JP2008059877A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 改質器における熱量不足等の不具合を抑制することができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】 燃料電池システム(100)は、燃料電池(60)と、改質部(51)と、燃料電池のアノードオフガスを燃料として用いて改質部を加熱する燃焼部(52)と、燃焼部内のガス流れ方向の温度分布に応じて燃焼部に供給される燃焼成分の比率を制御する比率制御手段(10,70,80)とを備える。この構成により、燃焼部における燃焼を促進することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池を備える燃料電池システムに関する。
燃料電池は、一般的には水素及び酸素を燃料として電気エネルギーを得る装置である。この燃料電池は、環境面において優れかつ高いエネルギー効率が実現できることから、今後のエネルギー供給システムとして広く開発が進められてきている。
現在、多くの燃料電池においては、改質器によりガソリン、天然ガス、メタノール等の炭化水素系燃料から水素を含む改質ガスが生成され、燃料電池のアノードに供給される。この改質器においては、水蒸気を用いた水蒸気改質反応等により改質が行われている。
この改質反応は吸熱反応であることから、改質反応を促進するためには改質器を加熱する必要がある。そのため、燃焼装置等によって改質器に熱が与えられる燃料電池システムが開発されている。例えば、改質器を加熱するための燃焼ガスとしてアノードオフガスを用いる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この技術によれば、高い改質効率が得られる。
特開2005−235583号公報
しかしながら、改質器内の条件に応じて改質ガスに含まれるメタンの比率が変化することから、アノードオフガスに含まれるメタンの比率も変化する。メタンは難燃性を有することから、燃焼装置において温度分布が発生する可能性がある。したがって、燃焼装置において熱量不足等の不具合が生じるおそれがある。
本発明は、改質器における熱量不足等の不具合を抑制することができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池システムは、燃料電池と、改質部と、燃料電池のアノードオフガスを燃料として用いて改質部を加熱する燃焼部と、燃焼部内のガス流れ方向の温度分布に応じて燃焼部に供給される燃焼成分の比率を制御する比率制御手段と、を備えることを特徴とするものである。
本発明に係る燃料電池システムにおいては、燃焼部内のガス流れ方向の温度分布に応じて燃焼部に供給される燃焼成分の比率が比率制御手段によって制御される。この場合、燃焼部における燃焼を促進することができる。その結果、改質部における熱量不足等の不具合を抑制することができる。
比率制御手段は、燃焼部内のガス流れ方向の温度分布幅が所定値を上回った場合に、燃焼部内に供給される支燃ガス量を増加させてもよい。この場合、燃焼部における燃焼を促進することができる。その結果、改質部における熱量不足等の不具合を抑制することができる。また、比率制御手段の不必要な制御を抑制することができる。また、比率制御手段は、燃焼部内のガス流れ方向の温度分布幅が大きいほど、燃焼部内に供給される支燃ガス量を増加させてもよい。この場合、燃焼部における燃焼を効率よく促進することができる。その結果、改質部における熱量不足等の不具合を効率よく抑制することができる。
比率制御手段は、燃焼部内の酸素過剰率が所定値を上回った場合に、アノードオフガス中の水素量を増加させてもよい。この場合、水素は易燃性を有することから、燃焼部における燃焼を促進することができる。それにより、熱量不足等の不具合を効率よく抑制することができる。また、燃焼部における酸素過剰率の不必要な増加による燃焼部の温度低下を抑制することができる。また、比率制御手段は、燃料部内のガス流れ方向の温度分布幅が大きいほど、アノードオフガス中の水素量を増加させてもよい。この場合、燃焼部における燃焼を効率よく促進することができる。その結果、改質部における熱量不足等の不具合を効率よく抑制することができる。
燃焼部内のガス流れ方向の温度分布幅を測定または推定する温度分布幅取得手段をさらに備えていてもよい。この場合、比率制御手段は、温度分布幅取得手段の取得結果に基づいて、燃焼成分の比率を制御することができる。また、温度分布幅取得手段の取得結果に基づいてアノードオフガス中の成分比率を推定する成分比率推定手段をさらに備え、比率制御手段は、成分比率推定手段の推定結果に基づいて燃焼成分の比率を制御してもよい。この場合、燃焼部における燃焼を促進することができる。
アノードオフガスは、難燃性ガスを含み、比率制御手段は、成分比率推定手段によって推定された難燃性ガスの比率が第1所定値以上となった場合に支燃ガス量を増加させてもよい。この場合、難燃性ガスの燃焼を促進することができる。また、支燃ガスの不必要な増加を抑制することができる。それにより、燃焼部の温度低下を抑制することができる。その結果、燃焼部における燃焼効率が向上する。また、比率制御手段は、成分比率推定手段によって推定された難燃性ガスの比率が第1所定値よりも大きい第2所定値以上となった場合に燃料電池の水素消費量を低下させてもよい。この場合、燃焼部における燃焼を促進することができる。
燃焼部の平均温度を測定または推定する温度取得手段と、温度取得手段の取得結果に基づいて第1所定値および第2所定値を決定する決定手段と、をさらに備えていてもよい。この場合、燃焼部における温度に応じて、支燃ガスの不必要な増加を抑制することができるとともに、水素消費量の不必要な低下を抑制することができる。
アノードオフガスと支燃ガスとの比率を推定または検出する支燃ガス比率取得手段をさらに備え、比率制御手段は、支燃ガス比率取得手段の取得結果および温度分布幅に基づいて、燃焼成分の比率を制御してもよい。この場合、アノードオフガスを効率よく燃焼させることができる。それにより、改質部における熱量不足等の不具合を抑制することができる。
燃焼部の最低温度を測定または推定する最低温度取得手段と、最低温度取得手段の取得結果に基づいて比率制御手段の作動要否を判定する第1判定手段と、をさらに備えていてもよい。この場合、改質部に必要な熱が与えられている場合に比率制御手段の作動を停止させることができる。それにより、比率制御手段による不必要な制御を抑制することができる。
改質部へ供給される改質燃料量を取得する改質燃料量取得手段と、改質燃料量取得手段の取得結果に基づいて比率制御手段の作動要否を判定する第2判定手段と、をさらに備えていてもよい。この場合、アノードオフガスの供給量が少ない場合に、比率制御手段の作動を停止させることができる。それにより、比率制御手段による不必要な制御を抑制することができる。
本発明によれば、改質部における熱量不足等の不具合を抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る燃料電池システム100の全体構成を示す模式図である。図1に示すように、燃料電池システム100は、制御部10、改質燃料タンク20、燃料ポンプ30、調量弁40、改質器50、燃料電池60およびエアポンプ70,80を備える。
改質燃料タンク20は、後述する改質部51に供給される改質燃料を貯蔵するタンクである。本実施例においては、改質燃料として、炭化水素燃料が用いられている。燃料ポンプ30は、改質燃料タンク20に貯蔵されている改質燃料を改質部51に供給するためのポンプである。調量弁40は、改質部51に供給される改質燃料量を調整するための弁である。
改質器50は、改質燃料から水素を含有する改質ガスを生成するための装置である。改質器50は、改質部51、燃焼部52、第1温度センサ53、第2温度センサ54および空気過剰率λセンサ55を備える。第1温度センサ53は、燃焼部52内の上流側に設けられている。第2温度センサ54は、燃焼部52内の下流側に設けられている。
第1温度センサ53は燃焼部52の触媒入口付近に設けられていることが好ましく、第2温度センサ54は燃焼部52の触媒出口付近に設けられていることが好ましい。また、第1温度センサ53および第2温度センサ54は改質部51の触媒に配置されていてもよい。この場合には、第1温度センサ53は改質部51の触媒において燃焼部52入口側に配置され、第2温度センサ54は改質部51の触媒において燃焼部52出口側に配置されていればよい。空気過剰率λセンサ55は、燃焼部52から外部に通じる排気系に設けられている。ここで、空気過剰率λとは、燃焼部52における完全燃焼に必要な酸素量に対する、燃焼部52に供給される酸素量の比を示す。
燃料電池60は、カソード61、アノード62、冷却部63、電圧計64および電流計65を備える。エアポンプ70は、カソード61にエアを供給するためのポンプである。エアポンプ80は、冷却部63にエアを供給するためのポンプである。制御部10は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成される。また、制御部10は、第1温度センサ53、第2温度センサ54、空気過剰率λセンサ55、電圧計64および電流計65から与えられる検出結果に基づいて、燃料電池システム100の各部を制御する。詳細は後述する。
なお、本実施例においては、燃料電池60として水素分離膜電池を用いた。ここで、水素分離膜電池とは、水素分離膜層を備えた燃料電池である。水素分離膜層は水素透過性を有する金属によって形成される層である。水素分離膜電池は、この水素分離膜層およびプロトン伝導性を有する電解質を積層した構造をとっている。水素分離膜電池のアノードに供給された水素は触媒を介してプロトンに変換され、プロトン伝導性の電解質中を移動し、カソードにおいて酸素と結合して水となる。カソードにおいて発生した水は、水素分離膜電池の発電の際に発生する熱によって水蒸気になる。
続いて、燃料電池システム100の動作の概要について説明する。燃料ポンプ30は、制御部10の指示に従って、改質燃料タンク20に貯蔵されている改質燃料を調量弁40に供給する。調量弁40は、制御部10の指示に従って、改質部51における改質反応に必要な量の改質燃料を改質部51に供給する。
改質部51においては、改質燃料と後述するカソードオフガスとから水素を含有する改質ガスが生成される。まず、改質燃料中のメタンとカソードオフガス中の水蒸気とにより水蒸気改質反応が起こり、水素及び一酸化炭素が生成される。次に、生成された一酸化炭素の一部とカソードオフガス中の水蒸気とが反応し、水素及び二酸化炭素が生成される。水蒸気改質反応に必要な水蒸気が不足している場合には、カソードオフガス中の酸素とメタンとが部分酸化反応を起こし、水素及び一酸化炭素が生成される。
改質部51において生成された改質ガスは、アノード62に供給される。アノード62においては、改質ガス中の水素がプロトンに変換される。アノード62においてプロトンに変換されなかった水素、ならびに、改質部51において反応しなかったメタンは、アノードオフガスとして燃焼部52に供給される。水素は、燃焼しやすいことから、易燃性ガスと称することができる。メタンは、燃焼しにくいことから、難燃性ガスと称することができる。
エアポンプ80は、制御部10の指示に従って、必要量のエアを冷却部63に供給する。冷却部63に供給されたエアは、燃料電池60を冷却して燃焼部52に供給される。燃焼部52においては、アノードオフガスと冷却部63から供給されるエアとによって燃焼反応が起こる。すなわち、エアに含まれる酸素が支燃ガスとして機能するとともに、アノードオフガスが燃料として機能する。燃焼部52における燃焼反応によって発生する排気ガスは、燃料電池システム100の外部に排出される。また、燃焼部52における燃焼反応による燃焼熱は、改質部51における水蒸気改質反応に利用される。本実施例においては、アノードオフガスおよび酸素を総称して、燃焼成分と称する。
第1温度センサ53は、燃焼部52のガス流れ方向の入口側の温度を検出し、その検出結果を制御部10に与える。第2温度センサ54は、燃焼部52のガス流れ方向の出口側の温度を検出し、その検出結果を制御部10に与える。空気過剰率λセンサ55は、燃焼部52から排出される排気ガスから燃焼部52における空気過剰率λを検出し、その検出結果を制御部10に与える。電圧計64は、燃料電池60の発電電圧を検出し、その検出結果を制御部10に与える。電流計65は、燃料電池60の発電電流を検出し、その検出結果を制御部10に与える。
エアポンプ70は、制御部10の指示に従って、必要量の酸素をカソード61に供給する。カソード61においては、アノード62において変換されたプロトンとカソード61に供給されたエア中の酸素とから水が発生するとともに電力が発生する。発生した電力は、蓄電池(図示せず)に蓄電されまたはモータ等の負荷に用いられる。発生した水は、燃料電池60において発生する熱によって水蒸気となる。カソード61において発生した水蒸気およびプロトンと反応しなかったエアは、カソードオフガスとして改質部51に供給され、それぞれ水蒸気改質反応および部分酸化反応に用いられる。
ここで、燃焼部52内の燃焼が不完全燃焼である場合、熱量不足により改質部51における改質効率が低下する。例えば、メタンは水素に比較して難燃性を有することから、メタンの不完全燃焼によって熱量が不足することがある。本実施例に係る燃料電池システム100は、改質部51における熱量不足を抑制する。具体的には、燃料電池システム100は、燃焼部52内の温度分布に基づいて燃焼部52内の燃焼成分比率を制御することによって、改質部51における熱量不足を抑制する。以下、その制御について説明する。
まず、制御部10は、燃料電池60に必要とされる発電電力である電力指令値P_cを求める。電力指令値P_cは、例えば、図示しないアクセルの開度、二次電池の残存容量等から求めることができる。燃料電池システム100が家庭用電源等のような分散電源に用いられる場合には、電力指令値P_cは、燃料電池システム100の設置場所の電力需要等から求めることができる。
次に、制御部10は、電力指令値P_cに基づいて、カソード61に供給すべきエア量である所要エア量Qc_baseを求める。この場合、制御部10は、例えば、図2に示すマップを用いる。図2は、電力指令値P_cと所要エア量Qc_baseとの関係の一例を示す図である。図2の横軸は電力指令値P_cを示し、図2の縦軸は所要エア量Qc_baseを示す。図2においては、所要エア量Qc_baseは、電力指令値P_cに比例する。図2において所要エア量Qc_baseにオフセットが与えられているのは、カソード61に供給された酸素の全てが発電に寄与するわけではないからである。
次いで、制御部10は、電力指令値P_cに基づいて、改質部51に供給する改質燃料量である所要改質燃料量Q_fを求める。この場合、制御部10は、例えば、図3に示すマップを用いる。図3は、電力指令値P_cと所要改質燃料量Q_fとの関係の一例を示す図である。図3の横軸は電力指令値P_cを示し、図3の縦軸は所要改質燃料量Q_fを示す。図3においては、所要改質燃料量Q_fは、電力指令値P_cの増加に伴って増加する。また、所要改質燃料量Q_fの増加率は、電力指令値P_cの増加に伴って増加する。これは、改質燃料量が多くなると改質部51における改質効率が低下することがあるからである。
次に、制御部10は、燃焼部52内のガス流れ方向の温度分布幅が大きいか否かを判定する。本実施例においては、制御部10は、第2温度センサ54の検出温度T2と第1温度センサ53の検出温度T1との差が所定値よりも大きい場合に、燃焼部52内のガス流れ方向の温度分布幅が大きいと判定する。すなわち、制御部10は、検出温度T1および検出温度T2に基づいて、燃焼部52内の温度分布幅を推定している。この場合のしきい値として、検出温度T2と検出温度T1との温度差として許容される最大値である限界温度差Td_refを用いることができる。限界温度差Td_refは、例えば、燃焼部52における燃焼が不完全燃焼になる温度である。
限界温度差Td_refは、例えば、所要改質燃料量Q_fと所定の関係を有する。図4にその一例を示す。図4は、所要改質燃料量Q_fと限界温度差Td_refとの関係を示す図である。図4の横軸は所要改質燃料量Q_fを示し、図4の縦軸は限界温度差Td_refを示す。例えば、図4に示すように、限界温度差Td_refは、所要改質燃料量Q_fの増加に伴って所定の所要改質燃料量Q_fまでは一定値を示し、所要改質燃料量Q_fがそれ以上の値になると所要改質燃料量Q_fに比例して増加し、所要改質燃料量Q_fがさらに所定の値以上になると一定値を示してもよい。
検出温度T2と検出温度T1との差が限界温度差Td_refを超えている場合、制御部10は、燃焼部52内の温度分布幅が小さくなるように燃料電池システム100の各部を制御する。まず、制御部10は、空気過剰率λが増加するようにエアポンプ80を制御する。この場合、燃焼部52内のメタンの燃焼が促進される。それにより、燃焼部52における不完全燃焼による熱量不足を抑制することができる。なお、本実施例においては冷却部63を経由したエアが燃焼部52に供給されていることから、燃焼部52に供給されるエア量が冷却部63に供給されるエア量と異なる場合がある。したがって、必要に応じて、図示しないバイパス弁等を用いて、燃焼部52に供給されるエア量を補正してもよい。
制御部10は、検出温度T2と検出温度T1との差が大きいほど、空気過剰率λが大きくなるようにエアポンプ80を制御してもよい。この場合、メタンを効率よく燃焼させることができる。それにより、燃焼部52における不完全燃焼による熱量不足を効率よく抑制することができる。なお、空気過剰率λは、3〜4程度の範囲にあることが好ましい。
空気過剰率λが所定値に到達した場合、制御部10は、空気過剰率λの増加が停止するようにエアポンプ80を制御する。比較的低温であるエア量が過剰になると、燃焼部52の温度が低下してしまうからである。この所定値を以下、最大過剰率λref_uと称する。空気過剰率λが最大過剰率λref_u以上になった場合、制御部10は、カソード61に供給されるエア量が低下するようにエアポンプ70を制御する。この場合、燃料電池60の発電量が低下する。それにより、燃料電池60における水素消費量が低下する。したがって、アノードオフガスに含まれる水素量が増加する。水素は易燃性を有することから、燃焼部52内の燃焼を促進することができる。以上のことから、熱量不足等の不具合を抑制することができる。なお、燃料電池60にかかる電気的負荷を低下させることによって、燃料電池60における水素消費量を低下させてもよい。
制御部10は、検出温度T2と検出温度T1との差が大きいほど、カソード61に供給されるエア量が低下するようにエアポンプ70を制御してもよい。この場合、燃焼部52に供給される水素量が増加する。それにより、燃焼部52内の燃焼を促進することができる。その結果、熱量不足等の不具合を効率よく小さくすることができる。
検出温度T2と検出温度T1との差が限界温度差Td_ref以下である場合、制御部10は、空気過剰率λが低下するようにエアポンプ80を制御してもよい。この場合、燃焼部52に供給されるエア量が低下する。それにより、燃焼に寄与しない比較的低温の窒素量を低下させることができる。その結果、燃焼部52における燃焼効率を向上させることができる。
なお、制御部10は、燃焼部52内の最低温度が所定値以上であれば、燃焼部52内の燃焼成分比率の制御を停止してもよい。燃焼部52内の最低温度が比較的高ければ、改質部51において熱量が不足しないからである。したがって、不必要な制御を抑制することができる。この所定温度は、改質部51に供給される改質燃料量等に基づいて決定することができる。本実施例においては、検出温度T1を燃焼部52内の最低温度と推定することができる。
また、制御部10は、燃焼部52へのアノードオフガスの供給量が少ない場合には、燃焼部52内の燃焼成分比率の制御を停止してもよい。アノードオフガス量が少なければ、アノードオフガス中のメタン比率にかかわらず温度分布が発生することがあるからである。したがって、不必要な制御を抑制することができる。本実施例においては、調量弁40によって改質部51に供給される改質燃料量と燃料電池60の発電電力とに基づいて、燃焼部52へのアノードオフガスの供給量が少ないか否かを判定することができる。例えば、制御部10は、予定されている発電効率が改質燃料量と発電電力とから求められる発電効率を上回っている場合に、アノードオフガスの供給量が少ないと判定してもよい。
続いて、制御部10による燃焼成分比率の制御を示すフローチャートの一例について説明する。図5は、上記フローチャートを示す図である。制御部10は、電源オン後、所定の周期で図5のフローチャートを実行する。制御部10は、起動スイッチ等によってオンする。この起動スイッチは、手動式であっても、タイマー式であってもよい。また、実行周期は、温度センサの応答性等の観点から、短いほど好ましい。一般に温度センサは100msオーダーの応答性を有することから、本実施例においては、制御部10は、512msの周期で図5のフローチャートを実行する。
図5に示すように、制御部10は、電力指令値P_cを求める(ステップS1)。電力指令値P_cは、アクセル開度から求められる。次に、制御部10は、電力指令値P_cに基づいて所要エア量Qc_baseを求める(ステップS2)。この場合、制御部10は、図2のマップを用いて所要エア量Qc_baseを求める。次いで、制御部10は、電力指令値P_cに基づいて所要改質燃料量Q_fを求める(ステップS3)。この場合、制御部10は、図3のマップを用いて所要改質燃料量Q_fを求める。
次に、制御部10は、所要改質燃料量Q_fに基づいて限界温度差Td_refを求める(ステップS4)。この場合、制御部10は、図4のマップを用いて限界温度差Td_refを求める。次いで、制御部10は、空気過剰率λセンサ55から空気過剰率λを取得する(ステップS5)。次に、制御部10は、第1温度センサ53から検出温度T1を取得し、第2温度センサ54から検出温度T2を取得する(ステップS6)。次いで、制御部10は、電圧計64から発電電圧Vを取得し、電流計65から発電電流Aを取得する(ステップS7)。
次に、制御部10は、検出温度T1が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS8)。ステップS8において検出温度T1が所定値以上であると判定された場合、制御部10は、フローチャートの実行を終了する。ステップS8の所定値は、改質部51において熱量不足が生じない程度の温度である。それにより、フローチャートの不必要な実行を抑制することができる。
ステップS8において検出温度T1が所定値以上であると判定されなかった場合、制御部10は、燃料電池60の発電効率が所定値を超えているか否かを判定する(ステップS9)。燃料電池60の発電効率は、発電電圧Vと発電電流Aと前回のフローチャート実行時の所要改質燃料量Q_fとから求めることができる。ステップS9において燃料電池60の発電効率が所定値を超えていると判定された場合、制御部10は、フローチャートの実行を終了する。それにより、フローチャートの不必要な実行を抑制することができる。
ステップS9において燃料電池60の発電効率が所定値を超えていると判定されなかった場合、制御部10は、検出温度T2と検出温度T1との差が限界温度差Td_refを超えているか否かを判定する(ステップS10)。ステップS10において検出温度T2と検出温度T1との差が限界温度差Td_refを超えていると判定された場合、制御部10は、空気過剰率λを、最大過剰率λref_uおよび空気過剰率λ+λdのいずれか小さい値に設定する(ステップS11)。本実施例においては、λdは、例えば、0.2程度の値である。ステップS11の実行によって、空気過剰率λは増加する。それにより、燃焼部52における燃焼を促進することができる。
次に、制御部10は、空気過剰率λが最大過剰率λref_uと等しいか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12において空気過剰率λが最大過剰率λref_uと等しいと判定された場合、制御部10は、カソード61に供給されるエア量Q_cを5%低下させる(ステップS13)。それにより、燃料電池60の発電電力が低下する。その結果、アノードオフガス中の水素量が増加する。ステップS13においてカソードに供給されるエア量を絶対量単位で低下させないのは、カソード61に供給されるエア量の急変動を抑制するためである。なお、ステップS12においては、空気過剰率λが最大過剰率λref_u以上であるか否かを判定してもよい。
次いで、制御部10は、エアポンプ80から冷却部63に供給されているエア量Q_aを前回のフローチャート実行時の空気過剰率λ_n−1で除した値と、現時点での空気過剰率λとから冷却部63に供給されるべきエア量Q_aを求める(ステップS14)。なお、ステップS12において空気過剰率λが最大過剰率λref_uと等しいと判定されなかった場合、制御部10は、ステップS13を実行せずにステップS14を実行する。それにより、燃料電池60の発電量を低下させずに燃焼部52における燃焼を促進することができる。その後、制御部10は、フローチャートの実行を停止する。
ステップS10において検出温度T2と検出温度T1との差が限界温度差Td_refを超えていると判定されなかった場合、制御部10は、カソード61に供給されるエア量Q_cを、所要エア量Qc_baseと現時点においてカソード61に供給されているエア量+Qc_dとのいずれか小さい方の値に設定する(ステップS15)。ここで、Qc_dは、エアポンプ70の制御分解能を上回る範囲において極力小さい値であることが好ましい。カソード61に供給されるエア量が急激に増加すると、燃焼部52における温度分布幅が急拡大するおそれがあるからである。
次に、制御部10は、空気過剰率λを、最小過剰率λref_lおよび空気過剰率λ−λdのいずれか大きい値に設定する(ステップS16)。この場合、空気過剰率が低下する。それにより、燃焼部52に供給されるエア量が低下する。その結果、燃焼部52の温度低下を抑制することができる。なお、最小過剰率λref_lは、理論的には1である。しかしながら、燃焼部52に供給される酸素の全てを燃焼に用いるのは困難である。したがって、本実施例においては、最小過剰率λref_lは1.2程度に設定されている。また、λdは、エアポンプ80の制御分解能を上回る範囲において極力小さい値であることが好ましく、例えば0.05程度の小さい値であることが好ましい。その後、制御部10は、ステップS14を実行する。
以上のように、図5のフローチャートの実行によって、燃焼部52における燃焼成分を制御することができる。それにより、燃焼部52における燃焼を促進することができる。その結果、改質部51における熱量不足等の不具合を抑制することができる。また、図5のフローチャートの不必要な実行を抑制することができる。
なお、本実施例においては2つの温度センサによって燃焼部52の温度分布が求められているが、さらに多くの温度センサを用いることによって燃焼部52の温度分布を正確に推定または測定することができる。
本実施例においては、制御部10およびエアポンプ70,80が比率制御手段に相当し、アノードオフガスおよびエアが燃焼成分に相当し、エアに含まれる酸素が支燃ガスに相当し、メタンが難燃性ガスに相当し、制御部10、第1温度センサ53および第2温度センサ54が温度分布幅取得手段に相当し、制御部10が改質燃料量取得手段、第1判定手段および第2判定手段に相当し、空気過剰率λセンサ55が支燃ガス比率取得手段に相当し、第1温度センサが最低温度取得手段に相当する。
続いて、本発明の第2実施例に係る燃料電池システム100aについて説明する。燃料電池システム100aが図1の燃料電池システム100と異なる点は、制御部10による制御である。以下、燃焼部52内の温度分布に基づく燃焼部52内の燃焼成分比率の制御について説明する。
制御部10は、燃焼部52内のガス流動方向における温度分布幅と空気過剰率λとに基づいて、アノードオフガス中の水素のモル数に対するメタンのモル数の比であるモル比Rを求める。この場合、制御部10は、例えば、図6に示すマップを用いる。図6は、燃焼部52の温度分布幅とモル比Rと空気過剰率λとの関係を示す図である。図6の横軸は燃焼部52の温度分布幅を示し、図6の縦軸はモル比Rを示す。燃焼部52の温度分布幅としては、検出温度T2と検出温度T1との温度差が用いられる。
図6に示すように、モル比Rは、温度分布幅の増加に伴って増加する。また、モル比Rの増加率は、空気過剰率λが大きいほど大きくなる。制御部10は、第1温度センサ53、第2温度センサ54および空気過剰率λセンサ55の検出結果に基づいて、モル比Rを求めることができる。
次に、制御部10は、モル比Rが第1所定値Raを超えているか否かを判定する。この第1所定値Raは、例えば、0.2程度である。モル比Rが第1所定値Raを超えていることは、アノードオフガス中のメタン比率が高いことを示している。この場合、制御部10は、メタンの燃焼が促進されるように燃料電池システム100aの各部を制御する。まず、制御部10は、空気過剰率λが増加するようにエアポンプ80を制御する。この場合、燃焼部52内のメタンの燃焼が促進される。その結果、燃焼部52における不完全燃焼による熱量不足を抑制することができる。
制御部10は、モル比Rが大きいほど、空気過剰率λが大きくなるようにエアポンプ80を制御してもよい。この場合、メタンを効率よく燃焼させることができる。それにより、熱量不足等の不具合を効率よく抑制することができる。なお、空気過剰率λは、3〜4程度の範囲にあることが好ましい。
モル比Rが第2所定値Rbを越えている場合、制御部10は、空気過剰率λの増加が停止するようにエアポンプ80を制御する。比較的低温であるエア量が過剰になると、燃焼部52の温度が低下してしまうからである。第2所定値Rbは、第1所定値Raよりも大きい値であり、例えば、0.5程度である。続いて、制御部10は、カソード61に供給されるエア量が低下するようにエアポンプ70を制御する。この場合、燃料電池60の発電量が低下する。それにより、アノードオフガスに含まれる水素量が増加する。その結果、燃焼部52内の燃焼を促進することができる。以上のことから、熱量不足等の不具合を抑制することができる。
制御部10は、モル比Rが大きいほど、カソード61に供給されるエア量が低下するようにエアポンプ70を制御してもよい。この場合、燃焼部52内に供給される水素量が増加する。それにより、燃焼部52内の燃焼を促進することができる。その結果、熱量不足等の不具合を効率よく抑制することができる。
モル比Rが第1所定値Ra以下である場合、制御部10は、空気過剰率λが低下するようにエアポンプ80を制御してもよい。この場合、燃焼部52に供給されるエア量が低下する。それにより、燃焼に寄与しない比較的低温の窒素量を低下させることができる。その結果、燃焼部52における燃焼効率を向上させることができる。
なお、第1所定値Raおよび第2所定値Rbは、燃焼部52内の平均温度に基づいて変化してもよい。例えば、燃焼部52内の平均温度が高くなるほど、第1所定値Raおよび第2所定値Rbが高くなってもよい。燃焼部52内の平均温度が高ければ、空気過剰率λおよび水素量を制御しなくても改質部51に十分な熱を与えることができるからである。
続いて、制御部10による燃焼成分比率の制御を示すフローチャートの一例について説明する。図7は、上記フローチャートを示す図である。図7に示すように、制御部10は、電力指令値P_cを求める(ステップS21)。電力指令値P_cは、アクセル開度から求められる。次に、制御部10は、電力指令値P_cに基づいて所要エア量Qc_baseを求める(ステップS22)。この場合、制御部10は、図2のマップを用いて所要エア量Qc_baseを求める。
次いで、制御部10は、電力指令値P_cに基づいて所要改質燃料量Q_fを求める(ステップS23)。この場合、制御部10は、図3のマップを用いて所要改質燃料量Q_fを求める。次に、制御部10は、空気過剰率λセンサ55から空気過剰率λを取得する(ステップS24)。次に、制御部10は、第1温度センサ53から検出温度T1を取得し、第2温度センサ54から検出温度T2を取得する(ステップS25)。
次いで、制御部10は、検出温度T2と検出温度T1との差と、空気過剰率λとに基づいて、モル比Rを求める(ステップS26)。この場合、制御部10は、図6のマップを用いる。次に、制御部10は、モル比Rが第2所定値Rb以上であるか否かを判定する(ステップS27)。ステップS27において、モル比Rが第2所定値Rb以上であると判定された場合、制御部10は、カソード61に供給されるエア量Q_cを5%低下させる(ステップS28)。それにより、アノードオフガス中の水素量が増加する。
次いで、制御部10は、エアポンプ80から冷却部63に供給されているエア量を前回のフローチャート実行時の空気過剰率λ_n−1で除した値と、現時点での空気過剰率λとに基づいて、冷却部63に供給されるべきエア量Q_aを求める(ステップS29)。その後、制御部10は、フローチャートの実行を停止する。
ステップS27においてモル比Rが第2所定値Rb以上であると判定されなかった場合、制御部10は、モル比Rが第1所定値Ra以上であるか否かを判定する(ステップS30)。ステップS30においてモル比Rが第1所定値Ra以上であると判定された場合、制御部10は、空気過剰率λを、空気過剰率λ+λdに設定する(ステップS31)。本実施例においては、λdは、例えば、0.2程度の値である。ステップS31の実行によって、空気過剰率λは増加する。それにより、燃焼部52における燃焼を促進することができる。その後、制御部10は、ステップS29を実行する。
ステップS30においてモル比Rが第1所定値Ra以上であると判定されなかった場合、制御部10は、カソード61に供給されるエア量Q_cを、所要エア量Qc_baseと現時点においてカソード61に供給されているエア量+Qc_dとのいずれか小さい方の値に設定する(ステップS32)。ここで、Qc_dは、エアポンプ70の制御分解能を上回る範囲において極力小さい値であることが好ましい。カソード61に供給されるエア量が急激に増加すると、燃焼部52における温度分布の急拡大するおそれがあるからである。
次に、制御部10は、空気過剰率λを、最小過剰率λref_lおよび空気過剰率λ−λdのいずれか大きい値に設定する(ステップS33)。この場合、空気過剰率が低下する。それにより、燃焼部52に供給されるエア量が低下する。その結果、燃焼部52の温度低下を抑制することができる。本実施例においては、最小過剰率λref_lは1.2程度に設定されている。また、ステップS33においては、λdは、例えば0.05程度の小さい値であることが好ましい。その後、制御部10は、ステップS29を実行する。
以上のように、図7のフローチャートの実行によって、燃焼部52における燃焼成分比率を制御することができる。それにより、燃焼部52における燃焼を促進することができる。その結果、改質部51における熱量不足等の不具合を抑制することができる。なお、図7のフローチャートにおいて、図5のステップS8およびステップS9が組み込まれていてもよい。それにより、不必要な実行を抑制することができる。
なお、燃焼部52からの燃焼排ガス中の酸素濃度を検出して燃焼部52内の燃焼成分比率を制御する技術も考えられるが、酸素濃度からはメタンおよび水素の比率を推定することができない。そこで、水素センサおよびメタンセンサを用いてアノードオフガス中のメタンおよび水素の比率を測定する技術も考えられる。しかしながら、水素センサは、メタンの干渉を受けることから、メタンを含むアノードオフガス中の水素濃度を正確に測定することができない。また、メタンセンサは、燃焼式であることから、アノードオフガスのように水素が混在するガスに対しては用いることができない。
本実施例においては、制御部10およびエアポンプ70,80が比率制御手段に相当し、アノードオフガスおよびエアが燃焼成分に相当し、エアに含まれる酸素が支燃ガスに相当し、メタンが難燃性ガスに相当し、制御部10、第1温度センサ53および第2温度センサ54が温度分布幅取得手段または温度取得手段に相当し、制御部10が決定手段、改質燃料量取得手段、第1判定手段、第2判定手段および成分比率推定手段に相当し、空気過剰率λセンサ55が支燃ガス比率取得手段に相当し、第1温度センサが最低温度取得手段に相当し、第1所定値Raが第1所定値に相当し、第2所定値Rbが第2所定値に相当する。
本発明の第1実施例に係る燃料電池システムの全体構成を示す模式図である。 電力指令値と所要エア量との関係の一例を示す図である。 電力指令値と所要改質燃料量との関係の一例を示す図である。 所要改質燃料量と限界温度差との関係を示す図である。 制御部による燃焼成分比率の制御を示すフローチャートの一例を示す図である。 燃焼部の温度分布幅とモル比Rと空気過剰率λとの関係を示す図である。 制御部による燃焼成分比率の制御を示すフローチャートの一例を示す図である。
符号の説明
10 制御部
40 調量弁
50 改質器
51 改質部
52 燃焼部
53 第1温度センサ
54 第2温度センサ
55 空気過剰率λセンサ
60 燃料電池
61 カソード
62 アノード
63 冷却部
70,80 エアポンプ
100 燃料電池システム

Claims (13)

  1. 燃料電池と、
    改質部と、
    前記燃料電池のアノードオフガスを燃料として用いて前記改質部を加熱する燃焼部と、
    前記燃焼部内のガス流れ方向の温度分布に応じて前記燃焼部に供給される燃焼成分の比率を制御する比率制御手段と、を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記比率制御手段は、前記燃焼部内のガス流れ方向の温度分布幅が所定値を上回った場合に、前記燃焼部内に供給される支燃ガス量を増加させることを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記比率制御手段は、前記燃焼部内のガス流れ方向の温度分布幅が大きいほど、前記燃焼部内に供給される支燃ガス量を増加させることを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池システム。
  4. 前記比率制御手段は、前記燃焼部内の酸素過剰率が所定値を上回った場合に、アノードオフガス中の水素量を増加させることを特徴とする請求項2記載の燃料電池システム。
  5. 前記比率制御手段は、前記燃料部内のガス流れ方向の温度分布幅が大きいほど、アノードオフガス中の水素量を増加させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の燃料電池システム。
  6. 前記燃焼部内のガス流れ方向の温度分布幅を測定または推定する温度分布幅取得手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の燃料電池システム。
  7. 前記温度分布幅取得手段の取得結果に基づいてアノードオフガス中の成分比率を推定する成分比率推定手段をさらに備え、
    前記比率制御手段は、前記成分比率推定手段の推定結果に基づいて前記燃焼成分の比率を制御することを特徴とする請求項6記載の燃料電池システム。
  8. 前記アノードオフガスは、難燃性ガスを含み、
    前記比率制御手段は、前記成分比率推定手段によって推定された前記難燃性ガスの比率が第1所定値以上となった場合に支燃ガス量を増加させることを特徴とする請求項7記載の燃料電池システム。
  9. 前記比率制御手段は、前記成分比率推定手段によって推定された前記難燃性ガスの比率が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上となった場合に前記燃料電池の水素消費量を低下させることを特徴とする請求項8記載の燃料電池システム。
  10. 前記燃焼部の平均温度を測定または推定する温度取得手段と、
    前記温度取得手段の取得結果に基づいて前記第1所定値および前記第2所定値を決定する決定手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項8または9記載の燃料電池システム。
  11. 前記アノードオフガスと前記支燃ガスとの比率を推定または検出する支燃ガス比率取得手段をさらに備え、
    前記比率制御手段は、前記支燃ガス比率取得手段の取得結果および前記温度分布幅に基づいて、前記燃焼成分の比率を制御することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の燃料電池システム。
  12. 前記燃焼部の最低温度を測定または推定する最低温度取得手段と、
    前記最低温度取得手段の取得結果に基づいて、前記比率制御手段の作動要否を判定する第1判定手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の燃料電池システム。
  13. 前記改質部へ供給される改質燃料量を取得する改質燃料量取得手段と、
    前記改質燃料量取得手段の取得結果に基づいて、前記比率制御手段の作動要否を判定する第2判定手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の燃料電池システム。
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