JP2008063563A - 熱可塑性樹脂組成物および該熱可塑性樹脂組成物から得られる成形体 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物および該熱可塑性樹脂組成物から得られる成形体 Download PDF

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Abstract

【課題】柔軟で強度が高い成形体が得られ、かつ薄肉部を設けた成形体とした場合に、引
きちぎれ性に優れる熱可塑性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】特定のアイソタクティックポリプロピレン(i)を10〜60重量部、プロピレン由来の構成単位を45〜89モル%、エチレン由来の構成単位を1〜35モル%、および、炭素数4〜20のα−オレフィン由来の構成単位を0〜30モル%(ここでプロピレン由来の構成単位と、エチレン由来の構成単位と、炭素数4〜20のα−オレフィン由来の構成単位との合計を100モル%とする)含有するプロピレン系共重合体(ii)を1〜40重量部、特定のエチレン系重合体(iii)を30〜70重量部含有する((i)と(ii)と(iii)の合計は100重量部)ことを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、柔軟で強度が高い成形体が得られ、かつ薄肉部を設けた成形体とした場合に
は、成形体の薄肉部での引きちぎれ性に優れる熱可塑性樹脂組成物に関する。
アイソタクティックポリプロピレンやポリエチレンは、安価で成形性、耐湿性、耐候性
、強度、軽量性などに優れているため自動車や家電、日用品、食品包材用途など広範囲に
使用されているが、一方でポリプロピレンは柔軟性、耐衝撃性に劣り、ポリエチレンは剛
性、耐熱性に劣るという問題があった。ポリプロピレンの柔軟性、耐衝撃性の改善策とし
て熱可塑性オレフィン系エラストマーを添加する手法が知られており、この際、同時に強
度が低下し、薄肉化しても破断伸びの値が大きくなるという問題があった。
一方で、プルキャップは例えばボトルの口部に装着され、使用開始時にプルリングを引っ張ることにより注出口を開口することができるものであり食品や医療用のガラスやプラスチック製容器のキャップとして、日常的に使用されている。(例えば特開平5−000434号公報。)プルキャップは例えば引張片を有する注口遮蔽壁がキャップ本体の天壁に薄肉部を介して設けられ、前記引張片を引っ張ることにより注口遮蔽壁を引き裂き開栓することができるキャップである。
特開平5−000434号公報
しかしながら、既存材料は、強度が十分ではないためプルリングなどの引張片を引き上
げる際に薄肉部を介して設けられた遮蔽壁を引き裂くことができず、引張片の一部(例え
ばリング部など)が切れたり、伸びたりする問題があった。本発明が解決しようとする課
題は、上記のような用途に特に好適な材料を提供することであって、柔軟で強度が高い成
形体が得られ、かつ成形体が薄肉部を有する場合には、成形体の薄肉部での引きちぎれ性
に優れる、という特徴を有する可塑性樹脂組成物を提供することにある。
本発明に係わる熱可塑性樹脂組成物は プロピレン由来の構成単位と、必要に応じてプ
ロピレン以外の炭素数2〜20のα−オレフィン由来の構成単位とからなり、プロピレン
由来の構成単位の含有量が91モル%以上100モル%以下(ここでプロピレン由来の構
成単位の含有量とプロピレン以外の炭素数2〜20のα−オレフィン由来の構成単位の含
有量の合計を100モル%とする)であるアイソタクティックポリプロピレン(i)を1
0〜60重量部、プロピレン由来の構成単位を45〜89モル%、エチレン由来の構成単
位を1〜35モル%、および、炭素数4〜20のα−オレフィン由来の構成単位を0〜3
0モル%(ここでプロピレン由来の構成単位と、エチレン由来の構成単位と、炭素数4〜
20のα−オレフィン由来の構成単位との合計を100モル%とする)含有するプロピレ
ン系共重合体(ii)を1〜40重量部、エチレン由来の構成単位の含量が、エチレン由
来の構成単位の含量とエチレン以外の単量体由来の構成単位の含量との合計を100モル
%とした場合に、80〜100モル%であるエチレン系重合体(iii)を30〜70重
量部含有する((i)と(ii)と(iii)の合計は100重量部)ことを特徴として
いる。
また本発明の好ましい態様においては、上記プロピレン系共重合体(ii)が、炭素数
4〜20のα−オレフィン由来の構成単位(a)として、1−ブテン由来の構成単位、お
よび/または、1−オクテン由来の構成単位を有することが望ましい。
また本発明の好ましい態様においては、熱可塑性樹脂組成物としてのメルトフローレー
ト(ASTM D 1238,230℃、荷重2.16kg)が、1〜100g/10分
であることが望ましい。
また本発明の好ましい態様においては、熱可塑性樹脂組成物の曲げ弾性率が100MP
a〜600Mpaであり、ノッチ入り引っ張り試験片を用いた50mm/minにおける
破断伸びが400%以下であることが望ましい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物はプルキャップ用であることが好ましい。
本発明の成形体は、前記いずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物から得られることを特徴
とする。本発明の成形体は容器のキャップであることが好ましく、プルキャップであるこ
とがより好ましい。
本発明の熱可塑性樹脂組成物からは、柔軟で強度が高い成形体が得られ、かつ成形体が
薄肉部を有する場合には、成形体の薄肉部での引きちぎれ性に優れている。本発明の熱可
塑性樹脂組成物は例えばキャップなどの各種成形体に好適に用いることができ、プルキャ
ップに特に好適である。
以下、本発明に係る熱可塑性樹脂組成物について具体的に説明する。
[(i)アイソタクティックポリプロピレン]
アイソタクティックポリプロピレン(i)は、プロピレン由来の構成単位と、任意にプ
ロピレン以外の炭素数2〜20のα−オレフィンとを含む共重合体であっても良い。プロ
ピレン由来の構成単位の含有量は、プロピレン由来の構成単位とプロピレン以外の炭素数
2〜20のα−オレフィン由来の構成単位との合計を100モル%とした場合に、91モ
ル%以上100モル%以下であり、好ましくは93モル%以上100モル%以下であり、
さらに好ましくは95モル%以上100モル%以下である。用いられるプロピレン以外の
炭素数2〜20のα−オレフィンとしては、エチレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブ
テン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン、1−デ
セン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エ
イコセンなどが挙げられる。
本発明におけるアイソタクティックポリプロピレン(i)が上記の範囲にあると得られ
る熱可塑性樹脂組成物の耐熱性、成形性が優れる傾向にある。
本発明に用いられるアイソタクティックポリプロピレン(i)の23℃n−デカン不溶
部について、NMR法により測定したアイソタクティックペンタッド分率(mmmm分率
)は、85%以上であり、好ましくは90%以上であり、より好ましくは95%以上であ
る。上限はとくには無いが100%以下、例えば99%以下である。アイソタクティック
ペンタッド分率(mmmm分率)は、特開2003−147135号公報に記載されてい
る方法で測定、計算される。また本発明のアイソタクティックポリプロピレンにおいて、
23℃n−デカン不溶成分の量には特には制限はないが、例えば99.9重量%〜80重
量%である。ここで、23℃n−デカン不溶成分は、試料5gを、沸騰n−デカン200
cc中に5時間浸漬して溶解した後、室温まで冷却して、析出した固相をG4ガラスフィ
ルターで濾過した後、乾燥して測定した固相重量から計算される値である。
本発明に係わるアイソタクティックポリプロピレン(i)はホモポリプロピレンであっても、プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体であっても、プロピレンブロック共重合体であってもよいが、好ましくはプロピレンブロック共重合体である。 また230℃、2.16kg荷重で測定されるメルトフローレート(g/10min)が0.01〜100g/10min、好ましくは0.01〜80g/10min、さらに好ましくは0.1〜60g/10minである。
またDSC測定により得られる融点は、120℃以上であり、130℃以上が好ましく、
150℃以上が更に好ましい。
上記のような本発明で用いられるアイソタクティックポリプロピレン(i)は、種々の
方法により製造することができるが、たとえば立体規則性触媒を用いて製造することがで
きる。具体的には、固体状チタン触媒成分と有機金属化合物触媒成分とさらに必要に応じ
て電子供与体とから形成される触媒を用いて製造することができる。固体状チタン触媒成
分としては、具体的に、三塩化チタンまたは三塩化チタン組成物が、比表面積が100m
2/g以上である担体に担持された固体状チタン触媒成分、あるいはマグネシウム、ハロ
ゲン、電子供与体(好ましくは芳香族カルボン酸エステルまたはアルキル基含有エーテル
)およびチタンを必須成分とし、これらの必須成分が比表面積100m2/g以上である
担体に担持された固体状チタン触媒成分が挙げられる。またメタロセン触媒で製造するこ
ともできる。これらのうち、特に後者の固体状チタン触媒成分が好ましい。
また有機金属化合物触媒成分としては、有機アルミニウム化合物が好ましく、有機アル
ミニウム化合物としては具体的に、トリアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミニウム
ハライド、アルキルアルミニウムセスキハライド、アルキルアルミニウムジハライドなど
が挙げられる。なお有機アルミニウム化合物は、使用するチタン触媒成分の種類に合わせ
て適宜選択することができる。
電子供与体としては、窒素原子、リン原子、硫黄原子、ケイ素原子あるいはホウ素原子
などを有する有機化合物を使用することができ、好ましくは上記のような原子を有するエ
ステル化合物およびエーテル化合物などが挙げられる。
このような触媒は、さらに共粉砕等の手法により活性化されてもよく、また上記のよう
なオレフィンが前重合されていてもよい。
なおMFR値が100g/10分以下のアイソタクティックポリプロピレンから形成さ
れる組成物は耐衝撃性(IZ衝撃強度)が充分である。
本発明に係わるアイソタクティックポリプロピレン(i)は、1〜60重量部、好まし
くは5〜55重量部、さらには20〜44重量部(ここで成分(i)と成分(ii)と成
分(iii)との合計を100重量部とする)含有することが好ましい。本発明において
はアイソタクティックポリプロピレン(i)は2種以上用いても良く、その場合は2種以
上のアイソタクティックポリプロピレンの合計が前記1〜60重量部の範囲を満たしてい
ればよい。
<(ii) プロピレン系共重合体>
本発明において用いられるプロピレン系共重合体(ii)は、プロピレン由来の構成単
位を45〜89モル%、好ましくは45〜80モル%、好ましくは50〜75モル%、エ
チレン由来の構成単位を1〜35モル%、好ましくは1〜30モル%、更に好ましくは5
〜30モル%、必要に応じて炭素数4〜20のα−オレフィン由来の構成単位を0〜30
モル%、好ましくは、5〜30モル%、更に好ましくは、10〜25モル%の量含んでい
る(ここでプロピレン由来の構成単位と、エチレン由来の構成単位と、炭素数4〜20の
α−オレフィン由来の構成単位との合計を100モル%とする)。また炭素数4〜20の
α−オレフィン由来の構成単位として、1−ブテン由来の構成単位、および/または、1
−オクテン由来の構成単位を有することが望ましい。また(ii)はランダム共重合体で
あることが好ましい。
このような量でプロピレン、エチレン成分、必要に応じて炭素数4〜20のα−オレフ
ィン成分を含有するプロピレン系共重合体(ii)は、アイソタクティックポリプロピレ
ンとの相溶性が良好となり、得られるプロピレン系重合体組成物は、良好な柔軟性、光沢
、耐傷付性を発揮する傾向がある。
このようなプロピレン系共重合体(ii)は、135℃デカリン中で測定した極限粘度
[η]が、通常0.1〜10dl/g、好ましくは0.5〜7dl/gの範囲にあること
が望ましい。該プロピレン系共重合体(ii)の極限粘度[η]が、前記範囲内にあると
、耐候性、耐オゾン性、耐熱老化性、低温特性、耐動的疲労性などの特性に優れたプロピ
レン系共重合体となる。
このプロピレン系共重合体(ii)は、単一のガラス転移温度を有し、かつ示差走査熱
量計(DSC)によって測定したガラス転移温度Tgが、通常−10℃以下、好ましくは
−15℃以下の範囲にあることが望ましい。該プロピレン系共重合体(ii)のガラス転
移温度Tgが前記範囲内にあると、耐寒性、低温特性に優れる。
またGPCにより測定した分子量分布(Mw/Mn、ポリスチレン換算、Mw:重量平
均分子量、Mn:数平均分子量)は好ましくは4.0以下、より好ましくは3.0以下である。
本発明に係わるプロピレン系共重合体(ii)は
上記(i)アイソタクティックポリプロピレン製造用メタロセン触媒を用いて
同様に製造することができ、またメタロセン触媒を用いて製造することも出来るが、これ
に限定されるものではない。
プロピレン系共重合体(ii)は、熱可塑性組成物中に1〜40重量部、好ましくは5
〜40重量部、さらに好ましくは5〜29重量部(ここで成分(i)と成分(ii)と成
分(iii)との合計を100重量部とする)である。またプロピレン系共重合体(ii
)を2種以上用いる場合は、その合計が上記存在比率を満たせばよい。
<(iii)エチレン系重合体>
本発明に係わるエチレン系重合体(iii)のエチレン由来の構成単位の含量はエチレ
ン由来の構成単位とエチレン以外の単量体由来の構成単位との合計を100モル%とした
場合に、80モル%〜100モル%であり、エチレン単独重合体、エチレン・炭素数3〜
20のαオレフィンとのランダム共重合体、エチレン・炭素数3〜20のαオレフィンと
のブロック共重合体のいずれでも良いが、中でもエチレン単独重合体またはエチレン・炭
素数3〜20のαオレフィン系ランダム共重合体が好ましく、これらを2種以上組み合わ
せて用いても良い。
エチレン単独重合体である場合には、融点が100℃、好ましくは105℃、更には1
10℃以上であることが好ましい。
また、エチレン系重合体(iii)のうち少なくとも一部が、DSCで測定した融点を120℃以上に有することが好ましい。この場合熱可塑性樹脂組成物の破断伸びが低下し、すなわち易引きちぎれ性に優れる。
またエチレン系重合体(iii)がエチレン・炭素数3〜20のαオレフィン系ランダ
ム共重合体である場合には、α−オレフィン由来の構成単位がプロピレン、ブテン−1、
4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1のいずれかを1種以上含むことが
望ましく、その含量は、好ましくは0.1〜20モル%、より好ましくは0.3〜20モル%、更に好ましくは0.5〜20モル%、より更に好ましくは0.5〜15モル%である(ここでエチレン由来の構成単位と炭素数3〜20のα−オレフィン由来の構成単位との合計を100モル%とする)。この場合、柔軟性と易引きちぎれ性に優れる。
ここでエチレン系共重合体(iii)として2種以上の重合体を用いても良く、その際は各重合体のα−オレフィン由来の構成単位が上記含量を満たせばよい。
また本発明に係わるエチレン系重合体(iii)は本熱可塑性樹脂組成物中に30〜70
重量部、好ましくは40〜70重量部、更には51〜70重量部(ここで成分(i)と成
分(ii)と成分(iii)との合計を100重量部とする)含まれることが好ましい。
この範囲であると特に薄肉部を有する成形体とした場合に、引張破断伸びが適度に小さく
、すなわち薄肉部の引きちぎれ性に優れ、好ましい。ここでエチレン系重合体(iii)
を2種以上用いても良く、その場合は2種以上の(iii)成分の合計量が上記量比の範
囲を満たせばよい。
さらに本発明に係わるエチレン系重合体(iii)の230℃、2.16kg荷重で測
定されるメルトフローレートは、0.01〜100/10minであり、好ましくは0.
01〜80g/min、さらに好ましくは0.1〜80g/10min、更には、1〜6
0g/10minであることが好ましい。 ここでエチレン系共重合体(iii)として2種以上の重合体を用いる場合は各重合体のメルトフローレートが上記含量を満たせばよい。
<熱可塑性樹脂組成物>
本発明に係わる熱可塑性樹脂組成物は、メルトフローレート(ASTM D 1238
,230℃、荷重2.16kg)が、1〜100g/10分であることが望ましく、好ま
しくは1〜80g/10分、更には5〜50g/10分であることが好ましい。
また本発明の好ましい態様においては、熱可塑性樹脂組成物の曲げ弾性率が100MP
a〜600MPaであり、好ましくは100MPa〜500MPa、更には100〜400MPaの範囲にあることが好ましい。曲げ弾性率この範囲であると、指に負荷がかかりすぎることが無く、かつやわらかすぎて薄肉部分が引きちぎり時に伸びてしまうことも少ない。またノッチを入れ薄肉化させた引っ張り試験片を用いた50mm/minにおける破断伸びが好ましくは80%以上400%以下、より好ましくは80%以上350%以下、更に好ましくは80%以上300%以下、特に好ましくは80%以上250%以下である。破断伸びがこの範囲であると、薄肉部分が引きちぎられずに伸びてしまうことも少ない。曲げ弾性率の試験片は、射出成形法により、シリンダー温度200℃で射出圧50%にて射出し、40℃にて、40秒、冷却を行い試験片を作成する。引っ張り試験片は、射出成形法により、シリンダー温度200℃で射出圧50%にて射出し、40℃にて、40秒、冷却を行い試験片を作成する。
<熱可塑性樹脂組成物の製造>
上記のようなプロピレン系重合体組成物は、各成分を上記のような範囲で種々公知の方
法、たとえばヘンシェルミキサー、V−ブレンダー、リボンブレンダー、タンブラブレン
ダー等で混合する方法、あるいは混合後、一軸押出機、二軸押出機、ニーダー、バンバリ
ーミキサー等で溶融混練後、造粒あるいは粉砕する方法を採用して製造することができる。
本発明のアイソタクティックプロピレン系共重合体組成物には、本発明の目的を損なわ
ない範囲で、耐候性安定剤、耐熱安定剤、帯電防止剤、スリップ防止剤、アンチブロッキ
ング剤、防曇剤、滑剤、顔料、染料、可塑剤、老化防止剤、塩酸吸収剤、酸化防止剤、架
橋剤、架橋助剤、無機充填剤等の添加剤が必要に応じて配合されていてもよい。
<成形体>
上記のような本発明に係る熱可塑性樹脂組成物は、従来公知のポリオレフィン用途に広
く用いることができるが、特に熱可塑性樹脂組成物をたとえばシート、未延伸または延伸
フィルム、フィラメント、他の種々形状の成形体に成形して利用することができる。
成形体としては具体的には、押出成形、射出成形、インフレーション成形、ブロー成形
、押出ブロー成形、射出ブロー成形、プレス成形、真空成形、カレンダー成形、発泡成形
などの公知の熱成形方法により得られる成形体が挙げられるが、中でも射出成形が最も好
ましく、その成形体がプルキャップであることがさらに好ましい。プルキャップとは引張
片を有する注口遮蔽壁がキャップ本体の天壁に薄肉部を介して設けられ、前記引張片を引
っ張ることにより注口遮蔽壁を引き裂き開栓することができるキャップであり、前述した
特開平5−000434等で公知である。
本発明に係るプロピレン系重合体組成物からなるプルキャップは、柔軟で強度が高く、
薄肉部を介して設けられた注口遮蔽壁を簡単に引き裂くことができる。
以下、本発明について実施例に基づいてさらに具体的に説明するが、本発明はかかる実
施例により何等限定されるものではない。
以下、物性試験条件等を記す。
(1)メルトフローレート(MFR) ASTM D1238に準拠
条件:230℃または190℃で2.16kg荷重下
(2)曲げ弾性率(FM) ASTM D790に準拠
曲げ弾性率の試験片調製法:東芝機械製55t射出成形機を用いて200℃で射出圧5
0%にて射出し、40℃にて、40秒、冷却を行い試験片を作成した。
試験片 12.7(幅)×3.2(厚さ)×127mm(長さ)
温度 23℃
スパン間 51mm
曲げ速度 20mm/分
(3)引張試験 ASTM D658に準拠
引っ張り試験片の調整法:東芝機械製55t射出成形機を用いて200℃で射出圧50
%にて射出し、40℃にて、40秒、冷却を行い試験片を作成した。
試験片 ASTM−IVダンベル
チャック間距離64mm
温度 23℃
引張速度 50mm/min
上記条件にて、破断点強度、破断点伸び、引っ張り弾性率を測定した。
また、薄肉化試験片の作成はASTM−IVダンベル中央部に両サイドから幅が1mm
になるように45°角のノッチを切創により入れることで行った。
このようにして得られた薄肉化試験片について、破断点強度、破断点伸びを測定した。
(4)アイゾット衝撃強度(IZ) ASTM D256に準拠
温度 23℃
試験片 ノッチ入り 12.7(幅)×6.4(厚さ)×64(長さ)mm
[融点(Tm)およびガラス転移温度(Tg)]
DSCの吸熱曲線を求め、最大ピーク位置の温度をTmとする。
測定は、試料をアルミパンに詰め、(1)100℃/分で200℃まで昇温し、200
℃で10分間保持したのち、(2)100℃/分で−150℃まで10℃/minで降温
し、ついで(3)200℃まで10℃/分で昇温することによる。その(3)の際の吸熱
曲線より求めた。
[極限粘度[η]]
135℃、デカリン中で測定した。
[Mw/Mn]
GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)を用い、オルトジクロロ
ベンゼン溶媒で、140℃で測定した。
[プルキャップの薄肉部引きちぎれ性評価]
射出成形機:IS55EPN(東芝機械製) 金型:プルキャップ用金型、を用いて
シリンダー温度200℃、金型温度40℃の条件にて成形を行った。
○:プルリングを引き上げ、容易に薄肉部を引きちぎることができる。
△:プルリングを引き上げ、薄肉部を引きちぎることができるが、抵抗があり硬い。
×:薄肉部を引きちぎる際に、プルリングが切れる。
[合成例1]
(プロピレン・エチレン・ブテン共重合体の合成)(ii−1)
充分に窒素置換した2000mlの重合装置に、917mlの乾燥ヘキサン、1−ブテ
ン85gとトリイソブチルアルミニウム(1.0mmol)を常温で仕込んだ後、重合装
置内温を65℃に昇温し、プロピレンで系内の圧力を0.77MPaになるように加圧し
た後に、エチレンで、系内圧力を0.78MPaに調整した。次いで、ジメチルメチレン
(3−tert−ブチル−5−メチルシクロペンタジエニル)フルオレニルジルコニウム
ジクロリドと、メチルアルミノキサンのトルエン溶液(東ソー・ファインケム社製)とを
混合して、アルミニウム原子およびジルコニウム原子が、アルミニウム原子/ジルコニウ
ム原子=300/1(モル比)の割合で含まれるトルエン溶液を調製し、次いで、当該ト
ルエン溶液の内の、ジルコニウム原子が0.002mmol含まれる量(従ってアルミニ
ウム原子が0.6mmol含まれる量)を採取して重合器内に添加し、内温65℃、系内
圧力を0.78MPaにエチレンで保ちながら20分間重合し、20mlのメタノールを
添加し重合を停止した。脱圧後、2Lのメタノール中で重合溶液からポリマーを析出し、
真空下130℃、12時間乾燥した。得られたポリマーは、60.4gであり、極限粘度
[η]が1.81dl/gであり、ガラス転移温度Tgは−27℃であり、エチレン含量
は13モル%であり、ブテン含量は19モルであり、GPCにより測定した分子量分布(
Mw/Mn)は2.4であった。またDSC測定による融解熱量は明瞭な融解ピークは確
認できなかった。
[実施例1]
プライムポリマー製、プロピレンランダムコポリマーF327D:C2(エチレン)=
3.1mol%、C4(1−ブテン)=1.5mol%、MFR=7g/10min、T
m=139℃、n−デカン不溶部のmmmm=95.3%、n−デカン可溶部量:4.5
wt%) (i−1)6重量部と、合成例1で得られたプロピレン・ブテン・エチレン共
重合体(ii−1)24重量部とプライムポリマー製、プロピレンブロックコポリマーJ
708:C2(エチレン)=7.7mol%、MFR=38g/10min、Tm=16
2℃、n−デカン不溶部のmmmm=96.1%、n−デカン可溶部量11.2wt%)
(i−2)30重量部、 プライムポリマー製、ポリエチレン系重合体20200J:
4MP−1=3.2mol%、MFR=20g/10min、Tm=124.1℃)
(iii−1)40重量部を200℃で2軸押出機にて混練してプロピレン系重合体組成
物を得た。
結果を表1に示す。
[実施例2]
プライムポリマー製、プロピレンランダムコポリマーF327D (i−1)2重量部
と、合成例1で得られたプロピレン・ブテン・エチレン共重合体(ii−1)8重量部と
プライムポリマー製、プロピレンブロックコポリマーJ708 (i−2)39重量部、
プライムポリマー製、ポリエチレン系重合体20200J 4メチル−1−ペンテン=3
.2mol%、MFR=20g/10min、Tm=124.1℃) (iii−1)5
1重量部を200℃で2軸押出機にて混練してプロピレン系重合体組成物を得た。結果を
表1に示す。
[実施例3]
プライムポリマー製、プロピレンランダムコポリマーF327D (i−1)6重量部
と合成例1で得られたプロピレン・ブテン・エチレン共重合体(ii−1)24重量部と
プライムポリマー製、プロピレンブロックコポリマーJ708)(i−2)30重量部、
プライムポリマー製、ポリエチレン系重合体20200J (iii−1)20重量部
、プライムポリマー製、ホモポリエチレン重合体2200J MFR=5.0g/10m
in、Tm=138℃) (iii−2)20重量部を200℃で2軸押出機にて混練し
てプロピレン系重合体組成物を得た。結果を表1に示す。
[実施例4]
プライムポリマー製、プロピレンランダムコポリマーF327D(i−1)6重量部と
合成例1で得られたプロピレン・ブテン・エチレン共重合体(ii−1)24重量部とプ
ライムポリマー製、プロピレンブロックコポリマーJ708 (i−2)30重量部、プ
ライムポリマー製、ホモポリエチレン重合体2200J) (iii−2)40重量部を
200℃で2軸押出機にて混練してプロピレン系重合体組成物を得た。
結果を表1に示す。
[実施例5]
プライムポリマー製、プロピレンランダムコポリマーF327D (i−1)4重量部
と合成例1で得られたプロピレン・ブテン・エチレン共重合体(ii−1)16重量部と
プライムポリマー製、プロピレンブロックコポリマーJ708 (i−2)20重量部、
三井化学(株)製 タフマー(エチレン・プロピレン系共重合体P0480:C2=8
0mol%、MFR=1.7g/10min)(iii−3)10重量部、プライムポリ
マー製、ポリエチレン系重合体20200J (iii−1)30重量部、プライムポリ
マー製、ホモポリエチレン重合体2200J (iii−2)20重量部を200℃で2
軸押出機にて混練してプロピレン系重合体組成物を得た。結果を表1に示す。
[実施例6]
プライムポリマー製、プロピレンランダムコポリマーF327D (i−1)4重量部
と合成例1で得られたプロピレン・ブテン・エチレン共重合体(ii−1)16重量部と
プライムポリマー製、プロピレンブロックコポリマーJ708 (i−2)20重量部、
プライムポリマー製、ポリエチレン系重合体20200J (iii−1)50重量部
、プライムポリマー製、ホモポリエチレン重合体2200J (iii−2)10重量部
を200℃で2軸押出機にて混練してプロピレン系重合体組成物を得た。結果を表1に示
す。
[比較例1]
プライムポリマー製、プロピレンブロックコポリマーJ708(i−2)を50重量部
、三井化学(株)製 タフマー(エチレン・プロピレン系共重合体P0480)(iii
−3)50重量部を200℃で2軸押出機にて混練してプロピレン系重合体組成物を得た
。結果を表1に示す。
[比較例2]
プライムポリマー製、プロピレンランダムコポリマーF327D(i−1)60重量部
、合成例1で得られたプロピレン・ブテン・エチレン共重合体(ii−1)40重量部を
200℃で2軸押出機にて混練してプロピレン系重合体組成物を得た。結果を表1に示す
[比較例3]
プロピレンランダムコポリマーF327D(i−1)8重量部、プロピレンブロックコ
ポリマーJ708(i−2)40重量部、ホモポリエチレン2200J(iii−2)を
52重量部を200℃で二軸押出機にて混練してプロピレン系重合体組成物を得た。結果
を表1に示す。
ノッチなし引っ張り破断伸びが大きいほうが、キャップなど各種成形体としての強度に
優れ好ましい。ノッチ有り引っ張り破断点強度がある程度大きいほうが、キャップを開封
する際に引張片が伸びたりすることが少なく好ましい。またノッチ有り破断点伸びが適度
に小さいほうが、キャップの薄肉部引きちぎれ性に優れるため好ましい。またFM(曲げ弾性率)が適度な値であると、指に負荷がかかりすぎることが無く、かつやわらかすぎて引きちぎり時に伸びてしまうことも少ない。
特に実施例2,5,6は引きちぎれ性の点で優れている。
Figure 2008063563

Claims (8)

  1. プロピレン由来の構成単位と、必要に応じてプロピレン以外の炭素数2〜20のα−オ
    レフィン由来の構成単位とからなり、プロピレン由来の構成単位の含有量が91モル%以
    上100モル%以下(ここでプロピレン由来の構成単位の含有量とプロピレン以外の炭素
    数2〜20のα−オレフィン由来の構成単位の含有量の合計を100モル%とする)であ
    るアイソタクティックポリプロピレン(i)を10〜60重量部、プロピレン由来の構成
    単位を45〜89モル%、エチレン由来の構成単位を1〜35モル%、および、炭素数4
    〜20のα−オレフィン由来の構成単位を0〜30モル%(ここでプロピレン由来の構成
    単位と、エチレン由来の構成単位と、炭素数4〜20のα−オレフィン由来の構成単位と
    の合計を100モル%とする)含有するプロピレン系共重合体(ii)を1〜40重量部
    、エチレン由来の構成単位の含量が、エチレン由来の構成単位の含量とエチレン以外の単
    量体由来の構成単位の含量との合計を100モル%とした場合に、80〜100モル%で
    あるエチレン系重合体(iii)を30〜70重量部含有する((i)と(ii)と(i
    ii)の合計は100重量部)ことを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
  2. 上記プロピレン系共重合体(ii)が、炭素数4〜20のα−オレフィン由来の構成単
    位として、1−ブテン由来の構成単位、および/または、1−オクテン由来の構成単位を
    有する、請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. メルトフローレート(ASTM D 1238,230℃、荷重2.16kg)が、1
    〜100g/10分であることを特徴とする請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂物の
    熱可塑性樹脂組成物。
  4. 曲げ弾性率が100MPa〜600MPaであり、ノッチ入り引っ張り試験片を用いた
    50mm/minにおける破断伸びが80%以上400%以下であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  5. プルキャップ用である請求項1〜4のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物から得られる成形体。
  7. 成形体が容器のキャップである請求項6記載の成形体。
  8. 容器のキャップがプルキャップである請求項7記載の成形体。
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