JP2008064150A - 歩行型作業機の変速操作構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 PTO軸への動力断続を行うPTOクラッチをミッションケース2に装備するとともに、走行変速を行う複数の変速操作軸63,64とPTOクラッチを入り切り操作するクラッチ操作軸52とをミッションケース2に支持し、後進変速を行う変速操作軸64とクラッチ操作軸52との間に、PTOクラッチ入り状態で変速操作軸64が後進変速位置に移動した状態が現出されるのを係合阻止する後進牽制手段を装備してある。
【選択図】 図10
Description
前記PTO軸への動力断続を行うPTOクラッチを前記ミッションケースに装備するとともに、走行変速を行う複数の変速操作軸と前記PTOクラッチを入り切り操作するクラッチ操作軸とをミッションケースに支持し、後進変速を行う前記変速操作軸と前記クラッチ操作軸との間に、PTOクラッチ入り状態で変速操作軸が後進変速位置に移動した状態が現出されるのを係合阻止する後進牽制機構を装備してあることを特徴とする。
前記変速操作軸および前記クラッチ操作軸の一方を軸心方向にシフト操作可能に構成するとともに、前記変速操作軸および前記クラッチ操作軸の他方を回動操作可能に構成し、クラッチ操作軸に一体連結した牽制部材で後進変速を行う変速操作軸の後進位置への移動を係合阻止するように前記後進牽制手段を構成してあるものである。
軸心方向にシフト操作可能な前記変速操作軸のケース外方突出部位に、変速レバーによって選択係合される係合部材を設けるとともに、回動操作可能な前記クラッチ操作軸のケース外方突出部に前記牽制部材を連結固定し、クラッチ操作軸がクラッチ入り位置に回動操作されることで、前記牽制部材が後進変速を行う前記変速操作軸の係合部材に変速シフト方向と交差する方向から係合して、この変速操作軸が後進位置へシフト移動するのを阻止するよう構成してあるものである。
前記牽制部材を、牽制解除位置と牽制作用位置とに取付け位置変更可能に構成してあるものである。
第2軸17には、小径ギヤG7、大径ギヤG8、および、小径幅広ギヤG9がそれぞれ遊嵌支持されるとともに、第3軸18には、前記小径ギヤG7、大径ギヤG8、および、小径幅広ギヤG9のそれぞれに常時咬合された受動ギヤG10,G11,G12が装着されている。受動ギヤG10,G11が第3軸18に固定されているのに対して、受動ギヤG12は第3軸18に遊嵌され、かつ、受動ギヤG12には出力スプロケット25が一体に連設されている。小径幅広ギヤG9には大径ギヤG13が一体連結されており、この大径ギヤG13が第3軸18に一体形成されたピニオンギヤG14に常時咬合されている。
図4,図6に示すように、左右の車軸29は同心に対向配備されるとともに、両車軸29に亘って中間支軸30が挿入されている。両車軸29の突合せ部に亘って遊転自在に外嵌装着された受動スプロケット32と前記出力スプロケット25とがチェーン33を介して巻掛け連動されている。
〔主クラッチ操作構造〕
図11,図12に示すように、操縦ハンドル5の左側に、ブラケット41を介して主クラッチレバー42が横向き支点a周りに前後揺動可能に配備されており、主クラッチレバー42の基端から延出された作動部材43に湾曲リンク40の一端が枢支連結され、湾曲リンク44の他端と主クラッチ13のテンションアーム13aとが操作ワイヤ44およびストローク吸収用のバネ45(図3参照)を介して連動連結されている。
図8に示すように、PTOクラッチ20におけるスライドカラー21に係合されたシフトフォーク51が、ミッションケース2に貫通支架されたクラッチ操作軸52にスライド移動可能に外嵌装着されている。クラッチ操作軸52は、回動可能かつケース外方への移動を阻止された状態で支障されており、シフトフォーク51はクラッチ操作軸52に外嵌装着されたバネ53によってクラッチ切り方向(図8では左方)にスライド付勢されるとともに、シフトフォーク51を備えた基端ボス51aの左端が、クラッチ操作軸52に打ち込み貫通された操作ピン54に受け止め支持されている。
図7に示すように、主変速機構23において前進2段の変速を行う第1シフトギヤSG1と、後進2段の変速を行う第2シフトギヤSG2とは、それぞれ第1シフトフォーク61と第2シフトフォーク62に係合支持されており、第1シフトフォーク61を固着した前進変速用の変速操作軸63と、第2シフトフォーク62を固着した後進変速用の変速操作軸64がそれぞれミッションケース2の左側壁に左右シフト可能に突出支承されている。図10に示すように、後進変速用の変速操作軸64が入力軸12の上方に配備されるとともに、前進変速用の変速操作軸63がバック軸16の上方に配備され、第1シフトフォーク61と第2シフトフォーク62とが側面からみて交差して延出されている。
図4,図6に示すように、左右のサイドクラッチ34における操作カラー37は、ミッションケース2の内部に前後向き支点s周りに揺動可能に支持されたシフトフォーク87に係合され、左右の各シフトフォーク87の上端部が、ミッションケース2における左右側面の上下中間部に装備されたクラッチ操作軸88に操作ロッド89を介してリンク連動されている。クラッチ操作軸88の外部に設けた操作アーム90と操縦ハンドル5の左右に装備されたグリップレバー91とがワイヤ連係されており、操縦ハンドル5のグリップ部5gとグリップレバー91とを共握り操作することで、握り込んだ側のサイドクラッチ34を切り操作するよう構成されている。
(1)PTOクラッチ20の操作構造を、図25に示すように構成することもできる。つまり、左右二分割構造に構成されたミッションケース2に前記クラッチ操作軸52が回動およびシフト可能に支持されるとともに、左側のケース側壁の内面に、クラッチ操作軸52を同心状に囲むようにカム部55が一体形成され、クラッチ操作軸52に打ち込まれた前記操作ピン54の両端突出部位がカム部55の内方端部に受け止め支持されている。このカム部55は、図26,図27に示すように、180°位相をずらして2組の台形山部55aと谷部55bが交互に形成されるとともに、台形山部55aの平坦頂部と谷部55bの底面とが傾斜カム面55cでつながれている。従って、操作ピン54の両端突出部位が谷部55bに落ち込む回動位相にあるようにクラッチ操作軸52が回動されていると、クラッチ操作軸52およびシフトフォーク51がクラッチ切り位置に付勢スライドされ、この回動位相からクラッチ操作軸52を強制回動すると、操作ピン54の両端突出部位が傾斜カム面55cにせり上がり移動し、これによってクラッチ操作軸52およびシフトフォーク51がバネ53に抗してクラッチ入り位置に移動される。
5 操縦ハンドル
19 PTO軸
20 PTOクラッチ
52 クラッチ操作軸
63 変速操作軸
64 変速操作軸
71 係合部材
72 係合部材
76 変速レバー
98 牽制部材
A 自走式本機
R 作業装置(ロータリ耕耘装置)
Claims (4)
- ミッションケースの上部から機体後方に向けて操縦ハンドルを延出した自走式本機の後部に、ミッションケースに備えられたPTO軸から取出した動力で駆動される作業装置を連結可能に構成した歩行型作業機の変速操作構造において、
前記PTO軸への動力断続を行うPTOクラッチを前記ミッションケースに装備するとともに、走行変速を行う複数の変速操作軸と前記PTOクラッチを入り切り操作するクラッチ操作軸とをミッションケースに支持し、後進変速を行う前記変速操作軸と前記クラッチ操作軸との間に、PTOクラッチ入り状態で変速操作軸が後進変速位置に移動した状態が現出されるのを係合阻止する後進牽制手段を装備してあることを特徴とする歩行型作業機の変速操作構造。 - 前記変速操作軸および前記クラッチ操作軸の一方を軸心方向にシフト操作可能に構成するとともに、前記変速操作軸および前記クラッチ操作軸の他方を回動操作可能に構成し、クラッチ操作軸に一体連結した牽制部材で後進変速を行う変速操作軸の後進位置への移動を係合阻止するように前記後進牽制手段を構成してある請求項1記載の歩行型作業機の変速操作構造。
- 軸心方向にシフト操作可能な前記変速操作軸のケース外方突出部位に、変速レバーによって選択係合される係合部材を設けるとともに、回動操作可能な前記クラッチ操作軸のケース外方突出部に前記牽制部材を連結固定し、クラッチ操作軸がクラッチ入り位置に回動操作されることで、前記牽制部材が後進変速を行う前記変速操作軸の係合部材に変速シフト方向と交差する方向から係合して、この変速操作軸が後進位置へシフト移動するのを阻止するよう構成してある請求項2記載の歩行型作業機の変速操作構造。
- 前記牽制部材を、牽制解除位置と牽制作用位置とに取付け位置変更可能に構成してある請求項2または3記載の歩行型作業機の変速操作構造。
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JP2016011720A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-21 | 株式会社クボタ | 作業機 |
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