JP2004323139A - エレベータ画像認識システム - Google Patents
エレベータ画像認識システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004323139A JP2004323139A JP2003117306A JP2003117306A JP2004323139A JP 2004323139 A JP2004323139 A JP 2004323139A JP 2003117306 A JP2003117306 A JP 2003117306A JP 2003117306 A JP2003117306 A JP 2003117306A JP 2004323139 A JP2004323139 A JP 2004323139A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- data
- elevator
- mobile terminal
- display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 46
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 claims description 33
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 description 18
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
【課題】エレベータ乗場からエレベータかご内及び降車階の様子を容易に確認できるエレベータ画像認識システムを得る。
【解決手段】携帯端末1は、かご5内及び降車階の乗場の画像確認を行うアプリケーションソフトを起動し、携帯端末上で画像表示要求をビル内サーバ6に対して送信する。携帯端末1とビル内サーバ6との通信は赤外線を用いて行う。携帯端末1は、本体に装備されている赤外線通信ポートを利用し、エレベータ側は各乗場またはかご5内に赤外線通信ポートを設置することにより、赤外線通信を可能とする。ビル内サーバ6は携帯端末から受信した画像表示要求に基づいて、乗場の表示器にかご内及び降車階の様子を画像で表示でき、ユーザは乗車階においてエレベータに乗車する前に、かご内及び降車階に不審者がいないかを容易に確認できる。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯端末1は、かご5内及び降車階の乗場の画像確認を行うアプリケーションソフトを起動し、携帯端末上で画像表示要求をビル内サーバ6に対して送信する。携帯端末1とビル内サーバ6との通信は赤外線を用いて行う。携帯端末1は、本体に装備されている赤外線通信ポートを利用し、エレベータ側は各乗場またはかご5内に赤外線通信ポートを設置することにより、赤外線通信を可能とする。ビル内サーバ6は携帯端末から受信した画像表示要求に基づいて、乗場の表示器にかご内及び降車階の様子を画像で表示でき、ユーザは乗車階においてエレベータに乗車する前に、かご内及び降車階に不審者がいないかを容易に確認できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータのかご内または各乗場の犯罪を未然に防ぐことのできるエレベータ画像認識システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベータ画像認識システムにおいては、乗りかご内にビデオカメラを設け、各階床にテレビモニタを設けるとともに、各階床に設けた表示釦により、テレビモニタの内の該当するものを指示し、指示されたテレビモニタにビデオカメラの映像を表示させ、乗りかご内及び各乗場の犯罪を未然に防ぐことのできる装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−169054号公報(第1頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術には次のような問題点がある。従来技術では、エレベータ乗場で乗りかごを待っている間に、乗りかご内に不審者がいるかどうかを事前に確認できるが、降車階の乗場に不審者がいるかどうかまでは事前に確認できない。また、ビデオカメラの映像を見るためには乗場で専用に設けられた表示釦を押す必要があり、操作性にも問題があった。
【0005】
本発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、エレベータ乗場からエレベータかご内の様子及び降車階の乗場の様子を容易に確認できるとともに、エレベータかご内からも降車階の乗場の様子を容易に確認できるエレベータ画像認識システムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るエレベータ画像認識システムは、エレベータのかご内及び各乗場にそれぞれ設置された画像撮像部と、エレベータのかご内及び各乗場にそれぞれ設置され、前記画像撮像部で撮像された画像を表示する表示器と、前記画像撮像部を指定する撮像部指定データ及び前記表示器を指定する表示器指定データを含む画像表示要求を赤外線通信で送信する携帯端末と、前記画像撮像部及び前記表示器が接続され、エレベータのかご内及び各乗場に設けられた赤外線通信ポートを介して入力される前記携帯端末からの画像表示要求に基づいて、前記撮像部指定データに対応する画像撮像部から取得した画像データを、前記表示器指定データに対応する表示器に送信するビル内サーバとを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態を添付図に基づいて説明する。図1は本発明のエレベータ画像認識システムの構成図である。エレベータを利用するユーザは、かご5内及び降車階の乗場の画像確認を行うために必要なアプリケーションソフトを携帯端末1上で起動する。つぎに、かご内と降車階の画像を乗車階の表示器3に表示させるために、撮像部指定データとしてかご内及び降車階のデータを設定し、表示器指定データとして乗車階のデータを設定する。設定された撮像部指定データ及び表示器指定データは、事前に取得した認証確認データとともに画像表示要求として赤外線信号により送信される。
【0008】
一方、ビル内サーバ6は、エレベータのかご5内または各乗場の画像を撮像するためにかご5内及び各乗場にそれぞれ設置された画像撮像部4と、画像撮像部からの画像を表示するためにかご5内及び各乗場にそれぞれ設置された表示器3とが接続されており、所望の画像撮像部4からの画像データを所望の表示器3に表示させる制御機能を有している。複数の画像データを1台の表示器に表示させることも可能である。
【0009】
ビル内サーバ6は、携帯端末1からの赤外線信号を、エレベータ乗場またはかご5内に設けられた赤外線通信ポート2を介して取得する。ビル内サーバ6は、取得した画像表示要求に基づいて、認証確認を行った後に、撮像部指定データに対応するかご5内及び降車階にそれぞれ設置された画像撮像部4により取り込まれた画像データを、表示器指定データに対応する乗車階に設置された表示器3に送信する。図1では、赤外線通信ポート2が表示器3に備え付けられている場合を示しているが、独立して赤外線通信ポートを設置することも可能である。
【0010】
管理センタ8は、ユーザ登録申請された携帯端末を識別するためのユーザ情報を顧客データとして管理する顧客データベース81を有している。なお、図1におけるネットワーク7は、ビル内サーバ6と管理センタ8との通信手段であり、通信内容については図3を用いて後述する。また、図1における無線通信基地局9及びネットワーク10は、携帯端末1と管理センタ8との無線通信手段であり、通信内容については図2、図3を用いて後述する。
【0011】
次に、図2を用いてかご5内及び降車階の乗場の画像確認を行うための手順の詳細を以下に説明する。図2は本発明の実施の形態1に係るかご内及び降車階の乗場の画像確認方法における通信手順の流れを示した図である。
【0012】
かご5内及び降車階の乗場の画像確認を行いたいユーザは、あらかじめ管理センタ8にユーザ登録申請を行う。ユーザ登録申請には、かご5内及び降車階の乗場の画像確認を行う際に用いるユーザの携帯端末1の情報が含まれている。ユーザ登録申請を受けた管理センタ8は、一定の審査を経た後、顧客データベース81内にある顧客データを更新することにより、一連のユーザ登録処理を行う(S201)。さらに、ユーザ登録処理によりユーザ登録申請された携帯端末を識別するために割り付けられたユーザ情報をユーザに対して知らせるために、ユーザ登録通知を行う(S202)。ユーザ登録通知は、図1におけるネットワーク10及び無線通信基地局9を介して携帯端末1に無線通信にて告知することができる。
【0013】
ユーザ登録通知を受けたユーザは、携帯端末1から管理センタ8に対してかご5内及び降車階の乗場の画像確認を行うのに必要なアプリケーションソフトを要求し(S203)、管理センタ8は要求に基づいてアプリケーションソフトを携帯端末1に送信する(S204)。S203及びS204は、図1におけるネットワーク10及び無線通信基地局9を介して無線通信にて行うことができる。ユーザは、受信したアプリケーションソフトを携帯端末1上で起動する(S205)。
【0014】
次に携帯端末1は、後の画像表示要求時に必要な認証確認データを取得するために、管理センタ8に対して、無線通信により認証確認要求を送信する(S206)。認証確認要求には携帯端末を識別するためのユーザ情報が含まれている。管理センタ8は、取得したユーザ情報と顧客データベース81内の顧客データに登録されているユーザ情報とを比較することにより、認証確認処理を行う(S207)。
【0015】
認証確認処理により、登録済みのユーザからの認証確認要求であることが分かれば、管理センタ8はユーザ登録されているユーザであることを識別するために与えられる特定の認証確認データを携帯端末1へ無線通信により送信する(S208)。認証確認データはあらかじめ定められたルールにより与えられ、一例としては、ある決められた解読キーにより認証確認データを解読することにより、認証確認データが正しいかを判断できるような暗号解読手法が適用できる。このような方法をとれば、ビル管理センタ6はあらかじめ解読キーを取得しておくことにより、認証確認データが正しいかを判断できることとなる。
【0016】
携帯端末1は、認証確認データの取得が完了すると、次に所望の画像を取得するための画像撮像部を指定する撮像部指定データと、取得された所望の画像を表示するための表示器を指定する表示器指定データを設定する(S209)。携帯端末1は、撮像部指定データと表示器指定データの設定が完了すると、ビル内サーバ6に対して赤外線通信により画像表示要求を送信する(S210)。画像表示要求には撮像部指定データと表示器指定データとともに先に取得した認証確認データが含まれている。なお、以下の説明において、携帯端末1とビル内サーバ6との通信は全て赤外線通信ポート2を介した赤外線通信によって行われる。
【0017】
ビル内サーバ6は、取得した画像表示要求から認証確認データを取り出し、解読キーを用いて解読することにより、認証確認データが正しいかを判断する(S211)。認証確認データが正しい場合には、取得した画像表示要求からさらに撮像部指定データと表示器指定データを取り出す。ビル内サーバ6は、取得した撮像部指定データと表示器指定データに基づいて撮像部と表示器を決定する(S212)。例えば撮像部指定データとしてかご5とユーザがこれから行こうとしている降車階のデータが設定されており、表示器指定データとしてユーザが今いる乗車階のデータが設定されているとする。するとビル内サーバ6は、かご5内及び降車階にそれぞれ設置された画像撮像部4により取り込まれた画像データを、乗車階に設置された表示器3に送信することとなる(S213)。
【0018】
乗車階における表示器3は、ビル内サーバ6から受け取った画像データを表示する。かご5内及び降車階の画像データを1画面として表示することにより、ユーザは乗車階においてエレベータに乗車する前に、かご5内及び降車階に不審者がいないかを容易に確認できる。
【0019】
不審者がいないことを確認した後にユーザはエレベータに乗車する(S214)。ビル内サーバ6はエレベータの運行制御を行うエレベータ制御盤(図示せず)とつながれており、エレベータ動作に関連する信号を取得することができる。そこで、乗車階における扉閉信号を受け取ることにより、利用者が乗車階でエレベータに乗ったと判断することができ、乗車確認が行える(S215)。ビル内サーバ6は、乗車確認と連動してS213の画像データ送信を終了することにより、乗車階における画像表示を終了させることができる。
【0020】
さらにビル内サーバ6は、乗車確認と連動して降車階の画像データをかご5内に設置された表示器3に送信することができる(S216)。降車階の画像データをかご内の表示器3に表示することにより、ユーザはかご5内においてエレベータが降車階に到着する前に、降車階に不審者がいないかを容易に確認できる。不審者の存在がかご5内の表示器3に映し出された場合には、手前の階で降車する、あるいはエレベータ内から緊急通報するなどの行動を取ることができる。
【0021】
次に、ビル内サーバ6は、降車階における扉開信号を受け取ることにより、ユーザが目的階に到着したと判断することができ、到着確認が行える(S217)。ビル内サーバ6は、到着確認と連動してS216の画像データ送信を終了することにより、かご5内における画像表示を終了させることができる。
【0022】
実施の形態1によれば、携帯端末から撮像部指定データと表示器指定データを含む画像表示要求を送信することにより、乗場の表示器にかご内の様子及び降車階の乗場の様子を画像で表示でき、ユーザは乗車階においてエレベータに乗車する前に、かご内及び降車階に不審者がいないかを容易に確認できる。さらにエレベータに乗車した際にはかご内の表示器に降車階の乗場の様子を画像で表示でき、ユーザはかご内においてエレベータが降車階に到着する前に、降車階に不審者がいないかを容易に確認できる。
【0023】
さらに実施の形態1によれば、顧客データに基づく認証確認処理を管理センタで行っており、セキュリティ性が高い。すなわち、携帯端末の盗難・紛失等が発生した場合には、ユーザが管理センタにその旨を通報することにより、利用禁止の情報を即座に反映することができる。さらに、あらかじめユーザ登録されたユーザのみが特定の認証確認データを取得できるため、認証確認データをチェックすることによりユーザ登録されていないユーザからの画像表示要求を受け付けないようにすることができ、不正アクセスを防止できる。
【0024】
実施の形態2.
実施の形態1では、携帯端末1と管理センタ8との間で認証確認を行い、その結果として得られた認証確認データに基づいて携帯端末1からビル内サーバ6に画像表示要求を送信する場合の一連の流れを説明した。実施の形態2では、ビル内サーバ6があらかじめ顧客データを管理センタ8から取得しておくことにより、携帯端末1と管理センタ8との間の認証確認をなくし、ユーザ情報に基づいて携帯端末1からビル内サーバ6に画像表示要求を送信する場合の一連の流れを説明する。
【0025】
図3は本発明の実施の形態2に係るかご内及び降車階の乗場の画像確認方法における通信手順の流れを示した図である。図3におけるステップ番号S201〜S205,S209,S212〜S217は図2における同一のステップ番号と同様の処理であり、処理が異なるステップに関してはステップ番号S301〜S303で記述し、以下に詳細を説明する。
【0026】
かご5内及び降車階の乗場の画像確認を行いたいユーザは、あらかじめ管理センタ8にユーザ登録申請を行う。ユーザ登録申請には、かご5内及び降車階の乗場の画像確認を行う際に用いるユーザの携帯端末1の情報が含まれている。ユーザ登録申請を受けた管理センタ8は、一定の審査を経た後、顧客データベース81内にある顧客データを更新することにより、一連のユーザ登録処理を行う(S201)。さらに、ユーザ登録処理によりユーザ登録申請された携帯端末を識別するために割り付けられたユーザ情報をユーザに対して知らせるために、ユーザ登録通知を行う(S202)。ユーザ登録通知は、図1におけるネットワーク10及び無線通信基地局9を介して携帯端末1に無線通信にて告知することができる。
【0027】
また、ビル内サーバ6に対して更新された顧客データを、ネットワーク7を介して送信する(S301)。S301における管理センタ8からビル内サーバ6への顧客データの送信は、定期的に行うこともできるし、管理センタ8で顧客データが更新されたタイミングで行うこともできる。ビル内サーバ6は取得した顧客データに基づいてユーザ情報をチェックすることができる。
【0028】
ユーザ登録通知を受けたユーザは、携帯端末1から管理センタ8に対してかご5内及び降車階の乗場の画像確認を行うのに必要なアプリケーションソフトを要求し(S203)、管理センタ8は要求に基づいてアプリケーションソフトを携帯端末1に送信する(S204)。S203及びS204は、図1におけるネットワーク10及び無線通信基地局9を介して無線通信にて行うことができる。ユーザは、受信したアプリケーションソフトを携帯端末1上で起動する(S205)。
【0029】
次に携帯端末1は、所望の画像を取得するための画像撮像部を指定する撮像部指定データと、取得された所望の画像を表示するための表示器を指定する表示器指定データを設定する(S209)。携帯端末1は、撮像部指定データと表示器指定データの設定が完了すると、ビル内サーバ6に対して赤外線通信により画像表示要求を送信する(S302)。画像表示要求には撮像部指定データと表示器指定データとともにユーザ情報が含まれている。
【0030】
ビル内サーバ6は、画像表示要求からユーザ情報を取り出し、管理センタ8から取得した顧客データ内のユーザ情報と比較し、携帯端末1から取得したユーザ情報が顧客データに登録されているものかを判断する(S303)。ユーザ情報が正しいと判断された場合には、取得した画像表示要求からさらに撮像部指定データと表示器指定データを取り出す。ビル内サーバ6は、取得した撮像部指定データと表示器指定データに基づいて撮像部と表示器を決定する(S212)。以降の処理は実施の形態1で説明したステップ番号S213〜S217の処理と同一であり、説明は省略する。
【0031】
実施の形態2によれば、ビル内サーバは、管理センタから顧客データを取得しておくことにより、受信したユーザ情報が顧客データに登録されているユーザ情報かを識別することができる。携帯端末は一度アプリケーションソフトを取得してしまえば、管理センタとの間で認証確認要求に関連する処理を行わずに、ビル内サーバとの間でユーザ情報に基づいた画像表示要求に関連する処理を赤外線通信により行うことができ、通信費の節約が図れる。
【0032】
実施の形態1または2では、エレベータの乗場またはかご内の表示器3に画像データを表示する場合について説明したが、次の方法で携帯端末1上にも画像表示を行うことができる。図1または図2のステップ番号S209のデータ設定において、所望の画像を取得するための画像撮像部を指定する撮像部指定データとともに、表示器のデータとして携帯端末を指定した表示器指定データの設定を行う。そしてステップ番号S210において、この撮像部指定データ及び表示器指定データを含む画像表示要求を赤外線通信でビル内サーバ6に送信する。
【0033】
ビル内サーバ6は取得した画像表示要求に基づいて、撮像部指定データに対応する画像撮像部から取得した画像データを、エレベータのかご内または各乗場に設けられた赤外線通信ポートを介して表示器指定データに対応する携帯端末1に送信する。これにより、ユーザは表示器3以外に携帯端末1上でも画像確認が行えることとなる。
【0034】
携帯端末上にも画像表示を行うことにより、例えばエレベータを利用するユーザに共通なかご内の画像は表示器3に表示し、ユーザ毎で異なる降車階の画像は携帯端末1上に表示することができる。このように、画像表示要求に基づいて表示内容と表示場所を切り換えることが可能となり、複数ユーザの要求を満たす画像表示を実現できる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ユーザは携帯端末を利用して、エレベータ乗場からエレベータかご内の様子及び降車階の乗場の様子を容易に確認できるとともに、エレベータかご内からも降車階の乗場の様子を容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータ画像認識システムの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るかご内及び降車階の乗場の画像確認方法における通信手順の流れを示した図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るかご内及び降車階の乗場の画像確認方法における通信手順の流れを示した図である。
【符号の説明】
1 携帯端末、2 赤外線通信ポート、3 表示器、4 画像撮像部、5 かご、6 ビル内サーバ、7 ネットワーク、8 管理センタ、9 無線通信基地局、10 ネットワーク、81 顧客データベース。
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータのかご内または各乗場の犯罪を未然に防ぐことのできるエレベータ画像認識システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベータ画像認識システムにおいては、乗りかご内にビデオカメラを設け、各階床にテレビモニタを設けるとともに、各階床に設けた表示釦により、テレビモニタの内の該当するものを指示し、指示されたテレビモニタにビデオカメラの映像を表示させ、乗りかご内及び各乗場の犯罪を未然に防ぐことのできる装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−169054号公報(第1頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術には次のような問題点がある。従来技術では、エレベータ乗場で乗りかごを待っている間に、乗りかご内に不審者がいるかどうかを事前に確認できるが、降車階の乗場に不審者がいるかどうかまでは事前に確認できない。また、ビデオカメラの映像を見るためには乗場で専用に設けられた表示釦を押す必要があり、操作性にも問題があった。
【0005】
本発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、エレベータ乗場からエレベータかご内の様子及び降車階の乗場の様子を容易に確認できるとともに、エレベータかご内からも降車階の乗場の様子を容易に確認できるエレベータ画像認識システムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るエレベータ画像認識システムは、エレベータのかご内及び各乗場にそれぞれ設置された画像撮像部と、エレベータのかご内及び各乗場にそれぞれ設置され、前記画像撮像部で撮像された画像を表示する表示器と、前記画像撮像部を指定する撮像部指定データ及び前記表示器を指定する表示器指定データを含む画像表示要求を赤外線通信で送信する携帯端末と、前記画像撮像部及び前記表示器が接続され、エレベータのかご内及び各乗場に設けられた赤外線通信ポートを介して入力される前記携帯端末からの画像表示要求に基づいて、前記撮像部指定データに対応する画像撮像部から取得した画像データを、前記表示器指定データに対応する表示器に送信するビル内サーバとを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態を添付図に基づいて説明する。図1は本発明のエレベータ画像認識システムの構成図である。エレベータを利用するユーザは、かご5内及び降車階の乗場の画像確認を行うために必要なアプリケーションソフトを携帯端末1上で起動する。つぎに、かご内と降車階の画像を乗車階の表示器3に表示させるために、撮像部指定データとしてかご内及び降車階のデータを設定し、表示器指定データとして乗車階のデータを設定する。設定された撮像部指定データ及び表示器指定データは、事前に取得した認証確認データとともに画像表示要求として赤外線信号により送信される。
【0008】
一方、ビル内サーバ6は、エレベータのかご5内または各乗場の画像を撮像するためにかご5内及び各乗場にそれぞれ設置された画像撮像部4と、画像撮像部からの画像を表示するためにかご5内及び各乗場にそれぞれ設置された表示器3とが接続されており、所望の画像撮像部4からの画像データを所望の表示器3に表示させる制御機能を有している。複数の画像データを1台の表示器に表示させることも可能である。
【0009】
ビル内サーバ6は、携帯端末1からの赤外線信号を、エレベータ乗場またはかご5内に設けられた赤外線通信ポート2を介して取得する。ビル内サーバ6は、取得した画像表示要求に基づいて、認証確認を行った後に、撮像部指定データに対応するかご5内及び降車階にそれぞれ設置された画像撮像部4により取り込まれた画像データを、表示器指定データに対応する乗車階に設置された表示器3に送信する。図1では、赤外線通信ポート2が表示器3に備え付けられている場合を示しているが、独立して赤外線通信ポートを設置することも可能である。
【0010】
管理センタ8は、ユーザ登録申請された携帯端末を識別するためのユーザ情報を顧客データとして管理する顧客データベース81を有している。なお、図1におけるネットワーク7は、ビル内サーバ6と管理センタ8との通信手段であり、通信内容については図3を用いて後述する。また、図1における無線通信基地局9及びネットワーク10は、携帯端末1と管理センタ8との無線通信手段であり、通信内容については図2、図3を用いて後述する。
【0011】
次に、図2を用いてかご5内及び降車階の乗場の画像確認を行うための手順の詳細を以下に説明する。図2は本発明の実施の形態1に係るかご内及び降車階の乗場の画像確認方法における通信手順の流れを示した図である。
【0012】
かご5内及び降車階の乗場の画像確認を行いたいユーザは、あらかじめ管理センタ8にユーザ登録申請を行う。ユーザ登録申請には、かご5内及び降車階の乗場の画像確認を行う際に用いるユーザの携帯端末1の情報が含まれている。ユーザ登録申請を受けた管理センタ8は、一定の審査を経た後、顧客データベース81内にある顧客データを更新することにより、一連のユーザ登録処理を行う(S201)。さらに、ユーザ登録処理によりユーザ登録申請された携帯端末を識別するために割り付けられたユーザ情報をユーザに対して知らせるために、ユーザ登録通知を行う(S202)。ユーザ登録通知は、図1におけるネットワーク10及び無線通信基地局9を介して携帯端末1に無線通信にて告知することができる。
【0013】
ユーザ登録通知を受けたユーザは、携帯端末1から管理センタ8に対してかご5内及び降車階の乗場の画像確認を行うのに必要なアプリケーションソフトを要求し(S203)、管理センタ8は要求に基づいてアプリケーションソフトを携帯端末1に送信する(S204)。S203及びS204は、図1におけるネットワーク10及び無線通信基地局9を介して無線通信にて行うことができる。ユーザは、受信したアプリケーションソフトを携帯端末1上で起動する(S205)。
【0014】
次に携帯端末1は、後の画像表示要求時に必要な認証確認データを取得するために、管理センタ8に対して、無線通信により認証確認要求を送信する(S206)。認証確認要求には携帯端末を識別するためのユーザ情報が含まれている。管理センタ8は、取得したユーザ情報と顧客データベース81内の顧客データに登録されているユーザ情報とを比較することにより、認証確認処理を行う(S207)。
【0015】
認証確認処理により、登録済みのユーザからの認証確認要求であることが分かれば、管理センタ8はユーザ登録されているユーザであることを識別するために与えられる特定の認証確認データを携帯端末1へ無線通信により送信する(S208)。認証確認データはあらかじめ定められたルールにより与えられ、一例としては、ある決められた解読キーにより認証確認データを解読することにより、認証確認データが正しいかを判断できるような暗号解読手法が適用できる。このような方法をとれば、ビル管理センタ6はあらかじめ解読キーを取得しておくことにより、認証確認データが正しいかを判断できることとなる。
【0016】
携帯端末1は、認証確認データの取得が完了すると、次に所望の画像を取得するための画像撮像部を指定する撮像部指定データと、取得された所望の画像を表示するための表示器を指定する表示器指定データを設定する(S209)。携帯端末1は、撮像部指定データと表示器指定データの設定が完了すると、ビル内サーバ6に対して赤外線通信により画像表示要求を送信する(S210)。画像表示要求には撮像部指定データと表示器指定データとともに先に取得した認証確認データが含まれている。なお、以下の説明において、携帯端末1とビル内サーバ6との通信は全て赤外線通信ポート2を介した赤外線通信によって行われる。
【0017】
ビル内サーバ6は、取得した画像表示要求から認証確認データを取り出し、解読キーを用いて解読することにより、認証確認データが正しいかを判断する(S211)。認証確認データが正しい場合には、取得した画像表示要求からさらに撮像部指定データと表示器指定データを取り出す。ビル内サーバ6は、取得した撮像部指定データと表示器指定データに基づいて撮像部と表示器を決定する(S212)。例えば撮像部指定データとしてかご5とユーザがこれから行こうとしている降車階のデータが設定されており、表示器指定データとしてユーザが今いる乗車階のデータが設定されているとする。するとビル内サーバ6は、かご5内及び降車階にそれぞれ設置された画像撮像部4により取り込まれた画像データを、乗車階に設置された表示器3に送信することとなる(S213)。
【0018】
乗車階における表示器3は、ビル内サーバ6から受け取った画像データを表示する。かご5内及び降車階の画像データを1画面として表示することにより、ユーザは乗車階においてエレベータに乗車する前に、かご5内及び降車階に不審者がいないかを容易に確認できる。
【0019】
不審者がいないことを確認した後にユーザはエレベータに乗車する(S214)。ビル内サーバ6はエレベータの運行制御を行うエレベータ制御盤(図示せず)とつながれており、エレベータ動作に関連する信号を取得することができる。そこで、乗車階における扉閉信号を受け取ることにより、利用者が乗車階でエレベータに乗ったと判断することができ、乗車確認が行える(S215)。ビル内サーバ6は、乗車確認と連動してS213の画像データ送信を終了することにより、乗車階における画像表示を終了させることができる。
【0020】
さらにビル内サーバ6は、乗車確認と連動して降車階の画像データをかご5内に設置された表示器3に送信することができる(S216)。降車階の画像データをかご内の表示器3に表示することにより、ユーザはかご5内においてエレベータが降車階に到着する前に、降車階に不審者がいないかを容易に確認できる。不審者の存在がかご5内の表示器3に映し出された場合には、手前の階で降車する、あるいはエレベータ内から緊急通報するなどの行動を取ることができる。
【0021】
次に、ビル内サーバ6は、降車階における扉開信号を受け取ることにより、ユーザが目的階に到着したと判断することができ、到着確認が行える(S217)。ビル内サーバ6は、到着確認と連動してS216の画像データ送信を終了することにより、かご5内における画像表示を終了させることができる。
【0022】
実施の形態1によれば、携帯端末から撮像部指定データと表示器指定データを含む画像表示要求を送信することにより、乗場の表示器にかご内の様子及び降車階の乗場の様子を画像で表示でき、ユーザは乗車階においてエレベータに乗車する前に、かご内及び降車階に不審者がいないかを容易に確認できる。さらにエレベータに乗車した際にはかご内の表示器に降車階の乗場の様子を画像で表示でき、ユーザはかご内においてエレベータが降車階に到着する前に、降車階に不審者がいないかを容易に確認できる。
【0023】
さらに実施の形態1によれば、顧客データに基づく認証確認処理を管理センタで行っており、セキュリティ性が高い。すなわち、携帯端末の盗難・紛失等が発生した場合には、ユーザが管理センタにその旨を通報することにより、利用禁止の情報を即座に反映することができる。さらに、あらかじめユーザ登録されたユーザのみが特定の認証確認データを取得できるため、認証確認データをチェックすることによりユーザ登録されていないユーザからの画像表示要求を受け付けないようにすることができ、不正アクセスを防止できる。
【0024】
実施の形態2.
実施の形態1では、携帯端末1と管理センタ8との間で認証確認を行い、その結果として得られた認証確認データに基づいて携帯端末1からビル内サーバ6に画像表示要求を送信する場合の一連の流れを説明した。実施の形態2では、ビル内サーバ6があらかじめ顧客データを管理センタ8から取得しておくことにより、携帯端末1と管理センタ8との間の認証確認をなくし、ユーザ情報に基づいて携帯端末1からビル内サーバ6に画像表示要求を送信する場合の一連の流れを説明する。
【0025】
図3は本発明の実施の形態2に係るかご内及び降車階の乗場の画像確認方法における通信手順の流れを示した図である。図3におけるステップ番号S201〜S205,S209,S212〜S217は図2における同一のステップ番号と同様の処理であり、処理が異なるステップに関してはステップ番号S301〜S303で記述し、以下に詳細を説明する。
【0026】
かご5内及び降車階の乗場の画像確認を行いたいユーザは、あらかじめ管理センタ8にユーザ登録申請を行う。ユーザ登録申請には、かご5内及び降車階の乗場の画像確認を行う際に用いるユーザの携帯端末1の情報が含まれている。ユーザ登録申請を受けた管理センタ8は、一定の審査を経た後、顧客データベース81内にある顧客データを更新することにより、一連のユーザ登録処理を行う(S201)。さらに、ユーザ登録処理によりユーザ登録申請された携帯端末を識別するために割り付けられたユーザ情報をユーザに対して知らせるために、ユーザ登録通知を行う(S202)。ユーザ登録通知は、図1におけるネットワーク10及び無線通信基地局9を介して携帯端末1に無線通信にて告知することができる。
【0027】
また、ビル内サーバ6に対して更新された顧客データを、ネットワーク7を介して送信する(S301)。S301における管理センタ8からビル内サーバ6への顧客データの送信は、定期的に行うこともできるし、管理センタ8で顧客データが更新されたタイミングで行うこともできる。ビル内サーバ6は取得した顧客データに基づいてユーザ情報をチェックすることができる。
【0028】
ユーザ登録通知を受けたユーザは、携帯端末1から管理センタ8に対してかご5内及び降車階の乗場の画像確認を行うのに必要なアプリケーションソフトを要求し(S203)、管理センタ8は要求に基づいてアプリケーションソフトを携帯端末1に送信する(S204)。S203及びS204は、図1におけるネットワーク10及び無線通信基地局9を介して無線通信にて行うことができる。ユーザは、受信したアプリケーションソフトを携帯端末1上で起動する(S205)。
【0029】
次に携帯端末1は、所望の画像を取得するための画像撮像部を指定する撮像部指定データと、取得された所望の画像を表示するための表示器を指定する表示器指定データを設定する(S209)。携帯端末1は、撮像部指定データと表示器指定データの設定が完了すると、ビル内サーバ6に対して赤外線通信により画像表示要求を送信する(S302)。画像表示要求には撮像部指定データと表示器指定データとともにユーザ情報が含まれている。
【0030】
ビル内サーバ6は、画像表示要求からユーザ情報を取り出し、管理センタ8から取得した顧客データ内のユーザ情報と比較し、携帯端末1から取得したユーザ情報が顧客データに登録されているものかを判断する(S303)。ユーザ情報が正しいと判断された場合には、取得した画像表示要求からさらに撮像部指定データと表示器指定データを取り出す。ビル内サーバ6は、取得した撮像部指定データと表示器指定データに基づいて撮像部と表示器を決定する(S212)。以降の処理は実施の形態1で説明したステップ番号S213〜S217の処理と同一であり、説明は省略する。
【0031】
実施の形態2によれば、ビル内サーバは、管理センタから顧客データを取得しておくことにより、受信したユーザ情報が顧客データに登録されているユーザ情報かを識別することができる。携帯端末は一度アプリケーションソフトを取得してしまえば、管理センタとの間で認証確認要求に関連する処理を行わずに、ビル内サーバとの間でユーザ情報に基づいた画像表示要求に関連する処理を赤外線通信により行うことができ、通信費の節約が図れる。
【0032】
実施の形態1または2では、エレベータの乗場またはかご内の表示器3に画像データを表示する場合について説明したが、次の方法で携帯端末1上にも画像表示を行うことができる。図1または図2のステップ番号S209のデータ設定において、所望の画像を取得するための画像撮像部を指定する撮像部指定データとともに、表示器のデータとして携帯端末を指定した表示器指定データの設定を行う。そしてステップ番号S210において、この撮像部指定データ及び表示器指定データを含む画像表示要求を赤外線通信でビル内サーバ6に送信する。
【0033】
ビル内サーバ6は取得した画像表示要求に基づいて、撮像部指定データに対応する画像撮像部から取得した画像データを、エレベータのかご内または各乗場に設けられた赤外線通信ポートを介して表示器指定データに対応する携帯端末1に送信する。これにより、ユーザは表示器3以外に携帯端末1上でも画像確認が行えることとなる。
【0034】
携帯端末上にも画像表示を行うことにより、例えばエレベータを利用するユーザに共通なかご内の画像は表示器3に表示し、ユーザ毎で異なる降車階の画像は携帯端末1上に表示することができる。このように、画像表示要求に基づいて表示内容と表示場所を切り換えることが可能となり、複数ユーザの要求を満たす画像表示を実現できる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ユーザは携帯端末を利用して、エレベータ乗場からエレベータかご内の様子及び降車階の乗場の様子を容易に確認できるとともに、エレベータかご内からも降車階の乗場の様子を容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベータ画像認識システムの構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るかご内及び降車階の乗場の画像確認方法における通信手順の流れを示した図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るかご内及び降車階の乗場の画像確認方法における通信手順の流れを示した図である。
【符号の説明】
1 携帯端末、2 赤外線通信ポート、3 表示器、4 画像撮像部、5 かご、6 ビル内サーバ、7 ネットワーク、8 管理センタ、9 無線通信基地局、10 ネットワーク、81 顧客データベース。
Claims (6)
- エレベータのかご内及び各乗場にそれぞれ設置された画像撮像部と、
エレベータのかご内及び各乗場にそれぞれ設置され、前記画像撮像部で撮像された画像を表示する表示器と、
前記画像撮像部を指定する撮像部指定データ及び前記表示器を指定する表示器指定データを含む画像表示要求を赤外線通信で送信する携帯端末と、
前記画像撮像部及び前記表示器が接続され、エレベータのかご内及び各乗場に設けられた赤外線通信ポートを介して入力される前記携帯端末からの画像表示要求に基づいて、前記撮像部指定データに対応する画像撮像部から取得した画像データを、前記表示器指定データに対応する表示器に送信するビル内サーバと
を備えたことを特徴とするエレベータ画像確認システム。 - 請求項1に記載のエレベータ画像認識システムにおいて、
携帯端末を識別するためのユーザ情報を顧客データとして管理する顧客データベースを有し、ユーザ情報を含む認証確認要求を前記携帯端末から無線通信により受信し、取得したユーザ情報と前記顧客データ内のユーザ情報との比較に基づいて、認証確認データを前記携帯端末へ無線通信により送信する管理センタをさらに備え、
前記携帯端末は、前記管理センタから取得した認証確認データを含む画像表示要求を送信し、
前記ビル内サーバは、認証確認データを解読して前記管理センタが与えた認証確認データであることを判断する機能を有し、取得した画像表示要求に含まれている認証確認データの解読結果に基づいて、前記撮像部指定データに対応する画像撮像部から取得した画像データを、前記表示器指定データに対応する表示器に送信する
ことを特徴とするエレベータ画像認識システム。 - 請求項1に記載のエレベータ画像認識システムにおいて、
携帯端末を識別するためのユーザ情報を顧客データとして管理する顧客データベースを有し、ネットワークを通じて接続されたビル内サーバに対して前記顧客データを送信する管理センタをさらに備え、
前記携帯端末は、前記ビル内サーバに対してユーザ情報を含む画像表示要求を赤外線通信で送信し、
前記ビル内サーバは、ユーザ情報を含む画像表示要求を前記携帯端末から赤外線通信により受信し、取得したユーザ情報と前記管理センタから取得した顧客データ内のユーザ情報との比較に基づいて、前記撮像部指定データに対応する画像撮像部から取得した画像データを、前記表示器指定データに対応する表示器に送信する
ことを特徴とするエレベータ画像認識システム。 - 請求項3に記載のエレベータ画像認識システムにおいて、
前記管理センタは、前記ビル内サーバに対して前記顧客データベース内の顧客データを定期的に送信し、
前記ビル内サーバは、取得した顧客データによって保有している顧客データを更新する
ことを特徴とするエレベータ画像認識システム。 - 請求項3に記載のエレベータ画像認識システムにおいて、
前記管理センタは、前記顧客データベース内の顧客データに変更が生じる毎に前記ビル内サーバに対して更新された顧客データを送信し、
前記ビル内サーバは、取得した顧客データによって保有している顧客データを更新する
ことを特徴とするエレベータ画像認識システム。 - 請求項1に記載のエレベータ画像認識システムにおいて、
前記携帯端末は、表示器指定データとして携帯端末を設定し、
前記ビル内サーバは、前記表示器指定データとして携帯端末が設定されている場合には、エレベータのかご内または各乗場に設けられた赤外線通信ポートを介して前記携帯端末に画像データを送信する
ことにより、携帯端末上に画像を表示することを特徴とするエレベータ画像認識システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003117306A JP2004323139A (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | エレベータ画像認識システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003117306A JP2004323139A (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | エレベータ画像認識システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004323139A true JP2004323139A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33497235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003117306A Pending JP2004323139A (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | エレベータ画像認識システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004323139A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006232412A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターの遠隔制御システム |
JP2007314321A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーター遠隔操作装置 |
JP2010006514A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Toshiba Elevator Co Ltd | 現地エレベータの物件データ確認システム |
JP2013025599A (ja) * | 2011-07-22 | 2013-02-04 | Japan Research Institute Ltd | 情報処理システム、制御装置、端末装置、及びプログラム |
JP2022159567A (ja) * | 2018-04-24 | 2022-10-17 | ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社 | エレベーター |
-
2003
- 2003-04-22 JP JP2003117306A patent/JP2004323139A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006232412A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーターの遠隔制御システム |
JP2007314321A (ja) * | 2006-05-26 | 2007-12-06 | Mitsubishi Electric Corp | エレベーター遠隔操作装置 |
JP2010006514A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Toshiba Elevator Co Ltd | 現地エレベータの物件データ確認システム |
JP2013025599A (ja) * | 2011-07-22 | 2013-02-04 | Japan Research Institute Ltd | 情報処理システム、制御装置、端末装置、及びプログラム |
JP2022159567A (ja) * | 2018-04-24 | 2022-10-17 | ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社 | エレベーター |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110494898B (zh) | 具有无线及面部识别的进入监控系统 | |
WO2013069896A1 (ko) | 도어 록 장치 | |
WO2012030077A2 (ko) | 디지털 도어락과 연동된 출입문 지문저장 시스템 및 그 방법 | |
AU2018389641B2 (en) | Access control system having radio and facial recognition | |
WO2020218320A1 (ja) | 受付案内システム、および受付案内方法 | |
US20210370867A1 (en) | Vehicle control system, server, and vehicle control method | |
JP4933384B2 (ja) | エレベータ警備システム | |
US20150325091A1 (en) | Identification acquisition device for reducing the likelihood of incidence of a lapse in proper discharge of a security procedure | |
JP4755014B2 (ja) | カメラ付きインターフォンシステム | |
JP3743403B2 (ja) | 防犯装置 | |
KR102246925B1 (ko) | 통합 버스 정보 및 질병 관리 시스템과 방법 | |
JP2004323139A (ja) | エレベータ画像認識システム | |
US20230095529A1 (en) | Visit assistance apparatus, visit assistance method, and non-transitory computerreadable medium storing program | |
JP7241497B2 (ja) | 監視システム及び監視方法 | |
JP2007022776A (ja) | エレベータの防犯システム | |
JP2006172286A (ja) | 入退室管理システム | |
KR102220921B1 (ko) | 비가역함수를 이용하여 프라이버시 침해를 방지하는 부정승차 검출시스템 및 방법 | |
JP2001266296A (ja) | 駐車場監視システム | |
JP3795857B2 (ja) | エレベータ運転システム | |
JP2021184128A (ja) | 宿泊施設のチェックインシステム | |
JP7478985B2 (ja) | 集合施設の監視システム、集合施設の監視方法、および集合施設の監視プログラム | |
KR102684340B1 (ko) | 건물 출입 통제 시스템 | |
JP2008063050A (ja) | エレベータのセキュリティシステム | |
JP7482443B2 (ja) | ロック解除システム、及び、ロック解除方法 | |
JP2006252396A (ja) | 入退場管理システム |