JP2008071884A - 配線基板の製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】貫通穴を有する基板と、配線にするために基板の第1の面21に貫通穴を塞ぐように貼り付けられた金属箔と、を含む対象物10を処理液20に浸漬する。対象物10を処理液20に浸漬する前に、基板の第1の面21とは反対側の第2の面22に対して処理液20を供給して、金属箔で塞がれた貫通穴内に処理液20を溜める。
【選択図】図1
Description
貫通穴を有する基板と、前記基板の第1の面に前記貫通穴を塞ぐように貼り付けられた金属箔と、を含む対象物を処理液に浸漬すること、及び、
前記対象物を前記処理液に浸漬する前に、前記基板の前記第1の面とは反対側の第2の面に対して前記処理液を供給して、前記金属箔で塞がれた前記貫通穴内に前記処理液を溜めること、
を含む。本発明によれば、浸漬前に貫通穴内に処理液を溜めるので、貫通穴内に気泡ができにくくなっており、これにより、処理の対象物に気泡が付かないように浸漬処理を行うことができる。
(2)この配線基板の製造方法において、
前記処理液の供給を、シャワー又は噴霧によって行ってもよい。
(3)この配線基板の製造方法において、
前記処理液が収容された処理槽の外側から内側に前記対象物は搬送され、
前記処理液の供給を、前記対象物の、搬送方向において前記処理槽上方の空間よりも手前に位置する部分に対して行ってもよい。
(4)この配線基板の製造方法において、
前記処理液が溜められた処理槽へ、前記処理槽の内側に配置されたローラにガイドされて前記対象物は搬送され、
前記処理液の供給を、前記処理槽の上方で、前記対象物の、前記ローラとの接触が開始する部分に対して行ってもよい。
(5)この配線基板の製造方法において、
前記処理液の供給を、前記処理液を含んだロール状のスポンジを前記対象物に接触させることで行ってもよい。
(6)本発明に係る配線基板の製造装置は、
処理液が溜められた処理槽と、
貫通穴を有する基板と、前記基板の第1の面に前記貫通穴を塞ぐように貼り付けられた金属箔と、を含む対象物を、前記処理液に浸漬させるために前記処理槽に搬送する搬送器と、
前記対象物が前記処理液に浸漬される前に、前記金属箔で塞がれた前記貫通穴内に前記処理液を溜めるように、前記基板の前記第1の面とは反対側の第2の面に前記処理液を供給する供給器と、
を含む。本発明によれば、浸漬前に貫通穴内に処理液を溜めるので、貫通穴内に気泡ができにくくなっており、これにより、処理の対象物に気泡が付かないように浸漬処理を行うことができる。
(7)この配線基板の製造装置において、
前記供給器は、シャワー又はスプレーであってもよい。
(8)この配線基板の製造装置において、
前記搬送器は、前記対象物を前記処理槽の外側から内側に搬送し、
前記供給器は、前記処理液の供給を、前記対象物の、搬送方向において前記処理槽上方の空間よりも手前に位置する部分に対して行ってもよい。
(9)この配線基板の製造装置において、
前記搬送器は、前記対象物を前記処理槽にガイドする、前記処理槽の内側に配置されたローラであり、
前記供給器は、前記処理液の供給を、前記処理槽の上方で、前記対象物の、前記ローラとの接触が開始する部分に対して行ってもよい。
(10)この配線基板の製造装置において、
前記供給器は、前記対象物に接触する、前記処理液を含んだロール状のスポンジであってもよい。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る配線基板の製造装置及び配線基板の製造方法を示す図である。本実施の形態では、対象物10を処理液20に浸漬する。その目的は、電解脱脂(脂肪の除去)・化学研磨(金属箔の平坦化)・現像(フォトリソグラフィの一工程)等である。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る配線基板の製造装置及び配線基板の製造方法を示す図である。本実施の形態では、第1の実施の形態で説明した対象物10を使用し、これを処理液20に浸漬する。そのため、対象物10を、処理液20が溜められた処理槽50へ、処理槽50の内側に配置されたローラ32,38,40,42(第1の実施の形態で説明した)にガイドさせて搬送する。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る配線基板の製造装置及び配線基板の製造方法を示す図である。本実施の形態では、図1に示す供給器34の代わりに、ロール状のスポンジ(供給器)60を使用する点で第1の実施の形態と相違する。それ以外の点については第1の実施の形態で説明した内容が該当する。スポンジ60は、処理液20を含んでいる。スポンジ60と押さえローラ62によって対象物10を挟んで、スポンジ60を対象物10に接触させる。スポンジ60は、基板14の第2の面22に接触させる。こうして、金属箔16で塞がれた貫通穴12内に処理液20を溜める。本実施の形態でも、第1の実施の形態で説明した作用効果を達成することができる。
Claims (10)
- 貫通穴を有する基板と、前記基板の第1の面に前記貫通穴を塞ぐように貼り付けられた金属箔と、を含む対象物を処理液に浸漬すること、及び、
前記対象物を前記処理液に浸漬する前に、前記基板の前記第1の面とは反対側の第2の面に対して前記処理液を供給して、前記金属箔で塞がれた前記貫通穴内に前記処理液を溜めること、
を含む配線基板の製造方法。 - 請求項1に記載された配線基板の製造方法において、
前記処理液の供給を、シャワー又は噴霧によって行う配線基板の製造方法。 - 請求項1又は2に記載された配線基板の製造方法において、
前記処理液が収容された処理槽の外側から内側に前記対象物は搬送され、
前記処理液の供給を、前記対象物の、搬送方向において前記処理槽上方の空間よりも手前に位置する部分に対して行う配線基板の製造方法。 - 請求項1又は2に記載された配線基板の製造方法において、
前記処理液が溜められた処理槽へ、前記処理槽の内側に配置されたローラにガイドされて前記対象物は搬送され、
前記処理液の供給を、前記処理槽の上方で、前記対象物の、前記ローラとの接触が開始する部分に対して行う配線基板の製造方法。 - 請求項1に記載された配線基板の製造方法において、
前記処理液の供給を、前記処理液を含んだロール状のスポンジを前記対象物に接触させることで行う配線基板の製造方法。 - 処理液が溜められた処理槽と、
貫通穴を有する基板と、前記基板の第1の面に前記貫通穴を塞ぐように貼り付けられた金属箔と、を含む対象物を、前記処理液に浸漬させるために前記処理槽に搬送する搬送器と、
前記対象物が前記処理液に浸漬される前に、前記金属箔で塞がれた前記貫通穴内に前記処理液を溜めるように、前記基板の前記第1の面とは反対側の第2の面に前記処理液を供給する供給器と、
を含む配線基板の製造装置。 - 請求項6に記載された配線基板の製造装置において、
前記供給器は、シャワー又はスプレーである配線基板の製造装置。 - 請求項6又は7に記載された配線基板の製造装置において、
前記搬送器は、前記対象物を前記処理槽の外側から内側に搬送し、
前記供給器は、前記処理液の供給を、前記対象物の、搬送方向において前記処理槽上方の空間よりも手前に位置する部分に対して行う配線基板の製造装置。 - 請求項6又は7に記載された配線基板の製造装置において、
前記搬送器は、前記対象物を前記処理槽にガイドする、前記処理槽の内側に配置されたローラであり、
前記供給器は、前記処理液の供給を、前記処理槽の上方で、前記対象物の、前記ローラとの接触が開始する部分に対して行う配線基板の製造装置。 - 請求項6に記載された配線基板の製造装置において、
前記供給器は、前記対象物に接触する、前記処理液を含んだロール状のスポンジである配線基板の製造装置。
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