離した液体を排出する際に、前記分離したトナー粒子の性状に応じて前記分離した液体の排出する排出圧力を変えることを特徴とする静電荷像現像用トナーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006272943A JP5320667B2 (ja) | 2006-10-04 | 2006-10-04 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006272943A JP5320667B2 (ja) | 2006-10-04 | 2006-10-04 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008086959A true JP2008086959A (ja) | 2008-04-17 |
JP5320667B2 JP5320667B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=39371665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006272943A Expired - Fee Related JP5320667B2 (ja) | 2006-10-04 | 2006-10-04 | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5320667B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014073480A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Fuji Xerox Co Ltd | フィルタープレス用ダイアフラム、及び、固液分離装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03202104A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-03 | Toufuku Kk | フィルタプレスのシール構造 |
JP2000010341A (ja) * | 1998-06-24 | 2000-01-14 | Canon Inc | 重合トナー粒子の製造方法 |
JP2002035502A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-05 | Kubota Corp | 凝集反応槽 |
JP2003164712A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-06-10 | Nippon Zeon Co Ltd | 重合体粒子の分離方法及びトナーの製造方法 |
JP2006243714A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-09-14 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 電子写真用トナー |
-
2006
- 2006-10-04 JP JP2006272943A patent/JP5320667B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03202104A (ja) * | 1989-12-28 | 1991-09-03 | Toufuku Kk | フィルタプレスのシール構造 |
JP2000010341A (ja) * | 1998-06-24 | 2000-01-14 | Canon Inc | 重合トナー粒子の製造方法 |
JP2002035502A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-05 | Kubota Corp | 凝集反応槽 |
JP2003164712A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-06-10 | Nippon Zeon Co Ltd | 重合体粒子の分離方法及びトナーの製造方法 |
JP2006243714A (ja) * | 2005-02-03 | 2006-09-14 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 電子写真用トナー |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014073480A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Fuji Xerox Co Ltd | フィルタープレス用ダイアフラム、及び、固液分離装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5320667B2 (ja) | 2013-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007075679A (ja) | 固液分離方法および静電潜像現像用トナーの製造方法 | |
CN101452231B (zh) | 调色剂组合物的制备方法 | |
JP2006091283A (ja) | 電子写真用トナー及び電子写真用トナーの製造方法、並びにその電子写真用トナーを用いた画像形成方法 | |
JP2001228653A (ja) | 静電荷像現像用イエロートナーおよびその製造方法、並びに静電荷像現像剤、画像形成方法 | |
JP5320667B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP2007264315A (ja) | 着色剤分散体、着色剤分散体の製造方法及び静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP6619617B2 (ja) | トナー粒子の製造方法 | |
JP2013061486A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法、及び製造装置 | |
JP2010224527A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP3941389B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及び製造方法、静電荷像現像用現像剤並びに画像形成方法 | |
JP2004279598A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法および製造装置 | |
JP2008052082A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP3900784B2 (ja) | 静電荷像現像用のトナーとそれを用いた画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP4661488B2 (ja) | 電子写真用トナーの製造装置 | |
JP4609294B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP6611557B2 (ja) | トナー粒子の製造方法 | |
JP2008102434A (ja) | 静電荷現像用イエロートナー、静電荷現像用マゼンタトナー、静電荷現像用現像剤、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2012042559A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
US20090111045A1 (en) | Method for producing polymerized toner | |
JPH10207125A (ja) | 電子写真用トナーおよびその製造方法 | |
JPH11231570A (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法、静電荷像現像剤、並びに画像形成方法 | |
US8278019B2 (en) | Method of manufacturing electrostatic charge image developing toner | |
JP4416343B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
JP2008257276A (ja) | トナーの製造方法 | |
JP2007121463A (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090916 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110104 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110303 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120417 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120615 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130326 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130524 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130618 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130701 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5320667 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |