JP2005036609A - 建物構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】(A)部屋の収納用家具の内部の湿気や悪臭を防止することができる建物構造、(B)冷房装置の排熱を有効利用し、排熱による環境悪化を防止する建物構造、(C)電化製品により部屋が狭くなるのを防ぐとともに、排熱による部屋の温度の上昇を防止する建物構造、(D)部屋のすみずみまで新鮮な空気を取り入れ、快適な住環境を維持することができる建物構造を提供する。
【解決手段】換気装置15は、通気ダクトに連通して給排気を行う。収納用家具16は、部屋に設置され、内部が通気ダクトに連通している。冷房装置は、放熱して冷風を供給する。熱交換器は、冷房装置の放熱により水を温める。給湯管は、熱交換器の温水を給湯口に供給する。集中制御装置は、各電化製品に接続されて各電化製品を機能させる各電化製品の構成部材を一体化している。部屋は、天井側隅部および床側隅部の少なくとも一方に通気層に連通する排気孔を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅などの建物構造に関する。
従来の戸建て住宅では、以下の(1)〜(4)の状況が一般的である。
(1)各部屋にたんすやクローゼット、下駄箱などの家具が設置されている。各家具の中には、湿気防止や悪臭防止のために湿気防止剤や脱臭剤が入れられている。
(2)冷房装置の排熱は、屋外に放出されている。
(3)冷蔵庫、テレビ、掃除機などの電化製品はそれぞれ独立した装置から成って、住宅内で利用される。
(4)部屋の上層部に汚れた空気が滞留しやすく、排出しにくくなっている。
しかしながら、従来の戸建て住宅は、以上の(1)〜(4)の状況により以下の(a)〜(d)の課題があった。
(a)各部屋に設置されるたんすやクローゼット、下駄箱などの家具の内部に湿気がたまりやすく、カビが生えたりにおいがこもったりする。
(b)夏季には、冷房装置から放出される熱風により外気の温度がますます上昇するうえ、熱風の吹出し口に面した隣の住宅では、熱風が吹き込むために窓をあけることができない。
(c)冷蔵庫、テレビ、掃除機などの電化製品が部屋に置かれることにより、部屋が狭くなる。また、各電化製品の排熱により部屋の温度が上昇する。
(d)部屋の空気が汚れ、快適な住環境が望めない。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、(A)部屋の収納用家具の内部の湿気や悪臭を防止することができる建物構造、(B)冷房装置の排熱を有効利用し、排熱による環境悪化を防止する建物構造、(C)電化製品により部屋が狭くなるのを防ぐとともに、排熱による部屋の温度の上昇を防止する建物構造、(D)部屋のすみずみまで新鮮な空気を取り入れ、快適な住環境を維持することができる建物構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、第1の本発明に係る建物構造は、床と壁と天井とで包囲される部屋を備えた建物構造において、壁厚内に設けられ、外気に連通した通気ダクトと、前記通気ダクトに連通して給排気を行う換気装置とを有し、前記部屋に収納用家具が設置され、前記収納用家具は内部が前記通気ダクトに連通していることを、特徴とする。
本発明に係る建物構造は、部屋の収納用家具の内部が通気ダクトを介して換気装置により換気されるので、部屋の収納用家具の内部の湿気や悪臭を防止することができる。なお、部屋および収納用家具の数はいくつでもよく、収納用家具の種類はたんすやクローゼット、下駄箱、本棚などいかなる収納用家具であってもよい。また、本明細書において、「部屋」の概念には、玄関、廊下その他の、床と壁と天井とで包囲される空間を含む。また、「壁」の概念には、ドアを含む。
第1の本発明に係る建物構造は、床と壁と天井とで包囲される部屋を備え、床の下方に床下空間、天井の上方に天井裏空間、屋根の内側に小屋裏空間をそれぞれ有する建物構造において、壁厚内、床下空間、天井裏空間および小屋裏空間に配置され、外気に連通した通気ダクトと、前記小屋裏空間に設けられ、前記通気ダクトに連通して給排気を行う換気装置と、少なくとも一部が前記壁厚内に埋め込まれ、内部が前記通気ダクトに連通した収納用家具とを、有することを特徴とするものであってもよい。
この建物構造では、換気装置が小屋裏空間に設けられており、また、収納用家具の少なくとも一部が壁厚内に埋め込まれているため、場所をとらず、居住空間の有効利用を図ることができる。
第1の本発明に係る建物構造は、建物内部に環境検出センサを有し、前記換気装置は前記環境検出センサの検出結果に応じて給排気を行う構成を有することが好ましい。
この建物構造では、環境検出センサの検出結果と給排気の条件とを予め設定しておくことにより、収納用家具の内部の換気に適した条件で給排気を行うことができる。
第1の本発明に係る建物構造では、前記環境検出センサは、温度センサ、湿度センサおよびにおいセンサの1種または2種以上の組み合わせから成り、前記収納用家具の内部に設けられていることが好ましい。
この構成では、収納用家具の内部の状況を温度センサ、湿度センサおよびにおいセンサの1種または2種以上の組み合わせにより検出して、その検出結果に基づき、収納用家具の内部の換気を行うことができる。
第2の本発明に係る建物構造は、床と壁と天井とで包囲される部屋を備えた建物構造において、放熱して冷風を供給する冷房装置と、前記冷房装置の放熱により水を温める熱交換器と、給湯口とを備え、前記冷房装置から前記部屋に冷風を供給する空調ダクトと、前記熱交換器の温水を前記給湯口に供給する給湯管とを有することを、特徴とする。
第2の本発明に係る建物構造は、熱交換器で冷房装置の放熱により温めた水を給湯管を介して給湯口に供給することにより、冷房装置の排熱を有効利用し、排熱による環境悪化を防止することができる。冷房装置の冷風は、空調ダクトを通して部屋に供給される。
第2の本発明に係る建物構造は、浴槽を有し、前記給湯口は前記浴槽内に接続されていることが好ましい。この構成では、冷房装置の排熱を利用した温水を浴槽内で浴用に利用することができる。
第3の本発明に係る建物構造は、床と壁と天井とで包囲される部屋を備え、床の下方に床下空間、屋根の内側に小屋裏空間をそれぞれ有する建物構造において、前記部屋に複数の電化製品を有し、前記床下空間または前記小屋裏空間に、各電化製品に接続されて各電化製品を機能させる各電化製品の構成部材を一体化した集中制御装置を有することを、特徴とする。
第3の本発明に係る建物構造は、各電化製品の構成部材が集中制御装置として一体化されて床下空間または小屋裏空間に設置されるため、電化製品により部屋が狭くなるのを防ぐとともに、排熱による部屋の温度の上昇を防止することができる。また、電化製品の故障の場合、集中制御装置に修理個所を集中させることができるので、修理場所を確保しやすい。
第3の本発明に係る建物構造では、前記集中制御装置に各電化製品を制御するための制御信号を送るための管理装置を有することが好ましい。この構成では、管理装置により各電化製品を制御することができるので、電化製品の管理が容易である。
特に、前記管理装置は携帯電話により遠隔操作が可能な構成を有することが好ましい。この構成では、携帯電話により管理装置を遠隔操作することにより、屋外や遠方から各電化製品のスイッチの切換えその他の制御を行うことができる。
第3の本発明に係る建物構造では、壁厚内に前記集中制御装置の排熱を排出するための通気ダクトを有することが好ましい。この構成では、通気ダクトを介して集中制御装置の排熱を排出し、集中制御装置の過熱を防止するとともに排熱を通気ダクトを通して熱交換器などに送り、有効利用することができる。
第3の本発明に係る建物構造では、例えば、前記電化製品はテレビ、冷蔵庫、掃除機、エアーコンディショナ、ビデオデッキおよびパーソナルコンピュータの1種または2種以上から成り、前記集中制御装置はテレビのチューナー部、冷蔵庫のモータ部、掃除機のモータ部、エアーコンディショナの空調部、ビデオデッキの制御部およびパーソナルコンピュータのCPU本体の1種または2種以上から成る。
第4の本発明に係る建物構造では、床と壁と天井とで包囲される部屋を備え、床の下方に床下空間、屋根の内側に小屋裏空間をそれぞれ有する建物構造において、前記床下空間または前記小屋裏空間に冷房装置を有し、前記部屋または前記床下空間に前記部屋の内部から開閉可能な保管庫を有し、壁厚内、床下空間、天井裏空間または小屋裏空間に前記冷房装置からの冷風を前記保管庫の内部に送るための通気ダクトを有することを、特徴とする。
第4の本発明に係る建物構造では、冷房装置からの冷風を通気ダクトを介して保管庫の内部に送り、保管庫の内部を冷やすことができる。保管庫には、冷蔵庫のような冷却構造を設ける必要がないため、冷蔵庫のような電化製品により部屋が狭くなるのを防ぐことができる。冷房装置は、床下空間または小屋裏空間に設置されるため、場所をとらず、居住空間の有効利用を図ることができる。また、冷蔵庫を部屋に置いた場合に比べて、冷蔵庫の排熱により部屋の温度が上昇するのを防止することができる。
第5の本発明に係る建物構造では、床と壁と天井とで包囲される部屋を備え、壁厚内に通気層を有する建物構造において、前記通気層および前記部屋の内部に連通して前記通気層の空気を排気するとともに外気を前記部屋の内部に供給する換気装置を有し、前記部屋は天井側隅部および床側隅部の少なくとも一方に前記通気層に連通する排気孔を有することを、特徴とする。
第5の本発明に係る建物構造では、天井側隅部および床側隅部の少なくとも一方に設けられた排気孔から通気層に部屋の空気を排出することができるので、部屋の上層部に汚れた空気が滞留するのを防ぎ、部屋のすみずみまで新鮮な空気を取り入れ、快適な住環境を維持することができる。
第5の本発明に係る建物構造では、前記天井側隅部の排気孔を覆う回り縁と、前記床側隅部の排気孔を覆う幅木とを有することが好ましい。この構成では、回り縁と幅木とで排気孔を目立たないようにすることができる。
本発明によれば、(A)部屋の収納用家具の内部の湿気や悪臭を防止することができる建物構造、(B)冷房装置の排熱を有効利用し、排熱による環境悪化を防止する建物構造、(C)電化製品により部屋が狭くなるのを防ぐとともに、排熱による部屋の温度の上昇を防止する建物構造、(D)部屋のすみずみまで新鮮な空気を取り入れ、快適な住環境を維持することができる建物構造を提供することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の建物構造を示している。
図1に示すように、住宅用の2階建ての建物構造10が、床1と壁2と天井3とで包囲される複数の部屋を備え、床1の下方に床下空間4、天井3の上方に天井裏空間5、屋根の内側に小屋裏空間6をそれぞれ有している。
建物構造10は、給気ダクト11と供給ダクト12と吸気ダクト13と排気ダクト14と換気装置15と収納用家具16と環境検出センサ17とを有している。
給気ダクト11は、小屋裏空間6に設けられ、換気装置15に外気を供給するよう換気口11aを有している。供給ダクト12は、全体の大部分が壁厚内に設けられ、収納用家具16に空気を供給するよう換気装置15から収納用家具16へと伸びて配置されている。吸気ダクト13は、壁厚内、床下空間4および天井裏空間5に設けられ、収納用家具16の内部の空気を排出するよう収納用家具16から換気装置15へと伸びて配置されている。排気ダクト14は、小屋裏空間6に設けられ、換気装置15からの空気を排気するよう軒下の位置に排気口14aを有している。給気ダクト11、供給ダクト12、吸気ダクト13および排気ダクト14は、断熱構造を有している。
換気装置15は、動力で稼動する。換気装置15は、小屋裏空間6に設けられ、給気ダクト11、供給ダクト12、吸気ダクト13および排気ダクト14に接続され、給気ダクト11からの外気を供給ダクト12に送り、吸気ダクト13からの排気を排気ダクト14に送る構成を有している。
収納用家具16は、各部屋に設置され、たんす、クローゼット、キッチン収納、玄関収納などから成る。各収納用家具16は、背面部が壁厚内に埋め込まれ、内部に供給ダクト12および吸気ダクト13の端部が連通して配置されている。
環境検出センサ17は、温度センサ、湿度センサおよびにおいセンサを有し、各収納用家具16の内部に設けられている。換気装置15は、環境検出センサ17の検出結果に応じて給排気を行う構成を有している。
次に、作用について説明する。
建物構造10は、部屋の収納用家具16の内部が供給ダクト12および吸気ダクト13を介して換気装置15により換気されるので、部屋の収納用家具16の内部の湿気や悪臭を防止することができる。建物構造10では、換気装置15が小屋裏空間6に設けられており、収納用家具16の背面部が壁厚内に埋め込まれているため、場所をとらず、居住空間の有効利用を図ることができる。
建物構造10では、収納用家具16の内部の状況を温度センサ、湿度センサおよびにおいセンサにより検出して、その検出結果に基づき、収納用家具16の内部の換気を行うことができる。また、環境検出センサ17の検出結果と給排気の条件とを予め設定しておくことにより、収納用家具16の内部の換気に適した条件で給排気を行うことができる。
図2は、本発明の第2の実施の形態の建物構造を示している。
図2に示すように、住宅用の2階建ての建物構造20が、床1と壁2と天井3とで包囲される複数の部屋を備え、床1の下方に床下空間4、天井3の上方に天井裏空間5、屋根の内側に小屋裏空間6をそれぞれ有している。
建物構造20は、冷房装置21と熱交換器22と空調ダクト23と給湯管24と給湯口25と浴槽26と保管庫27と換気装置28と環境検出センサ29とを有している。
冷房装置21は、小屋裏空間6に設けられ、放熱して冷風を供給するよう構成されている。
熱交換器22は、小屋裏空間6に、冷房装置21に隣接して設けられている。熱交換器22は、内部に貯水して、冷房装置21の放熱により水を温めるよう構成されている。熱交換器22は、余分な熱を外気に排出するよう排出口22aを有している。
空調ダクト23は、壁厚内、床下空間4および天井裏空間5に配置されている。空調ダクト23は、各部屋、冷蔵庫の内部および保管庫27の内部に冷風を供給するよう冷房装置21の冷風吹出口から伸びて配置されている。
給湯管24は、壁厚内および天井裏空間5に配置されている。給湯管24は、温水を給湯口25に供給するよう熱交換器22から伸びて配置されている。
給湯口25は、浴槽26内に接続され、温水を供給可能に設けられている。
保管庫27は、各部屋に配置され、部屋の内部から開閉可能に壁厚内や床下空間4に埋め込まれている。保管庫27は、内部に空調ダクト23が配置されている。
換気装置28は、動力で稼動する。換気装置28は、小屋裏空間6に設けられ、各部屋の空気を換気可能に構成されている。
環境検出センサ29は、温度センサおよび湿度センサを有し、保管庫27の内部に設けられている。冷房装置21は、環境検出センサ29の検出結果に応じて冷風を供給するよう構成されている。
次に、作用について説明する。
建物構造20は、熱交換器22で冷房装置21の放熱により温めた水を給湯管24を介して給湯口25に供給することにより、冷房装置21の排熱を有効利用し、排熱による環境悪化を防止することができる。冷房装置21の冷風は、空調ダクト23を通して部屋に供給される。また、建物構造20は、冷房装置21の排熱を利用した温水を浴槽26内で浴用に利用することができる。なお、給湯口25は、台所や洗面所などにも設けられていてもよい。
建物構造20では、冷房装置21からの冷風を空調ダクト23を介して保管庫27の内部に送り、保管庫27の内部を冷やすことができる。保管庫27には、冷蔵庫のような冷却構造を設ける必要がないため、冷蔵庫のような電化製品により部屋が狭くなるのを防ぐことができる。冷房装置21は、小屋裏空間6に設置されているため、場所をとらず、居住空間の有効利用を図ることができる。また、冷蔵庫を部屋に置いた場合に比べて、冷蔵庫の排熱により部屋の温度が上昇するのを防止することができる。
図3は、本発明の第3の実施の形態の建物構造を示している。
図3に示すように、住宅用の2階建ての建物構造30が、床1と壁2と天井3とで包囲される複数の部屋を備え、床1の下方に床下空間4、天井3の上方に天井裏空間5、屋根の内側に小屋裏空間6をそれぞれ有している。
建物構造30は、複数の電化製品31と集中制御装置32と管理装置33と換気装置34とを有している。
複数の電化製品31は、冷蔵庫、テレビ、掃除機などから成り、各部屋に配置されている。
集中制御装置32は、床下空間4に設けられ、壁厚内、床下空間4および天井裏空間5を介して各電化製品31および管理装置33に接続されている。集中制御装置32は、テレビのチューナー部、冷蔵庫のモータ部、掃除機のモータ部など、各電化製品31を機能させる各電化製品31の構成部材を一体化して構成されている。
管理装置33は、部屋の壁面に取り付けられている。管理装置33は、集中制御装置32に各電化製品31を制御するための制御信号を送るよう構成されている。また、管理装置33は、携帯電話により遠隔操作が可能な構成を有している。
換気装置34は、動力で稼動する。換気装置34は、小屋裏空間6に設けられ、各部屋の空気を換気可能に構成されている。
次に、作用について説明する。
建物構造30は、各電化製品31の構成部材が集中制御装置32として一体化されて床下空間4に設置されるため、電化製品31により部屋が狭くなるのを防ぐとともに、排熱による部屋の温度の上昇を防止することができる。また、電化製品31の故障の場合、集中制御装置32に修理個所を集中させることができるので、修理場所を確保しやすい。
建物構造30では、管理装置33により各電化製品31を制御することができるので、電化製品31の管理が容易である。また、携帯電話により管理装置33を遠隔操作することにより、屋外や遠方から各電化製品31のスイッチの切換えその他の制御を行うことができる。
図4および図5は、本発明の第4の実施の形態の建物構造を示している。
図4および図5に示すように、住宅用の2階建ての建物構造40が、床1と壁2と天井3とで包囲される複数の部屋を備え、床1の下方に床下空間4、天井3の上方に天井裏空間5、屋根の内側に小屋裏空間6、壁厚内に通気層7をそれぞれ有している。
建物構造40は、給気ダクト41と供給ダクト42と吸気ダクト43と排気ダクト44と換気装置45と排気孔46と環境検出センサ47とを有している。
図4および図5に示すように、給気ダクト41は、小屋裏空間6に設けられ、換気装置45に外気を供給するよう換気口41aを有している。供給ダクト42は、全体の大部分が壁厚内に設けられ、各部屋に空気を供給するよう天井3に供給口42aを有している。吸気ダクト43は、全体の大部分が壁厚内に設けられ、床下空間4および天井裏空間5の空気を排出するよう吸気口43aを有している。排気ダクト44は、小屋裏空間6に設けられ、換気装置45からの空気を排気するよう排気口44aを有している。給気ダクト41、供給ダクト42、吸気ダクト43および排気ダクト44は、断熱構造を有している。
換気装置45は、動力で稼動する。換気装置45は、小屋裏空間6に設けられ、給気ダクト41、供給ダクト42、吸気ダクト43および排気ダクト44に接続され、給気ダクト41からの外気を供給ダクト42に送り、吸気ダクト43からの排気を排気ダクト44に送る構成を有している。換気装置45は、通気層7および部屋の内部に連通して通気層7の空気を排気するとともに外気を部屋の内部に供給するよう構成されている。
図4に示すように、排気孔46は、各部屋の天井側隅部3aおよび床側隅部1aに、通気層7に連通して設けられている。排気孔46の形状は、円形、四角形、スリット状その他いかなる形状であってもよい。壁2には、天井側隅部3aの排気孔46を覆う回り縁と、床側隅部1aの排気孔46を覆う幅木とが設けられている。これにより、回り縁と幅木とで排気孔46を目立たないようにすることができる。
図5に示すように、環境検出センサ47は、温度センサおよび湿度センサを有し、床下空間4および天井裏空間5に設けられている。換気装置45は、環境検出センサ47の検出結果に応じて給排気を行う構成を有している。
次に、作用について説明する。
建物構造40では、天井側隅部3aおよび床側隅部1aに設けられた排気孔46から通気層7に部屋の空気を排出することができるので、部屋の上層部に汚れた空気が滞留するのを防ぎ、部屋のすみずみまで新鮮な空気を取り入れ、快適な住環境を維持することができる。
本発明の第1の実施の形態の建物構造の概念断面図である。 本発明の第2の実施の形態の建物構造の概念断面図である。 本発明の第3の実施の形態の建物構造の概念断面図である。 本発明の第4の実施の形態の建物構造の概念断面図である。 本発明の第4の実施の形態の建物構造の概念断面図である。
符号の説明
1 床
2 壁
3 天井
4 床下空間
5 天井裏空間
6 小屋裏空間
7 通気層
10 建物構造
11 給気ダクト
12 供給ダクト
13 吸気ダクト
14 排気ダクト
15 換気装置
16 収納用家具
17 環境検出センサ

Claims (14)

  1. 床と壁と天井とで包囲される部屋を備えた建物構造において、
    壁厚内に設けられ、外気に連通した通気ダクトと、
    前記通気ダクトに連通して給排気を行う換気装置とを有し、
    前記部屋に収納用家具が設置され、前記収納用家具は内部が前記通気ダクトに連通していることを、
    特徴とする建物構造。
  2. 床と壁と天井とで包囲される部屋を備え、床の下方に床下空間、天井の上方に天井裏空間、屋根の内側に小屋裏空間をそれぞれ有する建物構造において、
    壁厚内、床下空間、天井裏空間および小屋裏空間に配置され、外気に連通した通気ダクトと、
    前記小屋裏空間に設けられ、前記通気ダクトに連通して給排気を行う換気装置と、
    少なくとも一部が前記壁厚内に埋め込まれ、内部が前記通気ダクトに連通した収納用家具とを、
    有することを特徴とする建物構造。
  3. 建物内部に環境検出センサを有し、
    前記換気装置は前記環境検出センサの検出結果に応じて給排気を行う構成を有することを、
    特徴とする請求項1または2記載の建物構造。
  4. 前記環境検出センサは、温度センサ、湿度センサおよびにおいセンサの1種または2種以上の組み合わせから成り、前記収納用家具の内部に設けられていることを特徴とする請求項3記載の建物構造。
  5. 床と壁と天井とで包囲される部屋を備えた建物構造において、
    放熱して冷風を供給する冷房装置と、前記冷房装置の放熱により水を温める熱交換器と、給湯口とを備え、
    前記冷房装置から前記部屋に冷風を供給する空調ダクトと、前記熱交換器の温水を前記給湯口に供給する給湯管とを有することを、
    特徴とする建物構造。
  6. 浴槽を有し、前記給湯口は前記浴槽内に接続されていることを、
    特徴とする請求項5記載の建物構造。
  7. 床と壁と天井とで包囲される部屋を備え、床の下方に床下空間、屋根の内側に小屋裏空間をそれぞれ有する建物構造において、
    前記部屋に複数の電化製品を有し、
    前記床下空間または前記小屋裏空間に、各電化製品に接続されて各電化製品を機能させる各電化製品の構成部材を一体化した集中制御装置を有することを、
    特徴とする建物構造。
  8. 前記集中制御装置に各電化製品を制御するための制御信号を送るための管理装置を有することを、
    特徴とする請求項7記載の建物構造。
  9. 前記管理装置は携帯電話により遠隔操作が可能な構成を有することを、
    特徴とする請求項8記載の建物構造。
  10. 壁厚内に前記集中制御装置の排熱を排出するための通気ダクトを有することを、
    特徴とする請求項7,8または9記載の建物構造。
  11. 前記電化製品はテレビ、冷蔵庫、掃除機、エアーコンディショナ、ビデオデッキおよびパーソナルコンピュータの1種または2種以上から成り、前記集中制御装置はテレビのチューナー部、冷蔵庫のモータ部、掃除機のモータ部、エアーコンディショナの空調部、ビデオデッキの制御部およびパーソナルコンピュータのCPU本体の1種または2種以上から成ることを、
    特徴とする請求項7,8,9または10記載の建物構造。
  12. 床と壁と天井とで包囲される部屋を備え、床の下方に床下空間、屋根の内側に小屋裏空間をそれぞれ有する建物構造において、
    前記床下空間または前記小屋裏空間に冷房装置を有し、
    前記部屋または前記床下空間に前記部屋の内部から開閉可能な保管庫を有し、
    壁厚内、床下空間、天井裏空間または小屋裏空間に前記冷房装置からの冷風を前記保管庫の内部に送るための通気ダクトを有することを、
    特徴とする建物構造。
  13. 床と壁と天井とで包囲される部屋を備え、壁厚内に通気層を有する建物構造において、
    前記通気層および前記部屋の内部に連通して前記通気層の空気を排気するとともに外気を前記部屋の内部に供給する換気装置を有し、
    前記部屋は天井側隅部および床側隅部の少なくとも一方に前記通気層に連通する排気孔を有することを、
    特徴とする建物構造。
  14. 前記天井側隅部の排気孔を覆う回り縁と、前記床側隅部の排気孔を覆う幅木とを有することを、
    特徴とする請求項13記載の建物構造。
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