JP2008084809A - 水素供給用配管の接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 近傍に電子部品が取り付けられた水素タンクと燃料電池とを接続する水素供給用配管の着脱を容易に行うことのできる水素供給用配管の接続構造を提供すること。
【解決手段】 水素ガスと酸素ガスを反応させて電力を発生する燃料電池25を備えた装置の水素供給用配管をガス配管31a,31bで構成して、ガス配管31aに雄カプラ32bを設けガス配管31bに雌カプラ32aを設けた。そして、水素タンク31に電磁弁41aを配設して、電磁弁41aと雄カプラ32bを電線54aで接続し、電源システム制御装置50と雌カプラ32aを電線54bで接続した。これによって、雌カプラ32aと雄カプラ32bとの着脱にしたがって、電磁弁41aと電源システム制御装置50も電気的に接続遮断されるようにした。また、雌カプラ32aと雄カプラ32bとが気密的に接続されたのちに、電磁弁41aと電源システム制御装置50が接続されるようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】 水素ガスと酸素ガスを反応させて電力を発生する燃料電池25を備えた装置の水素供給用配管をガス配管31a,31bで構成して、ガス配管31aに雄カプラ32bを設けガス配管31bに雌カプラ32aを設けた。そして、水素タンク31に電磁弁41aを配設して、電磁弁41aと雄カプラ32bを電線54aで接続し、電源システム制御装置50と雌カプラ32aを電線54bで接続した。これによって、雌カプラ32aと雄カプラ32bとの着脱にしたがって、電磁弁41aと電源システム制御装置50も電気的に接続遮断されるようにした。また、雌カプラ32aと雄カプラ32bとが気密的に接続されたのちに、電磁弁41aと電源システム制御装置50が接続されるようにした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、水素ガスと酸素ガスとを反応させて電力を発生する燃料電池を備えた装置に備わった水素供給用配管の接続構造に関する。
従来から、水素ガスと酸素ガスとを反応させることにより電力を発生する燃料電池を備え、この燃料電池が発生する電力を利用して作動する装置や走行する車両等がある。このような燃料電池を備えた装置の中に、水素ガスを貯蔵する水素タンクと燃料電池とにそれぞれ連結された二つの水素供給用配管を着脱可能な接続部によって接続したものがある(例えば、特許文献1参照)。
この装置の接続部は、バルブ本体とブッシュ金具とで構成されている。バルブ本体は、接続口側の内周面にねじが設けられ、内部にはスプリングによって接続口側の弁座に付勢された虫(弁体)が流路を閉塞するようにして配設されている。また、ブッシュ金具の先端外周にはバルブ本体のねじと螺合可能なねじが設けられており、このねじをバルブ本体のねじに螺合させてバルブ本体とブッシュ金具とを接続することにより、ブッシュ金具の先端部で虫を後退させてバルブ本体とブッシュ金具とを連通させることができるように構成されている。
特開平10−064567号公報
しかしながら、従来の燃料電池を備えた装置において、水素ガスの残量の減少に伴って水素タンクの取り換えができるようにするとともに、水素供給用配管における水素タンク側部分に電磁弁からなる開閉バルブ等の電子部品を取り付けた場合には、水素ボンベを取り換える際に、接続部の着脱操作の他に、電子部品とその電子部品の作動を制御する制御装置との間を結ぶ電線の着脱のための操作も必要になる。このため、水素タンクの取り換え作業が面倒になるという問題がある。
本発明は、前述した問題に対処するためになされたもので、その目的は、近傍に電子部品が取り付けられた水素タンクと燃料電池とを接続する水素供給用配管の着脱を容易に行うことのできる水素供給用配管の接続構造を提供することである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る水素供給用配管の接続構造の構成上の特徴は、水素タンクから水素供給用配管を介して供給される水素ガスと空気供給装置から空気供給用配管を介して供給される空気中の酸素ガスとを反応させて電力を発生する燃料電池を備えた装置における水素供給用配管の接続構造において、水素供給用配管を水素タンク側配管と燃料電池側配管とで構成して、水素タンク側配管の先端部に水素タンク側カプラを設けるとともに、燃料電池側配管の先端部に水素タンク側カプラに対して着脱自在に接続できる燃料電池側カプラを設け、さらに、水素タンク側配管または水素タンクに電子部品を配設して、電子部品と水素タンク側カプラとの間を電子部品側電線で接続するとともに、電子部品を制御するための制御装置と燃料電池側カプラとの間を制御装置側電線で接続し、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとからなる一対のカプラの着脱にしたがって、電子部品と制御装置との間も電気的に接続遮断されるようにしたことにある。
本発明に係る水素供給用配管の接続構造では、水素供給用配管を水素タンクに接続された水素タンク側配管と燃料電池に接続された燃料電池側配管とで構成して、水素タンク側配管に水素タンク側カプラを設け、燃料電池側配管に燃料電池側カプラを設けている。また、制御装置によって制御される電子部品を水素タンク側に配設して電子部品と水素タンク側カプラとを電子部品側電線で接続し、制御装置と燃料電池側カプラとを制御装置側電線で接続している。
したがって、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとを接続させて水素タンク側配管と燃料電池側配管とを連通させることにより、水素タンクから燃料電池に水素ガスを供給可能な状態にすると、電子部品側電線と制御装置側電線も接続されて電子部品は制御装置の制御により作動可能になる。このため、一つの接続操作で水素タンクと燃料電池とを結ぶ水素供給用配管の接続ができるとともに、電子部品と制御装置とを結ぶ電線の接続もできるため接続のための操作が容易になる。また、電子部品と制御装置との間を結ぶ電子部品側電線と制御装置側電線との接続をし忘れることがなくなる。
また、本発明に係る水素供給用配管の接続構造の他の構成上の特徴は、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの少なくとも一方のカプラに、弁座に対して弁体を弾性部材で付勢することにより少なくとも一方のカプラが備える水素供給路を閉じる機構を設けるとともに、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの少なくとも他方のカプラに、弾性部材の付勢力に抗して弁体を後退させることにより水素タンク側カプラの水素供給路と燃料電池側カプラの水素供給路とを連通させる押圧部を設け、さらに、水素タンク側カプラの所定部分に電子部品側電線の端部に連結された電子部品側端子を固定するとともに、燃料電池側カプラの所定部分に、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとを接続させる際に、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが気密状態で接続したのちに電子部品側端子に電気的に接続される制御装置側端子を固定し、制御装置側端子に制御装置側電線の端部を連結したことにある。
これによると、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが気密状態で接続したのちに電子部品側端子と制御装置側端子とが電気的に接続されるため、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが気密状態で接続していないときには、電子部品は作動できなくなる。このため、電子部品の作動中に水素タンクから燃料電池に向けて吐出される水素ガスが外部に漏れるといったことがなくなる。この場合の電子部品としては、例えば、水素タンク側配管を開閉するための電磁弁を用いることが好ましく、これによると、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが気密状態で接続されていなければ、電磁弁が作動しないため水素タンクから水素ガスを吐出させることができなくなる。
また、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとからなる一対のカプラとしては、弁座に対して弁体を弾性部材で付勢することにより水素供給路を閉じることのできる機構が一方のカプラだけに備わったものでも双方のカプラに備わったものでもよい。要は、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとを接続したときに、押圧部の押圧によって弁体が後退し、かつそのときに水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとの水素供給路が気密状態で互いに連通する構造になっていればよい。なお、本発明における弁体の後退とは、弁体が弾性部材の付勢方向の反対方向に移動することを意味しており、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとの双方に弁体等を設けた場合には、両弁体の後退する方向は逆方向になる。
また、本発明に係る水素供給用配管の接続構造のさらに他の構成上の特徴は、押圧部を、水素タンク側カプラの水素供給路と燃料電池側カプラの水素供給路とを気密状態で連通させる管状体で構成し、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの一方のカプラに、弁座に対して弁体を弾性部材で付勢することにより一方のカプラが備える水素供給路を閉じる機構を設けるとともに、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの他方のカプラに押圧部を設けて、押圧部が弾性部材の付勢力に抗して弁体を後退させることにより水素タンク側カプラの水素供給路と燃料電池側カプラの水素供給路とを気密状態で連通させるようにしたことにある。
これによると、弁座に対して弁体を弾性部材で付勢することにより水素供給路を閉じる機構を備えたカプラと、弾性部材の付勢力に抗して弁体を後退させることにより水素供給路を連通させることのできる押圧部を備えたカプラとで、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとからなる一対のカプラを構成することができる。これによっても、一つの接続操作で水素タンクと燃料電池とを結ぶ水素供給用配管の接続ができるとともに、電子部品と制御装置とを結ぶ電線の接続もできるため接続のための操作が容易になる。
また、本発明に係る水素供給用配管の接続構造のさらに他の構成上の特徴は、押圧部を、水素タンク側カプラの水素供給路と燃料電池側カプラの水素供給路とを気密状態で連通させる管状の連通部と、連通部内を挿通可能な棒状押圧部とで構成し、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとからなる一対のカプラの双方のカプラに、弁座に対して弁体を弾性部材で付勢することにより双方のカプラが備える水素供給路を閉じる機構を設けて、一対のカプラのいずれか一方のカプラに連通部を設けるとともに、一対のカプラのいずれか一方のカプラに棒状押圧部を設けて、連通部および棒状押圧部がそれぞれ対向する両弁体を弾性部材の付勢力に抗して後退させることにより水素タンク側カプラの水素供給路と燃料電池側カプラが備える水素供給路とを気密状態で連通させるようにしたことにある。
これによると、弁座に対して弁体を弾性部材で付勢することにより水素供給路を閉じる機構を双方のカプラに設け、弾性部材の付勢力に抗して弁体を後退させることにより水素供給路を連通させることのできる連結部や棒状押圧部をいずれか一方のカプラに設けることにより、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとからなる一対のカプラを構成することができる。これによっても、一つの接続操作で水素タンクと燃料電池とを結ぶ水素供給用配管の接続ができるとともに、電子部品と制御装置とを結ぶ電線の接続もできるため接続のための操作が容易になる。
また、本発明に係る水素供給用配管の接続構造の他の構成上の特徴は、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとの接続を解除させる際に、電子部品側端子と制御装置側端子とが離れたのちに、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとの気密状態での接続が解除されるようにしたことにある。
なお、この場合の水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとの機構としては、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが気密状態で接続したのちに、水素タンク側カプラまたは燃料電池側カプラの所定部分を移動させることにより水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとを係合させるロック機構等を設け、このロック機構をロックさせる際に、電子部品側端子と制御装置側端子とが接続されるようにすることができる。これによると、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとを外すときには、電子部品側端子と制御装置側端子とが離れたのちに、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとの気密状態が解除されるようになる。
また、本発明に係る水素供給用配管の接続構造のさらに他の構成上の特徴は、電子部品と制御装置とが電気的に接続したときに水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとの接続が完了したことを判断できるようにしたことにある。この場合、電子部品が作動可能な状態であるか否かで水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとの接続が完了しているか否かを判断したり、電子部品と制御装置とが電気的に接続したときに所定の表示を行う表示装置を設け、表示装置の表示により水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとの接続が完了したことを判断できるようにしたりすることができる。
また、本発明に係る水素供給用配管の接続構造のさらに他の構成上の特徴は、水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとが気密状態で接続されるときに、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの一方のカプラの所定部分を覆うことのできる突片を、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの他方のカプラに設けるとともに、前記突片の内面に前記電子部品側端子および前記制御装置側端子のうちの一方の端子を固定し、前記一方のカプラの所定部分に前記電子部品側端子および前記制御装置側端子のうちの他方の端子を固定したことにある。
これによると、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとを接近させていき、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが気密状態で接続したのちに、電子部品側端子と制御装置側端子との一方が他方を覆うようにして制御装置側端子と接続されるようになる。このため、簡単な操作で、水素タンク側配管と燃料電池側配管との接続および電子部品側電線と制御装置側電線との接続ができる。また、この場合、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが気密状態で接続したのちに、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとを軸周り方向に相対的に回転させることにより、電子部品側端子と制御装置側端子とを接続させるようにすることもできる。なお、この場合の突片が設けられる一方のカプラは、水素タンク側カプラであっても燃料電池側カプラであってもよい。
また、本発明に係る水素供給用配管の接続構造のさらに他の構成上の特徴は、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが気密状態で接続されるときに、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの一方のカプラの先端部に対向する対向部を、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの他方のカプラに設けるとともに、対向部に制御装置側端子および制御装置側端子のうちの一方の端子を固定し、一方のカプラの先端部に電子部品側端子および制御装置側端子のうちの他方の端子を固定したことにある。
これによると、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとを接近させていき、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが気密状態で接続したのちに、電子部品側端子と制御装置側端子とが対面した状態で接続されるようになる。このため、簡単な操作で、水素タンク側配管と燃料電池側配管との接続および電子部品側電線と制御装置側電線との接続ができる。この場合も、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが気密状態で接続したのちに、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとを軸周り方向に相対的に回転させることにより、電子部品側端子と制御装置側端子とを接続させるようにすることができる。
また、本発明に係る水素供給用配管の接続構造のさらに他の構成上の特徴は、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが接続されるときに、電子部品側端子と制御装置側端子とが互いに擦り付けられながら電気的に接続されるようにしたことにある。電子部品側端子や制御装置側端子の表面には酸化被膜が発生しやすいが、本発明のように、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとを接続するときやその接続を解除するときに、電子部品側端子と制御装置側端子とが互いに摺接することにより、酸化被膜を除去することができる。これによって、電子部品側端子と制御装置側端子との良好な接触状態を維持することができる。
また、本発明に係る水素供給用配管の接続構造のさらに他の構成上の特徴は、電子部品が、水素タンク側配管を開閉するための電磁弁、水素タンク内の水素残量を検出するための水素残量検出センサおよび水素タンクの温度を検出するための温度センサのうちの少なくとも一つであることにある。
電子部品を電磁弁で構成した場合には、水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが接続されることにより、電磁弁が作動して水素タンクから水素ガスを吐出させることができる。また、電子部品を水素残量検出センサで構成した場合には、水素残量検出センサが検出する検出値を表示するための残量計を設けることが好ましく、この残量計を見ることによって、適宜水素ガスの残量を知ることができる。また、残量計に表示が表れることにより水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが気密状態で接続されたことを確認できる。さらに、電子部品を温度センサで構成した場合には、温度センサが検出する温度から水素タンク内の水素ガスの状態を知ることができる。この場合も、温度センサが検出する温度を表示することにより水素タンク側カプラと燃料電池側カプラとが気密状態で接続されたことを確認できる。
また、本発明に係る水素供給用配管の接続構造のさらに他の構成上の特徴は、燃料電池を備えた装置が自動二輪車であることにある。これによると、近傍に電子部品が取り付けられた水素タンクと、燃料電池とを接続する一対の水素供給用配管を備え、この一対の水素供給用配管の着脱が容易になる自動二輪車を得ることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る水素供給用配管の接続構造を図面を用いて詳しく説明する。図1は、同実施形態に係る水素供給用配管の接続構造を備えた自動二輪車10を示している。この自動二輪車10は、前輪11と後輪12とからなる一対の車輪と、この一対の車輪が取り付けられた車体10aとを備えている。また、車体10aは、車体10aの主要部分を構成する車体フレーム13と、車体フレーム13に着脱自在に取り付けられるサブフレーム14とを備えている。そして、車体フレーム13は、車体10aの前部側部分を構成するヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後方に延びるメインフレーム16とで構成されている。
以下、本発明の第1実施形態に係る水素供給用配管の接続構造を図面を用いて詳しく説明する。図1は、同実施形態に係る水素供給用配管の接続構造を備えた自動二輪車10を示している。この自動二輪車10は、前輪11と後輪12とからなる一対の車輪と、この一対の車輪が取り付けられた車体10aとを備えている。また、車体10aは、車体10aの主要部分を構成する車体フレーム13と、車体フレーム13に着脱自在に取り付けられるサブフレーム14とを備えている。そして、車体フレーム13は、車体10aの前部側部分を構成するヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後方に延びるメインフレーム16とで構成されている。
また、前輪11は、下方が二股に分岐したフロントフォーク17の下端部に回転可能に支持されている。すなわち、フロントフォーク17の両下端部には前輪11の中心軸を支持する軸受け(図示せず)が掛け渡されており、前輪11は、軸受を介して中心軸を中心として回転可能になっている。また、フロントフォーク17の上端部には、ヘッドパイプ15内に配置されたステアリング軸18の下端部が連結されている。このステアリング軸18は、ヘッドパイプ15の軸周り方向に回転可能な状態で、ヘッドパイプ15内に取り付けられており、上端部がヘッドパイプ15から突出して上方に延びている。
そして、ステアリング軸18の上端部に略水平方向に配置されたハンドル19の中央部が連結されている。このため、ハンドル19を回転操作して、ステアリング軸18を軸周り方向に回転させると、ステアリング軸18の回転量に応じて前輪11はフロントフォーク17の軸を中心として左右に方向を変える。また、ハンドル19の左右両端には、グリップ(図示せず)が設けられている。
このグリップのうちの一方のグリップは、軸回り方向に回転可能な状態で設けられており、手で持つための把持部として使用される外、後述する駆動モータ48aの駆動力を調節するためのアクセル操作子を構成する。そして、他方のグリップは、ハンドル19に固定され手で持つための把持部として使用される。また、グリップの近傍には、それぞれ、グリップから離れるように付勢され、グリップ側に引っ張られることにより前輪11または後輪12の回転を抑制するブレーキレバー(図示せず)が設置されている。
メインフレーム16は、湾曲した一対のフレーム(一方しか図示せず)で構成されており、その前端部(上端部)はヘッドパイプ15の下部側部分の両側部に連結されている。そして、各メインフレーム16は、ヘッドパイプ15との連結部からそれぞれ互いの間隔を広げるようにして、後方斜め下方に向って延びたのちに湾曲して後方水平方向に延びている。さらに、各メインフレーム16の後部側部分は、互いの間隔を保って後方斜め上方に向って延びている。そして、両メインフレーム16の後端部は、水平方向に配置された板状の取付部材21に連結されている。
また、両メインフレーム16における後部側部分の上面には、クロスメンバ22が掛け渡されている。このクロスメンバ22は両端側部分が略直角に屈曲した略コ字状の棒状に形成されており、屈曲した両端部をそれぞれメインフレーム16に連結して本体部分が両メインフレーム16の上側に突出している。また、両メインフレーム16の下端部には、両メインフレーム16間の下方に突出する設置台23が掛け渡されている。この設置台23の上面は、凹部に形成され、その凹部に収容部24が設けられている。そして、この収容部24の内部に燃料電池25(図2参照)が収容されている。
また、両メインフレーム16の前部側部分と、両メインフレーム16の後部に設けられたクロスメンバ22との間に板状のサブフレーム14が取り付けられている。そして、サブフレーム14の上面における中央よりもやや前部側部分にリチウムイオン電池からなる二次電池26が固定され、サブフレーム14の上面における後部側部分に図2に示した燃料電池システムAが備える各装置を制御する電源システム制御装置50が固定されている。
また、ヘッドパイプ15の前部には、固定部材27aを介してラジエータ27が取り付けられ、ラジエータ27の裏面(ラジエータ27とヘッドパイプ15との間)には、ラジエータ27を空冷するためのファン27bが取り付けられている。そして、メインフレーム16の前部側部分における収容部24の前側でかつサブフレーム14(二次電池26)の下方部分にウォーターポンプ28が取り付けられている。ラジエータ27と燃料電池25との間は、冷却水配管28aで接続されており、ウォーターポンプ28は、冷却水配管28aに設けられている。
すなわち、冷却水配管28aは、ラジエータ27からウォーターポンプ28に延び、さらにウォーターポンプ28から収容部24に向って延びて収容部24の前面部から内部に入って燃料電池25に接続されている。また、燃料電池25とラジエータ27との間は、燃料電池25を冷却した冷却水が燃料電池25からラジエータ27側に向って流れる冷却水配管28bで接続されている。このため、ウォーターポンプ28が作動すると、ラジエータ27内の冷却水が冷却水配管28aを通って燃料電池25に送られ燃料電池25を冷却する。そして、燃料電池25を冷却することによって熱を吸収した冷却水は、冷却水配管28bを通ってラジエータ27に戻され、ラジエータ27を通過する間にファン27bによって冷却される。
また、両メインフレーム16の後端部に連結された取付部材21の上面には、燃料電池25に供給するための水素が充填された水素タンク31が取り付けられている。この水素タンク31は、図2に示したように、本発明の水素タンク側配管としてのガス配管31a、着脱カプラ32および本発明の燃料電池側配管としてのガス配管31bを介して燃料電池25の水素ガス供給口に接続されている。着脱カプラ32は、図3ないし図5に示したように、本発明の燃料電池側カプラとしての雌カプラ32aと、雌カプラ32aに対して着脱可能になった本発明の水素タンク側カプラとしての雄カプラ32bとで構成されている。
雌カプラ32aは、内部が水素供給路aに形成された本体33、本体33内に収容された弁部材34、雌カプラ32aと雄カプラ32bとを着脱させるための球状係合部材35および着脱操作部36を備えている。そして、本体33は、軸方向に沿った各部分の直径がそれぞれ異なる大きさに設定された段付きの略円筒状に形成されており、基端部(図3の右側部分)がガス配管31bの端部に連結される細径の連結部33aで構成されている。また、本体33の軸方向に沿った中央部は、大径の収容部33bで構成され、その内周面の先端側部分に先端側にいくほど内径が小さくなったテーパ状の弁座33cが形成されている。そして、連結部33aと収容部33bとの境界部分の外周にはフランジ状の把持部33dが形成され、その内周面には段部33eが形成されている。
また、本体33の先端部は、雄カプラ32bと係合する係合部33fで構成されている。この係合部33fは、直径が収容部33bよりも小さく連結部33aよりも大きな円筒状に形成されており、先端側部分に複数の穴部33gが円周に沿って一定間隔で設けられている。この穴部33gは、係合部33fの内面から外面にかけて貫通して設けられており、内面側の内径よりも外面側の内径の方が大きくなったテーパを備えた円錐台状(空間部の形状)に形成されている。そして、収容部33b内に弁部材34が設置され、各穴部33g内に球状係合部材35が設置されている。
弁部材34は、弁体34aと本発明の弾性部材としてのコイルばね34bとで構成されている。弁体34aは、前端部が収容部33bの弁座33cに気密的に接触できる先細り状のテーパ部に形成された肉厚の円板状に形成されており、後端面にコイルばね34bが固定されている。また、弁体34aの直径が小さくなった前面には、複数の突部34cが円周に沿って一定間隔で形成されている。この突部34cの全体の外径は、弁座33cの穴部の内径よりもやや小さく設定されており、突部34cは弁座33cの穴部内を挿通できるようになっている。
このように構成された弁部材34は、コイルばね34bの後端部を収容部33b内の段部33eに支受させ、コイルばね34bの弾性によって弁体34aを弁座33c側に付勢した状態で収容部33b内に設置されている。したがって、図3に示したように、雌カプラ32aと雄カプラ32bとが接続されていない状態では、突部34cが弁座33cの穴部内に入った状態で、弁体34aの前面は弁座33cに押し付けられて密着する。これによって、雌カプラ32aの水素供給路aは閉塞された状態に維持される。
また、球状係合部材35は、穴部33g内に移動可能な状態で収容されている。この球状係合部材35の直径は、係合部33fの厚み(穴部33gの軸方向の長さ)よりもやや大きく設定されており、球状係合部材35が穴部33gの奥側に位置したときに、球状係合部材35の一端部は係合部33fの内部側に突出し、球状係合部材35の他端部は係合部33fの外周面に対応する位置に位置するようになる。そして、係合部33fの外周面に着脱操作部36が取り付けられている。この着脱操作部36は、円筒状の着脱部36aと、着脱部36aの先端部に設けられた本発明の突片としてのレバー状の操作部36bと、コイルばね36cとで構成されている。
着脱部36aは、係合部33fの外周面に沿って移動可能になっており、係合部33fの先端側に位置したときに、球状係合部材35に当接して球状係合部材35を穴部33gの奥側に位置させる。このとき、球状係合部材35は穴部33gの内周面と着脱部36aの内周面とによって固定された状態になる。また、着脱部36aが係合部33fの基端側に位置したときには、着脱部36aは球状係合部材35よりも係合部33fの基端側に位置して、球状係合部材35は穴部33g内で移動可能な状態になる。
また、着脱部36aが係合部33fの基端側に位置したときに、球状係合部材35が穴部33gの外部側に突出しようとした場合には、着脱部36aの先端部における内周側部分が、球状係合部材35の突出した部分の後部側部分(基端側部分)に当接して、球状係合部材35が穴部33gから抜け出ることを防止する。このとき、球状係合部材35における係合部33fの内部側の端部は係合部33fの内周面に対応する位置に位置するようになる。コイルばね36cは、先端部を着脱部36aの後端面に当て、後端部を収容部33bと係合部33fとの境界部に形成された段部に位置させた状態で係合部33fの外周面に設置されて着脱部36aを前方に付勢している。
また、係合部33fの先端外周面には着脱部36aを止めるためのフランジ状のストッパ33hが形成されており、このストッパ33hによって着脱部36aは係合部33fから抜け出ることを防止される。操作部36bは、着脱部36aの先端部から外周方向に延びたのちに屈曲して前方に延びるL形の片で構成されており、その前方に延びた部分の内面に本発明の制御装置側端子としての端子37aが固定されている。この端子37aは幅方向よりも前後方向の長さが長い長方形に形成されており前端および後端を操作部36bに固定された状態で操作部36bの内面に沿って取り付けられている。なお、図3ないし図5には、1個の端子37aしか図示していないが、この端子37aは4個で構成されており、4個の端子37aが並んで設けられている。
雄カプラ32bは、内部が水素供給路bに形成され、軸方向に沿った各部分の直径がそれぞれ異なる大きさに設定された段付きの略円筒状に形成されている。そして、雄カプラ32bの基端部(図3の左側部分)はガス配管31aの端部に連結される大径(雌カプラ32aの連結部33aと略等しい大きさ)の連結部38aで構成され、先端部は、雌カプラ32aの係合部33fと係合して、雌カプラ32aの水素供給路aと雄カプラ32bの水素供給路bとを連通させる本発明の押圧部としての連通部39で構成されている。なお、説明の便宜上、雌カプラ32aについては、図3ないし図5の右側を基端側または後部側とし、左側を先端側または前部側としているが、雄カプラ32bについては、図3ないし図5の左側を基端側または後部側とし、右側を先端側または前部側としている。
連通部39は、弁座33cの穴部の周縁部に摺接した状態で収容部33b内に挿入できる先端細径部39aと、先端細径部39a後端部から後部側にいくほど外径が大きくなったテーパ部39bと、テーパ部39bの後部側に形成され係合部33fの内周面に摺接した状態で係合部33f内に挿入可能な後端大径部39cとで構成されている。そして、後端大径部39cの軸方向に沿った略中央には、深さの浅い係合溝部39dが円周に沿って形成されている。
この係合溝部39dは、雌カプラ32aと雄カプラ32bとが気密状態で接続されたときに、係合部33fの穴部33gと対向する位置に設けられ、かつ穴部33gとで球状係合部材35を収容できる大きさに形成されている。すなわち、穴部33gの深さ(係合部33fの厚み)と係合溝部39dの深さの和が、球状係合部材35の直径と略等しくなるように設定されている。また、雄カプラ32bにおける連結部38aの前部側には、フランジ状の把持部38bが形成され、把持部38bと連通部39との間は、連結部38aと略等しい太さの本体部38cで構成されている。
そして、本体部38cにおける着脱操作部36の操作部36bに対応する部分には、雌カプラ32aと雄カプラ32bとが接続されたときに、操作部36bの内面に近接して対向できる突部38dが形成されており、この突部38dの外面に、本発明の電子部品側端子としての端子37bが固定されている。この端子37bは幅方向よりも前後方向の長さが長い長方形に形成されており前端および後端を突部38dに固定させ中央部を屈曲させて外部側に突出させた状態で取り付けられている。また、端子37bも4個で構成されており、4個の端子37aと同じ間隔で並んで設けられている。このように構成された着脱カプラ32を介してガス配管31aとガス配管31bとは着脱自在に接続される。
そして、ガス配管31aに開閉式の電磁弁41aが設けられ、水素タンク31に水素残量検出センサ41bと温度センサ41cとが設けられている。これらの電磁弁41a、水素残量検出センサ41bおよび温度センサ41cで本発明の電子部品が構成される。また、燃料電池25の水素ガス排出口は、ガス配管42aによってガス配管31bに接続されている。このガス配管42aには、燃料電池25の水素ガス排出口から排出される未反応の水素ガスをガス配管31bに送り返すための循環ポンプ42が設けられている。
さらに、ガス配管42aの燃料電池25側部分には、ガス配管42a内のガスを外部に排出するためのガスパージ用配管43が三方弁43aを介して接続されている。このため、雌カプラ32aと雄カプラ32bとを接続した状態で、電磁弁41aを開けることにより、水素タンク31内の水素ガスを、ガス配管31a,31bを介して燃料電池25に供給することができる。
また、その状態で、循環ポンプ42を作動させることにより、燃料電池25内で反応しないまま残った水素ガスを、ガス配管42aを通過させてガス配管31bに送り返し、水素タンク31から新たにガス配管31bに送り込まれる水素ガスと合流させることができる。そして、水素ガスは、燃料電池25内で酸素ガスと反応するまでガス配管31b,42a内を循環する。また、ガス配管42aや燃料電池25の内部のガスや溜まった水分を排出する際には、三方弁43aを切り換えて、ガス配管42aの上流側部分とガスパージ用配管43とを連通させる。
また、水素タンク31の前部側部分の上部にシート44が配置されている。このシート44は、支持部材44aを介してメインフレーム16の後部側に連結されている。また、メインフレーム16の後部側部分におけるクロスメンバ22の後方にエアフィルタ45が取り付けられ、メインフレーム16の後部側部分におけるクロスメンバ22の前方に本発明の空気供給装置としてのエアブロア46が取り付けられている。なお、両メインフレーム16の後部側部分における両メインフレーム16間には、設置台(図示せず)が設けられており、エアフィルタ45およびエアブロア46は、この設置台を介してメインフレーム16に固定されている。
また、エアフィルタ45とエアブロア46との間およびエアブロア46と燃料電池25との間はそれぞれ本発明に係る空気供給用配管としてのガス配管45a,46aによって接続されている。このため、エアブロア46の作動により、外部の空気がエアフィルタ45を介して吸引され、燃料電池25に供給される。このときエアフィルタ45に吸引された空気はエアフィルタ45内を通過する際に、空気中の塵埃が除去される。また、燃料電池25を通過する際に水素ガスと反応して燃料電池25の発電に使用された酸素ガス以外の空気は外部に排出される。
また、両メインフレーム16の後部側部分の下部には、後方に向って延びる一対のアーム部材からなるリヤアーム(図示せず)が連結部材47を介して連結されている。そして、リヤアームの両アーム部材の後端部に、後輪12の中心軸の両側部分が回転可能に支持されており、これによって、後輪12は、中心軸を中心として回転可能になっている。また、リヤアームの一方のアーム部材の外面側には、アーム部材を覆うようにして、モータユニット48が取り付けられている。
このモータユニット48内には、燃料電池25が発生する電力によって作動する駆動モータ48aや減速機が収容されている。この駆動モータ48aの作動により後輪12が回転して自動二輪車10が走行する。また、メインフレーム16の後端部と、リヤアームの後端上部との間には、リヤクッション49がそれぞれ掛け渡されている。このリヤクッション49の伸縮によって、リヤアームの後端側が揺動自在になっている。また、モータユニット48の内側面側にはドラムブレーキ(図示せず)が取り付けられている。
駆動モータ48aは、電源システム制御装置50の制御によってグリップの操作量に応じて作動し、後輪12に駆動力を自動的に発生させる。また、この自動二輪車10は、静止状態のときに、自動二輪車10を起立状態に維持させるための回転式のスタンド49aを備えており、自動二輪車10を走行させるときには、図1に実線で示したように、スタンド49aを上方に上げておき、自動二輪車10を静止させておくときには、図1に二点鎖線で示したようにスタンド49aを下方に下ろして、スタンド49aに自動二輪車10を支持させる。
さらに、この燃料電池システムAは、燃料電池25が発生する電力の電圧を昇圧する昇圧装置51および逆流防止用のダイオード52も備えており、燃料電池25、二次電池26、駆動モータ48a、昇圧装置51、ダイオード52およびこれらを接続する電線で電気回路53が形成されている。また、この燃料電池システムAを構成する各装置には、水素タンク31内の水素の残量を検出するための水素残量検出センサ41bと水素タンク31の温度を検出するための温度センサ41cの他に、図示していないが、各装置の種々の状態を検出するための各種のセンサが設けられており、これらのセンサや電磁弁41a等の各装置と電源システム制御装置50との間が各電気配線を介して接続されている。
すなわち、電磁弁41aは、本発明の電子部品側電線としての電線54aを介して雄カプラ32bの端子37bに接続されている。そして、雌カプラ32aの端子37aと電源システム制御装置50とが、本発明の制御装置側電線としての電線54bを介して接続されている。したがって、雌カプラ32aと雄カプラ32bとを接続することにより、電磁弁41aは電源システム制御装置50に電気的に接続され、電源システム制御装置50の制御により作動可能な状態になる。
同様に、水素残量検出センサ41bは、水素残量検出センサ41bと雄カプラ32bに設けられた端子37bとを結ぶ電線55aと、雌カプラ32aに設けられた端子37aと電源システム制御装置50とを結ぶ電線55bによって電気的に接続可能になり、温度センサ41cは、温度センサ41cと雄カプラ32bに設けられた端子37bとを結ぶ電線56aと、雌カプラ32aに設けられた端子37aと電源システム制御装置50とを結ぶ電線56bによって電気的に接続可能になっている。そして、水素残量検出センサ41bと温度センサ41cは、それぞれ検出した値を電気信号として電源システム制御装置50に送信する。
また、冷却水配管28bには、ラジエータ27から燃料電池25に送られ燃料電池25を冷却したのちに燃料電池25からラジエータ27に送られる冷却水の温度を検出するための温度センサが設けられている。そして、燃料電池25には、燃料電池25の温度を検出するための温度センサおよび電圧値を検出するための電圧センサが設けられ、二次電池26には二次電池26の温度を検出するための温度センサが設けられている。
また、電気回路53には、電気回路53を流れる電流の値を検出するための電流センサ、駆動モータ48aに流れる電流の値を検出するための電流センサおよび電圧値を検出するための電圧センサが設けられている。さらに、電気回路53における二次電池26に接続された電線53aには、二次電池26に流れる電流の値を検出するための電流センサが設けられている。これらの各センサはそれぞれ電線57a,57b,57c,57d,57e,57f,57g,57hを介して電源システム制御装置50に接続されており、検出した値を電気信号として電源システム制御装置50に送信する。
また、電源システム制御装置50から、エアブロア46、循環ポンプ42、三方弁43a、ファン27b、ウォーターポンプ28、昇圧装置51および駆動モータ48aにそれぞれ指示信号を送信するための電線58a,58b,58c,58d,58e,58f,58gがそれぞれ電源システム制御装置50と対応する装置との間を接続している。エアブロア46は、電源システム制御装置50からの流量指示信号に応じて作動して空気を燃料電池25に供給し、電磁弁41aは電源システム制御装置50からの開閉指示信号に応じて開閉して、水素タンク31から水素ガスを燃料電池25に供給させる。
そして、燃料電池25は、エアブロア46から供給される空気中の酸素と、水素タンク31から供給される水素とを反応させて水を発生させるとともに電気を発生させる。また、その際、循環ポンプ42は、電源システム制御装置50からの動作指示信号に応じて作動して、燃料電池25で酸素ガスと反応しなかった水素ガスを、ガス配管42aを介してガス配管31bに戻し、水素タンク31から新たにガス配管31bに送られる水素ガスと合流させる。三方弁43aは、電源システム制御装置50からの切換指示信号に応じて、ガス配管42aの上流側と下流側を連通させたり、ガス配管42aの上流側とガスパージ用配管43とを連通させたりする。
また、ウォーターポンプ28は、電源システム制御装置50からの動作指示信号に応じて作動して、ラジエータ27と燃料電池25との間で冷却水を循環させて燃料電池25の温度を所定の温度に維持する。そして、ファン27bは、電源システム制御装置50からの動作指示信号に応じて作動して、ラジエータ27を空冷する。昇圧装置51は、電源システム制御装置50からの電圧指示信号に応じて燃料電池25が発生した電気を昇圧して、駆動モータ48aに送ったり、二次電池26に送って二次電池26を充電したりする。また、駆動モータ48aは、アクセル操作子を構成するグリップの操作量に応じた動作信号を電源システム制御装置50から受信し、その動作信号に応じて作動する。
また、電源システム制御装置50は、CPU,RAM,ROM,タイマ等を備えており、ROMには、予め用意された各種のプログラムやマップ等のデータが記憶されている。そして、CPUは、運転者によるグリップ等の操作や、予め用意されたプログラム等に基づいて、駆動モータ48a、電磁弁41a、三方弁43a、エアブロア46、ウォーターポンプ28等を制御する。さらに、この自動二輪車10は、メインスイッチ61、水素残量検出センサ41bの検出値を表示する残量計62および燃料電池システムAが備える各装置に異常が生じたときに警告を発するランプを備えた警告灯63も備えている。また、自動二輪車10の車体10aの表面はカバー部材59で覆われて内部の各装置が見えなくなっている。
この構成において、自動二輪車10に水素ガスが充填された水素タンク31を設置する場合には、まず、カバー部材59の水素タンク31を覆う部分を開けて、水素タンク31を取付部材21の上に設置する。そして、所定の固定部材で水素タンク31を取付部材21に固定したのちに、雌カプラ32aと雄カプラ32bとを接続する。この場合、図3に示したように、雌カプラ32aと雄カプラ32bとを対向させた状態から、雌カプラ32aと雄カプラ32bとを接近させて、雄カプラ32bの連通部39を雌カプラ32aの係合部33f内に挿入していく。
そして、連通部39のテーパ部39bが球状係合部材35に当接すると、雌カプラ32aの操作部36bをコイルばね36cの弾性に抗して後退させ、着脱部36aを球状係合部材35よりも雌カプラ32aの基端側に位置させる。これによって、球状係合部材35は、穴部33g内で移動可能になり、その状態で、雌カプラ32aと雄カプラ32bとをさらに接近させることにより、球状係合部材35はテーパ部39bを乗り越えて後端大径部39cの外周面に位置するようになる。このとき、図4に示したように、連通部39の先端細径部39aは、コイルばね34bの弾性に抗して、弁体34aを押圧して後退させる。
この場合、先端細径部39aの外周面と弁座33cの穴部周縁部とは気密状態で接触し、雌カプラ32aの水素供給路aと雄カプラ32bの水素供給路bとは、弁体34aの前面に設けられた複数の突部34c間の隙間を介して連通した状態になる。そして、雌カプラ32aと雄カプラ32bとをさらに接近させて、穴部33gが係合溝部39dと重なり合ったときに、操作部36bを押圧する力を解除する。これによって、着脱部36aはコイルばね36cの弾性によって前方に押し戻され図5の状態になる。この状態では、球状係合部材35は、穴部33g、着脱部36aおよび係合溝部39dによって固定された状態になり、球状係合部材35を介して雌カプラ32aと雄カプラ32bとの接続状態が維持される。
また、先端細径部39aと弁座33cとは気密状態を維持し、雌カプラ32aと雄カプラ32bとは連通状態を維持する。さらに、操作部36bを押圧する力を解除して着脱部36aが前方に移動したときに、端子37aと端子37bとは互いの表面を擦り付けるようにして重なり電気的に接続される。これによって、電線54a,54bが接続し、電磁弁41aが作動可能になる。また、電線55a,55bおよび電線56a,56bもそれぞれ接続して、水素残量検出センサ41bおよび温度センサ41cも作動を開始する。この状態で、カバー部材59を閉じる。
そして、自動二輪車10を運転する場合には、まず、メインスイッチ61をオン状態にする。これによって、燃料電池25には、エアブロア46から空気が供給されるとともに、水素タンク31から水素が供給され、燃料電池25は、供給される空気中の酸素と水素を反応させて電気を発生する。この状態で、グリップやハンドル19を操作することにより、所定の速度で所定の方向に自動二輪車10を走行させることができる。
また、水素タンク31内の水素ガスが無くなって、水素タンク31を取り換える場合には、前述した雌カプラ32aと雄カプラ32bとの接続処理を逆に行う。すなわち、図5に示した状態から、操作部36bを後退させ、球状係合部材35を移動可能な状態にするとともに、端子37aと端子37b等の接続を解除したのちに、雌カプラ32aと雄カプラ32bとを離していく。そして、連通部39の先端細径部39aが、弁座33cから抜け出たときに、弁体34aがコイルばね34bの弾性によって弁座33cに押し付けられて、雌カプラ32aの水素供給路を閉塞する。その状態で、操作部36bから手を離す。
このように、本実施形態に係る水素供給用配管の接続構造では、雌カプラ32aと雄カプラ32bとを接続しガス配管31a,31bを連通させると、電線54a,54bが接続して電磁弁41aが作動可能になる。同時に、電線55a,55bおよび電線56a,56bも接続して、水素残量検出センサ41bおよび温度センサ41cも作動を開始する。このため、電線54a等を接続するための操作が不要になり、接続のための操作が容易になる。また、雌カプラ32aと雄カプラ32bとが気密状態で接続したのちに、電線54a,54bが接続するため、雌カプラ32aと雄カプラ32bとが気密状態で接続されていないときには、電磁弁41aは作動できず、水素タンク31から水素ガスが吐出されることはなくなる。
さらに、雌カプラ32aと雄カプラ32bとを接続させるときに、端子37aと端子37bとは互いの表面を擦り付けるようにして重なって電気的に接続される。このため、端子37a,37bの表面に塵埃が付着したり酸化被膜が発生したりているときには、その塵埃や酸化被膜を端子37aと端子37bとの表面を擦り付けることによって除去することができる。これによって、端子37aと端子37bとの良好な接触状態を維持することができる。
また、雌カプラ32aと雄カプラ32bとが接続されると残量計62に表示が表れるため、この表示により雌カプラ32aと雄カプラ32bとの接続が完了していることを確認することができる。なお、前述した実施形態では、着脱カプラ32に、4個の端子37aと4個の端子37bとからなる4組の端子が設けられているが、電磁弁41a、水素残量検出センサ41bおよび温度センサ41cと電源システム制御装置50との接続に用いられる3組以外の残りの1組の端子はアース用に用いられる。
(第2実施形態)
図6ないし図8は、本発明の第2実施形態に係る水素供給用配管の接続構造を示している。この水素供給用配管の接続構造では、着脱カプラ72が、図6ないし図8に示した雌カプラ72aと雄カプラ72bとで構成されている。雌カプラ72aは、本体73と、本体73内に収容された弁部材74とで構成されている。そして、本体73の軸方向に沿った中央部に形成された収容部73bと、先端部に形成された係合部73fとは、外径が等しい円筒状に形成されている。
図6ないし図8は、本発明の第2実施形態に係る水素供給用配管の接続構造を示している。この水素供給用配管の接続構造では、着脱カプラ72が、図6ないし図8に示した雌カプラ72aと雄カプラ72bとで構成されている。雌カプラ72aは、本体73と、本体73内に収容された弁部材74とで構成されている。そして、本体73の軸方向に沿った中央部に形成された収容部73bと、先端部に形成された係合部73fとは、外径が等しい円筒状に形成されている。
また、係合部73fの周面に貫通する穴部は設けられてなく、その内面における先端側部分に係合溝部71が設けられている。この係合溝部71は、図9に示したように、係合部73fの先端部から軸方向に沿って後方に延びるガイド部71aと、ガイド部71aの奥端から屈曲して円周方向に延びる係合部71bとからなるL形の溝で構成されている。そして、係合部73fの前端面に、本発明の電子部品側端子としての4個の端子77aが所定の間隔で固定されている。
また、雄カプラ72bの連通部79における後端大径部79cには、係合溝部は設けられてなく、雌カプラ72aの係合溝部71に係合可能な係合突起75が設けられている。この係合突起75は、係合溝部71のガイド部71a内に進入でき、ガイド部71aの奥端に達したときに、雌カプラ72aと雄カプラ72bとを軸周り方向に相対的に回転させることにより、係合部71bに係合して雌カプラ72aと雄カプラ72bとの接続状態を維持させる。また、雄カプラ72bの本体部78cは外径の大きな略円筒状に形成されている。
そして、図10に示したように、本体部78cにおける雌カプラ72aの端子77aと対向する面(本発明の対向部を構成する面)には、本発明の電子部品側端子としての4個の端子77bが4個の端子77aと同じ間隔を保って固定されている。この端子77bは、係合突起75が係合溝部71の係合部71bに係合したときに端子77aと電気的に接続される位置に取り付けられている。この水素供給用配管の接続構造のそれ以外の部分の構成については、前述した第1実施形態に係る水素供給用配管の接続構造と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
雌カプラ72aと雄カプラ72bとを接続する場合には、図6に示したように、雌カプラ72aと雄カプラ72bとを対向させた状態から、雌カプラ72aと雄カプラ72bとを接近させて、図7に示したように、雄カプラ72bの連通部79を雌カプラ72aの係合部73f内に挿入していく。そして、係合突起75を係合溝部71のガイド部71a内に入れた状態で雌カプラ72aと雄カプラ72bとをさらに接近させ、係合突起75がガイド部71aの奥端に達すると、雌カプラ72aと雄カプラ72bとを軸周り方向に相対的に回転させる。これによって、図8に示したように、係合突起75が係合溝部71の係合部71bに係合して、雌カプラ72aと雄カプラ72bとは接続状態に維持される。
この場合も、先端細径部39aの外周面と弁座33cの穴部周縁部とは気密状態で接触し、雌カプラ72aの水素供給路aと雄カプラ72bの水素供給路bとは、弁体34aの前面に設けられた複数の突部34c間の隙間を介して連通した状態になる。また、雌カプラ72aと雄カプラ72bとを軸周り方向に相対的に回転させるときに、端子77aと端子77bとは互いの表面を擦り付けるようにして電気的に接続される。この水素供給用配管の接続構造のそれ以外の作用効果については、前述した第1実施形態に係る水素供給用配管の接続構造と同様である。
(第3実施形態)
図11ないし図13は、本発明の第3実施形態に係る水素供給用配管の接続構造を示している。この水素供給用配管の接続構造では、着脱カプラ82が、図11ないし図13に示した雌カプラ82aと雄カプラ82bとで構成されている。雄カプラ82bの中央部に位置する本体部83は、内部が大径の水素供給路を構成する収容部83aに形成された略円筒状に形成されている。そして、収容部83aの内周面の先端側部分に先端側にいくほど内径が小さくなったテーパ状の弁座83bが形成され、収容部83aの内周面における基端側部分に、基端側が先端側よりも細径になった段部83cが形成されている。また、雄カプラ82bの基端部を構成する連結部84の内周面の直径は、収容部83aの内周面における細径側の直径と同じに設定されている。
図11ないし図13は、本発明の第3実施形態に係る水素供給用配管の接続構造を示している。この水素供給用配管の接続構造では、着脱カプラ82が、図11ないし図13に示した雌カプラ82aと雄カプラ82bとで構成されている。雄カプラ82bの中央部に位置する本体部83は、内部が大径の水素供給路を構成する収容部83aに形成された略円筒状に形成されている。そして、収容部83aの内周面の先端側部分に先端側にいくほど内径が小さくなったテーパ状の弁座83bが形成され、収容部83aの内周面における基端側部分に、基端側が先端側よりも細径になった段部83cが形成されている。また、雄カプラ82bの基端部を構成する連結部84の内周面の直径は、収容部83aの内周面における細径側の直径と同じに設定されている。
そして、収容部83a内には、弁部材85が設置されている。弁部材85は、弁体85aと本発明の弾性部材としてのコイルばね85bとで構成されている。弁体85aは、前端部が収容部83aの弁座83bに気密的に接触できる先細り状のテーパ部に形成された肉厚の円板状に形成されており、後端面にコイルばね85bが固定されている。そして、このように構成された弁部材85は、コイルばね85bの後端部を収容部83a内の段部83cに支受させ、コイルばね85bの弾性によって弁体85aを弁座83b側に付勢した状態で収容部83a内に設置されている。
また、弁体85aの直径が小さくなった前面の中央部から前方に向かって、棒状押圧部86が延びている。この棒状押圧部86は、雄カプラ82bの先端側に設けられた連通部89の内部を挿通できるとともに、連通部89の軸方向の長さよりも長く形成された棒状体で構成されている。そして、棒状押圧部86の先端側部分の周面には、連通部89の内周面に対して摺接できるフランジ状のガイド部86aが設けられている。このガイド部86aは、弁体85aが弁座83bに接触しているときに、連通部89の先端部に位置する(図11の状態)ようにして設けられている。
なお、この水素供給用配管の接続構造においては、連通部89と棒状押圧部86とで本発明の押圧部が構成される。この水素供給用配管の接続構造のそれ以外の部分の構成については、前述した第1実施形態に係る水素供給用配管の接続構造と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。また、コイルばね85bの弾性力は、コイルばね34bの弾性力よりもやや小さくなるように設定されている。
この構成において、雌カプラ82aと雄カプラ82bとを接続する場合には、図11に示したように、雌カプラ82aと雄カプラ82bとを対向させた状態から、雌カプラ82aと雄カプラ82bとを接近させて、図12に示したように、雄カプラ82bの連通部89を雌カプラ82aの係合部33f内に挿入していく。そして、雌カプラ82aの操作部36bを後退させて、着脱部36aを球状係合部材35よりも雌カプラ82aの基端側に位置させた状態で、連通部89のテーパ部39bを球状係合部材35に当接させる。
その状態で、雌カプラ82aと雄カプラ82bとをさらに接近させることにより、球状係合部材35を、テーパ部39bを乗り越えさせて後端大径部39cの外周面に位置させる。これによって、棒状押圧部86の先端部が、弁体34aの先端面に当接すると、まず、コイルばね85bが収縮して、棒状押圧部86の先端部が連通部89内に後退する。そして、さらに雌カプラ82aと雄カプラ82bとを接近させていくと、連通部89の先端細径部39aが突部34cに当接し、連通部89の先端細径部39aは、コイルばね34bの弾性に抗して、弁体34aを押圧して後退させ、図12の状態になる。
そして、雌カプラ82aと雄カプラ82bとをさらに接近させて、穴部33gが係合溝部39dと重なり合ったときに、操作部36bを押圧する力を解除する。これによって、着脱部36aはコイルばね36cの弾性によって前方に押し戻され図13の状態になる。この状態では、球状係合部材35は、穴部33g、着脱部36aおよび係合溝部39dによって固定された状態になり、球状係合部材35を介して雌カプラ82aと雄カプラ82bとの接続状態が維持される。
この場合も、先端細径部39aの外周面と弁座33cの穴部周縁部とは気密状態で接触し、雌カプラ82aの水素供給路aと雄カプラ82bの水素供給路bとは、弁体34aの前面に設けられた複数の突部34c間の隙間を介して連通した状態になる。また、操作部36bを押圧する力を解除して着脱部36aが前方に移動したときに、端子37aと端子37bとは互いの表面を擦り付けるようにして重なり電気的に接続される。これによって、電線54a,54bが接続し、電磁弁41aが作動可能になる。この水素供給用配管の接続構造のそれ以外の作用効果については、前述した第1実施形態に係る水素供給用配管の接続構造と同様である。
(第4実施形態)
図14ないし図17は、本発明の第4実施形態に係る水素供給用配管の接続構造を示している。この水素供給用配管の接続構造では、着脱カプラ92が、図14ないし図17に示した雌カプラ92aと雄カプラ92bとで構成されている。雌カプラ92aは、前述した第2実施形態に係る雌カプラ72aと同一構造に形成されている。したがって、雌カプラ92aにおける図6ないし図8に示した雌カプラ72aと同一の部分に同一の符号を記して説明は省略する。
図14ないし図17は、本発明の第4実施形態に係る水素供給用配管の接続構造を示している。この水素供給用配管の接続構造では、着脱カプラ92が、図14ないし図17に示した雌カプラ92aと雄カプラ92bとで構成されている。雌カプラ92aは、前述した第2実施形態に係る雌カプラ72aと同一構造に形成されている。したがって、雌カプラ92aにおける図6ないし図8に示した雌カプラ72aと同一の部分に同一の符号を記して説明は省略する。
また、雄カプラ92bの連通部99における後端大径部99cには、係合溝部は設けられてなく、雌カプラ92aの係合溝部71に係合可能な係合突起95が設けられている。また、雄カプラ92bの本体部93は外径の大きな略円筒状に形成されている。そして、本体部93における雌カプラ92aの端子77aと対向する面には、4個の端子97が4個の端子77aと同じ間隔を保って固定されている。この雄カプラ92bのそれ以外の部分の構成については、前述した第3実施形態の雄カプラ82bと同一である。したがって、雄カプラ92bにおける図11ないし図13に示した雄カプラ82bと同一の部分に同一の符号を記して説明は省略する。
この構成において、雌カプラ92aと雄カプラ92bとを接続する場合には、図14に示したように、雌カプラ92aと雄カプラ92bとを対向させた状態から、雌カプラ92aと雄カプラ92bとを接近させて、図15に示したように、雄カプラ92bの連通部99を雌カプラ92aの係合部73f内に挿入していく。そして、係合突起95を係合溝部71のガイド部71a内に入れた状態で雌カプラ92aと雄カプラ92bとをさらに接近させると、棒状押圧部86の先端部が、弁体34aに当接してコイルばね85bが収縮する。これによって、棒状押圧部86の先端部が連通部99内に後退する。
そして、さらに雌カプラ92aと雄カプラ92bとを接近させていくと、連通部99の先端細径部39aが突部34cに当接し、連通部99の先端細径部39aは、コイルばね34bの弾性に抗して、弁体34aを押圧して後退させ、図15の状態になる。さらに雌カプラ92aと雄カプラ92bとを接近させて、図16に示したように、係合突起95がガイド部71aの奥端に達すると、雌カプラ92aと雄カプラ92bとを軸周り方向に相対的に回転させる。これによって、図17に示したように、係合突起95が係合溝部71の係合部71bに係合して、雌カプラ92aと雄カプラ92bとは接続状態に維持される。
この場合も、先端細径部39aの外周面と弁座33cの穴部周縁部とは気密状態で接触し、雌カプラ92aの水素供給路aと雄カプラ92bの水素供給路bとは、弁体34aの前面に設けられた複数の突部34c間の隙間を介して連通した状態になる。また、雌カプラ92aと雄カプラ92bとを軸周り方向に相対的に回転させるときに、端子77aと端子97とは互いの表面を擦り付けるようにして電気的に接続される。この水素供給用配管の接続構造のそれ以外の作用効果については、前述した各実施形態に係る水素供給用配管の接続構造と同様である。
また、本発明に係る水素供給用配管の接続構造は、前述した実施形態に限定するものでなく、適宜変更して実施することが可能である。例えば、前述した実施形態では、電子部品として、電磁弁41a、水素残量検出センサ41bおよび温度センサ41cを設けているが、これらのうちの1個または任意の2個のもので電子部品を構成してもよい。また、前述した各実施形態では、雌カプラ32a等をガス配管31bに接続し、雄カプラ32b等をガス配管31aに接続しているが、雌カプラ32a等をガス配管31aに接続し、雄カプラ32b等をガス配管31bに接続してもよい。
さらに、前述した第3,4実施形態では、棒状押圧部86を、弁体85aの前面の中央部に設けているが、この棒状押圧部86は、弁体34aの前面の中央部に設けてもよい。また、前述した実施形態では、水素供給用配管の接続構造をそれぞれ自動二輪車に設けているが、この水素供給用配管の接続構造を利用する装置としては、自動二輪車に限らず、自動三輪車や自動四輪車等の車両であってもよいし、車両以外の電力を利用する装置であってもよい。また、本発明に係る水素供給用配管の接続構造を構成する各部分についても、本発明の技術的範囲内で適宜変更することができる。
10…自動二輪車、25…燃料電池、31a,31b…ガス配管、31…水素タンク、32,72,82,92…着脱カプラ、32a,72a,82a,92a…雌カプラ、32b,72b,82b,92b…雄カプラ、33c…弁座、34a,85a…弁体、34b,85b…コイルばね、37a,37b,77a,77b,97…端子、39,79,89,99…連通部、41a…電磁弁、41b…水素残量検出センサ、41c…温度センサ、50…電源システム制御装置、54a,54b,55a,55b,56a,56b…電線、86…棒状押圧部、a,b…水素供給路。
Claims (11)
- 水素タンクから水素供給用配管を介して供給される水素ガスと空気供給装置から空気供給用配管を介して供給される空気中の酸素ガスとを反応させて電力を発生する燃料電池を備えた装置における水素供給用配管の接続構造において、
前記水素供給用配管を水素タンク側配管と燃料電池側配管とで構成して、前記水素タンク側配管の先端部に水素タンク側カプラを設けるとともに、前記燃料電池側配管の先端部に前記水素タンク側カプラに対して着脱自在に接続できる燃料電池側カプラを設け、
さらに、前記水素タンク側配管または前記水素タンクに電子部品を配設して、前記電子部品と前記水素タンク側カプラとの間を電子部品側電線で接続するとともに、前記電子部品を制御するための制御装置と前記燃料電池側カプラとの間を制御装置側電線で接続し、
前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとからなる一対のカプラの着脱にしたがって、前記電子部品と前記制御装置との間も電気的に接続遮断されるようにしたことを特徴とする水素供給用配管の接続構造。 - 前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの少なくとも一方のカプラに、弁座に対して弁体を弾性部材で付勢することにより前記少なくとも一方のカプラが備える水素供給路を閉じる機構を設けるとともに、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの少なくとも他方のカプラに、前記弾性部材の付勢力に抗して前記弁体を後退させることにより前記水素タンク側カプラの水素供給路と前記燃料電池側カプラの水素供給路とを連通させる押圧部を設け、
さらに、前記水素タンク側カプラの所定部分に前記電子部品側電線の端部に連結された電子部品側端子を固定するとともに、前記燃料電池側カプラの所定部分に、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとを接続させる際に、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとが気密状態で接続したのちに前記電子部品側端子に電気的に接続される制御装置側端子を固定し、前記制御装置側端子に前記制御装置側電線の端部を連結した請求項1に記載の水素供給用配管の接続構造。 - 前記押圧部を、前記水素タンク側カプラの水素供給路と前記燃料電池側カプラの水素供給路とを気密状態で連通させる管状体で構成し、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの一方のカプラに、弁座に対して弁体を弾性部材で付勢することにより前記一方のカプラが備える水素供給路を閉じる機構を設けるとともに、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの他方のカプラに前記押圧部を設けて、前記押圧部が前記弾性部材の付勢力に抗して前記弁体を後退させることにより前記水素タンク側カプラの水素供給路と前記燃料電池側カプラの水素供給路とを気密状態で連通させるようにした請求項2に記載の水素供給用配管の接続構造。
- 前記押圧部を、前記水素タンク側カプラの水素供給路と前記燃料電池側カプラの水素供給路とを気密状態で連通させる管状の連通部と、前記連通部内を挿通可能な棒状押圧部とで構成し、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとからなる一対のカプラの双方のカプラに、弁座に対して弁体を弾性部材で付勢することにより前記双方のカプラが備える水素供給路を閉じる機構を設けて、前記一対のカプラのいずれか一方のカプラに前記連通部を設けるとともに、前記一対のカプラのいずれか一方のカプラに前記棒状押圧部を設けて、前記連通部および前記棒状押圧部がそれぞれ対向する前記両弁体を前記弾性部材の付勢力に抗して後退させることにより前記水素タンク側カプラの水素供給路と前記燃料電池側カプラが備える水素供給路とを気密状態で連通させるようにした請求項2に記載の水素供給用配管の接続構造。
- 前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとの接続を解除させる際に、前記電子部品側端子と前記制御装置側端子とが離れたのちに、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとの気密状態での接続が解除されるようにした請求項2ないし4のうちのいずれか一つに記載の水素供給用配管の接続構造。
- 前記電子部品と前記制御装置とが電気的に接続したときに前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとの接続が完了したことを判断できるようにした請求項2ないし5のうちのいずれか一つに記載の水素供給用配管の接続構造。
- 前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとが気密状態で接続されるときに、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの一方のカプラの所定部分を覆うことのできる突片を、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの他方のカプラに設けるとともに、前記突片の内面に前記電子部品側端子および前記制御装置側端子のうちの一方の端子を固定し、前記一方のカプラの所定部分に前記電子部品側端子および前記制御装置側端子のうちの他方の端子を固定した請求項2ないし6のうちのいずれか一つに記載の水素供給用配管の接続構造。
- 前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとが気密状態で接続されるときに、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの一方のカプラの先端部に対向する対向部を、前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとからなる一対のカプラのうちの他方のカプラに設けるとともに、前記対向部に前記制御装置側端子および前記制御装置側端子のうちの一方の端子を固定し、前記一方のカプラの先端部に前記電子部品側端子および前記制御装置側端子のうちの他方の端子を固定した請求項2ないし7のうちのいずれか一つに記載の水素供給用配管の接続構造。
- 前記水素タンク側カプラと前記燃料電池側カプラとが接続されるときに、前記電子部品側端子と前記制御装置側端子とが互いに擦り付けられながら電気的に接続されるようにした請求項7または8に記載の水素供給用配管の接続構造。
- 前記電子部品が、前記水素タンク側配管を開閉するための電磁弁、前記水素タンク内の水素残量を検出するための水素残量検出センサおよび前記水素タンクの温度を検出するための温度センサのうちの少なくとも一つである請求項1ないし9のうちのいずれか一つに記載の水素供給用配管の接続構造。
- 前記燃料電池を備えた装置が自動二輪車である請求項1ないし10のうちのいずれか一つに記載の水素供給用配管の接続構造。
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