JP2008085091A - 薄膜トランジスタの製造方法、薄膜トランジスタ、および表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法、薄膜トランジスタ、および表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トランジスタ特性の経時変化が小さくかつキャリア移動度が高速でありながらも、リーク電流の発生を小さく抑えた薄膜トランジスタを、工程を追加することなく得ることが可能な製造方法を提供する。
【解決手段】基板1上のゲート電極2を覆う状態で、ゲート絶縁膜3および第1半導体膜4を成膜し、ゲート電極2の中央部上に光透過性の絶縁性パターン5を形成し、さらに第2半導体膜6で覆う。絶縁性パターン5をストッパとした第2半導体膜6のパターンエッチングにより、第2半導体膜6を絶縁性パターン5の中央部上で分離したソース/ドレイン領域6s,6dを形成する。ソース/ドレイン領域6s,6dおよび絶縁性パターン5上からレーサ光Lhを照射することにより、ソース/ドレイン領域6s,6dを結晶化すると共に、絶縁性パターンのみが積層された部分の下層で結晶性が高く、ソース/ドレイン領域6s,6dと絶縁性パターン5との両方が積層された部分の下層で結晶性が低くなるように、第1半導体膜4を結晶化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、薄膜トランジスタの製造方法、およびこの製造方法によって得られる薄膜トランジスタ、さらにはこの薄膜トランジスタを用いた表示装置に関する。
フラットパネルディスプレイの1つとして、有機材料における電界発光(electroluminescence:EL)利用した有機EL素子を画素毎に設けた表示装置が注目されている。この表示装置、すなわち有機ELディスプレイは、有機EL素子自体の発光現象を利用しているために視野角が広く、消費電力が低いなどの優れた特徴を備えている。また高精細度の高速ビデオ信号に対しても高い応答性を示すことから、特に映像分野等において、実用化に向けた開発が進められている。
有機ELディスプレイの駆動方式のうち、各画素の有機EL素子に駆動用の画素回路を設けたアクティブマトリックス方式は、従来のパッシブマトリックス方式に比べて応答時間や解像度の点で優れている。このため、有機EL素子の特性を充分に引き出すことが可能な駆動方式と考えられている。
上記画素回路に用いられる薄膜トランジスタとしては、非晶質シリコン膜をチャネル領域に用いたTFT(非晶質シリコンTFT)と、非晶質シリコン膜へのレーザ光照射によって結晶化させた多結晶シリコン膜をチャネル領域に用いたTFT(多結晶シリコンTFT)とがある。
このうち、非晶質シリコンTFTは、多結晶シリコンTFTと比較して素子間の特性バラツキが少なく、またリーク電流を小さく抑えることができる。しかしながら、非晶質シリコンTFTは、ゲート電極に電圧が印加された状態が続くと閾値電圧がシフトしてしまうことが知られている。そして、有機ELディスプレイの薄膜トランジスタの中には、有機EL素子を発光させている限り通電した状態を維持することが必要なものもあるため、上記閾値電圧のシフトが起きやすい。これにより、有機EL素子に流れる電流量が変化してしまい、結果として画素間において有機EL素子の輝度にバラツキが生じてしまう。
一方、多結晶シリコンTFTは、非晶質シリコンTFTと比較してキャリアの移動度が10倍から100倍程度大きく、閾値電圧やオン電流の径時的な劣化も小さいという特徴がある。しかしながら、レーザ光照射による多結晶シリコン膜の形成におけるエネルギーばらつきに依存して素子間の特性バラツキが大きくなり、またリーク電流も大きい。
そこで、逆スタガー型のTFT構造において、ゲート側から多結晶シリコン膜と非晶質シリコン膜とを積層させたチャネル領域とすることで、多結晶シリコン膜によってキャリア移動度を大きく保ちつつ、非晶質シリコン膜の特性を損なわずにリーク電流を小さく抑える構成が提案されている(下記特許文献1参照)。
また以上のようなTFT構造の他にも、逆スタガー型のTFT構造において、非晶質シリコン膜のパターンからなるチャネル領域上で所定の間隔を設けてソース/ドレインを構成する非晶質シリコン層をパターン形成し、この上部においてさらに広い間隔を設けてソース/ドレイン電極をパターン形成した後に、レーザ光照射によってチャネル領域となる非晶質シリコン層の結晶化を行う構成が提案されている。このような構成によれば、デバイス構造を完成させた状態で、電気特性をモニターしながらレーザ光照射を行うことで、回路システムを構成するのに最適なTFTを得ることが可能であるとしている(下記特許文献2参照)。
特許第3132005号公報 特開平6−45354号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、チャネル領域を構成する非晶質シリコン膜の膜厚の調整により、リーク電流の低減が可能であると共に、オン電流の特性ばらつきを改善できる。しかしながら、チャネル領域が、多結晶シリコン膜と非晶質シリコン膜との積層構造であることから、非晶質シリコン膜の成膜工程を追加で行う必要があり、製造工程数が増加する。また、多結晶シリコン層と非晶質シリコン層との界面の制御が難しいために多結晶シリコン層形成後、大気中に表面がされられることで、表面酸化膜が形成される。その除去のために酸処理やプラズマ処理などを行なうが、それらの処理を均一に行なうことが難しいため、多結晶シリコン層表面の状態がばらついてしまう。その結果、多結晶シリコン層と非晶質シリコン層の界面の状態がばらつき)、オフ電流の特性バラツキが生じやすい。
また、特許文献2の構成では、デバイス構造を完成させた状態で電気特性をモニターしながらレーザ光照射を行うことで、回路システムを構成するのに最適なTFTを得ることが可能であるとしている。しかしながら、1つのトランジスタ内で部分的に結晶性を制御することは難しく、多結晶シリコンTFTなみの高いキャリア移動度を維持しつつ、非晶質シリコンTFTなみの低いリーク電流を、1つのトランジスタにおいて実現することはできない。
そこで本発明は、トランジスタ特性の経時変化が小さくかつキャリア移動度が高速でありながらも、リーク電流の発生を小さく抑えた薄膜トランジスタを、工程を追加することなく得ることが可能な製造方法を提供すること、さらにはこのような薄膜トランジスタを用いることで表示特性に優れた表示装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、先ず、基板上のゲート電極を覆う状態で、ゲート絶縁膜および第1半導体膜をこの順で成膜し、次にゲート電極の中央部に重なる前記第1半導体膜上に、光透過性の絶縁性パターンを形成する。その後、絶縁性パターンを覆う状態で、第1半導体膜上に第2半導体膜を成膜する。そして、絶縁性パターンをストッパとした第2半導体膜のパターンエッチングにより、当該第2半導体膜を絶縁性パターンの中央部上で分離したソース/ドレイン領域を形成する。しかる後に、ソース/ドレイン領域および絶縁性パターン上からレーザ光を照射する。このレーザ光の照射により、ソース/ドレイン領域を結晶化すると共に、絶縁性パターンのみが積層された部分の下層における結晶性が、当該ソース/ドレイン領域と絶縁性パターンとの両方が積層された部分の下層における結晶性よりも高くなるように第1半導体膜を結晶化する。
このような製造方法によって得られる本発明の薄膜トランジスタは、ゲート電極上にゲート絶縁膜を介して第1半導体膜からなるチャネル部半導体薄膜が設けられ、この上部にゲート電極の中央部に重なる状態で光透過性の絶縁性パターンが設けられ、さらに絶縁性パターンの両端上に重なる状態でチャネル部半導体薄膜上に積層されたソース/ドレイン領域が設けられた逆スタガ型になる。そして特に、チャネル部半導体薄膜は、上方に前記絶縁性パターンおよびソース/ドレイン領域が積層された部分の結晶性が、上方に当該絶縁性パターンのみが積層された部分の結晶性よりも低いものとなる。
また本発明は、上述した構成の薄膜トランジスタを画素駆動用として設けてなる表示装置でもある。
このような構成の薄膜トランジスタでは、チャネル部半導体薄膜の結晶性が、絶縁性パターンの中央下層において高く、ソース/ドレイン領域が積層されている絶縁性パターンの両端下層において低い。このため、チャネル部半導体薄膜の中部の結晶性が高い領域において、キャリアの移動度が径時的に劣化することなく高い値に確保される一方、その両脇に結晶性が低い領域が存在することにより、ドレイン端への電界集中によるリーク電流の増加が防止される。
以上のように、中央部で結晶性が高く、その両端で結晶性が低くなるような、チャネル部半導体薄膜(第1半導体膜)の結晶化は、絶縁性パターンおよびソース/ドレイン領域を介してレーザ光を照射することによって行われる。したがって、工程を追加することなく、チャネル部半導体薄膜に結晶性の異なる領域を形成することができる。
以上説明したように本発明によれば、キャリアの移動度を径時的な劣化なく高い値に確保して高速動作が可能でありながらも、リーク電流の発生が防止さられた薄膜トランジスタを工程を追加することなく得ることが可能になる。これにより、この薄膜トランジスタを画素駆動用に用いた表示装置における表示特性の向上を図ることが可能になる。
以下本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、各実施形態においては、薄膜トランジスタの製造方法、この製造方法によって得られる薄膜トランジスタの構成、この薄膜トランジスタを用いた表示装置の構成の順に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図3は第1実施形態の製造方法を説明するための図である。
先ず、図1(1)に示すように、絶縁性の基板1上に、例えばモリブデン(Mo)からなるゲート電極2をパターン形成する。ここでは、この例えばスパッタ法によってMo膜を100nmの膜厚で成膜し、次にフォトリソグラフィー技術によって形成したレジストパターンをマスクに用いてMo膜をパターンエッチングすることにより、Moからなるゲート電極2を形成する。尚、ゲート電極2は、後の結晶化工程による熱で変質しにくい高融点金属であれば、Moからなることに限定されることはなく、どのような金属でも構わない。
続いてプラズマCVD法により、例えば窒化シリコン膜(膜厚20nm)とこの上部の酸化シリコン膜(膜厚290nm)の積層からなるゲート絶縁膜3を形成する。このゲート絶縁膜3としては、このような積層構造に限定されることはなく、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、または酸化窒化シリコン膜などの単層膜、さらにはこれらの膜の積層膜として形成される。
次に、ゲート絶縁膜3上に、非晶質シリコン(α−Si)からなる第1半導体膜4を、15nmの膜厚で成膜する。
続けて第1半導体膜4上において、ゲート電極2の中央部に重なる位置に、光透過性材料からなる絶縁性パターン5を形成する。この絶縁性パターン5は、以降に行うエッチングの際のエッチングストッパとして用いられるものである。またこの絶縁性パターン5は、以降に行うレーザ光の照射による結晶化工程において、レーザ光の透過率を制御する膜としても用いられる。このためここでは特に、絶縁性パターン5は、このレーザ光に対して光透過性を有する材料で構成されると共に、反射率が高く保たれるような膜厚t0で形成される。
図2には、光透過性材料膜の膜厚tと、この材料膜に対してレーザ光のような光を照射した場合の反射率(Reflectance)との関係を示す。このグラフに示すように、材料膜の反射率は、その膜厚tによって周期的に変化することがわかる。そこでここでは、反射率ができるだけ高い範囲、好ましくは極大値を示す付近の膜厚で、絶縁性パターン5を形成しておくこととする。
このような絶縁性パターン5の形成は、例えばプラズマCVD法により、窒化シリコン膜を300nmの膜厚で成膜し、レジストパターンをマスクに用いたエッチングにより、ゲート電極2の中央部に重なる形状に窒化シリコン膜をパターニングすることによって行う。尚、絶縁性パターン5は、窒化シリコンからなるものに限定されることはなく、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜、または酸化窒化シリコン膜などの単層膜、さらにはこれらの膜の積層膜として形成される。
尚、図2で示した絶縁性パターンの膜厚tと反射率との関係は、絶縁性パターン5の膜構成と、下地層の構成によってそれぞれ異なる周期を示す。このため、それぞれの構成毎に適する膜厚を選択して適用し、できるだけ振幅が大きくなる膜構成を選択し、その膜構成のなかでできるだけ反射率が高くなる膜厚t0で絶縁性パターンを形成することが好ましい。
次に、絶縁性パターン5を覆う状態で第1半導体膜4上に重ねて、非晶質シリコン(α−Si)からなる第2半導体膜6を50nmの膜厚で成膜する。この第2半導体膜6は、例えばn型の不純物を含有するn型非晶質シリコン膜として成膜されることとする。
以上の後、図1(2)に示すように、第2半導体膜6と第1半導体膜4とを島状のトランジスタ領域形状にパターニングする。この際、第2半導体膜6は、絶縁性パターン5の中央部上で分離して、2つの島状領域からなるソース/ドレイン領域6s,6dを形成す。このようなパターニングは、レジストパターンをマスクに用いたエッチングによって行う。また、絶縁性パターン5をエッチングストッパとすることにより、絶縁性パターン5の下層の第1半導体薄膜6は、チャネル部半導体薄膜4aとしてそのまま残す。
また以上のようなソース/ドレイン領域6s,6dおよびチャネル部半導体薄膜4aのパターン形成に引き続き、絶縁性パターン5の露出部分をエッチングすることにより、絶縁性パターン5の中央部分を薄膜化する。
この際、絶縁性パターン5の薄膜化部分の膜厚t1は、以降に行うレーザ光の照射による結晶化工程において用いるレーザ光に対して、反射率が低く抑えられる値であり、少なくとも非エッチング部分における当該レーザ光の反射率よりも充分に低くなる値であることとする。例えば、絶縁性パターン5の屈折率n、レーザ光の波長λである場合、絶縁性パターン5の薄膜化部分の膜厚t1は、λ/4n(2m−3/2)<t1<λ/4n(2m−1/2)の関係を満たすことが好ましい。尚、mは1以上の整数であることとする。
そして、先の図2のグラフにおいては、反射率ができるだけ低い範囲、好ましくは極小値を示す付近に、絶縁性パターン5の薄膜化部分の膜厚t1を設定することが好ましい。
以上の後、図1(3)に示すように、ソース/ドレイン領域6s,6dおよび絶縁性パターン5上からレーサ光Lhを照射する。これにより、第1半導体膜(非晶質シリコン)からなるソース/ドレイン領域6s,6d、および第2半導体膜(非晶質シリコン)からなるチャネル部半導体薄膜4aを結晶化する。この際、基板1上においてレーザ光Lhを一定方向にスキャン照射することにより、例えばソース/ドレイン領域6s,6dおよびチャネル部半導体薄膜4aの全域にレーザ光Lhを照射する。またレーザ光Lhとしては、例えばXeClエキシマレーザ光(波長λ=308nm)が用いられる。尚、ここで用いるレーザ光は、XeClエキシマレーザ光に限定されることはなく、他のエキシマレーザ光であっても良く、さらにエキシマレーザ光のようなパルス波に限定されず、半導体レーザ光のような連続波を用いても良い。
またこのレーザ光照射においては、ここで作製される薄膜トランジスタに必要とされる特性(キャリア移動度)に合わせて、絶縁性パターン5における薄膜部分の下層のチャネル部半導体薄膜4a部分が充分に結晶化される程度に、レーザ光Lhの照射強度が設定されることとする。
以上のようなレーザ光照射により、図3(1)に示すように、非晶質シリコンからなるソース/ドレイン領域6s,6dを、結晶化によって多結晶シリコンとし、またn型の不純物の活性化を行う。一方、非晶質シリコンからなるチャネル部半導体薄膜4aのうち、絶縁性パターン5の薄膜部分の下層を、充分に結晶化が進んだ結晶化チャネル領域41とする。そして、絶縁性パターン5の非エッチング部分、すなわちソース/ドレイン領域6s,6dと絶縁性パターン5が積層された部分の下層を、チャネル領域41よりも結晶性が低いかまたは非晶質の低結晶化領域42とする。また、ソース/ドレイン領域6s,6dのみが積層されている部分の下部は、ソース/ドレイン領域6s,6dと同程度に結晶化された多結晶領域43とする。
次に、図3(2)に示すように、ソース/ドレイン領域6s,6dに接続されたソース/ドレイン電極7s,7dを形成する。ここでは例えば、下層から順にチタン膜(50nm)/アルミニウム膜(250nm)/チタン膜(50nm)から成る3層構造の金属層を成膜した後、この金属層をパターンエッチングすることにより、ソース・ドレイン電極7s,7dを得る。
以上の後には、ここでの図示を省略したが、シリコン窒化膜200nmから成るパッシベーション膜を成膜し、コンタクトホール部のみパターニングして薄膜トランジスタ10を完成させる。
このようにして、下層側から順に、ゲート電極2、ゲート絶縁膜3、チャネル部半導体薄膜4a、ソース/ドレイン領域6s,6dを積層した逆スタガ構造の薄膜トランジスタ10が得られる。この薄膜トランジスタ10は、ゲート電極3の中央部に重なる状態で、チャネル部半導体薄膜4a上に光透過性の絶縁性パターン5が設けられ、この両端上にソース/ドレイン領域6s,6dの端部が重ねて配置される。そして特に、チャネル部半導体薄膜4aは、上層に絶縁性パターン5のみが積層された部分である結晶化チャネル領域41と、上層に絶縁性パターン5およびソース/ドレイン領域6s,6dが積層された部分である低結晶化領域42と、上層にソース/ドレイン領域6s,6dのみが積層された部分である多結晶領域43とで構成されたものとなる。
このような構成の薄膜トランジスタ10では、チャネル部半導体薄膜4aの結晶性が、絶縁性パターン5の中央下層の結晶化チャネル領域41において高く、ソース/ドレイン領域6s,6dが積層されている絶縁性パターン5の両端下層の低結晶化領域42において低い。このため、結晶性が高い結晶化チャネル領域41において、キャリアの移動度が径時的に劣化することなく高い値に確保される一方、その両脇に結晶性が低い低結晶化領域42が存在することにより、ドレイン端への電界集中によるリーク電流の増加が防止される。つまり、図中矢印で示したように、ソース/ドレイン領域6s,6d間を移動するキャリアは、結晶化チャネル領域41の両端に位置する低結晶化領域42を通過するため、この低結晶化領域42が抵抗成分となって、トランジスタ特性ばらつきを抑制しつつオフ時のリーク電流を確実に防止できるのである。
そして以上のような、結晶化チャネル領域41と低結晶化領域42とが形成されるチャネル部半導体薄膜(第1半導体膜)4aの結晶化は、図1(3)を用いて説明したように、オーバーエッチングによって中央部のみを薄膜化した絶縁性パターン5およびソース/ドレイン領域6s,6dを介してレーザ光を照射することによって行われる。したがって、工程を追加することなく、絶縁性パターン5のオーバーエッチング量の調整のみによって、各部の結晶性を制御した結晶化を行うことができる。
さらに、この結晶化のためのレーザ光照射の後に、ソース/ドレイン電極7s,7dを形成するため、ソース/ドレイン電極7s,7dにアルミニウムなどの低抵抗・低融点の金属を用いることが可能である。
図4には、以上の構成の薄膜トランジスタ10を用いて構成される表示装置の1画素分の構成例を示す。この図に示す表示装置100は、例えば有機電界発光素子ELを配列したフラットパネル型の表示装置であり、次のように構成されている。
薄膜トランジスタ10が形成された基板1上には、平坦化絶縁膜101が設けられており、この平坦化絶縁膜101には、薄膜トランジスタ10のソース/ドレイン配線7dに達する接続孔101aが形成されている。平坦化絶縁膜101上には、接続孔101aを介してソース/ドレイン配線7dに接続された画素電極102が設けられている。また、平坦化絶縁膜101上には画素電極102の周囲を覆う絶縁パターン103が設けられている。この絶縁パターン103から露出する画素電極102は、発光層を含む有機機能層104によって覆われている。そして、画素電極102との間に有機機能層104を狭持する状態で、対向電極105が設けられている。この対向電極105は、全画素に共通電極として形成されていて良い。また、画素電極102が陽極の場合には、対向電極105は陰極として形成され、この逆であっても良い。これにより、陽極または陰極となる画素電極102と対向電極105との間に有機機能層104を狭持してなる有機電界発光素子ELが、薄膜トランジスタ10に接続された状態となっている。
このような構成の表示装置100においては、上述したように、キャリアの移動度を径時的な劣化なく高い値に確保して高速動作が可能でありながらも、リーク電流の発生が防止さられた薄膜トランジスタ10を、画素電極102に接続させて画素駆動用として用いている。これにより、各画素の輝度バラツキを抑制することが可能になり、表示特性の向上を図ることができる。特に、電流駆動型の有機電界発光素子ELは、高い電流での駆動がなされるため、このような薄膜トランジスタ10を駆動用素子として用いたことにより、高輝度での安定した発光を行うことが可能である。
<第2実施形態>
図5〜図6は第2実施形態の製造方法を説明するための図である。
先ず、図5(1)に示すように、基板1上に、ゲート電極2、ゲート絶縁膜3、第1半導体膜4、絶縁性パターン5、および第2半導体膜6を形成し、さらに第1半導体膜4および第2半導体膜6をパターニングして島状のチャネル部半導体薄膜4aおよびソース/ドレイン領域6s,6dを形成するまでを、第1実施形態と同様に行う。
ただし、本第2実施形態では、絶縁性パターン5は、ソース/ドレイン領域6s,6dをパターンエッチングする際のエッチングストッパとしてのみ用いられる。このため、絶縁性パターン5は、このエッチングストッパとして充分な膜厚を備えていれば良い。
次に、これらを覆う状態で、基板1上に光熱変換層11を成膜する。ここでは、この例えばスパッタ法によってMo膜を100nmの膜厚で成膜して光熱変換層11とする。尚、光熱変換層11としては、下層の非晶質シリコンからなるソース/ドレイン領域6s,6dおよびチャネル部半導体薄膜4aへの熱拡散速度が低く、後に行う結晶化工程で発生する熱によって変質し難いこと、この結晶化工程で使用されるレーザ光の吸収が高いこと、などの条件を満たせば、Moにかかわらずどのような金属で構成しても良く、高融点金属が好ましく用いられる。
その後、図5(2)に示すように、光熱変換層11上からレーザ光Lhを照射する。これにより、第1半導体膜(非晶質シリコン)からなるソース/ドレイン領域6s,6d、および第2半導体膜(非晶質シリコン)からなるチャネル部半導体薄膜4aを結晶化する。また、ソース/ドレイン領域6s,6dと光熱変換層11とが接する界面に、高融点金属をシリサイド化させたシリサイド層12を成長させる。
この際、基板1上においてレーザ光Lhを一定方向にスキャン照射することにより、例えばソース/ドレイン領域6s,6dおよびチャネル部半導体薄膜4aの全域上にレーザ光Lhを照射する。ここで用いるレーザ光Lhとしては、例えば波長800nm帯のレーザ光Lhを用いる。尚、ここで用いるレーザ光Lhは、このようなに限定されることはなく、光熱変換層11で全透過さえしなければどのような波長でも構わない。光熱変換層11での吸収が多いことが望ましいが、反射光が強くなってしまう場合は、光熱変換層11の上に適度な膜厚のシリコン酸化膜などを反射抑止膜として用いても構わない。またレーザ光Lhは、連続波であってもパルス波であっても良い。
以上のようなレーザ光照射により、図6(1)に示すように、非晶質シリコンからなるソース/ドレイン領域6s,6dを、結晶化によって多結晶シリコンとし、またn型の不純物の活性化を行う。一方、非晶質シリコンからなるチャネル部半導体薄膜4aのうち、絶縁性パターン5のみが積層されている部分を、充分に結晶化が進んだ結晶化チャネル領域41とする。そして、ソース/ドレイン領域6s,6dと絶縁性パターン5とが積層された部分では、光熱変換層11で変換された熱をソース/ドレイン領域6s,6dと絶縁性パターン5との両方で吸収させることで、チャネル領域41よりも結晶性が低いかまたは非晶質の低結晶化領域42とする。また、ソース/ドレイン領域6s,6dのみが積層されている部分の下部は、ソース/ドレイン領域6s,6dと同程度に結晶化された多結晶領域43とする。そしてさらに、ソース/ドレイン領域6s,6dと光熱変換層11とが接する界面に、シリサイド層12を形成する。
その後、図6(2)に示すように、シリサイド層12を介してソース/ドレイン領域6s,6dに接続されたソース/ドレイン電極13s,13dを形成する。ここでは例えば、光熱変換層11上に、下層から順にアルミニウム膜(400nm)/チタン膜(50nm)から成る2層構造の金属層13を成膜した後、この金属層13および光熱変換層11をパターンエッチングすることにより、ソース/ドレイン電極13s,13dを得る。
以上の後には、ここでの図示を省略したが、シリコン窒化膜200nmから成るパッシベーション膜を成膜し、コンタクトホール部のみパターニングして薄膜トランジスタ10’を完成させる。
このようにして、下層側から順に、ゲート電極2、ゲート絶縁膜3、チャネル部半導体薄膜4a、ソース/ドレイン領域6s,6dを積層した逆スタガ構造の薄膜トランジスタ10’が得られる。この薄膜トランジスタ10’は、第1実施形態と同様に、ゲート電極3の中央部に重なる状態で、チャネル部半導体薄膜4a上に光透過性の絶縁性パターン5が設けられ、この両端上にソース/ドレイン領域6s,6dの端部が重ねて配置される。また特に、チャネル部半導体薄膜4aは、上層に絶縁性パターン5のみが積層された部分である結晶化チャネル領域41と、上層に絶縁性パターン5およびソース/ドレイン領域6s,6dが積層された部分である低結晶化領域42と、上層にソース/ドレイン領域6s,6dのみが積層された部分である多結晶領域43とで構成されたものとなる。
このような構成の薄膜トランジスタ10’であっても、第1実施形態と同様に、チャネル部半導体薄膜4aの結晶性が、絶縁性パターン5の中央下層の結晶化チャネル領域41において高く、ソース/ドレイン領域6s,6dが積層されている絶縁性パターン5の両端下層の低結晶化領域42において低い。このため、キャリアの移動度が経時的に劣化することなく高い値に確保される一方、トランジスタ特性ばらつきを抑制しつつオフ時のリーク電流を確実に防止できる。
また、シリサイド層12を介して、ソース/ドレイン領域6s,6dにソース/ドレイン電極13s,13dが接続されるため、これらの接続間のコンタクト抵抗を低減することができる。
そして以上のような、結晶化チャネル領域41と低結晶化領域42とが形成されるチャネル部半導体薄膜(第1半導体膜)4aの結晶化は、図6(1)を用いて説明したように、一部分が積層された絶縁性パターン5およびソース/ドレイン領域6s,6dを介してレーザ光を照射することによって行われる。したがって、工程を追加することなく、絶縁性パターン5とソース/ドレイン領域6s,6dの重なり状態を調整することのみにより、光熱変換層11で変換した熱の吸収特性によって各部の結晶性を制御した結晶化を行うことができる。
さらに、この結晶化のためのレーザ光照射の後に、ソース/ドレイン電極13s,13dを形成するため、ソース/ドレイン電極13s,13dに、アルミニウムなどの低抵抗・低融点の金属を用いることが可能である。
また以上の構成の薄膜トランジスタ10’を用いて構成される表示装置としては、図4を用いて説明したと同様の構成の、有機電界発光素子ELを配列したフラットパネル型の表示装置が例示され、第1実施形態の表示装置と同様の効果を得ることができる。
尚、第1実施形態および第2実施形態においては、有機電解発光素子を用いた表示装置に本発明を適用した構成を説明した。しかしながら本発明の表示装置は、これに限定されることはなく、例えば液晶表示装置の画素電極駆動用に、薄膜トランジスタ10,10’を用いた構成であっても良い。
第1実施形態の製造方法を説明する断面工程図(その1)である。 絶縁膜パターンの膜厚と反射率との関係を示すグラフである。 第1実施形態の製造方法を説明する断面工程図(その2)である。 第1実施形態で作製した薄膜トランジスタを用いた表示装置の構成例を示す断面図である。 第2実施形態の製造方法を説明する断面工程図(その1)である。 第2実施形態の製造方法を説明する断面工程図(その2)である。
符号の説明
1…基板、2…ゲート電極、3…ゲート絶縁膜、4…第1半導体膜、4a…チャネル部半導体薄膜、5…絶縁性パターン、6…第2半導体膜、6s,6d…ソース/ドレイン領域、Lh…レーサ光、4a…薄膜トランジスタ、7s,7d,13s,13d…ソース電極/ドレイン電極、10,10’…薄膜トランジスタ、11…光熱変換層、12…シリサイド層(金属−半導体化合物層)、41…結晶化チャネル領域、42…低結晶化領域、100…表示装置

Claims (9)

  1. 基板上のゲート電極を覆う状態で、ゲート絶縁膜および第1半導体膜をこの順で成膜する工程と、
    前記ゲート電極の中央部に重なる前記第1半導体膜上に、光透過性の絶縁性パターンを形成する工程と、
    前記絶縁性パターンを覆う状態で前記第1半導体膜上に第2半導体膜を成膜する工程と、
    前記絶縁性パターンをストッパとした前記第2半導体膜のパターンエッチングにより、当該第2半導体膜を前記絶縁性パターンの中央部上で分離したソース/ドレイン領域を形成する工程と、
    前記ソース/ドレイン領域および絶縁性パターン上からレーザ光を照射することにより、前記ソース/ドレイン領域を結晶化すると共に、当該絶縁性パターンのみが積層された部分の下層における結晶性が当該ソース/ドレイン領域と絶縁性パターンとの両方が積層された部分の下層における結晶性よりも高くなるように前記第1半導体膜を結晶化する工程とを行う
    ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  2. 請求項1記載の薄膜トランジスタの製造方法において、
    前記第2半導体膜のパターンエッチングに続けて、前記絶縁膜パターンの露出部分をエッチングすることにより、当該絶縁膜パターンの中央部分を薄膜化する
    ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  3. 請求項2記載の薄膜トランジスタの製造方法において、
    前記絶縁膜パターンのエッチングは、当該絶縁性パターンの薄膜化部分における前記レーザ光の反射率が、当該絶縁性パターンの非エッチング部分における当該レーザ光の反射率よりも充分に低くなるように、エッチング量を調整して行われる
    ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  4. 請求項1記載の薄膜トランジスタの製造方法において、
    前記第2半導体膜をパターンエッチングした後、光熱変換層を成膜し、当該光熱変換層の上方から前記レーザ光の照射を行う
    ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  5. 請求項4記載の薄膜トランジスタの製造方法において、
    前記光熱変換層は高融点金属からなる
    ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  6. 請求項5記載の薄膜トランジスタの製造方法において、
    前記レーザ光の照射によって前記ソース/ドレインの表面層に金属−半導体化合物層を形成する
    ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  7. 請求項6記載の薄膜トランジスタの製造方法において、
    前記レーザ光の照射を行った後に、前記光熱変換層をパターニングしてソース電極/ドレイン電極を形成する
    ことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  8. ゲート電極、当該ゲート電極を覆うゲート絶縁膜、当該ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極を覆うチャネル部半導体薄膜、前記ゲート電極の中央部に重なる状態で当該チャネル部半導体薄膜上に設けられた光透過性の絶縁性パターン、および当該絶縁性パターンの両端上に重なる状態で前記チャネル部半導体薄膜上に積層された半導体薄膜からなるソース/ドレイン領域を、基板上に積層させた薄膜トランジスタにおいて、
    前記チャネル部半導体薄膜は、上方に前記絶縁性パターンおよびソース/ドレイン領域が積層された部分の結晶性が、上方に当該絶縁性パターンのみが積層された部分の結晶性よりも低い
    ことを特徴とする薄膜トランジスタ。
  9. 基板上に画素駆動用の薄膜トランジスタを設けてなる表示装置であって、
    前記薄膜トランジスタは、
    ゲート電極、当該ゲート電極を覆うゲート絶縁膜、当該ゲート絶縁膜を介して前記ゲート電極を覆うチャネル部半導体薄膜、前記ゲート電極の中央部に重なる状態で当該チャネル部半導体薄膜上に設けられた光透過性の絶縁性パターン、および当該絶縁性パターンの両端上に重なる状態で前記チャネル部半導体薄膜上に積層された半導体薄膜からなるソース/ドレイン領域を、基板上に積層させ、
    前記チャネル部半導体薄膜は、上方に前記絶縁性パターンおよびソース/ドレイン領域が積層された部分の結晶性が、上方に当該絶縁性パターンのみが積層された部分の結晶性よりも低い
    ことを特徴とする表示装置。
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