JP2008069672A - ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータヨークをインペラカップのテーパ状周壁部に圧入した際に、インペラカップ周壁部に加わる応力を低減し所定の締付力を得るための手段を得る。
【解決手段】インペラカップ21周壁部の内側には、環状部材23が同心状に一体形成される。インペラカップ21周壁部内周面と環状部材23外周面との間には、複数の支持部材24が周方向に形成される。環状部材23内周面から径方向内方に向かって複数のリブ25が突設される。リブ25の径方向内端部が形成する包絡面はロータヨークの周壁外周面の外径より若干小さい径に形成されており、ロータヨーク周壁部がインペラカップ21周壁部に支持部材24、環状部材23およびリブ25を介して圧入され固定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、インペラカップの環状部材の内周面に突設された複数のリブでロータヨークが圧入固定されるファンに関する。
近年、各種電子機器の高性能化に伴い、電子機器内部に備えられた回路部品(例えばMPU等の集積回路部品)の発熱量は上昇の一途を辿っており、電子機器筐体内部の温度上昇が著しい。そこで、電子機器筐体内部や特定の回路部品を冷却するために、冷却用ファンが用いられる。
従来の冷却用ファンは、所定の中心軸と同心状に配置されたインペラおよびロータマグネットを有するロータ部、および、ロータマグネットと対向するように配置されたステータ部、および、ステータ部が設置されるベース部が備えられる。
ステータ部は、ステータコアにコイルを巻装して形成される。コイルから引き出された銅線は、ロータ部の回転を制御する回路を有する回路部品に、電気的に接続される。外部から制御回路に駆動電流が供給され、ステータコアに巻回された銅線に電流が流れることで、ステータコアに磁界が発生する。ステータコアで発生している磁界と、ロータ部に備えられたロータマグネットの磁界との相互作用により、ロータ部に回転トルクが発生する。このようにして、ロータ部が回転することにより、インペラによって冷却用空気流が発生する。
更なる電子機器内部の冷却が要求されており、従来の冷却用ファンよりも高い冷却特性を有する冷却用ファンの需要が高まっている。一般的に、冷却用ファンの冷却特性を高めることを目的として、電子機器筐体内の(高温の)空気を筐体外へ排出する排出量を増加させる工夫が種々なされている。空気の排出量を増加させる手段の1つとして、冷却用ファンの吸気量を向上させることが挙げられる。
例えば、特許文献1の図1に示されたファンにおいては、インペラカップ周壁部の外側面が、ベース部へ近づくに従い、径方向外方に向かって広がるテーパ形状とされる。これにより、空気を吸気する抵抗が軽減され、吸気量を増加させることができる。
特開2000−352397号公報
ところで、一般的なファンにおいては、インペラカップの周壁部の内側に内方に突出する複数の軸方向に長いリブを周方向に配列して設け、ロータヨークの周壁を各リブの先端に圧接するようにしてインペラカップにロータヨークを内嵌している。これによると、インペラカップの周壁部全面でロータヨークの圧入力を受ける場合に比して、寸法誤差などに起因する圧入時の応力を各リブでの弾性で吸収でき、インペラ周壁部の変形を防止することが可能になる。
前記特許文献1のファンにおいて、インペラカップのテーパ形状周壁部の内側に有蓋円筒状のロータヨークを締結するに際しては、上述と同様にテーパ状周壁部の内側に内方に突出する複数のリブを設け、この各リブの先端部にロータヨークの周壁が圧接するようにしてロータヨークをインペラカップ周壁部内に圧入固定することが考えられる。インパラカップの各リブはその径方向の突出長が周壁部のテーパ形状に応じて軸方向に連続して異なることになる。
ところが、この特許文献に記載のファンの場合、インペラカップの周壁部がテーパ形状となっているため、この周壁部に設けた複数のリブの内端にロータヨークの周壁を圧入すると、ロータヨークに対するインペラカップの締付力は、インペラカップ周壁部のテーパ面に垂直な内方にほぼ働くため、ロータヨークを締結するために必要な径方向成分が不十分となる場合がある。この締付力の不足を補うために、各リブの径方向内端部が形成する包絡面の内径を更に小さくし、締付力の径方向成分を増加させると、ロータヨークがインペラカップに圧入されたとき、インペラカップ周壁部に設計基準以上の圧入応力が加わり、インペラカップの歪な変形や割れを発生させる虞がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題に鑑みなされたものであり、ロータヨークをインペラカップのテーパ状周壁部に圧入した際に、インペラカップ周壁部に加わる応力を低減しつつ所定の締付力を得るための手段を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1にかかるファンでは、ファンであって、略円筒状周壁部を有するロータヨークと、ロータヨークの周壁部内周面に固定される略環状のロータマグネットと、ロータマグネットに対して径方向に対向するように配置され、ロータマグネットとの間で回転軸を中心とするトルクを発生するステータ部と、ステータ部を支持するベース部と、ロータヨークの周壁部外周面に配置され、回転軸を中心に回転することによって空気流が発生するインペラと、を備えており、インペラは、略円筒状周壁部を有するインペラカップと、インペラカップの外側に配置される複数の羽根と、を備えており、インペラカップの周壁部外周面がベース部へ近づくに従い径方向外方に向かって広がるテーパ形状に形成されており、インペラカップの周壁部内周面に同心状に環状部材が一体形成され、環状部材の外周面とインペラカップの周壁部内周面との間に複数の支持部材が周方向に配列して形成され、環状部材の内周面から径方向内方に向かって複数のリブが周方向に配列した状態で突設され、リブの径方向内端部にロータヨークの周壁部が圧入固定される。
請求項2にかかるファンでは、請求項1に記載のファンであって、支持部材の個数は、前記リブの個数の整数倍である。
請求項3にかかるファンでは、請求項1または請求項2に記載のファンであって、支持部材は、リブから径方向外方に向かう延長線上に形成される。
請求項4にかかるファンでは、請求項1に記載のファンであって、リブの個数は、支持部材の個数の整数倍である。
請求項5にかかるファンでは、請求項1または請求項4に記載のファンであって、リブは、支持部材から径方向内方に向かう延長線上に形成される。
請求項6にかかるファンでは、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のファンであって、リブのベース部側端面内側にR面が形成される。
請求項7にかかるファンでは、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のファンであって、インペラは、樹脂射出成形によって形成される。
請求項8にかかるファンでは、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のファンであって、環状部材は、ロータヨークの周壁部よりもベース部側に突出される。
請求項9にかかるファンでは、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のファンであって、支持部材の個数は、羽根の枚数の整数倍である。
請求項10にかかるファンでは、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のファンであって、羽根は、インペラカップの周壁部より径方向外方に向けて突設され、回転することで空気を軸方向に吸気し軸方向に排気する。
請求項11にかかるファンでは、請求項10に記載のファンであって、支持部材は、インペラカップにおける羽根の付根部の存在する周方向幅に径方向に対応する位置に配置されている。
請求項12にかかるファンでは、請求項11に記載のファンであって、支持部材は、羽根の翼前縁部近傍に配置される。
請求項13にかかるファンでは、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のファンであって、軸方向から吸気した空気を径方向外方に排出する。
請求項1によれば、テーパ形状の周壁部を有するインペラカップに圧入されたロータヨークは、リブと環状部材と支持部材とを介して、インペラカップの周壁部と締結される。リブおよび支持部材は、環状部材によって周方向に連結されるため、ロータヨークが周壁部の内側つまり各リブの内端に圧入されたときリブに加わる圧入応力が、環状部材で緩和され、インペラカップ周壁部にかかる負荷が低減される。その結果、ロータヨークに対するインペラカップの締付力の径方向成分を増加させるために、各リブの径方向内端部が形成する包絡面の内径を小さくしても、ロータヨークが各リブに圧入されたとき、インペラカップの歪な変形や割れを防止できる。
以下、本発明の実施形態のファンについて、図1ないし図7を参照して説明する。なお、以下の説明において、便宜上、各図面の上下方向を「上下方向」と記載したが、実際の取付け状態における方向を限定するものではない。また、中心軸に平行な方向を軸方向とし、中心軸を中心とする半径方向を径方向と定義する。
(本実施形態)図1は、本発明にかかる実施形態の軸流ファンAの軸方向断面図である。図2は、本発明にかかる実施形態の軸流ファンを分解し、上斜め方向から見た斜視図である。軸流ファンAは、ロータヨーク31に、複数の羽根22を有するインペラ2が取り付けられている。ロータヨーク31の円筒部内周面には、多極着磁されたロータマグネット33が圧入もしくは接着剤を用いて固定される。ロータヨーク31は、ステンレス等の耐錆性磁性体で形成される。従って、ロータヨーク31とロータマグネット33との間で磁気回路を形成できる。磁気回路が形成されることで、ロータマグネット33から軸流ファンA外部への漏洩磁束を低減し、ロータマグネット33から発生する磁束密度を高めることができる。ロータヨーク31の中心部には、プレス加工時にバーリング加工にて形成されたシャフト貫通孔が形成されており、シャフト32がシャフト貫通孔に締結固定される。
シャフト32は、ボール軸受(上側)341およびボール軸受(下側)342に挿入されることによって、回転自在に支持される。ベース部12の中心部に形成された略円筒状の軸受ハウジング121には、その内周面に内方に突出する凸部が形成され、この凸部に当接するようにして軸受ハウジング121内に、ボール軸受341が中心軸上方向より挿入され、ボール軸受342が中心軸下方向より挿入される。ボール軸受342は、下方向からバネ343によって予圧される。バネ343は、ボール軸受342に予圧が加わるように、ボール軸受342とワイヤーリング344とで固定される。ワイヤーリング344は、シャフト32先端部に形成された環状溝に嵌合固定される。
インペラ2の径方向外方を包囲するハウジング1は、軸方向両端にそれぞれ開口部を有する。両開口部のうち、一方を吸気口17、他方を排気口18とし、インペラ2が回転する際に発生する空気流が、吸気口17側から排気口18側に向かって流れる。ハウジング1の上端面および下端面は、矩形枠状の正方形にて形成されるが、円形でも良く、形状は限定されない。正方形の四隅には、径方向外方に突出したフランジ部16が形成されており、各フランジ部16には、軸流ファンAが機器に取付けられる際に、ビス等の取付け具が挿入される取付け孔161が形成される。
ハウジング1の下端面中央に配置されたベース部12の外周面から径方向外方に向けて複数(本実施形態では4本)の支持脚13が放射状に延伸され、これが風洞部11と連結されており、これにより、ベース部12は、支持脚13を介してハウジング1に固定される。本実施形態では、ベース部12は排気口18側に形成されるが、吸気口17側に形成されても良い。なお、ベース部12が排気口18側に形成される場合、必要に応じて、ベース部12の外径を大きくし静圧を増加させることができる。
ステータ部3は、中心軸上方向より軸受ハウジング121に外挿され、軸受ハウジング121の外側面に設けられた段差部1211で軸方向位置が規定されて支持される。ステータ部3は、ステータコア35と、インシュレータ36と、コイル37と、回路基板38と、で構成される。
ステータコア35に径方向外方に突出形成された各ティース351には、絶縁部材で形成されたインシュレータ36を介して、コイル37がそれぞれ巻回される。ステータコア35の下方には、インペラ2の回転駆動を制御するための回路基板38が配置される。回路基板38において、回路パターン(回路配線)を有するプリント基板上に実装された回路部品(図略)とコイル37とが電気的に接続されることにより、一連の駆動制御回路が構成される。外部より供給された電流をICやホール素子を含む回路部品を介してコイル37に流すことにより、ステータコア35に磁界が発生する。ステータコア35に発生した磁界と多極着磁されたロータマグネット33の磁界との相互作用により、インペラ2に回転トルクが発生し、インペラ2がシャフト32を回転軸として回転する。
インペラ2は、断頭円錐筒状周壁部を有するインペラカップ21を備えており、インペラカップ21周壁部の外周面には、外側に環状に配列された複数(本実施形態では7つ)の羽根22が突設される。
図3は、本発明にかかる実施形態のインペラ2(羽根22と土台部27は図略)を下斜め方向から見た斜視図である。図4は、本発明にかかる実施形態のインペラ2(羽根22と土台部27は図略)を軸方向下方から見た図である。なお、図1のインペラカップ21は、図4のA−Aにおけるインペラカップ21の軸方向断面図と対応する。
図3および図4のように、インペラカップ21周壁部の内側には、環状部材23が同心状に一体形成される。インペラカップ21周壁部内周面と環状部材23外周面との間には、複数(本実施形態では7つ)の支持部材24が周方向に形成される。
環状部材23内周面から径方向内方に向かって複数(本実施形態では7つ)のリブ25が突設される。リブ25の径方向内端部が形成する包絡面26はロータヨーク31の周壁外周面の外径より若干小さい径に形成されており、略円筒状周壁部を有する有蓋円筒状のロータヨーク31周壁部がインペラカップ21周壁部に支持部材24、環状部材23およびリブ25を介して圧入され固定される。
ロータヨーク31が包絡面26の位置に圧入されたとき、リブ25に対して径方向外方の圧入応力が加わる。環状部材23がリブ25と支持部材24との間に形成され、これが各リブ25および各支持部材24を周方向に連結するため、ロータヨーク31が包絡面26の位置に圧入されたとき、リブ25に径方向に加わる圧入応力が環状部材23で一旦周方向力として吸収され、結果として緩和され、インペラカップ21周壁部にかかる負荷が低減される。その結果、ロータヨーク31に対するインペラカップ21の締付力の径方向成分を増加させるために、包絡面26の内径を小さくしても、ロータヨーク31が包絡面26の位置に圧入されたとき、インペラカップ21の歪な変形や割れを防止できる。
インペラカップ21周壁部の外周面は、ベース部12へ近づくに従い、径方向外方に向かって広がるテーパ形状に形成される。このとき、ロータヨーク31に対するインペラカップ21の締付力は、インペラカップ21周壁部の外周面に垂直な内方にほぼ働く。従って、インペラカップ21周壁部の外周面がテーパ形状とされると、ロータヨーク31に対する締付力の径方向成分が弱くなる。本実施形態では、環状部材23がロータヨーク31の下端面よりも下方に形成されるため、ロータヨーク31外周面の下端部近傍で、環状部材23は径方向内方に向かう接触応力を、リブ25を介して発生させることができる。環状部材23による接触応力は、ロータヨーク31に対するインペラカップ21の締付力の径方向成分を補うことができる。従って、インペラカップ21周壁部の外周面がテーパ形状であっても、ロータヨーク31を確実に締結できる。
リブ25の下端部にR面29が形成されると、リブ25の下端部内側に角部が形成されない。従って、ロータヨーク31を圧入するとき、リブ25の下端部内側に応力が集中しにくいため、インペラカップ21にかかる負荷を低減できる。更に、ロータヨーク31を包絡面26の位置に圧入することが容易となる。上記形状に限定されず、テーパ面でも良い。
本実施形態では、支持部材24がリブ25から径方向外方に向かう延長線上に形成される。従って、ロータヨーク31に対するインペラカップ21周壁部の締結応力が、支持部材24からリブ25に向かってほぼ一直線で伝わるため、ロータヨーク31の抜け強度が向上する。支持部材24がリブ25から径方向外方に向かう延長線上に形成されない場合は、ロータヨーク31が圧入されたときリブ25に加わる圧入応力が、環状部材23で緩和されやすい。
更に、本実施形態では、支持部材24の個数はリブ25と同じとしたが、支持部材24の個数がリブ25よりも多い場合、例えば、支持部材24の個数をリブ25の整数倍とする場合、その分だけインペラカップ21周壁部と環状部材23とを接続する支持部材24が増加する。従って、インペラカップ21周壁部は環状部材23で補強され、インペラカップ21周壁部の強度が向上する。また、リブ25の個数が支持部材24よりも多い場合、例えば、リブ25の個数を支持部材24の整数倍とする場合、その分だけリブ25とロータヨーク31との締結強度が向上する。
インペラ2は、樹脂射出成形により、インペラカップ21と、羽根22と、環状部材23と、支持部材24と、リブ25とが一体的に形成される。樹脂射出成形とは、加熱溶融された樹脂材料が成形金型内に注入され、金型内および外部で冷却・固化されることによって、成形品を得る方法である。樹脂射出成形することによって、削り加工と比較して、短時間で多量に製造できる。加えて、1つの金型で成形を行うことができるため、同一製品を多量に供給することも可能となる。
図5は、インペラカップ21の羽根22を除いた状態の斜視図であり、羽根の付根部28近傍に形成される土台部27を示す図である。図の付根部28と対応する羽根については、点線部で図示する。
インペラ2を射出成形するとき、可動側の上金型および固定側の下金型の2種類の成形金型が用いられる。下金型に対して上金型が軸方向に当接し、これらの金型で形成される空間に樹脂が注入される。注入された樹脂が冷却されて固化した後、上金型が軸方向に離型される。
上金型で成形される部分は、羽根22の上面と、付根部28より上方のインペラカップ21周壁部の外周面と、付根部28の両端側のインペラカップ21周壁部の外周面である。下金型で成形される部分は、羽根22の下面の一部のみである。インペラカップ21周壁部の外周面はテーパ形状であるため、羽根22の下面と、付根部28よりも下方のインペラカップ21周壁部の外周面と、で形成される空間が、離型方向から見えず、死角部分となる。従って、この死角部分に土台部27が形成される。
図6は、図5のインペラカップ21を軸方向下方から見た図である。図7は、図6のB−Bの方向からインペラカップ21の内周面を見た図である。リブ25および環状部材23については、図示を省略する。図7の斜線部の径方向外方に、土台部27が形成される。図7の点線部の径方向外方に、付根部28が形成される。
ロータヨーク31がインペラカップ21内に圧入されたとき、リブ25に対して径方向外方に加えられた圧入応力は、リブ25を介して環状部材23に逃がされるだけでなく、リブ25と環状部材23と支持部材24とを介してインペラカップ21周壁部にも逃がされる。支持部材24が斜線部に形成されると、リブ25と環状部材23と支持部材24とを介してインペラカップ21周壁部に逃がされた応力を、土台部27で受けることができる。つまり、インペラカップ21周壁部に加えられた応力によるインペラカップ21の歪な変形や割れを、確実に防止できる。本実施形態では、支持部材24が斜線部内の翼前縁部近傍に形成される。翼前縁部近傍の土台部27は最も厚いため、インペラカップ21周壁部に加えられた応力に対するより堅牢な構造とすることができる。
(その他の実施形態)上記の本実施形態においては、軸流ファンAに関して説明をしたが、本発明は、軸流ファンに限定されず、遠心ファンおよびその他のDCブラシレスモータに適用可能である。
本実施形態の軸流ファンの軸方向断面図である。 本実施形態の軸流ファンを分解し、上斜め方向から見た斜視図である。 本実施形態のインペラ(羽根と土台部は図略)を下斜め方向から見た斜視図である。 本実施形態のインペラ(羽根と土台部は図略)を軸方向下方から見た図である。 本実施形態のインペラ(羽根は図略)を上斜め方向から見た斜視図である。 本実施形態のインペラ(羽根は図略)を軸方向下方から見た図である。 図6のB−Bの方向からインペラカップ周壁部の内周面を見た図である。リブおよび環状部材は図略する。
符号の説明
A 軸流ファン
1 ハウジング
12 ベース部
2 インペラ
21 インペラカップ
22 羽根
23 環状部材
24 支持部材
25 リブ
26 包絡面
27 土台部
28 付根部
29 R面
3 ステータ部
31 ロータヨーク
33 ロータマグネット
35 ステータコア

Claims (13)

  1. ファンであって、
    略円筒状周壁部を有するロータヨークと、
    該ロータヨークの周壁部内周面に固定される略環状のロータマグネットと、
    該ロータマグネットに対して径方向に対向するように配置され、前記ロータマグネットとの間で回転軸を中心とするトルクを発生するステータ部と、
    該ステータ部を支持するベース部と、
    前記ロータヨークの周壁部外周面に配置され、前記回転軸を中心に回転することによって空気流が発生するインペラと、を備えており、
    前記インペラは、
    略円筒状周壁部を有するインペラカップと、
    該インペラカップの外側に配置される複数の羽根と、を備えており、
    前記インペラカップの周壁部外周面が前記ベース部へ近づくに従い径方向外方に向かって広がるテーパ形状に形成されており、
    前記インペラカップの周壁部内周面に同心状に環状部材が一体形成され、
    該環状部材の外周面と前記インペラカップの周壁部内周面との間に複数の支持部材が周方向に配列して形成され、
    前記環状部材の内周面から径方向内方に向かって複数のリブが周方向に配列した状態で突設され、
    該リブの径方向内端部に前記ロータヨークの周壁部が圧入固定される
    ことを特徴とするファン。
  2. 請求項1に記載のファンであって、
    前記支持部材の個数は、前記リブの個数の整数倍である
    ことを特徴とするファン。
  3. 請求項1または請求項2に記載のファンであって、
    前記支持部材は、前記リブから径方向外方に向かう延長線上に形成される
    ことを特徴とするファン。
  4. 請求項1に記載のファンであって、
    前記リブの個数は、前記支持部材の個数の整数倍である
    ことを特徴とするファン。
  5. 請求項1または請求項4に記載のファンであって、
    前記リブは、前記支持部材から径方向内方に向かう延長線上に形成される
    ことを特徴とするファン。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のファンであって、
    前記リブの前記ベース部側端面内側にR面が形成される
    ことを特徴とするファン。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のファンであって、
    前記インペラは、樹脂射出成形によって形成される
    ことを特徴とするファン。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のファンであって、
    前記環状部材は、前記ロータヨークの周壁部よりも前記ベース部側に突出される
    ことを特徴とするファン。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のファンであって、
    前記支持部材の個数は、前記羽根の枚数の整数倍である
    ことを特徴とするファン。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のファンであって、
    前記羽根は、
    前記インペラカップの周壁部より径方向外方に向けて突設され、
    回転することで空気を軸方向に吸気し軸方向に排気する
    ことを特徴とする軸流型のファン。
  11. 請求項10に記載のファンであって、
    前記支持部材は、前記インペラカップにおける前記羽根の付根部の存在する周方向幅に径方向に対応する位置に配置されている
    ことを特徴とするファン。
  12. 請求項11に記載のファンであって、
    前記支持部材は、前記羽根の翼前縁部近傍に配置される
    ことを特徴とするファン。
  13. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のファンであって、
    軸方向から吸気した空気を径方向外方に排出する
    ことを特徴とする遠心型のファン。
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