JP2008061094A - 自動写真館 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動写真館において、たとえ撮影済みの画像が多数であっても、その撮影済みの多数の画像について、どのような種別の画像があるのかを利用者が一瞥で把握することができ、その中から、利用者が気に入った写真を容易に選択できるようにすること。
【解決手段】画像記録手段に記録した画像を、区分け単位(分類単位)である複数のクラスターに分類する画像分類手段を備え、制御手段は、表示手段によって、各クラスターに属する画像のうちの1つをそれぞれサムネイル画として、全クラスターについてのサムネイル画を一覧表示させる。
【選択図】図23

Description

本発明は、子供を中心とする被写体の画像(被写体画像)を自動的に撮影する自動写真館に関するものである。
最近の子供は6つの財布を持っていると言われる。近年一人っ子が増え、一人っ子同士が結婚して子供が生まれると、両親と祖父母の合計6人が、この一人の子供を金に糸目をつけずに可愛がるという現象を指す言葉である。
こうした社会状況を反映して、国内各地において子供の写真撮影を専業的に行う写真館が増加している。このような写真館においては、母親が小さな子供を連れて来店し、カメラマンに子供の写真を撮影してもらい、撮影した写真はその場で出来上がりを確認することができる。そして、「いい写真」(子供の可愛らしさが見て取れる写真、子供の生き生きした姿が写っている写真など)が撮れていると、祖父母にも送りたいため、同じ写真を何枚も焼き増し注文することになる。このため、写真館ではプリンセス風のドレスなどの着替えも用意して、普段とは違うイメージの写真が撮れるようにもしている。
こうした写真館では、利用者が満足する写真を撮影するために、プロのカメラマンが撮影を行っている。しかし、プロのカメラマンを雇うことによって写真館の運営費用は増大し、その結果、利用者の支払う対価も増大する。
また、プロのカメラマンにとっても小さな子供(概ね6歳以下程度の子供)の「いい写真」を撮影するのは容易ではない。というのは、小さな子供は、カメラマンが視線の向きやポーズを指示しても、指示の意味を理解することができないことがあるし、たとえ意味を理解しても従わず、自分の興味がある方向を向いたり、逆に表情が硬くなったり、静止を求められても走り回っていたりすることが常だからである。
むしろ、母親以外の見知らぬカメラマンが存在することにより、小さな子供がリラックスすることができず、なかなか「いい写真」を撮影することができないというのが現実である。
最近では、前述した運用費用の低減を図るため、および、カメラマン等の他人を排除してリラックスした雰囲気で撮影を行うようにするため、自動写真館システムが提案されている。
自動写真館システムとは、自動撮影スタジオ、写真編集用の設備および印刷装置を備えた写真館であり、利用者は自動撮影スタジオにおいて他人の目を気にすることなく、自分の子供の写真を撮影し、写真編集用の設備を使用して、撮影した写真に装飾用のフレームを付けたり、撮影日付を記入するなどの編集を行うことができる。そして、気に入った写真だけを、その場でさまざまな大きさに印刷し、自宅に持ち帰ることができる。
このような自動写真館システムにおいても、小さな子供を被写体として、記念として持ち帰るに足る写真を撮影するのは容易なことではない。子供は、その時々で注意を引くものに次々と目を向けるので、単にシャッタータイミングで静止させることすら難しく、いい顔、いいポーズを取らせるのは、さらに困難になる。
こうした問題を解決するために、既に本願出願人らにより、自動撮影スタジオのカメラ近傍にモニタを設置し、このモニタにお遊戯の映像を表示して子供の注意をひく、さらに映像内でインストラクタが子供にジャンプしたり寝転んだりするように呼びかけ、この呼びかけのタイミングで撮影するなどの手法が、特願2005−192183において提案されている。
しかしながら、このような手法を採ったとしても、小さな子供が、シャッタータイミングにおいて、撮影画角内に収まった状態で、ぶれなく(すなわちシャッタータイミングにおいて、ほぼ静止した状態を子供が保って)撮影できる確率は高くない。
このため、自動写真館の自動撮影スタジオにおいては、上記のような手法に加えて、一定時間(例えば5秒)毎に連続的に撮影を行い、自動撮影スタジオを1回使用するごとに100枚程度の写真(画像)を撮影するということが行われる。つまり、撮影回数を増やすことで結果的にいい写真の枚数を増加させるわけである。
前述したように、自動撮影スタジオを1回使用するごとに100枚程度の写真(画像)が撮影される。また、自動写真館を訪れた利用者は、自動撮影スタジオを1回使用するにとどまらず、1来館あたり何度も自動撮影スタジオを使用することが多い。
このため、利用者が撮影した写真を確認して、このうちから、編集・印刷して持ち帰るための気に入った写真を選択するためには多大な時間を要する。また、このような数百枚の写真を画面上に一度に表示して比較することはできないから(無理に表示しても画像が小さくなり、内容が確認できない)、例えば数枚ずつ順番に表示して、順次選択するという方法が考えられる。ところがこのような方法を採用すると、一般に確認を始めた段階と確認が進んだ段階では利用者の選択基準が変化し、その結果、必ずしも最適な選択が行われないという問題が発生する。
従って、自動写真館においては、撮影済みの多数の画像について、どのような種別の画像があるのかを利用者が一瞥で把握することができ、その中から、利用者が気に入った写真(画像)を容易に選択できるようにすることが必要である。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、自動写真館において、たとえ撮影済みの画像が多数であっても、その撮影済みの多数の画像について、どのような種別の画像があるのかを利用者が一瞥で把握することができ、その中から、利用者が気に入った写真を容易に選択できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明による自動写真館は、撮影した画像を記録する画像記録手段と、画像記録手段に記録した画像を、区分け単位(分類単位)である複数のクラスターに分類する画像分類手段と、画像記録手段に記録した画像を表示する表示手段と、画像記録手段および画像表示手段および分類手段を制御する制御手段とを備え、
制御手段は、表示手段によって、各クラスターに属する画像のうちの1つをそれぞれサムネイル画として、全クラスターについてのサムネイル画を一覧表示させる。
さらに、上記の全クラスターのサムネイル画の一覧表示状態において、ある1つのクラスターが選択されると、制御手段は、表示手段によって、例えば、選択されたクラスターに属する全ての画像のサムネイル画を一覧表示させて、選択されたクラスターに属する画像から任意のものを、編集対象画像として利用者に選択可能とする。
本発明によれば、自動写真館において、撮影済みの多数の画像について、どのような種別の画像があるのかを利用者が一瞥で把握することができ、その中から、利用者が気に入った画像(写真)を容易に選択することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態(以下、本実施例と記す)に係る自動写真館の店内(館内)構造を示す配置図である。
自動写真館0101には、カウンタ0102、サテライト0106、スタジオ0107の各設備が配置されている。
各設備の詳細な構成・機能等については後述するが、カウンタ0102は、利用者が店内で使用するICカードの発行を行い、また会計を行うための設備である。スタジオ0107は、カメラ、照明、背景等を備えた自動写真撮影スタジオである。撮影対象とする子供の年代等によって、必要とする機材・機能が多少異なるため、ノーマルスタジオ、アクションスタジオ、ベビースタジオの3種に区別している。サテライト0106は、利用者が撮影前の時間を過ごしたり、撮影済みの画像を編集するための設備であり、コンピュータを設置したテーブルと、1つ以上の椅子からなる。
自動写真館0101の店内には、複数の利用者が同時に撮影や画像の編集を行うことを可能とするために、複数のスタジオ0107、および複数のサテライト0106を設置している。
なお、図1には示されていないが、カウンタ0102の近傍には、コンピュータシステムとそれに接続された各種構成要素からなるカウンタシステム0104、プリンタシステム0105、サーバシステム0103が設置されている。同様に、各サテライト0106にはサテライトシステム0110が、各スタジオ0107にはスタジオシステム0111が設置されている。
また、店内には以上の設備のほか、撮影時に使用する貸衣装を収納した衣装棚、衣装を着替えるための部屋、撮影に使用するぬいぐるみ等の小物を収納する棚、トイレ、下駄箱、退屈した子供を遊ばせるためのプレイエリア、機材等を保管するためのバックヤード等、自動写真館の運営に必要なさまざまな設備が存在する。
図2は、本実施例に係る自動写真館のシステム構成全体の概略図である。図2中の各システム内部の詳細な構成については後述するが、サーバシステム0103は、主として自動写真館システム全体で使用する各種のファイルを記録しており、他のシステムからの要求に従ってデータを提供する、いわゆるファイルサーバとして機能する。カウンタシステム0104は、ICカードの発行、印刷状況の確認、会計等の、自動写真館の運営に必要な業務を行う。一方、サテライトシステム0110、スタジオシステム0111は、主として利用者のためのシステムであり、それぞれ、画像(写真)の編集、画像の撮影に使用される。プリンタシステム0105は、プリンタによる画像の印刷を制御するためのシステムである。
各システムは、PC等のコンピュータと、ICカードR/W(リーダー/ライター)、タッチパネル式モニタなどの周辺機器を接続したものであり、通信回線0114によって、相互に通信可能に接続されている。従って、例えば、サーバシステム0103がサテライトシステム0110の稼動状況情報を受け取って、自動写真館システムの稼動状況を管理するためのファイルに記録しておき、これをカウンタシステム0104からの要求に従って送付し、カウンタシステム0104のタッチパネル式モニタに表示するといったことが可能である。
プリンタシステム0105、サテライトシステム0110、スタジオシステム0111は、利用者や画像印刷枚数の多寡に応じて同種のシステムを複数設置すればよい。なお、以降の説明では、サーバシステム0103、カウンタシステム0104、プリンタシステム0105、サテライトシステム0110、スタジオシステム0111の総称として単に「システム」と記載する。また、複数のシステムが全て同じ用途のシステム、例えばプリンタシステム0105である場合に、「同一種類のシステム」というように記載する。
図3は、本実施例に係る自動写真館(以下、「店」と略記する)における、利用者による自動写真館利用の流れを示すフローチャートである。
利用者は入店すると(S0301)、まずカウンタ0102で受付を行い(S0302)、ICカードを受取る。利用者としては親子連れ(特に母親とその子供からなる利用者グループ)が中心になると想定され、1利用者グループに対して1枚のICカードが渡される。ICカードには、利用者または利用者グループ(以下、利用者グループの場合であっても、複数人であることを特に明示する必要のない場合には単に「利用者」と記載する)を識別するための固有のコードが記録されている。
次に、利用者は、空いているサテライト0106に移動して腰を下ろし、撮影に使用したいスタジオ0107が空くのを待つ(S0303)。このとき、初めての来店で店の利用方法が良く分からないような場合には、サテライトシステム0110を使用して利用方法の説明を見ることもできる。
目当てのスタジオ0107を使用していた利用者が退出すると、スタジオ0107の入口付近に設置された、スタジオが使用中であることを示すランプが消灯する。利用者は、消灯によってスタジオ0107が使用可能になったことを確認し、スタジオ0107に移動し、スタジオシステム0111を使用して撮影を行う(S0304)。
撮影終了後、引き続き別のスタジオ0107で撮影したい場合には、そのスタジオ0107が使用可能であることを確認後に移動して、再び撮影を行い、目当てのスタジオが使用中の場合には、サテライト0106に引き返す(S0305でYESの場合)。また、一旦撮影済み写真を表示して確認したい場合にも、サテライト0106に引き返す(S0305でNOの場合)。このとき、必ずしも来店後に腰を下ろしたサテライト0106に戻る必要はなく、この時点で空いているサテライト0106に向かえばよい。
サテライト0106では、サテライトシステム0110を使用して、撮影した画像の確認、選択を行うことができる(S0306)。そして、気に入った画像を選択した場合であっても、さらに撮影したい場合(S0307でYESの場合)には、再びスタジオ0107で撮影を行うことができる。
追加撮影の必要がない場合(S0307でNOの場合)には、利用者はサテライトシステム0110を使用して選択済み画像の編集を行い、次に、最終的に印刷したい写真を選択して印刷指示する(S0308)。
そして、印刷指示が終了した後は、カウンタ0102に立ち寄って、ICカードを返却し、会計を済ませ、出力した写真を受取り(S0309)、退店する(S0310)。
以降は、まず、図1、図2に示した各設備および各システムの詳細な構成等を説明し、続いて、図3のフローチャート中の各処理(受付、撮影、編集等)について各システムの動作を説明する。
図4は、カウンタ0102の一部を斜め上方から見た図である。また、図5、図6、図7は、それぞれ、サーバシステム0103、カウンタシステム0104、プリンタシステム0105のブロック図である。
図4に示すように、カウンタのテーブル内部には、カウンタシステム0104のPC本体0600、およびプリンタシステム0105のPC本体0700が納められている。カウンタテーブルの上には、従業員が受付などの処理を行うためのタッチ式モニタ0603、追加プリントなどの処理を行うためのタッチ式モニタ0703、写真を印刷・出力するプリンタ0710aが置かれている。また、図4には示していないが、カウンタシステム0104のICカードR/W0606a、0606b、プリンタシステム0105のICカードR/W0706も、カウンタテーブルの上部に置かれている。
カウンタ0102の内側には、サーバシステム0103のPC本体0500、モニタ0503、および、図4には示していないが、キーボード0504、ICカードR/W0506が設置されている。
なお、各システムのPC本体とその周辺機器、および各システムのPC本体同士は、有線または無線方式により互いに通信可能であれば良いのであって、設置場所は上述の場所に限るものではない。店内の美観等も考慮した上で、通常の運営に便利な位置に設置すればよい。
図5に示すように、サーバシステム0103は、PC本体0500、モニタ(サーバ用モニタ)0503、キーボード0504、ICカードR/W0506を含んで構成されている。
従業員は、キーボード0504を使用して操作を行い、ICカードR/W0506を使用して新たに採用した従業員用のICカード(以下「オペレータカード」と記述する)を作成したり、システム設定を初期作成あるいは変更したり、モニタ0503上に各システムの稼動状況を表示したりすることができる。
PC本体0500は、CPU0501、メモリ0502、画像出力部0505、通信インタフェース0507、磁気ディスク0508を有している。磁気ディスク0508には、店の運営等に必要な情報が記録される。
各情報は、通信インタフェース0507および通信回線0114を経由して、カウンタシステム0104等、他システムとの間で送受信される。
図6は、カウンタシステム0104のブロック図である。カウンタシステム0104は、PC本体0600、タッチ式モニタ(タッチ式のカウンタ用モニタ)0603、ICカードR/W0606a、0606bを含んで構成されている。PC本体0600は、CPU0601、メモリ0602、画像出力部0605、通信インタフェース0607、磁気ディスク0608を有している。
従業員(オペレータ)は、ICカードR/W0806aにオペレータカードを挿入することでカウンタシステム0104の操作が許容され、指をモニタ0603にタッチさせることで実際の操作を行う。例えば、来店した利用者の情報を入力して、ICカードR/W0806bに挿入されたICカードをプレイヤーカードとして作成したり、モニタ0603に各システムの利用状況を表示したりすることができる。
カウンタシステム0104で入力された利用者情報等は、通信インタフェース0607および通信回線0114を経由して、サーバシステム0103等、他システムとの間で送受信される。
図7は、プリンタシステム0105のブロック図である。プリンタシステム0105は、PC本体0700、タッチ式モニタ(タッチ式のプリンタ用モニタ)0703、ICカードR/W0706および1台以上のプリンタ0710a、0710b、0710cを含んで構成されている(以降、プリンタ0710a、0710b、0710cを総称して、プリンタ0710と記載する)。プリンタ0710が複数台接続されている理由は、複数のプリンタ0710を使用して並列的に印刷を行うことで、印刷待ち時間を短縮する目的のほか、市場において一般に流通しているプリンタはA3サイズ程度の大きさまでしか印刷できず、例えばA1版の印刷を行うためには専用の特殊なプリンタが必要であるという事情による。また、PC本体0700は、CPU0701、メモリ0702、画像出力部0705、通信インタフェース0707、磁気ディスク0708、プリンタ制御部0709を有している。
従業員(オペレータ)は、ICカードR/W0706にオペレータカードを挿入することでプリンタシステム0105の操作が許容され、指をモニタ0703にタッチさせることで実際の操作を行う。例えば、印刷時に不具合が発生した場合の再印刷(やり直し印刷)などの操作を行うことができる。なお、本実施例においてはプリンタシステム0105で操作可能なオペレーション(例えば再印刷)は、カウンタシステム0104を使用して同じ操作が可能である。従って、プリンタシステム0105を使用するのは、カウンタシステム0104が会計処理等の最中である場合や、プリンタシステム0105自身のシステム環境を設定・更新する場合などに限られる。
プリンタシステム0105の処理状況等は、通信インタフェース0707および通信回線0114を経由して、サーバシステム0103等、他システムとの間で送受信される。
図8は、サテライト0106を斜め上方から見た図である。また、図9は、サテライトシステム0110のブロック図である。
サテライト0106は、利用者がスタジオ0107の空きを待ったり、撮影済みの画像を編集したりするための設備である。本実施例においては、図8に示すように、円形のテーブルを仕切り板1604によって略4等分に仕切り、仕切られたそれぞれの場所に、1つまたは複数の椅子とサテライトシステム0110を備えている。
本実施例では、テーブル1601の支柱1603の内部に、サテライトシステム0110のPC本体1700が納められており、テーブル1601の上面1602には、タッチ式モニタ1703、タッチペン1704、ICカードR/W1706が取り付けられている。PC本体1700と、タッチ式モニタ1703、タッチペン1704、ICカードR/W1706とは、有線または無線により通信可能に接続されている。
図9に示すように、サテライトシステム0110は、PC本体1700、タッチ式モニタ(サテライト用モニタ)1703、タッチペン1704、ICカードR/W1706を含んで構成されている。PC本体1700は、CPU1701、メモリ1702、画像出力部1705、通信インタフェース1707、磁気ディスク1708を有している。
利用者は、タッチペン1704を使用して操作を行い、タッチ式モニタ1703にスタジオ0107での撮影方法等を表示したり、撮影した画像の編集や印刷指示などの操作を行ったりすることができる。なお、タッチペン1704を使わず、指を使って操作するようにすることもできる。このようにした場合には、タッチペンが不要になるので、システム構築に必要な費用を減少させることができ、また、タッチペンの故障や紛失も発生しないため、店としては大きなメリットがある。しかし、他人の手が触れたモニタ画面に触ることを嫌がる利用者もいるので、この点に注意が必要である。
メモリ1702には、画像編集に使用する線描パターンや太さ、画像合成用に予め用意された各種のスタンプ画像、印刷レイアウトの見本、各種の案内メッセージ(音声及び文情報)などが記憶されている。これらの情報は、サーバシステム0103の磁気ディスク0508内に記録しておき、サテライトシステム0110を起動するときや、磁気ディスク0508の記録内容を更新するときなどに、必要に応じてサテライトシステム0110に転送することができる。
サテライトシステム0110の使用状況等は、通信インタフェース1707および通信回線0114を経由して、サーバシステム0103等、他システムとの間で送受信される。
次に、スタジオ0107の構成と機能について説明する。前述したように、スタジオ0107は、その用途により、ノーマルスタジオ、アクションスタジオ、ベビースタジオの3種に区別されており、設置されている機材の種類等も少しずつ異なっている。
ここで、ノーマルスタジオは、親の指示により立ち位置を変えたり、ポーズを取ったりすることができる、ある程度の年齢以上の子供を対象とした撮影スタジオである。アクションスタジオは、ノーマルスタジオと同程度または多少年長の子供を対象としており、ジャンプ台から飛び降りる等の動きのあるポーズを撮影するためのスタジオである。一方、ベビースタジオは、乳児の撮影を主体とするスタジオであり、子供を寝かせた状態で撮影するための設備が備えられている。
以上のように、各スタジオの用途は若干異なるが、いずれも子供を撮影するためのスタジオという点では用途を同じくしており、撮影用カメラ、照明設備等の撮影スタジオとしての基本的な設備においては異なるところがない。
以下、各スタジオの構成と機能について説明する。
図10は、ノーマルスタジオ0107を斜め上方から見た図である。スタジオ0107は、外からの覗かれることがないように、壁1805a、1805b、1805cによって3方を囲まれており、スタジオへの出入りは出入口1806によって行う。出入口1806近辺の、壁1805cには、使用中ランプ2227が設置されており、撮影中はランプが点灯し、撮影が終了するとランプが消灯するようになっている。従って、利用者はスタジオが空いているかどうかを、使用中ランプ2227の点滅によって外部から知ることができる。
なお、図10においては、壁1805cを透かしたスタジオ内部の様子を描いているが、これは壁1805cが透明壁であることを示しているのではなく、描画上の必要によるものである。壁1805cは透明ガラス等であっても良いが、通常は不透明な壁材とすべきであろう。
ノーマルスタジオ0107の内部には、一方の端部付近に、撮影用カメラ2221等を収納したカメラボックス1802と、被写体である利用者を照射する照明装置2222(正面ストロボ1801a、右ストロボ1801b、左ストロボ1801c、図18では示していない常時点灯する面光源2222a)が設置され、反対側の端部付近には、ホリゾントカーテン1804、背景機構2223が設置されている。カメラボックス1802とホリゾントカーテン1804の間の空間が撮影用空間となり、被写体である利用者(通常は子供)が撮影用空間内に入り、母親の指示に従うなどによってポーズをとり、撮影される。なお、ノーマルスタジオ0107を含め各スタジオには、照明装置2222として、天井に設置される天井ストロボを備える構成であってもよい(図10では符号2222を図示していない。図16を参照)。
撮影用空間の手前には操作卓1803が置かれており、操作卓1803には、利用者(通常は母親)が、後述する撮影モードを決めたり、被写体のポーズを確認したりするためのタッチパネル式操作用モニタ2203が取り付けられている。
また、操作卓1803には、ICカードR/W2206も取り付けられている。利用者がプレイヤーカードをICカードR/W2206に挿入することにより、ノーマルスタジオ0107のスタジオシステム0111が使用可能になり、使用中ランプ2227が点灯する。
カメラボックス1802には、被写体を撮影するための3台の撮影用カメラ2221、2101a、2101bが収納されている。ノーマルスタジオ0107における撮影は、常に上下2台のカメラ(2221と2101a、または2101aと2101b)で同時に行われる。子供の場合、いくら母親が指示しても、撮影に最適な場所に移動し、最適なポーズをとってくれるとは限らない。このため、上下2台のカメラを使用して少しだけアングルを変えて撮影することで、どちらかのカメラによってうまく撮影されている可能性を高めるためである。
カメラボックス1802には、この他、被写体の映像をリアルタイムに撮影するための3台のモニタ用カメラ2220a、2220b、2220cが収納されている。各モニタ用カメラは、3台の撮影用カメラのそれぞれ近傍に設置され、撮影用カメラ2221、2101a、2101bによって撮影されるはずの画像とそれぞれほぼ同一の画像を写している。本実施例においては、撮影用カメラ2221とモニタ用カメラ2220a、撮影用カメラ2101aとモニタ用カメラ2220b、撮影用カメラ2101bとモニタ用カメラ2220cとが、それぞれほぼ同一の画像を撮影するように設置されている(ただし、モニタ用カメラのほうがやや広角である)。
モニタ用カメラ2220a、2220b、2220cが映し出した映像(動画像)は、操作用モニタ2203に3つのウィンドウで表示され、母親はこれを確認することで、子供が撮影画角内に納まっているかどうか確認し、また、子供に前後左右に移動したりポーズを取ったりするようにするように指示することができる。
また、モニタ用カメラ2220a、2220b、2220cが映し出した映像は、カメラボックス1802に収納された2台の確認用モニタ2205a、2205bのいずれか一方にも表示される。目的は、被写体である子供に見せて、その興味を引くためである。
撮影の背景としては、背景機構2223に設定された複数のロールカーテンのうちから気に入ったものを選択して使用することもできるし、ロールカーテンを全て巻き上げた状態で、クロマキー合成しやすい色に着色されたホリゾントカーテン1804を使用することもできる。
図11は、ノーマルスタジオの撮影空間を真上から見た図である。スタジオの床部分には、複数の感圧式センサ2243が設置され、被写体である子供が躓かないようにするために、その上に柔らかなカバーが敷かれている。
感圧式センサ2243は、カメラボックス1802から遠ざかるにつれ数が増加する扇状に設置されている。カメラボックス1802から遠ざかるにつれて撮影画角が広くなるためである。
各感圧式センサ2243は、スタジオシステム0111のスタジオメインPC2200(図16)の感圧式センサ入力処理部2242(図16)に接続されており、被写体の体重による圧力を検知して、当該感圧式センサ2243の位置情報とともに、スタジオメインPC2200に通知する。その結果、スタジオメインPC2200は、被写体が撮影空間内のどの場所にいるかを知ることができる。
感圧式センサ2243の位置情報としては、例えば各感圧式センサに位置の識別番号を付与し、この識別番号、カメラボックス1802と感圧式センサ間の距離情報、カメラボックス1802の正面方向を基準とした感圧式センサの設置場所の角度情報を対にして、スタジオメインPC2200の磁気ディスク2208(図16)に記録しておけばよい。
また、感圧式センサ2243が位置情報を通知するような機能を持たない場合には、各感圧式センサ243に対してスタジオシステム0111の信号受信部をそれぞれ別に割り付けることで、同じ効果を得ることが可能である。
図12は、アクションスタジオ0107を斜め上方から見た図である。ノーマルスタジオとの主要な相違は、カメラボックス1802に、撮影用カメラ2101a、2101bが2台しか収納されておらず、もう1台の撮影用カメラ2221は天井付近に設置されていることである。
アクションスタジオ0107においては、子供がジャンプ台1901から飛び降りる瞬間や、見上げたポーズなどを撮影するため、天井付近にカメラを備えているのである。従って、撮影用カメラ2221に対応するモニタ用カメラ2220a、確認用モニタ2205aも天井付近に設置されている。
ジャンプ台1901の上部には、感圧式センサ2243aが設置されており、柔らかなカバー等によって覆われている。感圧式センサ2243aは、被写体である子供が上に乗ったとき、およびジャンプした時にその圧力を検知し、圧力値をスタジオシステム0111のスタジオメインPC2200に通知する。スタジオメインPC2200は、通知された圧力値を予め設定した閾値と比較することにより、子供が立っただけの状態なのか、ジャンプしたのかを判定することができる。
図13は、ベビースタジオ0107を斜視して見た図である。アクションスタジオとの主要な相違は、ジャンプ台1901がなく、撮影用ベッド2001が設置されていることである。
すなわち、ベビースタジオ0107においては、乳児を撮影用ベッド2001に寝かせた状態を中心に撮影を行う。このため、操作卓1803も、母親が乳児の安全を確保できるように、撮影用ベッド2001にそばに置かれている。
また、ベビースタジオ0107には、撮影用カメラが2台しか設置されていない。想定被写体である乳児は動きが乏しいため、見上げたポーズを撮影するカメラ2221と横向きのポーズを撮影するカメラ2101aの2台で撮影可能だからである。
図14は、各スタジオに設置される撮影用カメラ2221の近傍の拡大表示図である。なお、他の撮影用カメラ2101aおよび2101bの近傍についても、同じ構造である。
撮影用カメラ2221の左右には、微小なLEDランプ2241が複数個直線状に設置されており、全体として視線指示ランプ2240aを形成している。撮影用カメラ2221が撮影を行う場合、撮影に先立って、撮影用カメラ2221の左右において最も離れた位置に設置されたLEDランプ2241が発光し、一定時間(例えば0.1秒)後、隣接した、撮影用カメラ2221により近いLEDランプ2241が発光するとともに先ほど発光していたLEDランプ2241は消灯する。この動作が次々に行われる結果、人間の目には、左右のLEDランプ2241の光が徐々に撮影用カメラ2221に近づくように見える。そして、撮影用カメラ2221に最も近い左右のLEDランプ2241が発光した一定時間後(例えば0.1秒後)に、撮影が行われる。
このようにすることで、被写体の視線が自然に撮影用カメラ2221に集まるので、カメラ目線の写真を撮影することができる。
以上説明したように本実施例においては、ノーマルスタジオ、アクションスタジオ、ベビースタジオの3種のスタジオが存在するが、大きな相違は、機器等の設置場所や撮影補助設備の設置状況であり、コンピュータシステムの構成としてはほぼ同一である。
以下、ノーマルスタジオを例にとって、スタジオシステム0111の構成と機能について説明する。
図15は、スタジオシステム0111の簡略化したブロック構成図である。スタジオシステム0111のコンピュータシステムは、スタジオメインPC2200と2台のスタジオサブPC2100a、2100bからなる、1つのLANセグメントによって構成される。
スタジオメインPC2200には、3台のモニタ用カメラ2220a、2220b、2220cと、撮影用カメラ2221と、操作用モニタ2203と、2台の確認用モニタ2205a、2205bとが接続されている。
また、スタジオサブPC2100a、2100bには、それぞれ1台の撮影用カメラ2101a、2101bが接続されている。
スタジオメインPC2200は、撮影タイミングを検出すると、撮影用カメラ2221を使用して撮影を行うとともに、必要に応じてスタジオサブPC2100a、2100bのいずれか、あるいは両方に通信回線を経由して、撮影時刻等を指定したコマンドを送出する。スタジオサブPC2100a、2100bは、スタジオメインPC2200からコマンドを受信すると、撮影用カメラ2101a、2101bを使用して撮影を行う。
撮影した画像は、撮影を行ったスタジオメインPC2200または各スタジオサブPC2100a、2100bの磁気ディスク等に一時的に記録され、サーバシステム0103に転送される。
以上のように、スタジオシステム0111の主要な機能はスタジオメインPC2200が制御しており、スタジオサブPC2100a、2100bは、いわばリモートカメラ制御装置として機能するに過ぎない。このような構成をとる理由は、下記のとおりである。
すなわち、本実施例においては一度に撮影する枚数が100枚程度であり、またA1サイズ等の印刷に耐えるために高精細な画像で記録する必要があり、撮影画像の記録サイズが大きくなる。また、撮影した画像にはクロマキー合成を行うことが多いため、撮影後いずれかの時点で、被写体部分の画像(本願でいう被写体部分の画像とは、被写体のみを背景から分離・抽出した画像を指す)と、背景画像とを分離する処理が必要になる。この処理は、画像サイズが大きいためにPCに高度な性能を要求し、もしサテライトシステム0110で行うなら、各サテライトシステム0110の性能を、その他にサテライトシステム0110で行われる処理に比べて不釣合いに高くしなければならない。一方、サーバシステム0103で行うとすると、サーバシステム0103に負荷が集中することになる。そのため、スタジオシステム0111のPC2200、2100a、2100bがそれぞれ行うことが望ましく、負荷を分散させるために、3台の撮影用カメラをそれぞれ別のPCで制御し、撮影した画像は各PCで処理することにしたものである。
従って、PCの性能やコストパフォーマンス等の問題が解決できるなら、本実施例のように3台のPCによるシステムとする必要はなく、1台のスタジオメインPC2200が全ての撮影機材を制御するようにしても良い。
次に、スタジオシステム0111の主要な構成要素であるスタジオメインPC2200およびそれに接続される各構成要素の構成(図15の撮影用カメラ2101a、2101bおよびスタジオサブPC2100a、2100bを除いたスタジオシステム0111の構成)を説明する。
図16は、スタジオメインPC2200およびそれに接続される各構成要素の構成を示すブロック図である。スタジオシステム0111のスタジオメインPC2200には、前述したような各構成要素等が接続されている。スタジオメインPC2200は、メモリ2202に格納されたプログラムによってスタジオメインPC2200全体を制御するCPU2201と、撮影用カメラ2221に撮影指示を与え、また撮影された画像を入力する撮影用カメラ制御部2232と、確認用モニタ2205a、2205bに被写体の動画像等を表示させるための確認用モニタ画像出力部2235a、2235bと、スピーカ2224に各種の案内メッセージの音声信号を出力する音声出力部2237と、各種の案内メッセージ(音声及び文字情報)などが記憶されているパターンメモリ2238と、各種操作時間等を計測するためのタイマ2225と、背景機構2223を制御する背景機構制御部2236と、使用中ランプ2227を制御する使用中ランプ制御部2224等を含んでいる。
また、3台の撮影用カメラ2221、2101a、2101bのそれぞれの左右に配置される3組の視線指示ランプ2240a、2240b、2240cを制御する、視線指示ランプ制御部2239を含んでいる。
スタジオシステム0111で撮影された画像情報等は、通信インタフェース2207および通信回線0114を経由して、サーバシステム0103等、他システムとの間で送受信される。
なお、スタジオシステム0111で撮影を行う場合、確認用モニタ2205にインストラクタの見本映像を表示し、「ジャンプしよう」、「立ち上がろう」等の音声指示を適時行うことで、被写体が適切なポーズをとるように促すが、被写体が小さな子供であるため、必ずしも指示通りにできるわけではない。このため、可能な限り撮影の頻度を上げて連続撮影することにより、その中にできばえの良い写真を撮る可能性を高める。
すなわち、CPU2201は撮影処理が始まり、上述した見本映像においてポーズの指示が始まると、子供がこの指示を聞いて実施するまでの予測時間経過後(例えば10秒後)に撮影を行い、撮影終了後、ストロボ1801a、1801b、1801cが充電されるまで待ち、充電されると再び撮影を行う。これを次のポーズ指示が始まるまで繰り返す。そして、このような連続撮影を撮影終了まで行う。
この結果、スタジオシステム0111を使用するたびに、100枚程度の写真が撮影され、サーバシステム0103に送付されて、記録されることになる。
次に、サテライトシステム0110の動作を説明する。
図17は、サテライトシステム0110において行われる処理の概要を示すフローチャートである。
サテライトシステム0110のCPU1701は、起動されると、モニタ1703にプレイヤーカードの挿入を促す画面を表示し(S3201)、ICカードR/W1706にプレイヤーカードが挿入されるまで待つ(S3202)。
ICカードR/W1706にプレイヤーカードが挿入されると、サーバシステム0103の磁気ディスク0508に記録される利用者の利用履歴情報を参照し、利用者が当日に未だ撮影済みでない場合には、店内案内処理へと進み、利用者が当日に撮影済みである場合には、編集処理へと進む(S3203)。
店内案内処理においては、CPU1701は、まず店内の案内画像を静止画、動画等によって一定時間表示する(S3304)。具体的な画面は図示しないが、画面には常に「スキップ」ボタンが表示されており、案内を必要としない利用者は、スキップボタンをタッチペン1704でタッチすることにより、案内画像をスキップさせることができる。
案内画像が一定時間表示されるか、利用者がスキップボタンをタッチすると、CPU1701は、説明選択画面を表示する(S3205)。
図18に説明選択画面の表示例を示す。説明選択画面には、「スタジオの説明」、「プリントの種類」、「料金メニュー」、「写真サンプルを見る」、「写真加工の説明」、「説明終了」等の表記がなされた複数のボタンが表示される。
ここでCPU1701は、利用者が「説明終了」以外のボタンをタッチすると、詳細な説明画面を表示する(S3206、S3207)。
図19に、詳細な説明画面の1つであるスタジオ説明画面の表示例を示す。スタジオ説明図面は、図18の説明選択画面で利用者が「スタジオの説明」をタッチした場合に表示される画面であり、画面上には、スタジオの種類や各スタジオにおいて可能な撮影コースについての説明、および「戻る」ボタンが表示される。
利用者はこの画面に表示された説明により、この店にはノーマル、アクション、ベビーの3種類のスタジオがあり、ノーマルスタジオにおいてはダンス、ゲーム、ポーズ、フリーの4つの撮影コースが選択可能である等の情報を得ることができるので、どのスタジオを使用して撮影するかを検討することができる。また、例えば、「ダンスコース」と表示された部分をタッチすると、実際にダンスコースで撮影している状況を写した映像がポップアップで表示されるなど、さらに詳細な情報を見ることも可能である。
本画面は利用者が「戻る」ボタンをタッチするまで表示され、利用者が「戻る」ボタンをタッチすると、CPU1701は、再び説明選択画面を表示する(S3205)。
なお、説明選択画面において「プリントの種類」、「料金メニュー」等の他のボタンがタッチされた場合の表示画面については、表示される説明内容が異なるだけで基本的な処理は同一であるので、表示例は省略する。
説明選択画面で「説明終了」ボタンがタッチされると、CPU1701は、モニタ1703に、プレイヤーカードの抜き取りを促す画面を表示する(S3212)。プレイヤーカードが抜き取られると、モニタ1703には、再びプレイヤーカードの挿入を要求する画面が表示される(S3201)。
編集処理においては、CPU1701は、まずサーバシステム0103から撮影済み、かつ、未だ撮影画像閲覧・選択を行っていない画像(以下「未選択画像」と記載する)を取得し、次に、この中から編集対象とする画像を利用者に選択させる(S3208)。以下、この処理の詳細を説明する。
なお、編集処理においては画像を表示するだけであり、印刷はプリンタシステム0105において行うので、印刷に使用するほどの高解像度の画像を必要としない。そこで、サーバシステム0103から未選択画像を取得する際、サーバシステム0103にて画像を低解像度に変換し、これを受け取っても良い。この場合、後述する画像編集処理終了後には、編集後の画像をサーバシステム0103に送付するのではなく、編集処理にて合成指示された画像やタッチペンを使用して行われた文字記入等の操作内容をサーバシステム0103に送付し、サーバシステム0103またはプリンタシステム0105において、高解像度画像に対して改めて編集処理を施す必要がある。
CPU1701は未選択画像を取得すると、各画像から背景部を取り去り、被写体部分のマスク画像を作成する。例えば、図21の画像3601に対しては、画像3602のようなマスク画像が作成される。なお、このようなマスク画像の作成方法は、クロマキー合成を行う場合に広く行われている技術であるので、詳細説明は省略する。
次に、CPU1701は、マスク画像に基づいて、撮影失敗したと思われる画像を選択する。撮影失敗を判断するにあたっては、例えば、次のような基準によればよい。
(1)被写体の大きさが極端に小さい場合
具体的には、マスク画像部分が画像全体に対して所定割合以下である場合(例:図22の画像3701)。
(2)被写体の大部分が切れている場合
具体的には、マスク画像が画像の上下左右のいずれかの端に及んでおり、上下左右の端に及んだ部分の上下左右の幅に対する割合が所定割合以上である場合(例:図22の画像3702)。
(3)被写体の大きさが極端に大きい場合
具体的には、マスク画像が画像の上下左右の全ての端に及んでいる場合(例:図22の画像3703)。
なお、以上の基準は1例に過ぎず、撮影に応じて基準を変えてもいい。例えば、「ジャンプしよう」、「立ち上がろう」等の指示に続いて行われた撮影画像については、被写体の頭部は画像の上部にあり、「横になろう」等の指示に続いて行われた撮影画像については、被写体の頭部は画像の左右いずれかにあるはずである。従って、このような撮影指示や、撮影時にモニタに表示される見本画像等によって、撮影画像の左右上下のいずれに被写体の頭部が存在すべきかを推定することができる。
そこで、撮影した画像に被写体頭部の推定位置をサーバシステム0103に送付して記録しておき、撮影画像閲覧・選択処理においては、画像と前記推定位置を取得して、推定位置から最も間近の画像の端までマスク画像が及んでいる場合には、肝心の頭部が切れている失敗写真であると判定することができる。
また、マスク画像を使用するのではなく、撮影画像のうち、例えば、連続した肌色の部分が所定の面積以上に連続している部分を顔と判定し、顔の面積が所定値未満であれば、顔切れ写真あるいは後ろ向き写真等の失敗撮影画像とみなしても良い。この際、より具体的には、肌色のRGB値(またはCMYK(Cyan、Magenta、Yellow、blacK)値その他の色を特定できる値)の範囲を定めておき、撮影画像から、このRGB値範囲内でかつ連続するピクセルを抽出することによって実現することができる。
CPU1701は、次に、モニタ1703に撮影失敗画像の一覧を表示する。CPU1701の行った撮影失敗の判定は必ずしも正しいとは限らず、また、場合によっては撮影失敗画像を編集・印刷したいという要望もありうるので、撮影失敗画像を編集対象とできるようにするためである。
ただし、失敗画像と判定する基準が充分に高い場合には、一覧表示しても、その中には利用者が欲する画像はなく、時間の無駄である可能性も高い。従って、本処理は行わないか、または、撮影失敗画像の一覧表示の要否を利用者に選択させても良い。さらに、撮影失敗画像の一覧表示を無条件に行わない場合には、サテライトにおいて失敗画像の判定を行うのではなく、撮影時に判定を行い、失敗画像は記録しないようにしても良い。このようにすることで、不要な画像の記録、転送等を行わずにすむので、システム全体の性能が向上する。
図20に撮影失敗画像一覧画面の表示例を示す。撮影失敗画像一覧画面には、失敗画像情報3501、および「終了」ボタン3502が表示される。
撮影画像情報3501には、全ての撮影失敗画像がサムネイル画により一覧表示される。1画面に表示しきれない場合には、左右へのスクロール表示を指示するためのボタン画像も表示される。
ここで、サムネイル画を表示するためにはサーバシステム0103から画像情報を転送し、マスク処理を行う等の理由で一定の処理時間を必要とする。この間、利用者がいらいらすることがないようにするため、画像転送中にはサムネイル表示欄上に「転送中」等の表示を行い、転送処理が何枚目まで終了しているか一目で分かるようにしている。また、画像情報をサーバシステム0103からではなく、スタジオシステム0111から取得するようにすることも可能である。このようにした場合には、スタジオシステム0111からサーバシステム0103に画像情報が送られ、さらにそれがサテライトシステム0110に送られるというたらい回し的な処理を回避することができるので、転送待ち時間は短縮できるが、システムの処理は複雑になる。
まず、利用者が撮影画像情報3501に表示されているサムネイル画をタッチすると、図示していないが、タッチしたサムネイル画上に「選択済」等の文字が、画像に重ね合わせて表示される。また、選択されたサムネイル画をタッチすると、「選択済」等の文字表示を取りやめる。これによって、利用者は自分が選択した画像がどれなのかを知ることができる。
撮影失敗画像一覧画面は、利用者が「終了」ボタンをタッチするまで表示される。CPU1701は、利用者が「終了」ボタンをタッチした場合には、モニタ1703に撮影画像閲覧・選択画面を表示する。
図23に撮影画像閲覧・選択画面の表示例を示す。撮影画像閲覧・選択画面には、撮影画像情報3801、選択画像情報3802、および「再撮影」、「終了」などのボタン3803が表示される。
撮影画像情報3801には、上述した撮影失敗画像一覧画面で選択されなかった画像を除いた、当日撮影した全ての画像(以下、「撮影成功画像」と記載する)がサムネイル表示可能とされる。具体的には、次のように表示する。
CPU1701は、まず、撮影成功画像につき、それぞれの画像の類似度を計算する。画像の類似度計算については、様々な手法が知られており、いわゆるフリーソフト等も多数存在しているので、詳細な説明は省略するが、例えば、次のように行うことができる。
(1)2つの画像をそのまま重ね合わせて、被写体のマスク画像同士を比較し、マスク部分の和領域の面積に対して、当該画像のマスク部分の面積の割合を類似度とする。
(2)マスク画像ではなくて、撮影画像そのものによって類似度を計算する。具体的には、例えば、位相限定相関法により類似度を算出する(2つの画像それぞれの2次元離散フーリエ変換を振幅成分で正規化した上で積をとった合成位相スペクトルを求め、この合成位相スペクトルの2次元逆離散フーリエ変換で定義される位相限定相関関数のピークの高さで類似度を算出する)。
(3)マスク画像を使用して類似度を算定する場合、マスクされた被写体部分の重心を求め、各画像の重心を重ね合わせて類似度を算出する。この際、画像を重心を中心に回転させ、類似度が最大となる傾きでの類似度を求める(例:図24の画像3704)。
類似度を計算した結果、図25に示すような類似度のマトリックスを得ることができる。そこで、CPU1701は、類似度のマトリックスに基づき、撮影成功画像を所定数のクラスター(区分け単位)に分類する。このような類似度のマトリックスから、元データを所定数のクラスターに分類する手法も周知であるので、ここでは説明を省略する。なお、以下では16のクラスターに分類するという例について説明する。
すなわち、撮影スタジオを1回使用するたびに100枚の写真が撮影され、そのうちの70%が撮影失敗画像だとすると、撮影スタジオを1回使用するたびに30枚の撮影成功画像を得ることができる。そして、1回の来店で(すなわち1日に)3回撮影スタジオを利用する場合、当日の撮影成功画像は90枚になり、これを16のクラスターに分類すると、1クラスターあたりの画像枚数は平均で5〜6枚になる。後述するように、最終的には、利用者はクラスター毎に画像を選択するため、5〜6枚という枚数は、写真(画像)を一度に比較して優劣を判断するために適切な枚数であると考えられる。もちろん、1クラスターあたりの画像枚数は、任意の枚数に設定することが可能であるが、写真(画像)の選択を容易にするためには、1クラスターあたりの画像枚数は、最大10枚程度にすべきであろう。
また、当然ながら、クラスター数は16に限る必要はなく、例えば、撮影成功画像の枚数に応じて、1クラスターあたりの枚数が5〜6枚になるようにしても良い。
さらに、画像の類似度以外の方法でクラスター分類しても良い。すなわち、本自動写真館においては、前述したように、撮影時に確認用モニタにインストラクタの見本映像等を表示し、被写体である子供にポーズ指示を行うことを基本とする。従って、子供が指示に従っていれば、例えば寝転がったポーズでの撮影が所定時間連続して行われ、次の立ち上がる指示が実行されるまで若干の時間間隔があって、その後立ち上がったポーズでの撮影が行われるはずである。そこで、撮影画像に対応させて撮影時刻を記録しておき、全ての撮影画像を撮影時刻順に並べ、所定以上の間隔で撮影時刻が異なっている部分がポーズ変更点であると判断して、このポーズ変更点を区切りとしてクラスター分類すればよい。
さらにまた、撮影時にはどのようなポーズ指示によって撮影しているのかを判定することはできるのであるから、より簡便には、撮影時刻ではなくて、撮影指示ポーズを識別するコードを付与して、撮影画像とともに記録しておいても良い。
撮影画像情報3801には、上述したようにクラスター分類した結果画像が表示される。すなわち、16クラスターのそれぞれについて、各クラスターに属する画像のうちの1枚の画像のサムネイル画が、全クラスターについて一覧表示される(各クラスターにつきそれぞれ1枚のサムネイル画が全クラスターにわたって一覧表示される)。サムネイル画を表示する画像は、同一クラスターの画像のうち、例えば、撮影時間が最も早いものを選択すればよい。
利用者が、撮影画像情報3801中のある1つのサムネイル画をタッチペンでタッチすると、CPU1701は、タッチされたサムネイル画が属するクラスターが選択されたと認知して、図26に示すように、ポップアップ画面4001を表示する。ポップアップ画面4001には、タッチされたクラスターに属する全画像のサムネイル画4002(このサムネイル画4002は、撮影画像情報3801のサムネイル画よりも大きめに設定されている)が一覧表示される。利用者が、サムネイル画4002をタッチペンでタッチすると、CPU1701は、当該サムネイル画4002が利用者によって選択されたことを記録し、当該サムネイル画4002の上に「選択済み」等の文字を表示する。また、利用者が「選択済み」等の文字が表示された画像をタッチすると、CPU1701は、当該サムネイル画4002が未選択状態であることを記録し、当該サムネイル画4002の上の「選択済み」等の文字を消去する。このようにすることで、利用者は、表示されたサムネイル画4002のうち選択したものがどれであるかを知ることができる。
利用者が、終了ボタン4003をタッチすると、CPU1701は、ポップアップ画面4001を閉じ、再び、図23のように画面が表示される。ここで、利用者によって選択処理が行われたクラスターについては、サムネイル画上に「選択済みです」等の文字が表示される。これによって、利用者は自分が当該クラスターの画像を選択済みであることを知ることができる。また、ポップアップ画面4001において画像が選択されてはいないが、一旦ポップアップ表示されたクラスターについては、サムネイル画上に「確認済みです」等の文字が表示される。これによって、利用者は自分が当該クラスターの画像を選択はしていないが、確認済みであることを知ることができる。
なお、図23において、各クラスター毎に、画像の枚数、選択済み画像の枚数等を表示しても良い。また、図26のポップアップ画面4001において、利用者が所定時間以上サムネイル画4002をタッチし続けた場合、当該サムネイル画4002の選択のフラグは維持しつつ(選択状態を保ちつつ)、当該サムネイル画4002が拡大表示されるようにし、戻るボタンがタッチされるとポップアップ画面4001に戻るようにしても良い。あるいは、図26のポップアップ画面4001において、利用者が所定時間以上サムネイル画4002をタッチし続けた場合、当該サムネイル画4002の選択状態を解除するとともに、当該サムネイル画4002が拡大表示されるようにし、戻るボタンがタッチされるとポップアップ画面4001に戻るようにしても良い。このようにすることで、選択候補画像の細部まで確認した上で選択することが可能になる。
図23中の選択画像情報3802については、上述したような撮影画像選択処理によって選択された画像のサムネイル画が、一覧表示される。
選択した画像については選択を解除することもできる。具体的には、選択画像情報3802に表示されているサムネイル画をタッチすると、図示していないが、撮影画像閲覧・選択画面の上に選択解除操作用の画面がポップアップ表示される。ポップアップ表示した選択解除操作用の画面には「選択解除?」等の表記を行ったボタンが表示され、利用者が「選択解除?」ボタンをタッチすると、CPU1701は、ポップアップ表示した画像を閉じ、当該画像を未選択状態とし、選択画像情報3802に表示されていた当該画像のサムネイル画を消去する。
なお、撮影成功画像の枚数が少ない場合、例えば撮影成功画像が16枚しかないような場合に、クラスターに分類するのは、いたずらに利用者の操作を複雑にするだけでメリットがない。そこで、撮影成功画像の枚数を判定し、所定枚数以下であれば、クラスターへの分類を行わず、撮影画像情報3801には、各撮影成功画像のサムネイル画を表示するようにして良い。
この場合、サムネイルをクリックした場合には、ポップアップ画面4001を表示せず、当該画像が編集対象画像として選択されたものとして処理を行い、選択済みのサムネイルがクリックされた場合には、選択状態を解除すればよい。また、例えばサムネイルを一定時間以上タッチし続けた場合には、拡大表示されるようにし、戻るボタンがタッチされると元に戻すようにすれば良い。
さらに、クラスターに分類した結果、画像枚数が所定枚数以上のクラスターが発生した場合、撮影画像情報3801において当該クラスターのサムネイル画がクリックされた際に、ポップアップ画面4001上に当該クラスターの各画像のサムネイル画を一覧表示するのではなく、いわゆる「ぱらぱら漫画」のように、ポップアップ画面4001上に、当該クラスターの各画像のサムネイル画(サムネイル画4002と同等の大きさ、または、それ以上の大きさに拡大したサムネイル画)を次々と切り替えて表示するようにしても良い。サムネイル画の切り替えは、最後のサムネイル画の表示後は、再び最初のサムネイル画を表示するように循環的に行うことが望ましい。また、サムネイル画の表示順番は類似度が高いものから順に行っても良いし、ランダムに表示しても良い。さらに1巡ごとに表示順を変えても良い。
この場合、利用者は、ポップアップ画面4001の所定の場所をタッチすることでサムネイル画の切り替え表示を停止し、再度クリックすることで、切り替え表示を再開できるようにする。そして、停止状態において気に入った画像であれば、この画像のサムネイル画をタッチすることで選択できるようにすれば良い。このようにすることで、時間的に連続して画像を観察し、直感的に気に入った写真を選ぶことができる。
なお、以上説明した、各表示・選択方法は、例えばクラスターごとに画像枚数等によって変えても良いし、利用者が選択できるようにしても良い。
撮影画像閲覧・選択画面は、利用者が「再撮影」または「終了」ボタンをタッチするまで表示される。
利用者が、「再撮影」または「終了」ボタンのどちらをタッチした場合でも、CPU1701は、最終的に選択画像情報3802に表示されていた全てのサムネイル画に対応する画像の識別情報を、サーバシステム0103に送付する。送付された画像の識別情報は選択済み画像情報として記録され、利用者が再度、撮影画像閲覧・選択画面を表示する操作を行った場合には、利用者に対応する選択済み画像情報を参照することで、選択画像情報3802中に既に選択された画像のサムネイル画として表示される。
次に、CPU1701は、利用者が「再撮影」または「終了」ボタンのどちらをタッチしたかを判定し、「再撮影」ボタンがタッチされた場合には編集処理を終了し、「終了」ボタンがタッチされた場合には、画像編集処理へと進む(S3209)。
なお、利用者が「再撮影」ボタンをタッチした場合には、利用者は再びスタジオを使用して撮影することになる。
利用者が「終了」ボタンをタッチした場合には、CPU1701は、編集画像選択画面を表示し、画像編集処理を行う(S3210)。
図27に編集画像選択画面の表示例を示す。編集画像選択画面には、選択画像情報4101と「プリント選択に進む」ボタンが表示される。
選択画像情報4101には、前述した撮影画像選択処理で選択された画像のサムネイル画を一覧表示する。なお、表示画像が1画面に表示しきれない場合には、左右にスクロール表示するためのボタンを表示する。
利用者が選択画像情報4101のサムネイル画をタッチすると、CPU1701は、編集画像選択画面の上に編集用画面をポップアップ表示する。
図28に編集用画面の表示例を示す。編集用画面には、拡大表示画像4210、編集ツール選択ボタン4211、編集ツール画像4212、バースデー入力選択ボタン4213、決定ボタン4214、処理ボタン4215等が表示される。編集ツール画像4212の表示内容は、編集ツール選択ボタン4211でタッチしたボタンによって切り替わる。図28に示した表示例では、利用者が「文字」ボタンにタッチした場合の表示内容を示している。
利用者は、編集ツール画像4212等を使用して、拡大表示画像4210にメッセージ(文字)、スタンプ、装飾、背景、誕生日などを書き込むなどの編集処理を行うことができる。
なお、本処理は、印刷対象画像を選択するという意味も持っており、利用者は仮に全く画像編集を行わずに印刷したい場合であっても、一旦編集用画像をポップアップ表示して確認する必要がある。これはサムネイル表示では細部が確認できないため、一度拡大表示して本当に印刷するかどうかを確認する必要があるからである。
利用者が「選択」ボタンをタッチした場合には、CPU1701は、表示された画像が印刷候補として選択されたとみなし、その編集後の画像を一時的に磁気ディスク1708に記録する。一方、利用者が「キャンセル」ボタンをタッチした場合には、CPU1701は編集後の画像情報を破棄する。
なお、画像編集処理は、選択画像情報4101にサムネイル表示されている全ての画像に対して、また、同じ画像に対して何度も行うことが可能であり、利用者は気に入った画像ができるまで画像編集を行うことができる。
編集が終了して、利用者が「プリント選択に進む」ボタンをタッチすると、CPU1701は、印刷対象として選択された画像の編集後画像をサーバシステム0103に転送する。サーバシステム0103は、送付された編集後画像を記録する。
次に、CPU1701は、印刷指示画面を表示し、画像の印刷指示処理を行う(S3211)。
図29に印刷指示画面の表示例を示す。印刷指示画面には、印刷画像情報4301と「印刷開始」ボタンが表示される。
CPU1701は、印刷画像情報4301として、編集画像選択画面において印刷対象として選択した画像のサムネイル画を表示し、サムネイル画表示の下部に印刷サイズごとの印刷枚数入力用エリアを表示する。印刷対象画像が1画面に収まらない場合には、スクロールボタンを使用して左右にスクロール表示することができる。
印刷枚数入力用エリアの初期表示内容は空白(0枚を意味する)であり、利用者が各画像の印刷枚数入力用エリアをタッチすると枚数が1加算される。枚数が9枚になっている場合にタッチすると、0枚に戻り再び空白が表示される。なお、枚数の入力方法はこれに限られるものではなく、例えば、印刷画像情報4301に図示したように、「1枚ずつ」と表記したボタンを表示して、これにタッチすると、当該画像について、すべてのサイズの枚数が1に設定されるようにすることもできる。また、図示してはいないが、画像ごとに枚数加算ボタン、枚数減算ボタン、枚数クリアボタンなどを設けても良い。
利用者が印刷枚数の指定を終了し、「印刷開始」ボタンをタッチすると、CPU1701は、サーバシステム0103に選択画像について指定された印刷サイズごとの印刷枚数を通知し、編集処理を終了する(S3211)。
以上の処理が終了すると、CPU1701は、モニタ1703に、プレイヤーカードの抜き取りを促す画面を表示する(S3212)。プレイヤーカードが抜き取られると、モニタ1703には再びプレイヤーカードの挿入を要求する画面が表示される(S3201)。
なお、上述した撮影画像の選択処理等は、自動写真館のみでなく、例えば写真シール自動販売機において利用可能であることはいうまでもない。
本発明の一実施形態に係る自動写真館の店内構造を示す配置図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のシステム構成図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館における、利用者による写真館利用の流れを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のカウンタを斜め上方から見た説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のサーバシステムのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のカウンタシステムのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のプリンタシステムのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のサテライトを斜め上方から見た説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のサテライトシステムのブロック図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のノーマルスタジオを斜め上方から見た説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のノーマルスタジオの撮影空間を真上から見た要部説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のアクションスタジオを斜め上方から見た説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のベビースタジオを斜視して見た説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のスタジオにおいて用いられる、撮影用カメラの近傍を拡大表示した説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館における、ノーマルスタジオのスタジオシステムの簡略化したブロック構成図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館における、ノーマルスタジオのスタジオメインPCおよびそれに接続される構成要素の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館のサテライト処理の流れを示すフローチャートである 本発明の一実施形態に係る自動写真館の表示画面の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館の表示画面の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館の表示画面の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館における、生成されたマスク画像の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館における、生成されたマスク画像の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館の表示画面の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館における、2つのマスク画像同士の重心合わせの例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館における、画像類似度のマトリックスの例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館の表示画面の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館の表示画面の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館の表示画面の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る自動写真館の表示画面の例を示す説明図である。
符号の説明
0101 自動写真館
0102 カウンタ
0103 サーバシステム
0104 カウンタシステム
0105 プリンタシステム
0106 サテライト
0107 スタジオ
0110 サテライトシステム
0111 スタジオシステム
0114 通信回線
0500 (サーバシステムの)PC本体
0501 (サーバシステムの)CPU
0502 (サーバシステムの)メモリ
0503 (サーバシステムの)モニタ
0504 (サーバシステムの)キーボード
0505 (サーバシステムの)画像出力部
0506 (サーバシステムの)ICカードR/W
0507 (サーバシステムの)通信インタフェース
0508 (サーバシステムの)磁気ディスク
0600 (カウンタシステムの)PC本体
0601 (カウンタシステムの)CPU
0602 (カウンタシステムの)メモリ
0603 (カウンタシステムの)モニタ
0605 (カウンタシステムの)画像出力部
0606a (カウンタシステムの)ICカードR/W
0606b (カウンタシステムの)ICカードR/W
0607 (カウンタシステムの)通信インタフェース
0608 (カウンタシステムの)磁気ディスク
0700 (プリンタシステムの)PC本体
0701 (プリンタシステムの)CPU
0702 (プリンタシステムの)メモリ
0703 (プリンタシステムの)モニタ
0705 (プリンタシステムの)画像出力部
0706 (プリンタシステムの)ICカードR/W
0707 (プリンタシステムの)通信インタフェース
0708 (プリンタシステムの)磁気ディスク
0709 (プリンタシステムの)プリンタ制御部
0710a (プリンタシステムの)プリンタ
0710b (プリンタシステムの)プリンタ
0710c (プリンタシステムの)プリンタ
1601 サテライトテーブル
1602 サテライトテーブルの上面
1603 サテライトテーブルの支柱
1700 (サテライトシステムの)PC本体
1701 (サテライトシステムの)CPU
1702 (サテライトシステムの)メモリ
1703 (サテライトシステムの)モニタ
1704 (サテライトシステムの)タッチペン
1705 (サテライトシステムの)画像出力部
1706 (サテライトシステムの)ICカードR/W
1707 (サテライトシステムの)通信インタフェース
1708 (サテライトシステムの)磁気ディスク
1801a 正面ストロボ
1801b 右ストロボ
1801c 左ストロボ
1802 カメラボックス
1803 操作卓
1804 ホリゾントカーテン
1805a スタジオ後方の外壁
1805b スタジオ側面の内壁
1805c スタジオ前方の内壁
1806 出入口
1901 ジャンプ台
2001 撮影用ベッド
2100a スタジオサブPC1
2101a (スタジオサブPC1で制御される)撮影用カメラ
2100b スタジオサブPC2
2101b (スタジオサブPC2で制御される)撮影用カメラ
2200 スタジオメインPC
2201 (スタジオメインPCの)CPU
2202 (スタジオメインPCの)メモリ
2203 (スタジオシステムの)操作用モニタ
2205a (スタジオシステムの)確認用モニタ1
2205b (スタジオシステムの)確認用モニタ2
2206 (スタジオシステムの)ICカードR/W
2207 (スタジオメインPCの)通信インタフェース
2208 (スタジオメインPCの)磁気ディスク
2220a (スタジオシステムの)モニタ用カメラ1
2220b (スタジオシステムの)モニタ用カメラ2
2220c (スタジオシステムの)モニタ用カメラ3
2221 (スタジオシステムの)撮影用カメラ
2222 (スタジオシステムの)照明装置
2223 (スタジオシステムの)背景機構
2224 (スタジオシステムの)スピーカ
2225 (スタジオメインPCの)タイマ
2226 (スタジオシステムの)センサ
2227 (スタジオシステムの)使用中ランプ
2231 (スタジオメインPC)モニタ用カメラ制御部
2232 (スタジオメインPCの)撮影用カメラ制御部
2233 (スタジオメインPCの)照明制御部
2234 (スタジオメインPCの)操作用モニタ制御部
2235a (スタジオメインPCの)確認用モニタ画像出力部1
2235b (スタジオメインPCの)確認用モニタ画像出力部2
2236 (スタジオメインPCの)背景機構制御部
2237 (スタジオメインPCの)音声出力部
2238 (スタジオメインPCの)パターンメモリ
2239 (スタジオメインPCの)視線指示ランプ制御部
2240a (スタジオシステムの)視線指示ランプ
2240b (スタジオシステムの)視線指示ランプ2
2240c (スタジオシステムの)視線指示ランプ3
2241 LEDランプ
2242 (スタジオメインPCの)感圧式センサ入力処理部
2243 (スタジオシステムの)感圧式センサ
2243a (スタジオシステムの)感圧式センサ
2244 (スタジオメインPCの)使用中ランプ制御部

Claims (5)

  1. 撮影した画像を記録する画像記録手段と、
    前記画像記録手段に記録した画像を、区分け単位である複数のクラスターに分類する画像分類手段と、
    前記画像記録手段に記録した画像を表示する表示手段と、
    前記画像記録手段および前記画像表示手段および前記画像分類手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記表示手段によって、各クラスターに属する画像のうちの1つをそれぞれサムネイル画として、全クラスターについてのサムネイル画を一覧表示させることを特徴とする自動写真館。
  2. 請求項1に記載の自動写真館において、
    前記した全クラスターのサムネイル画の一覧表示状態において、ある1つのクラスターが選択されると、前記制御手段は、前記表示手段によって、選択されたクラスターに属する全ての画像のサムネイル画を一覧表示させるか、あるいは、選択されたクラスターに属する全てのサムネイル画を順次切り替えて表示させ、選択されたクラスターに属する画像から任意のものを、編集対象画像として利用者に選択可能とさせることを特徴とする自動写真館。
  3. 請求項1または2に記載の自動写真館において、
    撮影した画像から撮影失敗画像を判定する撮影失敗画像判定手段を備え、
    前記制御手段は、少なくとも、前記撮影失敗画像判定手段が撮影失敗画像と判定した画像を除いた画像を、前記画像分類手段により複数のクラスターに分類させることを特徴とする自動写真館。
  4. 請求項3に記載の自動写真館において、
    前記制御手段は、前記表示手段によって、前記撮影失敗画像判定手段が撮影失敗画像と判定した画像を一覧表示させ、この撮影失敗画像の一覧表示から利用者が選択した画像を、前記画像分類手段による分類対象画像とすることを特徴とする自動写真館。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の自動写真館において、
    前記画像分類手段は、1クラスター当たり画像の枚数が10枚以下となるように、画像を所定数のクラスターに分類することを特徴とする自動写真館。
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