JP2010135929A - 無線中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線中継装置における回り込み波の影響を抑える。
【解決手段】第1受信部、中継信号から中継信号を変化させて生成される回り込み波除去信号を減算した合成信号の電力を最小化した時の比率として算出される重みを生成する第1生成部、第1受信部の受信信号から重みに基づいて中継信号から生成した回り込み波除去信号を除去した信号を出力する第1減算部、第1減算部の出力信号に対して第1通信方式の帯域に対する利得が第2通信方式の帯域に対する利得より大きくなるよう利得調整する第1利得制御部、当該利得調整を行った信号を送信する第1送信部、同様の、第2受信部、第2生成部、第2減算部、第2減算部の出力信号に対して第1通信方式の帯域に対する利得が0になるよう第2通信方式の帯域に対する利得が第1利得制御部が利得調整した第2通信方式の帯域に対する利得と等しくなるよう利得調整する第2利得制御部、第2送信部を備える装置とした。
【選択図】図6

Description

本件は、複数の通信方式による無線信号を中継する無線中継装置に関する。
図1は、無線中継装置の利用形態の例を示す図である。
無線中継装置は、無線基地局から距離が離れたエリアや、建物内や地下街など電波の受信強度が極端に低いエリアに向けて、無線基地局から受信した電波を増幅して送信することで中継を行う。セルラ移動通信において、図1のように、無線中継装置が、無線基地局と端末との間の中継を行う場合は、無線基地局からの信号を受信して端末に向けて送信する場合と、端末からの信号を受信して無線基地局に向けて送信する場合との、双方向の中継を行う。
無線中継装置が増幅して送信した信号が自装置の受信アンテナで受信され、さらに増幅されることにより生じる発振を如何にして防ぐかは、重要な課題である。発振を防ぐには、無線中継装置の送信アンテナと受信アンテナと間のアイソレーションを大きくとる工夫がなされる。具体的には、無線中継装置の送信アンテナと受信アンテナとの間の距離を離すこと、送信アンテナと受信アンテナとの間に遮蔽物を設けること、送信アンテナ及び受信アンテナの指向性や偏波を調整することなどが、挙げられる。
しかしながら、電波は、反射、回折、透過などによって、周辺の環境に応じて、送信アンテナから受信アンテナに回り込んでしまう。そのため、送信アンテナと受信アンテナとの間のアイソレーションを物理的に確保するだけでなく、送信アンテナから受信アンテナに回り込む干渉波を信号処理によって除去する回り込み波除去技術を併用することが一般的である。例えば、無線中継装置の中継利得を70dBとすると、中継する信号のS/N比(Signal to Noise Ratio)を10dB以上確保するためには、送信アンテナと受信ア
ンテナとの間のアイソレーションと回り込み波の抑圧性能との合計で80dB以上の回り込み波の減衰を確保するのが好ましい。
このように、無線中継装置では、送信アンテナと受信アンテナとの間のアイソレーションと回り込み波除去技術は非常に重要である。特に、回り込み波除去性能が大きい場合、送信アンテナと受信アンテナとの間のアイソレーションの制限を緩和できる。そのため、無線中継装置の設置方法の制約が少なくなり、無線中継装置の導入を容易にすることができる。
回り込み波除去の具体的な方法として、非特許文献1が挙げられる。
非特許文献1では、送信信号に回り込み波除去ウェイトを乗算した信号を受信信号からキャンセルする構成とし、キャンセル後の信号電力が最小化となるようにアダプティブアルゴリズムによって回り込み波除去ウェイトを算出する方法を使用している。
図2は、従来の無線中継装置の構成例を示す図である。
図2の無線中継装置では、アダプティブアルゴリズムを使用して回り込み波を除去する方法を使用している。受信アンテナには、無線基地局からの信号と回り込み波とが合成された信号が入力される。受信部は、フィルタによる必要な帯域の抽出、ダウンコンバータによるベースバンド信号への変換、AGC(Auto Gain Control)による信号レベルの調
整、A/D(Analog to Digital)変換器によるデジタル信号への変換などの処理を行う
。デジタル信号は、送信部において、D/A(Digital to Analog)変換器によって再度
アナログベースバンド信号に変換される。アナログベースバンド信号は、アップコンバータでRF(Radio Frequency)信号に変換され、増幅器によって増幅された後、送信アン
テナから送信される。
回り込み波除去ウェイト生成部には、回り込み波キャンセル後の信号と、送信信号を回り込み波に合わせて遅延させた信号とが入力される。回り込み波除去ウェイト生成部では、LMS(Least Mean Square)アルゴリズムにより、回り込み波キャンセル後の信号電
力を最小化する回り込み波除去ウェイトWが生成される。回り込み波除去ウェイトWに送信信号を遅延させた信号を乗算した値が、受信信号から差し引かれる。差し引かれた結果が、回り込み波キャンセル後の信号である。回り込み波キャンセル後の信号は、送信信号となる。
次世代の移動通信システムでは、MIMO(Multiple Input Multiple Output)と呼ばれる通信方式を用いて、より高速なデータ通信が行われる。MIMO通信方式では、複数の送信アンテナを用いて独立した複数のデータチャネルを同一時刻かつ同一周波数で送信する。受信側では複数の受信アンテナを用いてMIMOチャネルを形成することで、複数のデータチャネルを分離して復調することができる。
また、次世代の移動通信システムでは、広帯域伝送が行われるため、より高いキャリア周波数が使用される。周波数が高いほど距離減衰が大きくなることから、電波が届きにくいエリアが増えることが予想される。そのため、次世代の移動通信システムにおいては無線中継装置の必要性が増加する。このような背景から、次世代の移動通信システムでは、MIMO信号を中継することにより、高速データ通信を広いエリアで実現する技術が求められる。
図3は、MIMO通信システムの例を示す図である。
MIMO信号を中継するためには、1つの送信アンテナと1つの受信アンテナを用いた無線中継装置1系統では不十分である。MIMO信号を中継するには、図3に示すように複数の中継を行う。図3のMIMO中継システムは、無線基地局に2本の送信アンテナを有し、端末に2本の受信アンテナを有する。図3の例では、2系統の無線中継を行うことにより、2×2の独立したMIMOチャネルの中継を可能にしている。
図3は、無線基地局から端末への下りリンクの中継の様子を示しているが、端末から無線基地局への上りリンクにおいてもMIMO伝送を行う場合は、複数の中継を行うことになる。以降の説明では、簡略化のために、片方向の無線中継だけを例にして説明する。
図4は、無線中継装置における電波の回り込みの例を示す図である。
図4に示すように、MIMO中継では、複数の回り込み波が発生する。MIMO中継を行う無線中継装置は複数の送信アンテナから独立した信号を同時に中継するため、無線中継装置の受信アンテナは複数の送信アンテナからの複数の独立した回り込み波を受信する。図2で示した従来の中継装置を2系統並べただけでは、1つの送信アンテナからの回り込み波しか除去することができない。また、図2の回り込み波除去ウェイト生成部において、2つの送信アンテナからの送信信号を入力したとしても、2つの独立した入力信号を基にして、2つの独立した回り込み波による干渉を除去しなければならないため、回り込み波除去ウェイトの演算が難しくなる。アダプティブアルゴリズムによるウェイト計算が収束せずに、最適な回り込み波ウェイトが算出されなければ、回り込み波の除去性能が劣
化するため、十分な中継利得を確保できなくなる。
従来技術として、MIMO中継における回り込み波の影響を低減するために、中継系統毎に異なる偏波特性を有するアンテナを配置する方法がある(例えば、特許文献1参照)。また、回り込み波の影響が少なくなるように、送信アンテナから受信アンテナ方向への利得が低くなるようにアンテナの指向性パターンを調整する方法がある(例えば、特許文献2参照)。
伊藤 和人、外1名、「適応干渉キャンセラを用いた無線呼出し用ブースタ」、信学技報、社団法人 電子情報通信学会、1999年8月、RCS99−78 特開2005−192185号公報 特開2006−20211号公報
このように、MIMO中継では回り込み波が増大し、中継利得が上げられない問題が存在する。したがって、MIMO中継における回り込み波の発生そのものを抑圧することができれば、その分だけ中継利得を増やすことができる。ここで、複数の通信システムが混在する帯域を一括で中継する無線中継装置を考える。例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project)で標準化が進められている次世代移動通信システムであるLTE(Long Term Evolution)では、現在サービスされている第3世代移動通信システム(
3Gシステム)に割り当てられている周波数を利用することが決まっている。
図5は、周波数帯域の割り当ての例を示す図である。
図5のように、サービスの過渡期においては、20MHzの3Gシステム用の周波数帯域をLTEに10MHz、3Gシステムに10MHz(5MHz×2キャリア)といった割合で配置させることがあり得る。一方、無線中継装置では、20MHzのシステム帯域がどのように使われているかに関係なく、20MHz帯域を一括で中継する構成が簡易で望ましい。しかしながら、LTEの下りリンクでは、MIMO伝送を行うことが決まっており、ほとんどのカテゴリーの端末装置も下りリンクのMIMO伝送に対応することになっている。このような場合は、無線中継装置もMIMO中継に対応しなければならないため、上述の回り込み波干渉の増大が問題となる。
MIMOに対応するLTEとMIMOに対応していない3Gシステムとが混在したシステムの周波数帯域を一括で中継する場合、無線中継装置は、MIMOに対応しているLTEに合わせてMIMO中継を必ず行わなければならない。そのため、MIMOに対応していない3Gシステムにおいても回り込み波が増大するという問題が生じる。また、LTEと3Gシステムの混在比率は、LTEに対応した端末の普及や伝送速度などのサービス需要に応じて、変化させる可能性がある。このようなLTEと3Gシステムとの混在比率の変化に応じて、無線中継装置の構成を変えることは装置の保守管理の面でも問題となる。
本件は、複数の通信方式の無線信号を中継する無線中継装置において、回り込み波の影響を抑制することを課題とする。
開示の無線中継装置は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。
即ち、第1の態様は、
受信した無線信号を中継して送信する無線中継装置であって、
第1のアンテナを経由して第1の無線信号を受信する第1受信部と、
前記第1の無線信号から、前記第1の無線信号を中継した第1の中継信号を自装置の外部へ送信したときに前記第1受信部に回り込んで受信される回り込み波を除去する回り込み波除去信号であって
中継信号の振幅および位相を設定可能な比率で変化させて生成される回り込み波除去信号を減算することで合成信号を生成したときに、前記合成信号の信号電力を最小化したときの前記比率として算出される回り込み波除去ウェイトを生成する第1生成部と、
前記第1受信部が受信した信号から、前記第1生成部が生成した回り込み波除去ウェイトに基づいて前記中継信号から生成した前記回り込み波除去信号を、除去した信号を出力する第1減算部と、
前記第1減算部の出力信号に対して、第1通信方式の帯域に対する利得が第2通信方式の帯域に対する利得より大きくなるよう利得調整を行う第1利得制御部と、
前記第1利得制御部で利得調整を行った信号を、前記第1の中継信号として送信する第1送信部と、
第2のアンテナを経由して第2の無線信号を受信する第2受信部と、
前記第2の無線信号から、前記第2の無線信号を中継した第2の中継信号を自装置の外部へ送信したときに前記第2受信部に回り込んで受信される回り込み波を除去する回り込み波除去信号であって
前記中継信号の振幅および位相を設定可能な比率で変化させて生成される回り込み波除去信号を減算することで合成信号を生成したときに、前記合成信号の信号電力を最小化したときの前記比率として算出される回り込み波除去ウェイトを生成する第2生成部と、
前記第2受信部が受信した信号から、前記第2生成部が生成した回り込み波除去ウェイトに基づいて前記中継信号から生成した前記回り込み波除去信号を、除去した信号を出力する第2減算部と、
前記第2減算部の出力信号に対して、第1通信方式の帯域に対する利得が0になるよう、第2通信方式の帯域に対する利得が前記第1利得制御部が利得調整した第2通信方式の帯域に対する利得と等しくなるよう利得調整を行う第2利得制御部と、
前記第2利得制御部で利得調整を行った信号を、前記第2の中継信号として送信する第2送信部と、
を備える無線中継装置とした。
第1の態様によると、第1通信方式の帯域の信号は第1送信部から送信され、第2通信帯域の信号は、第1送信部及び第2送信部から送信される。
第2の態様は、
受信した無線信号を中継して送信する無線中継装置であって、
第1のアンテナを経由して第1の無線信号を受信する第1受信部と、
前記第1の無線信号から、前記第1の無線信号を中継した第1の中継信号を自装置の外部へ送信したときに前記第1受信部に回り込んで受信される回り込み波を除去する回り込み波除去信号であって
中継信号の振幅および位相を設定可能な比率で変化させて生成される回り込み波除去信号を減算することで合成信号を生成したときに、前記合成信号の信号電力を最小化したときの前記比率として算出される回り込み波除去ウェイトを生成する第1生成部と、
前記第1受信部が受信した信号から、前記第1生成部が生成した回り込み波除去ウェイトに基づいて前記中継信号から生成した前記回り込み波除去信号を、除去した信号を出力する第1減算部と、
前記第1減算部の出力信号に対して、第1通信方式の帯域に対する利得が第2通信方式の帯域に対する利得と等しくなるよう、利得調整を行う第1利得制御部と、
前記第1利得制御部で利得調整を行った信号を、前記第1の中継信号として送信する第1送信部と、
第2のアンテナを経由して第2の無線信号を受信する第2受信部と、
前記第2の無線信号から、前記第2の無線信号を中継した第2の中継信号を自装置の外部へ送信したときに前記第2受信部に回り込んで受信される回り込み波を除去する回り込み波除去信号であって
前記中継信号の振幅および位相を設定可能な比率で変化させて生成される回り込み波除去信号を減算することで合成信号を生成したときに、前記合成信号の信号電力を最小化したときの前記比率として算出される回り込み波除去ウェイトを生成する第2生成部と、
前記第2受信部が受信した信号から、前記第2生成部が生成した回り込み波除去ウェイトに基づいて前記中継信号から生成した前記回り込み波除去信号を、除去した信号を出力する第2減算部と、
前記第2減算部の出力信号に対して、第1通信方式の帯域に対する利得が0になるよう、第2通信方式の帯域に対する利得が前記第1利得制御部が利得調整した第2通信方式の帯域に対する利得と等しくなるよう、利得調整を行う第2利得制御部と、
前記第2利得制御部で利得調整を行った信号、及び、前記第1利得制御部で利得調整を行った第1通信方式の帯域の信号を、前記第2の中継信号として送信する第2送信部と、を備える無線中継装置とした。
第2の態様によると、第1受信部で受信された第1通信方式の帯域の信号は第1送信部及び第2送信部から送信される。また、第2の態様によると、第1受信部で受信された第2通信方式の帯域の信号は第1送信部から送信され、第2受信部で受信された第2通信方式の帯域の信号は第2送信部から送信される。
開示の態様によれば、複数の通信方式の無線信号を中継する無線中継装置において、回り込み波の影響を抑制することができる。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、開示の実施形態の構成に限定されない。
〔実施形態〕
ここでは、無線基地局からの電波を受信して端末に向けて電波を送信する無線中継装置について説明するが、当該無線中継装置は端末からの電波を受信して無線基地局に向けて電波を送信する無線中継装置に対しても同様に適用できる。
ここで、無線中継装置が中継を行う周波数帯域は、図5のように割り当てられているとする。即ち、MIMO伝送を行うLTEに対して10MHzの帯域、MIMO伝送を行わない3Gシステムに対して10MHz(5MHz幅×2キャリア)の帯域が、割り当てられているとする。この周波数帯域の割り当ては一例であり、以下に説明する構成は、図5とは異なる割り当てに対しても適用することが可能である。
(実施例1)
図6は、無線中継装置の実施例1を示す図である。
無線中継装置100は、第1受信アンテナ121、第2受信アンテナ122、いずれかの受信アンテナから信号を受信する受信部102、複数の加算部108、複数の乗算部110を有する。無線中継装置100は、第1−回り込み波除去ウェイト生成部141、第2−回り込み波ウェイト生成部142、複数のディレイ(Delay)部106を有する。ま
た、無線中継装置100は、第1送信アンテナ131、第2送信アンテナ132、いずれかの送信アンテナから信号を送信する送信部104を有する。無線中継装置100は、F
FT(Fast Fourier Transfer)部151及び152、第1帯域選択/ゲイン制御部16
1、第2帯域選択/ゲイン制御部162、IFFT(Inverse Fast Fourier Transfer)
部171及び172を有する。
これらの処理部のうち、任意の複数を、1つの処理部としてもよい。また、これらの処理部のうち任意の1つが、複数の処理部としての処理を行ってもよい。これらの各処理部は、ハードウェアとしても、ソフトウェアとしても実現され得る。以後に記載される構成要素についても同様である。
第1受信アンテナ121と、第1受信アンテナに接続される受信部102と、第1−回り込み波除去ウェイト生成部141と、FFT部151と、第1帯域選択/ゲイン制御部161と、IFFT部171と、第1送信アンテナに接続される送信部104と、第1送信アンテナ131、及び、これらに付随する構成要素は、第1中継系統を形成する。
同様に、第2受信アンテナ122と、第2受信アンテナに接続される受信部102と、第2−回り込み波除去ウェイト生成部142と、FFT部152と、第2帯域選択/ゲイン制御部162と、IFFT部172と、第2送信アンテナに接続される送信部104と、第2送信アンテナ132、及び、これらに付随する構成要素は、第2中継系統を形成する。
第1−回り込み波除去ウェイト生成部141には、第1中継系統の受信信号から中継信号に回り込み波除去ウェイトを乗算して生成した信号を除去した信号と、第1中継系統の送信信号をディレイ部106で遅延させた信号と、第2中継系統の送信信号を遅延させた信号と、が入力される。第1−回り込み波除去ウェイト生成部141は、アダプティブアルゴリズムにより、入力されたこれらの信号を使用して、第1中継系統の回り込み波除去ウェイトを算出する。第1−回り込み波除去ウェイト生成部141は、他のアルゴリズムにより、第1中継系統の回り込み波除去ウェイトを算出してもよい。また、第1−回り込み波除去ウェイト生成部141は、LTEの帯域と3Gシステムの帯域とに分けて最適な回り込み波除去ウェイトを算出することで、回り込み波除去の性能を向上させることが可能である。
受信部102は、フィルタによる必要な帯域の抽出、ダウンコンバータによるベースバンド信号への変換、AGC(Auto Gain Control)による信号レベルの調整、A/D(Analog to Digital)変換器によるデジタル信号への変換などの処理を行う。
無線中継装置100は、第1−回り込み波除去ウェイト生成部141が生成した回り込み波除去ウェイトと、第1中継系統の送信信号を遅延させた信号及び第2中継形等の送信信号を遅延させた信号の和とを乗算部110で乗算する。無線中継装置100は、乗算した結果を、加算部108で、第1中継系統の受信信号(第1受信アンテナ121に接続された受信部102の出力)から、減算する。当該乗算部110と当該加算部108とは、1つのユニットとすることができる。
FFT部151は、加算部108の結果をFFT(Fast Fourier Transfer)により、
時間領域から周波数領域に変換し、第1帯域選択/ゲイン制御部161に入力する。
第1帯域選択/ゲイン制御部161は、中継する帯域として、MIMO伝送を行うLTEの帯域とMIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域とを選択する。第1帯域選択/ゲイン制御部161は、3Gシステムの帯域に対するゲインを、LTEの帯域に対するゲインよりも大きくすることができる。第1帯域選択/ゲイン制御部161は、帯域選択及びゲイン調整を行った信号を、IFFT部171に入力する。
IFFT部171は、第1帯域選択/ゲイン制御部161から入力された信号を、時間帯域の信号に変換する。この変換後の信号が、第1中継系統の送信信号となる。
送信部104は、IFFT171の出力を、アナログ信号に変換し、アップコンバータでRF(Radio Frequency)信号に変換し、増幅し、第1送信アンテナから送信する。
無線中継装置100の第2中継系統についても第1中継系統と同様である。但し、第2帯域選択/ゲイン制御部162は、中継する帯域として、MIMO伝送を行うLTEの帯域を選択し、MIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域を選択しない。第2帯域選択/ゲイン制御部162は、MIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域の中継利得を0にする。即ち、MIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域の信号は、第1中継系統のみで、中継される。
また、第2−回り込み波除去ウェイト生成部142は、3Gシステムの帯域に対する最適な回り込み波除去ウェイトを算出しなくてもよい。第2中継系統では、3Gシステムの帯域の信号に対する中継を行わないからである。即ち、第2−回り込み波除去ウェイト生成部142は、LTEの帯域に対する最適な回り込み波ウェイトを算出する。
ここでは、無線中継装置が2つの中継系統を有する例を示したが、同様の構成により、2以上の中継系統を有する構成とすることも可能である。即ち、無線中継装置100は、第2中継系統と同等の構成を複数有することができる。
《動作例》
次に、無線中継装置100の動作例を説明する。無線中継装置100による帯域選択/ゲイン調整の動作について説明する。
各中継系統は、受信信号を一旦FFTにより周波数領域の信号に変換し、帯域選択およびゲイン調整を行った後、再びIFFTにより時間領域の信号に変換した後、中継送信を行う。
図7は、第1中継系統の第1帯域選択/ゲイン制御部による帯域選択/ゲイン調整の例を示す図である。
第1中継系統の第1帯域選択/ゲイン制御部161は、MIMO伝送を行うLTEの帯域とMIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域との両方を、中継する帯域として、選択する。また、第1中継系統の第1帯域選択/ゲイン制御部161は、3Gシステムの帯域に対するゲインを、LTEの帯域に対するゲインよりも大きくすることができる。第2中継系統は、3Gシステムの帯域を中継する帯域として選択しないため、第1中継系統で、LTEの帯域に対するゲインと、3Gシステムの帯域に対するゲインを同じにすると、無線中継装置100全体で、3Gシステムの帯域に対するゲインがLTEの帯域に対するゲインよりも小さくなるからである。第1中継系統で、3Gシステムの帯域に対するゲインをLTEの帯域に対するゲインより大きくすることで、無線中継装置100全体で、3Gシステムの帯域に対するゲインとLTEの帯域に対するゲインを等しくすることが可能となる。
図8は、第2中継系統の第2帯域選択/ゲイン制御部による帯域選択/ゲイン調整の例を示す図である。
第2中継系統の第2帯域選択/ゲイン制御部162は、MIMO伝送を行うLTEの帯
域を、中継する帯域として、選択する。また、第2中継系統の第2帯域選択/ゲイン制御部162は、3Gシステムに対する帯域については中継利得を0にすることで中継を行わない。第2中継系統の第2帯域選択/ゲイン制御部162は、LTEの帯域に対するゲインを、第1帯域選択/ゲイン制御部161のLTEの帯域に対するゲインと、同じにする。
本実施例によると、MIMO伝送を行うLTEの帯域ではMIMO中継を行い、MIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域ではMIMO中継は行わず1つの中継系統での中継にすることが可能になる。本実施例によれば、3Gシステムの信号の回り込み波が複数のアンテナから独立に発生することがなくなるため、3Gシステムの信号による回り込み波の伝搬路が複雑になることを抑制することができる。
(構成例実施例2)
次に実施例2について説明する。実施例2は、実施例1との共通点を有する。従って、主として相違点について説明する。
図9は、無線中継装置の実施例2を示す図である。
無線中継装置200は、第1受信アンテナ121、第2受信アンテナ122、いずれかの受信アンテナから信号を受信する受信部102、複数の加算部108、複数の乗算部110を有する。無線中継装置200は、第1−回り込み波除去ウェイト生成部141、第2−回り込み波ウェイト生成部142、複数のディレイ(Delay)部106を有する。ま
た、無線中継装置200は、第1送信アンテナ131、第2送信アンテナ132、いずれかの送信アンテナから信号を送信する送信部104を有する。無線中継装置200は、FFT(Fast Fourier Transfer)部151、152、第1帯域選択部261、第2帯域選
択部262、IFFT(Inverse Fast Fourier Transfer)部171、172を有する。
第1受信アンテナ121と、第1受信アンテナに接続される受信部102と、第1−回り込み波除去ウェイト生成部141と、FFT部151と、第1帯域選択部261と、IFFT部171と、第1送信アンテナに接続される送信部104と、第1送信アンテナ131、及び、これらに付随する構成要素は、第1中継系統を形成する。
同様に、第2受信アンテナ122と、第2受信アンテナに接続される受信部102と、第2−回り込み波除去ウェイト生成部142と、FFT部152と、第2帯域選択部262と、IFFT部172と、第2送信アンテナに接続される送信部104と、第2送信アンテナ132、及び、これらに付随する構成要素は、第2中継系統を形成する。
FFT部151は、加算部108の結果をFFT(Fast Fourier Transfer)により、
時間領域から周波数領域に変換し、第1帯域選択制御部261に入力する。
第1帯域選択部261は、中継する帯域として、MIMO伝送を行うLTEの帯域とMIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域とを選択する。第1帯域選択部261は、帯域選択した信号を、IFFT部171に入力する。また、第1帯域選択部261は、MIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域の信号を、第2中継系統のIFFT部172に入力する。
第2帯域選択部262は、中継する帯域として、MIMO伝送を行うLTEの帯域を選択する。第2帯域選択部262は、帯域選択した信号を、IFFT部172に入力する。
IFFT部172は、第2帯域選択部262から入力されたMIMO伝送を行うLTE
の帯域の信号と、第1帯域選択部261から入力されたMIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域の信号と、を合わせて、時間領域の信号に変換する。この変換後の信号が、第2中継系統の送信信号となる。
また、第2−回り込み波除去ウェイト生成部142は、3Gシステムの帯域に対する最適な回り込み波除去ウェイトを算出しなくてもよい。第2中継系統では、第2中継系統の受信部102で受信した3Gシステムの帯域の信号に対する中継を行わないからである。
ここでは、無線中継装置が2つの中継系統を有する例を示したが、同様の構成により、2以上の中継系統を有する構成とすることも可能である。即ち、無線中継装置200は、第2中継系統と同等の構成を複数有することができる。
《動作例》
次に、無線中継装置200の動作例を説明する。無線中継装置200による帯域選択/ゲイン調整の動作について説明する。
実施例1のような構成では、3Gシステムの帯域の信号を第1中継系統のみで中継するため、第1中継系統と第2中継系統で中継利得の偏りが発生する。そのため、第1中継系統の増幅器を第2中継系統の増幅器よりも大きくするなどの実装上の弊害が生じる。
図10は、第1中継系統の第1帯域選択部による帯域選択の例を示す図である。
図11は、第1中継系統の第1帯域選択部から第2中継系統のIFFT部に入力される帯域の例を示す図である。
第1中継系統の第1帯域選択部261は、MIMO伝送を行うLTEの帯域とMIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域との両方を、中継する帯域として、選択する。第1帯域選択部261は、帯域選択した信号を、IFFT部171に入力する。IFFT部171は、入力されたMIMO伝送を行うLTEの帯域の信号とMIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域との信号を、時間領域の信号に変換する。また、第1帯域選択部261は、MIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域の信号を、第2中継系統のIFFT部172に入力する。第1中継系統で受信したMIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域の信号を、第2中継系統でも中継するためである。
図12は、第2中継系統の第2帯域選択部による帯域選択の例を示す図である。
第2中継系統の第2帯域選択部262は、MIMO伝送を行うLTEの帯域を、中継する帯域として、選択する。また、第2中継系統の第2帯域選択部262は、3Gシステムに対する帯域については、中継する帯域として選択しない。第2帯域選択部262は、帯域選択した信号を、IFFT部172に入力する。IFFT部172は、入力されたMIMO伝送を行うLTEの帯域の信号とMIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域との信号を、時間領域の信号に変換する。
本実施例によると、各中継系統は、MIMO伝送を行うLTEの帯域の信号と、MIMO伝送を行わない3Gシステムの帯域の信号とを、中継することができる。本実施例によれば、中継系統間での中継利得のアンバランスが発生しないようにすることができる。また、中継する3Gシステムの帯域の信号は1つの中継系統で受信された信号である。そのため、複数の中継系統で受信された3Gシステムの帯域の信号をそれぞれ中継する場合より、回り込み波の伝搬路が単純になる。よって、無線中継装置は、3Gシステムの帯域の信号を中継した際の回り込み波の影響を抑制しやすくなる。
(実施例3)
次に実施例3について説明する。実施例3は、実施例1、実施例2との共通点を有する。従って、主として相違点について説明する。
図13は、無線中継装置の実施例3を示す図である。
無線中継装置300は、第1受信アンテナ121、第2受信アンテナ122、いずれかの受信アンテナから信号を受信する受信部102、複数の加算部108、複数の乗算部110を有する。無線中継装置300は、第1−回り込み波除去ウェイト生成部141、第2−回り込み波ウェイト生成部142、複数のディレイ(Delay)部106を有する。ま
た、無線中継装置300は、第1送信アンテナ131、第2送信アンテナ132、いずれかの送信アンテナから信号を送信する送信部104を有する。無線中継装置300は、FFT(Fast Fourier Transfer)部151、152、第1帯域選択/ゲイン制御部161
、第2帯域選択/ゲイン制御部162、IFFT(Inverse Fast Fourier Transfer)部
171、172を有する。無線中継装置300は、セルサーチ部382、BCH(Broadcast Channel)復号部384を有する。
無線中継装置300は、セルサーチ部272、BCH復号部274を有することにより、各中継系統の帯域選択/ゲイン制御部を報知チャネル等の情報により制御することができる。
セルサーチ部382は、無線基地局に対して初期同期を行うことができる。セルサーチ部382は、受信信号に含まれる同期チャネルの相関演算により、サブフレームのタイミングを検出することができる。また、セルサーチ部382は、パイロットチャネルとの相関を取ることで、無線フレーム(Radio Frame)のタイミング及び番号を認識できる。
BCH(Broadcast Channel)復号部384は、セルサーチで求めたタイミングに応じ
て、受信信号に多重されているBCHを復号して報知チャネルの情報を得ることができる。BCH復号部384は、報知チャネルに含まれているシステム帯域運用情報を基に、各中継系統の帯域選択/ゲイン制御部での各帯域の中継方法を変更することを指示する。システム帯域運用情報は、MIMOに対応した通信帯域と、MIMOに対応しない通信帯域の情報を含む。具体的には、BCH復号部384は、MIMOに対応した通信帯域については、すべての中継系統からの中継を行うように、各帯域選択/ゲイン制御部を制御する。また、BCH復号部384は、MIMOに対応していない通信帯域については、1つの中継系統からのみの中継を行う(実施例1のようにする)、または、1つの中継系統の中継信号(受信信号)を他の中継系統にコピーして中継を行う(実施例2のようにする)ように、各帯域選択/ゲイン制御部を制御する。
すなわち、BCH復号部384は、システム帯域運用情報を、各帯域選択/ゲイン制御部に通知することができ、各帯域選択/ゲイン制御部は、システム帯域運用情報を基に、帯域選択/ゲイン調整を行うことができる。
ここでは、無線中継装置が2つの中継系統を有する例を示したが、同様の構成により、2以上の中継系統を有する構成とすることも可能である。即ち、無線中継装置300は、第2中継系統と同等の構成を複数有することができる。
(実施形態の効果)
本実施形態の無線中継装置は、不要な回り込み波を発生させない。そのため、本実施形態の無線中継装置は、回り込み波の干渉による中継性能の劣化を抑えることができる。そ
の結果、無線中継装置の設置条件を緩和することや、無線中継装置の中継利得を向上することができる。本実施形態によれば、システムの運用形態に応じて、中継方法(中継系統数)を柔軟にかつ自動で変更することで、無線中継装置の保守管理の負担を低減できる。
図1は、無線中継装置の利用形態の例を示す図である。 図2は、従来の無線中継装置の実施例を示す図である。 図3は、MIMO通信システムの例を示す図である。 図4は、無線中継装置における電波の回り込みの例を示す図である。 図5は、周波数帯域の割り当ての例を示す図である。 図6は、無線中継装置の1を示す図である。 図7は、第1中継系統の第1帯域選択/ゲイン制御部による帯域選択/ゲイン調整の例を示す図である。 図8は、第2中継系統の第2帯域選択/ゲイン制御部による帯域選択/ゲイン調整の例を示す図である。 図9は、無線中継装置の2を示す図である。 図10は、第1中継系統の第1帯域選択部による帯域選択の例を示す図である。 図11は、第1中継系統の第1帯域選択部から第2中継系統のIFFT部に入力される帯域の例を示す図である。 図12は、第2中継系統の第2帯域選択部による帯域選択の例を示す図である。 図13は、無線中継装置の実施例3を示す図である。
符号の説明
100 無線中継装置
102 受信部
104 送信部
106 ディレイ部
108 加算部
110 乗算部
121 第1受信アンテナ
122 第2受信アンテナ
131 第1送信アンテナ
132 第2送信アンテナ
141 第1−回り込み波除去ウェイト生成部
142 第2−回り込み波除去ウェイト生成部
151 FFT部
152 FFT部
161 第1帯域選択/ゲイン制御部
162 第2帯域選択/ゲイン制御部
171 IFFT部
172 IFFT部
200 無線中継装置
261 第1帯域選択部
262 第2帯域選択部
300 無線中継装置
382 セルサーチ部
384 BCH(Broadcast Channel)復号部

Claims (4)

  1. 受信した無線信号を中継して送信する無線中継装置であって、
    第1のアンテナを経由して第1の無線信号を受信する第1受信部と、
    前記第1の無線信号から、前記第1の無線信号を中継した第1の中継信号を自装置の外部へ送信したときに前記第1受信部に回り込んで受信される回り込み波を除去する回り込み波除去信号であって
    中継信号の振幅および位相を設定可能な比率で変化させて生成される回り込み波除去信号を減算することで合成信号を生成したときに、前記合成信号の信号電力を最小化したときの前記比率として算出される回り込み波除去ウェイトを生成する第1生成部と、
    前記第1受信部が受信した信号から、前記第1生成部が生成した回り込み波除去ウェイトに基づいて前記中継信号から生成した前記回り込み波除去信号を、除去した信号を出力する第1減算部と、
    前記第1減算部の出力信号に対して、第1通信方式の帯域に対する利得が第2通信方式の帯域に対する利得より大きくなるよう利得調整を行う第1利得制御部と、
    前記第1利得制御部で利得調整を行った信号を、前記第1の中継信号として送信する第1送信部と、
    第2のアンテナを経由して第2の無線信号を受信する第2受信部と、
    前記第2の無線信号から、前記第2の無線信号を中継した第2の中継信号を自装置の外部へ送信したときに前記第2受信部に回り込んで受信される回り込み波を除去する回り込み波除去信号であって
    前記中継信号の振幅および位相を設定可能な比率で変化させて生成される回り込み波除去信号を減算することで合成信号を生成したときに、前記合成信号の信号電力を最小化したときの前記比率として算出される回り込み波除去ウェイトを生成する第2生成部と、
    前記第2受信部が受信した信号から、前記第2生成部が生成した回り込み波除去ウェイトに基づいて前記中継信号から生成した前記回り込み波除去信号を、除去した信号を出力する第2減算部と、
    前記第2減算部の出力信号に対して、第1通信方式の帯域に対する利得が0になるよう、第2通信方式の帯域に対する利得が前記第1利得制御部が利得調整した第2通信方式の帯域に対する利得と等しくなるよう利得調整を行う第2利得制御部と、
    前記第2利得制御部で利得調整を行った信号を、前記第2の中継信号として送信する第2送信部と、
    を備える無線中継装置。
  2. 受信した無線信号を中継して送信する無線中継装置であって、
    第1のアンテナを経由して第1の無線信号を受信する第1受信部と、
    前記第1の無線信号から、前記第1の無線信号を中継した第1の中継信号を自装置の外部へ送信したときに前記第1受信部に回り込んで受信される回り込み波を除去する回り込み波除去信号であって
    中継信号の振幅および位相を設定可能な比率で変化させて生成される回り込み波除去信号を減算することで合成信号を生成したときに、前記合成信号の信号電力を最小化したときの前記比率として算出される回り込み波除去ウェイトを生成する第1生成部と、
    前記第1受信部が受信した信号から、前記第1生成部が生成した回り込み波除去ウェイトに基づいて前記中継信号から生成した前記回り込み波除去信号を、除去した信号を出力する第1減算部と、
    前記第1減算部の出力信号に対して、第1通信方式の帯域に対する利得が第2通信方式の帯域に対する利得と等しく、利得調整第1利得制御部と、
    前記第1利得制御部で利得調整を行った信号を、無線信号前記第1の中継信号として送信する第1送信部と、
    第2のアンテナを経由して第2の無線信号を受信する第2受信部と、
    前記第2の無線信号から、前記第2の無線信号を中継した第2の中継信号を自装置の外部へ送信したときに前記第2受信部に回り込んで受信される回り込み波を除去する回り込み波除去信号であって
    前記中継信号の振幅および位相を設定可能な比率で変化させて生成される回り込み波除去信号を減算することで合成信号を生成したときに、前記合成信号の信号電力を最小化したときの前記比率として算出される回り込み波除去ウェイトを生成する第2生成部と、
    前記第2受信部が受信した信号から、前記第2生成部が生成した回り込み波除去ウェイトに基づいて前記中継信号から生成した前記回り込み波除去信号を、除去した信号を出力する第2減算部と、
    前記第2減算部の出力信号に対して、第1通信方式の帯域に対する利得が0になるよう、第2通信方式の帯域に対する利得が前記第1利得制御部が利得調整した第2通信方式の帯域に対する利得と等しくなるよう、利得調整を行う第2利得制御部と、
    前記第2利得制御部で利得調整を行った信号、及び、前記第1利得制御部で利得調整を行った第1通信方式の帯域の信号を、前記第2の中継信号として送信する第2送信部と、を備える無線中継装置。
  3. 他の無線装置が送信する、第1通信方式の帯域と第2の通信方式の帯域との割り当ての情報を受信し、当該割当情報を、前記第1利得制御部及び前記第2利得制御部に通知する、割当情報受信部を、さらに備え、
    前記第1利得制御部及び前記第2利得制御部は、前記割当情報に基づいて、利得調整を行う、
    請求項1または2に記載の無線中継装置。
  4. 前記第1通信方式は非多入力多出力通信方式であり、前記第2通信方式は多入力多出力通信方式である、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線中継装置。
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