JP2008075279A - 建物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1上階床2と下階床1との間に第1居住領域10が設けられるとともに、第1上階床2と第2上階床3との間に収納領域50が設けられ、さらに第2上階床3と下階床1との間に前記第1居住領域10および収納領域50に隣接する第2居住領域20が設けられており、収納領域50に隣接するようにして第1上階床2上に第3居住領域30が設けられ、この第3居住領域30に隣接するようにして第2上階床3上に第4居住領域40が設けられており、収納領域50には換気装置60が収納設置されるとともに、各居住領域10,20,30,40に面して、それぞれ換気孔61が設けられていることを特徴とする建物A。
【選択図】図1
Description
このセントラル換気装置は、上下に複数のフロアを有する建物における屋内を換気可能なものであり、屋内と屋外との間を連通する配管と、この配管の内部における強制的な空気の流れを形成する換気ユニット本体とを備え、この換気ユニット本体及び配管が、建物の各フロア毎に独立して形成されているものである。
換気ユニット本体は、各フロアの天井の裏側に設けられ、前記換気ユニット本体により供給される空気を屋内へ吹き出す吹き出し口が天井面に複数設けられ、前記換気ユニット本体に屋内の空気を吸い込ませる吸入口が一フロア全体で一箇所設けられている。
ところが、上階と下階の間に収納室を設けた分、換気ユニット本体を設置するための天井裏のスペースを確保できなかったり、換気装置を設置する分、収納スペースの広い収納室を確保できなかったり等の問題があった。そこで、このような問題を解決し得る技術の開発が望まれていた。
前記第1上階床2と下階床1との間に第1居住領域10が設けられるとともに、第1上階床2と第2上階床3との間に収納領域50が設けられ、さらに第2上階床3と下階床1との間に前記第1居住領域10および収納領域50に隣接する第2居住領域20が設けられており、
前記収納領域50に隣接するようにして前記第1上階床2上に第3居住領域30が設けられ、この第3居住領域30に隣接するようにして前記第2上階床3上に第4居住領域40が設けられており、
前記収納領域50には、建物A内の空気を換気するための換気装置60が収納設置されているとともに、前記第1居住領域10および第2居住領域20、第3居住領域30、第4居住領域40に面して、それぞれ換気孔61が設けられていることを特徴とする。
そして、このような比較的大きな収納スペースを有する収納領域50に、前記換気装置60を収納設置したとしても、この換気装置60によって収納スペースを極端に狭めることはないので、比較的大きい収納スペースおよび換気装置60の設置スペースの双方を確保できる。
さらに、前記収納領域50には、前記第1居住領域10および第2居住領域20、第3居住領域30、第4居住領域40に面して、それぞれ換気孔61が設けられているので、前記換気装置60によって建物A内の換気を行う際において効率良く換気を行うことができる。これによって、快適な居住環境を形成することが可能となる。
前記収納領域50は、建物Aの対向する外壁5,6間に配置され、これら対向する外壁5,6間には、対向する外壁5,6間の距離の半分以上の長さを有する収納室51が設けられていることを特徴とする。
また、前記収納室51が前記収納領域50全体を占有しない大きさであった場合、前記収納領域50内において前記収納室51と隣接するスペースを多目的スペースとして利用することができる。
さらに、このように前記収納室51が収納領域50の半分以上の大きさを備えているので、例えば前記収納領域50に隣接する各居住領域10,20,30,40のいずれかを、前記収納領域50の長さ方向と直交する方向に沿って半分に区画し、複数の部屋を設けた場合であっても、前記収納室51を複数の部屋のそれぞれに隣接させることができる。これによって、前記換気装置60によって複数の部屋を確実に換気することができる。
前記収納室51を形成する壁は、前記対向する外壁5,6のうち、少なくとも一方の外壁5(6)を含んでおり、この収納室51を形成する壁には、外気を取り入れるための吸気孔52が設けられるとともに、建物A内の空気を排出するための排気孔53が設けられていることを特徴とする。
前記換気装置60は、換気装置本体62と、この換気装置本体62と前記吸気孔52とを接続する吸気ダクト63と、前記換気装置本体62と前記排気孔53とを接続する排気ダクト64と、前記換気装置本体62と前記換気孔61とを接続する換気ダクト65とを備えていることを特徴とする。
また、前記排気ダクト64によって前記換気装置本体62と排気孔53とを接続することができるので、建物A内の空気を前記排気孔53から、より確実に排出することができる。
さらに、前記換気ダクト65によって前記換気装置本体62と換気孔61とを接続することができるので、外気と建物A内の空気とを確実に流通させることができる。
そして、前記換気ダクト65は、前記各居住領域10,20,30,40に面して設けられた換気孔61に接続された状態となっているので、換気ダクト65の配管長さを短くすることができる。これによって、配管作業を容易に行うことができるとともに、配管のためのスペースを減縮することができ、さらに快適な居住環境を形成することが可能となる。
前記収納室51には、建物A内の空気を調和するための空気調和機70が設置されていることを特徴とする。
そして、このような比較的大きな収納スペースを有する収納領域に、換気装置を収納設置したとしても、この換気装置によって収納スペースを極端に狭めることはないので、比較的大きい収納スペースおよび換気装置の設置スペースの双方を確保できる。
さらに、前記収納領域には、前記第1居住領域および第2居住領域、第3居住領域、第4居住領域に面して、それぞれ換気孔が設けられているので、前記換気装置によって建物内の換気を行う際において効率良く換気を行うことができる。
これによって、収納スペースおよび配管スペースの確保ができるとともに、効率良く換気行うことができ、快適な居住環境を形成することが可能となる。
前記第1上階床2と下階床1との間に第1居住領域10が設けられるとともに、第1上階床2と第2上階床3との間に収納領域50が設けられ、さらに第2上階床3と下階床1との間に前記第1居住領域10および収納領域50に隣接する第2居住領域20が設けられており、
前記収納領域50に隣接するようにして前記第1上階床2上に第3居住領域30が設けられ、この第3居住領域30に隣接するようにして前記第2上階床3上に第4居住領域40が設けられており、
前記収納領域50には、建物A内の空気を換気するための換気装置60が収納設置されているとともに、前記第1居住領域10および第2居住領域20、第3居住領域30、第4居住領域40に面して、それぞれ換気孔61が設けられている。
また、前記第1居住領域10および第2居住領域20、第3居住領域30、第4居住領域40、収納領域50は、図1および図3(a),(b)に示すように、建物Aの対向する外壁5,6間に配置されている。
また、これら複数の部屋41,42どうしを行き来可能とする通路43が、前記第2階段31の最上部に連続して設けられている。また、この第4居住領域40は、下方に前記第2居住領域20が設けられており、前記第3居住領域30よりも床レベルが高くなっている。
また、前記収納室51を形成する壁は、前記対向する外壁5,6のうち、少なくとも一方の外壁5(6)を含んでおり、この収納室51を形成する壁には、図4に示すように、外気を取り入れるための吸気孔52が設けられるとともに、建物A内の空気を排出するための排気孔53が設けられている。
このように前記収納室51が収納領域50の半分以上の大きさを備えているので、上述のように前記収納領域50に隣接する第4居住領域40を、前記収納領域50の長さ方向と直交する方向に沿って半分に区画し、複数の部屋41,42を設けた場合であっても、前記収納室51を複数の部屋41,42のそれぞれに隣接させることができる。
そして、この屋外に面した外壁5(6)に、前記吸気孔52および排気孔53が設けられているので、前記換気装置60によって建物A内の換気を行う際において前記吸気孔52から外気を確実に取り込むことができるとともに、建物A内の空気を前記排気孔53から確実に排出することができ、効率良く換気を行うことができる。
また、前記収納室51には、図3(b)に示すように、この収納室51と前記第3居住領域30とを行き来するための扉32が設けられている。
なお、前記吸気孔52および排気孔53、換気孔61にはフィルター(図示せず)が設けられており、粉塵等が前記換気装置本体62に入りこむことを防ぐことができる。
さらに、前記換気ダクト65(65b,65c,65d,65e,65f)によって前記換気装置本体62と換気孔61とを接続することができるので、外気と建物A内の空気とを確実に流通させることができる。
そして、前記換気ダクト65(65b,65c,65d,65e,65f)は、前記各居住領域10,20,30,40に面して設けられた換気孔61に接続された状態となっているので、換気ダクト65(65b,65c,65d,65e,65f)の配管長さを短くすることができる。これによって、配管作業を容易に行うことができるとともに、配管のためのスペースを減縮することができる。
なお、本実施の形態においては、前記第2居住領域20および第3居住領域30に面した壁に前記吸込口21,33が設けられており、これら吸込口21,33は、複数の羽板21a,33aを有しており、通気性に優れる。
なお、本実施の形態においては、この空気調和機70と、前記換気装置60とが一体化されたものを使用している。
そして、このような比較的大きな収納スペースを有する収納領域50に、前記換気装置60を収納設置したとしても、この換気装置60によって収納スペースを極端に狭めることはないので、比較的大きい収納スペースおよび換気装置60の設置スペースの双方を確保できる。
さらに、前記収納領域50には、前記第1居住領域10および第2居住領域20、第3居住領域30、第4居住領域40に面して、それぞれ換気孔61が設けられているので、前記換気装置60によって建物A内の換気を行う際において効率良く換気を行うことができる。
これによって、収納スペースおよび配管スペースの確保ができるとともに、効率良く換気行うことができ、快適な居住環境を形成することが可能となる。
10 第1居住領域
20 第2居住領域
30 第3居住領域
40 第4居住領域
50 収納領域
Claims (5)
- 下階床の一部の上方に第1上階床が設けられるとともに、この第1上階床の一部の上方および前記下階床の上方に第2上階床が設けられており、
前記第1上階床と下階床との間に第1居住領域が設けられるとともに、第1上階床と第2上階床との間に収納領域が設けられ、さらに第2上階床と下階床との間に前記第1居住領域および収納領域に隣接する第2居住領域が設けられており、
前記収納領域に隣接するようにして前記第1上階床上に第3居住領域が設けられ、この第3居住領域に隣接するようにして前記第2上階床上に第4居住領域が設けられており、
前記収納領域には、建物内の空気を換気するための換気装置が収納設置されているとともに、前記第1居住領域および第2居住領域、第3居住領域、第4居住領域に面して、それぞれ換気孔が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項1に記載の建物において、
前記収納領域は、建物の対向する外壁間に配置され、これら対向する外壁間には、対向する外壁間の距離の半分以上の長さを有する収納室が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項2に記載の建物において、
前記収納室を形成する壁は、前記対向する外壁のうち、少なくとも一方の外壁を含んでおり、この収納室を形成する壁には、外気を取り入れるための吸気孔が設けられるとともに、建物内の空気を排出するための排気孔が設けられていることを特徴とする建物。 - 請求項3に記載の建物において、
前記換気装置は、換気装置本体と、この換気装置本体と前記吸気孔とを接続する吸気ダクトと、前記換気装置本体と前記排気孔とを接続する排気ダクトと、前記換気装置本体と前記換気孔とを接続する換気ダクトとを備えていることを特徴とする建物。 - 請求項2〜4のいずれか一項に記載の建物において、
前記収納室には、建物内の空気を調和するための空気調和機が設置されていることを特徴とする建物。
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