JP2008068743A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】高い生産性とタイヤ2の高品質との両立。
【解決手段】タイヤ2のカーカス14は、第一プライ32及び第二プライ34からなる。第一プライ32は、トレッド4及び第一サイドウォール6に沿って延在している。第一プライ32は、第一ビード10のコア28の周りを外側から内側に折り返されている。第二プライ34は、トレッド4及び第二サイドウォール8に沿って延在している。第二プライ34は、第二ビード12のコア28の周りを外側から内側に折り返されている。第一プライ32の端46の近傍は、第二プライ34の端50の近傍とオーバーラップしている。オーバーラップの幅Woは、20mm以上である。幅Woは、ベルト16の幅Wbよりも小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤは、一対のビードと、これらビードの間に架け渡されたカーカスとを備えている。カーカスのプライは、通常はビードの周りを内側から外側に折り返されている。折り返しにより、プライには本体と一対の折り返し部とが形成される。このようなカーカスの構造は、「1−0構造」と称されている。ビードの周りを内側から外側に折り返される2枚のプライを備えたカーカスの構造は、「2−0構造」と称されている。
このタイヤは、グリーンタイヤが加硫されることで得られる。このグリーンタイヤは、カーカスプライ、ビード及び他のパーツが、フォーマーにおいてアッセンブリーされて得られる。アッセンブリーでは、フォーマーのドラムの上にカーカスプライが巻かれる。このカーカスプライの上に、一対のビードが嵌められる。カーカスプライの端の近傍は、ビードの周りを折り返される。
このタイヤでは、折り返し部は、本体の外側において本体と積層されている。折り返し部の端は、本体の外側に位置する。タイヤには外側において大きな歪みが生じるので、この端には大きな応力がかかる。端が本体の外側に位置することは、タイヤの耐久性上、好ましいことではない。端は、不連続点である。この端が本体の外側に位置することで、サイドウォールに微小な段差が生じることがある。段差は、タイヤの外観を損なう。
特開平11−42908号公報には、ビードの周りを外側から内側に折り返されたカーカスプライを備えたタイヤが開示されている。プライの端は、プライの本体よりも内側に位置している。このプライは、耐久性、外観、操縦安定性、軽量等に寄与する。
特開平11−42908号公報
上記公報に記載されたタイヤは、諸性能に優れる。しかし、このタイヤのためのグリーンタイヤのアッセンブリーにおいて、プライがビードの周りを外側から内側に折り返される工程は、複雑である。このタイヤの生産性は、低い。複雑な工程は、品質のばらつきの要因でもある。本発明の目的は、高い生産性とタイヤの高品質との両立にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる第一及び第二のサイドウォールと、このサイドウォールよりも半径方向略内側に位置しておりコアを有する第一及び第二のビードと、カーカスとを備える。このカーカスは、第一及び第二のプライを備える。この第一プライは、トレッド及び第一サイドウォールに沿って延在しかつ第一ビードのコアの周りを外側から内側に折り返されている。この第二プライは、トレッド及び第二サイドウォールに沿って延在しかつ第二ビードのコアの周りを外側から内側に折り返されている。
好ましくは、第一プライでは、一端が第一サイドウォールの内側に位置しかつ他端がトレッドの内側に位置する。第二プライでは、一端が第二サイドウォールの内側に位置しかつ他端がトレッドの内側に位置する。
好ましくは、第一プライと第二プライとはオーバーラップする。このオーバーラップの幅Woは、10mm以上である。
好ましくは、このタイヤは、トレッドとカーカスとの間に位置するベルトをさらに備える。オーバーラップの幅Woは、ベルトの幅Wbよりも小さい。
本発明に係るタイヤ製造方法は、
(1)ドラム上に、第一及び第二のカーカスプライが、互いに離間して巻かれる工程、
(2)この第一カーカスプライに第一ビードが嵌められ、第二プライに第二ビードが嵌め られる工程、
(3)この第一カーカスプライが第一ビードにおいて曲げられて、本体及び折り返し部が 形成される工程
及び
(4)この第二カーカスプライが第二ビードにおいて曲げられて、本体及び折り返し部が 形成され、かつこの本体が第一カーカスプライの本体と積層される工程
を含む。
本発明に係るタイヤでは、コアの周りを外側から内側に折り返された第一プライ及び第二プライが、タイヤの諸性能に寄与する。このタイヤでは、互いに別部材である2つのプライによってカーカスが構成されるので、その生産が容易である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ2の一部が示された断面図である。図2は、図1のタイヤ2が示された要部拡大図である。この図1及び図2において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。このタイヤ2は、図1中の一点鎖線CLを中心としたほぼ左右対称の形状を呈する。この一点鎖線CLは、タイヤ2の赤道面を表す。このタイヤ2は、トレッド4、第一サイドウォール6、第二サイドウォール8、第一ビード10、第二ビード12、カーカス14、ベルト16、バンド18、インナーライナー20及びチェーファー22を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、乗用車に装着される。
トレッド4は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、トレッド面24を備えている。このトレッド面24は、路面と接地する。トレッド面24には、溝26が刻まれている。この溝26により、トレッドパターンが形成されている。トレッド4に溝26が刻まれなくてもよい。
第一サイドウォール6は、トレッド4の一端から半径方向略内向きに延びている。第二サイドウォール8は、トレッド4の他端から半径方向略内向きに延びている。これらのサイドウォール6、8は、架橋ゴムからなる。サイドウォール6、8は、撓みによって路面からの衝撃を吸収する。さらに、サイドウォール6、8はカーカス14の外傷を防止する。
第一ビード10は、第一サイドウォール6よりも半径方向略内側に位置している。第二ビード12は、第二サイドウォール8よりも半径方向略内側に位置している。これらのビード10、12は、コア28と、このコア28から半径方向外向きに延びるエイペックス30とを備えている。コア28は、リング状である。コア28は、複数本の非伸縮性ワイヤー(典型的にはスチール製ワイヤー)を含む。エイペックス30は、半径方向外向きに先細りであるテーパ状である。エイペックス30は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス14は、第一プライ32及び第二プライ34からなる。第一プライ32は、トレッド4及び第一サイドウォール6に沿って延在している。第一プライ32は、第一ビード10のコア28の周りを外側から内側に折り返されている。折り返しにより、第一プライ32には本体36と折り返し部38とが形成されている。折り返し部38は、軸方向において、本体36の内側にある。第二プライ34は、トレッド4及び第二サイドウォール8に沿って延在している。第二プライ34は、第二ビード12のコア28の周りを外側から内側に折り返されている。折り返しにより、第二プライ34には本体40と折り返し部42とが形成されている。折り返し部42は、軸方向において、本体40の内側にある。このカーカス14では、1つのコア28の周りに1枚のプライ(32又は34)が存在する。このカーカス14は、コア28の周りを内側から外側に折り返されたプライを備えていない。このようなカーカス14の構造は、「0−1構造」と称されている。
第一プライ32では、一端44は第一サイドウォール6の内側にあり、他端46(図2参照)はトレッド4の内側にある。この端46は、赤道面CLよりも左側に位置している。第二プライ34では、一端48は第二サイドウォール8の内側にあり、他端50(図2参照)はトレッド4の内側にある。この端50は、赤道面CLよりも右側にある。第一プライ32の端46の近傍は、第二プライ34の端50の近傍とオーバーラップしている。第一プライ32は、第二プライ34と接合されている。接合により、第一プライ32は第二プライ34と一体化されている。
図示されていないが、第一プライ32及び第二プライ34は、コードとトッピングゴムとからなる。コードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、通常は70°から90°である。換言すれば、このカーカス14はラジアル構造を有する。コードは、通常は有機繊維からなる。好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
ベルト16は、トレッド4とカーカス14との間に位置している。ベルト16は、カーカス14と積層されている。ベルト16は、カーカス14を補強する。図2から明らかなように、ベルト16は、内側プライ52及び外側プライ54からなる。図示されていないが、内側プライ52及び外側プライ54のそれぞれは、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、周方向に対して傾斜している。傾斜角度の絶対値は、10°以上35°以下である。内側プライ52のコードの傾斜方向は、外側プライ54のコードの傾斜方向とは逆である。このベルト16は、いわゆるクロスプライ構造を有する。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。
バンド18は、ベルト16とトレッド4との間に位置している。バンド18は、ベルト16を覆っている。図示されていないが、このバンド18は、ファブリックと、このファブリックに含浸されたゴムとからなる。
インナーライナー20は、カーカス14の内周面に接合されている。インナーライナー20は、架橋ゴムからなる。インナーライナー20には、空気遮蔽性に優れたゴムが用いられている。インナーライナー20は、タイヤ2の内圧を保持する役割を果たす。
チェーファー22は、ビード(10又は12)の近傍に位置している。タイヤ2がリムに組み込まれると、このチェーファー22がリムと当接する。この当接により、コア28の近傍が保護される。チェーファー22は、通常は布とこの布に含浸したゴムとからなる。ゴム単体からなるチェーファー22が用いられてもよい。
このタイヤ2では、第一プライ32の端44は、本体36の内側に位置している。従ってこの端44には、大きな応力がかからない。同様に、第二プライ34の端48にも、大きな応力がかからない。このタイヤ2は、耐久性に優れる。第一プライ32の端44が本体36の内側に位置しているので、第一サイドウォール6には、この端44に起因する段差が生じにくい。同様に、第二サイドウォール8にも、端48に起因する段差が生じにくい。このタイヤ2は、外観に優れる。
図2において矢印Woで示されているのは、第一プライ32と第二プライ34とのオーバーラップの幅である。幅Woは、軸方向において測定される。幅Woは、5mm以上が好ましい。幅Woが5mm以上であるタイヤ2では、第一プライ32と第二プライ34とが堅固に接合される。堅固な接合は、タイヤ2の強度に寄与する。この観点から、幅Woは10mm以上がより好ましく、20mm以上が特に好ましい。タイヤ2の軽量の観点から、幅Woが幅Wb(図1参照)よりも小さいことが好ましい。幅Wbは、ベルト16の軸方向幅である。具体的には、幅Woは100mm以下が好ましい。
このタイヤ2では、第一プライ32のコードは、第二サイドウォール8にまで至っていない。同様に、第二プライ34のコードは、第一サイドウォール6にまで至っていない。このタイヤ2が装着された車輌が走行したとき、タイヤ2から生じるノイズの周波数帯は、従来のタイヤのそれとは異なる。このタイヤ2は、静寂性に優れる。
第一プライ32の端46(図2参照)は、第二サイドウォール8に至っていない。従って、この端46に起因する段差は、第二サイドウォール8には生じない。第二プライ34の端50(図2参照)は、第一サイドウォール6には至っていない。従って、この端50に起因する段差は、第一サイドウォール6には生じない。第一プライ32及び第二プライ34は短いので、このタイヤ2は軽量である。
図1において矢印Hで示されているのは、ベースラインBLからの端44、48の高さである。高さHは、5mm以上が好ましい。高さHが5mm以上であるカーカス14は、タイヤ2に空気が充填されたときの内圧に耐えうる。この観点から、高さHは15mm以上がより好ましい。軽量の観点から、高さHは60mm以下が好ましい。
図3は、図1のタイヤ2のためのグリーンタイヤのアッセンブリー工程が示された説明図である。アッセンブリー工程では、図3(a)に示されるように、フォーマーのドラム56の上に第一プライ32及び第二プライ34が巻かれる。第一プライ32は、第二プライ34とは離間している。図3(b)に示されるように、第一プライ32の上に第一ビード10が嵌められ、第二プライ34の上に第二ビード12が嵌められる。第一プライ32は、矢印A1で示されるように、第一ビード10において曲げられる。この曲げにより、図3(c)に形成されるように、第一プライ32に本体36と折り返し部38とが形成される。第二プライ34は、矢印A2で示されるように、第二ビード12において曲げられる。この曲げにより、図3(d)に形成されるように、第二プライ34に本体40と折り返し部42とが形成される。第二プライ34の本体40は、第一プライ32の本体とオーバーラップする。未加硫ゴムの粘着性により、第二プライ34は第一プライ32と接合される。電子線照射等の手段により、第二プライ34が第一プライ32と加硫接着されてもよい。さらに他のパーツがアッセンブリーされて、グリーンタイヤが得られる。このグリーンタイヤでは、第一プライ32は、第一ビード10のコア28の周りを外側から内側に折り返されている。第二プライ34は、第二ビード12のコア28の周りを外側から内側に折り返されている。このグリーンタイヤがモールド内で加圧及び加熱され、タイヤ2が得られる。このタイヤ2は、「0−1構造」を備えている。
もし、第一ビード10から第二ビード12に至る1枚のプライが用いられると、「0−1構造」が達成されるには、ドラム56とビード10、12との間にこのプライが挿入される必要がある。この挿入には、複雑な装置が必要である。この装置で挿入がなされた場合、タイヤの品質にばらつきが見られる。本発明では、第一プライ32が第二プライ34とは別部材なので、「0−1構造」が容易に得られる。この製造方法は、生産性に優れる。この製造方法では、タイヤ2の品質のばらつきが抑制される。
タイヤ2の各部材の寸法及び角度は、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。便宜上、乗用車用タイヤ2の内圧は180kPaに設定される。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された構造を備えた空気入りタイヤを製作した。このタイヤのサイズは「205/45ZR17」である。このタイヤは、「0−1構造」のカーカスを備えている。このカーカスは、第一プライ及び第二プライからなる。第一プライ及び第二プライは、コアの周りを外側から内側に折り返されている。第一プライと第二プライとは、オーバーラップしている。オーバーラップの幅Woは、20mmである。折り返し部の端の高さHは、45mmである。ベルトの幅Wbは、178mmである。
[実施例3]
端の高さHを15mmとした他は実施例1と同様にして、実施例3のタイヤを得た。
[実施例2、4及び5]
幅Woを下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2、4及び5のタイヤを得た。
[比較例1]
カーカスを1枚のプライから形成した他は実施例1と同様にして、比較例1のタイヤを得た。このプライは、一方のビードから他方のビードに至っている。プライは、コアの周りを外側から内側に折り返されている。このカーカスは、「0−1構造」を有している。
[比較例2]
「1−0構造」のカーカスを設けた他は実施例1と同様にして、比較例2のタイヤを得た。このカーカスは、1枚のプライを備えている。このプライは、一方のビードから他方のビードに至っている。プライは、コアの周りを内側から外側に折り返されている。
[静寂性の評価]
タイヤを「17×7−JJ」のリムに取り付け、内圧が230kPaとなるようにタイヤに空気を充填した。このタイヤを排気量が2500ccの乗用車に装着した。この乗用車を60km/hの速度で、粗度の大きなアスファルト路面上にて走行させた。ドライバーに、ロードノイズを評価させた。この結果が、下記の表1に示されている。数値が大きいほど好ましい。
[ユニフォミティの評価]
「JASO C607:2000」に規定されたユニフォーミティ試験の条件に準拠して、RFV及びLFVを測定した。20本のタイヤを測定した結果の平均値が、下記の表1に示されている。
[操縦安定性の評価]
タイヤを「17×7−JJ」のリムに取り付け、内圧が230kPaとなるようにタイヤに空気を充填した。このタイヤを排気量が2500ccの乗用車に装着した。この乗用車をレーシングサーキットで走行させた。ドライバーに、応答特性と限界挙動とを評価させた。この結果が、下記の表1に示されている。数値が大きいほど好ましい。
[質量の測定]
タイヤの質量を測定した。この結果が、比較例1が100とされたときの指数として、下記の表1に示されている。
Figure 2008068743
表1に示されるように、各実施例のタイヤは静寂性、ユニフォミティ、操縦安定性及び生産性に優れる。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るタイヤは、種々の車両に装着されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤが示された要部拡大図である。 図3は、図1のタイヤのためのグリーンタイヤのアッセンブリー工程が示された説明図である。
符号の説明
2・・・空気入りタイヤ
4・・・トレッド
6・・・第一サイドウォール
8・・・第二サイドウォール
10・・・第一ビード
12・・・第二ビード
14・・・カーカス
16・・・ベルト
18・・・バンド
28・・・コア
32・・・第一プライ
34・・・第二プライ
36、40・・・本体
38、42・・・折り返し部
56・・・ドラム

Claims (5)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドと、このトレッドの端から半径方向略内向きに延びる第一及び第二のサイドウォールと、このサイドウォールよりも半径方向略内側に位置しておりコアを有する第一及び第二のビードと、カーカスとを備えており、
    このカーカスが、第一及び第二のプライを備えており、
    この第一プライが、トレッド及び第一サイドウォールに沿って延在しかつ第一ビードのコアの周りを外側から内側に折り返されており、
    この第二プライが、トレッド及び第二サイドウォールに沿って延在しかつ第二ビードのコアの周りを外側から内側に折り返されている空気入りタイヤ。
  2. 上記第一プライにおいて、一端が第一サイドウォールの内側に位置し、かつ他端がトレッドの内側に位置しており、
    上記第二プライにおいて、一端が第二サイドウォールの内側に位置し、かつ他端がトレッドの内側に位置している請求項1に記載のタイヤ。
  3. 上記第一プライと第二プライとがオーバーラップしており、このオーバーラップの幅Woが10mm以上である請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 上記トレッドとカーカスとの間に位置しており幅Wbを有するベルトをさらに備えており、上記幅Woが幅Wbよりも小さい請求項3に記載のタイヤ。
  5. ドラム上に、第一及び第二のカーカスプライが、互いに離間して巻かれる工程、
    この第一カーカスプライに第一ビードが嵌められ、第二プライに第二ビードが嵌められる工程、
    この第一カーカスプライが第一ビードにおいて曲げられて、本体及び折り返し部が形成される工程
    及び
    この第二カーカスプライが第二ビードにおいて曲げられて、本体及び折り返し部が形成され、かつこの本体が第一カーカスプライの本体と積層される工程
    を含むタイヤ製造方法。
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