JP2008077116A - 液晶表示パネル - Google Patents

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チャン−ホー・オ
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Abstract

【課題】液晶表示パネルの合着時または合着後、外部の圧力や高温及び高湿検査条件で空気が液晶表示パネルの画像表示部に流入されることを防止し得る液晶表示パネルを提供しようとする。
【解決手段】第1基板501の上面に形成された少なくとも一つの有機膜502、504と、前記有機膜502、504の上面に形成されたシールパターン506と、前記シールパターン506により前記第1基板501と合着される第2基板508と、前記シールパターン506に添加された支持材507と、を備えて構成され、前記支持材507は、前記シールパターン506の1mm×1mm面積当たり少なくとも何れか一つの位置で550個以下に分布される液晶表示パネル。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶表示パネルに係るもので、詳しくは、薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板とが合着された液晶表示パネルの画像表示部に空気が流入されることを防止し得る液晶表示パネルに関するものである。
一般に、液晶表示装置は、マトリックス状に配列された各単位画素に画像情報によるデータ信号を個別的に供給して、それら単位画素の光透過率を調節することで、所望の画像を表示し得る表示装置である。
このような液晶表示装置は、各単位画素がマトリックス状に配列された液晶表示パネルと、それら単位画素を駆動するドライバ集積回路(IC)とを備える。
前記液晶表示パネルは、薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板とが互いに対向して、所定間隔(通常、セルギャップ(cell-gap)という)を有して合着され、それら薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板との離隔間隔に液晶層が形成される。
前記薄膜トランジスタアレイ基板及びカラーフィルタ基板は、有効画像表示部の外郭に沿って形成されるシールパターンにより合着される。このとき、薄膜トランジスタアレイ基板やカラーフィルタ基板上にはスペーサが形成されて、所定のセルギャップを有するようになる。
前記薄膜トランジスタアレイ基板及びカラーフィルタ基板の外面には偏光板及び位相差板などが具備され、このような複数の構成要素を選択的に構成することで、光の進行状態または屈折率を変化させ、高い輝度及びコントラスト特性を有する液晶表示装置が構成される。
前記薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板とが対向して合着された液晶表示パネルには、共通電極及び画素電極が形成されて前記液晶層に電界を印加する。即ち、共通電極に電圧を印加した状態で、画素電極に印加される電圧を制御することで、各単位画素の光透過率を個別的に調節することができる。このように画素電極に印加される電圧を単位画素別に制御するために、各単位画素にはスイッチング素子として使用される薄膜トランジスタが形成される。
前記液晶表示装置は、通常、ねじれネマティック(twisted nematic:以下、TNと略称する)モード液晶表示パネルと、横電界(in-plane switching:以下、IPSと略称する)モード液晶表示パネルとに区分される。
前記TNモード液晶表示パネルは、画素電極が薄膜トランジスタアレイ基板上に単位画素別に形成され、共通電極がカラーフィルタ基板の全面に形成される。従って、液晶層は、薄膜トランジスタアレイ基板に形成された画素電極とカラーフィルタ基板に形成された共通電極間の電界によって駆動される。
そして、前記IPSモード液晶表示パネルは、画素電極と共通電極とが薄膜トランジスタアレイ基板に所定間隔離隔されて形成される。従って、液晶層は、薄膜トランジスタアレイ基板に形成された画素電極と共通電極間の水平電界によって駆動される。
図6は、前述した薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板とが対向して合着された液晶表示パネルの平面構造を示した例示図である。図示されたように、薄膜トランジスタアレイ基板101は、カラーフィルタ基板102に比べて一側長辺縁部及び一側短辺縁部が突出して対向合着されている。
前記薄膜トランジスタアレイ基板101とカラーフィルタ基板102とが合着された領域には、各単位画素がマトリックス状に配列されて画像を表示する画像表示部113が具備され、該画像表示部113の外郭に沿ってシールパターン116が形成される。
前記カラーフィルタ基板102に比べて突出された薄膜トランジスタアレイ基板101の一側短辺縁部領域には、前記画像表示部113の各ゲートラインと接続されるゲートパッド部114が具備される。
前記カラーフィルタ基板102に比べて突出された薄膜トランジスタアレイ基板101の一側長辺縁部領域には、前記画像表示部113の各データラインと接続されるデータパッド部115が具備される。
前記ゲートパッド部114は、ゲートドライバ集積回路から供給される走査信号を画像表示部113の各ゲートラインに供給し、前記データパッド部115は、データドライバ集積回路から供給される画像情報を画像表示部113の各データラインに供給する。
前記薄膜トランジスタアレイ基板101には、走査信号が印加される各ゲートラインと画像情報が印加される各データラインとが互いに交差して配置され、単位画素をマトリックス状に定義し、その交差部に単位画素をスイッチングするための薄膜トランジスタが具備される。
前記カラーフィルタ基板102には、単位画素に対応する赤色、緑色または青色のカラーフィルタが具備され、バックライトから発生された光の漏洩を遮断して、隣接する単位画素の混色を防止するためのブラックマトリックスが具備される。
一方、TNモード液晶表示パネルの場合は、前記薄膜トランジスタアレイ基板101に画素電極が具備され、前記カラーフィルタ基板102に共通電極が具備されて液晶層を駆動させ、IPSモード液晶表示パネルの場合は、前記薄膜トランジスタアレイ基板101に画素電極及び共通電極が具備されて液晶層を駆動させる。
このように構成された薄膜トランジスタアレイ基板101及びカラーフィルタ基板102は、スペーサにより所定間隔離隔されるようにセルギャップが設けられ、前記画像表示部113の外郭に形成されたシールパターン116により合着されて、液晶表示パネル100を構成する。前記シールパターン116の一側には、合着された薄膜トランジスタアレイ基板101とカラーフィルタ基板102間に液晶を注入するための液晶注入口が具備され、該液晶注入口は、液晶の注入が終了した後で密封される。
一方、前記薄膜トランジスタアレイ基板101及びカラーフィルタ基板102は、画像表示部113ではスペーサにより所定セルギャップが維持されるが、シールパターン116の形成領域では薄膜トランジスタアレイ基板101とカラーフィルタ基板102との合着圧力によりシーラントが押されて広がることで、セルギャップが変化する。
従って、前記セルギャップが変化する現象を防止するために、シールパターン116には、セルギャップを維持するための支持材としてグラスファイバやグラスボールが添加される。このとき、グラスファイバやグラスボールは、シーラントに対して通常1%の重量比で添加される。
図7は、前記IPSモード液晶表示パネルの場合、図6の「A」領域に対するカラーフィルタ基板の断面構成を示した例示図である。図示されたように、透明基板201の一端部から所定間隔離隔された領域及び各画素の境界領域にパターニングされて、バックライトから発生された光の漏洩を遮断し、隣接する各画素の混色を防止する樹脂材質のブラックマトリックス202と、前記ブラックマトリックス202と一部重なって、単位画素に対応して形成された赤色、緑色または青色のカラーフィルタ203と、前記ブラックマトリックス202及びカラーフィルタ203を含む透明基板201の上部全面に形成されたオーバーコート層204と、前記透明基板201縁部のオーバーコート層204の上面に前記ブラックマトリックス202と一部が重なって形成されたシールパターン206とを備えて構成される。
前記IPSモード液晶表示パネルのカラーフィルタ基板に形成されるブラックマトリックス202は、樹脂材質により形成される。
前記オーバーコート層204は、前記ブラックマトリックス202及びカラーフィルタ203の上部全面に形成されて表面を平坦化する。即ち、樹脂材質のブラックマトリックス202が厚膜として適用されることで、オーバーコート層204は、前記ブラックマトリックス202とカラーフィルタ203とが重なる領域で、段差不良に起因する液晶層の駆動不良を防止するために有機膜材質により形成される。
そして、前記シールパターン206は、前述したように、セルギャップを維持するための支持材としてグラスファイバやグラスボールが、シーラントに対して通常1%の重量比で添加される。
図8は、前記シールパターン206の内部に1%の重量比で添加されたグラスファイバの分布状態の顕微鏡写真を示した例示図である。
前記シールパターン206が有機膜材質のブラックマトリックス202やオーバーコート層204の上面に形成される場合は、シールパターン206に添加されたグラスファイバ207が、液晶表示パネルの薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板とを合着する外部の圧力が印加されるか、薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板とを合着した後、実施される高温及び高湿検査条件で、シールパターン206とオーバーコート層204、及びオーバーコート層204とブラックマトリックス202間の界面に透き間を発生させることで、ブラックマトリックス202やオーバーコート層204が陥没され、外部の空気が画像表示部に流入されて液晶表示パネルの不良を発生させる。以下、これを図9A及び図9Bの例示図に基づいて説明する。
図9A及び図9Bに示したように、第1透明基板301の一端部から所定間隔離隔された領域及び各画素の境界領域にパターニングされて、バックライトから発生された光の漏洩を遮断し、隣接する各画素の混色を防止する樹脂材質の有機膜であるブラックマトリックス302と、前記ブラックマトリックス302と一部重なって、単位画素に対応して形成された赤色、緑色または青色のカラーフィルタ303と、前記ブラックマトリックス302及びカラーフィルタ303を含む第1透明基板301の上部全面に形成された有機膜であるオーバーコート層304と、前記第1透明基板301縁部のオーバーコート層304の上面に前記ブラックマトリックス302と一部が重なって形成されたシールパターン306と、前記シールパターン306に添加されて、シールパターン306形成領域のセルギャップを維持するグラスファイバ307が示されている。このとき、グラスファイバ307は、セルギャップと同一か、またはセルギャップに比べて大きな直径を有する。
まず、図9Aに示したように、正常状態では、前記シールパターン306に添加されたグラスファイバ307は、薄膜トランジスタアレイ基板(図示せず)とオーバーコート層304間に当接してセルギャップを維持する。
しかし、図9Bに示したように、液晶表示パネルの合着時または合着後、外部の圧力が印加される場合は、前述したように、グラスボールまたはグラスファイバ307が外部の圧力により押されることで、有機膜材質のブラックマトリックス302及びオーバーコート層304を陥没させる。このように有機膜材質のブラックマトリックス302及びオーバーコート層304が陥没されるとき、シールパターン306とオーバーコート層304との界面、及びオーバーコート層304とブラックマトリックス302との界面に透き間が発生されることで、外部の空気が画像表示部に流入されて液晶表示パネルの不良を発生させ、シールパターン306が切れる現象が発生される。
また、前記有機膜材質のブラックマトリックス302及びオーバーコート層304は、温度による膨脹及び収縮によりシールパターン306とオーバーコート層304との界面、及びオーバーコート層304とブラックマトリックス302との界面に透き間が発生することで、外部の空気が画像表示部に流入されて液晶表示パネルの不良を発生させ、シールパターン306が切れる現象が発生される。
また、前記シールパターン306は、前述したように、セルギャップを維持するための支持材として、グラスファイバやグラスボールがシーラントに対して通常1%の重量比で添加されて、図8のように分布され、1mm×1mm単位面積当たり平均的に550個以上を超過して分布される。
以上説明したように、IPSモード液晶表示パネルは、薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板とを合着させるシールパターンに、薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板とのセルギャップを維持させるためのグラスファイバやグラスボールが、シーラントに対して1%の重量比で添加されることで、薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板とを合着する外部の圧力が印加される場合や、薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板とを合着した後、実施される高温及び高湿検査条件で外部の空気が画像表示部に流入されて、液晶表示パネルの不良が発生されるか、またはシールパターンが切れるという問題点があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、液晶表示パネルの合着時または合着後、外部の圧力や高温及び高湿検査条件で空気が液晶表示パネルの画像表示部に流入されることを防止し得る液晶表示パネルを提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明に係る液晶表示パネルは、第1基板の上面に形成された少なくとも一つの有機膜と、前記有機膜の上面に形成されたシールパターンと、前記シールパターンにより前記第1基板と合着される第2基板と、前記シールパターンに添加された支持材とを備えて構成され、前記支持材は、前記シールパターンのシーラントに対して1%未満の重量比で添加されることを特徴とする。
本発明に係る液晶表示パネルは、シールパターンが有機膜材質のブラックマトリックス及びオーバーコート層の上面に形成される場合、外部の空気が画像表示部に流入されることを防止することで、シールパターンの切れ現象を防止することができ、シールパターンと有機膜材質との接着を強化し、液晶表示パネルの不良発生を最小化することで、収率を向上することができ、且つ、製品の原価を節減し得るという効果がある。
以下、本発明の実施の形態に対し、図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る液晶表示パネルの第1の実施の形態の断面構成を示した例示図である。図示されたように、液晶表示パネルは、第1透明基板501の一端部から所定間隔離隔された領域及び各画素の境界領域にパターニングされて、バックライトから発生された光の漏洩を遮断し、隣接する各画素の混色を防止する樹脂材質の有機膜であるブラックマトリックス502と、前記ブラックマトリックス502と一部重なって、単位画素に対応して形成された赤色、緑色または青色のカラーフィルタ503と、前記ブラックマトリックス502及びカラーフィルタ503を含む第1透明基板501の上部全面に形成されたオーバーコート層504と、前記オーバーコート層504の上面に形成された共通電極505と、前記第1透明基板501縁部の共通電極505の上面に、前記ブラックマトリックス502と一部が重なって形成されたシールパターン506と、前記シールパターン506の1mm×1mm単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で550個以下に分布された支持材507と、前記シールパターン506により前記第1透明基板501と合着される第2透明基板508とを備えて構成されている。
前述したように、第1透明基板501上には、ブラックマトリックス502、カラーフィルタ503、オーバーコート層504及び共通電極が形成され、TNモード液晶表示パネルのカラーフィルタ基板として適用される。
前記ブラックマトリックス502は、樹脂材質の有機膜が適用される。
前記オーバーコート層504は、前記ブラックマトリックス502及びカラーフィルタ503の上部全面に形成されて表面を平坦化する。即ち、樹脂材質の有機膜であるブラックマトリックス502が厚膜として適用されることで、オーバーコート層504は、前記ブラックマトリックス502とカラーフィルタ503とが重なる領域で、段差不良に起因する液晶層の駆動不良を防止するために有機膜材質により形成される。
前記第2透明基板508上には、走査信号が印加される各ゲートラインと画像情報が印加される各データラインとが互いに交差して配置されて、単位画素をマトリックス状に定義し、その交差部に単位画素をスイッチングするための薄膜トランジスタが具備され、単位画素には、前記第1透明基板501に形成された共通電極505と共に、液晶を駆動させる画素電極が具備されて、液晶表示パネルの薄膜トランジスタアレイ基板として適用される。
前述したように、前記薄膜トランジスタアレイ基板として適用される第2透明基板508は、前記カラーフィルタ基板として適用される第1透明基板501に比べて一側長辺縁部及び一側短辺縁部が突出して対向合着され、第1透明基板501に比べて突出された第2透明基板508の一側短辺縁部領域には、前記各ゲートラインと接続されるゲートパッド部が具備され、第1透明基板501に比べて突出された第2透明基板508の一側長辺縁部領域には、前記各データラインと接続されるデータパッド部が具備される。
前記ゲートパッド部は、ゲートドライバ集積回路から供給される走査信号を薄膜トランジスタアレイ基板に形成された各ゲートラインに供給し、前記データパッド部は、データドライバ集積回路から供給される画像情報を薄膜トランジスタアレイ基板に形成された各データラインに供給する。
このように構成された第1透明基板501及び第2透明基板508には、スペーサにより所定間隔離隔されるようにセルギャップが設けられ、前記シールパターン506により合着されて液晶表示パネルを構成する。このとき、第1透明基板501と第2透明基板508との離隔領域には液晶層が形成され、シールパターン506は、第1透明基板501や第2透明基板508に形成される。
前記シールパターン506は、前記液晶層を形成する方式によって平面形態が変化され、前記液晶層を形成する方式は、真空注入方式及び滴下方式に大別される。
前記真空注入方式は、所定の真空が設定されたチャンバ内で、液晶表示パネルの液晶注入口を液晶の充填された容器に沈液した後、真空程度を変化させることで、液晶表示パネルの内部及び外部の圧力差によって液晶を注入させる方式で、このように液晶が液晶表示パネルの内部に充填されると、液晶注入口を密封させて液晶表示パネルの液晶層を形成する。
前記真空注入方式における液晶注入口は、前記シールパターン506の一側が開放された領域に定義される。よって、液晶表示パネルに真空注入方式により液晶層を形成する場合、シールパターン506の一側が開放されるように形成して、液晶注入口の機能を有するようにすべきである。
しかし、このような真空注入方式には次のような問題点がある。
第一に、液晶表示パネルに液晶を充填する時間が非常に長い。一般に、合着された液晶表示パネルは、数百cmの面積に数μm程度のギャップを有するため、圧力差を利用した真空注入方式を適用する場合、単位時間当りの液晶の注入量は非常に少ない。よって、液晶表示パネルの製作に多くの時間を要することになり、生産性が低下するという問題点があった。また、液晶表示パネルが大型化されるほど、液晶の充填に要する時間が長くなり、液晶の充填不良が発生するため、結果的に液晶表示パネルの大型化に対応できないという問題点があった。
第二に、液晶の消耗量が多い。一般に、容器に充填された液晶量に比べて実際に液晶表示パネルに注入される液晶量は非常に少なく、液晶が大気や特定ガスに露出されると、ガスと反応して劣化する。よって、容器に充填された液晶が複数の液晶表示パネルに充填されても、充填後に残留する大量の液晶を廃棄すべきであって、このように高価な液晶が廃棄されることで、結果的に液晶表示パネルの単価が上昇し、製品の価格競争力を弱化させる要因になる。
このような真空注入方式の問題点を克服するために、最近は滴下方式が適用されている。
前記滴下方式は、前記第1透明基板501や第2透明基板508の画像表示部に液晶を滴下及び分配し、それら第1透明基板501と第2透明基板508とを合着する圧力により、液晶を画像表示部全体に均一に分布して液晶層を形成する方式である。
即ち、液晶表示パネルに滴下方式により液晶層を形成する場合は、液晶が外部から充填されず基板上に直接滴下されるため、前記シールパターン506は、液晶が画像表示部の外部に漏洩することを防止するように、画像表示部の外郭を取り囲む閉鎖されたパターンに形成される。
前記滴下方式は、真空注入方式に比べて短時間に液晶を滴下することができ、液晶表示パネルが大型化される場合も液晶層を非常に迅速に形成することができる。
また、液晶を必要量のみ滴下するため、真空注入方式のように高価な液晶の廃棄による液晶表示パネルの単価上昇を防止し、製品の価格競争力を強化させる。
前記滴下方式が適用された液晶表示パネルは、真空注入方式と異なって、液晶層が形成された後、第1透明基板501と第2透明基板508とを合着する工程が進行される。
一方、前記滴下方式が適用される場合、シールパターン506を熱硬化性シーラントで形成すると、第1透明基板501と第2透明基板508とを合着する後続工程において、シーラントが加熱中に流れ出て滴下された液晶を汚染する恐れがある。よって、前記滴下方式が適用される場合、シールパターン506は、紫外線(UV)硬化性シーラントを適用するか、または紫外線硬化性シーラントと熱硬化性シーラントとが混合されたシーラントを適用することができる。
このように、第1透明基板501及び第2透明基板508は、スペーサが形成された領域では所定のセルギャップが維持されるが、シールパターン506が形成された領域では第1透明基板501と第2透明基板508との合着圧力によりシーラントが押されて広がることで、セルギャップが変化する。
したがって、前記セルギャップが変化される現象を防止するために、シールパターン506には、セルギャップを維持するための支持材507としてグラスファイバやグラスボールが添加される。
本発明に係る液晶表示パネルの第1の実施の形態は、前記シールパターン506の1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で、550個以下の支持材507が分布されることを特徴とする。このとき、支持材507は、第1透明基板501と第2透明基板508とのセルギャップに比べて±1μm程度の直径を有する球状または円柱状のグラスファイバやグラスボールが適用される。そして、円柱状のグラスファイバは、20μm程度の長さを有するため、球状に比べて固まる現象を抑制することができ、このとき、グラスファイバは、1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で、200個以下に分布される。
また、前記支持材507の数量は、支持材の比重や重量比によって変わる。
前記球状のグラスボールの直径は、スペーサの大きさによって変化し、セルギャップと同様か、またはセルギャップに比べて大きいものが使用され、例えば、スペーサが4.8μmであると、通常、3.8〜7.5μm程度の直径を使用する。前記球状のグラスボールを適用する場合、シールパターン506の1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で550〜200個程度が分布される。例えば、0.01〜200個分布される場合は不良率が0%、350個以下に分布される場合は不良率が10%、450個以下に分布される場合は不良率が30%、500個以下に分布される場合は不良率が40%、550個以下に分布される場合は不良率が50%に示されることが、本発明者たちによって観察された。
一方、前記円柱状のグラスファイバの直径は、スペーサの大きさによって変化し、セルギャップと同様か、またはセルギャップに比べて大きいものが使用され、例えば、スペーサが4.8μmであると、通常、3.6〜7.5μm程度の直径を使用し、20μm内外の長さを有する。また、球状のグラスファイバを適用する場合、シールパターン506の1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で30〜200個程度が分布される。例えば、グラスファイバの直径が5.2μm、長さが20μmであると、0.01〜75個分布される場合は不良率が0%、100個以下に分布される場合は不良率が10%、150個以下に分布される場合は不良率が40%、200個以下に分布される場合は不良率が50%に示されることが、本発明者たちによって観察された。
前記円柱状のグラスファイバは、直径や長さによって数量が変わるが、例えば、長さが20μmであると、グラスファイバの数量がシールパターン506の1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で100個程度に分布されると仮定する場合、長さが10μmであると、数量が200個程度に分布され、長さが5μmであると、数量が450個程度に分布される。
関連技術では、前記シールパターン506に、グラスボールがシーラントに対して通常1%の重量比で添加され、シールパターン506の1mm×1mmの単位面積当たり平均的に550個を超過して分布し、グラスファイバの場合は200個を超過して分布した。よって、シールパターン506が有機膜材質のブラックマトリックス502やオーバーコート層504の上面に形成される場合、第1透明基板501と第2透明基板508とを合着する外部の圧力が印加されるか、高温及び高湿検査条件でグラスファイバやグラスボールにより共通電極505が損傷される領域、及びシールパターン506とオーバーコート層504、またはオーバーコート層504とブラックマトリックス502間の界面に透き間が発生される領域がシールパターン506全体に稠密且つ広範囲に分布することで、外部の空気が画像表示部に流入されて液晶表示パネルの不良が発生する。
然し、本発明に係る液晶表示パネルの第1の実施の形態では、前記支持材507が関連技術に比べて少ない個数にシールパターン506に分布される。よって、シールパターン506が有機膜材質のブラックマトリックス502やオーバーコート層504の上面に形成される場合、第1透明基板501と第2透明基板508との合着時または合着後、外部の圧力が印加されるか、高温及び高湿検査条件で支持材507により共通電極505が損傷される領域、及びシールパターン506とオーバーコート層504、またはオーバーコート層504とブラックマトリックス502間の界面に透き間が発生される領域がシールパターン506全体に稠密にならずに散開され、局部的に分布することで、外部の空気が画像表示部に流入されることを防止し、シールパターン506の切れ現象を防止することができる。
前記ブラックマトリックス502としては、例えば、黒色の有機顔料やカーボンブラックの少なくとも一つを含むアクリル、エポキシ及びポリイミド樹脂などの着色された有機膜樹脂により形成する。前記オーバーコート層504は、アクリル、エポキシまたはポリイミド樹脂により形成する。前記ブラックマトリックス502は、図示されてないが、前記第1透明基板501または第2透明基板508の一端部から前記シールパターン506の形成領域まで延長されて形成される。
一方、前述した図1では、カラーフィルタ基板として製作される第1透明基板501上に共通電極505が形成されるTNモード液晶表示パネルに対して説明したが、本発明の第1の実施の形態は、共通電極505が薄膜トランジスタアレイ基板として製作される第2透明基板508上に形成されるIPSモード液晶表示パネルにも適用される。
図2は、IPSモード液晶表示パネルのカラーフィルタ基板の断面構成を示した例示図である。図示されたように、第1透明基板601上に図1の共通電極505を除いたブラックマトリックス602、カラーフィルタ603及びオーバーコート層604が図1のように形成され、シールパターン606は、前記第1透明基板601縁部のオーバーコート層604の上面に前記ブラックマトリックス602と一部が重なって形成される。
前記シールパターン606には、1mm×1mm面積当たり少なくとも何れか一つの位置で550個以下に分布された支持材607が具備され、第2透明基板608は、前記シールパターン606により前記第1透明基板601と合着される。
前記したように、第1透明基板601上には、ブラックマトリックス602、カラーフィルタ603及びオーバーコート層604が形成されて、IPSモード液晶表示パネルのカラーフィルタ基板として適用される。
前記ブラックマトリックス602としては、樹脂材質の有機膜が適用される。
前記オーバーコート層604は、前記ブラックマトリックス602及びカラーフィルタ603の上部全面に形成されて表面を平坦化する。即ち、樹脂材質の有機膜であるブラックマトリックス602が厚膜として適用されることで、オーバーコート層604は、前記ブラックマトリックス602とカラーフィルタ603とが重なる領域で、段差不良に起因する液晶層の駆動不良を防止するために有機膜材質により形成される。
前記第2透明基板608上には、走査信号が印加される各ゲートラインと画像情報が印加される各データラインとが互いに交差して配置されて、単位画素をマトリックス状に定義し、その交差部に単位画素をスイッチングするための薄膜トランジスタが具備され、単位画素に液晶層を駆動させるための共通電極及び画素電極が具備されて、IPSモード液晶表示パネルの薄膜トランジスタアレイ基板として適用される。
このように構成された第1透明基板601及び第2透明基板608は、スペーサにより所定間隔離隔されるようにセルギャップが設けられ、前記シールパターン606により合着されて液晶表示パネルを構成する。このとき、第1透明基板601と第2透明基板608との離隔領域には液晶層が形成され、シールパターン606は、第1透明基板601や第2透明基板608に形成される。
前述したように、真空注入方式により液晶層を形成する場合、前記シールパターン606は一側が開放されて液晶注入口の機能を有するように形成され、滴下方式により液晶層を形成する場合、画像表示部の外郭を取り囲む閉鎖パターンに形成される。
このような第1透明基板601及び第2透明基板608は、スペーサが形成された領域では所定セルギャップが維持されるが、シールパターン606が形成された領域では、第1透明基板601と第2透明基板608との合着圧力によりシーラントが押されて広がることで、セルギャップが変化される。前記スペーサとしては、ボールスペーサまたはカラムスペーサが適用される。前記カラムスペーサは、アクリルまたはBCB(Benzo Cyclo Butene)などの有機膜が適用されて写真蝕刻法により形成される。
従って、前記セルギャップが変化される現象を防止するために、シールパターン606には、セルギャップを維持するための支持材607としてグラスファイバやグラスボールが添加される。
本発明に係るIPSモード液晶表示パネルの第1の実施の形態は、前記シールパターン606の1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で、550個以下の支持材607が分布されることを特徴とする。このとき、支持材607は、第1透明基板601と第2透明基板608とのセルギャップに比べて±1μm程度の直径を有する球状または円柱状のグラスファイバやグラスボールが適用される。そして、円柱状のグラスファイバは、20μm程度の長さを有するため、球状に比べて固まる現象を抑制することができ、このとき、グラスファイバは、1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で、200個以下に分布される。
また、前記支持材607の数量は、支持材の比重や重量比によって変わる。
前記球状のグラスボールの直径は、スペーサの大きさによって変化し、セルギャップと同様か、またはセルギャップに比べて大きいものが使用され、例えば、スペーサが4.8μmであると、通常、3.8〜7.5μm程度の直径を使用する。前記球状のグラスボールを適用する場合、シールパターン606の1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で550〜200個程度が分布される。例えば、0.01〜200個に分布される場合は不良率が0%、350個以下に分布される場合は不良率が10%、450個以下に分布される場合は不良率が30%、500個以下に分布される場合は不良率が40%、550個以下に分布される場合は不良率が50%に示されることが、本発明者たちによって観察された。
一方、前記円柱状のグラスファイバの直径は、スペーサの大きさによって変化し、セルギャップと同様か、またはセルギャップに比べて大きいものが使用され、例えば、スペーサが4.8μmであると、通常、3.6〜7.5μm程度の直径を使用し、20μm内外の長さを有する。前記球状のグラスファイバを適用する場合、シールパターン606の1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で30〜200個程度分布される。例えば、グラスファイバの直径が5.2μm、長さが20μmであると、0.01〜75個に分布される場合は不良率が0%、100個以下に分布される場合は不良率が10%、150個以下に分布される場合は不良率が40%、200個以下に分布される場合は不良率が50%に示されることが、本発明者たちによって観察された。
前記円柱状のグラスファイバは、直径や長さによって数量が変わるが、例えば、長さが20μmであると、グラスファイバの数量がシールパターン506の1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で100個程度に分布されると仮定する場合、長さが10μmであると、数量が200個程度に分布され、長さが5μmであると、数量が450個程度に分布される。
関連技術では、前記シールパターン606に、グラスボールがシーラントに対して通常1%の重量比で添加され、シールパターン606の1mm×1mmの単位面積当たり平均的に550個を超過して分布し、グラスファイバの場合は200個を超過して分布した。よって、シールパターン606が有機膜材質のブラックマトリックス602やオーバーコート層604の上面に形成される場合、第1透明基板601と第2透明基板608との合着時または合着後、外部の圧力が印加されるか、高温及び高湿検査条件でグラスファイバやグラスボールによりシールパターン606とオーバーコート層604、またはオーバーコート層604とブラックマトリックス602間の界面に透き間が発生される領域がシールパターン606全体に稠密且つ広範囲に分布することで、外部の空気が画像表示部に流入されて液晶表示パネルの不良が発生する。
然し、本発明に係るIPSモード液晶表示パネルの第1の実施の形態では、前記支持材607が関連技術に比べて少ない個数にシールパターン606に分布される。よって、シールパターン606が有機膜材質のブラックマトリックス602やオーバーコート層604の上面に形成される場合、第1透明基板601と第2透明基板608との合着時または合着後、外部の圧力が印加されるか、高温及び高湿検査条件で、支持材607によりシールパターン606とオーバーコート層604、またはオーバーコート層604とブラックマトリックス602間の界面に透き間が発生される領域がシールパターン506全体に稠密にならずに散開され、局部的に分布することで、外部の空気が画像表示部に流入されることを防止し、シールパターン606の切れ現象を防止することができる。
前記ブラックマトリックス602としては、例えば、黒色の有機顔料やカーボンブラックの少なくとも一つを含むアクリル、エポキシ及びポリイミド樹脂により形成する。前記オーバーコート層604は、アクリル、エポキシまたはポリイミド樹脂により形成する。前記ブラックマトリックス602は、図示されてないが、前記第1透明基板601または第2透明基板608の一端部から前記シールパターン606の形成領域まで延長されて形成される。
一方、本発明に係る液晶表示パネルの第2の実施の形態は、前述した図1及び図2のような構造を有するTNモード及びIPSモード液晶表示パネルで、シールパターン506、606に第1透明基板501、601と第2透明基板508、608とのギャップを維持させるための支持材507、607が、シーラントに対して1%未満の重量比で添加されたことを特徴とする。
前記したように、シールパターン506、606に支持材507、607がシーラントに対して1%未満の重量比で添加される場合、前記シールパターン506、606の1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で550個以下の支持材507、607が分布されることで、前述した本発明に係るTNモード液晶表示パネル及びIPSモード液晶表示パネルの第1の実施の形態と同一の結果を有するようになる。
図3は、前記シールパターン506、606の内部に0.1%の重量比で添加された支持材507、607の分布状態を示した例示図で、このようなシールパターン506、606の内部に0.1%の重量比で添加された支持材507、607は、前述したように、球状のグラスボールの場合は前記シールパターン506、606の1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で20〜55個分布され、円柱状のグラスファイバの場合は前記シールパターン506、606の1mm×1mmの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で5〜20個分布される。然し、前記支持材507、607の重量比は支持材の重量によって変化され、前記支持材は、100mm×100mmで1個程度あっても、液晶表示パネルには影響を与えない。よって、前記グラスファイバの場合、0.01で75個程度分布され、グラスボールの場合、0.01で200個程度分布される。
前記シールパターン506、606に添加される支持材507、607は、シーラントに対して0.95%〜0.005%の重量比で添加される。
図4は、本発明に係る液晶表示パネルの第3の実施の形態の断面構成を示した例示図である。図示されたように、第1透明基板701の一端部から所定間隔離隔された領域及び各画素の境界領域にパターニングされて、バックライトから発生された光の漏洩を遮断し、隣接する各画素の混色を防止する樹脂材質の有機膜であるブラックマトリックス702と、前記ブラックマトリックス702と一部重なって、単位画素に対応して形成された赤色、緑色または青色のカラーフィルタ703と、前記ブラックマトリックス702及びカラーフィルタ703を含む第1透明基板701の上部全面に形成されたオーバーコート層704と、前記オーバーコート層704の上面に形成された共通電極705と、前記第1透明基板701縁部の共通電極705の上面に前記ブラックマトリックス702と一部が重なって形成されたシールパターン706と、前記シールパターン706により前記第1透明基板701と合着される第2透明基板708と、前記第1透明基板701と第2透明基板708とのセルギャップを維持させるために前記シールパターン706に添加されて、その直径が前記第1透明基板701と第2透明基板708とのセルギャップに比べて小さい支持材707とを備えて構成されている。
前記ブラックマトリックス702としては、例えば、黒色の有機顔料やカーボンブラックの少なくとも一つを含むアクリル、エポキシ及びポリイミド樹脂などの着色された有機膜樹脂により形成する。前記オーバーコート層704は、アクリル、エポキシ及びポリイミド樹脂により形成する。
前記第1透明基板701と第2透明基板708とのセルギャップは、通常5μm内外で一定に維持される。従って、本発明の第3の実施の形態による前記支持材707の直径は、5μmより小さいことを特徴とし、3.8μm程度の直径を有するグラスファイバやグラスボールが適用される。そして、セルギャップの−1μm程度の直径を有するグラスファイバやグラスボールが適用される。
本発明に係る液晶表示パネルの第3の実施の形態は、正常状態では5μm内外の長さを有するスペーサと共に、第2透明基板708と共通電極705間に当接してセルギャップを維持し、外部の圧力が印加される場合も支持材707の直径が3.8μm程度で前記スペーサの高さに比べて小さいため、外部の圧力が分散されて、有機膜材質のブラックマトリックス702及びオーバーコート層704が陥没されることを最小化することができる。
従って、共通電極705が破損されるか、またはシールパターン706とオーバーコート層704との界面、及びオーバーコート層704とブラックマトリックス702との界面に透き間が発生されることを防止することで、外部の空気が画像表示部に流入されることを防止し、シールパターン706の切れ現象を防止することができる。
一方、前述した図4ではカラーフィルタ基板として製作される第1透明基板701上に共通電極705が形成されるTNモード液晶表示パネルに対して説明したが、本発明の第3の実施の形態は、共通電極705が薄膜トランジスタアレイ基板として製作される第2透明基板708上に形成されるIPSモード液晶表示パネルにも適用される。
図5は、IPSモード液晶表示パネルのカラーフィルタ基板の断面構成を示した例示図である。図示されたように、第1透明基板801上に図4の共通電極705を除いたブラックマトリックス802、カラーフィルタ803及びオーバーコート層804が図4のように形成され、シールパターン806は、前記第1透明基板801縁部のオーバーコート層804の上面に前記ブラックマトリックス802と一部が重なって形成される。また、前記ブラックマトリックス802は、図示されてないが、前記第1透明基板801または第2透明基板808の一端部から前記シールパターン806の形成領域まで延長されて形成される。
前記第1透明基板801と第2透明基板808とのセルギャップは、前述したように5μm内外に一定に維持される。従って、本発明の第3の実施の形態による前記支持材807の直径は、5μmより小さいことを特徴とし、3.8μm程度の直径を有するグラスファイバやグラスボールが適用される。そして、セルギャップの−1μm程度の直径を有するグラスファイバやグラスボールが適用される。
本発明に係るIPSモード液晶表示パネルの第3の実施の形態は、正常状態では5μm内外の高さを有するスペーサと共に、第2透明基板808とオーバーコート層804間に当接してセルギャップを維持し、外部の圧力が印加される場合も支持材807の直径が3.8μm程度で前記スペーサの高さに比べて小さいため、外部の圧力が分散されて、有機膜材質のブラックマトリックス802及びオーバーコート層804が陥没されることを最小化することができる。
従って、シールパターン806とオーバーコート層804との界面、及びオーバーコート層804とブラックマトリックス802との界面に透き間が発生されることを防止することで、外部の空気が画像表示部に流入されることを防止し、シールパターン806の切れ現象を防止することができる。
本発明に係るTNモード液晶表示パネルの第1の実施の形態の断面構成を示した例示図である。 本発明に係るIPSモード液晶表示パネルの第1の実施の形態の断面構成を示した例示図である。 図1及び図2において、本発明の第2の実施の形態によってシールパターンの内部に0.1%の重量比で添加されたグラスファイバの分布状態を示した例示図である。 本発明に係るTNモード液晶表示パネルの第3の実施の形態の断面構成を示した例示図である。 本発明に係るIPSモード液晶表示パネルの第3の実施の形態の断面構成を示した例示図である。 薄膜トランジスタアレイ基板とカラーフィルタ基板とが対向して合着された液晶表示パネルの平面構造を示した例示図である。 IPSモード液晶表示パネルの場合、図6のA「A」領域に対するカラーフィルタ基板の断面構成を示した例示図である。 図7において、シールパターンの内部に1%の重量比で添加されたグラスファイバの分布状態を示した例示図である。 図8において、シールパターンに添加されたグラスファイバにより不良が発生される現象を示した例示図である。 図8において、シールパターンに添加されたグラスファイバにより不良が発生される現象を示した例示図である。
符号の説明
501:第1透明基板、502:ブラックマトリックス、503:カラーフィルタ、504:オーバーコート層、505:共通電極、506:シールパターン、507:支持材、508:第2透明基板。

Claims (12)

  1. 第1基板の上面に形成された少なくとも一つの有機膜と、前記有機膜の上面に形成されたシールパターンと、
    前記シールパターンにより前記第1基板と合着される第2基板と、
    前記シールパターンに添加された支持材と
    を備えて構成され、
    前記支持材は、前記シールパターンのシーラントに対して1%未満の重量比で添加される
    ことを特徴とする液晶表示パネル。
  2. 前記有機膜は、樹脂系列のブラックマトリックスである
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネル。
  3. 前記ブラックマトリックスは、シールパターン形成領域まで延長形成される
    ことを特徴とする請求項2記載の液晶表示パネル。
  4. 前記有機膜は、オーバーコート層である
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネル。
  5. 前記有機膜は、ブラックマトリックスとオーバーコート層とが積層される
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネル。
  6. 前記有機膜の上面に共通電極が更に具備され、
    前記シールパターンが共通電極の上面に形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネル。
  7. 前記支持材は、グラスファイバである
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネル。
  8. 前記支持材は、前記シールパターンの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で75個以下である
    ことを特徴とする請求項7記載の液晶表示パネル。
  9. 前記支持材は、グラスボールである
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネル。
  10. 前記支持材は、前記シールパターンの単位面積当たり少なくとも何れか一つの位置で200個以下である
    ことを特徴とする請求項9記載の液晶表示パネル。
  11. 前記支持材は、前記シールパターンのシーラントに対して0.95%〜0.005%の重量比で添加される
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネル。
  12. 前記支持材の重量比は、前記支持材の比重によって変わる
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネル。
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