JP2008064845A - 鍵駆動装置及び鍵盤装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】錘の慣性作用によって操作反力が付与される鍵を省電力で駆動して、小型化や軽量化を図る。
【解決手段】鍵2を押圧する操作に対して錘13を動かそうとする時に生じる慣性作用による反力を付与する操作反力付与機構としての揺動レバー8と、押圧操作された鍵2を初期位置に戻す復元手段4と、鍵2を揺動駆動するアクチュエータ10とを備えるとともに、揺動レバー8と鍵2との間に、鍵2の押圧操作時に両者を連結状態とし前記アクチュエータ10による駆動時に連結状態を解除する着脱機構として、連結部材9、リンク11等が設けられ、連結部材9の係合部21に揺動レバー8のフック片33が係脱可能に係合している。
【選択図】図1

Description

本発明は鍵駆動装置及びこの鍵駆動装置を用いた鍵盤装置に関する。
従来の電子キーボードやアコースティックピアノ等の鍵盤楽器には、各鍵を個々に駆動する鍵駆動装置を設け、楽曲を構成する一連の楽音に対応する演奏情報に従ってこの鍵駆動装置により各鍵を駆動するものがある。
これら従来の鍵駆動装置としては、ソレノイドを用いたもの(特許文献1〜3参照)や、ステッピングモータをアクチュエータとして使用したもの(特許文献4参照)等がある。
この場合、鍵盤楽器の鍵には、演奏時の感触を重視することから、バネと質量とを組み合わせた反力機構が具備されており、この反力が大きいため、鍵を駆動するためには、大きな駆動力と反復スピ−ドを有するアクチュエータが必要となる。従来の自動駆動型の鍵盤楽器にあっては、鍵駆動装置として、ソレノイドやステッピングモータ等を使用しているが、鍵盤楽器全体が大型化して重量が重くなる傾向にある。
一方、特許文献5記載の技術は、鍵を操作すると押圧されるゴムスイッチが設けられており、このゴムスイッチを自動演奏時には鍵により押圧されない位置に移動させることにより、自動演奏時の負荷を軽減して、小さな駆動力で鍵を駆動させるようにしている。
特開昭59−37594号公報 特許第3736090号公報 特許第2748617号公報 特開2004−294769号公報 特開平10−282954号公報
ところで、鍵盤楽器の反力機構としては、ピアノの押鍵感覚をより忠実に再現するため、ハンマーを模擬した錘(マス)を付与した機構を使うことが多い。演奏時の感触に対して、このマスによる反力機構の果たす役割は大きく、バネの反力機構のみで構成された鍵とは大きく異なった反力を生むことから、手動演奏用の鍵として好んで使われている。しかしこの鍵を自動演奏としてアクチュエータで駆動しようとすると、このマスによる反力機構が加速度に比例した大きな反力を生ずることから、駆動初期に瞬間的に特に大きな駆動力を発現するアクチュエータを必要とし、また反復スピードを早めるほど加速度も上がるため、小さなアクチュエータでは充分な駆動ができない。自動演奏時に鍵を駆動するアクチュエータにとって、バネ機構の駆動より、むしろこの重いマス機構のほうが、負担である。
このため、このマスによる反力機構を備えた鍵盤楽器において、小型でかつ消費電力が小さく、電池使用の電子キーボード等にも適する駆動装置が望まれていた。
本発明は、上記事情を鑑み、錘の慣性作用によって操作反力が付与される鍵を省電力で駆動して、小型化や軽量化を図ることができる鍵駆動装置及び鍵盤装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
すなわち、本発明の鍵駆動装置は、揺動可能に支持された鍵を駆動する鍵駆動装置であって、鍵を押圧する操作に対して錘を動かそうとする時に生じる慣性作用による反力を付与する操作反力付与機構と、押圧操作された鍵を初期位置に戻す復元手段と、鍵を揺動駆動するアクチュエータとを備えるとともに、前記操作反力付与機構と鍵との間に、鍵の押圧操作時に両者を連結状態とし前記アクチュエータによる駆動時に連結状態を解除する着脱機構が設けられていることを特徴とする。
このように、鍵を指で押圧操作したときには、錘を備えた操作反力付与機構と鍵とを連結状態とすることにより、錘による操作反力が付与され、鍵をアクチュエータで駆動するときには、着脱機構によって操作反力付与手段と鍵との連結状態を解除することにより、軽い鍵のみをアクチュエータによって駆動すればよいことになる。
この場合、前記着脱機構は、前記操作反力付与機構を鍵に対して連結状態となる位置と連結状態が解除される位置との間で往復移動させるものとすることにより、操作反力付与機構を移動させる操作で、鍵と操作反力付与機構との連結状態を切替えることができる。
また、本発明の鍵駆動装置において、前記着脱機構は、鍵に対する押圧操作力を操作反力付与機構と鍵との連結を強める方向に変換するするとともに、前記アクチュエータによる鍵の揺動駆動時には駆動力を操作反力付与機構と鍵との連結を解除する方向に変換する連結部材を備えていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、鍵に対する押圧操作時とアクチュエータによる駆動時とで操作反力付与機構と鍵との連結状態を切替えることができ、連結、解除のための特別の操作を必要としないため、効率的である。
この場合、前記連結部材は、鍵の長さ方向に沿って配置されるとともに、長さの途中位置が水平軸を中心として鍵に揺動自在に支持され、その一端部に前記アクチュエータの出力軸が連結され、他端部に前記操作反力付与手段が着脱可能に係合され、その係合部における係合を解除する方向と前記アクチュエータによる駆動時の前記他端部の移動方向とが一致しており、前記水平軸と前記係合部とは、鍵に対する押圧操作によって該鍵とともに移動する前記水平軸に前記係合部の係合を強める方向のモーメントが作用する位置関係であることを特徴とする。
このように連結部材の水平軸と係合部との位置関係を設定することにより、鍵を指で押圧操作したときには操作反力付与機構が連結状態とされており、アクチュエータで駆動したときには操作反力付与機構との連結状態が解除され、操作反力付与機構をほぼ自動的に着脱することができる。
そして、その鍵盤装置は、前記鍵が複数並べて配置されるとともに、これら鍵を個々に駆動可能ないずれかの鍵駆動装置を備えている。
また、各鍵を個々に駆動可能で前記操作反力付与機構を鍵に対して連結状態となる位置と連結状態が解除される位置との間で往復移動させる着脱機構を有する鍵駆動装置を備え、各鍵駆動機構の操作反力付与機構が相互に連結状態とされ、前記着脱機構は、各操作反力機構を一体に往復移動させるものである構成としてもよい。
本発明の鍵駆動装置によれば、手動で鍵を操作する際には、操作反力付与機構が鍵に連結状態とされて、錘の慣性作用による反力が付与され、アコースティックピアノに近い打鍵感覚を得ることができ、また、アクチュエータで鍵を駆動する際には、その操作反力付与機構との連結が解除されるので、そのアクチュエータとしては、軽い鍵のみを駆動し得る小型かつ軽量で、安価な省電力のもので済み、鍵盤楽器としての小型化、軽量化を図ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(鍵駆動装置の第1実施形態)
図1から図5は鍵駆動装置の第1実施形態を示している。
この鍵駆動装置1によって駆動される鍵2は、鍵盤楽器の筐体を構成するフレーム3に複数並べて配置されるものであり、図1に示すように、その長手方向の後端が板バネ4を介してフレーム3と一体の固定部5に取り付けられ、この板バネ4によってフレーム3に片持ち状態に支持された構成であり、板バネ4を撓ませることにより、鍵2がその後端側を支点として上下に揺動できるようになっており、その板バネ4が復元手段として機能し、その弾性力によって鍵2を初期位置に復元させる構成である。
鍵駆動装置1は、各鍵2に対応して一つずつ設けられるものであり、前記板バネ4よりも手前の位置において、鍵2の下面に突起部6が一体に形成されるとともに、該突起部6に、鍵2の長さ方向に直交する水平軸7が支持され、この水平軸7に、鍵2と後述の揺動レバー8とを連結するための連結部材9が上下揺動自在に支持され、この連結部材9の一方の端部にアクチュエータ10がリンク11を介して連結され、他方の端部に、前記水平軸7と平行な支点軸12を中心に揺動可能な揺動レバー8が着脱可能に連結され、この揺動レバー8の先端に球状の錘13が一体に固定された構成である。本実施形態においては、この錘13を備えた揺動レバー8が、鍵2の押圧操作時に操作反力を付与する操作反力付与機構を構成している。
前記連結部材9は、その長さ方向の途中の複数箇所を折り曲げることにより、側面視が全体としてT字状に形成され、その上部に配置され前記水平軸7に支持される横部材15と、その前端部(図1の右端部)から横部材15に平行に該横部材15の長さの途中位置まで折り返された折り返し部材16と、その折り返し部材16の先端から横部材15に垂直に配置された縦部材17とを備える構成とされている。
前記横部材15は、その長さ方向の中央部よりも若干折り返し部寄りの位置が前記水平軸7に支持されており、この横部材15と折り返し部材16との間の折り返し部分18には、上方に向けて若干突出するように折り曲げられた突出部19が形成されている。この突出部19は、横部材15が鍵2と平行な水平状態に配置されている静止姿勢においては、鍵2の下面との間に若干の隙間gが開けられるが、横部材15が図1の場合は反時計回りに回動することにより鍵2の下面に当接するようになっている(図4及び図5参照)。
そして、折り返し部材16は、横部材15との間に若干の間隔を開けて相互に平行に横部材15の長さのほぼ中間付近まで延びていることにより、その折り返し部材16の先端は、前記水平軸7よりも横部材15の先端寄りの位置に配置されている。前記縦部材17は折り返し部材16の先端から垂直に垂れ下がるように連結されており、その下端部には、前記折り返し部材16に平行な一対の突出片20が前方に向けて垂直に形成されていることにより、両突出片20の間に、前方に向けて凹状に開口する係合部21が一体に形成されている。
この連結部材9における横部材15の先端部(図1では左端部)には、上下方向に沿う1本の前記リンク11の上端部がピン25によって相対回動自在に連結され、このリンク11の下端部に、前記アクチュエータ10の出力軸26の先端部がピン25によって相対回動自在に連結されている。このアクチュエータ10は、電磁石27に通電したときに出力軸26を引き込むように駆動するソレノイドであり、その出力軸26を上方に向けた状態としてフレーム3に固定され、内部には、駆動した出力軸26を通電停止により復帰させるためのバネ28が設けられている。
一方、前記揺動レバー8は、鍵2の下方位置に該鍵2の長さ方向と平行に配置され、前記水平軸7と平行な支点軸12により鍵2とは別に上下揺動可能にフレーム3に支持されている。この揺動レバー8の前端部は、上方に向けて垂直に折れ曲がっており、その折れ曲がり端部32の上端に、前記連結部材9の係合部21に対峙するフック片33が一体に形成されている。このフック片33は、揺動レバー8の折れ曲がり端部32の上端からさらに後方に向けて屈曲して形成されており、連結部材9の係合部21における両突出片20の間に係脱し得るようになっている。
この場合、鍵2が水平状態に配置された静止姿勢では、図1に示すように、連結部材9の縦部材17が垂直に配置されるとともに、揺動レバー8は支点軸12に水平に支持され、その折れ曲がり端部32が垂直に配置された状態となる。そして、この状態で、連結部材9の係合部21に揺動レバー8のフック片33がごくわずかな隙間でもって係合している。この連結部材9の係合部21と揺動レバー8のフック片33との係合部分は、両者の係合状態で若干の相対回動が可能で、連結部材9の下方への移動時に両者が相対回動しながら係合状態を維持したまま揺動レバー8の前端部を押下げ、それによって揺動レバー8を揺動させ得るようになっている。もちろん、図1に示す状態から連結部材9を反時計回りに回動させた場合には連結部材9の係合部21と揺動レバー8のフック片33との係合状態は解除される。すなわち、この実施形態においては、連結部材9、アクチュエータ10、リンク11、揺動レバー8の折れ曲がり端部32等が、鍵2と錘13を備える揺動レバー8(操作反力付与機構)とを連結し、あるいはその連結を解除する着脱機構を構成している。
このように構成された鍵駆動装置1において、図1に示す静止姿勢から図2で示すように鍵2を指で押圧操作すると、該鍵2は、板バネ4を撓ませながら前端部を下方に移動させるが、このとき、鍵2の下方の連結部材9は、その水平軸7が鍵2と一体に下方に移動するのに対して、アクチュエータ10の出力軸26に連結されている横部材15の前端部は、アクチュエータ10の出力軸26が動かないため、図1に示す初期位置にほぼ維持され、これに伴って連結部材9の横部材15には、水平軸7を中心に図1の時計回りに回動しようとするモーメントが作用する。このとき、この連結部材9と揺動レバー8との係合部分は、図1のLで示すように水平軸7よりも前端部寄りにずれて配置されているため、そのモーメントにより、縦部材17の下端部で前方に向けて開口している係合部21が揺動レバー8のフック片33により係合する方向に押されることになる。したがって、図2で示すように、連結部材9の係合部21と揺動レバー8のフック片33とが、その係合状態をほぼ維持したまま相対回動しながら水平軸7を中心に図2の時計方向に若干回動させられ、その結果、揺動レバー8の前端部が押下げられて錘13が持ち上げられ、その慣性による操作反力が指に伝えられることにより、アコースティックピアノのような打鍵感覚が付与されることになる。
この指で鍵2を押圧操作する場合、鍵2が最下端まで押下げられた状態で、鍵2の前端部が静止状態のアクチュエータ10の出力軸26に衝突しないように、図3に示すように、アクチュエータ10の上方に配置されている鍵2の前端部の下面には逃げ部35が形成されている。
そして、指を鍵2から離すと、鍵2は板バネ4及びバネ28の復元力によって元の水平姿勢に復帰させられるが、このとき、連結部材9が水平軸7の部分で若干持ち上げられる結果、図3の反時計方向にわずかに回動させられながら上昇し、これに伴い、揺動レバー8の前端部が持ち上げられ、錘13を下げて水平姿勢に復帰させられる。
次いで、図1の状態からアクチュエータ10によって鍵2を揺動駆動する場合について説明する。
アクチュエータ10を作動させて、その出力軸26を下方に引き込むと、該アクチュエータ10の出力軸26にリンク11を介して連結されている連結部材9の横部材15が水平軸7を中心に図4に示すように反時計回りに回動させられる。このとき、連結部材9は、折り返し部分18の突出部19が鍵2の下面に当接するまで回動し、その回動によって縦部材17の下端部の係合部21が揺動レバー8のフック片33から離間させられ、フック片33との係合が解除される。そして、さらにアクチュエータ10によって出力軸26を引き込んでいくと、連結部材9は、その突出部19が鍵2の下面に当接しているので、その当接部分と水平軸7の支持部分との二箇所で鍵2を保持して、水平軸7の部分では下向きに、かつ突出部19の部分では上向きに力が作用し、その結果、鍵2に反時計回りのモーメントが作用することになり、図5に示すように、鍵2の前端部を下方に押下げることになるのである。
このように自動で鍵2を駆動する場合においては、アクチュエータ10を作動させる最初の段階で連結部材9が回動して、該連結部材9と揺動レバー8との連結状態が解除されるので、揺動レバー8の錘13による抵抗が鍵2には作用せず、この軽い鍵2のみを駆動すればよいことになる。したがって、アクチュエータ10としては、軽い鍵2のみを駆動できる小駆動力、小電力のもので十分であり、小型のものを適用することが可能になる。
また、連結部材9等から構成される着脱機構は、鍵2の手動操作時においては、鍵2に対する押圧操作によって該鍵2とともに移動する水平軸7に係合部21の係合を強める方向のモーメントが作用するように、水平軸7と係合部21との位置関係が設定されており、一方、自動演奏時には、アクチュエータ10による駆動時の連結部材9の揺動方向が、連結部材9の係合部21における係合を解除する方向に一致している。すなわち、鍵2を手動操作する場合と自動で駆動する場合とで、前記連結部材9は、手動操作時には、鍵2に対する押圧操作力を揺動レバー8と鍵2との連結を強める方向に変換するするとともに、前記アクチュエータ10による鍵2の揺動駆動時には、その駆動力を揺動レバー8と鍵2との連結を解除する方向に変換するように作用しており、連結、解除のための特別の操作を必要としないため、効率的である。
(アクチュエータの変形例)
図6から図9は、本発明の鍵駆動装置に適用されるアクチュエータの変形例を示している。
このアクチュエータとしては、第1実施形態の鍵駆動装置1に適用したソレノイドの他に、図6に示す電磁石の吸着力によるもの、図7に示す電磁石の反発力によるもの、図8に示すモータによるもの、図9に示す形状記憶合金製のワイヤによるもの、などを適用することができる。
なお、これら各変形例において、その鍵2は、第1実施形態のものと同様に、その長手方向の後端が板バネ4を介してフレーム3と一体の固定部5に取り付けられ、この板バネ4によってフレーム3に片持ち状態に支持された構成であり、板バネ4を撓ませることにより、鍵2がその後端側を支点として上下に揺動できるようになっている。
図6に示す第1変形例のアクチュエータ41では、鍵2の長さの途中位置に電磁石42が一の磁極を下方に向けて固定されるとともに、鍵2の下方のフレーム3上に、他の電磁石43がその磁極の一つを前記電磁石42の磁極と対向するように配置されている。そして、これら両電磁石42・43に通電することにより、両磁石42・43の対向磁極を異極に磁化し、その吸引力によって矢印で示すように鍵2を下方に引き込むように駆動する構成である。
図7に示す第2変形例のアクチュエータ45では、鍵2の長さの途中位置に電磁石42が一の磁極を上方に向けて固定されるとともに、鍵2の上方のフレーム3上に、他の電磁石46がその磁極の一つを前記電磁石42の磁極と対向するように配置されている。そして、これら両電磁石42・46に通電することにより、両磁石42・46の対向磁極を同極に磁化し、その反発力によって鍵2を下方に押下げるように駆動する構成である。
図8に示す第3変形例のアクチュエータ51では、鍵2の板バネ4を保持している固定部5に電磁モータ、超音波モータ等のモータ52がその出力軸53を鍵2の側方に向けて組み込まれており、その出力軸53にアーム54が直交状態に固定され、そのアーム54の先端が鍵2の側部にピン55によって固定された構成とされている。この構成のアクチュエータ51であると、モータ52によって出力軸53を回転させると、その出力軸53と一体に回転するアーム54によって鍵2が下方に押下げられるようになっている。
図9に示す第4変形例のアクチュエータ61では、鍵2に形状記憶合金からなるワイヤ62の一端が固定され、途中でプーリ63を介してワイヤ62の他端がフレーム3に固定されており、このワイヤ62に通電するための制御部64が接続され、その通電による発熱時と通電停止による冷却時とでワイヤ62が伸縮されることにより鍵2を駆動する構成である。
以上のように、鍵を揺動駆動するアクチュエータとしては種々のものを適用することができる。
(鍵駆動装置の第2実施形態)
図10から図14は本発明の第2実施形態を示している。以下の各実施形態において、第1実施形態のものと同じ構成部分については同一符号を付して説明を簡略化する。なお、これら図10から図14において、(a)は正面図、(b)はその右側面図である。また、各図において鍵を駆動するアクチュエータは省略する。
この第2実施形態の鍵駆動装置71は、第1実施形態の場合と同様に板バネ4によって片持ち状態に支持された鍵2の前端部の下面に、L字形の係止部72が一体に形成されるとともに、鍵2の下方に、鍵2の長さ方向に沿う揺動レバー73が水平な支点軸12を中心に上下揺動可能に支持されており、この揺動レバー73の前端部に、鍵2の係止部72に係脱可能なフック74が形成され、このフック74と係止部72とが連結状態となる位置と、その連結状態が解除される位置との間で揺動レバー73を往復移動させることにより、鍵2と揺動レバー73との連結あるいはその解除を行う構成である。
この場合、鍵2に設けられるL字形の前記係止部72は、鍵2の下面に垂直に垂れ下がり、その下端部72aが鍵2の側方に向けて屈曲形成されている。一方、揺動レバー73に設けられるフック74は、これもL字形に形成されており、鍵2の係止部72の下方位置において鍵2の上面に垂直に立設され、その上端部74aが揺動レバー74の前端部に向けて屈曲形成され、揺動レバー74と平行に配置されている。そして、このフック74の上端部74aと揺動レバー73との間に、鍵2の係止部72の下端部72aが入り込むように両者が係止されており、この鍵2の係止部72aの先端方向、つまり鍵2の側方に揺動レバー73を移動することにより、両者の係止状態が解除される構成である。
この係止部72とフック74とを係止状態とし、あるいはこれを解除する手段としては、揺動レバー73をその支点軸12にスライド自在に支持させておき、これをスライドさせる等の方法を採用することができる。そして、この揺動レバー73をスライドさせて鍵2の係止部72と揺動レバー73のフック74とを係脱することにより、本発明の着脱機構を構成している。
このように構成した鍵駆動装置71において、図10から図12に示すように、鍵2を指で押圧操作する場合には、鍵2と揺動レバー73とを係止状態としておくことにより、鍵2の係止部72の下端部72aが揺動レバー73に当接して、指に揺動レバー73の錘13による操作反力が付与され、ピアノのタッチ感に近い感覚で操作することができる。
そして、自動演奏等によって鍵2を駆動する場合には、図13に示すように揺動レバー73を鍵2の側方に移動して、フック74を鍵2の係止部72から外した状態とした後、図示略のアクチュエータを駆動すれば、鍵2の係止部72の下方から揺動レバー73がずらされることになるため、係止部72の下端部72aが揺動レバー73に当接することはなく、鍵2のみが揺動させられる。したがって、錘13を備える揺動レバー73による反力が作用しないので、軽い鍵2のみを駆動することになり、アクチュエータを小駆動力のものであっても十分に機能させることができるようになる。
なお、フック74は手動操作時に鍵2が揺動レバー73から外れないように機能するものであればよい。
(鍵盤装置における着脱機構の例)
図15及び図16は、第2実施形態の鍵駆動装置を複数組み込んだ鍵盤装置において、鍵と操作反力付与機構とに対する着脱機構の例を示している。
この鍵盤装置80は、鍵2及びこれに対応する鍵駆動装置71が複数組並べられており、各鍵2のL字形の係止部72と揺動レバー73のフック74との連結及びその解除の操作を各鍵駆動装置71において一体に操作し得るように、かつモータ81を使って自動化したものである。これら図15及び図16は、図10から図14と同様に、(a)が正面図、(b)がその右側面図を示している。
すなわち、各鍵2の下方位置に配置される揺動レバー73の支点軸12が、隣接する揺動レバー73間でロッド82によって連結状態とされているとともに、この支点軸12の付近で各揺動レバー73の下面にキャスタ83が設けられてフレーム3上に載せられており、支点軸12をその軸方向に沿って移動することにより、各揺動レバー73のキャスタ83がフレーム3上を転がりながら移動して、鍵2と揺動レバー73との連結状態が解除され、支点軸12を逆に移動することにより、鍵2と揺動レバー73とを連結状態とする構成である。
そして、各支点軸12を相互に連結状態としているロッド82にモータ81がラックピニオン機構84を介して接続されており、このモータ81に、手動・自動を切替えるための切替えスイッチ85からの信号を受けて、支点軸12を所定の量だけ左右いずれかの方向に駆動するように電源86から電流を制御する制御部87が接続された構成である。
そして、この鍵盤装置80において、手動操作時は、手動に切替えられた切替えスイッチ85からの信号により、制御部87がモータ81を駆動して、図15に示すように鍵2と揺動レバー73とを連結状態とし、この状態で鍵2を押圧操作することにより、揺動レバー73の錘13の作用によって指に操作反力が伝えられる。
一方、自動演奏時は、切替えスイッチ85を自動演奏に切替えると、その信号を受けて制御部87がモータ81を手動操作時とは逆方向に駆動して、支点軸12を移動することにより、図16に示すように揺動レバー73が鍵2の係止部72から外された状態となる。したがって、この図16に示す状態では、アクチュエータ(図示略)は軽い鍵2のみを駆動すればよいことになる。
なお、モータ81を駆動して揺動レバー73の支点軸13を移動するときは、鍵2が水平状態とされた初期位置においてなされるものとする。
(鍵駆動装置の第3実施形態)
図17及び図18は本発明の鍵駆動装置の第3実施形態を示している。
この鍵駆動装置91は、第2実施形態の鍵駆動装置71と同様に、鍵2に係止部72が設けられるとともに、揺動レバー73にフック74が設けられているが、第2実施形態の場合は、揺動レバー73を側方、つまり支点軸12の軸方向に往復移動させることにより、鍵2と揺動レバー73とを係脱する構成であったのに対し、この第3実施形態の場合は、揺動レバー73をその静止状態から長さ方向に沿って往復移動させることにより、鍵2と揺動レバー73とを係脱する構成である。この場合、揺動レバー73は、図18に示すように、その前端が鍵2の係止部72の下方から外れるまで移動させられる。また、錘13を支持する部分はフレーム3が揺動レバー73の移動方向に沿って傾斜させられている。
この第3実施形態において、指で鍵2を押圧操作する場合は第2実施形態の場合と同様であるので、その説明を省略する。
鍵2をアクチュエータ(図示略)で駆動する場合は、図17の静止状態から揺動レバー73を長さ方向に移動して、図18に示すように、揺動レバー73の前端を鍵2の係止部72の下方から退避させた後、鍵2を駆動する。この実施形態の場合も、揺動レバー73との連結が解除されるので、軽い鍵2のみを駆動すればよい。
なお、鍵2の係止部72から揺動レバー73を外す場合、図18のように揺動レバー73を係止部72の下方から完全に退避させてしまうのではなく、若干ずらした後に下方に移動して、図19に示すように、係止部72の下方に少し離して揺動レバー73を配置するようにしておくことにより、図20に示すように鍵2の係止部72が揺動レバー73に当接するまで鍵2をアクチュエータで駆動し、その状態からは、図21に示すように指で鍵2を押圧操作することにより、揺動レバー72の錘13による反力を付与することができる。このようにして鍵2の駆動を半分程度にしておくことにより、指で押圧操作する際のガイドとして機能させることが可能である。
(鍵盤装置における着脱機構の他の例)
図22及び図23は、第3実施形態の鍵駆動装置を複数組み込んだ鍵盤装置において、鍵と操作反力付与機構とに対する着脱機構の例を示している。
この鍵盤装置101は、鍵2及びこれに対応する鍵駆動装置91が複数組並べられており、各鍵2のL字形の係止部72と揺動レバー73のフック74との連結及びその解除の操作を各鍵駆動装置91において一体に操作し得るように、かつモータ81を使って自動化したものである。これら図22及び図23は、(a)が上面図、(b)が(a)のB−B線に沿う側面図を示している。
この鍵盤装置101においては、各揺動レバー73の支点軸12が相互に連結状態とされ、その支点軸12の端部にナット部材102及びリードスクリュー103が設けられ、そのリードスクリュー103にモータ81が接続され、このモータ81に、手動・自動を切替えるための切替えスイッチ85からの信号を受けて、支点軸12を所定の量だけ揺動レバー73の前後いずれかの方向に駆動するように電源86からの電流を制御する制御部87が接続された構成である。
この場合も、モータ81を駆動して揺動レバー73の支点軸12を移動するときは、鍵2が水平状態とされた初期位置においてなされるものとする。
このような構成の鍵盤装置101においては、手動操作時は、手動に切替えられた切替えスイッチ85からの信号により、制御部87がモータ81を駆動して、図22に示すように鍵2と揺動レバー73とを連結状態とし、この状態で鍵2を押圧操作することにより、揺動レバー73の錘13の作用によって指に操作反力が伝えられる。
一方、自動演奏時は、切替えスイッチ85を自動演奏に切替えると、その信号を受けて制御部87がモータ81を手動操作時とは逆方向に駆動して、支点軸12を移動することにより、図23に示すように揺動レバー73が鍵2の係止部72から外された状態となり、このようにして鍵2と揺動レバー73との係止状態が解除された後は、軽い鍵2のみをアクチュエータ(図示略)で駆動すればよい。
(第4実施形態)
図24から図27は本発明の第4実施形態の鍵駆動装置を示している。
この鍵駆動装置111は、揺動レバー73の前端部にマグネットスイッチ112が固定され、このマグネットスイッチ112が鍵2の前端部に設けたフック113に係脱される構成である。
マグネットスイッチ112は、筒状のハウジング114の一端部に軸方向に沿って電磁石115が固定されるとともに、ハウジング114の残りの空洞部分に円柱状の永久磁石116が移動自在に収納されており、電磁石115に通電することにより、永久磁石116との対向磁極を同極にして、その反発力によって永久磁石116の端部をハウジング114から突出させ、また、通電を停止すると、永久磁石116と電磁石115の鉄心とが吸引して永久磁石116がハウジング114内に引き込まれる構成である。
そして、その永久磁石116の突出方向を揺動レバー73の長さを延長する方向に向けた状態として揺動レバー73の前端部にハウジング114が固定されている。一方、鍵2の前端部の下面に前記フック113が設けられている。このフック113は、マグネットスイッチ112の円柱状の永久磁石116を挿通させるリング部材117と、そのリング部材117においてマグネットスイッチ112に対向している端部とは逆の端部を閉塞する磁性体の端部部材118とから構成されている。
この鍵駆動装置111において、鍵2を手動操作する場合は、図24に示すように、マグネットスイッチ112の永久磁石116を突出させて、鍵2のフック113内に挿通させると、永久磁石116はフック113の端部部材118に吸着する。この状態とすることにより、鍵2と揺動レバー73(操作反力付与機構)とが連結された状態となり、図25に示すように指で鍵2を押圧操作することにより、揺動レバー73の錘13による操作反力が指に伝わることになる。
自動演奏する場合は、図26に示すように、マグネットスイッチ112の永久磁石116をハウジング113内に引き込んでおく。この状態とすることにより、鍵2と揺動レバー73との連結状態は解除され、アクチュエータ(図示略)で鍵2を図27に示すように駆動することが容易になるものである。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、操作反力付与機構として、各実施形態では先端に球状の錘を取り付けた揺動レバーとしたが、レバーに球状の錘を取り付ける構成に代えて、U字状に折り返し状態としたレバーとし、そのU字状部分を実質的に錘として機能させる構成なども採用することが可能である。また、押圧操作した鍵を初期位置に復帰させるための復元手段として板バネを適用したが、コイルスプリングを鍵の下方に配置する構成、上方から鍵をコイルスプリングで吊下げ支持する構成とするなども採用することができる。
本発明の第1実施形態の鍵駆動装置を示す側面図である。 図1の鍵駆動装置において鍵を指で押圧操作している状態を示す側面図である。 図2に示す状態からさらに鍵を押下げた状態を示す側面図である。 図1の鍵駆動装置において電磁石に通電して鍵を駆動し始めた状態を示す側面図である。 図4に示す状態からさらに駆動した状態を示す側面図である。 本発明の鍵駆動装置に適用可能なアクチュエータの第1変形例を示す側面図である。 本発明の鍵駆動装置に適用可能なアクチュエータの第2変形例を示す側面図である。 本発明の鍵駆動装置に適用可能なアクチュエータの第3変形例を示す側面図である。 本発明の鍵駆動装置に適用可能なアクチュエータの第4変形例を示す側面図である。 本発明の第2実施形態の鍵駆動装置を示す側面図である。 図10の鍵駆動装置において鍵を指で押圧操作している状態を示す側面図である。 図11に示す状態からさらに鍵を押下げた状態を示す側面図である。 図10の鍵駆動装置において鍵と揺動レバーとの連結を解除した状態を示すもので、(a)が正面図、(b)が側面図である。 図13に示す状態から鍵を駆動した状態を示すもので、(a)が正面図、(b)が側面図である。 第2実施形態の鍵駆動装置を複数組み込んだ鍵盤装置の要部を示すもので、(a)が正面図、(b)が側面図である。 図15に示す状態から鍵と揺動レバーとの連結を解除した状態を示すもので、(a)が正面図、(b)が側面図である。 本発明の第3実施形態の鍵駆動装置を示す側面図である。 図17に示す状態から鍵と揺動レバーとの連結を解除した状態を示す側面図である。 図18に示す状態に対して揺動レバーの解除位置を変えた例を示す側面図である。 図19に示す状態から鍵を駆動した状態を示す側面図である。 図21に示す状態からさらに指で鍵を押圧操作した状態を示す側面図である。 第3実施形態の鍵駆動装置を複数組み込んだ鍵盤装置の要部を示すもので、(a)が正面図、(b)が側面図である。 図22に示す状態から鍵と揺動レバーとの連結を解除した状態を示すもので、(a)が正面図、(b)が側面図である。 本発明の第4実施形態の鍵駆動装置を示すもので、(a)が正面図、(b)が側面図である。 図24に示す状態から指で鍵を押圧操作した状態を示す側面図である。 図24に示す状態から鍵と揺動レバーとの連結を解除した状態を示す側面図である。 図26に示す状態から鍵を駆動した状態を示す側面図である。
符号の説明
1…鍵駆動装置、2…鍵、3…フレーム、4…板バネ(復元手段)、5…固定部、6…突起部、7…水平軸、8…揺動レバー(操作反力付与手段)、9…連結部材、10…アクチュエータ、11…リンク、12…支点軸、13…錘、15…横部材、16…折り返し部材、17…縦部材、18…折り返し部分、19…突出部、20…突出片、21…係合部、25…ピン、26…出力軸、27…電磁石、28…バネ、32…折れ曲がり端部、33…フック片、41…アクチュエータ、42・43…電磁石、45…アクチュエータ、46…電磁石、51…アクチュエータ、52…モータ、53…出力軸、54…アーム、61…アクチュエータ、62…ワイヤ、63…プーリ、64…制御部、71…鍵駆動装置、72…係止部、73…揺動レバー、74…フック、80…鍵盤装置、81…モータ、82…ロッド、83…キャスタ、84…ラックピニオン機構、85…切替えスイッチ、86…電源、87…制御部、91…鍵駆動装置、101…鍵盤装置、102…ナット部材、103…リードスクリュー、111…鍵駆動装置、112…マグネットスイッチ、113…フック、114…ハウジング、115…電磁石、116…永久磁石、117…リング部材、118…端部部材

Claims (6)

  1. 揺動可能に支持された鍵を駆動する鍵駆動装置であって、鍵を押圧する操作に対して錘を動かそうとする時に生じる慣性作用による反力を付与する操作反力付与機構と、押圧操作された鍵を初期位置に戻す復元手段と、鍵を揺動駆動するアクチュエータとを備えるとともに、前記操作反力付与機構と鍵との間に、鍵の押圧操作時に両者を連結状態とし前記アクチュエータによる駆動時に連結状態を解除する着脱機構が設けられていることを特徴とする鍵駆動装置。
  2. 前記着脱機構は、前記操作反力付与機構を鍵に対して連結状態となる位置と連結状態が解除される位置との間で往復移動させるものであることを特徴とする請求項1記載の鍵駆動装置。
  3. 前記着脱機構は、鍵に対する押圧操作力を操作反力付与機構と鍵との連結を強める方向に変換するするとともに、前記アクチュエータによる鍵の揺動駆動時には駆動力を操作反力付与機構と鍵との連結を解除する方向に変換する連結部材を備えていることを特徴とする請求項1記載の鍵駆動装置。
  4. 前記連結部材は、鍵の長さ方向に沿って配置されるとともに、長さの途中位置が水平軸を中心として鍵に揺動自在に支持され、その一端部に前記アクチュエータの出力軸が連結され、他端部に前記操作反力付与手段が着脱可能に係合され、その係合部における係合を解除する方向と前記アクチュエータによる駆動時の前記他端部の移動方向とが一致しており、前記水平軸と前記係合部とは、鍵に対する押圧操作によって該鍵とともに移動する前記水平軸に前記係合部の係合を強める方向のモーメントが作用する位置関係であることを特徴とする請求項3記載の鍵駆動装置。
  5. 前記鍵が複数並べて配置されるとともに、これら鍵を個々に駆動可能な請求項1から4のいずれかに記載の鍵駆動装置を備えた鍵盤装置。
  6. 前記鍵が複数並べて配置されるとともに、これら鍵を個々に駆動可能な請求項2記載の鍵駆動装置を備え、各鍵駆動機構の操作反力付与機構が相互に連結状態とされ、前記着脱機構は、各操作反力機構を一体に往復移動させるものであることを特徴とする鍵盤装置。
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