JP2008073944A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィルタ膜32a、32bを介して脱気室35a、35bと液通過室36を隣接させ、脱気室35a、35bを減圧雰囲気にして液通過室36内にインク液を供給する。フィルタ膜32a、32bの片面は減圧雰囲気に接触しており、インク液が液通過室36を通過する際にフィルタ膜32a、32bの反対側の面に接触すると、インク液中の溶存気体は脱気室35a、35bに吸引され、除去される。フィルタ膜32a、32bを脱気装置24の移動方向とは垂直方向に張っておくと、移動に伴う加速度が緩和され、気泡の巻き込みも無くなる。
【選択図】図5
Description
印刷対象物107の上方には、複数の印刷ヘッド120が設けられた保持体160が配置されている。各印刷ヘッド120は、インク供給系にそれぞれ接続されており、保持体160を移動させながら各印刷ヘッド120からインクを吐出すると、印刷対象物107上にインクが着弾し、薄膜が形成される。
ヘッダ129と各印刷ヘッド120の間にはフィルタ123が設けられており、印刷ヘッド120に供給されるインク液から異物が除去される。
また、本発明は、前記脱気装置は、前記インク液が透過せず、前記インク液中に溶存する気体が透過するフィルタ膜を介して接触する脱気室と液通過室とを有し、前記脱気室には真空排気系が接続され、前記脱気室は減圧雰囲気に置かれるように構成され、前記インク液は前記液通過室内を通過して前記印刷ヘッドに供給されるように構成された印刷装置である。
また、本発明は、前記脱気装置は前記印刷ヘッドと一緒に移動するように構成された請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の印刷装置であって、前記フィルタ膜は前記脱気装置の移動方向とは垂直方向に張られた印刷装置である。
また、本発明は前記液通過室は二枚の前記フィルタ膜で挟まれた請求項3記載の印刷装置である。
この印刷装置10は台15を有しており、台15上には印刷対象物7が配置されている。この印刷対象物7は、例えばガラス基板等の基板である。
保持体16の外部には据え置きタンク22が設置されており、各印刷ヘッド20には、後述するように、据え置きタンク22からインク液が供給され、各印刷ヘッド20のノズルから印刷対象物7に向かってインク液が吐出される。
また、各印刷ヘッド20のノズルは、ノズルの列設方向の間隔が一定になるように形成されており、そのため、隣接する印刷ヘッド20間のノズルの距離も一定にするため、ここでは各印刷ヘッド20は千鳥状に配置されている。
移動タンク21にも不図示のポンプが接続されており、移動タンク21内のインク液はヘッダ29に供給される。
ヘッダ29は太いパイプであり、ヘッダ29と印刷ヘッド20とは、供給管82によってそれぞれ接続されている。
フィルタ装置23内には通液性を有するフィルタ膜が配置されており、インク液に混入している異物は、インク液がそのフィルタ膜を通過する際に除去される。
ここでは、フィルタ膜32a、32bは二枚設けられており、中央に液通過室36が配置され、その両脇に、脱気室35a、35bが配置されている。
そして真空ポンプ25を動作させると脱気室35a、35bは真空排気され、減圧雰囲気にされる。
液通過室36の上部には供給管82が接続され、ヘッダ29によって分配されたインク液がフィルタ装置23を通って液通過室36の内部に導入される。
液通過室36内を通過したインク液は液通過室36の下部から供給管82を通って印刷ヘッド20の内部に導入される。
液通過室36内を通過するインク液には、空気中の酸素や窒素が溶解しており、印刷ヘッド20内でこれら溶存気体から気泡が形成されると吐出ミスが生じる。
脱気装置24の内部の二枚のフィルタ膜32a、32bは、脱気装置24の移動方向Dとは垂直な方向に張られている。
これにより、脱気装置24内のインク液の振動が印刷ヘッド20に伝わらず、印刷ヘッド20内にインク液の振動による気泡の巻き込みが防止される。
なお、上記は、液晶配向膜や有機EL素子用の有機薄膜等の薄膜をガラス基板上に形成する場合について説明したが、本発明の印刷装置10は、ガラス基板ではなく、半導体基板上にも印刷することができる。また、PDP等の他の基板でもよい。
10……印刷装置
16……保持体
20……印刷ヘッド
24……脱気装置
32a、32b……フィルタ膜
35a、35b……脱気室
36……液通過室
D、E……移動方向
Claims (4)
- インク供給管が接続された複数の印刷ヘッドを有し、
前記インク供給管から供給されるインク液を印刷対象物に吐出する印刷装置であって、
前記インク供給管には、前記インク液中に溶存する気体を真空脱泡によって除去する脱気装置が設けられた印刷装置。 - 前記脱気装置は、前記インク液が透過せず、前記インク液中に溶存する気体が透過するフィルタ膜を介して接触する脱気室と液通過室とを有し、
前記脱気室には真空排気系が接続され、前記脱気室は減圧雰囲気に置かれるように構成され、
前記インク液は前記液通過室内を通過して前記印刷ヘッドに供給されるように構成された請求項1記載の印刷装置。 - 前記脱気装置は前記印刷ヘッドと一緒に移動するように構成された請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の印刷装置であって、
前記フィルタ膜は前記脱気装置の移動方向とは垂直方向に張られた印刷装置。 - 前記液通過室は二枚の前記フィルタ膜で挟まれた請求項3記載の印刷装置。
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JP2006255659A JP2008073944A (ja) | 2006-09-21 | 2006-09-21 | 印刷装置 |
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2006
- 2006-09-21 JP JP2006255659A patent/JP2008073944A/ja active Pending
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