JP2008058703A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像表示素子に出力する画像に対して電気的な逆補正を行った場合のモアレ縞の発生を低減する。
【解決手段】画像表示装置は、画像表示素子10と、該画像表示素子に表示された画像の観察を可能とする光学系60と、入力画像に対して、光学系により生ずる歪曲とは逆方向の歪みを電気的に与える歪み処理を行い、該歪み処理後の画像を画像表示素子に表示させる処理手段200と、光学系を通して観察される画像にローパスフィルタ効果を与えるフィルタ手段とを有する。フィルタ手段は、入力画像において第1の画素数を有する第1の画像領域が歪み処理により第2の画素数を有する第2の画像領域とされた場合に、第1の画素数と第2の画像数との関係に応じて異なるローパスフィルタ効果を、光学系を通して観察される第2の画像領域に対して与えることを特徴とする。
【選択図】図8A

Description

本発明は、画像表示素子上の原画を拡大表示するヘッドマウントディスプレイやプロジェクタ等の画像表示装置に関する。
CRTやLCD等の画像表示素子に表示された画像(原画)を光学系を介して拡大表示させる頭部装着型画像表示装置(ヘッドマウントディスプレイ:以下、HMDという)が用いられている。
このHMDは、観察者の頭部に装着されるため、装置の小型化及び軽量化が求められる。一方、HMDには、光学性能が良好で、かつできるだけ大きな拡大画像が提示できることが望まれている。
ただし、光学系を小型にすると、歪曲収差や軸上色収差が発生し、光学性能を良好にすることが難しくなる。逆に、歪曲収差や諸収差の発生を低減するように光学系の設計を行うと、光学系を小型することが困難になる。このため、光学系の歪曲収差や色収差を電気的に補正することで、光学系での収差補正の負担を少なくし、光学系を小型化したHMDが提案されている。
例えば、特許文献1には、2枚の液晶パネルに表示された画像を観察者の網膜上で合成することにより見かけの解像度を向上させるHMDが開示されている。このHMDでは、光学系で発生する歪曲収差の影響を打ち消すように液晶パネルに表示される画像を電気的に歪曲補正する。
また、特許文献2には、左右の映像信号を時間的に交互に切り替えて1つの画像表示素子に出力し、左右の映像信号の切り替えに同期して映像光が左右のいずれかの眼に入射するように構成したHMDが提案されている。このHMDでは、左右の光学系によって発生する歪曲収差を打ち消すように、左右の映像信号をそれぞれ電気的に歪曲補正している。
特開平6−265815号公報(段落0017、図1等) 特開2001−186442公報(段落0022〜0027、図1,8等)
上述した特許文献にて開示されたHMDのように、光学系の歪曲収差を打ち消すように画像表示素子に出力する画像に対して電気的な歪曲補正(以下、逆補正という)を行うことで、歪曲収差を低減した画像を観察することができる。
しかしながら、高画素の画像表示素子に逆補正された画像を表示した場合に、規則正しく配列された画素と歪曲した画像とが干渉してモアレ縞(干渉縞)が観察されてしまうことがある。このため、解像力を向上させたとしても、モアレ縞によって観察者に不快感を与えてしまうことになる。
本発明は、画像表示素子に出力する画像に対して電気的な逆補正を行った場合のモアレ縞の発生を低減することができるようにした画像表示装置を提供することを目的の1つとしている。
本発明の一側面としての画像表示装置は、画像表示素子と、該画像表示素子に表示された画像を観察するための光学系と、入力画像に対して、光学系により生ずる歪曲とは逆方向の歪みを電気的に与える歪み処理を行い、該歪み処理が行われた画像を画像表示素子に表示させる処理手段と、光学系を通して観察される画像にローパスフィルタ効果を与えるフィルタ手段とを有する。そして、フィルタ手段は、入力画像において第1の画素数を有する第1の画像領域が歪み処理により第2の画素数を有する第2の画像領域とされた場合に、第1の画素数と第2の画像数との関係に応じて異なるローパスフィルタ効果を、光学系を通して観察される第2の画像領域に対して与えることを特徴とする。
なお、上記画像表示装置と、該画像表示装置に画像情報を供給する画像供給装置とを含む画像表示システムも本発明の他の側面を構成する。
本発明によれば、入力画像に対して電気的な歪み処理(逆補正)を行った場合に、その歪み処理前後での特定領域の画素数の関係に応じた最適なローパスフィルタ効果を設定することができる。このため、解像力の低下を抑えつつモアレ縞の発生を低減させることができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の基本概念について図6を用いて説明する。画像表示素子から射出した光が光学系を通って観察者により観察される場合、図6Cに示すように歪曲がない良好な画像を提示できることが望ましい。
しかし、光学系が歪曲収差を持っていると、画像表示素子に歪曲のない画像を表示しただけでは、図6Aに示すように観察者は歪曲した画像を観察することになる。このため、図6Bに示すように、光学系の歪曲収差を打ち消す、すなわち光学系の歪曲収差の発生方向とは逆方向の歪みを与えるように電気的な歪み処理(以下、逆補正という)を行った画像を画像表示素子に出力する。この逆補正後の画像を光学系を通して観察することで、観察者は、図6Cに示すように歪曲が低減若しくはない画像を観察することができる。
ただし、前述したように、高画素の画像表示素子に歪曲した画像を表示させると、モアレ縞が発生するおそれがある。このため、本発明では、光学系を通して観察される画像に対してローパスフィルタ効果を与える。
なお、ここにいう「光学系を通して観察される画像に対してローパスフィルタ効果を与える」は、以下に説明するように、画像表示素子から射出された光線により形成される画像に対して光学的なローパスフィルタ効果を与える場合を含む。また、画像表示素子に出力(表示)される画像に対して電気的処理によるローパスフィルタ効果を与える場合も含む。
ローパスフィルタ効果を考えるにあたり、本実施例では、画像の入力信号(入力画像)と画像表示素子のH(水平)×V(垂直)を基準とする。
画像表示素子に入力する画像の解像力を、
H(水平)×V(垂直)=X画素×Y画素
とする。入力画像を図6Dに示すように複数の領域(画像領域)に分割し、その領域の1つをR(m画素(水平)×n画素(垂直))とする。この場合、領域Rは、逆補正によって図6Eに示すような歪を持った領域Sに変換されて画像表示素子に出力される。このとき、領域Sを表しているH×Vの最大表示画素数をM画素×N画素とする。すなわち、入力画像の領域R(m画素×n画素)が逆補正によって領域S(M画素×N画素)に変換されて出力画像となる。
ここで、本実施例にいう「ローパスフィルタ効果」について定義する。画像表示素子に全面表示されるサイズを有し、H方向に白と黒の1画素ラインが交互に存在する入力画像(白黒ライン画像)を逆補正すると、白と黒のラインがある歪みを持った画像として出力される。このとき、画像表示素子を観察すると、画像表示素子の画素としては解像するのが確認できる(このときの空間周波数Eとする)が、白黒ラインが歪んだ状態で出力されているため、画像表示素子の画素と出力画像とが干渉し、領域によってはモアレ縞が発生する。また、逆補正後の白黒ラインの線は直線で表示されていないため、光学系を通してこの逆補正された白黒ライン画像を観察すると、モアレ縞以外にも、白黒ラインが階段状の線(例えば、濃淡が存在する白線)として観察されてしまう。これはエリアジングと呼ばれる。
ローパスフィルタ効果には、画像表示素子に逆補正をした画像を出力するときに、該画像の解像力を落とす「電気的ローパスフィルタ効果」がある。
具体的には、逆補正を行った白黒ライン画像を出力する場合に、ローパスフィルタ効果を与えたい領域において、ある信号を出力する1画素(A画素)に注目する。この場合、A画素とその近傍の周辺画素(B画素)を比較する比較手段と、比較結果に応じて加算値を算出する算出手段と、A画素とB画素の周辺画素を加算値に置き換える置換手段とを設ける。これにより、光学系を通して画像表示素子に出力された画像を観察したときに、白黒ラインの解像力を落としつつも、モアレ縞の発生とエリアジングの発生を低減できる。
また、ローパスフィルタ効果には、「光学的ローパスフィルタ効果」もある。具体的には、液晶素子の複屈折性を利用して光線分離幅を変化させる方法や、液晶から光学系までの任意の位置に配置した、水晶やニオブ酸リチウムなどの光学材料の複屈折性を利用する方法がある。さらに、回折格子を持つ光学素子を用いる方法もある。
これらの光学的ローパスフィルタ効果では、画像表示素子で表示された画像の空間周波数E’(画像表示素子の解像力)を光学的に変化させて空間周波数をF’にしたことを示す。空間周波数F’は、液晶素子の複屈折性を利用する場合は、液晶から発せられた光線により形成される画像の解像力を示す、また、水晶等の光学材料を使用した場合は、画像表示素子から射出した光線が光学材料を通った直後の解像力を示す。なお、ローパスフィルタ効果が与えられても解像力が落ちない場合もあるが、この場合も、ローパスフィルタ効果は効いていると言える。
光学材料や回折光学素子は、特に画像表示素子に近い位置に配置したり、画素表示素子の受光面を保護する役割を有するカバーガラス上に接着したりする。これにより、逆補正された画像上に発生するモアレ縞やエリアジングに対し、良好なローパスフィルタ効果を発揮できる。

本実施例では、電気的及び光学的ローパスフィルタ効果を、本発明の基本概念における入力画像の領域分割を示した図6Dに示す領域Rの画素数と、図6Dの入力画像に対する逆補正画像を示した図6Eに示す領域Sの画素数との関係に応じて以下のように設定する。まず、H方向についての設定は以下の通りである。
1≦M/mの場合、ローパスフィルタ効果を、出力画像の空間周波数を1〜1/1.5倍する効果とする。
0.8≦M/m<1の場合、ローパスフィルタ効果を、出力画像の空間周波数を1〜1/2.3倍する効果とする。
M/m<0.8の場合、ローパスフィルタ効果を、出力画像の空間周波数を1/1.4〜1/2.5倍する効果とする。
一方、V方向についての設定は以下の通りである。
1≦N/nの場合、ローパスフィルタ効果を、出力画像の空間周波数を1〜1/1.5倍する効果とする。
0.8≦N/n<1の場合、ローパスフィルタ効果を、出力画像の空間周波数を1〜1/2.3倍する効果とする。
N/n<0.8の場合、ローパスフィルタ効果を、出力画像の空間周波数を1/1.4〜1/2.5倍する効果とする。
すなわち、逆補正後の領域Sの画素数(M又はN)が入力画像における領域Rの画像数(m又はn)よりも少ない場合は、領域Sの画素数が領域Rの画素数以上である場合に比べて強いローパスフィルタ効果を領域Sに対して与える。また、領域Sの画素数が領域Rの画素数よりも少ない場合においては、領域Sの画素数と領域Rの画像数との差が大きい(より少ない)ほど強いローパスフィルタ効果を領域Sに対して与える。
以上の設定条件の下、H方向とV方向とでローパスフィルタ効果が強い方をS領域のローパスフィルタ効果として選択し、光学的又は電気的に領域Sに対して該ローパスフィルタ効果を与えることで、モアレ縞及びエリアジングを低減でき、良好な画像を提示することができる。
また、入力画像と画像表示素子とが非常に多くの画素数を有する場合、ローパスフィルタ効果によって一部の領域の空間周波数が悪くなっても、モアレ縞とエリアジングが少ないために、観察者にとってほとんど気にならない。さらに、出力画像の領域ごとにローパスフィルタ効果を異ならせているため、解像力をわざわざ落とす必要のない領域については解像力を落とさずに観察者に提示できる。観察者は、高解像力の領域と若干解像力が落ちた領域とを同時に観察することになるが、多少の解像力の差は気にならない。すなわち、全体的に解像力が落ちた画像を観察するよりは、歪みが少なく、かつモアレ縞やエリアジングが抑えられた画像を観察できる方が好ましい。また、光学系の歪曲収差を電気的に逆補正することで、光学系での収差補正の負担が減少するため、光学系の小型化と歪曲収差以外の収差の補正に寄与することができる。
なお、ここまでは、領域Rと領域SをH方向×V方向を基準としたが、任意の座標を基準にして領域を考えてもよい。
また、図6D及び図6Eでは、入力画像の領域Rを基準座標(H方向×V方向)に平行に仕切った場合を示している。しかし、図6Gに示すように、画像表示素子に出力する画像(逆補正後の画像)の領域S′を基準座標(H方向×V方向)に平行に仕切った領域としてもよい。このとき、入力画像の領域R′は、図6Fに示すようになる。
また、入力画像において上記基準座標に平行な領域でローパスフィルタ効果を考える場合は、図6Hに示すように、V方向に分割した複数のH方向領域R1〜R5の画素数(n画素)が異なっていてもよい。一方、出力画像(逆補正後の画像)において基準座標に平行な領域でローパスフィルタの効果を考える場合は、図6Iに示すように、複数の領域S″のM画素数とN画素数とが異なっていてもよい。
さらに、これまで説明したように、入力画像と出力画像のうち一方において基準座標に平行に仕切った領域で考えてもよいが、両方の画像において歪曲した領域で考えてもよい。
光学材料を使用してローパスフィルタ効果を領域ごとに変化させる例を、図9A〜図9Cに示す。
図9Aは、出力画像をV方向に複数(この例では5つ)の領域に分割し、上述したローパスフィルタ効果の設定条件に当てはめたときの結果を示している。このとき、画像表示素子1上又はこれに近接した位置に光学材料である水晶からなるローパスフィルタ90を配置し、各領域に適したローパスフィルタ効果が得られるようにしている。
図9Bは、画像表示素子1上又はこれに近接した位置に水晶ローパスフィルタ90を配置した様子を示す。また、図9Cは、図9Bの画像表示素子1及び水晶ローパスフィルタ90を側方から見た様子を示す。
これらの図に示すように、与えたいローパスフィルタ効果の強さに応じて水晶の厚みを変化させる。例えば、水晶を側方から見て階段状に切り出したり、斜めの直線状に切り出したり、曲線状に切り出したりする。また、曲線状の切り出し面は、出力画像の逆補正量に応じて回転対称面や非回転対称面で形成されている。なお、図9Cの最も右側の図に示すように、ローパスフィルタ効果が必要な一部の領域に対してのみ水晶が配置されるように、水晶を切り出してもよい。この場合、水晶が配置されていない領域についてはローパスフィルタ効果が与えられないことになるが、このような場合も本発明に含まれる。
以上説明した入力画像の電気的逆補正とローパスフィルタ効果の付与とを行う画像表示装置は、図8Aに示すHMDや図8Bに示すプロジェクタとして実施することができる。さらに、これらHMDやプロジェクタに限らず、他の様々な画像表示装置として実施することができる。
図8Aにおいて、10は液晶パネル等の画像表示素子である。60は該画像表示素子1からの光束を観察者の眼Eに導く接眼光学系である。このHMDにおいて、入力画像を逆補正した出力画像(逆補正画像)が画像表示素子10上に表示されている様子を図8Aの右側に示す。
画像表示素子10は、駆動回路(処理手段)200と電気的に接続されている。駆動回路200には、パーソナルコンピュータ、DVDプレーヤ、テレビチューナ等の画像供給装置210が電気的に接続されている。画像供給装置210は、画像表示装置に対して画像情報を供給する。駆動回路200は、画像供給装置210から入力された画像(入力画像)に対して逆補正処理を行い、逆補正画像を画像表示素子10に表示させる。また、逆補正画像に電気的なローパスフィルタ効果を与える場合は、その処理を行った画像を画像表示素子10に表示させる。画像表示装置と画像供給装置210とにより画像表示システムが構成される。
図8Bにおいて、10は画像表示素子であり、100は該画像表示素子1からの光束をスクリーン70に対して投射する投射光学系である。このプロジェクタにおいて、入力画像を逆補正した出力画像(逆補正画像)が画像表示素子10上に表示されている様子を図8Bの下側に示す。
このプロジェクタにも、図示しないが、図8Aに示した画像供給装置が接続され、これにより画像表示システムが構成される。
図1Aには、本発明の実施例1であるHMDの表示光学系の構成を示す。
光学素子1は、屈折率が1より大きい透明媒質上に3つ以上の光学面を有するプリズム体であり、本実施例では、面A(S2、S4、S6)、面B(S3、S7)及び面C(S5)を有する。
光学素子2は、屈折率が1より大きい透明媒質上に2つの光学面を有するプリズム体であり、面S8,S9を有する。
レンズ3は面S10,S11を有し、レンズ4は面S12,S13を有する。これらのレンズ3,4は、面S11と面S12とで互いに貼り合わされている。
レンズ5は面S14,S15を有し、平板6は面S16,S17を有する。偏心シリンドリカルレンズ8は、面S18,S19(S23と同一面)を有する。該シリンドリカルレンズ8の面S19(S23)は、透過反射兼用面(ハーフミラー)である。また、10は画像表示素子であり、本実施例では、反射型液晶パネルを用いている。面S20(S22),S21は、画像表示素子10(以下、LCD10という)に設けられたカバーガラスの面であり、S21はLCD10の表示面である。画像表示素子としては、反射型液晶パネル以外でも、CRT、透過型液晶パネル、エレクトロルミネッセンス素子等を用いてもよい。このことは、後述する以下の実施例でも同じである。
また、照明光源30(面SI)は、本実施例では平面照明光源を用いている。照明光源30から発せられた光がLCD10に入射する際に、シリンドリカルレンズ8は照明光学系としての役割を果たしている。7,14は偏光板である。
なお、レンズ3,4は前述したように貼り合わせレンズであり、この貼り合わせレンズ3,4とシリンドリカルレンズ8を除く全ての光学面は、図1Aの紙面(yz断面)を唯一の対称面として持つ面対称形状を有する。
照明光源30から発せられた光は、偏光板14を透過して直線偏光に変換され、シリンドリカルレンズ8の面S23で反射されてLCD10に向かう。LCD10に斜めから入射して該LCD10の表示面S21で斜め方向に反射された光は、シリンドリカルレンズ8に面S19から入射し、面S18から射出する。そして、偏光板7を透過して平板6に面S17から入射し、S16から射出してレンズ5に向かう。このとき、偏光板14に入射した直線偏光は、その偏光方向がLCD10内で回転するため、偏光板7はその偏光方向が回転した直線偏光を通すように設定されている。
偏光板7を透過する直線偏光の偏光方向が、LCD10での偏光回転角90°に合わせて、偏光板14を透過する直線偏光の偏光方向に対して90°ずれている場合、偏光板14で直線偏光とされた光が面S19で反射せずに透過してゴースト光となる場合がある。しかし、偏光板7でこのゴースト光をカットできるため、観察者の眼にゴースト光が入ることを防止できる。
レンズ5に面S15から入射した光は、面S14から射出し、面S13からレンズ4に入射する。そして、レンズ4の面S12とレンズ3の面S11を透過し、面S10から射出して光学素子2に向かう。
面S9から光学素子2に入射した光は、光学素子2の面S8と光学素子1の面S7を透過して光学素子1に入射する。なお、光学素子2の面S8は光学素子1の面S7とは貼り合わせられている。
光学素子1において、面B(S7)から入射した光は、面A(S6)で反射された後、面C(S5)に導かれる。面C(S5)に入射した光はほぼ反対側に「折り返し反射」(これについては後述する)されて、面Cでの反射前の光と逆向きに進む。面C(S5)で反射された光は、面A(S4)で再度反射され、さらに面B(S3)で再反射されて面A(S2)から射出し、射出瞳S1に向かう。
このとき、光学素子1内で画像表示面(S21)の両端からの光線が交わっており、表示された画像の中間結像面が形成されている。本実施例においては、面S4の反射から面S5の反射の間に中間像が形成されている。但し、必ずしもこの間に中間像が形成される必要はない。
本実施例は、中間結像面を通過する光束を平行光束として射出瞳S1に導くいわゆる接眼光学系部分を有する。そして、中間像は、接眼光学系部分での収差補正を容易にするために、該接眼光学系部分での像面湾曲や非点収差の発生する状況に合わせて、適宜湾曲したり非点隔差を有したりするように結像されていることが好ましい。
また、光束が面S5における反射から面S2を射出するまでに寄与する面は、接眼光学系部分に相当し、光学素子1でのそれ以外の部分とLCD10のカバーガラスとの間に配置されている光学系とがリレー光学系に相当する。最終反射面として作用するときの面S3は、射出面として作用するときの面S2に対して非常に強いパワーを有した凹面鏡となっている。このため、接眼光学系部分では収差を完全に補正することが困難である。そこで、本実施例では、リレー光学系部分が接眼光学系部分での収差をキャンセルするような形の中間結像面ができるように中間像を形成している。これにより、最終的な像観察における画質を向上させることができる。
面S4における反射を光学素子1内での内部全反射とすると、光量ロスが少なくなり、好ましい。少なくとも面S2からの射出光束と面S4での反射光束とが共用する領域においては、反射が内部全反射となるようにすると、全ての反射を内部全反射とする場合に比べて設計自由度を上げつつ、同程度の明るさを確保できるので、好ましい。この場合、面S4において内部全反射ではない反射は、反射膜による反射とする。また、面S5における反射は、反射膜による反射とする。
光学素子1において、光は面B→面A→面C→面A→面B(→面A)の順に各面を通過し、面Cでの反射を境に最終反射面Bに至るまで、それまでの光路を逆にたどり、面B→面A→面Cの往路と、面C→面A→面Bの復路を形成している。面Cのように往路から復路に切り換わる反射を折り返し反射といい、このような折り返し反射作用を持つ面を「折り返し面」と称する。このように、複数の偏心反射面A,B,Cで光路を折り畳み、かつ面Cで折り返し反射して往路と復路をほぼ重複させることにより、長い光路長を小型の光学素子1内に収めることができる。これにより、図1Aに示す表示光学系全体を小型にすることができる。
また、折り返し面に入射した光線がここで反射されて射出されるとき、折り返し面の前後で光線が所定の角度θをなして入射及び反射される場合、角度θは、
|θ|<60° …(1)
を満たすことが望ましい。この条件を外れると、折り返し反射後の光路(復路)が往路を逆戻りせず、往復光路というよりジグザグ光路になってしまい、光学系1が大型化する。
さらに、θは以下の条件を満足することが好ましい。
|θ|<30° …(2)
この(2)の条件を外れると、復路は往路を逆戻りするものの、往路と復路の重なり程度が少ない。したがって、光学系1が大型化し、表示光学系全体を小型化することが難しくなる。
さらに、θが以下の条件を満足すると、表示光学系全体をより小型化することができる。
|θ|<20° …(3)。
本実施例の表示光学系の数値例を表1に示す。
ここで、偏心系に対応していない従来系の定義では、各面頂点を基準とした座標系で表される。すなわち、z軸を光軸とし、yz断面が従来の母線断面(メリジオナル断面)、xz断面が子線断面(サジタル断面)となる。しかし、本実施例の表示光学系は、偏心系であるので、ここでは、偏心系に対応したローカル母線断面とローカル子午線断面を新たに定義する。
逆補正によって画像表示素子上に表示した入力画像の中心に相当する位置から射出瞳の中心とを通る光線を中心画角主光線とするとき、該中心画角主光線の各面のヒットポイント上で、中心画角主光線の入射光と射出光を含む面をローカル母線断面とする。また、各面のヒットポイントを含み、ローカル母線断面と垂直で、各面頂点座標系の子線断面(通常の子線断面)と平行な面をローカル子線断面として定義する。
各面における中心画角主光線のヒットポイント近傍の曲率を計算し、各面の中心画角主光線に対するローカル母線断面における曲率半径をry、ローカル子線断面における曲率半径をrxと定義する。
以下、表1の光学データの見方を説明する。なお、光学データの見方は、後述する他の実施例でも同じである。
表示1において、最も左の項目SURFは面番号(Siのi)を示している。
X,Y,Z及びAは、第1面S1の中心を原点(0,0,0)とし、図中に示したy軸,z軸と紙面に垂直なx軸とを有する座標系における各面の面頂点の位置(x,y,z)と、図上で反時計回り方向を正方向とするx軸回りでの回転角a(単位:度)である。
TYPの項は、面形状の種類を表し、SPHは球面、FFSは非回転対称面、CYLは母線断面においてのみ屈折力を持つシリンドリカルレンズ面である。
実施例の非回転対称面は下記のFFSの条件式に従う。また、YTOは母線断面が下記の非球面条件式で表され、子午線断面は平面(rx=∞)である。
Rの項は曲率半径を表し、シリンドリカルレンズ面に関しては母線断面曲率半径ryの値を表記している。
FFS:
z=(1/R)*(x2+y2)/(1+(1-(1+k)*(1/R)2*(x2+y2))(1/2))+c2+c4*y+c5*(x2-y2)
+c6*(-1+2*x2+2*y2)+c10*(-2*y+3*x2*y+3*y3)+c11*(3*x2*y-y3)
+c12*(x4-6*x2*y2+y4)+c13*(-3*x2+4*x4+3*y2-4*y4)
+c14*(1-6*x2+6*x4-6*y2+12*x2*y2+6*y4)
+c20*(3*y-12*x2*y+10*x4*y-12*y3+20*x2*y3+10*y5)
+c21*(-12*x2*y+15*x4*y+4*y3+10*x2*y3-5*y5)
+c22*(5*x4*y-10*x2*y3+y5)+c23*(x6-15*x4*y2+15*x2*y4-y6)
+c24*(-5*x4+6*x6+30*x2*y2-30*x4*y2-5*y4-30*x2*y4+6*y6)
+c25*(6*x2-20*x4+15*x6-6*y2+15*x4*y2+20*y4-15*x2*y4-15*y6)
+c26*(-1+12*x2-30*x4+20*x6+12*y2-60*x2*y2+60*x4*y2-30*y4+60*x2*y4+20*y6)
+・・・・・・。
また、TYPの欄でFFSの横に記された数値は,その面の形状が同表の下側に記載された非球面係数k及びc**に対応する非回転対称形状であることを示している。但し、記載されていないc**の値は0である。
Nd,νdはそれぞれ面以降の媒質のd線波長での屈折率とアッベ数を示しており、屈折率Ndの符号の変化はその面で光が反射されることを示している。また、媒質が空気層の場合は、屈折率Ndのみを1.0000として表示し、アッベ数vdは省略している。
表1での長さの単位はmmである。したがって、表1に示す光学系は、画像サイズが約18mm×14mmで、水平画角60°の画像をz軸方向での無限遠方に表示する表示光学系である。
本実施例では、光学系によって非常に大きな歪曲収差が発生している。このため、光学系で発生する歪曲収差とは逆方向に電気的に歪み補正処理(逆補正)を行った画像を画像表示素子に出力する。
本実施例では、入力画像を、図7に示すように、H方向×V方向=8×8の領域に分割して考える。これについては、後述する他の実施例でも同じである。
また、本実施例では、入力画像と画像表示素子の画素数とが同じであるとする。これについても、後述する他の実施例でも同じである。
入力画像(図7)を逆補正した出力画像(逆補正画像)を、図1Bに示す。図1Bのように歪曲した出力画像における8×8の各領域について、前述したローパスフィルタ効果の設定条件に従ってローパスフィルタ効果を計算した結果を図1Cに示す。図1Cには、ローパスフィルタ効果が強い領域、中程度の領域及び弱い領域を示している。
そして、本実施例では、光学系では歪曲収差を補正していないため、歪曲収差以外の諸収差の補正や光学系の小型化に寄与するように光学系を構成することができる。本実施例では、小型でありながらも、光学性能がきわめて良好であり、歪の少ない画像を提示できる表示光学系(つまりは、画像表示装置)を実現している。
さらに、画像表示素子に出力する画像を歪曲させた上で、領域ごとに最適なローパスフィルタ効果が得られる構成とすることで、光学系を通して画像表示素子を観察したときに、歪みが少なく、モアレ縞やエリアジングも少ない良好な画像を観察することができる。
また、本実施例では、光学系の少なくとも1面を、画像表示素子10からの光線に対して偏心した面としているので、光学系のより小型化を図ることができる。
また、本実施例では、光学系の少なくとも1面を、非回転対称面により構成しているので、光学系の更なる小型化と、光学系による諸収差(特に、色倍率収差や軸上色収差)を最小限に抑えることができる。
また、本実施例では、逆補正して画像表示素子10に表示させる画像を、非回転対称な歪曲画像としている。これにより、光学系の諸収差補正への寄与を少なくし、無理なパワー設定をした光学系とはならないため、光学系の面に対する公差を緩くし、製造し易くすることができる。
なお、本実施例では、入力画像の画素数と画像表示素子の画素数とが同じである場合について説明したが、これらは互いに異なっていてもよい。この場合は、入力画像の画素数と画像表示素子の画素数との元々の違いに応じたローパスフィルタ効果の設定条件に従ってローパスフィルタ効果の強さを定めればよい。このことは、後述する他の実施例でも同様である。
なお、表1には、照明光源30及び偏光板14の光学データは示していない。このことは、後述する他の実施例でも同じである。
図2Aには、本発明の実施例2であるHMDの表示光学系の構成を示す。
光学素子1は、屈折率が1より大きい透明媒質上に3つ以上の光学面を有するプリズム体であり、光学素子2は屈折率が1より大きい透明媒質上に2つの光学面を有するプリズム体である。3,4,5,9はそれぞれ2面を有するレンズ、8は偏心シリンドリカルレンズである。10は画像表示素子(反射型LCD)である。
シリンドリカルレンズ8のLCD10に近い側の面は透過反射兼用面(ハーフミラー)である。
照明光源30は、平面照明光源である。平面照明光源30から発せられた光がLCD10に入射する際に、シリンドリカルレンズ8は照明光学系としての役割も果たしている。本実施例では、光学素子1,2及びレンズ5を構成する全ての面を、図の紙面に平行な面(yz断面)を唯一の対称面として持つ面対称形状としている。
平面照明光源30から発せられた光は、偏光板14を透過して直線偏光に変換され、シリンドリカルレンズ8で反射されてLCD10に向かう。LCD10に斜めから入射し、LCDの画像表示面で斜め方向に反射された光は、シリンドリカルレンズ8を通り、偏光板7を透過してレンズ5に入射する。偏光板7,14の機能は実施例1と同じである。
レンズ5を射出した光は、レンズ4とレンズ3を透過して光学素子2に入射する。さらに、光学素子2と光学素子1の接合面を透過して光学素子1に入射する。
光学素子1に面Bから入射した光は、面Aで反射された後、面Cに導かれる。面Cに入射した光はほぼ反対側に折り返し反射され、面Cでの反射前の光と逆向きに進む。面Cで反射された光は、面Aで再度反射され、面Bで再反射され、面Aにおいて光学素子1から射出して、レンズ9を通って射出瞳S1に向かう。
本実施例の数値例を表2に示す。
表2での長さの単位はmmである。したがって、表2に示す光学系は、画像サイズが約18mm×14mmで、水平画角60°の画像をz軸方向での無限遠方に表示する表示光学系である。
本実施例では、光学系によって非常に大きな歪曲収差が発生している。このため、光学系で発生する歪曲収差とは逆方向に電気的に歪み補正処理(逆補正)を行った画像を画像表示素子に出力する。入力画像(図7)を逆補正した出力画像(逆補正画像)を、図2Bに示す。
図2Bのように歪曲した出力画像における8×8の各領域について、前述したローパスフィルタ効果の設定条件に従ってローパスフィルタ効果を計算することで、ローパスフィルタ効果が強い領域、中程度の領域及び弱い領域が求められる。
そして、本実施例では、光学系では歪曲収差を補正していないため、歪曲収差以外の諸収差の補正や光学系の小型化に寄与するように光学系を構成することができる。本実施例では、小型でありながらも、光学性能がきわめて良好であり、歪の少ない画像を提示できる表示光学系(つまりは、画像表示装置)を実現している。
さらに、画像表示素子に出力する画像を歪曲させた上で、領域ごとに最適なローパスフィルタ効果が得られる構成とすることで、光学系を通して画像表示素子を観察したときに、歪みが少なく、モアレ縞やエリアジングも少ない良好な画像を観察することができる。
図3Aには、本発明の実施例3であるHMDの表示光学系の構成を示す。
光学素子1は、屈折率が1より大きい透明媒質上に3つ以上の光学面を有するプリズム体であり、光学素子2は屈折率が1より大きい透明媒質上に2つの光学面を有するプリズム体である。3,4は貼り合わせレンズ,5は2面を有するレンズ、8は偏心シリンドリカルレンズである。10は画像表示素子(反射型LCD)である。
シリンドリカルレンズ8のLCD10に近い側の面は透過反射兼用面(ハーフミラー)である。
照明光源30は、平面照明光源である。平面照明光源30から発せられた光がLCD10に入射する際に、シリンドリカルレンズ8は照明光学系としての役割も果たしている。本実施例では、光学素子1,2及びレンズ5を構成する全ての面を、図の紙面に平行な面(yz断面)を唯一の対称面として持つ面対称形状としている。
平面照明光源30から発せられた光は、偏光板14を透過して直線偏光に変換され、シリンドリカルレンズ8で反射されてLCD10に向かう。LCD10に斜めから入射し、LCD10の画像表示面で斜め方向に反射された光は、シリンドリカルレンズ8を通り、偏光板7を透過してレンズ5に入射する。
光学素子5を射出した光は、貼り合わせレンズ4,3を透過して光学素子2に入射する。そして、光学素子2と光学素子1の接合面を透過して光学素子1に入射する。光学素子1に面Bから入射した光は、面Aで反射された後、面Cに導かれる。面Cに入射した光はほぼ反対側に折り返し反射され、面Cでの反射前の光と逆向きに進む。面Cで反射された光は面Aで再度反射され、面Bで再反射され、面Aにおいて光学素子1から射出して射出瞳S1に向かう。
本実施例の数値例を表3に示す。
表3での長さの単位はmmである。したがって、表3に示す光学系は、画像サイズが約18mm×14mmで、水平画角60°の画像をz軸方向での無限遠方に表示する表示光学系である。
本実施例では、光学系によって非常に大きな歪曲収差が発生している。このため、光学系で発生する歪曲収差とは逆方向に電気的に歪み補正処理(逆補正)を行った画像を画像表示素子に出力する。入力画像(図7)を逆補正した出力画像(逆補正画像)を、図3Bに示す。
図3Bのように歪曲した出力画像における8×8の各領域について、前述したローパスフィルタ効果の設定条件に従ってローパスフィルタ効果を計算することで、ローパスフィルタ効果が強い領域、中程度の領域及び弱い領域が求められる。
そして、本実施例では、光学系では歪曲収差を補正していないため、歪曲収差以外の諸収差の補正や光学系の小型化に寄与するように光学系を構成することができる。本実施例では、小型でありながらも、光学性能がきわめて良好であり、歪の少ない画像を提示できる表示光学系(つまりは、画像表示装置)を実現している。
さらに、画像表示素子に出力する画像を歪曲させた上で、領域ごとに最適なローパスフィルタ効果が得られる構成とすることで、光学系を通して画像表示素子を観察したときに、歪みが少なく、モアレ縞やエリアジングも少ない良好な画像を観察することができる。
図4Aには、本発明の実施例4であるHMDの表示光学系の構成を示す。
光学素子1は、屈折率が1より大きい透明媒質上に3つ以上の光学面を有するプリズム体であり、3,4,6はそれぞれ2面を有するレンズである。10は画像表示素子(反射型LCD)である。なお、本実施例では、照明光源を示していない。
本実施例では、光学素子1を構成する全ての面を、図の紙面に平行な面(yz断面)を唯一の対称面として持つ面対称形状としている。
画像表示素子10から射出した光は、レンズ6,4,3を透過して、光学素子1に面Cから入射する。光学素子1に入射した光は、面Aで反射された後、面Bで反射され、面Aにおいて光学素子1から射出して、射出瞳S1に向かう。
本実施例の数値例を表4に示す。
表4での長さの単位はmmである。したがって、表4に示す光学系は、画像サイズが約18mm×14mmで、水平画角60°の画像をz軸方向での無限遠方に表示する表示光学系である。
本実施例では、光学系によって非常に大きな歪曲収差が発生している。このため、光学系で発生する歪曲収差とは逆方向に電気的に歪み補正処理(逆補正)を行った画像を画像表示素子に出力する。入力画像(図7)を逆補正した出力画像(逆補正画像)を、図4Bに示す。
図4Bのように歪曲した出力画像における8×8の各領域について、前述したローパスフィルタ効果の設定条件に従ってローパスフィルタ効果を計算することで、ローパスフィルタ効果が強い領域、中程度の領域及び弱い領域が求められる。
そして、本実施例では、光学系では歪曲収差を補正していないため、歪曲収差以外の諸収差の補正や光学系の小型化に寄与するように光学系を構成することができる。本実施例では、小型でありながらも、光学性能がきわめて良好であり、歪の少ない画像を提示できる表示光学系(つまりは、画像表示装置)を実現している。
さらに、画像表示素子に出力する画像を歪曲させた上で、領域ごとに最適なローパスフィルタ効果が得られる構成とすることで、光学系を通して画像表示素子を観察したときに、歪みが少なく、モアレ縞やエリアジングも少ない良好な画像を観察することができる。
図5Aには、本発明の実施例5であるHMDの表示光学系の構成を示す。
光学素子1は、屈折率が1より大きい透明媒質上に3つ以上の光学面を有するプリズム体であり、面A,面B,面C及び面Dを有する。光学素子2,3はそれぞれ、屈折率が1より大きい透明媒質上に2つの光学面を有するプリズム体である。4,5はそれぞれ2面を有するレンズであり、これらのレンズ4,5は互いに貼り合わされている。10は画像表示素子(反射型LCD)である。なお、本実施例では、照明光源を示していない。
本実施例では、光学素子1,2,3を形成する全ての面を、図の紙面(yz断面)を唯一の対称面として持つ面対称形状としている。
画像表示素子10から射出した光は、レンズ5,4及び光学素子3,2を透過して光学素子1に面Dから入射する。光学素子1に入射した光は、面Cで反射された後、面Aで反射され、更に面Bで反射され、面Aにおいて光学素子1から射出し、射出瞳S1に向かう。
本実施例の数値例を表5に示す。
表5での長さの単位はmmである。したがって、表5に示す光学系は、画像サイズが約18mm×14mmで、水平画角60°の画像をz軸方向での無限遠方に表示する表示光学系である。
本実施例では、光学系によって非常に大きな歪曲収差が発生している。このため、光学系で発生する歪曲収差とは逆方向に電気的に歪み補正処理(逆補正)を行った画像を画像表示素子に出力する。入力画像(図7)を逆補正した出力画像(逆補正画像)を、図5Bに示す。
図5Bのように歪曲した出力画像における8×8の各領域について、前述したローパスフィルタ効果の設定条件に従ってローパスフィルタ効果を計算することで、ローパスフィルタ効果が強い領域、中程度の領域及び弱い領域が求められる。
そして、本実施例では、光学系では歪曲収差を補正していないため、歪曲収差以外の諸収差の補正や光学系の小型化に寄与するように光学系を構成することができる。本実施例では、小型でありながらも、光学性能がきわめて良好であり、歪の少ない画像を提示できる表示光学系(つまりは、画像表示装置)を実現している。
さらに、画像表示素子に出力する画像を歪曲させた上で、領域ごとに最適なローパスフィルタ効果が得られる構成とすることで、光学系を通して画像表示素子を観察したときに、歪みが少なく、モアレ縞やエリアジングも少ない良好な画像を観察することができる。
本発明の実施例1である光学系の構成を示す断面図。 実施例1における逆補正画像を示す図。 実施例1におけるローパスフィルタ効果の強さを示す図。 本発明の実施例2である光学系の構成を示す断面図。 実施例2における逆補正画像を示す図。 本発明の実施例3である光学系の構成を示す断面図。 実施例3における逆補正画像を示す図。 本発明の実施例4である光学系の構成を示す断面図。 実施例4における逆補正画像を示す図。 本発明の実施例5である光学系の構成を示す断面図。 実施例5における逆補正画像を示す図。 本発明の基本概念における入力画像を示す図。 図6Aの入力画像に対する逆補正画像を示す図。 本発明の基本概念における観察画像を示す図。 本発明の基本概念における入力画像の領域分割を示す図。 図6Dの入力画像に対する逆補正画像を示す図。 本発明の基本概念における入力画像の領域分割を示す図。 図6Fの入力画像に対する逆補正画像を示す図。 本発明の基本概念における入力画像の領域分割を示す図。 本発明の基本概念における逆補正画像の領域分割を示す図。 本発明の実施例1〜5における入力画像の領域分割を示す図。 本発明を適用したHMDの例を示す図。 本発明を適用したプロジェクタの例を示す図。 本発明により得られるローパスフィルタ効果の例を示す図。 本発明における光学ローパスフィルタと画像表示素子との関係を示す正面図。 本発明における光学ローパスフィルタと画像表示素子との関係を示す側面図。
符号の説明
1,2,3,4,5,6,9 光学素子(レンズを含む)
7,14 偏光板
8 偏心シリンドリカルレンズ
10 画像表示素子
30 光源

Claims (8)

  1. 画像表示素子と、
    該画像表示素子に表示された画像を観察するための光学系と、
    入力画像に対して、前記光学系により生ずる歪曲とは逆方向の歪みを電気的に与える歪み処理を行い、該歪み処理が行われた画像を前記画像表示素子に表示させる処理手段と、
    前記光学系を通して観察される画像にローパスフィルタ効果を与えるフィルタ手段とを有し、
    前記フィルタ手段は、前記入力画像において第1の画素数を有する第1の画像領域が前記歪み処理により第2の画素数を有する第2の画像領域とされた場合に、前記第1の画素数と前記第2の画像数との関係に応じて異なるローパスフィルタ効果を、前記光学系を通して観察される前記第2の画像領域に対して与えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記フィルタ手段は、前記第2の画素数が前記第1の画像数よりも少ない場合は、前記第2の画素数が前記第1の画素数よりも多い場合に比べて強いローパスフィルタ効果を、前記光学系を通して観察される前記第2の画像領域に対して与えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記フィルタ手段は、前記第2の画素数が前記第1の画像数よりも少ない場合において、前記第1の画素数と前記第2の画像数との差が大きいほど強いローパスフィルタ効果を、前記光学系を通して観察される前記第2の画像領域に対して与えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像表示装置。
  4. 前記フィルタ手段は、複数の前記第2の画像領域のうち該第2の画像領域ごとに、前記第1の画素数と前記第2の画像数との関係に応じて異なるローパスフィルタ効果を与えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の画像表示装置。
  5. 前記フィルタ手段は、前記画像表示素子からの光線により形成される画像に対して光学的なローパスフィルタ効果を与えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の画像表示装置。
  6. 前記フィルタ手段は、前記画像表示素子に表示される画像に対して電気的処理によるローパスフィルタ効果を与えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の画像表示装置。
  7. 前記画像表示素子に表示される前記歪み処理後の画像は、非回転対称形状を有する歪曲画像であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1に記載の画像表示装置。
  8. 請求項1から7のいずかれ1つに記載の画像表示装置と、
    該画像表示装置に画像情報を供給する画像供給装置とを有することを特徴とする画像表示システム。
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