JP2008080836A - 物品取付具及び物品取付具の取り外し方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】物品取付具1は、外周に溝部aを備えた取付基部10と、この取付基部10から互いに離間して対向すると共に、前方に延びる第1の辺部11及び第2の辺部12と、第1の辺部11の先端に設けられ、物品2に係止するフック部13と、取付基部10は、接続部14を介して2つの半割り取付基部で構成され、前記2つの半割り取付基部の一方は、第1の半割り取付基部10aであり、前記2つの半割り取付基部の他方は、第2の半割り取付基部10bであり、第1の半割り取付基部10aに第1の辺部11が接続され、第2の半割り取付基部10bに第2の辺部12が接続されているものである。
【選択図】図1
Description
この物品取付具にあっては、エアコン吹き出しのルーバーに上述したフック部を係止させてルーバーに物品取付具を取り付けていた。
この問題点を解決するために、第1の辺と第2の辺の素材の曲げ剛性を弱くすれば良いが、素材自体の曲げ剛性を弱くすると、フック部とルーバーとの係止状態が弱くなるという新たな問題点が生じる。
図1〜図8において、1は物品、例えば、自動車等のエアコン吹き出しのルーバー2に取り付けることができる物品取付具で、物品取付具1は、例えば、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)製で、外周に溝部aを備えた取付基部10と、この取付基部10から互いに離間して対向すると共に、前方に延びる第1の辺部11及び第2の辺部12と、第1の辺部11の先端に設けられ、物品2に係止するフック部13とを有する。
なお、説明の便宜上、図1及び図4に示す物品取付具1の後述する第1の半割り取付基部10aと第2の半割り取付基部10bを合わせた状態になっているが、取付基部10を拘束しない限り、図2及び図3に示すように、第1の半割り取付基部10aと第2の半割り取付基部10bとは離間している。
取付基部10は、接続部14を介して一体に形成された2つの半割り取付基部で構成され、前記2つの半割り取付基部10a、10bの一方は、第1の半割り取付基部10aであり、前記2つの半割り取付基部10a、10bの他方は、第2の半割り取付基部10bとなっている。
なお、接続部14の肉厚は、第1の辺部11及び第2の辺部12の肉厚より薄く、接続部14は、図1乃至図3に示すように、折曲自在となっている。
そして、第1の半割り取付基部10aに第1の辺部11が接続され、第2の半割り取付基部10bに第2の辺部12が接続されている。
また、第2の辺部12の先端は、図1(a)に示すように、物品2(例えば、自動車等のエアコン吹き出しのルーバー)を第1の辺部11と第2の辺部12との間に受け入れやすいように傾斜している。
そして、図3に示す矢印方向に接続部14を介して折り曲げ、図示しない手で第1の半割り取付基部10aと第2の半割り取付基部10bを合わせた状態において(図1参照)、第1の半割り取付基部10aと第2の半割り取付基部10bは、背中合わせになって取付基部10を構成すると共に、背中合わせになって第1の側方張出部材Aと第4の側方張出部材Dで構成される部位は、一方の張出部であり、背中合わせになって第2の側方張出部材Bと第3の側方張出部材Cで構成される部位は、他方の張出部であり、この他方の張出部と前記一方の張出部の間に取付基部10の溝部aが形成されるようになっている。
なお、図7において、ホルダー本体20は、ボトル30を載置しているが、本発明にあっては、ボトル30に限らず、図示しない灰皿、携帯電話、小物等を載置するようにしても良い。
容易に取り外すことができる結果、物品2の損傷も少ない。更に、物品取付具1は、図2に示す状態で成形することができるため、金型の製作も従来の金型に比べ、容易となる。
このように、第1の半割り取付基部10aと第2の半割り取付基部10bを合わせて取付基部10を拘束した状態で、フック部13を物品2に係止させて、物品取付具1を物品2に取り付け(図6及び図7参照)、物品取付具1を物品2から取り外すときには、第1の半割り取付基部10aと第2の半割り取付基部10bを合わせた取付基部10を拘束した状態を解除するため、第1の開口縁部H1に係止した物品取付具1の溝部aを第2の開口縁部H2(図4参照)の部位へ移動させてフック部13と物品2との係止状態を解除する、つまり、物品取付具1の溝部aを第2の開口縁部H2(図4参照)の部位へ移動させと共に、手で物品取付具1をルーバー2の奥に進むように移動させる。すると、第1の半割り取付基部10aと第2の半割り取付基部10bとが離間すると共に、第1の辺部11の先端と第2の辺部12の先端が広く離間する(図8参照)。
その結果、この物品取付具の取り外し方法にあっては、従来のものに比べ、物品取付具1を物品2から容易に取り外すことができる。
なお、図9(a)(b)(c)(d)には、上述した図1〜図8記載の実施例と同一部分に同一符号を付して、その説明を一部省略する。
また、図9(d)に示す物品取付具1は、第1の半割り取付基部10aと第2の半割り取付基部10bを合わせた状態になっているが、上述した図1〜図8記載の実施例と同様に、取付基部10を拘束しない限り、図9(a)(b)(c)に示すように、第1の半割り取付基部10aと第2の半割り取付基部10bとは離間している。
ここで、取付基部10を拘束するとは、例えば、図5に示す第1の開口縁部H1に溝部aを係止させて、第1の半割り取付基部10aと第2の半割り取付基部10bとの合わせた状態を保持することである。
なお、図10(a)(b)(c)には、上述した図1〜図8記載の実施例と同一部分に同一符号を付して、その説明を一部省略する。
並設する第1の半割り取付基部10aと第2の半割り取付基部10bを合わせた状態にするには、図11(c)に示すように、第2の辺部12を第1の辺部11に対して反時計回りに回動し、次に、図5に示す第1の開口縁部H1に物品取付具1の溝部aを係止させる。
なお、図11(a)(b)(c)(d)には、上述した図1〜図8記載の実施例と同一部分に同一符号を付して、その説明を一部省略する。
即ち、図12〜図14に示すように、2つの半割り取付基部10a、10bの一方は 、第1の半割り取付基部10aであり、2つの半割り取付基部10a、10bの他方は 、第2の半割り取付基部10bであり、第1の半割り取付基部10aに第1の辺部11が接続され、第2の半割り取付基部10bに第2の辺部12が接続されている。
そして、接続部14’は、第1の半割り取付基部10aに設けられた孔Eに、第2の半割り取付基部10bに設けられた突起Fを遊嵌するように構成されている。
孔E、Eは、第1の半割り取付基部10aより張り出す第1の張出部材T1、第2の張出部材T2の側壁に設けられ、第1の張出部材T1と第2の張出部材T2とは、対向する位置関係にある。
突起F、Fは、第2の半割り取付基部10bより張り出す張出部材Sの両側壁にそれぞれ設けられている。
なお、図12〜図14には、上述した図1〜図8記載の実施例と同一部分に同一符号を付して、その説明を一部省略する。
そして、接続部14’は、第1の半割り取付基部10aに設けられた孔Eに、第2の半割り取付基部10bに設けられた突起Fを遊嵌するように構成されている。
孔E、Eは、第1の半割り取付基部10aより張り出す第1の張出部材T1、第2の張出部材T2の側壁に設けられ、第1の張出部材T1と第2の張出部材T2とは、対向する位置関係にある。
突起F、Fは、第2の半割り取付基部10bより張り出す張出部材Sの両側壁にそれぞれ設けられている。
なお、図12〜図14には、上述した図1〜図8記載の実施例と同一部分に同一符号を付して、その説明を一部省略する。
a 溝部
10 取付基部
10a 第1の半割り取付基部
10b 第2の半割り取付基部
11 第1の辺部
12 第2の辺部
13 フック部
14 接続部
Claims (7)
- 外周に溝部を備えた取付基部と、
この取付基部から互いに離間して対向すると共に、前方に延びる第1の辺部及び第2の辺部と、
前記第1の辺部の先端に設けられ、物品に係止するフック部と、
前記取付基部は、接続部を介して一体に形成された2つの半割り取付基部で構成され 、前記2つの半割り取付基部の一方は、第1の半割り取付基部であり、前記2つの半割り取付基部の他方は、第2の半割り取付基部であり、
前記第1の半割り取付基部に前記第1の辺部が接続され、
前記第2の半割り取付基部に前記第2の辺部が接続されている
ことを特徴とする物品取付具。 - 第1の半割り取付基部は、側方に張り出す第1の側方張出部材、第2の側方張出部材を有し、
第2の半割り取付基部は、側方に張り出す第3の側方張出部材、第4の側方張出部材を有し、
接続部を介して折り曲げて前記第1の半割り取付基部と前記第2の半割り取付基部を合わせた状態において、前記第1の半割り取付基部と前記第2の半割り取付基部は、背中合わせになって取付基部を構成すると共に、背中合わせになって前記第1の側方張出部材と前記第4の側方張出部材で構成される部位は、一方の張出部であり、背中合わせになって前記第2の側方張出部材と前記第3の側方張出部材で構成される部位は、他方の張出部であり、
この他方の張出部と前記一方の張出部の間に前記取付基部の溝部が形成されることを特徴とする請求項1記載の物品取付具。 - 物品は、エアコン吹き出しのルーバーであり、
取付基部の溝部に係止する係止部は、ボトル、灰皿、携帯電話、小物等を載置するホルダー本体に設けられた開口縁部であり、
該開口縁部は、前記溝部に係止する開口幅Xである第1の開口縁部と、この第1の開口縁部に連通し、前記開口幅Xより大きく、且つ、前記取付基部の挿脱を許容できる開口幅Yを有する第2の開口縁部を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の物品取付具。 - 外周に溝部を備えた取付基部と、
この取付基部から互いに離間して対向すると共に、前方に延びる第1の辺部及び第2の辺部と、
前記第1の辺部の先端に設けられ、物品に係止するフック部と、
前記取付基部は、接続部を介して一体に形成された2つの半割り取付基部で構成され、前記2つの半割り取付基部の一方は、第1の半割り取付基部であり、前記2つの半割り取付基部の他方は、第2の半割り取付基部であり、
前記第1の半割り取付基部に前記第1の辺部が接続され、
前記第2の半割り取付基部に前記第2の辺部が接続されている物品取付具であって、 前記第1の半割り取付基部と前記第2の半割り取付基部を合わせた前記取付基部を拘束した状態で、前記フック部を前記物品に係止させて、前記物品取付具を前記物品に取り付け、
前記物品取付具を前記物品から取り外すときには、前記フック部と前記物品との係止状態を解除すると共に、前記拘束した状態を解除した後、前記ヒンジを介して前記第1の辺部の先端と前記第2の辺部の先端を離間させて、前記物品取付具を前記物品から取り外すことを特徴とする物品取付具の取り外し方法。 - 物品は、エアコン吹き出しのルーバーであり、
取付基部の溝部に係止する係止部は、ボトル、灰皿、携帯電話、小物等を載置するホルダー本体に設けられた開口縁部であり、
該開口縁部は、前記溝部に係止する開口幅Xである第1の開口縁部と、この第1の開口縁部に連通し、前記開口幅Xより大きく、且つ、前記取付基部の挿脱を許容できる開口幅Yを有する第2の開口縁部を有し、
取付基部の拘束とは、前記第1の開口縁部に前記溝部を係止するものであり、
拘束した状態を解除したとは、前記第2の開口縁部に前記溝部を位置させる
ことを特徴とする請求項4記載の物品取付具の取り外し方法。 - 外周に溝部を備えた取付基部と、
この取付基部から互いに離間して対向すると共に、前方に延びる第1の辺部及び第2の辺部と、
前記第1の辺部の先端に設けられ、物品に係止するフック部と、
前記取付基部は、接続部を介して2つの半割り取付基部に分割される構成で、前記2つの半割り取付基部の一方は、第1の半割り取付基部であり、前記2つの半割り取付基部の他方は、第2の半割り取付基部であり、
前記第1の半割り取付基部に前記第1の辺部が接続され、
前記第2の半割り取付基部に前記第2の辺部が接続され、
前記接続部は、前記第1の半割り取付基部に設けられた孔に、前記第2の半割り取付基部に設けられた突起を遊嵌するように構成されている
ことを特徴とする物品取付具。 - 外周に溝部を備えた取付基部と、
この取付基部から互いに離間して対向すると共に、前方に延びる第1の辺部及び第2の辺部と、
前記第1の辺部の先端に設けられ、物品に係止するフック部と、
前記取付基部は、接続部を介して2つの半割り取付基部に分割される構成で、前記2つの半割り取付基部の一方は、第1の半割り取付基部であり、前記2つの半割り取付基部の他方は、第2の半割り取付基部であり、
前記第1の半割り取付基部に前記第1の辺部が接続され、
前記第2の半割り取付基部に前記第2の辺部が接続され、
前記接続部は、前記第2の半割り取付基部に設けられた孔に、前記第1の半割り取付基部に設けられた突起を遊嵌するように構成されている
ことを特徴とする物品取付具。
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JP2006259842A JP2008080836A (ja) | 2006-09-26 | 2006-09-26 | 物品取付具及び物品取付具の取り外し方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011042346A (ja) * | 2009-08-21 | 2011-03-03 | Napolex Co | 物品ホルダのエアコン吹き出し口への取付具 |
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2006
- 2006-09-26 JP JP2006259842A patent/JP2008080836A/ja active Pending
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