JP2004146215A - 電磁操作機構 - Google Patents

電磁操作機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2004146215A
JP2004146215A JP2002310357A JP2002310357A JP2004146215A JP 2004146215 A JP2004146215 A JP 2004146215A JP 2002310357 A JP2002310357 A JP 2002310357A JP 2002310357 A JP2002310357 A JP 2002310357A JP 2004146215 A JP2004146215 A JP 2004146215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mover
magnetic path
moving
magnetic
electromagnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002310357A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Matsuda
松田 哲也
Masahiro Toya
遠矢 将大
Toshie Takeuchi
竹内 敏惠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2002310357A priority Critical patent/JP2004146215A/ja
Publication of JP2004146215A publication Critical patent/JP2004146215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

【課題】電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく、簡潔な構成で機械的付勢力による操作を可能とする電磁操作機構を得る。
【解決手段】磁性体からなる可動子5と、可動子5の第1の位置において可動子5を含む閉磁路を構成し可動子5を前記第1の位置に保持する第1の磁路と、可動子5の第2の位置において可動子5を含む閉磁路を構成し可動子5を前記第2の位置に保持する磁束を流通する第2の磁路と、電気的付勢により前記第1の磁路において可動子5を第1の位置に保持する磁束を打ち消すことによって可動子5を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させるコイル7とを備え、機械的付勢力の印加によって可動子5を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる操作板23からなる機械的操作手段を設けた。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電磁操作機構、特に、遮断器あるいは開閉器の接点を電磁力により駆動する電磁操作機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電磁操作機構は、遮断器あるいは開閉器の接点を電磁力により駆動するものである(例えば、特許文献1参照)。
通常、遮断器や開閉器の接点は閉であるが、例えば短絡事故発生時、接点を開にすることにより、大電流を切る。
このため、接点を往復運動させることが必要である。接点を閉から開にする動作を開極動作、開から閉にする動作を閉極動作と呼ぶ。
また、定常状態では接点が閉じている必要があり、電力を使用せずに接点を保持する機構(保持力発生機構)も必要である。
【0003】
従来の電磁操作機構(例えば、非特許文献1参照)における概略構成を図11に示す。
図において、1は電磁操作機構、3は電磁石、5は往復運動する磁性体からなる可動子、7は可動子5を駆動するコイル、9は可動子5が接点が閉じている場合に接点を保持するための力を生じる永久磁石、11は磁束のリターンを造るヨーク、13は可動子5に取り付けられた操作軸、15はバネ、17は操作軸13の先に取り付けられた接点である。
【0004】
ここでは電磁石3で可動子5を往復動作をさせる動作、即ち接点17を開閉させる動作原理について述べる。
図12に示すように、可動子5が上方位置にあり、したがって接点17が閉の場合は、永久磁石9による磁束Aが図に示すように発生し、可動子5は強い力で上に引き付けられる、即ち保持力が得られる。
【0005】
接点17を開にする場合、図13に示すように、コイル7を励磁すると、永久磁石9の磁束Aとは逆方向の磁束Bが発生し、永久磁石9の磁束が打ち消される。更に、引張りバネ15が存在するため、この力で可動子5は下に移動し、接点17は開となる。
【0006】
可動子5の移動後は、図14に示すように、引張りバネ15のバネ力と永久磁石9の力で下側に保持される。
【0007】
逆に、接点17が開の状態から閉の状態にする場合、図15に示すように、図12とは逆方向にコイル7を励磁する。
これにより、永久磁石9の磁束Cをコイル7の磁束Dで打ち消す以外に可動子5とヨーク11間のギャップ18に磁束Dが発生し可動子5は引張りバネ15のバネ力に打ち勝ち上の方向に引き付けられる。
【0008】
ところで、停電時にも接点を開極動作をする必要がある場合がある。即ち、電源を用いることなく手動で接点を閉極から開極にさせる必要がある場合がある。これを手動操作と呼ぶ。
【0009】
この手動操作に適応した構成を図16と図17に示す。
図において、12はヨークの内、分割されたヨーク、14はヨーク11と分割ヨーク12の間にできたギャップである。なお、図15および図16は図10に分割ヨーク12を加えた図である。
【0010】
この動作原理について説明する。
接点を手動で動かすには、可動子を閉極に保持する力を発生する図16の永久磁石9の磁束Aを弱めれば良い。図16に示す構成では、ヨーク11の一部である分割ヨーク12が可動式となっている。
【0011】
分割ヨーク12を図17のように可動子5に押し付けることにより、永久磁石9の磁束Aに対し磁束Eが発生するため、磁束Aが弱まり可動子を閉に保持する力が減少する。
これにより、可動子5を小さな力で自由に動かせることになり、手動で可動子5を接点開位置に移動することが可能となる。
【0012】
但し、この構成では、ヨーク11,12を分割・稼動構造にすることにより、小さなギャップ14がヨーク11,12に生じる。これにより、コイル7を励磁した場合の磁束Dが弱くなり、コイル7の励磁電流がより多く必要となる。
【0013】
【特許文献1】
EP 0 721 650 B1号公報(第2−3頁、図1−4)
【非特許文献1】
ALSTOM社カタログ「PIX Medium Voltage Switchgear」,(フランス国),2000年,p.6
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
図16および図17に示す従来の構成は、電磁石のヨークを動かす構造であり、電磁石本体の構造が複雑になる欠点があった。また、ヨークを動かすためヨークを分割しており、このためヨークに微小ではあるがギャップがあき、接点閉時の永久磁石の保磁力やコイルを励磁した場合の電磁力特性が悪化する問題があった。
【0015】
この発明は、電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく簡潔な構成で機械的付勢力による操作を可能とする電磁操作機構を得ようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電磁操作機構では、磁性体からなる可動子と、前記可動子の第1の位置において前記可動子を含む閉磁路を構成し前記可動子を前記第1の位置に保持する第1の磁路と、前記可動子の第2の位置において前記可動子を含む閉磁路を構成し前記可動子を前記第2の位置に保持する磁束を流通する第2の磁路と、電気的付勢により前記第1の磁路において前記可動子を第1の位置に保持する磁束を打ち消すことによって前記可動子を前記第1の位置から前記第2の位置へ向け移動させる電磁的操作手段とを備え、機械的付勢力の印加によって前記可動子を前記第1の位置から前記第2の位置へ向け移動させることにより前記第1の磁路において前記可動子を第1の位置に保持する磁束を弱め前記第2の磁路において前記可動子を第2の位置に保持する磁束を強めることによって前記可動子を前記第2の位置へ移動させる機械的操作手段を設けたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1および図2について説明する。図1は実施の形態1における閉極時の全体構成を示す側面図である。図2は実施の形態1における開極時の全体構成を示す側面図である。
【0018】
図において、電磁操作機構1を構成する電磁石3は、往復運動する磁性体からなる可動子と、可動子5を駆動する電磁コイル7と、可動子5が接点が閉じている場合に接点を保持するための力を生じる永久磁石9と、磁束のリターンを造るヨーク11とを有している。
ヨーク11は、第1のヨーク部分11Aおよび第2のヨーク部分11Bを有している。
可動子5に取り付けられた操作軸13には、図10に示す接点17と同様に、操作軸13の先に接点(図示せず)が取り付けられている。そして、この操作軸13は、図10に示す引張りバネ15と同様のバネ(図示せず)で、図1および図2における左方向に付勢されている。
凸部19は操作軸13に設けられており、凸部21は凸部19と軸方向に間隔を置いて操作軸13に設けられている。
凸部19あるいは凸部21を押す操作板23には穴があいており軸13が貫通している。
【0019】
まず、接点を電磁操作する場合について述べる。通常は、この電磁操作により接点の開閉動作が定常的に行われる。
図1に実線で示す接点(図示せず)の閉極状態において、永久磁石9による磁束は、ヨーク11における第1のヨーク部分11Aおよび磁性体からなる可動子5により構成される第1の磁路を流通し、可動子5を図1に実線で示す右方位置に保持している。
接点を開極しようとするときは、電磁コイル7が付勢される。電磁コイル7の付勢によって、前述した永久磁石9による第1の磁路における保持磁束が打ち消され、操作軸13を図示左方向へ付勢する引張りバネ(図示せず)の付勢力により、可動子5および操作軸13は図1において1点鎖線で示す左方位置へ移動される。
図1に1点鎖線で示す可動子5および操作軸13の左方位置において、永久磁石9による磁束は、ヨーク11における第2のヨーク部分11Bおよび磁性体からなる可動子5により構成される第2の磁路を流通し、可動子5および操作軸13を図1に1点鎖線で示す左方位置に保持している。
操作軸13は、この左方位置において、接点を開極状態に保持する。
【0020】
図2に実線で示す操作軸13の左方位置において、接点を閉極しようとするときは、電磁コイル7が前述した開極時とは逆方向に付勢される。電磁コイル7の付勢によって、前述した永久磁石9による第2の磁路における保持磁束が打ち消されるとともに、ヨーク11における第1のヨーク部分11Aおよび磁性体からなる可動子5により構成される第1の磁路を流通する磁束が生成され、可動子5および操作軸13は図2に点線で示す右方位置へ移動される。
操作軸13は、この右方位置において、接点を閉極状態に保持する。
【0021】
次に、接点を手動操作する場合について述べる。接点の手動操作は、停電時等の電源喪失状態において非常操作として行われるものである。
図1に示す接点(図示せず)の閉極状態において、接点を手動操作により開極しようとするときは、手動操作の必要に応じて操作板23に機械的付勢力が印加される。
操作板23は手動操作の開始当初においては、図1に示す点線位置に配置された状態にあり、操作板23に印加される機械的付勢力によって、初期移動段階として、図示左方向へ距離dだけ移動する。
操作板23が距離dだけ移動したところで、操作板23は操作軸13の凸部19に係合し、操作板23に印加されている機械的付勢力により凸部19を介して、操作軸13を図示左方向へ移動する。
操作板23は操作軸13の凸部19と共に、移動続行段階として、図示左方向へ距離eだけ移動し、図1に示す1点鎖線位置に到達する。操作軸13は、この位置で接点を開極状態に保持する。
【0022】
この手動操作による開極動作時において、操作板23に印加される機械的付勢力により可動子5および操作軸13が図1に実線で示す右方位置、すなわち接点開極位置から図示左方向へ移動を始めると、可動子5の図示右端面とこれに対向するヨーク11における第1のヨーク部分11Aの端面との間にはギャップが形成され始め、可動子5を含む閉磁路を構成する第1のヨーク部分11Aからなる第1の磁路における永久磁石9による磁束は次第に弱まっていく。
一方、可動子5の左方向への移動により、可動子5の図示左端面とこれに対向するヨーク11における第2のヨーク部分11Bの端面との間は、両者間のギャップが順次縮小することになって、可動子5を含む閉磁路を構成する第2のヨーク部分11Bからなる第2の磁路における永久磁石9による磁束は次第に強まっていく。
このように、操作板23への機械的付勢力の印加を契機として、可動子5を含む閉磁路を構成する第1のヨーク部分11Aからなる第1の磁路における永久磁石9による磁束を弱め、可動子5を含む閉磁路を構成する第2のヨーク部分11Bからなる第2の磁路における永久磁石9による磁束を強めることによって、操作軸13を左方向へ付勢する引張りバネ(図示せず)による付勢力により、可動子5および操作軸13を図2に実線で示す左方位置に移動するものである。
【0023】
接点の開極状態では、操作軸13は図2の実線に示す位置にある。
図2に示す接点の開極状態において、接点を手動操作により閉極しようとするときは、手動操作に応じて操作板23に操作板23を図示右方向に駆動する機械的付勢力が印加される。
操作板23は手動操作の開始当初においては、上述のように、図2に示す1点鎖線位置に配置された状態にあり、操作板23に印加される機械的付勢力によって、初期移動段階として、図示右方向へ距離fだけ移動する。
操作板23が距離fだけ移動したところで、操作板23は操作軸13の凸部21に係合し、操作板23に印加されている機械的付勢力により凸部21を介して、操作軸13を図示右方向へ移動する。
操作板23は操作軸13の凸部21と共に、移動続行段階として、図示右方向へ距離gだけ移動し、図2に示す点線位置に到達する。操作軸13は、この位置で接点を閉極状態に保持する。
【0024】
この手動操作による閉極動作時において、操作板23に印加される機械的付勢力により可動子5および操作軸13が図2に実線で示す左方位置、すなわち接点閉極位置から図示右方向へ移動を始めると、可動子5の図示左端面とこれに対向するヨーク11における第2のヨーク部分11Bの端面との間にはギャップが形成され始め、可動子5を含む閉磁路を構成する第2のヨーク部分11Bからなる第2の磁路における永久磁石9による磁束は次第に弱まっていく。
一方、可動子5の右方向への移動により、可動子5の図示右端面とこれに対向するヨーク11における第1のヨーク部分11Aの端面との間は、両者間のギャップが順次縮小することになって、可動子5を含む閉磁路を構成する第1のヨーク部分11Aからなる第1の磁路における永久磁石9による磁束は次第に強まっていく。
このように、操作板23への機械的付勢力の印加を契機として、可動子5を含む閉磁路を構成する第2のヨーク部分11Bからなる第2の磁路における永久磁石9による磁束を弱め、可動子5を含む閉磁路を構成する第1のヨーク部分11Aからなる第1の磁路における永久磁石9による磁束を強めることによって、操作軸13を左方向へ付勢する引張りバネ(図示せず)による付勢力に抗して、可動子5および操作軸13を図1に実線で示す右方位置に移動するものである。
【0025】
このように、操作板23に印加される機械的付勢力によって操作軸13を往復動作させることにより、接点の手動開閉操作を行うことができる。
【0026】
ここでは、コイルと永久磁石とバネが組み合わされた電磁操作機構について述べたが、永久磁石がなく、コイルとバネのみで可動子を往復駆動する電磁操作機構、あるいはバネがなく永久磁石とコイルのみで可動子を往復させる電磁操作機構にも適用できる。
更に、軸の先に接点をつけた遮断器あるいは開閉器用の電磁操作機構について説明したが、コイルで可動子を駆動する、その他の電磁操作機構にも適用できる。
【0027】
この発明による実施の形態1によれば、磁性体からなる可動子5と、前記可動子5の図示右位置(図1)における第1の位置において前記可動子5を含む閉磁路を構成し前記可動子5を前記第1の位置に保持するヨーク11における第1のヨーク部分11Aからなる第1の磁路と、前記可動子5の図示左位置(図2)における第2の位置において前記可動子5を含む閉磁路を構成し前記可動子5を前記第2の位置に保持する磁束を流通するヨーク11における第2のヨーク部分11Bからなる第2の磁路と、電気的付勢により前記第1の磁路において前記可動子5を第1の位置に保持する磁束を打ち消すことによって前記可動子5を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させるコイル7からなる電磁的操作手段と、前記可動子5が設けられた操作軸13からなる可動操作部材と、所定の移動行程を持ち前記可動子5が設けられた操作軸13からなる可動操作部材との係合による機械的付勢力の印加によって前記可動子5を前記第1の位置から前記第2の位置へ向け移動させることにより前記第1の磁路において前記可動子5を第1の位置に保持する磁束を弱め前記第2の磁路において前記可動子5を第2の位置に保持する磁束を強めることによって前記可動子5を前記第2の位置へ移動させる操作板23からなる駆動部材を有する機械的操作手段とを備え、前記機械的操作手段の操作板23からなる駆動部材は、前記移動行程の距離d,fをもつ初期移動段階に続く距離e,gをもつ移動続行段階において前記可動子5を設けた操作軸13からなる可動操作部材と係合し前記可動子を設けた可動操作部材を前記第2の位置へ移動させるようにしたので、電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく簡潔な構成で、機械的付勢力による操作を可能とするとともに、機械的付勢力が印加される操作板23からなる駆動部材による操作軸13からなる可動操作部材の駆動操作を円滑に行える電磁操作機構を得ることができる。
【0028】
実施の形態2.
この発明による実施の形態2を図3について説明する。図3は実施の形態2における操作軸の駆動部分を示す斜視図である。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同様の構成を有し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0029】
図において、操作軸13には、操作軸13に一体に植設され操作軸13と共に移動するピン14が設けられ、治具16はピン14を嵌合する長手溝18を有し操作軸13によって貫通されている。
【0030】
閉極状態にある接点(図示せず)を開極方向に手動操作するときは、治具16を図示右上位置から左下位置方向に向けて機械的付勢力により駆動する。
治具16は、移動行程の初期移動段階として、図示右上位置から左下位置方向に向けて移動し、治具16の長手溝18における後端部が操作軸13のピン14に係合するに至る。
操作軸13に設けたピン14との係合後において、治具16は、治具16に印加されている機械的付勢力によりピン14を介して、操作軸13を図示左下方向へ移動する。
治具16は操作軸13と共に、移動続行段階として、図示左下方向へ所定距離だけ移動し、接点開極位置に到達する。操作軸13は、この位置で接点を開極状態に保持する。
【0031】
開極状態にある接点(図示せず)を閉方向に手動操作するときは、治具16を図示左下位置から右上位置方向に向けて機械的付勢力により駆動する。
治具16は、移動行程の初期移動段階として、図示左下位置から右上位置方向に向けて移動し、治具16の長手溝18における図示前端部が操作軸13のピン14に係合するに至る。
操作軸13に設けたピン14との係合後において、治具16は、治具16に印加されている機械的付勢力によりピン14を介して、操作軸13を図示右上方向へ移動する。
治具16は操作軸13と共に、移動続行段階として、図示右上方向へ所定距離だけ移動し、接点閉極位置に到達する。操作軸13は、この位置で接点を閉極状態に保持する。
【0032】
このように、治具16に印加される機械的付勢力によって操作軸13を往復動作させることにより、接点の手動開閉操作を行うことができる。
【0033】
この発明による実施の形態2によれば、磁性体からなる可動子5と、前記可動子5の図示右位置(図1)における第1の位置において前記可動子5を含む閉磁路を構成し前記可動子5を前記第1の位置に保持するヨーク11からなる第1の磁路と、前記可動子5の図示左位置(図2)における第2の位置において前記可動子5を含む閉磁路を構成し前記可動子5を前記第2の位置に保持する磁束を流通するヨーク11からなる第2の磁路と、電気的付勢により前記第1の磁路において前記可動子5を第1の位置に保持する磁束を打ち消すことによって前記可動子5を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させるコイル7からなる電磁的操作手段と、前記可動子5が設けられた操作軸13からなる可動操作部材と、所定の移動行程を持ち前記可動子5が設けられた操作軸13からなる可動操作部材との係合による機械的付勢力の印加によって前記可動子5を前記第1の位置から前記第2の位置へ向け移動させることにより前記第1の磁路において前記可動子5を第1の位置に保持する磁束を弱め前記第2の磁路において前記可動子5を第2の位置に保持する磁束を強めることによって前記可動子5を前記第2の位置へ移動させる治具16からなる駆動部材を有する機械的操作手段とを備え、前記機械的操作手段の治具16からなる駆動部材は、前記移動行程の初期移動段階に続く移動続行段階において前記可動子5を設けたピン14を有する操作軸13からなる可動操作部材と係合し前記可動子を設けた可動操作部材を前記第2の位置へ移動させるようにしたので、電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく簡潔な構成で機械的付勢力による操作を可能とするとともに、機械的付勢力が印加される治具16からなる駆動部材による操作軸13からなる可動操作部材の駆動操作を円滑に行える電磁操作機構を得ることができる。
【0034】
実施の形態3.
この発明による実施の形態3を図4について説明する。図4は実施の形態3における操作軸の駆動部分を示す側面図である。
この実施の形態3において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同様の構成を有し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0035】
図において、操作軸13には凹部22が設けられ、治具20は操作軸13の凹部22に嵌め込まれている。
【0036】
操作軸13に設けた接点(図示せず)が閉極状態にあるときは、治具20は図4において点線で示す右位置にある。
閉極状態にある接点を開極方向に手動操作するときは、治具20を図示右位置から左方向に向けて機械的付勢力により駆動する。
治具20は、移動行程の初期移動段階として、図示右位置から左方向に向けて移動し、図4の実線で示すように治具20の図示左端部が操作軸13に設けた凹部22の左端部に係合するに至る。
操作軸13に設けた凹部22左端部との係合後において、治具20は、治具20に印加されている機械的付勢力により凹部22との係合により、操作軸13を図示左方向へ移動する。
治具20は操作軸13と共に、移動続行段階として、図示左方向へ所定距離だけ移動し、図4に1点鎖線で示す接点開極位置に到達する。操作軸13は、この位置で接点を開極状態に保持する。
【0037】
開極状態にある接点(図示せず)を閉方向に手動操作するときは、治具20を図4に1点鎖線で示す図示左位置から右方向に向けて機械的付勢力により駆動する。
治具20は、移動行程の初期移動段階として、図示左位置から右方向に向け移動して図4に実線で示す位置となり、治具20の右端部が図4に1点鎖線で示す操作軸13における凹部22の右端部に係合するに至る。
操作軸13との係合後において、治具20は、治具20に印加されている機械的付勢力により凹部22との係合により、操作軸13を図示右方向へ移動させる。
治具20は操作軸13と共に、移動続行段階として、図示右方向へ所定距離だけ移動し、接点閉極位置に到達する。操作軸13は、図4に実線で示すこの位置で接点を閉極状態に保持する。
【0038】
このように、治具20に印加される機械的付勢力によって操作軸13を往復動作させることにより、接点の手動開閉操作を行うことができる。
【0039】
この発明による実施の形態3によれば、磁性体からなる可動子5と、前記可動子5の図示右位置(図1)における第1の位置において前記可動子5を含む閉磁路を構成し前記可動子5を前記第1の位置に保持するヨーク11からなる第1の磁路と、前記可動子5の図示左位置(図2)における第2の位置において前記可動子5を含む閉磁路を構成し前記可動子5を前記第2の位置に保持する磁束を流通するヨーク11からなる第2の磁路と、電気的付勢により前記第1の磁路において前記可動子5を第1の位置に保持する磁束を打ち消すことによって前記可動子5を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させるコイル7からなる電磁的操作手段と、前記可動子5が設けられた操作軸13からなる可動操作部材と、所定の移動行程を持ち前記可動子5が設けられた操作軸13からなる可動操作部材との係合による機械的付勢力の印加によって前記可動子5を前記第1の位置から前記第2の位置へ向け移動させることにより前記第1の磁路において前記可動子5を第1の位置に保持する磁束を弱め前記第2の磁路において前記可動子5を第2の位置に保持する磁束を強めることによって前記可動子5を前記第2の位置へ移動させる治具33からなる駆動部材を有する機械的操作手段とを備え、前記機械的操作手段の治具20からなる駆動部材は、前記移動行程の初期移動段階に続く移動続行段階において前記可動子5を設けた凹部22を有する操作軸13からなる可動操作部材と係合し前記可動子を設けた可動操作部材を前記第2の位置へ移動させるようにしたので、電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく簡潔な構成で機械的付勢力による操作を可能とするとともに、機械的付勢力が印加される治具20からなる駆動部材による操作軸13からなる可動操作部材の駆動操作を円滑に行える電磁操作機構を得ることができる。
【0040】
実施の形態4.
この発明による実施の形態4を図5について説明する。図5は実施の形態4における全体構成を示す側面図である。
この実施の形態4において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同様の構成を有し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0041】
図において、電磁石3により駆動される操作軸13には、凸部19が設けられるとともに、凸部19と軸方向に間隔を置いて凸部21が設けられている。
図5に示すように、この実施の形態4では、3個の電磁石3が設けられ、これら3個の電磁石3には凸部19および凸部21を有する操作軸13がそれぞれ設けられている。
凸部19あるいは凸部21を押す操作板23は、3個の操作軸13について共通に用いられる。この操作板23には3個の穴があいており3個の操作軸13がそれぞれ貫通している。
【0042】
この機構により、操作板23を動かすことにより一度に3台の電磁石3の軸13を駆動操作できる。
【0043】
なお、電磁石3の個数については3個の例を示したが、2個以上の他の個数であってもかまわない。
【0044】
この発明による実施の形態4によれば、複数の操作軸13,13,13にそれぞれ設けられた磁性体からなる複数の可動子5,5,5と、前記可動子5,5,5の第1の位置において前記可動子5,5,5のそれぞれを含む閉磁路を構成し前記可動子5,5,5を前記第1の位置にそれぞれ保持する複数の第1の磁路と、前記可動子5,5,5の第2の位置において前記可動子5,5,5のそれぞれを含む閉磁路を構成し前記可動子5,5,5を前記第2の位置にそれぞれ保持する磁束を流通する複数の第2の磁路と、電気的付勢により前記第1の磁路において前記可動子5,5,5を第1の位置にそれぞれ保持する磁束を打ち消すことによって前記可動子5,5,5のそれぞれを前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる複数の電磁コイル7,7,7からなる電磁的操作手段とを備え、前記複数の操作軸13,13,13への機械的付勢力の印加によって前記複数の可動子5,5,5を前記第1の位置から前記第2の位置へ向け移動させることにより前記第1の磁路において前記可動子5,5,5を第1の位置に保持する磁束を弱め前記第2の磁路において前記可動子5,5,5を第2の位置に保持する磁束を強めることによって前記可動子5,5,5を前記第2の位置へ移動させる1個の操作板23からなる共通の機械的操作手段を設けたので、電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく簡潔な構成で機械的付勢力による操作を可能とするとともに、複数の可動子を共通の機械的操作手段により移動させ、機械的付勢力による操作を一斉に行える電磁操作機構を得ることができる。
【0045】
実施の形態5.
この発明による実施の形態5を図6について説明する。図6は実施の形態5における全体構成を示す側面図である。
この実施の形態5において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1ないし実施の形態4における構成と同様の構成を有し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0046】
図において、電磁石3は、往復動作する磁性体からなる可動子5と、可動子5を駆動する電磁コイルと、永久磁石9と、ヨーク11とを有している。操作軸13には、凸部19が設けられるとともに、凸部19と軸方向に間隔を置いて凸部21が設けられている。
凸部19あるいは凸部21を押す操作板23には穴があいており軸13が貫通している。
【0047】
この実施の形態5では、実施の形態1と同様に操作板23を駆動する構成について述べる。
ここでは、支点31を中心として回動する圧縮コイルバネからなるバネ装置25および支点29を有する支持棒27が設けられている。
バネ装置25の一端は支点31に連結され、他端は支持棒27の一端を構成する自由端に係合している。また、支持棒27の他端は操作板23に連結されている。
【0048】
動作について述べる。
バネ装置25が実線で示すaの位置にあるときは、バネは伸びておりバネエネルギは最小である。
このとき、操作軸13の凸部19は図6に示す実線位置にあり、操作板23とは離れている。バネ装置25を任意の駆動手段により支点31を中心として時計式に回動し図6に示す実線位置から1点鎖線位置に動かすと、バネ装置25の一端(図示下端)は支点31で固定されているためバネは縮みバネエネルギーが蓄成される。
この位置を過ぎるとバネが急速に伸びエネルギを解放する。これによりバネ装置25が図示1点鎖線位置から点線位置に移動し、支持棒27の操作軸13側の他端(図示上端)は図示点線位置へと移動する。これによって操作板23は図示実線位置から図6における左方向へ駆動される。
この操作板23の移動途中で、図示実線位置にある凸部19に操作板23があたり、凸部19を図示点線位置まで急速に移動させる、即ち、この凸部19の移動に伴って操作軸13および可動子5を駆動操作できる。
操作軸13は図示実線位置における接点(図示せず)の閉極状態から図示点線位置における接点の開極位置へバネ装置25に蓄勢される機械的付勢力により支持棒27および操作板23を介して駆動操作されるものである。
【0049】
この実施の形態5では、実施の形態1の構成に適用する場合について述べたが、実施の形態2あるいは実施の形態3の構成に適用するものであっても構わない。
【0050】
この発明による実施の形態5によれば、実施の形態1ないし実施の形態4のいずれかの構成において、前記操作板23,治具27あるいは治具33からなる機械的操作手段は、前記操作軸13に設けた前記可動子5を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる前記機械的付勢力をバネ装置25に蓄勢された蓄勢力により印加するようにしたので、電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく簡潔な構成で機械的付勢力による操作を可能とするとともに、バネ装置の蓄勢力により比較的小さな手動操作力で容易に適切な駆動操作を行える電磁操作機構を得ることができる。
【0051】
実施の形態6.
この発明による実施の形態6を図7について説明する。図7は実施の形態6における全体構成を示す側面図である。
この実施の形態6において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態5における構成と同様の構成を有し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0052】
図において、電磁石3は、往復動作する磁性体からなる可動子5と、可動子5を駆動する電磁コイル7と、永久磁石9と、ヨーク11とを有している。操作軸には凸部19が設けられるとともに、凸部19と軸方向に間隔を置いて凸部21が設けられている。
凸部19あるいは凸部21を押す操作板23には穴があいており軸13が貫通している。
ここでは、支点31を中心として回動する圧縮コイルバネからなるバネ装置25および支点29を有する支持棒27が設けられている。
バネ装置25の一端は支点31に連結され、他端は支持棒27の一端を構成する駆動端(図示下端)に係合している。また、支持棒27の他端を構成する連結端(図示上端)は操作板23に連結されている。
【0053】
この実施の形態6では、実施の形態5におけるバネ装置を蓄勢駆動する構成について述べる。
支持棒27の操作軸13側には連結端(図示上端)を有する連結部33が設けられ、支持棒27のバネ25側には駆動端(図示下端)を有する駆動部35が設けられている。更に、支点31に取り付けられた冶具37および支点41を有する駆動棒39が設けられている。
【0054】
動作について説明する。
実施の形態5では支持棒27の中央部に支点29を配置していた。この実施の形態6では支点29の位置をずらし、支持棒27の一端を構成する駆動端(図示下端)から支点29までの長さを持つ駆動部35の長さが支持棒27の他端を構成する連結端(図示上端)から支点29までの長さを持つ連結部33の長さよりも長くなるように構成する。
これにより、てこの原理が適用でき、より小さなバネ力で操作板23を駆動できる。
【0055】
更に、駆動棒39により、てこの原理を利用して、冶具37を動かすことによりバネ装置25を回動することによりバネ装置25を蓄勢することができる。
すなわち、駆動棒39には、手動操作端(図示左端)を有する操作部40が設けられるとともに、支点41が設けられ、また、係合端(図示右端)を有する係合部42が設けられている。
図7に示すように、支点41から手動操作端(図示左端)までの操作部40の長さは、支点41から係合端(図示右端)までの係合部42の長さよりも大きく設定されている。
操作部40における手動操作端(図示左端)により駆動棒39を支点41を中心として反時計式に回動すると、係合部42における係合端(図示右端)は治具37の上部係合部と係合して治具37を時計式に回動しバネ装置25を支点31を中心として時計式に駆動する。
【0056】
バネ装置25は支点31を中心として位置aから時計式に駆動されることによって、支持棒27の駆動端と係合する自由端が支点31に向かって移動し、バネ装置25は圧縮され蓄勢される。
このバネ装置25の駆動棒39による圧縮蓄勢の際、駆動棒39に手動操作力を加える操作部40における手動操作端(図示左端)から支点41までの距離が、前述の通り、治具37と係合する係合部42における係合端(図示右端)から支点41までの距離よりも大きく設定されているので、てこの原理により、小さな手動操作力によってバネ装置25を蓄勢することができる。
【0057】
バネ装置25が1点鎖線で示すbの位置まで来ると、駆動棒39の従動部42と治具37は離れ、バネが伸長しようとする力により自動的にバネ装置25を点線で示すcの位置まで移動する。
これにより、操作板23は支持棒27を介して図示実線位置から左方へ駆動され、凸部19を介して操作軸13を図示点線位置へ移動する。可動子5は操作軸13の移動に伴って実線に示す位置から左方へ移動する。
操作軸13は図示点線位置において、接点(図示せず)を開極状態に保持する。
【0058】
操作軸13およびバネ装置25等の図示点線位置におい、接点を閉極状態にしようとするときは、駆動棒39を時計式に回動操作すればよい。
操作部40の手動操作端(図示左端)に手動操作力を加え、駆動棒39を支点41を中心として時計式に回動操作すると、係合部42の係合端(図示右端)は治具37の下部係合部に係合し、図に点線で示すcの位置にあるバネ装置25を支点31を中心として反時計式に回動する。
【0059】
このように、操作部40の手動操作端(図示左端)に手動操作力を加え、駆動棒39を支点41を中心として反時計式または時計式に回動操作することによって、操作軸13および可動子5をバネ装置25における蓄勢力により往復運動可能である。
【0060】
この発明による実施の形態6によれば、実施の形態5における構成において、支点41を中心とする一端に設けた操作部40における手動操作端(図示左端)の回動により他端に設けた係合部42からなる蓄勢用係合部を回動する駆動棒39からなる蓄勢用回動部材を備えるとともに、前記駆動棒39からなる蓄勢用駆動部材の一端に他端の支点41との距離よりも大きな支点41との距離を置いて手動操作端(図示左端)からなる蓄勢用回動操作部を設け、前記手動操作端(図示左端)からなる蓄勢用回動操作部による前記駆動棒39からなる蓄勢用回動部材の回動により前記係合部42からなる蓄勢用係合部を介して前記バネ装置25を蓄勢するようにしたので、電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく簡潔な構成で機械的付勢力による操作を可能とするとともに、バネ装置の蓄勢力を比較的小さな手動による回動操作力で蓄勢し容易に適切な駆動操作を行える電磁操作機構を得ることができる。
【0061】
また、この発明による実施の形態6によれば、実施の形態5における構成において、一端の支点31を中心として回動するバネ装置25の蓄勢力により支点29を中心として回動され、前記バネ装置25の他端に駆動部35の駆動端(図示下端)を係合して、連結部33の連結端(図示上端)を操作板23に連結する支持棒27からなる連結回動部材を備えるとともに、前記連結回動部材の一端における駆動部35の駆動端(図示下端)を他端に設けた連結部33の連結端(図示上端)の支点29との距離よりも大きな支点29との距離を置いて設け、前記バネ装置25の蓄勢力による前記支持棒27からなる連結回動部材の回動により前記操作板23を駆動し、凸部19を介して操作軸13を駆動するようにしたので、電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく簡潔な構成で機械的付勢力による操作を可能とするとともに、支点29を有する前記支持棒27からなる連結回動部材における、てこの原理により、比較的小さなバネ装置の蓄勢力で容易に適切な駆動操作を行える電磁操作機構を得ることができる。
【0062】
実施の形態7.
この発明による実施の形態7を図8について説明する。図8は実施の形態7における全体構成を示す側面図である。
この実施の形態7において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態5および実施の形態6における構成と同様の構成を有し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0063】
図において、電磁石3は、往復動作する磁性体からなる可動子5と、可動子5を駆動する電磁コイル7と、永久磁石9と、11はヨーク11とを有している。操作軸13には、凸部19が設けられるとともに、凸部19と軸方向に間隔を置いて凸部21が設けられている。
凸部19あるいは凸部21を押す操作板23には穴があいており軸13が貫通している。
ここでは、支点31を中心に回動する圧縮コイルバネからなるバネ装置25および支点29を有する支持棒27が設けられている。
バネ装置25の一端は支点31に連結され、他端は支持棒27の一端を構成する自由端に係合している。また、支持棒27の他端は操作板23に連結されている。
【0064】
この実施の形態7では、実施の形態5に示すバネ装置を駆動する実施の形態6とは別の構成について述べる。
雄ネジあるいは雌ネジ部を持つ螺合部45を設けた駆動回転棒43は、螺合部45とは逆のネジが切られた固定板47と螺合部45において螺合し、駆動回転棒43に取り付けられたハンドル49により回転駆動される。
螺合部45が駆動棒43に設けてあることで、駆動棒43を回転することにより固定板47に対し駆動回転棒43が軸方向に移動し、バネ装置25を実線で示す位置aから1点鎖線で示すbの位置まで移動させることが可能である。
この場合、ハンドル49を回転させる力は非常に小さな力でよい。バネ装置25がbの位置を越えると、バネ装置25のバネが伸長しようとする力により自動的に点線で示すcの位置まで移動する。
これにより、操作板23は支持棒27を介して図示実線位置から左方へ駆動され、凸部19を介して操作軸13を図示点線位置へ移動する。可動子5は操作軸13の移動に伴って実線に示す位置から左方へ移動する。
操作軸13は図示点線位置において、接点(図示せず)を開極状態に保持する。
【0065】
この発明による実施の形態7によれば、実施の形態5または実施の形態6における構成において、軸方向の移動により前記バネ装置25を蓄勢する駆動回転棒43からなる蓄勢用移動部材と、前記駆動回転棒43からなる蓄勢用移動部材の周面に設けられ固定板49からなる固定部材と螺合する螺合部45と、前記駆動回転棒43からなる蓄勢用移動部材をその軸線まわりに回転するハンドル49からなる蓄勢用回転操作部とを備え、前記ハンドル49からなる蓄勢用回転操作部による前記駆動回転棒43からなる蓄勢用移動部材の回転により固定板49からなる固定部材と螺合部45との螺合によって前記駆動回転棒43からなる蓄勢用移動部材を軸方向に推進移動させ、この移動によって前記バネ装置25を蓄勢するようにしたので、電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく簡潔な構成で機械的付勢力による操作を可能とするとともに、バネ装置の蓄勢力を比較的小さな回転操作力で蓄勢し容易に適切な駆動操作を行える電磁操作機構を得ることができる。
【0066】
実施の形態8.
この発明による実施の形態8を図9について説明する。図9は実施の形態8における全体構成を示す側面図である。
この実施の形態8において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態7における構成と同様の構成を有し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0067】
図において、電磁石3は、往復動作する磁性体からなる可動子5と、可動子5を駆動する電磁コイル7と、永久磁石9と、ヨーク11とを有している。操作軸13には、凸部19が設けられるとともにであり、凸部19と軸方向に間隔を置いて凸部21設けられている。
凸部19あるいは凸部21を押す操作板23には穴があいており軸13が貫通している。
ここでは、支点31を中心として回動する圧縮コイルバネからなるバネ装置25および支点29を有する支持棒27が設けられている。
バネ装置25の一端は支点31に連結され、他端は支持棒27の一端を構成する自由端に係合している。また、支持棒27の他端は操作板23に連結されている。
【0068】
この実施の形態8では、実施の形態5に示すバネ装置を駆動する実施の形態7とは別の構成について述べる。
雄ネジあるいは雌ネジ部を持つ螺合部を有する駆動回転棒43は、螺合部45とは逆のネジが切られた固定板47と螺合部45において螺合し、駆動回転棒43に取り付けられたハンドル49によって駆動回転される。1対の駆動板51,52が駆動回転棒43の軸方向に間隔を置いて駆動回転棒43に設けられている。
【0069】
螺合部45が駆動回転棒43に設けてあることで、ハンドル49によって駆動回転棒43を一方向へ回転することにより固定板47に対し駆動回転棒43が軸方向に移動し、駆動板51を図示右方向へ移動してバネ装置25の自由端を図示右方向へ駆動し、バネ装置25を実線で示す位置aから1点鎖線で示すbの位置まで移動させることが可能である。
この場合、ハンドル49を回転させる力は非常に小さな力でよい。バネ装置25がbの位置を越えると、バネ装置25のバネが伸長しようとする力により自動的に点線で示すcの位置まで移動する。
これにより、操作板23は支持棒27を介して図示実線位置から左方へ駆動され、凸部19を介して操作軸13を図示点線位置へ移動する。可動子5は操作軸13の移動に伴って実線に示す位置から左方へ移動する。
操作軸13は図示点線位置において、接点(図示せず)を開極状態に保持する。
【0070】
接点を閉極しようとするときは、ハンドル49によって駆動回転棒43を逆方向へ回転することにより固定板47に対し駆動回転棒43が軸方向に移動し、駆動板52を図示左方向へ移動してバネ装置25の自由端を図示左方向へ駆動し、バネ装置25を点線で示す位置cから1点鎖線で示すbの位置まで移動させることが可能である。
この場合、ハンドル49を回転させる力は非常に小さな力でよい。バネ装置25がbの位置を越えると、バネ装置25のバネが伸長しようとする力により自動的に実線で示すaの位置まで移動する。
これにより、操作板23は支持棒27を介して図示点線位置から右方へ駆動され、凸部19を介して操作軸13を図示実線位置へ移動する。可動子5は操作軸13の移動に伴って右方へ移動し実線に示す位置となる。
操作軸13は図示実線位置において、接点(図示せず)を閉極状態に保持する。
このように、操作軸13を往復運動させることが可能である。
【0071】
この発明による実施の形態8によれば、実施の形態7における構成において、軸方向の移動により前記バネ装置25を蓄勢する駆動回転棒43からなる蓄勢用移動部材と、前記駆動回転棒43からなる蓄勢用移動部材の周面に設けられ固定板49からなる固定部材と螺合する螺合部45と、前記駆動回転棒43からなる蓄勢用移動部材をその軸線まわりに回転するハンドル49からなる蓄勢用回転操作部とを備え、前記ハンドル49からなる蓄勢用回転操作部による前記駆動回転棒43からなる蓄勢用移動部材の回転により固定板49からなる固定部材と螺合部45との螺合によって前記駆動回転棒43からなる蓄勢用移動部材を軸方向に推進移動させ、この移動によって前記バネ装置25を蓄勢するようにしたので、電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく簡潔な構成で機械的付勢力による操作を可能とするとともに、バネ装置の蓄勢力を比較的小さな回転操作力で蓄勢し容易に適切な駆動操作を行える電磁操作機構を得ることができる。
【0072】
実施の形態9.
この発明による実施の形態9を図10について説明する。図10は実施の形態9における電磁操作機構を用いた電力用開閉装置の概略構成を示す側面図である。
この実施の形態9において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1ないし実施の形態8における構成と同様の構成を有し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0073】
図において、電磁石3により構成された電磁操作機構1は、電路の開閉を行う開閉器200に操作軸13によって直結されている。電磁操作機構1の上・下部に2箇所設けられたバネ300,301は、電磁操作機構1によって開閉器200の開閉駆動を行う際その開閉駆動をアシストするものである。
【0074】
電磁操作機構1は、実施の形態1ないし実施の形態8において説明した構成を具備しているものであって、電磁石3による駆動操作により操作軸13を駆動する。
開閉器200は操作軸13による駆動操作により電路の開閉操作を行うよう開閉駆動される。
【0075】
この発明による実施の形態9によれば、磁性体からなる可動子と、前記可動子の第1の位置において前記可動子を含む閉磁路を構成し前記可動子を前記第1の位置に保持する第1の磁路と、前記可動子の第2の位置において前記可動子を含む閉磁路を構成し前記可動子を前記第2の位置に保持する磁束を流通する第2の磁路と、電気的付勢により前記第1の磁路において前記可動子を第1の位置に保持する磁束を打ち消すことによって前記可動子を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる電磁的操作手段とを備え、機械的付勢力の印加によって前記可動子を前記第1の位置から前記第2の位置へ向け移動させることにより前記第1の磁路において前記可動子を第1の位置に保持する磁束を弱め前記第2の磁路において前記可動子を第2の位置に保持する磁束を強めることによって前記可動子を前記第2の位置へ移動させる機械的操作手段を設けた電磁操作機構を具備した電力用開閉装置を構成するようにしたので、電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく、簡潔な構成で機械的付勢力による操作を可能とする電磁操作機構によって的確かつ適切な開閉操作を行える電力用開閉装置を得ることができるものである。
【0076】
【発明の効果】
この発明によれば、電磁力による操作特性に悪影響を与えることなく、簡潔な構成で機械的付勢力による操作を可能とする電磁操作機構を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による実施の形態1における閉極時の全体構成を示す側面図である。
【図2】この発明による実施の形態1における開極時の全体構成を示す側面図である。
【図3】この発明による実施の形態2における操作軸駆動部分の構成を示す側面図である。
【図4】この発明による実施の形態3における操作軸駆動部分の構成を示す側面図である。
【図5】この発明による実施の形態4における全体構成を示す側面図である。
【図6】この発明による実施の形態5における全体構成を示す側面図である。
【図7】この発明による実施の形態6における全体構成を示す側面図である。
【図8】この発明による実施の形態7における全体構成を示す側面図である。
【図9】この発明による実施の形態8における全体構成を示す側面図である。
【図10】この発明による実施の形態9における開閉装置の概略構成を示す側面図である。
【図11】従来技術による全体構成を示す側面図である。
【図12】従来技術による構成における閉極時の状態を示す側面図である。
【図13】従来技術による構成における開極動作時の状態を示す側面図である。
【図14】従来技術による構成における開極時の状態を示す側面図である。
【図15】従来技術による構成における閉極動作時の状態を示す側面図である。
【図16】従来技術による手動操作に適応した構成における閉極時の状態を示す側面図である。
【図17】従来技術による手動操作に適応した構成における開極動作時の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 電磁操作機構、3 電磁石、5 可動子、7 コイル、9 永久磁石、11 ヨーク、11A 第1のヨーク部分、11B 第2のヨーク部分、13 操作軸、14 ピン、15 引張りバネ、16 治具、17 接点、18 長手溝、19 凸部、20 治具、21 凸部、22 凹部、23 操作板、25 バネ装置、27 支持棒、29 支持棒27の支点、31 バネ装置25の支点、33連結部、35 駆動部、37 治具、39 駆動棒、40 操作部、41 駆動棒39の支点、43 駆動回転棒、45 螺合部、47 固定板、49 ハンドル、51,52 駆動板、200 開閉器、300,301 バネ。

Claims (6)

  1. 磁性体からなる可動子と、前記可動子の第1の位置において前記可動子を含む閉磁路を構成し前記可動子を前記第1の位置に保持する第1の磁路と、前記可動子の第2の位置において前記可動子を含む閉磁路を構成し前記可動子を前記第2の位置に保持する磁束を流通する第2の磁路と、電気的付勢により前記第1の磁路において前記可動子を第1の位置に保持する磁束を打ち消すことによって前記可動子を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる電磁的操作手段とを備え、機械的付勢力の印加によって前記可動子を前記第1の位置から前記第2の位置へ向け移動させることにより前記第1の磁路において前記可動子を第1の位置に保持する磁束を弱め前記第2の磁路において前記可動子を第2の位置に保持する磁束を強めることによって前記可動子を前記第2の位置へ移動させる機械的操作手段を設けたことを特徴とする電磁操作機構。
  2. 磁性体からなる可動子と、前記可動子の第1の位置において前記可動子を含む閉磁路を構成し前記可動子を前記第1の位置に保持する第1の磁路と、前記可動子の第2の位置において前記可動子を含む閉磁路を構成し前記可動子を前記第2の位置に保持する磁束を流通する第2の磁路と、電気的付勢により前記第1の磁路において前記可動子を第1の位置に保持する磁束を打ち消すことによって前記可動子を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる電磁的操作手段と、前記可動子が設けられた可動操作部材と、所定の移動行程を持ち前記可動子が設けられた可動操作部材との係合による機械的付勢力の印加によって前記可動子を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる駆動部材を有する機械的操作手段とを備え、前記機械的操作手段の駆動部材は、前記移動行程の初期移動段階に続く移動続行段階において前記可動子を設けた可動操作部材と係合し前記可動子を設けた可動操作部材を前記第2の位置へ移動させることを特徴とする電磁操作機構。
  3. 磁性体からなる複数の可動子と、前記可動子の第1の位置において前記可動子のそれぞれを含む閉磁路を構成し前記可動子を前記第1の位置にそれぞれ保持する複数の第1の磁路と、前記可動子の第2の位置において前記可動子のそれぞれを含む閉磁路を構成し前記可動子を前記第2の位置にそれぞれ保持する磁束を流通する複数の第2の磁路と、電気的付勢により前記第1の磁路において前記可動子を第1の位置にそれぞれ保持する磁束を打ち消すことによって前記可動子のそれぞれを前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる複数の電磁的操作手段とを備え、機械的付勢力の印加によって前記複数の可動子を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる共通の機械的操作手段を設けたことを特徴とする電磁操作機構。
  4. 前記機械的操作手段は、前記可動子を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動させる前記機械的付勢力をバネ装置に蓄勢された蓄勢力により印加することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の電磁操作機構。
  5. 支点を中心とする一端の回動により他端に設けた蓄勢用係合部を回動する蓄勢用回動部材を備えるとともに、前記蓄勢用駆動部材の一端に他端の支点との距離よりも大きな支点との距離を置いて蓄勢用回動操作部を設け、前記蓄勢用回動操作部による前記蓄勢用回動部材の回動により前記蓄勢用係合部を介して前記バネ装置を蓄勢することを特徴とする請求項4に記載の電磁操作機構。
  6. 軸方向の移動により前記バネ装置を蓄勢する蓄勢用移動部材と、前記蓄勢用移動部材の周面に設けられ固定部材と螺合する螺合部と、前記蓄勢用移動部材をその軸線まわりに回転する蓄勢用回転操作部とを備え、前記蓄勢用回転操作部による前記蓄勢用移動部材の回転により固定部材と螺合部との螺合によって前記蓄勢用移動部材を軸方向に推進移動させ、この移動によって前記バネ装置を蓄勢することを特徴とする請求項4に記載の電磁操作機構。
JP2002310357A 2002-10-25 2002-10-25 電磁操作機構 Pending JP2004146215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002310357A JP2004146215A (ja) 2002-10-25 2002-10-25 電磁操作機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002310357A JP2004146215A (ja) 2002-10-25 2002-10-25 電磁操作機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004146215A true JP2004146215A (ja) 2004-05-20

Family

ID=32455870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002310357A Pending JP2004146215A (ja) 2002-10-25 2002-10-25 電磁操作機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004146215A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008117537A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Toshiba Corp 真空遮断器
JP2012104242A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Kyoritsu Keiki Co Ltd 開閉装置
JP2013182752A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Mitsubishi Electric Corp 電磁操作装置
JP2014110078A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Mitsubishi Electric Corp 電磁操作機構の手動開放装置
WO2014109092A1 (ja) * 2013-01-11 2014-07-17 三菱電機株式会社 電磁操作機構の手動開閉装置
CN108736320A (zh) * 2018-07-27 2018-11-02 珠海优特电力科技股份有限公司 压板自动投退装置
CN108736320B (zh) * 2018-07-27 2024-05-31 珠海优特电力科技股份有限公司 压板自动投退装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008117537A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Toshiba Corp 真空遮断器
JP2012104242A (ja) * 2010-11-05 2012-05-31 Kyoritsu Keiki Co Ltd 開閉装置
JP2013182752A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Mitsubishi Electric Corp 電磁操作装置
JP2014110078A (ja) * 2012-11-30 2014-06-12 Mitsubishi Electric Corp 電磁操作機構の手動開放装置
WO2014109092A1 (ja) * 2013-01-11 2014-07-17 三菱電機株式会社 電磁操作機構の手動開閉装置
JP5859146B2 (ja) * 2013-01-11 2016-02-10 三菱電機株式会社 電磁操作機構の手動開閉装置
CN108736320A (zh) * 2018-07-27 2018-11-02 珠海优特电力科技股份有限公司 压板自动投退装置
CN108736320B (zh) * 2018-07-27 2024-05-31 珠海优特电力科技股份有限公司 压板自动投退装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6611413B2 (en) Switching apparatus
US20080224804A1 (en) Magnetic Actuating Device
KR101788654B1 (ko) 자동 절체 스위치
JP2006262695A (ja) 永久磁石を利用したアクチュエータ
US6674349B1 (en) Opening and/or closing control device, in particular for a switchgear apparatus such as a circuit breaker, and circuit breaker equipped with such a device
JP5295858B2 (ja) 電磁アクチュエータおよびこれを用いた電磁操作式の開閉装置およびその制御方法
WO2012039449A1 (ja) インチワーム式アクチュエータ
JP2002289430A (ja) 電磁石およびそれを用いた開閉装置の操作機構
JP2016063134A (ja) 負荷時タップ切換器用切換スイッチ
KR101764320B1 (ko) 자동 절체 스위치
JP2004146215A (ja) 電磁操作機構
JP2002319504A (ja) 電磁式リニアアクチュエータおよび回路しゃ断器のリモート操作装置
JP6956828B2 (ja) 手動アクチュエータを有するラッチングリレー
WO2010064297A1 (ja) 電磁接触器
JP2004342552A (ja) 開閉装置
JP2009199978A (ja) 回路遮断器のリモート操作装置
JP2002112518A (ja) 電磁式リニアアクチュエータおよび回路しゃ断器のリモート操作装置
JP4158876B2 (ja) 電力用開閉装置の操作装置
WO2019038946A1 (ja) 遮断器
JP4722601B2 (ja) 電磁操作機構およびこれを使用する電力用開閉器、電力用開閉装置
JP5366599B2 (ja) 電磁石およびこれを用いた開閉装置
JP6422457B2 (ja) 電磁アクチュエータおよびそれを用いた電磁リレー
JP2008166392A (ja) 電磁アクチュエータおよび開閉器
JP2011141975A (ja) 電磁石装置および電磁リレー
JP2000294092A (ja) しゃ断器の操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A521 Written amendment

Effective date: 20051104

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060328

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02