JP2008072219A - 放送波中継局送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放送波中継を行う放送波中継局送受信装置において、複数の受信系統の共有化を図り、全体的な構成を簡略化し、回路規模の縮小及び低コスト化が実現できる放送波中継局送受信装置を提供する。
【解決手段】放送波中継局送受信装置において、第1の周波数変換部2、アナログ−デジタル変換装置3、デジタル−アナログ変換装置7、第2の周波数変換部8により、複数チャンネル分の信号を一括処理し、チャンネル分配部4とチャンネル合成部6の間の補償部51〜5Nにより各チャンネルの信号を処理することで、従来の放送波中継局送受信装置のように各チャンネル個別に周波数変換、アナログ−デジタル変換、デジタル−アナログ変換を行う必要をなくし、放送波中継局送受信装置の小型化・低価格化を実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing: OFDM)方式による放送波中継局送受信装置に関し、特に、1または複数のチャンネルの信号を同時に中継する放送波中継局送受信装置に関する。
現在の地上デジタル放送システムでは、情報を多数のキャリアに分散して転送するOFDM方式が採用されている。この地上デジタル放送システムでは、放送サービスエリアの拡大及び難視聴地域の解消を目的として、中継局が設置される。
単一チャンネルの放送波を中継するOFDM方式による放送波中継局送受信装置では、一般的に、放送波は、受信アンテナにより受信され、周波数変換装置、アナログ−デジタル変換装置、補償手段、デジタル−アナログ変換装置を経由し、送信アンテナから送信されることにより、中継される。
また、親局からの希望波の周波数と放送波中継局送受信装置から再送信される信号の周波数とが同一である場合には、再送信した信号を親局からの希望波として再度受信してしまう回り込み妨害が発生する場合がある。この回り込み妨害の対策として、送受信装置における信号の伝送特性を有するパイロット信号を利用することにより、回り込み特性を求め、これをもとに回り込み成分をキャンセルするという方法がある(例えば特許文献1参照)。
ところで、従来の放送波中継局送受信装置で用いられる原理を利用して、複数チャンネルの信号を同時に中継する場合には、その構成は、各チャンネルに対応した周波数の信号のみを通過する複数の帯域通過フィルタと、それぞれのチャンネル毎に設置される周波数変換装置、アナログ−デジタル信号変換装置、補償部、デジタル−アナログ信号変換装置を具備する必要がある。
特開2004−328286号公報
以上のように、従来の、複数チャンネルの信号を同時に中継するOFDM方式による放送波中継局送受信装置では、同時に中継するチャンネル数だけの装置が必要であり、装置全体が大きくなっていた。
そこで、本発明の目的は、複数の受信系統の共有化を図り、全体的な構成を簡略化して低コストに抑えることのできる放送波中継局送受信装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、OFDM方式の放送波を受信する受信部と、前記受信された放送波をデジタル変換するアナログ−デジタル変換部と、前記デジタル変換された放送波をチャンネル毎のデジタル信号に分配する分配部と、前記チャンネル毎のデジタル信号をそれぞれ個別に補償する複数の補償部と、これらの複数の補償部の出力を合成する合成部と、この合成部の出力を送信する送信部とを具備するようにしている。
このようにして、受信部、アナログ−デジタル変換部、送信部により、複数チャンネル分の信号を一括処理し、分配部と合成部の間の補償部により各チャンネルの信号を処理することで、従来の送受信装置では全てのチャンネルの信号毎に行われていた、受信部、アナログ−デジタル変換部、送信部による処理を省略することができる。したがって、回路の小型化・低消費電力化が可能となり、装置全体としての低価格化が可能となる。
本発明では、従来の送受信装置と比較し、チャンネル毎に信号の周波数変換、アナログ−デジタル変換、デジタル−アナログ変換の処理を行わないため、回路の小型化・低消費電力化が可能となり、装置全体としての低価格化が可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る放送波中継局送受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、放送波は、受信アンテナ1により受信され、信号の周波数変換を行う第1の周波数変換部2、アナログ信号をデジタル信号へ変換するアナログ−デジタル変換装置3を経て、信号をチャンネル毎に分配するチャンネル分配部4により分配される。分配された信号は、補償部51〜5Nによりそれぞれ補償やCN比の改善がなされ、分配された信号を合成するチャンネル合成部6により合成される。その後、信号は、デジタル信号をアナログ信号へ変換するデジタル−アナログ変換装置7、第2の周波数変換部8を経て、送信アンテナ9から送信される。
より具体的には、第1の周波数変換部2は、受信アンテナ1で受信された複数チャンネルの放送波を中間周波数(Intermediate Frequency: IF)又はベースバンド信号に変換する。第1の周波数変換部2で周波数変換された複数チャンネル分のアナログ信号は、アナログ−デジタル変換装置3により複数チャンネル分のデジタル信号に変換され、チャンネル分配部4により、1チャンネル毎の信号に分割される。1チャンネル毎の信号に分割された信号は、補償部51〜5Nにより、1チャンネル単位で波形等化やCN比(Carrier-to-Noise Ratio)の改善などが行われ、チャンネル合成部6により、所定のチャンネル配置になるように再配置される。チャンネル合成部6の出力信号は、複数チャンネル分のデジタル信号であり、デジタル−アナログ変換装置7により、複数チャンネル分のアナログ信号へと変換され、第2の周波数変換部8により、高周波信号に変換され、送信アンテナ9から送信される。
図2は、図1のチャンネル分配部4の概略構成を示したブロック図である。
図2において、アナログ−デジタル変換装置3でデジタル信号に変換された放送波は、高速フーリエ変換部41で周波数領域のデジタル信号に変換される。メモリ43には、デジタル信号の1チャンネル分のフィルタ係数が記録されており、巡回シフト部44により当該フィルタ係数が読み出され、各チャンネルを取り出すフィルタ係数が生成される。高速フーリエ変換処理されたデジタル信号は、畳み込み部42において、読み出されたフィルタ係数と畳み込み演算処理を行われる。フィルタ係数と畳み込み演算されたデジタル信号は、逆高速フーリエ変換部45により時間領域のデジタル信号に変換され、分配部46によって分配される。
図2に示されるチャンネル分配部4の動作を図3を用いて説明する。図3は、チャンネル分配部4での放送波の分配処理を示した概略図である。
アナログ−デジタル変換装置3でデジタル信号に変換された複数チャンネル分の信号は、高速フーリエ変換部41により周波数領域のデジタル信号に変換される。図3(a)はその一例を示しており、チャンネルC1〜C4の4チャンネル分の信号が周波数軸上に配列されている。メモリ43に記録されている1チャンネル分の信号のみを抽出するフィルタ係数は図3(b)のように表され、図3(a)の信号と図3(b)のフィルタ特性とを畳み込み部42において畳み込み演算を行うことにより、チャンネルC1の信号成分は、図3(c)に示されるように抽出される。
次に、巡回シフト部44が、図3(b)のフィルタ係数を1チャンネル分だけシフトさせ、チャンネルC2の信号のみを抽出するフィルタ係数をメモリ43から読み出す。畳み込み部42が信号とフィルタ特性との畳み込み演算を行うことにより、チャンネルC2の信号成分は、図3(c)に示されるように抽出される。同様にチャンネルC3、C4の信号成分も抽出できる。
畳み込み部42の出力を逆高速フーリエ変換部45により逆フーリエ変換することで、図3(d)に示すように1チャンネル毎の信号成分が時系列で配置された信号系列となる。分配部46は、図3(d)に示す信号系列に同期して各チャンネル信号を分配し、補償部51〜5Nへ出力する。
なお、図3では4チャンネルが連続して並んだ場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
以上のように、上記第1の実施形態では、複数チャンネル分の信号を第1の周波数変換部2、アナログ−デジタル変換装置3により一括に処理し、チャンネル分配部4でチャンネルの分配、チャンネル合成部6でチャンネルを合成し、デジタル−アナログ変換装置7、第2の周波数変換部8により再び複数チャンネル分の信号を一括で処理している。
したがって、従来の放送波中継局送受信装置のようにチャンネル毎に周波数変換、アナログ−デジタル変換、デジタル−アナログ変換を行う必要がないため、回路規模を一括処理するチャンネル分だけ小さくすることができ、放送波中継局送受信装置の小型化・低価格化が可能となる。
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る放送波中継局送受信装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図4において、図1と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。
図4における送受信装置には、図1における補償部51〜5N、チャンネル合成部6の代りに、各チャンネルの伝送路応答を推定する伝送路応答推定部121〜12N、伝送路応答の推定に基づきフィルタ係数を生成する適応フィルタ係数生成部11、伝送路応答の推定に基づき求められたフィルタ係数を用いて信号を処理する適応フィルタ10が設置されている。
複数チャンネル分の信号は、受信アンテナ1により受信され、第1の周波数変換部2で周波数変換され、アナログ−デジタル変換装置3で複数チャンネル分のデジタル信号に変換される。その後、デジタル信号は2つに分割され、一方はチャンネル分配部4へ、他方は適応フィルタ10へと伝達される。
チャンネル分配部4へ伝達された複数チャンネル分のデジタル信号は、1チャンネル毎に帯域分割され、各チャンネルの伝送路応答推定部121〜12Nにより、各チャンネルの伝送路応答が推定される。伝送路応答推定部121〜12Nで推定された伝送路応答は、適応フィルタ係数生成部11へ出力され、適応フィルタ係数生成部11はこの伝送路応答をもとに、適応フィルタ10のフィルタ係数を決定し、適応フィルタ10に出力する。
ここで、各チャンネルの信号の伝送路応答を推定する方法としては、信号の時間相関をとることにより推定する方法や、地上デジタル放送の規格であるISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial)に挿入されているSP(Scattered Pilot)を用いて伝送路を推定する方法がある。
一方、適応フィルタ10へ伝達された複数チャンネル分の信号は、適応フィルタ10に上記のように求められたフィルタ係数が出力されることにより、各チャンネルの信号歪の補償や波形等化が行われる。
適応フィルタ10を通過した後は、デジタル−アナログ変換装置7でアナログ信号に変換され、第2の周波数変換部8で送信周波数帯に変換され、送信アンテナ9により送信される。
以上のように、上記第2の実施形態では、複数チャンネル分の信号を第1の周波数変換部2、アナログ−デジタル変換装置3を介し、チャンネル分配部4でチャンネルを分配し、伝送路応答推定部121〜12N及び適応フィルタ係数生成部11により適応フィルタ10のフィルタ係数を生成し、これを適応フィルタ10に出力することで、複数チャンネル分の信号が適応フィルタ10により一括で処理されるようにしている。
したがって、本発明にかかる第2の実施例においては,第1の実施例とは異なり補償部を構成する適応フィルタも複数チャンネルで共用化しているので、さらなる回路規模の低減ができ、放送波中継局送受信装置の小型化・低価格化が可能となる。また、伝送路応答の推定により、マルチパス遅延波によるフェージングに対する耐性が高くなり、よりよい品質での放送波中継が可能となる。
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係る放送波中継局送受信装置の概略構成を示すブロック図である。なお、図5において、図4と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。
図5における送受信装置は、図4に示す第2の実施形態に係る放送波中継局送受信装置と同じ複数チャンネル分の信号を一括処理する系統13A、13Bを有している。各系統13A、13Bにおける適応フィルタ10A、10Bの出力は、合成部14によって合成されている。
受信アンテナ1A、1Bで受信された複数チャンネル分の信号がチャンネル分配部4A、4Bにより分配され、各チャンネルの伝送路応答が伝送路応答推定部12A1〜12AN、12B1〜12BNによりそれぞれ推定され、これに基づき適応フィルタ係数生成部11A、11Bにより適応フィルタ10A、10Bのフィルタ係数が生成される。複数チャンネル分の信号は、上述のフィルタ係数により適応フィルタ10A、10Bでそれぞれ一括処理され、合成部14で合成される。その後、信号はデジタル−アナログ変換装置7でのアナログ信号への変換、第2の周波数変換部8での送信周波数帯への変換を経て、送信アンテナ9により送信される。
なお、図5では複数チャンネル分の信号を一括処理する系統は系統13A、13Bの2系統である場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、図5では、系統13A、13Bが、それぞれ図4に示す送受信装置のデジタル−アナログ変換装置より上段の構成と同じ構成である場合について説明したが、系統13A、13Bが、図1及び後述する図6に示す送受信装置のデジタル−アナログ変換装置より上段の構成であっても実施可能である。
以上のように、上記第3の実施形態では、受信アンテナ1A、1Bで受信された複数チャンネル分の信号を適応フィルタ10A、10Bによりそれぞれ一括で処理し、その出力を合成部14により合成するようにしている。
したがって、適応フィルタ10A、10Bによりそれぞれ一括で処理された信号を合成部14で合成することにより、放送波中継局送受信装置はダイバーシチ受信が可能となり、同一チャンネルに生じる干渉波を抑圧することができる。また、伝送路応答の推定により、マルチパス遅延波によるフェージングに対する耐性が高くなり、よりよい品質での放送波中継が可能となる。
(第4の実施形態)
図6は、本発明の第4の実施形態に係る放送波中継局送受信装置の概略構成を示すブロック図である。この構成はSFN(Single Frequency Network)において、自局の回り込み波を抑圧する回り込みキャンセラを搭載している。なお、図6において、図4と同一部分には同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。
図6における送受信装置には、図1における補償部51〜5N、チャンネル合成部6の代りに、伝送路応答推定部121〜12N、伝送路応答の推定に基づき回り込み波の複製を作成するようフィルタ係数を生成する適応フィルタ係数生成部11、前記フィルタ係数を用いることにより入力信号が回り込み波の複製となるよう処理する適応フィルタ10、複数チャンネル分の信号から回り込み波の複製を減算する減算部15、減算部15からの出力に制限をかける帯域通過フィルタ16が設置されている。
複数チャンネル分の信号は、受信アンテナ1により受信され、第1の周波数変換部2で周波数変換され、アナログ−デジタル変換装置3でデジタル信号に変換される。ここで、減算部15により、複数チャンネル分のデジタル信号から自局による送信波の回り込み波の複製が差し引かれ、帯域通過フィルタ16で帯域外に発生する不要信号を抑圧する。その後、信号はデジタル−アナログ変換装置7でのアナログ信号への変換、第2の周波数変換部8での送信周波数帯への変換を経て、送信アンテナ9により送信される。
自局からの回り込み波の複製は、帯域通過フィルタ16の出力信号に対して適応フィルタ10を通すことによって作成している。この適応フィルタ10のフィルタ係数は、帯域通過フィルタ16の出力信号をチャンネル分配部4により1チャンネル毎の信号に分配し、各チャンネルの伝送路応答を伝送路応答推定部121〜12Nで推定し、その結果をもとに適応フィルタ係数生成部11により生成している。
以上のように、上記第4の実施形態では、受信アンテナ1で受信された複数チャンネル分の信号を分配することなく一括で処理するようにしており、また、減算部15を用いて複数チャンネル分のデジタル信号から、帯域通過フィルタ16の出力信号が適応フィルタ10、適応フィルタ係数生成部11、伝送路応答推定部121〜12Nを介することによって得られる回り込み波の複製を差し引くようにしている。
したがって、複数チャンネルについて同時に処理することができるため、回路規模の低減ができ、放送波中継局送受信装置の小型化・低価格化が可能となる。また、伝送路応答の推定により、マルチパス遅延波によるフェージングに対する耐性が高くなり、回り込み波の抑圧により、SFNにおける重要課題である送受信装置での遅延時間を低減することができ、安定した放送波中継の実現が可能となる。
図7は、従来の放送波中継局送受信装置の概略構成を示すブロック図である。図7における送受信装置では、受信アンテナ1で受信した複数チャンネルの信号を、チャンネル分配部4でチャンネル毎の信号に分ける。ここでチャンネル分配部4は、必要チャンネルのみを通過させる帯域通過フィルタ群から構成される。チャンネル毎の信号に変換された受信信号は第1の周波数変換部21〜2Nで周波数変換され、アナログ−デジタル変換装置31〜3Nでデジタル信号に変換される。補償部51〜5Nでチャンネル毎の信号の歪成分を補償する。補償された信号は、デジタル−アナログ変換装置71〜7Nでアナログ信号に変換され、さらに第2の周波数変換部81〜8Nで送信高周波信号に周波数変換される。周波数変換された全信号はチャンネル合成部6で合成され、送信アンテナ9より放射される。このような構成であるため、従来の送受信装置では、その回路規模が大型化しやすい。
これに対し、本発明では、第1から第4の実施形態で示したように、受信した複数チャンネル分の信号を一括で処理するようにしているため、従来の送受信装置と比較して回路規模の低減ができ、放送波中継局送受信装置の小型化・低価格化が可能となる。
なお、この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば上記各実施形態では、受信アンテナで受信された信号が、周波数変換部、アナログ−デジタル変換装置、デジタル−アナログ変換装置によって処理される例について説明したが、これら以外の装置によって処理される場合でも同様に実施可能である。
その他、放送波中継局送受信装置の構成や、回り込み波の抑圧方法等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
さらに、この発明は実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る放送波中継局送受信装置の概略構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る放送波中継局送受信装置におけるチャンネル分配部の概略構成を示したブロック図。 チャンネル分配部における複数チャンネル分の放送波の分配処理を示した概略図。 本発明の第2の実施形態に係る放送波中継局送受信装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態に係る放送波中継局送受信装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の第4の実施形態に係る放送波中継局送受信装置の概略構成を示すブロック図。 従来の放送波中継局送受信装置の概略構成を示すブロック図。
符号の説明
1,1A,1B…受信アンテナ、2,2A,2B,21〜2N…第1の周波数変換部、3,3A,3B,31〜3N…アナログ−デジタル変換装置、4,4A,4B…チャンネル分配部、51〜5N…補償部、6…チャンネル合成部、7,71〜7N…デジタル−アナログ変換装置、8,81〜8N…第2の周波数変換部、9…送信アンテナ、41…高速フーリエ変換部、42…畳み込み部、43…メモリ、44…巡回シフト部、45…逆高速フーリエ変換部、46…分配部、10,10A,10B…適応フィルタ、11,11A,11B…適応フィルタ係数生成部、121〜12N,12A1〜12AN,12B1〜12BN…伝送路応答推定部、14…合成部、15…減算部、16…帯域通過フィルタ

Claims (7)

  1. 直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)方式の放送波を受信する受信部と、
    前記受信された放送波をデジタル変換するアナログ−デジタル変換部と、
    前記デジタル変換された放送波をチャンネル毎のデジタル信号に分配する分配部と、
    前記チャンネル毎のデジタル信号をそれぞれ個別に補償する複数の補償部と、
    これらの複数の補償部の出力を合成する合成部と、
    この合成部の出力を送信する送信部と
    を具備することを特徴とする放送波中継局送受信装置。
  2. 直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)方式の放送波を受信する受信部と、
    前記受信された放送波をデジタル変換するアナログ−デジタル変換部と、
    前記デジタル変換された放送波をチャンネルごとのデジタル信号に分配する分配部と、
    前記チャンネル毎のデジタル信号の伝送路応答をそれぞれ推定する複数の伝送路応答推定手段と、
    前記伝送路応答に基づいてフィルタ係数を生成するフィルタ係数生成手段と、
    前記アナログ−デジタル変換部によりデジタル化された放送波を前記フィルタ係数に基づいて補償する適応フィルタと、
    前記適応フィルタの出力を送信する送信部と
    を具備することを特徴とする放送波中継局送受信装置。
  3. 直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)方式の放送波を受信する受信部と、
    前記受信された放送波をデジタル変換するアナログ−デジタル変換部と、
    前記デジタル変換された放送波から当該放送波の回り込み波の複製を減じる減算手段と、
    前記回り込み波の複製を減算された放送波の周波数通過帯域を制限する帯域通過フィルタと、
    この帯域通過フィルタを通過した放送波をチャンネル毎のデジタル信号に分配する分配部と、
    前記チャンネル毎のデジタル信号の伝送路応答をそれぞれ推定する複数の伝送路応答推定手段と、
    前記伝送路応答に基づいてフィルタ係数を生成するフィルタ係数生成手段と、
    前記帯域通過フィルタを通過した放送波から前記フィルタ係数に基づいて前記放送波の回り込み波の複製を作成する適応フィルタと、
    前記帯域通過フィルタの出力を送信する送信部と
    を具備することを特徴とする放送波中継局送受信装置。
  4. 直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)方式の放送波を受信する第1及び第2の受信ユニットと、
    これらの第1及び第2の受信ユニットの出力を合成する合成器と、
    この合成器の出力を送信する送信部とを具備し、
    前記第1及び第2の受信ユニットの少なくともいずれか一方は、
    前記放送波を受信する受信部と、
    前記受信された放送波をデジタル変換するアナログ−デジタル変換部と、
    前記デジタル変換された放送波をチャンネル毎のデジタル信号に分配する分配部と、
    前記チャンネル毎のデジタル信号をそれぞれ個別に補償する複数の補償部と、
    これらの複数の補償部の出力を合成して前記合成器に入力する合成部と
    を備えることを特徴とする放送波中継局送受信装置。
  5. 直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)方式の放送波を受信する第1及び第2の受信ユニットと、
    これらの第1及び第2の受信ユニットの出力を合成する合成器と、
    この合成器の出力を送信する送信部とを具備し、
    前記第1及び第2の受信ユニットの少なくともいずれか一方は、
    前記放送波を受信する受信部と、
    前記受信された放送波をデジタル変換するアナログ−デジタル変換部と、
    前記デジタル変換された放送波をチャンネルごとのデジタル信号に分配する分配部と、
    前記チャンネル毎のデジタル信号の伝送路応答をそれぞれ推定する複数の伝送路応答推定手段と、
    前記伝送路応答に基づいてフィルタ係数を生成するフィルタ係数生成手段と、
    前記アナログ−デジタル変換部によりデジタル化された放送波を前記フィルタ係数に基づいて補償して前記合成器に出力する適応フィルタと
    を備えることを特徴とする放送波中継局送受信装置。
  6. 直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:OFDM)方式の放送波を受信する第1及び第2の受信ユニットと、
    これらの第1及び第2の受信ユニットの出力を合成する合成器と、
    この合成器の出力を送信する送信部とを具備し、
    前記第1及び第2の受信ユニットの少なくともいずれか一方は、
    前記放送波を受信する受信部と、
    前記受信された放送波をデジタル変換するアナログ−デジタル変換部と、
    前記デジタル変換された放送波から当該放送波の回り込み波の複製を減じる減算手段と、
    前記回り込み波の複製を減算された放送波の周波数通過帯域を制限してこの放送波を前記合成器に出力する帯域通過フィルタと、
    この帯域通過フィルタを通過した放送波をチャンネル毎のデジタル信号に分配する分配部と、
    前記チャンネル毎のデジタル信号の伝送路応答をそれぞれ推定する複数の伝送路応答推定手段と、
    前記伝送路応答に基づいてフィルタ係数を生成するフィルタ係数生成手段と、
    前記帯域通過フィルタを通過した放送波から前記フィルタ係数に基づいて前記放送波の回り込み波の複製を作成する適応フィルタと
    を備えることを特徴とする放送波中継局送受信装置。
  7. 前記分配部は、
    前記アナログ−デジタル変換装置から出力される複数チャンネル分のデジタル信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transformation:FFT)を行う高速フーリエ変換部と、
    前記高速フーリエ変換処理された複数チャンネル分のデジタル信号のうち1チャンネル分のフィルタ係数を記憶するメモリと、
    1チャンネル分のフィルタ係数を前記メモリから読み出し、順次シフトさせることにより必要チャンネル数のフィルタ係数を作り出す巡回シフト部と、
    前記巡回シフト部から読み出されたフィルタ係数と前記高速フーリエ変換処理された複数チャンネル分のデジタル信号との畳み込み演算を行う畳み込み手段と、
    前記畳み込み手段の出力に対して逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transformation:IFFT)を行う逆高速フーリエ変換手段と、
    前記逆高速フーリエ変換処理された複数チャンネル分のデジタル信号を、デジタル信号の信号系列に同期してチャンネル毎のデジタル信号に分配する分配手段と
    を具備することを特徴とする請求項1内至6のいずれか1項記載の放送波中継局送受信装置。
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