JP2000028174A - 換気設備 - Google Patents

換気設備

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JP2000028174A
JP2000028174A JP10197261A JP19726198A JP2000028174A JP 2000028174 A JP2000028174 A JP 2000028174A JP 10197261 A JP10197261 A JP 10197261A JP 19726198 A JP19726198 A JP 19726198A JP 2000028174 A JP2000028174 A JP 2000028174A
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JP
Japan
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ventilation
exhaust
outside
sanitary
exhaust system
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JP10197261A
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English (en)
Inventor
Takeshi Motoe
猛 本江
Hideki Tajima
秀樹 田島
Yoshinori Muneyasu
義憲 棟保
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Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常換気や常時換気を実施するに当たって、
サニタリ空間の換気を経済的に、且つ、静かに実施でき
る換気設備を提供する。 【解決手段】 室内から外部Dに排気自在な排気系7を
設け、排気系7を通して室内空気を外部Dに排気する排
気駆動装置8を設けてある換気設備において、排気系7
を構成するに、室内からサニタリ空間6にかけて形成さ
れた第一配管部7Aを設け、サニタリ空間6から外部に
かけて形成された第二配管部7Bを設け、第一配管部7
Aの排気口を、サニタリ空間6に臨ませてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内から外部に排
気自在な排気系を設け、前記排気系を通して室内空気を
外部に排気する排気駆動装置を設けてある換気設備に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物の高層化や高気密化、空調
設備の普及等によって、窓を開けることが少なくなって
きているが、それに伴って室内換気が不十分な場合に
は、建築内装材から発生する揮発性有機物(例えば、ホ
ルムアルデヒド)が人体に悪影響を与えるシックハウス
症候群を引き起こすという危険性があり、このことが社
会的問題の一つとしてクローズアップされている。そし
て、これを防止するためには、小風量でも常時、室内の
空気を換気することが不可欠になってきている。従来、
この種の換気設備としては、図4に示すように、前記排
気系30を、各居室3から外部Dにかけて連続的に設置
された配管部31で構成してあるものがあった。そし
て、台所や浴室・洗面所・便所等の一時に多くの風量を
必要とする通常の換気(以後、単に通常換気という)の
排気系32と、上述のように少ない風量で常時室内の空
気を換気(以後、単に常時換気という)する排気系33
とは、個別に設けてあるのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の換気設
備によれば、前記通常換気を実施するときには、その排
気系(以後、単に通常換気排気系という)、及び、その
排気系に設けた排気駆動装置を使用し、前記常時換気を
実施するときには、その排気系(以後、単に常時換気排
気系という)、及び、その排気系に設けた排気駆動装置
をそれぞれ使用するわけであるが、例えば、浴室や洗面
所等のサニタリ空間においては、その使用後はなかなか
水分が乾燥しないために、長時間、前記通常換気排気系
を駆動させることになる。しかし、前記通常換気排気系
は、電力量やファンの駆動音が大きくなりがちであるか
ら、駆動経費が高くつき易いと共に、静まり返った環境
下で駆動させると、ファンの駆動音が騒音となり易い問
題点がある。
【0004】本発明の目的は、上記問題点を解消し、前
記通常換気や常時換気を実施するに当たって、サニタリ
空間の換気を経済的に、且つ、静かに実施できる換気設
備を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴構成は、図1〜3に例示するごとく、室内から外
部Dに排気自在な排気系7を設け、前記排気系7を通し
て室内空気を外部Dに排気する排気駆動装置8を設けて
ある換気設備において、前記排気系7を構成するに、前
記室内からサニタリ空間6にかけて形成された第一配管
部7Aを設け、前記サニタリ空間6から外部にかけて形
成された第二配管部7Bを設け、前記第一配管部7Aの
排気口15を、前記サニタリ空間6に臨ませてあるとこ
ろにある。
【0006】請求項2の発明の特徴構成は、前記排気駆
動装置8は、排気風量可変に構成してあるところにあ
る。
【0007】尚、上述のように、図面との対照を便利に
するために符号を記したが、該記入により本発明は添付
図面の構成に限定されるものではない。
【0008】〔作用及び効果〕請求項1の発明の特徴構
成によれば、前記排気系を構成するに、前記室内からサ
ニタリ空間にかけて形成された第一配管部を設け、前記
サニタリ空間から外部にかけて形成された第二配管部を
設け、前記第一配管部の排気口を、前記サニタリ空間に
臨ませてあるあるから、前記通常換気は、前記第二配管
部を通して実施することができながら、前記常時換気
は、前記第一配管部からサニタリ空間を経て前記第二配
管部までの排気系を通して実施できる。そして、この常
時換気の場合、ごく少量の風量で各居室の換気を実施で
き、シックハウス症候群防止に有効であると共に、第一
配管部の排気口からサニタリ空間に一度出た空気は、サ
ニタリ空間を通過する際に洗面所や浴室の換気も合わせ
て実施できるので、サニタリの乾燥効果をも期待するこ
とが可能となる。従って、従来のように、通常換気排気
系のみを長時間にわたって駆動させてサニタリ空間の換
気乾燥を図っていたことに替えて、例えば、サニタリ空
間では、使用中のみ通常換気排気系の駆動を行って、後
は、常時換気排気系のみの駆動を行う方法をとるだけ
で、サニタリ空間の換気乾燥を低電力で、且つ、静かに
実施することが可能となる。その結果、サニタリ空間の
乾燥換気を、低騒音で、且つ、経済的に実施することが
可能となる。
【0009】請求項2の発明の特徴構成によれば、請求
項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加
えて、前記排気駆動装置が、排気風量可変に構成してあ
るから、前記通常換気時と、前記常時換気時との換気駆
動を、個別の排気駆動装置を設けなくても兼用化するこ
とが可能となる。即ち、通常換気時には、排気風量が大
きくなるように切り替え、常時換気時には、排気風量が
小さくなるように切り替えて両方の換気運転に対応する
ことが可能となる。その結果、排気駆動装置の数を減ら
して省スペース化を図れると共に、設備コストをも低減
することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の
符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示してい
る。
【0011】図1・2は、本発明の換気設備の一例(以
後、単に、換気設備という)1を設置してある建築物B
を示すものである。
【0012】前記建築物Bは、集合住宅であり、各住居
は、北側に、台所5や、便所6A・浴室6B・洗面所6
C等からなるサニタリ(サニタリ空間に相当)6を配置
し、南側を中心に居間等の居室3が設けてある。そし
て、各住居には、換気に大風量を必要とする台所5を対
象とした第一換気設備1Aと、他のサニタリ、及び、居
室3の換気を対象とした第二換気設備1Bとを設け、室
内を換気することができるように構成してある。
【0013】前記第一換気設備1Aは、台所5のレンジ
上部に設置してあり、レンジフード(ファン付き)2を
設け、前記レンジフード2の吹き出し口2aを北側壁面
に開口する状態に取り付けて構成してある。従って、こ
の第一換気設備1Aによって、台所を中心とした換気を
図ることが可能となる。
【0014】前記第二換気設備1Bは、各居室3からサ
ニタリ6にかけて形成された第一配管部7Aと、前記サ
ニタリ6から外部Dにかけて形成された第二配管部7B
とを備えた排気系7を設け、各居室3、及び、サニタリ
6の空気を、前記排気系7を通して外部Dに排気する排
気ファン(排気駆動装置に相当)8を設けて構成してあ
る。また、各居室3には、外気を取り入れ自在な吸気口
9を設けてある。
【0015】前記第一配管部7Aは、図2に示すよう
に、各居室3の天井スラブSに埋設された吸い込みボッ
クス11を設け、前記洗面所6Cの天井スラブSに埋設
された吐き出しボックス12を設け、前記両ボックス1
1・12と同様に天井スラブSに埋設され、前記吸い込
みボックス11から吐き出しボックス12とを連通接続
する複数の小径可撓管13を設けて構成してある。因み
に、各居室3においては、天井スラブSが天井を構成し
ており、天井板や天井裏のない構造に形成してある。従
って、背の高い広々とした居室空間を構成することが可
能となっている。また、サニタリ6においては、排気フ
ァン8を設ける関係上、天井板14を設けてあり、前記
天井スラブSと天井板14との空間に前記排気ファン8
を設置してある。そして、洗面所6Cの天井板14に
は、前記吐き出しボックス12から吐き出された各居室
3の空気を洗面所6Cに吐き出す吐き出し口(排気口に
相当)15を形成し、前記吐き出しボックス12と吐き
出し口15とをダクト16で連通接続してある。従っ
て、第一配管部7Aを通して各居室3から送られた空気
は、前記サニタリ6に臨ませた前記吹き出し口15か
ら、洗面所6Cに吐き出される。
【0016】前記第二配管部7Bは、便所6A・浴室6
Bの天井板14に形成した換気口17と、北側壁面に開
口させた吹き出し口18と、前記換気口17と吹き出し
口18とを連通接続するダクト19とを備えて構成して
ある。尚、これらの第二配管部7Bは、天井裏配管とな
る。また、前記ダクト19の途中経路に、前記排気ファ
ン8を介在させてある。従って、前記排気ファン8を駆
動させることによって、便所6A・浴室6Bの空気は、
前記吹き出し口18から外部Dに排気される。そして、
洗面所6Cの空気も、浴室のドアの換気スリットを通し
て浴室6Bに引き込まれ、同様に外部Dに排気される。
【0017】以上のように、レンジフード2を駆動した
り、排気ファン8を駆動させることによって、台所5や
サニタリ6の通常の換気(以後、通常換気という)を行
うことができる。
【0018】次に、各居室3の常時換気について説明す
る。近年、建築物の高層化や高気密化、空調設備の普及
等によって、窓を開けることが少なくなってきている
が、それに伴って室内換気が不十分な場合には、建築内
装材から発生する揮発性有機物(例えば、ホルムアルデ
ヒド)が人体に悪影響を与えるシックハウス症候群を引
き起こすという危険性があり、このことが社会的問題の
一つとしてクローズアップされている。そして、これを
防止するためには、常時、室内の空気を換気することが
不可欠になってきている。前記ファン8を駆動させるこ
とによって吸気口9から外気が各居室3に供給され、そ
れに伴って、各居室3に元々ある空気は、吸い込みボッ
クス11から第一配管部7Aを通して洗面所6C、更に
は、第二配管部7Bを通過して外部Dに移動する。この
場合、ごく少量の風量において各居室の換気(以後、常
時換気という)を実施でき、シックハウス症候群防止に
有効であると共に、洗面所6Cや浴室6Bの換気も合わ
せて実施できるので、サニタリ6の乾燥効果をも期待す
ることが可能となる。しかも、運転は、低電力で静かに
実施することが可能である。
【0019】一方、建物南側に面した居室の吸気口9
は、図2に示すように、外部Dに開口した外開口部9a
と、室内に開口した内開口部9bとを設け、両開口部9
a・9b間をつなぐ連通管9cを、床スラブ20内に埋
設して構成してある。この構成により、建物南面から居
室3の床スラブ20に太陽光が照射されると、その熱が
床スラブ20及び埋設された連通管9cに蓄熱され、冷
たい外気が前記連通管9cを通過する際に熱交換で暖め
られ、内開口部9bから極端に冷たい空気が室内に入る
のを防止することが可能となる。
【0020】〔別実施形態〕以下に他の実施の形態を説
明する。
【0021】〈1〉 前記建築物は、先の実施形態で説
明した集合住宅に限るものではなく、例えば、一個建ち
の住宅や、事務所ビルや、公知の各種建築物であっても
よい。 〈2〉 前記第一配管部は、先の実施形態で説明したよ
うに、複数の小径可撓管で構成するものに限るものでは
なく、単一の配管で構成するものであってもよい。ま
た、材質に関しては、合成樹脂製や、金属製や、紙製
等、広く選択することが可能である。また、第一配管部
は、先の実施形態で説明したようにスラブに埋設してあ
るものに限るものではなく、図3に示すように、天井裏
配管してあるものであってもよい。 〈3〉 前記排気駆動装置は、先の実施形態で説明した
サニタリ空間での天井裏に設けた排気ファン8に、風量
切替機構を設けておくことによって、サニタリ空間での
通常換気や、居室3及びサニタリ6での常時換気に、風
量を調節して、より効率よく目的の換気を実施すること
が可能となる。前記排気ファン8は、サニタリ6の天井
裏に設置するものに限らず、例えば、建築物壁面に開口
させた吹き出し口18に設置してあってもよい。 〈4〉 前記排気口15は、先の実施形態で説明したよ
うに洗面所6Cに臨ませてあることに限定されるもので
はなく、例えば、浴室6Bや便所6Aに臨ませてあって
もよい。要するに、サニタリ空間6に臨ませてあればよ
い。また、第二配管部7Bは、基端部である換気口1
7、及び、先端部である吹き出し口18の設置位置やそ
の数量は変更可能で、要するに、第一配管部7Bを通し
てサニタリ空間に送り込まれた空気を、サニタリ空間を
経由して外部Dに吐き出すことができるように構成して
あればよい。また、前記排気口15と、換気口17と
は、サニタリ空間での空気流通経路が長くなるように、
できるだけ離して配置するのが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築物の平面図
【図2】建築物の一部切欠き斜視図
【図3】別実施形態の換気設備を示す建築物一部切欠き
斜視図
【図4】従来の建築物の平面図
【符号の説明】
6 サニタリ空間 7 排気系 7A 第一配管部 7B 第二配管部 8 排気駆動装置 15 排気口 D 外部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 棟保 義憲 愛知県名古屋市中区錦一丁目18番22号 株 式会社竹中工務店名古屋支店内 Fターム(参考) 3L058 BD02 BD05 BE01 BE04 BE05 BE07 BF06 BF07 BG01 BG04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内から外部に排気自在な排気系を設
    け、前記排気系を通して室内空気を外部に排気する排気
    駆動装置を設けてある換気設備であって、 前記排気系を構成するに、前記室内からサニタリ空間に
    かけて形成された第一配管部を設け、前記サニタリ空間
    から外部にかけて形成された第二配管部を設け、前記第
    一配管部の排気口を、前記サニタリ空間に臨ませてある
    換気設備。
  2. 【請求項2】 前記排気駆動装置は、排気風量可変に構
    成してある請求項1に記載の換気設備。
JP10197261A 1998-07-13 1998-07-13 換気設備 Pending JP2000028174A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005140474A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気装置
JP2005147469A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気装置
JP2009216367A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Toyota Motor Corp 建物の空調システム
JP2017009143A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 トヨタホーム株式会社 建物の空調設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005140474A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気装置
JP2005147469A (ja) * 2003-11-13 2005-06-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気装置
JP2009216367A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Toyota Motor Corp 建物の空調システム
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