JPH0878030A - 燃料電池発電装置 - Google Patents

燃料電池発電装置

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JPH0878030A
JPH0878030A JP6211084A JP21108494A JPH0878030A JP H0878030 A JPH0878030 A JP H0878030A JP 6211084 A JP6211084 A JP 6211084A JP 21108494 A JP21108494 A JP 21108494A JP H0878030 A JPH0878030 A JP H0878030A
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料電池の出力減少時等に改質器の燃焼室の
温度が異常に上昇することを予防し得、運転停止に至る
ことを防止し得る燃料電池発電装置を提供する。 【構成】 燃料電池5に対する出力指令63と酸素濃度
検出器60で検出された酸素濃度64と温度検出器81
で検出された出口温度82とに基づき、低温ブロワ16
へ回転数の指令65’を出力すると共に、改質器燃焼空
気流量調節弁61へ開度補正指令66’を出力する制御
器62’を設け、燃焼室Coの出口温度82が上限値を
越えた場合、改質器燃焼空気流量調節弁61の開度を増
加させ、且つその開度に対応させて低温ブロワ16の回
転数を増加させ、改質器3の燃焼室Coへの空気流量を
増やして燃焼室Coの温度を低下させるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料電池発電装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】溶融炭酸塩型の燃料電池は、高効率で環
境への影響が少ないなど、従来の発電装置にはない特徴
を有しており、水力、火力、原子力に続く発電システム
として注目を集め、現在世界各国で鋭意研究が進められ
ている。
【0003】図9は天然ガスを燃料とする溶融炭酸塩型
の燃料電池発電装置の一例を示すものである。図示する
ように、発電装置は、天然ガスと水蒸気とを混合した燃
料ガス1を水素を含むアノードガス2に改質する改質器
3と、酸素を含むカソードガス4と前記アノードガス2
とから発電する燃料電池5とを一般に備えており、改質
器3で作られたアノードガス2は燃料電池5のアノード
Anに供給され、燃料電池5内でその大部分を消費して
アノード排ガス6となり、アノード排ガスライン7によ
り燃焼用ガスとして改質器3の燃焼室Coに供給される
ようになっている。尚、燃料電池5は格納容器8に格納
され可燃性ガス等の外部への漏洩を防止して安全性を高
めている。
【0004】改質器3は、燃料電池5を出たアノード排
ガス6中の可燃成分(水素、一酸化炭素、メタン等)と
カソード排ガス9の一部とを燃焼させて高温の燃焼排ガ
ス10を生成する燃焼室Coと、内部に改質触媒が充填
されていて燃焼室Coからの伝熱により燃料ガス1を改
質する改質室Reとからなっており、改質室Reで改質
された水素を含む高温のアノードガス2は、燃料加熱器
11を通り冷却されて燃料電池5のアノードAnに供給
されるようになっている。一方、放熱により温度の下が
った燃焼排ガス10は排ガス供給ライン12を通り空気
予熱器13で冷却され、凝縮器14を経て気水分離ドラ
ム15により水分が除去され、低温ブロワ16により加
圧され、空気17と混合し、空気予熱器13により加熱
され、カソード循環ライン18に入るようになってい
る。
【0005】カソードガス4は、燃料電池5のカソード
Caで一部が反応して高温のカソード排ガス9となり、
カソード排ガスライン34により空気17を圧縮するタ
ービン圧縮機21のタービンTに導かれて動力が回収さ
れた後、更に排熱回収のため蒸気発生器22で水蒸気2
3を発生して系外に排出されるようになっている。この
水蒸気23は蒸気ライン24により燃料ガス供給ライン
25に送られ原料ブロワ27から送られてくる天然ガス
等の原料ガス26と混合して燃料ガス1となり改質器3
の改質室Reに供給されるようになっている。
【0006】前記燃料電池5のカソード排ガス9の一部
は、カソード循環ライン18により前記空気予熱器13
からの空気と合流して高温ブロワ28により、カソード
ガス4として燃料電池5のカソードCaに循環供給され
るようになっている。
【0007】又、タービン圧縮機21の空気圧縮機Cで
圧縮された空気17は低温ブロワ16の出口で前記水分
が除去された燃焼排ガス10と合流するようになってい
る。タービン圧縮機21には空気ブロワ29を有するバ
イパスライン30が設けられており、タービン圧縮機2
1の空気圧縮機Cで圧縮される空気17の容量が不足し
た時のバックアップとして空気ブロワ29が使用される
ようになっている。
【0008】即ち、前記空気ブロワ29は、燃料電池5
の起動時を含む低負荷運転時等のタービン圧縮機21に
送られるカソード排ガス9の流量が少ない時にも空気1
7の要求量を満たすために、空気圧縮機Cの不足分を補
うように作動させるようにしてある。
【0009】図9において、原料ブロワ27の出口には
燃料供給弁31が設けてあり、該燃料供給弁31の出口
側の燃料ガス供給ライン25にはN2供給弁32を備え
たN2ガスパージライン33が接続されている。
【0010】一方、前記空気予熱器13の下流側におけ
る排ガス供給ライン12には、前記改質器3の燃焼室C
oから排出される燃焼排ガス10中に含まれる酸素濃度
64を検出する酸素濃度検出器60を設け、低温ブロワ
16の出側には、前記改質器3の燃焼室Coへの空気流
量を調節する改質器燃焼空気流量調節弁61を設けてあ
り、更に、燃料電池5に対する出力指令63に基づき低
温ブロワ16へ回転数指令65を出力すると共に、前記
出力指令63と前記酸素濃度検出器60で検出された酸
素濃度64とに基づき改質器燃焼空気流量調節弁61へ
開度補正指令66を出力する制御器62を設けてある。
尚、前記酸素濃度検出器60を改質器3の燃焼室Coの
出口部分に設けていないのは、改質器3の燃焼室Coの
出口部分においては燃焼排ガス10の温度が高く、酸素
濃度64の検出に適さないためであり、空気予熱器13
を通過して熱交換により温度がある程度降下した後の燃
焼排ガス10中における酸素濃度64を検出するため
に、酸素濃度検出器60を空気予熱器13の下流側にお
ける排ガス供給ライン12に設けるようにしている。
【0011】前記制御器62は、図10に示される如
く、燃料電池5に対する出力指令63に基づき低温ブロ
ワ16の回転数指令65を自動/手動切換器67を介し
て低温ブロワ16へ出力する関数発生器68と、燃料電
池5に対する出力指令63に基づき改質器燃焼空気流量
調節弁61の先行開度指令69を出力する関数発生器7
0と、前記燃料電池5に対する出力指令に基づき燃焼排
ガス10中の酸素濃度指令71を出力する関数発生器7
2と、前記酸素濃度検出器60で検出された酸素濃度6
4と、前記関数発生器72から出力される酸素濃度指令
71との差を求め、酸素濃度偏差73を出力する減算器
74と、該減算器74から出力される酸素濃度偏差73
に基づき改質器燃焼空気流量調節弁61の開度補正指令
75を出力する関数発生器76と、該関数発生器76か
ら出力される開度補正指令75を比例積分処理して信号
77を出力する比例積分調節器78と、該比例積分調節
器78から出力される信号77と、前記関数発生器70
から出力される先行開度指令69との和を求め、改質器
燃焼空気流量調節弁61の開度補正指令66を自動/手
動切換器79を介して改質器燃焼空気流量調節弁61へ
出力する加算器80とを備えてなる構成を有している。
【0012】尚、前記関数発生器68には、図3に示さ
れるような関数が入力されており、該関数は、出力指令
63の増減に対し略比例させて低温ブロワ16の回転数
指令65を増減させることを表わしている。又、前記関
数発生器70には、図4に示されるような関数が入力さ
れており、該関数は、出力指令63の増減に対し略比例
させて改質器燃焼空気流量調節弁61の先行開度指令6
9を増減させることを表わしている。又、前記関数発生
器72には、図5に示されるような関数が入力されてお
り、該関数は、出力指令63の増減に対し略比例させて
燃焼排ガス10中の酸素濃度指令71を増減させること
を表わしている。又、前記関数発生器76には、図6に
示されるような関数が入力されており、該関数は、酸素
濃度偏差73の増減に対し略比例させて改質器燃焼空気
流量調節弁61の開度補正指令75を増減させることを
表わしている。
【0013】これにより、前述の如き燃料電池発電装置
の運転時においては、燃料電池5に対する出力指令63
が制御器62へ入力されると共に、酸素濃度検出器60
によって改質器3の燃焼室Coから排出される燃焼排ガ
ス10中に含まれる酸素濃度64が検出され、該酸素濃
度64が前記制御器62へ入力される。
【0014】前記燃料電池5に対する出力指令63が制
御器62の関数発生器68へ入力されると、該関数発生
器68において前記出力指令63に基づき低温ブロワ1
6の回転数指令65が求められ、該回転数指令65が自
動/手動切換器67を介して低温ブロワ16へ出力さ
れ、該低温ブロワ16の回転数が前記出力指令63に基
づいて制御される。
【0015】又、前記出力指令63が関数発生器70へ
入力されると、該関数発生器70において前記出力指令
63に基づき改質器燃焼空気流量調節弁61の先行開度
指令69が求められ、該先行開度指令69が加算器80
と自動/手動切換器79を介して改質器燃焼空気流量調
節弁61へ出力され、該改質器燃焼空気流量調節弁61
の開度が前記出力指令63に基づいて応答遅れのないよ
うに先行的に制御されると共に、前記出力指令63が関
数発生器72へ入力されると、該関数発生器72におい
て前記出力指令63に基づき燃焼排ガス10中の酸素濃
度指令71が求められ、該酸素濃度指令71が減算器7
4へ出力され、且つ酸素濃度検出器60で検出された燃
焼排ガス10中の酸素濃度64が減算器74へ出力さ
れ、該減算器74において酸素濃度指令71と酸素濃度
64との差が求められて酸素濃度偏差73が関数発生器
76へ出力され、該関数発生器76において前記酸素濃
度偏差73に基づき改質器燃焼空気流量調節弁61の開
度補正指令75が求められて比例積分調節器78へ出力
され、該比例積分調節器78において前記開度補正指令
75が比例積分処理されて信号77が加算器80へ出力
され、該加算器80において前記先行開度指令69と信
号77との和が求められ、開度補正指令66が自動/手
動切換器79を介して改質器燃焼空気流量調節弁61へ
出力され、該改質器燃焼空気流量調節弁61の開度が出
力指令63並びに燃焼排ガス10中の酸素濃度64に基
づいて調節される。
【0016】この結果、前記低温ブロワ16の回転数制
御による燃焼排ガス10の吸い込み量の調整により、改
質器3の燃焼室Coへ導入されるカソード排ガス9の量
が調整されると共に、前記改質器燃焼空気流量調節弁6
1の開度調節により、低温ブロワ16の吐出量が調整さ
れ、改質器3の燃焼室Coへ供給される空気の流量が調
整されるようになっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】前述の如き燃料電池発
電装置では、燃料電池5に対する出力指令63の変化
時、特に出力減少時に、制御系の遅れ等から燃料電池5
のアノードAnで消費されない燃料ガス中の未燃分が一
時的に増加して、改質器3の燃焼室Coへ供給され、該
燃焼室Coの温度が異常に高くなることがある。
【0018】しかしながら、従来の燃料電池発電装置の
場合、前述したように、低温ブロワ16の回転数は燃料
電池5の出力指令63に基づいて一律に制御されてお
り、前記改質器3の燃焼室Coへ供給される空気流量を
増やして該燃焼室Coの温度を低下させることは不可能
であり、燃焼室Coの温度異常上昇により運転停止に至
るという欠点を有していた。
【0019】本発明は、斯かる実情に鑑み、燃料電池5
の出力減少時等に改質器3の燃焼室Coの温度が異常に
上昇することを予防し得、運転停止に至ることを防止し
得る燃料電池発電装置を提供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、カソードCa
とアノードAnとを有し、発電を行う燃料電池5と、原
料ガス26に水蒸気23を加えた燃料ガス1を、水素を
含むアノードガス2に改質して前記燃料電池5のアノー
ドAnへ供給する改質室Reと、燃料電池5のアノード
Anから排出されるアノード排ガス6と前記燃料電池5
のカソードCaから排出されるカソード排ガス9の一部
とが導入されて燃焼が行われ、且つ前記改質室Reでの
改質のための熱を発生する燃焼室Coとからなる改質器
3と、前記燃料電池5のカソードCaから排出されるカ
ソード排ガス9により駆動されるタービンTを有し、該
タービンTによって駆動される空気圧縮機Cからの空気
17を燃料電池5のカソードCaに供給するタービン圧
縮機21と、回転数制御による吸い込み量の調整によ
り、前記改質器3の燃焼室Coへ導入されるカソード排
ガス9の量を調整し、且つ前記改質器3の燃焼室Coか
らの燃焼排ガス10を、前記タービン圧縮機21の空気
圧縮機Cからの空気17と一緒に燃料電池5のカソード
Caを介して改質器3の燃焼室Coへ供給する低温ブロ
ワ16と、該低温ブロワ16の出側に設けられ且つ前記
改質器3の燃焼室Coへの空気流量を調節する改質器燃
焼空気流量調節弁61とを備えた燃料電池発電装置であ
って、燃料電池5に対する出力指令63に基づき改質器
燃焼空気流量調節弁61の先行開度指令69を出力する
関数発生器70と、前記燃料電池5に対する出力指令6
3に基づき燃焼排ガス10中の酸素濃度指令71を出力
する関数発生器72と、改質器3の燃焼室Coから排出
される燃焼排ガス10中に含まれる酸素濃度64を検出
する酸素濃度検出器60と、前記関数発生器72から出
力される酸素濃度指令71と、前記酸素濃度検出器60
で検出された酸素濃度64との差を求め、酸素濃度偏差
73を出力する減算器74と、該減算器74から出力さ
れる酸素濃度偏差73に基づき改質器燃焼空気流量調節
弁61の開度補正指令75を出力する関数発生器76
と、前記改質器3の燃焼室Coの出口温度82を検出す
る温度検出器81と、前記改質器3の燃焼室Coの出口
温度82の上限値83を設定出力する信号発生器84
と、前記温度検出器81で検出された出口温度82と、
前記信号発生器84から出力される上限値83との差を
求め、出口温度偏差85を出力する減算器86と、該減
算器86から出力される出口温度偏差85に基づき改質
器燃焼空気流量調節弁61の開度補正指令87を出力す
る関数発生器88と、改質器燃焼空気流量調節弁61の
許容最大開度89を設定出力する信号発生器90と、前
記関数発生器88から出力される開度補正指令87を、
前記信号発生器90から出力される許容最大開度89を
越えないよう比例積分処理して信号91を出力するリミ
ッタ付比例積分調節器92と、該リミッタ付比例積分調
節器92から出力される信号91と、前記関数発生器7
6から出力される開度補正指令75との和を求め、改質
器燃焼空気流量調節弁61の開度補正指令75’を出力
する加算器93と、該加算器93から出力される開度補
正指令75’を比例積分処理して信号77’を出力する
比例積分調節器78と、該比例積分調節器78から出力
される信号77’と、前記関数発生器70から出力され
る先行開度指令69との和を求め、改質器燃焼空気流量
調節弁61の開度補正指令66’を改質器燃焼空気流量
調節弁61へ出力する加算器80と、前記燃料電池5に
対する出力指令63に基づき低温ブロワ16の回転数指
令65を出力する関数発生器68と、前記加算器80か
ら出力される開度補正指令66’に基づき低温ブロワ1
6の回転数補正指令94を出力する関数発生器95と、
該関数発生器95から出力される回転数補正指令94が
変化した場合に、その変化率を設定値以下の範囲内に制
限する処理を行って回転数補正指令96を出力する変化
率制限器97と、前記改質器3の燃焼室Coの出口温度
82が上限値83以下の時には前記関数発生器68から
出力される回転数指令65をそのまま指令65’として
低温ブロワ16へ出力する一方、前記改質器3の燃焼室
Coの出口温度82が上限値83を越えた時には前記関
数発生器95から変化率制限器97を介して出力される
回転数補正指令96を指令65’として低温ブロワ16
へ出力する切換器98とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0021】
【作用】従って、燃料電池発電装置の運転時において
は、燃料電池5に対する出力指令63が制御器62へ入
力されると共に、酸素濃度検出器60によって改質器3
の燃焼室Coから排出される燃焼排ガス10中に含まれ
る酸素濃度64が検出され、且つ温度検出器81によっ
て改質器3の燃焼室Coの出口温度82が検出され、前
記酸素濃度64と出口温度82とが前記制御器62’へ
入力される。
【0022】前記燃料電池5に対する出力指令63が制
御器62’の関数発生器70へ入力されると、該関数発
生器70において前記出力指令63に基づき改質器燃焼
空気流量調節弁61の先行開度指令69が求められ、該
先行開度指令69が加算器80を介して改質器燃焼空気
流量調節弁61へ出力され、該改質器燃焼空気流量調節
弁61の開度が前記出力指令63に基づいて応答遅れの
ないように先行的に制御されると共に、前記出力指令6
3が制御器62’の関数発生器72へ入力されると、該
関数発生器72において前記出力指令63に基づき燃焼
排ガス10中の酸素濃度指令71が求められ、該酸素濃
度指令71が減算器74へ出力され、且つ酸素濃度検出
器60で検出された燃焼排ガス10中の酸素濃度64が
減算器74へ出力され、該減算器74において酸素濃度
指令71と酸素濃度64との差が求められて酸素濃度偏
差73が関数発生器76へ出力され、該関数発生器76
において前記酸素濃度偏差73に基づき改質器燃焼空気
流量調節弁61の開度補正指令75が求められて加算器
93へ出力される。
【0023】又、温度検出器81で検出された出口温度
82が制御器62’の減算器86へ入力されると、該減
算器86において出口温度82と信号発生器84で設定
出力される改質器3の燃焼室Coの出口温度82の上限
値83との差が求められて出口温度偏差85が関数発生
器88へ出力され、該関数発生器88において前記出口
温度偏差85に基づき改質器燃焼空気流量調節弁61の
開度補正指令87が求められ、信号発生器90から改質
器燃焼空気流量調節弁61の許容最大開度89が入力さ
れているリミッタ付比例積分調節器92へ出力され、該
リミッタ付比例積分調節器92において前記開度補正指
令87が比例積分処理されて信号91が前記加算器93
へ出力され、該加算器93においては、前記改質器燃焼
空気流量調節弁61の開度補正指令75と信号91との
和が求められ、改質器燃焼空気流量調節弁61の開度補
正指令75’が比例積分調節器78へ出力され、該比例
積分調節器78において前記開度補正指令75’が比例
積分処理されて信号77’が加算器80へ出力され、該
加算器80において前記先行開度指令69と信号77と
の和が求められ、開度補正指令66’が改質器燃焼空気
流量調節弁61へ出力され、該改質器燃焼空気流量調節
弁61の開度が出力指令63、燃焼排ガス10中の酸素
濃度64並びに改質器3の燃焼室Coの出口温度82に
基づいて調節される。
【0024】一方、前記燃料電池5に対する出力指令6
3が制御器62’の関数発生器68へ入力されると、該
関数発生器68において前記出力指令63に基づき低温
ブロワ16の回転数指令65が求められ、前記改質器3
の燃焼室Coの出口温度82が上限値83以下の時に
は、前記回転数指令65が切換器98からそのまま指令
65’として低温ブロワ16へ出力され、該低温ブロワ
16の回転数が前記出力指令63に基づいて制御され
る。
【0025】又、前記加算器80から出力される開度補
正指令66’は、関数発生器95へ入力されており、該
関数発生器95において前記開度補正指令66’に基づ
き低温ブロワ16の回転数補正指令94が求められて変
化率制限器97へ出力され、該変化率制限器97におい
て、回転数補正指令94の変化率を設定値以下の範囲内
に制限する処理が行われて回転数補正指令96が切換器
98へ出力されており、この状態で、燃料電池5の出力
減少時等に、改質器3の燃焼室Coの出口温度82が上
限値83を越えた時には、前記回転数指令65の代りに
前記関数発生器95から変化率制限器97を介して出力
される回転数補正指令96が切換器98から指令65’
として低温ブロワ16へ出力され、該低温ブロワ16の
回転数が前記改質器燃焼空気流量調節弁61の開度補正
指令66’に対応して制御される。
【0026】この結果、前記改質器3の燃焼室Coの出
口温度82が上限値83を越えた時には、改質器燃焼空
気流量調節弁61の開度が許容最大開度89を越えない
範囲内で増加されると共に、該改質器燃焼空気流量調節
弁61の開度に対応して低温ブロワ16の回転数が所望
の変化率で増加され、前記改質器3の燃焼室Coへ供給
される空気流量が増やされて該燃焼室Coの温度が前記
上限値83以下の所要温度に低下し保持される。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0028】図1及び図2は本発明の一実施例であっ
て、図中、図9及び図10と同一の符号を付した部分は
同一物を表わしており、基本的な構成は図9及び図10
に示す従来のものと同様であるが、本実施例の特徴とす
るところは、図1及び図2に示す如く、改質器3の燃焼
室Coの出口部分における排ガス供給ライン12に、改
質器3の燃焼室Coの出口温度82を検出する温度検出
器81を設け、燃料電池5に対する出力指令63と酸素
濃度検出器60で検出された酸素濃度64と温度検出器
81で検出された出口温度82とに基づき、低温ブロワ
16へ回転数の指令65’を出力すると共に、改質器燃
焼空気流量調節弁61へ開度補正指令66’を出力する
制御器62’を設けた点にある。
【0029】前記制御器62’は、図2に示す如く、燃
料電池5に対する出力指令63に基づき改質器燃焼空気
流量調節弁61の先行開度指令69を出力する関数発生
器70と、前記燃料電池5に対する出力指令63に基づ
き燃焼排ガス10中の酸素濃度指令71を出力する関数
発生器72と、該関数発生器72から出力される酸素濃
度指令71と、前記酸素濃度検出器60で検出された酸
素濃度64との差を求め、酸素濃度偏差73を出力する
減算器74と、該減算器74から出力される酸素濃度偏
差73に基づき改質器燃焼空気流量調節弁61の開度補
正指令75を出力する関数発生器76と、改質器3の燃
焼室Coの出口温度82の上限値83(およそ800
℃)を設定出力する信号発生器84と、前記温度検出器
81で検出された出口温度82と、前記信号発生器84
から出力される上限値83との差を求め、出口温度偏差
85を出力する減算器86と、該減算器86から出力さ
れる出口温度偏差85に基づき改質器燃焼空気流量調節
弁61の開度補正指令87を出力する関数発生器88
と、改質器燃焼空気流量調節弁61の許容最大開度89
を設定出力する信号発生器90と、前記関数発生器88
から出力される開度補正指令87を、前記信号発生器9
0から出力される許容最大開度89を越えないよう比例
積分処理して信号91を出力するリミッタ付比例積分調
節器92と、該リミッタ付比例積分調節器92から出力
される信号91と、前記関数発生器76から出力される
開度補正指令75との和を求め、改質器燃焼空気流量調
節弁61の開度補正指令75’を出力する加算器93
と、該加算器93から出力される開度補正指令75’を
比例積分処理して信号77’を出力する比例積分調節器
78と、該比例積分調節器78から出力される信号7
7’と、前記関数発生器70から出力される先行開度指
令69との和を求め、改質器燃焼空気流量調節弁61の
開度補正指令66’を自動/手動切換器79を介して改
質器燃焼空気流量調節弁61へ出力する加算器80と、
前記燃料電池5に対する出力指令63に基づき低温ブロ
ワ16の回転数指令65を出力する関数発生器68と、
前記加算器80から出力される開度補正指令66’に基
づき低温ブロワ16の回転数補正指令94を出力する関
数発生器95と、該関数発生器95から出力される回転
数補正指令94が変化した場合に、その変化率を設定値
以下の範囲内に制限する処理を行って回転数補正指令9
6を出力する変化率制限器97と、前記改質器3の燃焼
室Coの出口温度82が上限値83以下の時には前記関
数発生器68から出力される回転数指令65をそのまま
指令65’として自動/手動切換器67を介し低温ブロ
ワ16へ出力する一方、前記改質器3の燃焼室Coの出
口温度82が上限値83を越えた時には前記関数発生器
95から変化率制限器97を介して出力される回転数補
正指令96を指令65’として自動/手動切換器67を
介し低温ブロワ16へ出力する切換器98とを備えてな
る構成を有している。
【0030】尚、前記関数発生器68,70,72,7
6は夫々、図10に示したものと同様な関数発生器であ
って、各関数発生器68,70,72,76には夫々、
図3〜図6に示されるような関数が入力されている。
又、前記関数発生器88には、図7に示されるような関
数が入力されており、該関数は、改質器3の燃焼室Co
の出口温度偏差85の増減に対し略比例させて改質器燃
焼空気流量調節弁61の開度補正指令87を増減させる
ことを表わしている。又、前記関数発生器95には、図
8に示されるような関数が入力されており、該関数は、
改質器燃焼空気流量調節弁61の開度補正指令66’の
増減に対し略比例させて低温ブロワ16の回転数補正指
令94を増減させることを表わしている。
【0031】又、前記信号発生器90によって改質器燃
焼空気流量調節弁61の許容最大開度89を設定してい
るのは、改質器燃焼空気流量調節弁61の開度をある開
度以上に増加させた場合、燃料電池5のカソードCaの
入側と出側の差圧が大きくなりすぎ運転に支障をきたす
ので、これを回避するためであり、又、変化率制限器9
7によって関数発生器95から出力される回転数補正指
令94の変化率を設定値以下の範囲内に制限しつつ回転
数補正指令96を出力するようにしているのは、低温ブ
ロワ16の回転数を急激に増加させた場合、やはり燃料
電池5のカソードCaの入側と出側の差圧が大きくなり
すぎ運転に支障をきたすので、これを回避するためであ
る。
【0032】次に、上記実施例の作動を説明する。
【0033】燃料電池発電装置の運転時においては、燃
料電池5に対する出力指令63が制御器62へ入力され
ると共に、酸素濃度検出器60によって改質器3の燃焼
室Coから排出される燃焼排ガス10中に含まれる酸素
濃度64が検出され、且つ温度検出器81によって改質
器3の燃焼室Coの出口温度82が検出され、前記酸素
濃度64と出口温度82とが前記制御器62’へ入力さ
れる。
【0034】前記燃料電池5に対する出力指令63が制
御器62’の関数発生器70へ入力されると、該関数発
生器70において前記出力指令63に基づき改質器燃焼
空気流量調節弁61の先行開度指令69が求められ、該
先行開度指令69が加算器80と自動/手動切換器79
を介して改質器燃焼空気流量調節弁61へ出力され、該
改質器燃焼空気流量調節弁61の開度が前記出力指令6
3に基づいて応答遅れのないように先行的に制御される
と共に、前記出力指令63が制御器62’の関数発生器
72へ入力されると、該関数発生器72において前記出
力指令63に基づき燃焼排ガス10中の酸素濃度指令7
1が求められ、該酸素濃度指令71が減算器74へ出力
され、且つ酸素濃度検出器60で検出された燃焼排ガス
10中の酸素濃度64が減算器74へ出力され、該減算
器74において酸素濃度指令71と酸素濃度64との差
が求められて酸素濃度偏差73が関数発生器76へ出力
され、該関数発生器76において前記酸素濃度偏差73
に基づき改質器燃焼空気流量調節弁61の開度補正指令
75が求められて加算器93へ出力される。
【0035】又、温度検出器81で検出された出口温度
82が制御器62’の減算器86へ入力されると、該減
算器86において出口温度82と信号発生器84で設定
出力される改質器3の燃焼室Coの出口温度82の上限
値83との差が求められて出口温度偏差85が関数発生
器88へ出力され、該関数発生器88において前記出口
温度偏差85に基づき改質器燃焼空気流量調節弁61の
開度補正指令87が求められてリミッタ付比例積分調節
器92へ出力され、該リミッタ付比例積分調節器92に
おいて前記開度補正指令87が比例積分処理されて信号
91が前記加算器93へ出力される。ここで、前記リミ
ッタ付比例積分調節器92には、信号発生器90から改
質器燃焼空気流量調節弁61の許容最大開度89が入力
されており、前記開度補正指令87が許容最大開度89
を越えている場合には、該許容最大開度89を越えない
よう比例積分処理が行われる。
【0036】加算器93においては、前記改質器燃焼空
気流量調節弁61の開度補正指令75と信号91との和
が求められ、改質器燃焼空気流量調節弁61の開度補正
指令75’が比例積分調節器78へ出力され、該比例積
分調節器78において前記開度補正指令75’が比例積
分処理されて信号77’が加算器80へ出力され、該加
算器80において前記先行開度指令69と信号77との
和が求められ、開度補正指令66’が自動/手動切換器
79を介して改質器燃焼空気流量調節弁61へ出力さ
れ、該改質器燃焼空気流量調節弁61の開度が出力指令
63、燃焼排ガス10中の酸素濃度64並びに改質器3
の燃焼室Coの出口温度82に基づいて調節される。
【0037】一方、前記燃料電池5に対する出力指令6
3が制御器62’の関数発生器68へ入力されると、該
関数発生器68において前記出力指令63に基づき低温
ブロワ16の回転数指令65が求められ、前記改質器3
の燃焼室Coの出口温度82が上限値83以下の時に
は、前記回転数指令65が切換器98からそのまま指令
65’として自動/手動切換器67を介し低温ブロワ1
6へ出力され、該低温ブロワ16の回転数が前記出力指
令63に基づいて制御される。
【0038】又、前記加算器80から自動/手動切換器
79を介して出力される開度補正指令66’は、関数発
生器95へ入力されており、該関数発生器95において
前記開度補正指令66’に基づき低温ブロワ16の回転
数補正指令94が求められて変化率制限器97へ出力さ
れ、該変化率制限器97において、回転数補正指令94
の変化率を設定値以下の範囲内に制限する処理が行われ
て回転数補正指令96が切換器98へ出力されている。
【0039】この状態で、燃料電池5の出力減少時等
に、改質器3の燃焼室Coの出口温度82が上限値83
を越えた時には、前記回転数指令65の代りに前記関数
発生器95から変化率制限器97を介して出力される回
転数補正指令96が切換器98から指令65’として自
動/手動切換器67を介し低温ブロワ16へ出力され、
該低温ブロワ16の回転数が前記改質器燃焼空気流量調
節弁61の開度補正指令66’に対応して制御される。
【0040】この結果、前記改質器3の燃焼室Coの出
口温度82が上限値83を越えた時には、改質器燃焼空
気流量調節弁61の開度が許容最大開度89を越えない
範囲内で増加されると共に、該改質器燃焼空気流量調節
弁61の開度に対応して低温ブロワ16の回転数が所望
の変化率で増加され、前記改質器3の燃焼室Coへ供給
される空気流量が増やされて該燃焼室Coの温度が前記
上限値83(およそ800℃)以下の所要温度(およそ
770℃)に低下し保持される。
【0041】こうして、燃料電池5の出力減少時等に改
質器3の燃焼室Coの温度が異常に上昇することを予防
し得、運転停止に至ることを防止し得る。
【0042】尚、本発明の燃料電池発電装置は、上述の
実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の燃料電池
発電装置によれば、燃料電池5の出力減少時等に改質器
3の燃焼室Coの温度が異常に上昇することを予防し
得、運転停止に至ることを防止し得るという優れた効果
を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体概要構成図である。
【図2】本発明の一実施例における制御器のブロック図
である。
【図3】図2及び図10に示される関数発生器68に設
定されている関数を表わす線図である。
【図4】図2及び図10に示される関数発生器70に設
定されている関数を表わす線図である。
【図5】図2及び図10に示される関数発生器72に設
定されている関数を表わす線図である。
【図6】図2及び図10に示される関数発生器76に設
定されている関数を表わす線図である。
【図7】図2に示される関数発生器88に設定されてい
る関数を表わす線図である。
【図8】図2に示される関数発生器95に設定されてい
る関数を表わす線図である。
【図9】従来例の全体概要構成図である。
【図10】従来例における制御器のブロック図である。
【符号の説明】
1 燃料ガス 2 アノードガス 3 改質器 5 燃料電池 6 アノード排ガス 9 カソード排ガス 10 燃焼排ガス 16 低温ブロワ 17 空気 21 タービン圧縮機 23 水蒸気 60 酸素濃度検出器 61 改質器燃焼空気流量調節弁 63 出力指令 64 酸素濃度 65 回転数指令 65’ 指令 66’ 開度補正指令 68 関数発生器 69 先行開度指令 70 関数発生器 71 酸素濃度指令 72 関数発生器 73 酸素濃度偏差 74 減算器 75 開度補正指令 75’ 開度補正指令 76 関数発生器 77’ 信号 78 比例積分調節器 80 加算器 81 温度検出器 82 出口温度 83 上限値 84 信号発生器 85 出口温度偏差 86 減算器 87 開度補正指令 88 関数発生器 89 許容最大開度 90 信号発生器 91 信号 92 リミッタ付比例積分調節器 93 加算器 94 回転数補正指令 95 関数発生器 96 回転数補正指令 97 変化率制限器 98 切換器 An アノード Ca カソード Co 燃焼室 Re 改質室 C 空気圧縮機 T タービン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソード(Ca)とアノード(An)と
    を有し、発電を行う燃料電池(5)と、 原料ガス(26)に水蒸気(23)を加えた燃料ガス
    (1)を、水素を含むアノードガス(2)に改質して前
    記燃料電池(5)のアノード(An)へ供給する改質室
    (Re)と、燃料電池(5)のアノード(An)から排
    出されるアノード排ガス(6)と前記燃料電池(5)の
    カソード(Ca)から排出されるカソード排ガス(9)
    の一部とが導入されて燃焼が行われ、且つ前記改質室
    (Re)での改質のための熱を発生する燃焼室(Co)
    とからなる改質器(3)と、 前記燃料電池(5)のカソード(Ca)から排出される
    カソード排ガス(9)により駆動されるタービン(T)
    を有し、該タービン(T)によって駆動される空気圧縮
    機(C)からの空気(17)を燃料電池(5)のカソー
    ド(Ca)に供給するタービン圧縮機(21)と、 回転数制御による吸い込み量の調整により、前記改質器
    (3)の燃焼室(Co)へ導入されるカソード排ガス
    (9)の量を調整し、且つ前記改質器(3)の燃焼室
    (Co)からの燃焼排ガス(10)を、前記タービン圧
    縮機(21)の空気圧縮機(C)からの空気(17)と
    一緒に燃料電池(5)のカソード(Ca)を介して改質
    器(3)の燃焼室(Co)へ供給する低温ブロワ(1
    6)と、 該低温ブロワ(16)の出側に設けられ且つ前記改質器
    (3)の燃焼室(Co)への空気流量を調節する改質器
    燃焼空気流量調節弁(61)とを備えた燃料電池発電装
    置であって、 燃料電池(5)に対する出力指令(63)に基づき改質
    器燃焼空気流量調節弁(61)の先行開度指令(69)
    を出力する関数発生器(70)と、 前記燃料電池(5)に対する出力指令(63)に基づき
    燃焼排ガス(10)中の酸素濃度指令(71)を出力す
    る関数発生器(72)と、 改質器(3)の燃焼室(Co)から排出される燃焼排ガ
    ス(10)中に含まれる酸素濃度(64)を検出する酸
    素濃度検出器(60)と、 前記関数発生器(72)から出力される酸素濃度指令
    (71)と、前記酸素濃度検出器(60)で検出された
    酸素濃度(64)との差を求め、酸素濃度偏差(73)
    を出力する減算器(74)と、 該減算器(74)から出力される酸素濃度偏差(73)
    に基づき改質器燃焼空気流量調節弁(61)の開度補正
    指令(75)を出力する関数発生器(76)と、 前記改質器(3)の燃焼室(Co)の出口温度(82)
    を検出する温度検出器(81)と、 前記改質器(3)の燃焼室(Co)の出口温度(82)
    の上限値(83)を設定出力する信号発生器(84)
    と、 前記温度検出器(81)で検出された出口温度(82)
    と、前記信号発生器(84)から出力される上限値(8
    3)との差を求め、出口温度偏差(85)を出力する減
    算器(86)と、 該減算器(86)から出力される出口温度偏差(85)
    に基づき改質器燃焼空気流量調節弁(61)の開度補正
    指令(87)を出力する関数発生器(88)と、 改質器燃焼空気流量調節弁(61)の許容最大開度(8
    9)を設定出力する信号発生器(90)と、 前記関数発生器(88)から出力される開度補正指令
    (87)を、前記信号発生器(90)から出力される許
    容最大開度(89)を越えないよう比例積分処理して信
    号(91)を出力するリミッタ付比例積分調節器(9
    2)と、 該リミッタ付比例積分調節器(92)から出力される信
    号(91)と、前記関数発生器(76)から出力される
    開度補正指令(75)との和を求め、改質器燃焼空気流
    量調節弁(61)の開度補正指令(75’)を出力する
    加算器(93)と、 該加算器(93)から出力される開度補正指令(7
    5’)を比例積分処理して信号(77’)を出力する比
    例積分調節器(78)と、 該比例積分調節器(78)から出力される信号(7
    7’)と、前記関数発生器(70)から出力される先行
    開度指令(69)との和を求め、改質器燃焼空気流量調
    節弁(61)の開度補正指令(66’)を改質器燃焼空
    気流量調節弁(61)へ出力する加算器(80)と、 前記燃料電池(5)に対する出力指令(63)に基づき
    低温ブロワ(16)の回転数指令(65)を出力する関
    数発生器(68)と、 前記加算器(80)から出力される開度補正指令(6
    6’)に基づき低温ブロワ(16)の回転数補正指令
    (94)を出力する関数発生器(95)と、 該関数発生器(95)から出力される回転数補正指令
    (94)が変化した場合に、その変化率を設定値以下の
    範囲内に制限する処理を行って回転数補正指令(96)
    を出力する変化率制限器(97)と、 前記改質器(3)の燃焼室(Co)の出口温度(82)
    が上限値(83)以下の時には前記関数発生器(68)
    から出力される回転数指令(65)をそのまま指令(6
    5’)として低温ブロワ(16)へ出力する一方、前記
    改質器(3)の燃焼室(Co)の出口温度(82)が上
    限値(83)を越えた時には前記関数発生器(95)か
    ら変化率制限器(97)を介して出力される回転数補正
    指令(96)を指令(65’)として低温ブロワ(1
    6)へ出力する切換器(98)とを備えたことを特徴と
    する燃料電池発電装置。
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