JP2008063050A - エレベータのセキュリティシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、不審者の行動をより確実に特定できるようにすることで、居住者の安全を向上させることができるエレベータのセキュリティシステムを提供することを目的とするものである。
【解決手段】記憶制御部83は、乗場認証操作部3からの個人認証情報を検出することで、乗場認証操作部3で個人認証操作が行われたことを検出する。記憶制御部83は、乗場認証操作部3で個人認証操作が行われたことを検出した場合に、該操作時の日時、該操作時に乗場監視カメラ4で撮影された撮影画像、及び個人認証情報の照合結果に関連付けて、個人認証操作が行われた後の所定期間の呼び登録履歴とエレベータ運行履歴とを画像記憶装置9と履歴メモリ84とに記憶させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、利用者の個人認証を行うことで、該利用者によるエレベータの利用が許可されているか否かを判定するエレベータのセキュリティシステムに関するものである。
従来装置では、仮に犯罪又は犯罪に関連する事象が発生した場合でも、それに関連するエレベータ利用を容易に特定できるようにするために、エレベータの乗場及びかご内の少なくとも一方で利用者の認証操作が行われた場合に、認証装置の認証結果が撮影画像に対応付けられて記憶される。即ち、エレベータ利用のチェックが必要になった場合には、特定の日時指定を行わなくても、不審者の可能性がある利用者、即ち認証失敗等の利用者を容易に抽出できる(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−103854号公報
上記のような従来のエレベータのセキュリティシステムでは、認証装置の認証結果が画像データに対応付けられて記憶されているだけなので、不審者(悪意のある利用者)によって行われた特定階への呼び操作やその不審者の利用階履歴を特定できず、それらの情報を事前の防犯や事後の犯罪捜査に活用できなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、不審者の行動をより確実に特定できるようにすることで、居住者の安全を向上させることができるエレベータのセキュリティシステムを提供することである。
この発明に係るエレベータのセキュリティシステムは、エレベータの乗場及びかご内の少なくとも一方に配置され、個人認証情報の入力である個人認証操作が利用者によって行われる認証操作手段と、エレベータ利用が許可されている利用者の個人認証情報を記憶しており、認証操作手段で入力された個人認証情報と記憶している個人認証情報とを照合し、個人認証操作を行った利用者のエレベータ利用が許可されていると判定した場合に、利用者の呼び登録操作手段の操作による呼び登録を有効にするか、又は予め記憶している利用者の行先情報に基づいて呼び登録を自動で行う個人認証手段と、乗場及びかご内の少なくとも一方に配置された撮影手段と、認証操作手段で個人認証操作が行われたことを検出した場合に、該操作時の日時、該操作時に撮影手段で撮影された撮影画像、及び個人認証情報の照合結果に関連付けて、個人認証操作が行われた後の所定期間の呼び登録履歴とエレベータ運行履歴とを記憶する履歴記憶手段とを備える。
この発明のエレベータのセキュリティシステムによれば、履歴記憶手段は、認証操作手段で個人認証操作が行われたことを検出した場合に、該操作時の日時、該操作時に撮影手段で撮影された撮影画像、及び個人認証情報の照合結果に関連付けて、個人認証操作が行われた後の所定期間の呼び登録履歴とエレベータ運行履歴とを記憶するので、不審者の行動をより確実に特定でき、居住者の安全を向上させることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータのセキュリティシステムを示す構成図である。図において、エレベータの乗場1には、乗場釦装置2と、乗場認証操作部3と、乗場監視カメラ4とが配置されている。乗場釦装置2は、利用者が乗場呼び登録をするためのものである。乗場釦装置2には、エレベータ制御盤5が接続されている。エレベータ制御盤5は、乗場釦装置2の操作による乗場呼び登録に応じて、該乗場呼び登録された階床にかご6を配車する。
ここで、この実施の形態のエレベータのセキュリティシステムでは、個人認証を行わなければエレベータが利用できないようになっている。乗場認証操作部3は、利用者が個人認証操作を行うものである。乗場認証操作部3としては、ICカードリーダ等の情報読取装置が用いられる。即ち、個人認証操作として、利用者は携帯しているICカード7の個人認証情報を乗場認証操作部3に読み取らせる(入力する)。乗場監視カメラ4は、乗場釦装置2及び乗場認証操作部3で操作を行う利用者を撮影するものである。
乗場認証操作部3には、個人認証装置8が接続されている。乗場認証操作部3で入力された個人認証情報は、個人認証装置8に送信される。個人認証装置8には、照合部81、個人認証情報メモリ82、記憶制御部83、及び履歴メモリ84が含まれている。
個人認証情報メモリ82は、エレベータ利用が許可されている利用者の個人認証情報を予め記憶している。照合部81は、乗場認証操作部3で入力された個人認証情報と個人認証情報メモリ82の個人認証情報とを照合する。また、照合部81は、乗場認証操作部3で入力された個人認証情報と一致する情報が個人認証情報メモリ82に記憶されている場合に、個人認証操作を行った利用者のエレベータ利用が許可されていると判定する。さらに、照合部81は、該利用者のエレベータ利用が許可されていると判定した場合に、エレベータ制御盤5に利用許可信号を入力する。エレベータ制御盤5は、利用許可信号を検出した場合に、乗場釦装置2の操作による乗場呼び登録を有効とする。即ち、乗場呼び登録の有効及び無効は、照合部81によって切り替えられる。
個人認証装置8には、画像記憶装置9とモニタPC10とが接続されている。記憶制御部83は、乗場認証操作部3からの個人認証情報を検出することで、乗場認証操作部3で個人認証操作が行われたことを検出する。記憶制御部83は、乗場認証操作部3で個人認証操作が行われたことを検出した場合、画像記憶装置9に対して画像記憶指令と日時情報とを入力する。画像記憶装置9は、記憶制御部83からの画像記憶指令を検出した場合、乗場監視カメラ4が撮影している撮影画像を日時情報と関連付けて記憶する。なお、ここで記憶される撮影画像は、静止画でもよく、画像記憶指令が検出されてからの所定時間の動画(例えば、画像記憶指令が検出されてからかごの運転方向が反転されるまでの動画)でもよい。
また、記憶制御部83は、乗場認証操作部3で個人認証操作が行われたことを検出した場合、照合部81及びエレベータ制御盤5に対して履歴要求信号と日時情報とを入力する。照合部81は、記憶制御部83からの履歴要求信号と日時情報とを検出した場合、乗場認証操作部3で入力された個人認証情報と個人認証情報メモリ82の個人認証情報との一致及び不一致を示す照合結果を日時情報に関連付けた上で記憶制御部83に入力する。
エレベータ制御盤5は、記憶制御部83からの履歴要求信号と日時情報とを検出した場合、それらを検出した後の所定期間の呼び登録履歴とエレベータ運行履歴とを日時情報に関連付けた上で記憶制御部83に入力する。即ち、記憶制御部83には、個人認証操作が行われた後の所定期間の呼び登録履歴とエレベータ運行履歴とが入力される。なお、この実施の形態では、呼び登録履歴は、個人認証操作が行われた後の所定期間に行われた乗場釦装置2の操作履歴を示す。また、エレベータ運行履歴は、個人認証操作が行われた後の所定期間にかご6が着床した階床を示す。記憶制御部83は、日時情報をキー情報として、照合結果、呼び登録履歴、及びエレベータ運行履歴を互いに関連付けて履歴メモリ84に記憶させる。
モニタPC10は、利用者の操作に応じて、履歴メモリ84に記憶されている照合履歴情報、呼び登録履歴、及びエレベータ運行履歴を取得し、それらを画面に表示する。また、モニタPC10は、利用者によって特定の履歴が選択された場合、該履歴に対応する撮影画像を画像記憶装置9から取得し、日時情報、照合履歴、呼び登録履歴、及びエレベータ運行履歴、及び撮影画像を一覧表示する。なお、エレベータ制御盤5、個人認証装置8、及びモニタPC10は、プログラム等の情報を格納する情報格納部(RAM及びROM)と、情報格納部の情報に基づいて演算処理を行う処理部(CPU)とを有するコンピュータである。
なお、この実施の形態では、エレベータのセキュリティシステムは、認証操作手段(乗場認証操作部3)と、個人認証手段(照合部81及び個人認証情報メモリ82)と、撮影手段(乗場監視カメラ4)と、呼び登録操作手段(乗場釦装置2)と、履歴記憶手段(記憶制御部83、履歴メモリ84、及び画像記憶装置9)とを含んでいる。
次に、エレベータの利用履歴の確認方法についてより具体的に説明する。図2は、図1のモニタPC10の表示画面を示す説明図である。図において、モニタPC10の待機画面では、どのような利用履歴を表示するかについての選択画面が表示されている。ここで、「全て」をクリックすると、識別データの照合結果の一致及び不一致に拘わらず全ての呼び登録履歴、及び運行履歴が日時毎に一覧表示される。例えば、12時34分の利用履歴からは、エレベータ利用が許可されている利用者がUP方向の乗場呼び登録を行い、その利用者が乗り込んだかご6が5,6,7階に着床したことが分かる。なお、運行履歴が5,6,7階となっているのは、履歴メモリ84に個人認証操作後の所定期間の運行履歴が記憶されているためである。つまり、運行履歴には、個人認証を行った利用者が実際に降りた階床の他に、例えば先に乗っていた利用者等が降りた階床、及び乗場呼び登録に応じて着床した階床が含まれている。従って、運行履歴は、利用者が降りることができた階床を示している。また、12時36分の利用履歴からは、エレベータ利用が許可されていない利用者がUP方向の乗場呼び登録を行ったことが分かる。即ち、該利用者の目的の階床が上方向だったことが分かる。ここで、12時36分の利用履歴をクリックすると、日時、照合結果、呼び登録履歴、及び運行履歴に加えて、その利用履歴に対応する乗場の撮影画像が表示される。
このようなエレベータのセキュリティシステムでは、記憶制御部83は、乗場認証操作部3で個人認証操作が行われたことを検出した場合に、該操作時の日時、該操作時に乗場監視カメラ4で撮影された撮影画像、及び個人認証情報の照合結果に関連付けて、個人認証操作が行われた後の所定期間の乗場呼び登録の履歴とエレベータ運行履歴とを画像記憶装置9と履歴メモリ84とに記憶させるので、不審者の行動をより確実に特定でき、居住者の安全を向上させることができる。
また、モニタPC10は、利用者の操作に応じて、日時情報、撮影画像、個人認証情報の照合結果、及び呼び登録履歴とエレベータ運行履歴をまとめて表示するので、特定の履歴と撮影画像とを連携して閲覧でき、検索時間を短縮して利用者の利便性を向上させることができる。
なお、実施の形態1では、照合部81は、個人認証操作を行った利用者のエレベータ利用が許可されていると判定した場合に、乗場釦装置2の操作による乗場呼び登録を有効とすると説明したが、利用者の行先を示す行先情報を個人認証情報に関連付けて個人認証情報メモリ82に予め記憶させておき、個人認証操作を行った利用者のエレベータ利用が許可されていると判定した場合に、該行先情報に基づいて乗場呼び登録を自動で行ってもよい。乗場呼び登録が自動で行われる場合でも、該乗場呼び登録の履歴は履歴メモリ84に記憶される。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2によるエレベータのセキュリティシステムを示す構成図である。実施の形態1では、乗場1で個人認証が行われ、その結果に応じて乗場呼び登録の有効及び無効が切り替えられていたが、この実施の形態2では、かご6内で個人認証が行われ、その結果に応じて行先呼び登録の有効及び無効が切り替えられる。また、実施の形態1では、個人認証が行われた場合に撮影画像及び各履歴を記憶するように説明したが、この実施の形態2では、個人認証が行われずに呼び登録操作が行われた場合の撮影画像及び各履歴も記憶される。
図3に示すように、かご6内には、行先呼び登録を行うためのかご内操作盤11と、個人認証操作を行うためのかご内認証操作部12と、行先呼び登録及び個人認証操作を行う利用者を撮影するかご内監視カメラ13とが配置されている。
この実施の形態の個人認証情報メモリ82は、個人認証情報に加えて、各利用者の行先を示す行先情報を記憶している。照合部81は、かご内認証操作部12で入力された個人認証情報と個人認証情報メモリ82の個人認証情報とを照合する。なお、かご内認証操作部12はICカード等の情報読取装置を用いてもよい。また、照合部81は、かご内認証操作部12で入力された個人認証情報と一致する情報が個人認証情報メモリ82に記憶されている場合に、個人認証操作を行った利用者のエレベータ利用が許可されていると判定する。さらに、照合部81は、該利用者のエレベータ利用が許可されていると判定した場合に、エレベータ制御盤5に利用許可信号と行先情報とを入力する。エレベータ制御盤5は、利用許可信号と行先情報とを検出した場合に、かご内操作盤11の操作による行先呼び登録のうち、行先情報で指定されている行先呼び登録のみを有効とする。
記憶制御部83は、かご内認証操作部12からの個人認証情報を検出することで、かご内認証操作部12で個人認証操作が行われたことを検出する。記憶制御部83は、乗場認証操作部3で個人認証操作が行われたことを検出した場合、画像記憶装置9に対して画像記憶指令と日時情報とを入力する。画像記憶装置9は、記憶制御部83からの画像記憶指令を検出した場合、かご内監視カメラ13が撮影している撮影画像を日時情報と関連付けて記憶する。
また、記憶制御部83は、かご内認証操作部12で個人認証操作が行われたことを検出した場合、照合部81及びエレベータ制御盤5に対して履歴要求信号と日時情報とを入力する。照合部81は、記憶制御部83からの履歴要求信号と日時情報とを検出した場合、乗場認証操作部3で入力された個人認証情報と個人認証情報メモリ82の個人認証情報との一致及び不一致を示す照合結果を日時情報に関連付けた上で記憶制御部83に入力する。
エレベータ制御盤5は、記憶制御部83からの履歴要求信号と日時情報とを検出した場合、それらを検出した後の所定期間の呼び登録履歴とエレベータ運行履歴とを日時情報に関連付けた上で記憶制御部83に入力する。なお、この実施の形態では、呼び登録履歴は、個人認証操作が行われた後の所定期間に行われたかご内操作盤11の操作履歴を示す。記憶制御部83は、日時情報をキー情報として、照合結果、呼び登録履歴、及びエレベータ運行履歴を互いに関連付けて履歴メモリ84に記憶させる。
また、エレベータ制御盤5は、かご内操作盤11で呼び登録操作が行われた場合、呼び登録履歴を記憶制御部83に入力する。記憶制御部83は、個人認証操作が不実施のままかご内操作盤11で呼び登録操作が行われた場合、画像記憶指令と日時情報とを画像記憶装置9に入力する。即ち、画像記憶装置9は、呼び登録操作が行われたときの撮影画像を記憶する。また、記憶制御部83は、かご内操作盤11で呼び登録操作が行われた場合、履歴要求信号と日時情報とをエレベータ制御盤5に入力する。エレベータ制御盤5は、記憶制御部83からの履歴要求信号と日時情報とを検出した場合、それらを検出した後の所定期間の呼び登録履歴とエレベータ運行履歴とを日時情報に関連付けた上で記憶制御部83に入力する。記憶制御部83は、呼び登録操作時の日時、及び個人認証情報の照合結果なしの情報に関連付けて、呼び登録操作が行われた後の所定期間の呼び登録履歴とエレベータ運行履歴とを履歴メモリ84に記憶させる。
なお、この実施の形態では、エレベータのセキュリティシステムは、認証操作手段(かご内認証操作部12)と、個人認証手段(照合部81及び個人認証情報メモリ82)と、撮影手段(かご内監視カメラ13)と、呼び登録操作手段(かご内操作盤11)と、履歴記憶手段(記憶制御部83、履歴メモリ84、及び画像記憶装置9)とを含んでいる。
次に、エレベータの利用履歴の確認方法についてより具体的に説明する。図4は、図3のモニタPC10の表示画面を示す説明図である。図において、モニタPC10の待機画面では、どのような利用履歴を表示するかについての選択画面が表示されている。ここで、「全て」をクリックすると、識別データの照合結果の一致及び不一致に拘わらず全ての呼び登録履歴、及び運行履歴が日時毎に一覧表示される。例えば、12時34分の利用履歴からは、エレベータ利用が許可されている利用者が、予め指定されている階床への行先呼び登録を行い、その利用者が乗り込んだかご6が5,6,7階に着床したことが分かる。また、12時37分の利用履歴からは、認証操作が行われることなく行先呼び登録が行われ、その利用者が乗り込んだかご6が10階に着床したことが分かる。即ち、認証操作を行わずに行先呼び登録を行った利用者が10階に移動した可能性があることが分かる。さらに、12時36分の利用履歴からは、エレベータ利用が許可されていない利用者が7階及び8階への行先呼び登録を行い、該利用者が乗り込んだかご6が9階に着床したことが分かる。即ち、エレベータ利用が許可されていない利用者の目的階が7階及び8階であることが分かるとともに、該利用者が9階まで移動した可能性があることが分かる。ここで、12時36分の利用履歴をクリックすると、日時、照合結果、呼び登録履歴、及び運行履歴に加えて、その利用履歴に対応する乗場の撮影画像がまとめて表示される。
このようなエレベータのセキュリティシステムでは、記憶制御部83は、かご内認証操作部12で個人認証操作が行われたことを検出した場合に、該操作時の日時、該操作時に乗場監視カメラ4で撮影された撮影画像、及び個人認証情報の照合結果に関連付けて、個人認証操作が行われた後の所定期間の行先呼び登録の履歴とエレベータ運行履歴とを画像記憶装置9と履歴メモリ84とに記憶させるので、不審者の行動をより確実に特定でき、居住者の安全を向上させることができる。即ち、この発明のエレベータのセキュリティシステムは、かご6内で個人認証が行われるエレベータにも適用できる。
また、記憶制御部83は、個人認証操作が不実施のままかご内操作盤11で呼び登録操作が行われた場合、呼び登録操作時の日時、該操作時にかご内監視カメラ13で撮影された撮影画像、及び個人認証情報の照合結果なしの情報に関連付けて、呼び登録操作が行われた後の所定期間の呼び登録履歴とエレベータ運行履歴とを画像記憶装置9と履歴メモリ84とに記憶させるので、個人認証を行わない不審者の行動もより確実に特定でき、居住者の安全を向上させることができる。
なお、実施の形態2では、照合部81は、個人認証操作を行った利用者のエレベータ利用が許可されていると判定した場合に、かご内操作盤11の操作による行先呼び登録のうち、行先情報で指定されている行先呼び登録のみを有効とすると説明したが、行先情報で指定されている行先呼び登録を自動で行ってもよい。行先呼び登録が自動で行われる場合でも、該行先呼び登録の履歴は履歴メモリ84に記憶される。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3によるエレベータのセキュリティシステムを示す構成図である。実施の形態1では乗場1で個人認証が行われ、実施の形態2ではかご6内で個人認証が行われると説明したが、この実施の形態3では、図5に示すように乗場1とかご6内との両方で個人認証が行われる。即ち、実施の形態1及び実施の形態2のエレベータのセキュリティシステムを組み合わせることもできる。また、図示はしないが、かご内認証操作部12を設けることなく、乗場1で個人認証を行うとともに、かご内操作盤11での行先呼び登録の履歴を記憶するようにしてもよい。つまり、個人認証が行われる場所と呼び登録の履歴を残す場所との組み合わせは任意である。
なお、実施の形態1〜3では、個人認証情報の照合結果、撮影画像、及び各履歴情報を記憶するように説明したが、利用者の行動をより詳細に特定できるようにするために、各階床での利用者の乗降状況をさらに記憶するようにしてもよい。例えば、かご出入口を横切る光を放射する2つの光電装置を、出入口の間口方向に対して垂直な方向に互いに所定の間隔をおいて配置し、それら光電装置の光カットの時差から利用者の乗降を識別する。そして、階床毎の乗降人数をカウントするとともにメモリに記憶し、該階床毎の乗降人数を各履歴情報とともに画面に表示してもよい。また、かご内の撮影画像から乗客の人数をカウントし、該乗客の人数から階床毎の乗降人数を求めることもできる。
この発明の実施の形態1によるエレベータのセキュリティシステムを示す構成図である。 図2は、図1のモニタPCの表示画面を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータのセキュリティシステムを示す構成図である。 図3のモニタPCの表示画面を示す説明図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータのセキュリティシステムを示す構成図である。
符号の説明
1 乗場、2 乗場釦装置、3 乗場認証操作部、4 乗場監視カメラ、6 かご、9 画像記憶装置、10 モニタPC、11 かご内操作盤、12 かご内認証操作部、13 かご内監視カメラ、81 照合部、82 個人認証情報メモリ、83 記憶制御部、84 履歴メモリ。

Claims (5)

  1. エレベータの乗場及びかご内の少なくとも一方に配置され、個人認証情報の入力である個人認証操作が利用者によって行われる認証操作手段と、
    エレベータ利用が許可されている利用者の個人認証情報を記憶しており、上記認証操作手段で入力された個人認証情報と記憶している個人認証情報とを照合し、個人認証操作を行った利用者のエレベータ利用が許可されていると判定した場合に、利用者の呼び登録操作手段の操作による呼び登録を有効にするか、又は予め記憶している上記利用者の行先情報に基づいて呼び登録を自動で行う個人認証手段と、
    上記乗場及びかご内の少なくとも一方に配置された撮影手段と、
    上記認証操作手段で個人認証操作が行われたことを検出した場合に、該操作時の日時、該操作時に上記撮影手段で撮影された撮影画像、及び個人認証情報の照合結果に関連付けて、個人認証操作が行われた後の所定期間の呼び登録履歴とエレベータ運行履歴とを記憶する履歴記憶手段と
    を備えていることを特徴とするエレベータのセキュリティシステム。
  2. 上記認証操作手段は、上記乗場に配置された乗場認証操作部を含み、
    上記撮影手段は、上記乗場に配置された乗場監視カメラを含み、
    上記呼び登録操作手段は、上記乗場に配置され、乗場呼び登録を行うための乗場釦装置を含み、
    上記履歴記憶手段は、上記乗場認証操作部で個人認証操作が行われたことを検出した場合に、該操作時の日時、該操作時に上記乗場監視カメラで撮影された撮影画像、及び個人認証情報の照合結果に関連付けて、個人認証操作が行われた後の所定期間の乗場呼び登録の履歴とエレベータ運行履歴とを記憶することを特徴とする請求項1記載のエレベータのセキュリティシステム。
  3. 上記認証操作手段は、上記かご内に配置されたかご内認証操作部を含み、
    上記撮影手段は、上記かご内に配置されたかご内監視カメラを含み、
    上記呼び登録操作手段は、上記かご内に配置され、行先呼び登録を行うためのかご内操作盤を含み、
    上記履歴記憶手段は、上記かご内認証操作部で個人認証操作が行われたことを検出した場合に、該操作時の日時、該操作時に上記かご内監視カメラで撮影された撮影画像、及び個人認証情報の照合結果に関連付けて、個人認証操作が行われた後の所定期間の行先呼び登録の履歴とエレベータ運行履歴とを記憶することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータのセキュリティシステム。
  4. 上記履歴記憶手段は、上記個人認証操作が不実施のまま上記呼び登録操作手段で呼び登録操作が行われた場合、呼び登録操作時の日時、該操作時に上記撮影手段で撮影された撮影画像、及び個人認証情報の照合結果なしの情報に関連付けて、呼び登録操作が行われた後の所定期間の上記呼び登録操作手段の操作履歴を含む呼び登録履歴とエレベータ運行履歴とを記憶することを特徴とする請求項1記載のエレベータのセキュリティシステム。
  5. 利用者の操作に応じて、上記履歴制御手段が記憶している日時情報、撮影画像、個人認証情報の照合結果、及び呼び登録履歴とエレベータ運行履歴を一覧表示する表示手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のエレベータのセキュリティシステム。
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